☆やえニュース☆

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平成15年8月17日

 終戦記念日

 8月15日は終戦記念日です。
 我らが愛する祖国と、我々子孫のため、命を張って守っていただいた英霊達に感謝の気持ちと哀悼の意を捧げます。
 先輩達、これからも日本をどうぞお守り下さい。
 我々もこの日本を、子孫達のためによりよく遺し伝えてていきたいと思います。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 雨の中、武道館で行われた「戦没者追悼式」に参列して参りました。
 天皇皇后両陛下をはじめ、内閣総理大臣、衆参両議院議長、最高裁判所長官の三権の長、国務大臣、各党党首、国会議員、商工会議所会頭、連合会長、そして遺族の代表の方々などが参列されておられました。
 ただ、社民党は参列しておられましたが、共産党は参列していませんでした。
 そんな党は日本に必要ないので消えて欲しいモノです
 
 やえははじめて間近で両陛下を拝見致しました。
 いつもの穏やかな表情をずっと崩さず座られていた両陛下からは、得も言われぬ圧倒的な存在感を感じました。
 国会議員さんも、やはり実際会ってみるとずいぶん印象は変わるもんですが、天皇陛下ほどのお方になると、桁違いのオーラを発しておられました。
 
 また、小泉総理も相変わらずの人気で、さすがに場が場ですから拍手や歓声は鳴りませんでしたが、総理が登場した時には他の有名議員さんとは桁違いなざわめきが起きていました。
 
 式は、厚生労働副大臣の開会の挨拶をはじめに、国歌の斉唱、総理の式辞、天皇陛下のお言葉、献花等が滞りなく執り行われました。
 やえ的には、総理等の式辞で「アジア諸国へ多大なご迷惑をかけた」なんていうくだりがあったのが気に入らなかったのですが、まぁこういう場だから仕方ないといえば仕方ないのでしょう。
 
 遺家族会の全国大会に出席した時にも書きましたが、やはりこういう場での「君が代」は、ものすごいパワーを持っています
 本当に国を愛している人たちが歌う君が代は、文字通り身震いするほどの涙が出てきそうになるほどの感動を覚えました。
 何かのイベント等で義務感的に歌う君が代とは全くの別物です。
 言霊とはよく言ったモノで、あの旋律と歌詞に魂が入ってこそ君が代の完成なんだと、つくづく思い知らされました。
 この魂の入った君が代を聴いたこと無い方は、絶対に聞いてみるべきです。
 印象が全く変わります。
 この素晴らしいウタをどう後世に遺していくか、ただ教科書的に教えるだけでは遺らないだけに、とても難しくとても重要な課題だと思います。
 
 課題といえば、今年も「靖国神社に参拝する議員連盟」さん達が、追悼式の前に靖国神社に参拝なさっておられましたが、そこに大臣か副大臣さんもおられたらしく、マスコミに「公人としてですか、私人としてですか」なんてバカ丸出しの質問を投げかけていました。
 マスコミは毎年毎年、自分で自分がアホウだと思わないのでしょうか。
 確かその大臣さんは「日本人として」と上手いことを言ってましたが、こういうウジ虫みたいな輩を排除することも、今後の日本にとってとても重要な課題となるでしょう。
 
 真の日本を取り戻すための動きはまだまだはじまったばかりです。
 やえも出来ることは精一杯やっていきます。
 どうぞ英霊達におかれましては、我が愛すべき祖国を見守っていただきたいと思います。
 全てのご先祖様と、全ての子孫達のために。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、日本を愛しています。


平成15年8月21日

 天堕 輪アンケート結果報告

 ちょっと遅い盆休みを頂いておりました。
 その間サイト更新が出来なくて、皆様にはご迷惑をおかけ致しました。
 今日から通常営業となりますので、これからもよろしくお願い致します。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 ひさしぶりなので、リハビリもかねて、今日はいつぞやの「ネット思想家天堕 輪に望むもの世論調査」の結果報告をさせていただきたいと思います。
 というワケで、天堕さんとうじょう〜
 
 G1のDVD買わなきゃ、ネット思想家の天堕 輪だ。よろしこ
 
 こんなどうでもいいアンケートなんかに時間費やすのは、見ていただく方に失礼ですから、さっさと答えてください
 
 いきなりキツっ
 


 一位 バーチャルネット思想アイドルりん十二歳 68票
 
 なんかツッコミどころ満載なんだが、つーか、これホントにみんな望んでるんか?
 
 なんで「りん」なのか、なんで「十二歳」なのか、かなり疑問ですね
 
 衝撃的事実!!実はオレの「輪」は、『ぼくの地球を守って』の「小林 輪」からもらっているんだぁぁぁぁぁ
 
 やえより年下の方がみなさん的にはうけるのでしょうか。研究の余地有りです
 
 なんの研究だっ!?


 二位 合体変形 66票
 
 意味が分からんっ
 
 しかもトップと2票という僅差でした
 
 だれと合体して、どう変形するんだぁぁぁぁぁぁぁ
 
 グレートは以外と人気無いですし、さらなる進化(変形)を望んでいるんでしょうかね


 3位 「アマオチ×ヨシミ×レイホウ」で宗教的VNIの今後を徹底討論! 55票
 
 そもそもヨシミは宗教VNIじゃないよなー、祭り上げられてるけど(笑)
 
 でもこのメンツ、濃すぎますよ(笑)
 
 討論になるかなぁ
 
 じゃあ司会に田原総一郎さんをお迎えしましょう
 
 もっと討論にならん気がする(笑)


 4位 名前にふりがなをゼヒ 51票
 
 これ、初期からずっと一位だったよなぁ
 
 なんだか切実な願いですよね(笑)
 
 「ネット思想家・天堕 輪☆あまおちりん」としようか
 
 ウザイですね(笑)


 5位 ネット思想家・天堕 輪☆あまおちりんの文章の更新 41票
 
 勝手に項目を改変しないでください(笑)
 
 しかしこれがここまで来るとは思わなかったなぁ。うう、みんなありがとう
 
 でも今あそこを見返すと、背景の関係とかでかなり読みにくいですよね
 
 まぁ背景は変えてもいいとして、しかし改行とかの問題は、アレはオレの成長の歴史ということで敢えて変えずに載せているんだよ。思想的にも全然甘い文章とかあったりするんだが、まぁオレもこのような道をたどってきたんだよということで
 
 オレの屍を越えてゆけ
 
 殺すなっ。ま、しかしここまで需要があるならちょっと頑張ってみようかなぁ


 6位 濡ガス 39票
 
 えー、脱ぐ系ではトップのこの項目なんだが、なぜ「濡」なのか、なぜ「ガス」なのか、そして誰をなのか、結局どうしてほしいのか、さっぱり謎だな
 
 濡れつつ、ガス吐きつつ、脱がすんじゃないですか?
 
 他はまだいいとして、「ガス吐きつつ」ってなんだよ?
 
 いや、天堕☆アマオチさんならやりかねないと
 
 どこ突っ込めばいいんだー


 7位 脱がされる 36票
 
 誰ニダっ
 
 ニダニダー
 
 謝罪と賠償を要求するニダ


 8位 脱ぐ 25票
 
 見たい?
 
 いらないです
 
 はやっ。見たい人はメールくれ。ただし9歳〜35歳までの女の子に限る
 
 幅広すぎです。しかも犯罪


 9位 グレート復活 20票
 
 意外と健闘
 
 でももうこのネタも枯れましたね
 
 なんかさみしいなぁ
 
 そう思ってるのは天堕☆アマオチさんだけですけどね(笑)


 10位 出馬 17票
 
 さーて、どこに出ようかな
 
 出る気ですか
 
 ちょっとマスク買ってくるよ
 
 グレートサスケですか


 11位 もういい。 15票
 
 オレはこの「。」がポイントだと思うんだよ。モーニング娘。みたいな。あけましておめでとうございます。みたいな。
 
 はぁ
 
 このサイトはやえがいればいいというのかああああああああ
 
 はぁ


 12位 やえちゃんと*** 15票
 
 やえちゃんと大議論
 
 やえちゃんと討論会
 
 やえちゃんと三冠王
 
 やえちゃんとGHC
 
 やえちゃんとゲッツ
 
 やえちゃんとターン


 13位 ゆきにゃんに・・・ 13票
 
 ゆきにゃんに超女装
 
 ゆきにゃんに激女装
 
 ゆきにゃんに幽波紋
 
 ゆきにゃんに新神父
 
 ゆきにゃんにはにわ
 
 ゆきにゃんに佐賀県


 14位 脱げとは言わない…服を着るな(実生活にて) 12票
 
 してるよ
 
 ホントですか!?


 15位 脱がす 10票
 
 さーて誰を脱がそうかな
 
 (まぁやえには言ってこないでしょう)
 
 そうだなぁ。浪やんなんてどうだ?
 
