日本の政治の課題
今日、閣僚人事の全容が分かるかと思っていたんですが、案外ギリギリまで情報が錯綜していてハッキリしませんので、新内閣の顔ぶれ紹介は明日にしたいと思います。
いやでもこの新内閣の顔ぶれ紹介は、やえが民主党の議員をあまり知らないというコトもあってしばらくやってなかったのですが、本当に久しぶりですねぇ。
しかもこれまで漏れ伝わってきている陣容を見れば、かなり力強そうな顔ぶれですから、ますます期待が高まるというモノです。
ここからもいかに民主党が人材不足だったのか、そしていかに自民党は人材が豊富なのかというコトが言えると思います。
まぁ人事は明日にするとして、今日は「これらかの日本の政治の課題」について、一言言っておきたいと思います。
一言で言えば、いかにマスコミの攻撃を受け流すか、です。
マスコミは自民党に対しては何しようがネガティブなコトしか書かないでしょう。
もはやそれを止めさせるコトは不可能と言ってもいいです。
法律で強権的に規制するっていう手も無いコトはありませんが、しかしそれはさすがに出来ないでしょうから、であればどうするか、結論から言えばここは国民がシッカリと賢くなってマスコミの言うコトなんて真に受けないぐらい賢くなるのが一番だとやえは思っています。
よく「政治家はマスコミに何を言われても耐えられるよう常日頃から構えておくべきだ」とか、なにか書かれたら「政治家にスキがあったのが悪い」とか言う人がいますが、やえはこういう論には与しません。
なぜならその手の物言いというのは「いじめられる方にも理由がある」とか「心のスキがあるからＤＶを受けるんだ」とかいう、被害者が悪い論そのものだからです。
政治家が政治の場において責められるような部分があれば、例えばまさに普天間基地問題における鳩山総理とか、八ッ場ダムにおける前原国交大臣とか、そういう部分であればいくらでも責められるべきでしょう。
それは責められるというよりは、正当な批判というモノです。
しかし日本の政治においてはそれ以外の、政策以外の点についても「不徳のいたすところの精神」なのかどうか分かりませんが「スキがあるから悪いんだ」と責め立てる風潮があります。
これは絶対に違います。
マスコミは悪意を持って、悪い方向に自らの意志で事実をねじ曲げておいて、その上でさらに「被害者が悪い」と言うのは、あまりにも加害者の自己正当化が過ぎるでしょう。
ですから、政治家だって人間、というか清濁裏表ある人間だからこそ政治を司らなければならないのですから、この視点を忘れたかのような政治家聖人君子論が前提の被害者に石を投げるような論には、やえは絶対に与しないのです。
なによりマスコミ発の「被害者が悪い」論は、受け取る国民が真に受けるからこそ効力を発揮するという面を忘れてはなりません。
最初に言いましたようにマスコミはもはや自民党に対してはネガティブキャンペーンしかしないのですから、それをどうするかという点を考えれば、受け取る側の国民が賢く受け取るしかないでしょう。
政治家側からはなかなか何も出来ません。
だって紙面に書くコト自体を止めるコトは政治家には出来ませんからね。
やえは法律である程度規制してもいいとは思いますが、どうしてもなかなか現実論としては難しいでしょう。
反発が大きいですからね。
まぁそれは後々の課題にしても、少なくとも当面は政治家はある程度書かれるままに受け入れるしかないワケです。
ですから、この現状でマスコミのネガキャンをなんとかしようと思うのであれば、それは受け取る側の国民がからなんとかしなければならない、つまり国民が賢くならなければならないのです。
いくらマスコミが「自民党はダメだ」と言っても、それを受け取る国民が「マスコミは何を言ってるんだ？」的に真に受けなければ、結局政治もマスコミからの影響は最小限に抑えられるでしょう。
いまのところ政治側も、マスコミが書けばそのまま国民が真に受けるからマスコミ報道に注意を払わざるをえないワケで、しかしこの「マスコミ→国民」という構図が崩れれば、政治家側が注意しなければならないのは国民なのですから一々マスコミのコトなんて気にするコトなく直接国民と向きあうコトができ、ここのマスコミフィルターは気にする必要がなくなるのです。
その一番の例は、今回の衆議院選挙だったとも言えるでしょう。
いくらマスコミが適当なコトを言ったり、維新や未来の党を推したとしても、それに惑わされるコトなく国民が自分の考えを示せば、これを続けていければ、マスコミは最後は国民の声に屈するコトになります。
マスコミに左右されてきた日本政治にとって、これこそ達成しなければならない課題ではないでしょうか。
そしていまは、いかにこの風潮を維持し続けられるかという課題に当たっていると言えるのです。
日本の政治のガンは間違いなくマスコミです。
事実の報道だけならいいのですが、マスコミは自らの主張を報道に織り交ぜて、恣意的に扇動しようとしているからガンなのです。
この構図から脱却するためには、扇動されない国民の確立こそが必要なのです。
いくらマスコミが吹いても、「ああまたアホなマスコミが何か言ってるよ」ぐらいになれば、日本の政治はいまよりももっと良くなるコトでしょう。
このためには国民ひとりひとりの自覚が必要です。
これからの日本の政治は、国民のマスコミからの脱却が課題なのです。