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2014-08

ミギ・ヒダリで判断するな


 内閣改造が来週だと噂されている中で、一番の注目人事である石破幹事長の処遇について、ちょっとネットなどの見方で気になったところがあります。
 それは、石破さんの政策について、左右で判断している人がそれなりにいるコトです。
 例えばこんな論調なんですね。
 
 「石破は安保政策は右っぽく見えるけど、人権法の対応などを見ればサヨクであり、本来は安倍さんの敵だ」
 
 かなり極端に書きましたから、このままズバリを言っている人もいないかとは思いますが、こういう論調の人はちょくちょく見ます。
 特にこう言う人は安倍さんの熱烈な応援団かと思われるような人に多いワケですが、しかしこれって、政治や政策を見る場合においては、かなり間違っていると言わざるを得ません。
 
 そもそもこの見方というのは、「右が正義で、左が悪」という根拠の無い固定概念での正悪論ですし、また何が右で何が左かという部分の論拠さえもかなり薄い見方なのではないのでしょうか。
 例えば石破さんが、この前都知事選挙に立候補した田母神氏に対して異論を唱えたコトを差して、「本来石破は社民党のような政党に所属すべき人物だ」なんて言っている人も見かけましたが、もう本当に浅い考え方ですよね。
 ここでは石破さんと田母神氏の考え方のどちらが正しいかというコトは言及しません。
 というか、むしろ正しい間違いというのはさした問題ではなく、政治家なのですから意見の違いがあって当然なんですから、違いがあるだけで悪かのような言い方というのは、これはもう主権者としては間違っているでしょう。
 まして右じゃないから悪とか、そんな二元論しかない世界で戦うヒーローかのような考え方を現実世界に持つ込まれても困るワケです。
 
 もちろん自分が田母神氏の考え方に賛同するから、石破さんには共感できない、というのでしたら、あり得る思考方法ではあります。
 しかしもうちょっと考えて欲しいんですよね。
 もう一歩踏み込んで、なぜ田母神氏や安倍さんの考え方なら支持できて、なぜ石破さんの考え方なら支持できないのか、ここを具体的に考えてもらいたいのです。
 
 政策って本来そういうモノでしょう。
 今回のコトで石破さんに批判的な人も、でも石破さんの安保政策はこれまでは評価していたワケですから、単に安倍さんと袂を分かちそうになっただけで石破さんの全てを否定するかのような言い方っていうのは、政治を見る場面においては違うのではないのでしょうか。
 「安倍さんに唯々諾々として従わない奴は許せない」ならまだ分からなくもありませんが、少なくとも「サヨクだ」とか「社民党だ」とか、レッテルを貼って貶めるまでしてしまうのは間違っていますよ。
 政治家として日本はどの方向に持って行くか、その手段を考える上で、人それぞれ意見の違いはあって当然かと思います。
 その中で、その手段で議論や意見の相違があるだけであって、その相違があるというだけをもって全否定するっていうのは、人間のあり方そのものを否定するコトにも繋がってしまうのではないのでしょうか。
 
 せめて、ネットと言えども不特定多数の人が目にする可能性のある公の場に意見表明するのであれば、キチンと論拠を示してもらいたいんですね。
 「左だから悪」「右じゃないからダメ」と言うのは、まったく論拠になっていません。
 一番まずいのが、「○○という政策はサヨク、だから悪」という、三段跳び論法です。
 その正悪は果たして誰の意思なのですか?
 キチンと自分で考えて導き出した答えなのですか?
 このような考え方というのは、結局は「テレビで言ってたから」という思考放棄と全く同じなのです。
 
 政治に意見を言うなら、やはり最低限論拠を付けるべきでしょう。
 安倍さんが好きだとか、それに楯突くから石破さんは嫌いだとか、まぁそういう感情を持つコト自体を否定はしませんが、少なくともそれを公の場に吐露するなら、キチンと論拠をつけるべきでしょう。
 もっと言えば、主権者としては、そんな感情論だけでない、キチンとした自分の考えというモノを持ってほしいと思います。
 ミギだからこう、ヒダリだからこう、じゃなく、自分はこう考えるからこうだ、という考え方こそが必要だと思うのです。
 

批判するなら総理が直後に官邸にいれば何ができるのか具体的に指摘せよ


 なんだか大規模災害が起こるたびにこの話題が出てきて本当にバカバカしいところですが、安倍政権の足を引っ張りたくても全く手が出なかった民主党をはじめとする一部勢力が、安倍総理が中断したとは言え広島の大豪雨に端を発する土砂災害の際にゴルフをしていたコトを批判し始めています。
 もう記事を引用するのもバカらしいのでしませんが、本当にこの人達、なんとかの一つ覚えですよね。
 