 いいですねぇ。やりましょう
 
 よし行くか
 
 ああああああ、まってぇぇぇぇ、なんでこんなところに八雲クンがぁぁぁぁぁぁ
 
 
 
 
 


平成15年8月23日

 イラク国連事務所テロ事件

 夏コミで販売致しました「やえ写真集」なんですが、里見さんの話によりますと、同人誌ショップで通販を頼もうかということになっているんだそうです。
 詳細が決まりましたらまたご連絡致しますが、何らかの事情で夏コミでお手に取ることができなかった方も、そのショップのネット通販をご利用いただければ幸いかと思います。
 なんだが文章が硬くなったような気がしないこともないですが気にしない方向で、ゼヒゼヒお買い求め下さい〜。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 お盆休み復帰第二回目でいきなりムズカシイ問題です。
 今日はイラクの国連事務所爆破テロ事件についてです。
 事件の詳細はこちらの記事です
 
 やえは思っています。
 これ関連の記事や色々なところの文章を読んでいると、ほとんどのところである視点が完全に抜け落ちているんです。
 この手の事件においては最も重要で、そして最も基本的なことですので、この前提だけは忘れないでいて欲しいと思います。
 その視点とは、「テロルはどんな理由があろうとも大犯罪であり、その犯人は大犯罪人である」ということです。
 
 最近の論調はこの観点が全く抜け落ちています。
 いろんなメディアを見ても、このテロルの犯人は「米国に迫害された可哀想な被害者」という下地のもとに論を立てているようにしか見えません
 もちろん「テロ犯人は被害者」なんてことをハッキリとは言いませんが、「アメリカの一元的な占領政策がテロルを招いた」という書き方のもと、一番の責任はアメリカだと、アメリカがとにかく悪なんだとという感じで、文章の主文はアメリカ批判という論調の文章や言論をあちこちで見られます。
 しかしこういうのは、「サカキバラ事件が引き起こされた原因は社会のせいだ」と言っているようなモノで、それは責任の転嫁以外何者でもなく、一番の責任はサカキバラ少年本人であるのは言うまでもないことで、そして今回のテロルもその犯人が最も悪であるのは議論の余地のないところです。
 まぁ今回のテロルは、「社会のせいだ」という責任転嫁丸だしの論よりは、もっと直接的にアメリカの責任は大きいとは思いますが、しかし第一に責められるべきは犯人本人であるというのは変わらない事実です。
 アメリカは長崎少年殺人事件の少年犯の母親ぐらいの責任はあるかもしれませんけど、でも最も悪いのは少年犯であり、そしてテロ犯人です。
 これが大前提であり基本であります。
 
 さて。
 このテロルが国連を標的にしたという事がとてもこの事件を複雑にしています。
 もしこれがアメリカ関連施設を狙ったのであれば、いつも通りの報復攻撃であるということだけで収まるのでしょうけど、しかしそもそも国連はイラク戦争には否定的で、アメリカと対立していると言ってもいいぐらいの立場だっただけに、この問題を様々な思惑が絡み合う複雑な事件にしてしまいました。
 結局テロ犯の目的はなんだったのでしょうか。
 
 占領政策において、アメリカが主体的にやれば当然アメリカの都合のいいような国家にされることは目に見えて明らかです。
 だからこそ、全ての国に対して中立公平であるというタテマエがアイディンティティの国連が主導的に国家づくりをすることが、もっとも“イラク”として良い方向に行くことが出来たはずだと思います。
 しかも国連としては、イラク戦争の時にアメリカにコケにされた経緯がありますから、このイラク復興でアメリカ主導ではなく理想主義の国連主導によってなされることで自身の名誉挽回を図りたいという思惑もあるでしょうし、それだけに国連は張り切っていたことだと思いますし、そしてそれはイラクにとってもプラスの方向に行くことだったと思います。
 
 しかし、このテロルで全てがぱーになりました
 
 テロルとは政治手段ではありますが、しかし最も愚かで最も悪辣な短絡的手段です。
 国造り・政治を本当に行いたいのであれば、テロルなんていう一時しのぎでしかない、くだらない手法など取りはしません。
 テロルなんて手法を選択する人間は、深いところまで思考することが出来ないアホです。
 この国連へのテロルを実行した犯人がどのような考えを持って行ったのかいまいち分からないですが、しかし今までのイラクの人々の言動をあわせて考えると、たぶん所詮「白人集団だから」ぐらいの考えしか持ってなかったのではないかと思うんです。
 国連を攻撃するということは、国連に加盟する全ての国にケンカを売るということに等しいワケで、特に主要国である常任理事国に対してはストレートに悪意を剥いたことになります。
 しかしそんな常任理事国の中には、アメリカのイラク攻撃に真っ向から反対した主戦国であったフランスも含まれていますし、また先程言いましたとおり、国連そのものも反アメリカ的な側面が強かったですから、それらを合わせて考えれば、果たしてイスラムの辺りの人々にとって、「欧米」という国々を別の国々であるという意識があるのかどうかがかなり疑問になってきます。
 
 と言いますのも、日本人はお人好しですし理想主義も簡単に信じてしまう純粋な民族ですから、人類皆兄弟という理想が本当に現実出来ると思っているフシがあるんですが、しかし世界的に見ればやはり人種や民族の間にはどうしても超えられない壁があります。
 日本人は、白人も黒人もそして黄色人種も手に手を取ってみんな仲良く暮らしていけると、五族共栄が出来ると思っているみたいなんですが、しかし現実には、アジアや南米・アフリカの国々では白人に虐げられたという強い怨みと不信感がずっと残っていますし、虐げた当の白人の方も、白人以外は人間ではないという感情が根底に流れていて、それを証明するかのように、キリスト教では人類皆兄弟を謳っていながら、大航海時代には「黒人は人間ではないのだからその範疇には当てはまらない」というスゴイ理論を本当に成り立たせて、人間をケモノ以下に扱ってきたという事実があります。
 広島長崎に落とされた原爆だって、アメリカにとっては白人の国ならとてもじゃないけど良心の呵責によって落とせなかったけど、しかしサルの国である日本だからこそ罪悪感を感じることなく落とすことが出来たというのが本音だったりします。
 それぐらい民族や人種の間には高く厚い壁があるのです。
 
 だからイラクやイスラムの人々にとっても、白人というのは基本的な敵だという共通意識があるんだと思います。
 そこにアメリカとかイギリスとかフランスとか、そういう国境的な“国“という概念は薄いのかもしれません。
 そもそもイスラムあたりこそがその国境的な国という概念が薄いですし。
 だからいくらフランスが戦争に反対していたとしても、結局アメリカと同じ穴のムジナじゃないかという意識になるんでしょう
 逆にいえば、どうして日本に対しては友好的な声が良く聞こえてくるのかといえば、やはりそれは“非白人の国”だからでしょう。
 もちろん様々な形で今まで支援してきたりしたというのも当然ありますが、しかし日本と同じぐらいアメリカが支援したとしても、日本ほどの友好的な声は聞こえてはこなかったでしょう。
 非白人の国が、白人と同等それ以上の経済力を持っているという点に、非白人の人たちは日本にたいして共感とそしてあこがれを持っているのです。
 
 これは東南アジアの国々にも言えることで、インドネシアをはじめ日本に感謝している国々はたくさんあるのですが、しかしそれらの声は「日本は東南アジアに迷惑だけをかけたんだ」と思いこむことで自らのアイディンティティを図っている日本国内のちょっと頭のオカシイ人々によって声が遮られて伝えられないだけなんですね。
 
 長くなりましたが、結局テロ犯が国連を攻撃したのも、「なんでもいいから外人、特に白人は出ていけ」といった、短絡的な考えによるモノなのではないでしょうか。
 そこに、アメリカに反対しているとか、国連の理想主義とか、そういう考えは入っていないんだと思います。
 イスラムあたりの過激派なんかが「アメリカに賛同する国は全部敵だ。攻撃の対象だ」なんて言っていて、それを聞いた日本のマスコミなんかは「やっぱりアメリカ憎しなんだ、アメリカが悪いんだ」なんて言いますが、でも今回の件を見ても必ずしもアメリカに全面賛同していなくても攻撃対象にしてしまっているワケで、テロ組織が国連とかアメリカとかフランスとかそういう国の事情を知っているのか研究しているのか、かなり疑問です。
 やっぱり「アメリカ=白人国家の象徴」ぐらいにしか思っていないんだと思いますし、「白人国家=イラク攻撃した=敵」ぐらいにしか思っていないんじゃないのでしょうか
 
