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2015-01-08

野党再編のキーワードは政党の離合集散ではなく党内手続きを民主的に整備するコト


 年末にも言いましたように、おそらくあと3年と数ヶ月は政権交代というモノが起こらない(よほど安倍内閣が失策をして参院選で負けるようなコトがあれば別ですが)と思いますので、ここは逆に野党にとってはこの3年数ヶ月という時間を立て直しの時間としてじっくりと使うべきです。
 国民も痛みを知ってやっとウワベだけの政党には政権を任せられないと理解したのですから、では健全な民主主義のために政権担当能力を有する野党という政党は、どういう形が望ましいのかというコトを真剣に考えなければなりません。
 民主党の失敗の原因は挙げ出すとキリがないワケで、それは実現不可能な聞こえのいい政策だけを羅列してみたり、自民党の悪口にしか頭になかったりと、まぁいろいろあるワケですが、その中でもやえは、この点がかなり重要なのではないかと思っています。
 
 それは、党内の意思決定システムが整備されていない、という点です。
 
 民主党政権の時に頻発したのが、人によって言うコトが違ってしまい、それによってムダな混乱が多発していました。
 なにせ党首である総理と、与党の間は実質的な党のトップである幹事長と、そして党の政策部門のトップである政調会長がそれぞれ違うコトを言うのですから、こんなの混乱しない方がおかしいワケです。
 また、当然のように政党とはトップだけで成り立っているワケではなく、その他大勢の一般議員がいて政党を構成しているのであり、それが与党であれば尚更一般議員の数が多いのですから、そういう人達を無視して政治が出来るハズもありません。
 そもそも国会の中だけでも数多くの委員会があり、それぞれそこに委員長や理事や委員がいて、そして野党と毎日質疑応答を繰り返しているのですから、こういう「現場」の意見や声を無視して国会運営、ひいては政権運営なんてできるワケがないのです。
 
 しかしそれを無視して、トップだけでコトを勧めようとしたのが民主党政権でした。
 それではガタが来て当然です。
 それなのに民主党はおそらく未だに一般議員が党の意思決定に関わるコトができるシステムを持っておらず、つまり一般議員はただただ上の決定に従うだけの「起立着席マシーン」にしかなっていないというのが現実のようです。
 結局このままでは、仮になんらかの拍子にまた民主党が政権の座についても、同じコトが繰り返されるでしょう。
 
 システムの問題ですから、これが最上最高のシステムだというモノはないのかもしれませんが、しかし「党内意思決定システム」という点においては、自民党はかなり考えられているシステムを持っています。
 自民党はそれぞれの分野ごとに「部会」という会議を設けていて、例えば国土交通部門では「国土交通部会」とかですね、その政策や法案はそこで議論が行われます。
 このシステムが優れている点は、まずこの部会では自民党議員であればだれでも参加でき、また参加者は誰でも発言ができるという点です。
 つまり一年生議員でも当選10回を重ねるベテラン議員でも平等に「国会議員ひとり」として発言するコトができるのです。
 そしてもうひとつ優れている点は、この誰でも参加できる部会は、正式な党の意思決定機関であるという点です。
 つまり部会で決定された政策は党の上に上がっていってさらに別の会議で議論されるのですが、逆に言えば、部会で否定されたモノは何があっても政党の決定にはならない、というのがポイントなのです。
 極端な例を取れば、「ベテラン議員1人が賛成しているけど、1回生10人が反対している政策」は、民主党であれば賛成される可能性が十分にありますが、自民党においては否決されるんですね。
 自民党という政党は、政策部分においては部会を通さなければ党の決定にならないというシステムを党則において明文化しているからです。
 
 民主党も部会という会議を持っているようですが、しかしこれは意思決定機関ではありません。
 ただ単に「上が下の意見を聞くだけの会」でしかないんですね。
 その場で圧倒的意見だったとしても、政調会長が反対の意見を党の決定だと言ってしまえば、その場での意見は全く無意味になってしまうのです。
 
 この両者の違いは、システムとして作り上げているかどうかです。
 自民党は「部会を意思決定機関」とシステムとして作り上げているので、どんな幹部であってもそれには従わなければなりません。
 法律を作った人でも、出来た法律には従わなければならないのと一緒ですね。
 しかし民主党は、トップが強大な権力を持ちたいためなのかどうか分かりませんが、こういう「民主的なシステム」にはシステムとしてしていないのです。
 部会という同じ名前のセクションを有していても、その権限が大きく違うために、政党としての性格も大きく変わってきているんですね。
 
 繰り返しますが、自民党は素晴らしい政党で唯一無二だなんて言うつもりは毛頭ありませんから、全ての政党は自民党システムにすべきだなんてコトは言いません。
 ただ他の野党は、曲がりなりにも何十年も政権を担ってきた自民党という政党の、そのシステムはある程度参考にすべきところが多くあるのではないのでしょうかとは思うのです。
 そして少なくとも民主党は、与党時代の大失敗がある以上、まずは自分たちの意思決定システムを見直すコトが必要不可欠なのではないのでしょうか。
 
 いま野党は、いかに自分たちの議席を多く獲得するかというコトにしか目を向けていません。
 しかしこれではまた同じコトに繰り返しにしかならないでしょう。
 特に今は3年と数ヶ月もの年月があるのですから、まずは議席を増やすコトなのではなく、足下を見直すコトから始めるべきだと思います。
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、健全な政策担当能力を有する野党を応援しています。
 

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