 まずですね、この問題で「災害が起きたら直後に官邸に入っていなければならない」と言う人は、その論拠をハッキリと示して欲しいのです。
 なぜ官邸に入らなければならないのか、もっと言えば、災害直後に総理が官邸に入って具体的に総理は何が出来るのか、ここの点を明確に答えて欲しいのです。
 これ、だれも言わないんですよね。
 
 日本における災害対策の第一歩は、地方自治体の対応になります。
 具体的に消防と警察の対応であり、それに合わせて、県職員や市町村職員の現状把握です。
 これが「第一歩」です。
 そして、これを踏まえた上で災害の規模が地方自治体の手に負えないと判断されれば、次に都道府県知事が自衛隊に対して出動要請を行います。
 言わばこれは「第二歩」と言えるでしょう。 
 これが日本のシステムなんですね。
 そしてここまでは、災害における総理の役割っていうモノは無いワケです。
 むしろ、日本の国家の制度としてこういう役割分担をしている以上は、仮に総理が災害の現場、例えば今回は広島ですが、総理がたまたま広島市内にいたとしても、総理が県庁に乗り込んで指揮権を強奪するっていうコトをしたのであれば、それの方が問題ですし、現場を混乱させるだけで百害あって一利無しでしょう。
 そもそも総理は広島県の中の人事体制や日頃の防災体制がどうなっているのかも、自分が受け持つ組織ではないので知らないワケですから、なおさらです。
 政府と地方自治体は、組織的に上下関係にあるワケではなく、指揮命令権も全然別モノなのですからね。
 総理に地方自治体の職員に命令を下す権限などありません。
 ですから、この段階において総理に出来るコトは無いワケで、むしろ行ってはならいと言えるのです。
 
 ちなみに知事から自衛隊の出動要請を受けた際、その出動命令を出すのは、防衛大臣以下、役人である防衛省の幹部でも出すコトができます。
 よってここでも総理の出番はないんですね。
 
 総理の出番っていうモノはこのあとです。
 被害の規模によって法的な位置づけ、激甚災害指定などがあり、その辺にまでなれば総理の判断も必要になってくるでしょう。
 またその先の、災害が一段落追えた後の復興という場面においてなら、ますます政府の力が必要になってくるでしょう。
 大規模災害を大きく見た時に、政府や総理の力が全く必要ないとは言いません。
 しかしそれは、それなりの時間が経った後、少なくとも第一歩第二歩はとうに終えた後のお話です。
 第一歩第二歩の段階というのは、人命救助こそを最優先で行うべきのステージであり、それは完全に現場の行動であり、もっと言えばそれは日頃そういう訓練を受けている人だけが行えるモノであって、「現場素人」は手を出すべき場面ではないのです。
 総理と言えども、現場のプロではないんですからね。
 素人が下手に現場に手を出したらどうなるか、日本人はもう経験しているハズです。
 
 そんな現状に対して、果たして民主党などの人達は、具体的に総理に何をすべきだと言うのでしょうか。
 
 ここを具体的に指摘して欲しいんですね。
 もしそれで、第一歩第二歩の段階で総理が、総理でなければできないコトがあるのでしたら、それはキチンと指摘して批判すべきコトです。
 それが国益に適うコトなのですからね。
 でもその指摘が出来ない、もしくは総理には具体的に出来るコトが無いのであれば、その批判は批判ではなく、ただの中傷であり誹謗だと言うしかありません。
 今回の安倍総理の対応を批判するなら、キチンとこの「論拠」を明らかにしなければならないでしょう。
 
 そういえば民主党政権の時に、かの東日本大震災が起きた際、自民党の方が政府に自分たちに出来るコトはないのかと打診すると、「政府の邪魔をするな」と自民党を足蹴にしたコトがありましたが、しかし今の方がよっぽどが「政府の邪魔」をしてませんか?
 東日本大震災の時は自民党は「お手伝いできませんか?」だったのに、それを「邪魔」と言いつつ、今度の民主党は根拠も無いのに政府を批判する。
 どちらが邪魔なのでしょうか。
 結局東日本大震災の時は、自民党は独自に義援金や支援物資を募って、相当現地に送っていましたしね。
 まさに民主党は足を引っ張るコトしかできないと自ら証明していると言えるでしょう。
 