 冒頭にも言いましたが、テロ犯は凶悪な犯罪者です。
 被害者でもなんでもありませんし、そして短絡的なくだらない存在です
 しかし日本国内にも欧米諸国にも、なぜかこの犯罪者に同情的な論調があったりします。
 でも仮に、100歩譲ってこのテロ組織が「致し方なく」テロルをしているとしたとしても、決してテロルといった方法で国が良い方向に行くとはないでしょう
 人を殺しただけで、敵を殺しただけで、そんなことだけでは国が興るハズは決してありません
 いくらテロルが続いたところで“イラク”が良い国になることは絶対にないでしょう。
 そして、その現実を考えた上でなおテロ組織とそんなイラクを“被害者”と言い続ける今の論調に、やえは大きな疑問を感じます
 
 戦争(戦闘)がおわってもうかなりの時間が経ちますが、こんなに時間が経っても未だにこんなテロルといった最低の手段でしか自らのアイディンティティを誇示できないイラクに対して、やえは全く同情を感じることが出来ません
 いくらイラクやイスラムの人々が親日的であったとしても、それが十分帳消しになるぐらいのくだらなさです。
 アメリカ憎しの人は、どうしてもアメリカを攻撃するための材料が必要で、その材料のためにイラクを利用していますが、しかしイラクも十分くだらない国であることはしっかりと認識して欲しいと思います。
 アメリカと対比させるためにイラクをものすごい立派な国だと思っていたり、ものすごい被害者であるような雰囲気を作ったりしていますが、決してそうではないのが現実なのです。
 
 なんでもそうですが、現実とは違う作られた雰囲気でモノを見ていると、いつか手痛いしっぺ返しを受けてしまうことになります。
 そのいい例が北朝鮮だったはずです
 だから、いつか取り返しのつかないことにならないように、ちゃんと現実を見ていかなければならないと思います。
 
 この問題についてはまだ言いたいことがたくさんありますので、引き続き取り上げていきたいと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、この問題も誰も応援できません。


平成15年8月25日

 議論板について

 マスコミというものは、タテマエ上自分の意見というモノを持っていない、公正中立な立場であるというのがタテマエですから、「これが当社の意見である」とは当然書いていません。
 だからメディアとかの論調っていうものの感じ方は人それぞれだと思います。
 前回の文章ではたくさんの賛否両論を頂きまして、「その通り」「スカっとした」とおっしゃっていただいた方もいらっしゃる一方、メディアの論調のやえの感じ方に疑問を呈していただいた方もいらっしゃいました。
 しかし最近のメディアの論調が「アメリカ批判・イラク被害者」だと感じていない方っていうのは、前回の文章の本趣旨であった「イラクっていう国は一方的な可哀想な被害者なんかじゃなく、どっちにしてもトンデモナイ国なんだよ」っていうことが分かっている方、もしくはそうでなくても本更新にてそれこそを理解してくだされば、メディアの論調の感じ方というのはその本趣旨の導入に過ぎませんので、それはそれで十分だとやえは思っています。
 はじめからイラクに対して懐疑的であれば、アメリカ批判の論調があっても、自分の中でその意見等を整理してイラクの事情もあわせてバランスを取ることが出来ると思いますし。
 イラクのことについては、まだまだ言いたいことがありますので、さらに引き続き取り扱っていきたいと思います。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 今日はですね、やえ板の方でいただいた質問というか、そういうものをいただきましたので、こちらでお返事を書かせていただきたいと思います。
 ネットでの議論というものをちょっと深く考えみたいと思います。
 書き込みを引用させていただきます。
 
 やえさんや天堕さんは御意見板・議論板に顔を出したりするのでしょうか? 最近過去ログも読み終えてそっちにも足をのばしているのですが……反論するというより、自分の意見押しつける人ってたまにいますよね。
「喫煙者はテロリストだ、路上禁煙が悪法なら代案出せ、でもたばこ税はいいけど喫煙所を税金で作っちゃ駄目だぞ」ってのには正直オイオイと思って書き込もうとしたものの、どうやら自己完結して議論終わっちゃったみたいですね。ただ、あの手の詭弁、お二人なら論破するのはわけないと思うのですが。反対意見として耳を傾けるにしても、やや度が過ぎた点がありますし。
 
 さて。
 議論掲示板の仕様上、トップに注意書きが載せられないので、投稿する画面の方に「◎やえや天堕はレス出来ないと思います。ご理解のほどをよろしくお願いします」と書いているんですが、このようにやえや天堕さんはここではレスをしないことにしています。
 これは、このような仕様にした時に本更新でも扱ったのですが、第一に議論ほどの内容の書き込みになると、それを書くだけの気力とか時間というモノが、本更新に匹敵するぐらいのパワーを必要としてしまうからです。
 つまり議論のレスを一つ返そうとすると、その日更新したとしたらさらに更新を二度書くぐらいの気力と時間が必要となってきます。
 そしてレスが増えれば増えるほど負担が増えるということになります。
 これはちょっと精神的にも物理的にも不可能なんです。
 
 他のサイトさんがどれぐらい更新に時間をかけているのかやえは存じ上げませんが、やえの場合はかなり長い時間がかかっているんじゃないかと思います。
 当サイトは時々更新が夜になることがあるんですけど、もちろん内容やその日の調子にもよりますし、また物理的な時間もあわせてなんですが、そういう時は、朝から「ほぼ一日中更新に手間取ったな」と思っていただいて差し支えありません
 と言いますのも、最近は取り扱う話題というものは前日から決めているのでそれを考える時間というのはかからなくなってきましたが、文章を書き始めるのは朝からですので、まず内容を頭の中で整理して、それから文章を書きはじめて、出来たらそれをざっと読み流して、さらに一回天堕さんに見てもらって、それからHTMLにする作業に入って、やっとアップすると、更新を載せるにはこういう手順を踏んでいまして、さらにやっぱり当サイトは内容的にも色々と考える事が多いですし、それだけに長文になってしまって、書く物理的な時間も長くなりますし、読みかえすのも時間がかかりますし、天堕さんによると校正するのも短くて一時間はかかるとおっしゃっているぐらいで、全体の作業が完了するには相当の時間が必要になるのです。
 さらには、天堕さんの校正は主に思想的な部分をチェックするためにやっていまして、だから未だに誤字脱字が多かったりするんですが、つまり思想的な部分で引っかかるところがあったらさらに書き直しが必要になったりすることもありますので、そうなるともっと時間がかかっちゃうんですね。
 同時に、これだけの作業をする分、精神的な負担というモノもけっこうあるんです。
 
 その上でもし議論のレスをするのであれば、これらの作業を終わらせてからさらにまた文章を書き始めなければならなくなりますので、ちょっと今の状態ではキツイんです。
 もしこのサイトのみに一日中かかりつけにできればそれも可能かもしれませんが、しかしやえは学業がありますし、天堕さんもお仕事があります。
 物理的時間的にもなかなかむずかしいんですね。
 
 しかしだからといって全くスルーというのもやはり問題があるでしょう。
 だから注意書きにもう一点こう入れています。
 「◎やえにゅーす等にてネタにさせて頂くことがあります」
 あそこの掲示板で、更新を受けての自分の意見というものを書いてくださっている方もいらっしゃいますし、また反論の場合でも、とてもためになる御意見もあります。
 そしてそういう時はこちらの本更新にて取り扱わせていただくことにしています。
 そうすることによって、レスをすると同時に本更新も出来るワケで、物理的にも精神的にも一石二鳥なんですね。
 さらに多くの人に読んでもえるというメリットもありますし、こういった点からもそういう方針を採らさせていただいています。
 
 
 議論というモノはネットでもリアルでもとても難しいモノです。
 ネットにおける自分の意見を表明する方法としては、二つの方法があると思います。
 一つは、やえが今やっているような、自分のサイトにて自分の意見を主張するという方法です。
 もう一つは、既存の(議論系)掲示板にて、自分の主張をしたり、違う人の意見に反論したりという形です。
 
 議論の場合は、もちろんネット上のオープンな場でのことですから不特定多数の人が見ることは出来ることは出来ますが、しかしやっぱり議論用の文章というモノはその反論する相手向けに書かれているモノですので、大勢の人に見てもらって読んでもらって考えてもらうという文章ではありません。
 言わば、「その一人の人の考え方を変える」というのが、議論用文章の趣旨となりますので、多くの人に見てもらうという目的にはあまり適切ではありませんが、一人の人間の考え方を変えるという意味では、その人用に文章を書くという直接的な手法ですから、より効果的だと言えるでしょう。
 それはそれで意味も意義もあると思います。
 
 しかしやえや天堕さんつまり当サイトは、そういう手法ではなく、不特定多数の多くの人に、やえや天堕さんの意見を読んでもらって考えてもらうという道を選択しました。
 この手法だと、直接的には考えを変えることは出来ませんが、しかし逆に多くの人に考えを知ってもらうことが出来ますし、そして多くの人が考えるきっかけにもなるのではと思っています。
 意見を表明するという形のサイトは、もちろんこちら側からも結論を提示はしますが、あくまで最終的な結論は読んでいただく方にゆだねるという形ですから、議論よりは消極的と言えるのかもしれませんが、結果的には考えが変わらなかったとしても、しかし考え直すきっかけにはなれるんじゃないかなと思っています。
 より多くの人に影響を与えるという意味では、こちらの手法が優れていると言えるでしょう。
 
