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反省しない警察


 警察という組織は反省をしません。
 代表となる表に現れる主体者がいないからでしょう。
 結局この文章にしても、その批判対象は「警察」という言葉しか使うことができていません。
 これが他の役所なら大臣や総理、または政治家という直接顔が見える、手が出せる主体者がいるので批判が直接言及できるのでしょうし、そしてその批判も、それらの主体者はその組織に対してある程度の決定権を持っていますから批判されれば改善するという意識も働くのですが、これが警察の場合そういう構造にすらなっていないため、口先だけで謝罪すればそれで済んでしまうんですね。
 政治家なら謝罪した後も様々な場面で国民の耳目にさらされますが、警察の場合は記者会見が終われば口先だけで謝罪した人も組織が守ってくれますし、もう世間からは「顔」は分からなくなるのですから、ますます「その場だけしのげばOK」的な風潮を強めているワケです。
 警察という組織は、頭から爪先まで内部の人間だけで完結する組織なだけに、日本の中でも最も意識改革が難しい「聖域」となっているのだと思われます。
 

 取り調べ録画求め供述拒否 遠隔操作事件の片山容疑者
 
 パソコン(PC)遠隔操作事件で、威力業務妨害の疑いで逮捕されたIT関連会社社員片山祐輔容疑者(30)が、警視庁などの合同捜査本部の取り調べに対し
「録画がなければ話さない」と供述を拒否していることが17日、分かった。接見した佐藤博史弁護士が明らかにした。
 佐藤弁護士によると、片山容疑者と弁護側は17日、取り調べの録音・録画を求めたが拒否されたため、沈黙を通したという。

 
 冤罪という警察が主体となって、警察主犯で冤罪という犯罪を犯したという意識が、はこの一件だけで警察には皆無だというコトが明らかだと言わざるを得ません。
 いったいぜんたい何を考えているのでしょうか。
 このパソコン遠隔操作事件の一連の冤罪事件では何が一番問題だったのか、何が原因だったのかを一言で言いますと、ひとえに自白に偏った捜査をしたからです。
 とにかく本人の口から「やった」と言わせるコトだけを中心に、事実や真実なんてどうでもいいから、とにかく誰の口からでもいいから「やった」と誰かから言わせればそれで事件が終わるんだとしていた警察内部の雰囲気こそが、冤罪という大犯罪を連続で起こしたのです。
 あの手この手で自白を強要させたのです。
 それを教訓とするのであれば、もちろんこれはこれからの警察全体として自白に頼らない捜査のあり方を確立するコトですが、せめてこの連続冤罪という大犯罪を犯したキッカケとなった事件については、ますます慎重に冤罪がおきないように捜査を進めるべきなのではないのでしょうか。
 それなのに何なのでしょうか。
 普通なら警察が自ら主体的に取り調べの録画録音をしなければならないのに、容疑者とされる人の指摘があったのにも関わらずそれを拒否するとは、何を考えているのでしょうか。
 警察は冤罪という犯罪の再犯については全く関心がないとしか言いようがありません。
 
 別に録画したからと、広く一般国民にまで公開しろなんて言いませんよ。
 そうではなくて、もし問題があれば裁判所に合法的な取り調べかどうか判断してもらうためだけに録画があればいいんですよ。
 その裁判は一般に対して非公開でもいいんですよ。
 それなのになんで警察は録画自体を拒否するのでしょうか。
 そんなのはどう考えても「自白の強要がバレないため」の拒否としか考えようがありません。
 こんなのにも冤罪という大犯罪を繰り返しておいて、警察が取り調べの拒否が出来ると思っている神経がそもそも理解出来ません。
 
 勘違いしてもらいたくないのは、いまこの容疑者とされる人が本当に犯人なのかどうかという点は、今回のお話は全く関係がないという点です。
 この人が仮に真犯人だったとしても、それと取り調べるあり方の問題は全く別問題です。
 そしてなにより、この人が仮に真犯人だったとしても、警察が主犯者として冤罪という犯罪を犯した事実には何ら代わりがないというコトです。
 決して、真犯人がいたから冤罪が起きたのではありません。
 
 しかし警察は、やもすれば「冤罪は遠隔操作ウイルスを作った真犯人の責任だ」と思っている可能性があるワケです。
 そんなコトは決してないんですね。
 冤罪は、その事案がひとつの独立した犯罪であって、その主犯者は紛れもなく警察なのです。
 警察はここを真摯に受け止め、反省しなければなりません。
 冤罪は法治国家のもとでの最も犯してはならない大犯罪です。
 警察は、自らが主犯となってこの大犯罪を犯したという事実を受け止めなければなりません。
 そしてその犯罪を無くすためにはどうするのか、犯罪を所管とする役所として真摯に考える必要があるでしょう。
 いまの警察に最も欠けているのは反省という考え方です。

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