天皇継承の基本

1.女性天皇の例はあっても、女系天皇の例はなし。一度たりとも例外は存在しない。
2.男系の系統はたまたま繋がってきたのではなく、当時の人々の不断の努力で繋がれてきた。
3.これらは全て日本の正史によって紡がれてきたものである。

 
 以上のコトから、これまでの悠久の歴史が育んできた日本が有史以来常に戴いてきた天皇とは、男系の血筋に限ると断言する他ありません。
 
 先日今上陛下が御自らの思いについてテレビの録画にて国民にお伝えになられました。
 これについては改めて説明する必要もないでしょうし、陛下のお気持ちを忖度するのは不敬だと思いますので、そういうコトについては当サイトでは触れないつもりでいます。
 なので、やえとしましては、これは以前かなり詳しく書いたところではあるところですが、もう一度、天皇の継承とは何かというコトについて、何度かに分けて改めて書いておこうと思います。
 
 まず最初は、天皇継承についての基本を箇条書きにしたモノと、やえがこの一連の更新で何を伝えたいのかというコトを説明しておきたいと思います。
 
 最初に断っておきたいコト、つまりやえがこの一連の更新で最も訴えたいコトなのですが、それは「こうすれば皇統は守られる」とか、「天皇という存在を守るためにはこうすべきだ」とか、そういう“手段”を訴えたいのではない、というコトです。
 まず一番大切なのは、「皇統とは何か」という事実の確認です。
 そしてそれは、その皇統を引き継げば今まで通りの天皇のあり方というコトになりますし、もしその皇統が引き継がれなければ、いくら屁理屈を並べようが天皇という名前を引き続き使おうが「これまでの天皇や皇統とは違う」と言うしか無い、という、やはり事実の確認なのです。
 手段とか目的なのではなく、こうすればこうなるという当然のコトについて、まずは確認しておきたいワケなのです。
 
 勘違いしてないでほしいのは、やえは決して「皇統が守られなくてもいい」などと思っているワケではないという事です。
 むしろやえの本心は「皇統は守られるべきだ」と思っています。
 しかしそれは「偽りで作られた皇統」ではありません。
 すなわち、これまでのルールを守るコトが難しくなっからとルールを変えてまで強引に「これが皇統だ」と言い張っても、そんなのは「皇統を守るコト」にはならないと断言します。
 ここをまずハッキリとさせておきたいです。
 世の中には、ルールなんかどうでもよくてとにかく天皇という位にある存在があれば皇統を守るコトだと言い張る人もいるようですが、やえはそれには与しません。
 何をどう言い張っても、皇統でないモノは皇統ではありませんと言うしかありません。
 その事実の確認と、「皇統は守られるべきだ」という思いとは、全くの別問題です。
 まずはここを冷静に分けて考えてもらいたいと思っています。
 
 (つづく)