 議論用文章も、意見表明文章も、どっちが優れていてどっちが劣っているということはないとおもいます。
 どちらもメリット・デメリットはあります。
 ただやえは意見表明型の道を選択したというだけです。
 もう一年以上も前になってしまったのでご存じない方もいらっしゃると思いますが、当サイトは一年ぐらい前は天堕さんが一人で【堕天使の槍】というサイトをやっておられました。
 アドレスはこのままでですね。
 そのサイトをやっておられた時、当サイト自体は意見表明型ではあったのですが、あまり多くの方に読んでいただけるようなサイトの作りにはなっていませんでした。
 天堕さんが言う「思想サイト」というヤツで、思想サイト系の閲覧者に読ませるような思想サイト向けの文章のサイトでした。
 そして天堕さん自身、他のサイトさんの議論掲示板にて多くの様々な議論を色々と何度も経験し、そんなサイト生活日々が、約三年ほど続いたということです。
 そのような議論系の文章を書くメリットもデメリットも経験してきた中で、ある日「もっと違う手法もあるだろう」と天堕さんはふと思い立ったそうで、そんな経緯からやえを起用しての今の「やえ十四歳」という、それまでとは全くリニューアルした今のサイトに至ったということなんだそうです。
 だから、やえ自身も議論することというものを否定する気持ちは全くありませんし、それはそれで存在する必要性もあると思います。
 やえも天堕さんも、議論を楽しいと思うことはあります。
 しかし、だけど、当サイトはそれとは違う道を選んだということなんです
 
 議論していると、やっぱりいろんな人に出会います。
 はじめは穏やかに議論していたのに、自分の意見が通らないと知ると急にキレて、罵詈雑言を投げかけはじめる人なんてことは、今まで何度もありました。
 思想サイトの経験が長い天堕さんならなおさらのことだと思います。
 だからはじめ引用させていただいた書き込みの中の「正直オイオイと思って書き込もうとしたものの、どうやら自己完結して議論終わっちゃったみたいですね。」というのも、正直やえもそう思うことはけっこうあります。
 これが議論サイトの場合だったら、自己完結している人でもなんとか考え方を変えようと、直接反論を書いてそういう方向に導こうとなるんでしょうけど、しかし当サイトはそういう手法を選択しませんでした。
 では、どうするかと言えば、当サイトでやえはやえのバランスの中で文章を書いていて、それを読んでいる方もその人自身のバランスにてやえの文章を評価してくださっていると思いますが、それと同じように、やえが「これはちょっとアレかなぁ」と思った書き込みは、ここに来てくださっている多くの人も「ちょっとアレかな」と思っているんじゃないかなと、やえの中のバランス感覚でそう思って、だから特に取り扱わずにそのままにしています。
 結局意見表明型サイトというのは、最終的な結論というのは読んでくださっている方ご自身にゆだねているワケですから、やえもその「ちょっとアレ」な意見を書き込んでくださった方に対して、やえがその考えを反論するという形で主体的に直接変えようとは思いませんし、だからやえがその書き込みについて特に触れないという形を取ることによって、その書き込みを見ている閲覧者の第三者の方が、やえと同じように「ちょっとアレかな」と思っているのであれば、それはそれで十分なのです。
 だからこそと言いましょうか、やえ板に書き込み下さった方も「正直オイオイ」と思われたようですので、やえの伝えたいことというのは、それで十分伝わっているのです。
 もちろん、やえではなく違う第三者の方がそういう意見を言ってくださることで、「正直オイオイ」な書き込みをした方にも、ちょっとアレなんですよと伝わることができると思いますので、とても書き込みはありがたいことだと思います。
 やえがいくら言ったとしてもご本人さんはヒートアップするだけでしょうし。
 
 本更新にしても議論板にしても、やえはやえのバランス感覚の中で、文章を書いたり運営をしたりしています。
 そして、そのやえのバランス感覚をどう評価するかは、それは読んでくださっている方に、全てゆだねているということになります
 これは、意見表明型のサイト全てに同じように言えることだと思います。
 
 
 以上のように、物理的精神的負担という理由と、意見表明型サイトであるという理由と、二つあわせて議論板にはレスをしないという方針を採っています。
 ご理解いただければ幸いかと思います。
 ネットの議論というモノは、特に天堕さんなんかは色々と経験してきただけに、まだまだ書きたいことはあるんですが、これだけでもかなり長くなってしまいましたから、またの機会にということにさせていただきます。
 
 実は天堕さんは昔、自分の理想とする議論サイトを作ったことがあるんですが、夢半ばにして挫折しています。
 跡地はまだ残ってるんですが(^^;
 もし、もっと時間がとれるようになったらまた目標に向かっていけるようになるかしもれませんね。
 
 もちろんいろんな意見はやえにとってもとても考えさせられますし、とてもためになりますから、これからもお気軽に書き込みしていただければと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、健全な議論を応援しています。


平成15年8月26日

 イラク論と日本論


 拝啓
 拍手のメッセージの方々へ
 
 ・えーと、やえは、単純な暗記がどうも苦手でして、年号とか人の名前とか覚えるのがちょっとダメだったりします。だから歴史は…微妙ですね(^^;
 
 ・ありがとうございまーす。これからも頑張っていきますので、色々と考えていきましょー。
 
 ・人間は考える葦ですねv
 
 ・お久しぶりデース。やっぱり夏休みで見られない方も多いんでしょうか。はやくもどってきてくださいー(笑)
 
 ・検討致しますので、ご協力をお願い致します。
 
 ・最近「おしん」が海外で大ブレイクなんだそうですね。それにしてもスゴイ数字です。その国では最も有名な日本人ですね。でも今でも日本はああだと思われるのはちょっと困りますね。
 
 ・ヽ(´ー`)ノ
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて、イラクです。
 イラクというか、イラクに絡んだ日本のことになると思いますが。
 というワケでイラクです。
 
 前の更新で、アメリカ憎しのためにイラクを日本にリンクして、それを材料にアメリカ批判している人がいる、という話をしました。
 イラクは日本と同じようにアメリカに戦争をふっかけられ、イラクは日本と同じようにアメリカに占領政策をされ、イラクは日本と同じようにアメリカに親米国家にされそうになっているんだ。
 こういう論調ですね。
 そしてさらには、「イラク人は日本人と同じように国を愛していて、時には自爆攻撃という日本の神風特攻と同じような決死の覚悟でもって国を守ろうとしているんだ」という論調で、そして「お互いにアメリカにここまでの酷いところまで追い込まれてしまったんだ」とアメリカ憎しを啓蒙しようとしています。
 また、日本人に対しては、「昔の日本人は今のイラク人のように死んでも国を守ろうとしたんだよ」と語ろうともしています。
 しかし何度も言ってますが、やえはこのようにイラクを日本にリンクさせる論じ方にはかなりの違和感を感じますし、むしろ先人達を馬鹿にしているような気がして、ものすごい嫌悪感を感じます
 
 一行ボードで「イラクそのものもテロリストと一絡げに考えちゃうの?」という書き込みがありました。
 確かにこれが平時の際であれば、確かにその通りかもしれません。
 オウム真理教を日本人のモデルとして見られてしまうのは全然不本意ですし、やえも一昔前のペルーの日本大使館占領事件のテロリスト共をペルー人そのものとは見ていません。
 しかし、今のイラクはそれらと状況が全く違います。
 今はイラク史上最大の国難で、国を賭けた戦争を経験し、そして国の未来を占う時期に来ています。
 イラクにとってこの現在は、本当に一人一人が自分と国の未来を考えなければならない時です。
 たった一人の行動が、イラク全体の未来を変えてしまうかもしれないという、そんな大切な時期です。
 テロリスト共の行動もそんな大切な時期の中での行動ですから、多分イラクのためと思って行動しているのだと思います。
 だからやえは、テロリストの行動も、イラク人が取りうる行動の選択の一つと見ています。
 イラク人はそういう行動を選択肢として持っている、持ち得る民族国民であると見ています。
 テロルという手段もイラク人にとってはイラクとしての選択した一つの道であるのでしょう。
 
 それを踏まえて、イラク人がテロルなんていう短絡的かつ無意味な行動を選択しうる思想を持った民族であるという点について、それはくだらないとイラク人に対してやえは今まで何度も言い放ってきました。
 どうしてこんな大切な時期にそんなテロルだなんてくだらない行動を取ってしまったのかイラク人の中にそういう選択肢が存在するという時点で、やえはとても疑問に思えて仕方がないのです。
 
