「慰安婦は必要」がすべての女性に対する冒涜???

 日本共産党の志位委員長が以下のようなツイートを出しています。
 

 「慰安婦は必要」(橋下氏) 「軍隊に売春はつきもの」(石原氏)。すべての女性にたいする冒涜。全人類への冒涜。さらに戦場にかりたてられた日本国民への冒涜となることがわからぬか。この発言は、二人の共同代表がどんな人間観の持ち主なのかを、みずから明るみに出した。

 
 こういうのを「論拠の無い妄言」と言うのです。
 
 いつも言ってますように、意見というモノは論拠があって初めて意見とか主張とか呼べるモノになるのです。
 論拠なくして結果だけ叫ぶのは、ただの妄言です。
 妄言を自分だけが読める鍵付きの日記帳に書くのでしたら構いませんが、このような駄文以下の妄言は公の場に出していいモノではありません。
 「慰安婦は必要」というのが、どう「すべての女性にたいする冒涜」なのか分かりません。
 どういう理屈ですか?
 やえはどう冒涜されているのですか?
 女の身体を必要としている男の人がいて、身体を使ってでもお金が必要な女がいて、両者の思惑が一致したときに売春とか性風俗とかいう商売が成り立つワケで、いえ古今東西の全ての世界において成り立ってきたワケで、やえは決してお金で身体を売ろうとは思いませんが、しかしその存在を認めるコトがその商売に関係しない女までを冒涜するという主張の論拠になってしまうコトに、やえには全く因果関係が分かりません。
 まして「戦場にかりたてられた日本国民への冒涜」というのもますます意味不明です。
 
 戦場において女の身体を欲する人は確実に存在したワケで、その存在を否定する方が冒涜ですし、同時に身体を使ってまでもお金が必要だった女も確実に存在したワケで、やはりその存在も否定する方が冒涜なワケです。
 
 で、この場合の冒涜の論拠は「存在の否定」で、おそらく誰でも納得できる論拠、例えば「お前はこの世に存在していないんだ」と言いつけられたら、それはもう人権侵害であり冒涜そのものですよね、ですから論拠たり得るワケです。
 しかし「お金で女の身体を買った男性がいる」「お金で自分の身体を売った女がいる」という事実を述べるだけで、それに一切関与していないやえも含めた「全ての女性」までを冒涜となるというのは、まるで論拠にはなりません。
 もしこれが冒涜となるのであれば、現在でも性風俗で働いている女性が、しかもそれは自分の意志で働いているワケで、それらの女性の存在を認めるだけですらやえを冒涜したコトになります。
 これでは現在進行形でやえは冒涜され続けているコトになります。
 やえはまったくもって冒涜されたとは思いませんし、もし「冒涜されたんだぞ」と押しつけられるのであれば、それこそ冒涜と言い返しましょう。
 トンデモ論甚だしいですね。
 ハッキリ言って、志位委員長の発言こそが女性の意志や自立心というモノを無視した冒涜としか言いようがありません。