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シリーズ「ネット選挙で一般人が出来るコト」-概要編- 2


4.一般人のメールでの選挙活動は禁止
 
 ここが今回のネット選挙解禁となった時の一番注意すべき点です。
 候補者陣営が選挙期間中にメールにおいて選挙運動するコトは、色々な制約はあるにしても可能なのですけど、一般人がメールにおいて選挙運動をするコトは禁止されています。
 これ、将来的には解禁される可能性もあるようですが、少なくとも今回の参議院選挙では禁止ですから、間違えないようにしなければなりません。
 
 なぜメールは禁止されているのかと言いますと、なりすましがやりやすいという点が挙げられています。
 スパムメールは誰しもが迷惑しているところだと思いますが、メールの偽装というのはちょっと調べれば誰でも簡単にできるワケで、例えば嫌いな候補者になりすましてスパムメールを有権者に送りつけまくるとか、デタラメな公約を書いて送りつけるとか、こういうコトがしやすいので、今回は禁止というコトになっているようです。
 未だスパムメールに対して有効な手立てがとれていない現状とすれば、致し方ないのかもしれませんね。
 
 よって、いくら選挙期間中だったとしても「○○候補に一票入れてね」っていうメールを送るのは選挙違反となりますので注意が必要です。
 
 ただし、個人的な友達とかの特定個人に送る雑談の中で出てくるようなメールまでをも規制するコトはないんじゃないかとは思っています。
 現状でも個人同士の個人的なやりとりの中で行われる行為までを規制する法律はありませんので、「常識の範囲内」では問題ないかと思っています。
 あくまで「運動」と見られかねないような行為は慎んだ方がいいでしょう。
 選挙の内容だけのメールを、いくら友達とは言え何十人にも一斉に送りつけるようなコトをすれば、それは選挙運動と捉えられかねないですし、そうなれば法令違反となってしまうコトでしょう。
 よって万全を期すのであれば、メールでそのようなコトを言うのは念のためにやめておくっていうぐらいでいいと思います。
 あまり一般的な会話の中で選挙のお話が出るコトもないでしょうしね。
 
 どうしても候補者や政党の支援を伝えたければ電話をしてください。
 電話による選挙運動は、現状においても合法です。
 
 
6.報酬を受けての選挙運動は違法
 
 これはネット選挙に限らないのですが、つまりネット選挙でも同様のコトが言えますので、念のために書いておきます。
 選挙運動は一部の法令で定められている人達を除いて基本的にはボランティアでしか活動できないコトになっています。
 
 例えば、「応援ツイート1回につき5円払うから○○候補の応援ツイートをしてくれ」と言われてこれを受けたら、完全なる違法行為となります。
 また、「キミのサイトに○○候補のバナーを貼ってくれれば1000円出そう」と言われて受けても違法行為となります。
 これは、候補者陣営から言われなくても、熱烈な支援者からの報酬であってもアウトになりますから注意しましょう。
 
 とにかく選挙に関するコトを行うのであれば、全て無償で行うってコトを肝に銘じておけばいいと思います。
 選挙はお金目当てでやるモノではないのです。
 
 
7.有償バナーは政党のみ
 
 バナーのお話が出ましたので、一般人にはあまり関係ありませんが、念のため置き添えておきます。
 ヤフーとか色々なサイトに今でも政治関係の広告バナーがあるのを見かけたコトがあると思いますが、現在のところあれが出来るのは政党のみとなっています。
 例えばいくら自分が○○候補の熱烈な支援者だとしても、そしてお金があまりまくっているとしても、ヤフーに○○候補のバナーを貼る申請をするコトは出来ません。
 まぁ貼ってしまうと違法行為になるので申請が受理されるコトはないとは思いますが。
 だから注意すべきは、自分がわりと大手のサイト運営者だったり、今流行りのアフィリエイトブログ運営者だったりする場合、もし政党以外からバナー貼りの申請があって、報酬を請求して貼ったとしたら、おそらく申請者もサイト運営者も違法となってしまいますから、ここに注意です。
 まぁ個人サイトに、政党も含めて有償バナーの申請をしてくるコトはないとは思いますが、念のため、特に大手サイトさんの運営者さんは気をつけた方がいいでしょう。
 
 
8.無償バナーは合法
 
 これはどっちかと言えば実践編の内容になりますが、バナーのお話として軽く触れておきます。
 先程「有償バナー」は禁止と書きましたが、これが無償になると一切の制限はなくなります。
 サイトの規模に関わらず、無償で候補者のサイトにリンクする形で(もちろんリンクしなくてもいいですが)バナーを貼って宣伝や応援するのは、普通のネット選挙、もしくは政治活動の応援の範疇に含まれます。
 いわゆるボランティア活動ですね。
 ですから、もし贔屓議員さんとかいれば、その議員さんのサイトに行ってバナーを自分のサイトにリンクして貼ったりしましょう。
 
 
9.SNS上で出来るコトは制限無し
 
 最後に、詳しくは実践編で書きますが、簡単に書いておきます。
 選挙中にツイッターやフェイスブックなどのSNSを活用する行為は、全て解禁となります。
 よって、例えばしつこいぐらいの連呼ツイートをしたとしても、法律上は合法となっています。
 フォロワーは減るかもしれませんけどね(笑)
 もちろんリツイートも合法ですから、例えば候補者陣営の個人演説会の告知ツイートなんかは、積極的にリツイートしてあげれば喜ばれるでしょう。
 
 あと、実はダイレクトメッセージのような機能も、これはメールではありませんので合法となります。
 個人が禁止されているメール選挙活動は、あくまでメールサーバーを使ってのメールだけが制限の対象ですので、SNS内の機能の一部である特定個人だけに送られるメッセージは合法となります。
 やえはフェイスブックをやっていないので分からないのですか、多分フェイスブックにもそんな機能ありますよね?
 つまりこれらで支援を呼びかけるのは合法となりますので、ひとつテクニックとして知っておいていいと思います。
 
 もちろん、制限無しと言っても報酬をもらって行えば、すべて違法行為となります。
 これは最初に書きましたように、いくらネット選挙解禁とは言っても、元々の公職選挙法はほとんど変わっていませんので、全てその中で行われるというコトを忘れてはいけません。
 ネットの中は無法地帯だヒャッハーではありませんので、ここは注意しておきましょう。
 
 
 というワケで、概要編はこれで終わりです。
 次に実践編に移ります。
 一般人にとって選挙に関してネット上で何が出来るのか、具体的に出来るコトを挙げていきたいと思います。
 
 また同時に、質問や疑問があればバシバシコメント欄に書いて下さい。
 これが充実するとQ&Aも出来ちゃいますから、やえにとっても一石二鳥です(笑)
 よろしくお願いします。
 



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