 やえが、イラクを日本にリンクさせるなと言っているのは、この辺にも理由があります。
 日本の有史以来最大の国難であった大東亜戦争を乗り越え、敗戦という形で戦争は終わりましたが、その終戦直後に日本人はテロルという手段を用いてアメリカに攻撃をした人間がいたでしょうか。
 確かに、あの玉音放送を聞いてから、我慢できずに単身特攻機に乗って飛び立った人はいましたし、その場で自決した人もいました。
 しかし、しばらく時間をおいて冷静になってからは、「ここで見苦しくもがいても無意味だ。これからは現実をしっかりと受け止めて、我が日本を再び世界の日の本に再興させることこそが国のためだ」と思い直して、先人達はそれぞれの道を選んでいったのです。
 自決だって、戦争を精一杯戦ったからこそ、その運命と戦争で散っていった仲間達と我が身とを共にしようと、そして子孫達に今後の日本を託そうと想いを込めて、本当に日本を愛しながら散華していったのです。
 日本人は大東亜戦争で文字通り命を賭けて国を子孫を愛するモノを守るために精一杯戦い、そして終戦後は祖国興国のために新しい道を模索していったのです。
 損な覚悟があったからこそ今の日本があるのです。
 
 しかし今のイラクにそこまでの覚悟が果たしてあるのか、とてもかなり疑問です。
 
 どうして戦争が終わってからテロルなんていう手段で抵抗しようとしているのでしょうか。
 なぜ戦争でそれほどの覚悟を見せられなかったのでしょうか
 確かに圧倒的な戦力の差があったのはそうなんでしょう。
 しかしそれは日本だって同じだったはずです。
 また、アメリカ軍もイラクに対しては当初は空爆のみでしたが、都市を占領するためには最後はどうしても地上軍を投入しなければならないので陸軍も投入する予定でしたし予定通り投入しましたけど、その時にだってイラク側はその覚悟を見せることができたハズです。
 しかし実際は変な宣伝相が目立ってばかりで、後は無様にやられていく様しか、イラクは見せることが出来ませんでした。
 
 そもそも日本の場合は、大東亜戦争になる前から富国強兵を進め、それなりの準備は進めてきた一方、最後まで国際協調の道も模索していきました
 第一次世界大戦では日本は戦勝国の側に名を連ねていますし、日英同盟とか、韓国併合時には欧米列強に確認してまわっていますし、はじめから日本は反欧米ありきではありませんでした。
 当時は他国を侵略し占領し植民地化することは普通のことであり、そうしなければ国が成り立たない時代でしたので、日本もそれに習っただけで、だから韓国併合はそもそも欧米にお伺いを立てる必要もなかったのですがそれでも一応確認を取ってまわり、そして当然のように認められたワケで、このように日本は普通のことを普通以上に気を遣ってしていたんですけど、しかしそれでも黄色人種への差別蔑視と、小国から大国にまでのし上がってきたという事に対する嫉妬と様々な感情によって、日本は戦争せざるを得ない方向に追い込まれていったのです。
 日本は最初から最後までずーっと国際協調の道は探し続けたのです
 
 イラクはどうでしょうか。
 確かに白人からの差別感はあるでしょう。
 しかし戦争のタネをイラク自ら招いた感は否めません
 アメリカのイラク戦争ではまだ見つかってはいませんが、しかし現在明確に禁止されている生物化学兵器を過去に持っていたことは事実ですし、他国を侵略したのも事実です。
 これだけをみても、イラクが国際協調を必ずしも行おうとしていたとはちょっと思えません。
 確かにアメリカにヤクザ並に因縁つけられたことはつけられた感じはありますが、しかしそれ以前の段階で、まだなんとかなりそうな余地はあったと思いますし、その余地を潰したのは他でもないイラク自身のように思えます。
 
 それなのに、戦前の日本の屈辱的な国際協調への努力と戦争に至るしかなかった苦渋の選択を道を、他国侵略といった国際協調とは全くかけ離れたが行動引き起こしたとも言えるイラクの行動と、同列に扱ってリンクまでさせて、アメリカへの批判の材料にするそんな論調に、やえは激しい怒りを覚えます
 先人達を侮辱するのもいい加減にしてください
 日本人が戦前も立派な人たちだったと語るのもいいでしょう。
 アメリカこそがトンデモナイ国だと警鐘するのもいいでしょう。
 イラクもイスラムの国々の中では近代化を目指した国だったと伝えるのもまぁいいです。
 しかしそのために、日本の偉大な先人達をイラクなんかの人々にリンクさせるのはやめてください
 失礼にもほどがあります
 
 イラクは戦争後にテロルを行うという形でしか自らのアイディンティティを示すことができませんでした
 この時点でイラクは、もう日本とは全くかけ離れた何を考えているのかよく分からないくだらない国なんです。
 戦闘が終わってから、騙し討ちに近いような腹いせとしか思えないような局地的な自爆テロなんかを繰り返すイラクと、それを「テロルは愛国精神でやっているんだ、国を守るためにやっているんだ」と肯定する論調は、それは絶対に間違っています
 いつまでも現実を受け止められない人たちなんかと、我らが素晴らしい民族である日本人とを一緒にしないで欲しいと思います。
 
 イラクはイラクの事情があって、遠く離れた日本人には理解できないことが多くて、だからこそ日本とリンクして語れる簡単な話ではないのです。
 
 もし本当にイラクとイラク人のことを考えてあげるのであれば、「はやく現実を受け止めて、短絡的なテロルなんていう手段は捨てて、そんなコトしても現実は変わらないのだから、今できること今やらなければならないことを一人一人が考えて、祖国興国のために動くべきではないのですか」と言ってあげてください。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、命を賭けて現地で働いていらっしゃる国連の職員の方々を応援しています。


平成15年8月27日

 アマチュアスポーツと

 サイトに新しいモノを設置したのにもかかわらず、その説明を次の日にアップするという変わったサイトのバーチャルネット思想アイドルのやえです。
 というわけで、またまたまたまたアンケートです
 しつこくてごめんなさい。
 でも今回はちょっと真面目に皆様に聞いてみたいと思いまして、また設置させていただきました。
 というのも、やっぱり「やえニュースは長すぎる」ということはよく聞くんです。
 やえ自身は、長文を書こうと思って書いているんじゃなくて、一つのことに対して言いたいことを書いていたら自然に長くなってしまうので、なんかどうしようもないんですね。
 特にテキストサイトって短ければ短いほどいいとされている風潮があるじゃないですか。
 もちろん伝えなければならないことは伝えてというのが前提ではありますが。
 だから長くなったときは二つとか三つに分けてでも短くした方がいいのかなぁ、とかも思ってみたりしていたんです。
 ただ、そういうのはやえが決めるコトじゃなくて、読んでくださっている方が感じるコトですから、じゃあ皆さんに聞いてみるのが一番いいなと思って、アンケートを設置することにしました。
 どうか忌憚無き意見をお聞かせ願えればと思います
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 しばらく堅い話が続いたので、今日はちょっと政治から離れたお話をしたいと思います。
 
 バーチャルネットアイドルサイトを含めてテキストサイトというものは、基本的に無料にて公開されているところがほとんどだと思います。
 というよりは、お金を取ることができない、むしろサイトというものにお金を払うという文化がない意識がないというのが実情なんだと思います。
 毎日更新するテキストサイトでも、ものすごい質の高い学術的なサイトでも、仮に有料制にするとたちまち閑古鳥が鳴くようなサイトになってしまうんじゃないでしょうか。
 結局ネットのコンテンツで金が取れるのはアダルトサイトだけというのが現実です。
 
 そんな状況をなんとか打破したいという想いかどうかはハッキリとは分からないのですが、やえが勝手にそう思っているだけかもしれませんが、ろじっくぱらだいすのワタナベさんが提唱している「web投げ銭」は、そんなネット界の未来の幅を少しでも広げようとの願いが込められて作られたモノなんじゃないかと思っています。
 お金を取れるサイトが出来ることで、サイトの新しい可能性と新しい未来というモノが出来ますしチャンスも出来なすしビジネスも広がりますし、またトップにそういうチャンスがあるとネット界全体もますます広がっていくでしょうし、質も向上すると思いますし、サイト界の発展になると思います。
 テレビだって今は自分でお金を払って番組を選ぶという時代になりつつありますし、サイトにだってそういう文化が根付けばお金を払うというのもアリだと思います。
 
 
 ところで、陸上とか水泳とかその他色々とアマチュアスポーツというのは日本ではとても盛んです。
 今世界陸上が行われていて、体操で金メダルを取ったとか、室伏が頑張っているとか、いろいろと話題になっていますね。
 で、その選手というのはアマチュアスポーツですから、当然そのプレーそのものにお金が支払われているわけではありません。
 ほとんどの選手は普段は企業の社員として普通に働いていて、企業のクラブでその競技の練習をしたり大会に出ているという形になっています。
 