 誤解しないで欲しいのは、やえは決して「政府を批判するな」と言っているワケではないコトです。
 違います。
 批判するなら論拠を持ってしなさいって言ってるんです。
 もし今回の件で、総理が数時間の間官邸に入るのが遅れたコトによって何か具体的に不具合があった、総理が出来るコトができなかったコトがあるのであれば、それはキチンと具体的に指摘して下さいって言っているのです。
 もしそれが本当にあるのであれば、それを指摘するコトは国益に適うコトであり、正当な批判です。
 しかし今そんな批判は皆無なんですね。
 ただただ、ゴルフを初めからしなければよかった、1秒でも早く官邸に入るべきだったと、具体性の無いレッテルを貼っているだけなのです。
 こんな批判は「邪魔」でしかないと言うしかありません。
 具体的に指摘できないからとレッテルを貼るだけの人間は、本当に卑怯な人ですねと言うしかないのです。
 

テロリストは存在悪


 注意しなければなりません。
 テロリストは存在するだけで悪です。
 どんな理由があっても、テロリズムを実行した以上は、その存在すら認めてはいけません。
 
 「イスラム国家」と名乗るテロリズム集団のお話ですが、日本人が拘束されたというコトで、日本でもにわかに話題になっていますよね。
 結局どうも拘束された日本人というのが、軍事関係の仕事のようなコトをしようとしていた自ら武器を持って乗り込んでいった人間らしいというのが判明して、一気に報道の仕方がトーンダウンしたところですが、それに関連して、このテロリスト集団達がネットを駆使して宣伝活動にも力を入れていて、それで一般の日本人がコンタクトをとっていたりしているコトも、ちょっと話題になっていたりします。
 それでなんか「実は話をしてみると気さくな人達だ」なんて感想を持ってしまう人もいるようで、しかしちょっとこれは注意して考えなければならない問題ではないかと思うんですね。
 
 やえはいつも言ってますが、宗教や歴史が絡む紛争というのはその国に生まれた当事者でなければその根底にある感情を理解するコトは絶対できませんので、他人である日本人がとやかく言う問題ではありません。
 ですから、イスラムの人達の主張や、このテロリスト達にも言い分はあるんだと思います。
 それは当然です。
 ただし、その言い分を主張するためにテロルを行うのであれば、その全ては否定されなければなりません。
 あっちの人達はアメリカに対して色々な怒りや主張があるのでしょう。
 その感情の存在までを否定するつもりはなく、そういうモノもあるのでしょうとは思いますが、しかしそれをテロリズムで返そうとするのであれば、それがどんな同情すべき理由であったとしても、同調すべき内容であったとしても、一切否定するしかないのです。
 
 テロリズムは悪です。
 なぜならテロリズムとは、直接の当事者でない人間などをターゲットにするコトで自らの政治主張を押し通そうとする、卑怯な行為だからです。
 ホロコーストや身代金目的ではないテロリズムとは、政治主張があってこそですから、つまりそれは、その場に生きる人間がよりよい生活ができるようにという目的を必ず持っています。
 もっと簡単に言えば、テロリズムには「人間のための政治」が必ずあるんですね。
 テロリズムとは、決して破壊そのものが目的なのではなく、虐殺そのものが目的なのではなく、これから生きていく人間のためにその行為を起こそうとしているワケです。
 であるなら、直接の当事者でない人間をターゲットにしたらダメですよ。
 だってそれを認めていたら、最後は人類滅亡ですよ。
 例えば自称イスラム国家というテロリスト共がアメリカ人のジャーナリストを虐殺して手を引けと言っているワケですが、こういう行いを認めるのであれば、じゃあアメリカはもう自称イスラム国家の範囲内にいる全ての人間を空爆しちゃえば終わってしまいますよね。
 政治主張とは国民あってこそであるのに、戦闘員しかいない国家に政治も何もあったものじゃありません。
 もしテロリズムを認めるのであれば、もっと簡単に勝敗は決してしまうコトでしょう。
 つまり自称イスラム国家は、自らの行いをもってその政治主張を放棄しているとすら言えるのです。
 まさか、自分たちが行っている手法は自分たちしか行うべきであって他人が行うのは悪である、なんて言えるハズもないですからね。
 このように、これをお互いが行っていては、最後は人類滅亡しかありません。
 世界の破滅を望むファンタジー世界の魔王ならいざしらず、最低限政治の主張をするのであれば、そこは本来キチンと考えなければならないコトなのです。
 
 それなのに目先のコトしか考えずテロリズムに走る自称イスラム国家というテロリスト共は、これは存在すら認めてはならない存在悪なのです。
 こいつらとツイッターで交信してシンパシーを感じる人なんてごくわずかだと思いますし、大部分の人がなぜ戦争になっているのかよく分からないっていう人達だとは思いますが、それはそれでいいんですが、ただひとつ明確に「テロリズムという手段を使った時点で絶対悪だ」というコトは忘れないで欲しいと思います。
 

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