 そんなアマチュアスポーツ選手の実情ですが、少し前、雪印がスキーのクラブを廃部にするということでずいぶん話題になったことがありました。
 日本のスキー界にとって雪印はトップブランドでしたし、その名声に似合う世界トップの選手達が所属していたものですから、まぁ雪印はその時別の話題でも独占中だったこともあるんですけど、その選手たちについてかなり大きく報道されていました。
 つまりこの事件が物語っていることは、いくらアマチュアスポーツの世界で最高の名声を得たとしても、結局所属企業の事情によっては選手生命の危機を迎えてしまうこともあり得るということです。
 スポーツ選手としてやっていけるかどうかというのは、そのスポーツで成績を残せるかどうかではなく、スポーツとは全く関係ないところの所属企業の事情でしかないという、過酷な現実だったのです。
 
 最近はこの不況の煽りで各企業も出来るだけコストを削減しようと躍起で、そしてその煽りをモロに受けているのが各クラブのようで、どんどんアマチュアスポーツ選手としては厳しいご時世になってきています。
 また選手を引退してしまった後の行く先も不安なんだそうで、それまでの人生がそのスポーツ一本だったのに、それが無くなったら果たして普通の人たちと同じように仕事が出来るのかどうかとても不安なんだそうです。
 唯一引退後にも自分のスポーツ人生を生かせる再就職先は、学校の教員か大学で教鞭を振るうかです。
 しかし現在、小中高校とも教員の数はいっぱいいっぱいで、特にスポーツ選手が多く取得している体育の教員は教員の中でも一番教員の数が多い教科で、今はかなり難しいというのが現実です。
 また大学で教鞭をふるうといっても、メダルを取った選手というのは私立大学ならどこでも取ってくれるそうなんですが、しかしメダルが取れなかった、例えば4位でも全然ダメだそうで、たった一つの順位で雲泥の差があるというのが現実なんだそうです。
 結局アマチュアスポーツというのは将来が不安定すぎる職業なんですね。
 
 でもその一方、アマチュアスポーツを楽しむ人というのは本当に多いという側面もあります。
 オリンピックは凄く盛り上がりますし、競技によっては選手への期待が国民全体レベルになったりしますし、それで金メダルを取れば英雄に、取れなければ大バッシングを受けてしまう事もあったりします。
 前回のオリンピックでやっと金メダルを取った柔道の田村亮子選手も、「最低でも金、最高でも金」という言葉が示すとおり、過去二回のオリンピックにおいて銀メダルしか取れなかったという意外な展開で、その時の国民の田村選手への大バッシングはもの凄いモノがありました。
 
 しかしよく考えてみると、そんなバッシングをしている人たちっていうのは、そのスポーツにいったい何の寄与をしているのかとふと冷静に考え直してみると、実際のところ何も寄与なんてしていないんですね。
 お金を払っているワケでもない、そのスポーツに関わっている仕事をしているワケでもない、ましてオリンピックが開催されている時以外にはそのスポーツなんて全く興味を持っていないなんていう人も多くいたことでしょう。
 逆に、田村選手が金メダルを取ったり、高橋尚子選手が優勝したりした時など、多くの人が「勇気をもらった」とか「感動をありがとう」とか言っていましたが、ではそんな人たちはスポーツ選手のためには何かやっているのかと聞かれれば、やっぱりそんなことはほとんど無いと言っても過言ではないはずです。
 
 アマチュアスポーツというものは、与える影響は大きくても、その反対から得られるモノはかなり少ないという、ねじれ的な現象が起きています。
 野球などのプロスポーツの場合は、活躍すればするほど、ファンを喜ばせれば喜ばせるほど、お金などの見返りが大きくなるようにシステムが出来ています。
 でもアマチュアは、まぁお金を取らないからアマチュアであると言えるんでしょうけど、いくら世界的名声を得たとしても結局所属の企業がつぶれてしまえば選手生活の危機を迎えてしまうという運命からは逃れられないのです。
 いくらすばらしい技術や経験を積んだとしても、それを生かせる人生を歩めるという人は、本当にごく一部の人間、一部の人気スポーツのそれも金メダルを取った人ぐらいで、ほとんど多くのスポーツ選手たちは、そのスポーツとは関係ない人生を歩まざるを得ないんですね。
 
 では、夢を与えてくれたり、思いっきりバッシングしたりしている人間からは、そんな過酷な状況の選手たちに何かできることはないでしょうか。
 感動させてくれる人に対して、お礼に何かできることはないでしょうか。
 そんな優れた人間を、優れた技術を、優れた経験を、もっと社会に還元できる方法はないのでしょうか
 
 
 web投げ銭の精神って、それはとてもすばらしいと思いますし、そして応用も利くんじゃないかなぁと思うんですが、みなさんはどう思いますか?


平成15年8月29日

 小泉メルマガレビュー

 今日は久々に小泉メルマガの発行日です。
 メルマガは2週間のお休みを取られておられましたから、みなさんも心待ちにしていたことだと思います(?)
 それではハリきっていきましょー。
 
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 欧州出張と6者協議
 小泉純一郎です。
 夏休みも残すところあと数日になりました。あわてて宿題をしている子どもたちもいるのではないでしょうか。今年は梅雨が長く、冷夏で農作物にも影響がでているようで心配しています。
 
 もしかして総理も、8/31日になってから宿題に手をつけるタイプの子供だったのでしょうか(笑)
 え?
 やえですか。
 やえはですね・・・順調ですよ・・・。あはは。
 
 先週は、ドイツ、ポーランド、チェコを訪問してきました。
 いずれも北朝鮮と国交のある国です。ドイツのシュレーダー首相、ポーランドのミレル首相、チェコのシュピドラ首相との会談では、拉致問題と核の問題、ミサイルの問題を包括的に解決していこうという日本の考え方に深い理解と力強い支持をいただきました。イラクやアフガン復興支援、二国間関係強化についても話し合い、お互いの理解を深めることができました。
 
 え?
 そうなんですか。
 これは知りませんでした。
 ドイツも国交があったんですね。
 というか、中国とロシア以外に国交がある国があるとは思いませんでした
 もしかして北朝鮮にはドイツ人の観光客とかいるんですかね。
 
 ドイツでは、シュレーダー首相の招待で、歴史あるバイロイト音楽祭で、ワーグナーの「タンホイザー」を堪能することができました。バイロイトでワーグナーを聞くのが夢だった私にとって、オペラの楽しさを味わえた、忘れられない素晴らしい音楽に酔った一晩でした。
 
 あー、いいなー(笑)
 今度やえもつれてってくださいよー。
 
 今回の招待は、昨年のカナダでのサミットから帰国する際に、日本でのサッカー・ワールドカップ、ドイツ対ブラジルの決勝戦を観戦するシュレーダー首相を日本の政府専用機にお乗せしたのがきっかけです。
 
 おー、小泉さんはいろんな所でいろんな方に縁を作りまくってますね。
 やはり小泉さんは外交向きな総理ですね。
 
 ポーランドでは、ショパンの心臓が遺言によって埋められている聖十字架教会を、チェコのプラハでは、ドボルザークとスメタナのお墓を訪ねました。
 ワーグナー、ショパン、ドボルザークやスメタナなど、私の好きな作曲家です。実際にゆかりの地を訪問して、曲にこめられた思いの一端に触れることができたように感じました。
 
 特にヨーロッパの人っていうのは、こういう伝統的文化にものすごい誇りを持っていますから、小泉さんのようにヨーロッパの文化に造詣が深いような人は、特に喜ばれる傾向があります。
 砕いた言い方をすれば、欧州人と仲良くなりたければお国の文化を褒めろ、ということです(笑)
 そして小泉さんはそれが得意なんですね。
 
 「ロボット」という言葉を世界ではじめて使ったのは、チェコのチャペックという作家です。チェコのシュピドラ首相主催の夕食会には、「ASIMO(アシモ)」というロボットと一緒に出席し、アシモはチェコ語で乾杯の音頭をとりました。アシモのかわいらしい仕草にみんな拍手喝采。日本のロボット技術の高さをアピールできたと思います。
 
 この様子はニュースで報道していましたのでやえも映像を見ることが出来ました。
 で、日本でのアシモ君の声は鉄腕アトムの声に近いような感じだったと思うんですが、今回のチェコ語版アシモ君はなぜが野太い男の人の声だったように覚えています。
 うーん、これもチェコの風情かなぁとは思ったんですが、ちょっとだけアシモ君のイメージが壊れた一瞬(笑)
 
 今回の訪問で、各国首脳と深い友情と信頼関係を築くことができました。相手の国の歴史や文化を理解し尊重することが、外交を進める上でとても大切なことだと確信しました。
 
 まさにその通りですね。
 小泉さんは一夜漬けではない元々の趣味で培われた知識ですから、その辺もちゃんと誇り高い欧州人には分かるのでしょう。
 感動したっ。
 
 昨日は、富山県と岐阜県を訪れて、ノーベル賞を受賞した小柴先生にスーパーカミオカンデを案内していただいたり、農地を借りて大規模な農業を営んでいる方々、世界遺産の合掌造り集落、そして、最新技術でトンネルを掘削する高速道路の工事現場を視察してきました。
 分野は違いますが、それぞれの現場で元気に活躍している方々にお会いして、私も元気をもらったような気がします。
 
 おや、ヨーロッパに行ったり、富山や岐阜に行ったり、飛び回っておられて、大変ですねぇ。
 元気を分けてもらうのもいいですが、お体にはお気をつけ下さいね。
 
 北京では、昨日から6者協議が始まりました。協議の場では、日本の立場、日本の考え方をはっきり主張して、各国と協調しながら、拉致の問題、核の問題、ミサイルの問題の包括的な解決に向けて努力していきたいと思います。基本は、日朝平壌宣言、この方針に変わりありません。
 
 平壌宣言はともかく、最近の北朝鮮外交はちょっとつまり気味だったので、この会談で何らかの道筋が出来ればいいと思います。
 なかなか難しい会談となると思いますが、是非とも日本の国益のために頑張ってもらいたいと思います。
 世論もしっかりと後押しする必要があると思います。
 がんばってください。
 
 
 さて、次は大臣さんの寄稿です。
 
 ● 厚労白書が興味深い(厚生労働大臣 坂口力)
 厚生労働白書は少子高齢社会の将来について多くのことを考えさせます。その中の幾つかを御紹介して、今後のことを考えてほしいと思います。
 
 ほうほう、考えていきましょう。
 
 高齢者のみで生活している人が増えているが、子供と同居したいかどうかは、高齢者の所得によって差があります。年収100万円未満の高齢者は47.5%が同居したいと答えているのに対して、400万円以上の人は23.1%と半減しています。諸外国と比較をして、友人や近所の人と話をする機会のほとんどない者の割合が高齢者で高くなっています。
 
 なんかものすごい現実的な問題ですね。
 なんていいましょうか、それって高齢者だけに関わらないような気がするんですが、お金がないから同居したいって。
 うーん。
 
 子供の出生率にも変化が見られます。今までは少子化の主な原因が結婚を先送りする層の増加でありましたが、結婚した夫婦の子供数も減少してきました。また、親と同居する3世代同居比率が高いほど、出生率も高くなっています。
 
 親と同居すると、子育ての手間という面と金銭的な面と両方楽になるでしょうからね。
 これは自然な数字だと思います。
 
 北陸や東北は同居率、出生率ともに高く、南関東、北海道、近畿は共に低くなっています。
 
 なんか、何も言わずに納得できちゃいますね(^^;
 
 働いている女性と出生率の関係をみますと、働いている率が高いほど、出生率も高くなっています。やはり北陸や東北では高く、南関東や北海道では低くなっています。
 
 あれ?
 そうなんですか?
 イメージ的には、働いている人ほど結婚も出産も少なくなるようなイメージがあるんですが、違うんですかね。
 ただこの言い方では「働いていた人が仕事を辞めた後に出産する」のか「働いている最中に出産する」のか、どっちか分かりませんね。
 前者の場合なら、多分出来ちゃった結婚が多いのかと思われます(笑)
 
 最初の同居したいかどうかに話は戻りますが、本人達の希望もありますけれども、それぞれの地域における慣習もあるように思われます。同居しているが故に子育てが可能になっているのか、それとも子育てをしたいが故に同居を受け入れているのか、或いは地域の慣習に従って生きている結果が、出生率に差を生じさせているのか、更なる分析が必要です。
 
 地域の慣習はあるかもしれませんね。
 多分今でも「結婚したら男の親と同居するのは当然。そしてすぐに子供を産め」と言わんばかりの地方もあるでしょうし。
 もちろんそれは悪いと一方的に言えるモノでもありません。
 何が幸せなんて定義できないのですから、自分が全てを決める自己責任の自由が必ずしも幸せにつながるというのは、それはそれでやはり一方的な考えだと思います。
 昔の日本がそういう慣習があったからといって、「昔の人たちはみんな押しつけられていて不幸せだったんだ」と言ってしまうのは、それはあまりにも決めつけ過ぎの自分勝手な主張だと思います。
 
 しかし以上のことは、孤独に生きる楽しさと難しい人間関係を乗り切る生き甲斐と、どちらが人間らしい生き方かを問いかけるように思えてなりません。人はやはり孤独に生きていては繁栄しない、それだけは確かなように思うのですが如何でしょう。詳しくは厚生労働白書を御一読下さい。
 
 これもさっきと同じ事ですね。
 何が幸せなのかということは一概に言えませんから、しかしだからこそ難しいんですね。
 如何でしょうか。
 難しいですね。
 
 厚生労働白書(概要)はこちらです
 
 
 次は遠山文部科学大臣のお話なんですが、なんか抽象的なお話ばかりであまり面白くなかったので省略します。
 遠山大臣ごめんなさい。
 
 
 次は民間の方の特別寄稿です。
 
 ● 「芯が強く規律の高い」経済の構築に向けて
(日本銀行総裁、経済財政諮問会議議員 福井俊彦)
日本銀行の福井です。

 
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 
 わが国は、グローバリゼーションや情報通信革命の進展、さらには際立った少子高齢化など大きな潮流変化を背景に、「芯が強く規律の高い」新たな経済の枠組み構築に向けて懸命の努力を続けています。その過程で様々な構造問題の克服が重い課題となっていることもあって、経済は長期にわたり停滞し、物価は緩やかながらなお下落傾向を辿っています・・・・・
 
 えーと、この人最後までずっとこの調子で、結局「日本銀行頑張ってます」ということを難しく語っておられて、やっぱりちょっと面白くなかったので以上でしゅーりょー。
 福井総裁ごめんなさい(笑)
 
 日本銀行は、平成10年4月以降、新しい日本銀行法の下で、金融政策を遂行し、業務の運営を行っております。日本銀行が新法に盛られた独立性の精神を真に体現するためには、意思決定プロセスを透明にして、国民の皆様から日本銀行の行動を十分理解していただき、政策効果を高めていくことが重要です。
日本銀行の持てる力をフルに発揮して、ご期待に沿えるよう努力したいと思います。
 
 ・・・・えーと、がんばってください(笑)
 
 
 [数字でみる日本]
 ● 年29.2%
 年29.2%とは、出資法で定められた、金融業者が金銭の貸付けを行う際の上限金利です。元本が1万円とすると、利息の上限は1日8円になります。
 
 この「数字で見る日本」っていうのは毎回掲載されていたんですが、毎回あまり面白くないのでとりあげてきませんでした。
 今回はちょっと気になることがありましたので取り扱ってみたいと思います。
 
 しかし一万円で一日8円って、それでもけっこう高いような気がするんですが、どうでしょうか?
 
 違法な業者の手口としては、「他店で断られた方もOK」「簡単、即日融資」などと電話、チラシなどで勧誘し、3万円から5万円といった少額を、7日から10日間と短期間に貸し付ける事例が多くみられます。
 
 なんか最近よく見ますよね、この手のキャッチフレーズ。
 しかし多くの人っていうのは、少額を短期間で借りていたんですか。
 だから多くの人が騙されてしまうんですね・・・。
 
 違法な金融業者による被害に遭わないための最大の防衛策は、無登録業者や違法な高金利をとる業者を利用しないことです。借入れをする場合には、当該業者の登録の有無、金利が法定の上限を超えていないかを十分に確認し、違法な金融業者を利用しないようにご注意ください。
 
 まぁそれは正論なんですが、しかし現実は、銀行や正当な登録業者だと貸し渋ってお金を貸してくれないから、こういう所に藁をも掴む思いで借りてしまうんですね。
 時々「借りる方が悪い」と言う人がいますが、それはちょっと実情を知らない発言だと思います。
 中小大と関わらず企業というモノは大なり小なり銀行からお金を借りて運営しているモノなのです。
 企業のパンフレットを見てみてください。
 ほとんど必ず「取引先銀行」という項目があって、数行の銀行の名が連なっていると思います。
 これぐらい企業と銀行との関係というモノは、一般的に思われている以上に密なのです。
 だからすでに社会的にこういう仕組みになっていまして、だからこそ銀行からお金が借りれなくなったら、例え企業的には順調であっても、それだけで一気に倒産に追い込まれてしまうこともあり得るんです。
 そしてそうなってしまった社長は、当然社員とその家族への責任もありまして、その責任感から・・・ということで、確実にお金を借りられるところに行ってしまうんですね。
 だから、ヤミ金を撲滅するには、こういった社会のねじれを解消させる必要があると思います。
 そうですね。
 もうりそな銀行を完全に国有化してしまって、中小企業にどんどんお金貸しちゃったらどうでしょうか。
 それぐらいやらないと、それ以上の不幸を無くすことは出来ないと思います。
 
 
 それでは、若手の中で総理にと人気ナンバー1の安倍晋三官房副長官のシメのお言葉です。
 
 [編集後記]
 今週号の「らいおんはーと」休刊したぶんも、との気持ちで少し長めでした。
 
 特に小泉さんのお言葉がいつもより長かったですね。
 
 小泉内閣の進める構造改革のなかでも、公共事業のコスト縮減は順調に進んでいます。最近の5年間で18.4%のコスト減を達成しました。さらに今後の5年間で15%コスト縮減を行います。18.4%縮減したうえで、さらにしぼりこむのですから大変ですが、ムダなコストは削らなければなりません。総理の強力なリーダーシップで進めてまいります。
 
 ほうほう、具体的にはよく分からないのですが、それは結構なことですね。
 しかしその一方、そのあおりをモロに受けている建設関係業の方の悲鳴もよく聞きます。
 その辺のバランスもしっかりと取ってもらいたいと思います。
 
 小泉総理が尊敬する吉田松陰が敬愛していたといわれる、毛利藩の家老村田清風は、果敢に藩財政の建て直しに取り組み、幕末の雄藩へと飛躍する基礎を築きました。当時彼の政策は不人気で失脚しますが、後年評価されました。幸い小泉改革は国民の皆様からご支持いただいております。
 
 尊敬する人のさらに尊敬する人ですね。
 おじいさんですね(違)
 しかしこの安倍さんの言い方は、最近批判は多いけど、しっかりと後世では評価されることをやっているんだ、という自信の表れなんでしょうか。
 時代にかかわらず政治家というモノは、大なり小なり批判されるモノですから、そういう気概で望むのがいいのかもしれませんね。
 
 昨日から始まった6カ国協議、核問題そして拉致問題、日本はしっかりと主張しています。よい結果を得るために政府として全力をつくします。(晋)
 
 この件に関しては多分今の議員の中で最も頼れる人ですので、是非ともご尽力をお願い致します。
 日本と日本国民のためにがんばってください。
 
 
 というワケで、久々の小泉メルマガのレビューでした。
 総裁選まで後一ヶ月。
 これからもがんばってください。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。


平成15年8月29日

 「名誉と自力救済、そして法」の感想第一回目〜架空のキャラクターとは〜

 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 さて、真紀奈おねーちゃんえるえるちゃんが取り上げていた「名誉と自力救済、そして法」を読みまして、やえもいろいろと感想が出てきましたので、それについていろいろと書きたいと思います。
 で、今回取り扱う事はネット向きな文章ですから、今回はちょっと趣向を変えて、一般的なテキサイっぽく文章を載せてみたいと思います。
 簡単に言いますと、これに関する文章を実験的に何回か分けて載せてみようかと思います。
 ご存じのように今やえは文章の載せ方についていろいろと悩んでいるんですが、今回からの数回の文章と、今までの長文と比べていただければ、また感じ方も違うでしょうし、良い点悪い点も見えてくると思いますので、しばらく実験におつきあいねがえればと思います。
 そして思うところがありましたら、アンケートにでも反映してくだされば幸いです。
 
 
 では。
 まず本題に入る前に、お二人ともが気にしておられた「架空のキャラクターの人格を軸として発言するサイト」について、やえの思うところを書きたいと思います。
 別にこれはVNIだけを狙い撃ちしている文章ではないと思います。
 この「架空キャラクターの人格」というのは、「固定的な名前を使っているサイト管理人」であると考えるのが適当かと思います。
 例えば、もちろんVNIも含まれますし、侍魂の健さんとか、ろじっくぱらだいすのワタナベさんとか、そんな感じのサイトの管理人さんですね。
 “ろじぱらの”ワタナベさんだって“侍魂の”健さんだって、リアルの人格からの影響は当然あるでしょうが、しかしそれは一部でしかない話であって、人格としてはろじぱらのワタナベさんとリアル社会の渡辺博之(仮名)さんとは全く別人であり、やえはやえですが、天堕さんもネットではネット思想家天堕 輪☆あまおちりんですがリアル社会だと山田太郎(仮名)でしかなく、つまりネットでのワタナベさんとか天堕さんは「リアルとは独立した架空キャラクター」なんですね。
 よって、定義の問題はここではとりあえずおいとくとして、簡単に言えば「架空のキャラクター」である「テキストサイト管理人」が主催している「テキストサイト」と呼ばれるサイト全てが「架空のキャラクターの人格を軸として発言するサイト」に含まれるモノと思われます。
 
 それをふまえて「架空のキャラクターの人格を軸として発言するサイト」と書いてある一文を簡単に説明すると以下のようになると思います。(語弊があるとは思いますが簡潔に説明するために「架空キャラクターのサイト」=「テキサイ」とします)

 「テキストサイトというものには多くの人が閲覧し、人が集中することがよくある。しかしテキサイ管理人はいくらアクセスを稼いで人気を博していたとしても、それをリアルな財産だと思っているかどうかは疑問である。それは、いくら人気があったとしてもネットだけでは一銭の価値にもならないからだ。だから、お金が欲しければ雑誌や単行本といったリアルワールドの媒体に飛び出すしかない。課金制度によるテキサイは成り立たないということは言うまでもないコトだからだ。こういう視点からも、お金を儲けるために固定ハンドル(確立された架空のキャラクターの名前)を使ってのサイトを作ろうと思う人はかなり少ないのである。
 (やえ加筆)お金儲けのためのサイトをするのであれば、リアルに直結している販売サイトか、実用的な情報サイトか、アダルトサイトという、管理人の人格(=架空キャラクターの人格)とは無関係なサイトになってしまうのである」
 
 実際にテキストサイトで人気を得てそれ以上のことをしようとしたら、それは雑誌とか単行本とかという形に、つまり「サイトの運営者はネットワークから現実世界に移行してしまう」ことになるんですね。
 VNIのちゆちゃんもそうですし、吉野健太郎さんとかPOPOIの舞さんとかもこれらに類すると思います。
 しかもそこまでになるのは本当に極一部の人たちだけですから、ネットに経済的価値を見いだそうと思うのであれば「架空のキャラクターの人格を軸として発言するサイト」つまり「テキストサイト」という手段を取らないということになると、白田先はおっしゃっているんだと思います。
 そしてこれは現実に見てもまったくそうであると言えますね。
 つい前々回の更新でも書きましたように、まだまだサイトのみでお金を取れる文化にはインターネットの世界はなっていません。
 
 こういう結論からも、この「架空のキャラクターの人格を軸として発言するサイト」というのは、決してVNIだけを指し示している言葉ではなく、いわゆるテキストサイトと呼ばれるような、サイト管理人が一個人として独立した人格を有しているサイト全てを指し示しているモノだと考えられます。
 
 
 

平成15年8月30日

 「国民の選択〜応or否」第一回不良債権になってでも中小企業を助けるべきか

 どうも最近週末に更新しないというのが恒例になってしまっていて、皆様にはいつも大変申し訳ないと思っていました。
 というワケで、企画です。
 題して週末特別企画「国民の選択〜応or否」
 
 簡単な話、Yes/Noアンケートです(笑)
 さらに週末企画と言っても、ネタがあれば毎週します。
 ですので、取り扱って欲しいネタがありましたら、どしどし教えてください。
 
 では、第一回目のテーマを発表します。
 じゃん。
 
 「不良債権になってでも中小企業を助けるべきか」
 
 つまりですね、今中小企業が大変なのは、銀行がお金を貸さない、いわゆる貸し渋りをしているからだ、という意見があります。
 では、政府系金融機関が中小企業に対して、ほとんど無条件でお金を貸すというのはどうでしょうか。
 また、銀行にも多額の税金を投入していますので、貸し渋りを禁止するというのはどうでしょうか。
 しかし、その代わり、お金を貸したはいいが結局その企業は倒産してしまってその再建は不良債権になってしまうかもしれません。
 ますます銀行も苦しくなり、政府も赤字が続くかもしれません。
 
 いったいどっちがいいのか。
 体力のない中小企業はさっさとつぶれてもらうか。
 それとも中小企業こそを助けるべきか。
 どうすればよいでしょうか。
 皆様の選択をお聞きしたと思います。
 
 

質問 不良債権になってでも中小企業を助けるべきか
その他(できるだけその理由をコメント欄に書いてください)

その他以外でもなにかありましたらコメントをお願いします




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