☆やえニュース☆

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平成15年9月16日

 「次期自民党総裁は誰だ」結果報告

 なんか今日は大事件が連発した日でしたね。
 後日、これがきっかけで議論に発展するかもしれません。
 やえも、落ち着いてから情報が正しく入ってから、触れられるモノは触れたいと思います。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 国民の選択〜応or否〜の結果報告です。
 「次期自民党総裁は誰だ」です。
 
 結果はこちらです
 もう圧倒的でしたね。
 しかし各マスメディアの世論調査では60〜70%ぐらいが小泉さんだったと思うんですが、ここでは85%と飛び抜けてしまっています
 やっぱり小泉さん嫌いな人はあまりウチのサイトに来ていただけないんでしょうか?(汗)
 
 さて、一人一人見ていきましょう。
 藤井さんはなんと0票です。
 抜群の知名度の無さ+“抵抗勢力”経世会(橋本派)という悪印象での結果なんでしょうけど、それにしてもバツグンの0票というのはスゴイですね。
 ただ知名度の方は、テレビ系議員さん以外では相当大物にならないと知名度は全国レベルにはなりませんから、藤井さんにしてみてもこれからってところでしょう。
 だから今は、経世会の次世代の担い手という立場なんでしょうね。
 つまり今回は知名度アピールということですね。
 
 先日党本部で行われた立会演説会では、「教育等はまず家庭から」ということで、まずご自身の家庭でやっていることを紹介しての教育のあり方家庭のあり方というものを主張されていました。
 なんでも学校とかに丸投げするのではなく身近な所こそが大切なんだということですね。
 まぁそれは理解できるのですが、しかしちょっと説得力に欠けるというか、演説になれていない感じが出てて、伝わってくるモノが薄かったのが残念でした。
 次回、次々回がんばってください、といったところでしょうか。
 
 得票が0なので当然寄せられたコメントも0でした。
 
 
 二位は亀井さんです。
 とはいっても7票しか入っておらず、その次の高村さんは5票で、なんとも言えない差です。
 一部からは「やっぱ静香ちゃん(は〜と) 」というコメントが象徴しているように熱狂的な支持があるんですが、一部からは「こいつが総理になったら日本は終わりだ」といった感じでゴミクズのように嫌われている亀井さん、この人が総理になったらいったい日本はどう変わるのか興味が湧かないこともありません。
 しかし総理大臣という役職に就いたらどんな人だって全方面の気配りをしなければならなくなってしまうので、どうしても丸くなってしまうモノで、亀井さんにしてみてもそうならざるを得なくなると思うのですが、だけどそんな丸くなった亀井さんも見てみたい気がしないこともないですね(笑)
 また、「丸くなってしまった亀井さん」に対して、どんな感じで批判を浴びせられるのだろうかなって思うと、それはそれでなかなか面白いモノがあると思うんですが、まぁこの調子だとそれはもう叶いそうにないですね。
 
 立会演説会では、戦争を肯定するかのようなキワドイ発言もありました。
 さすがに大東亜戦争(太平洋戦争)までは肯定せずに、間違った戦争だったとおっしゃっていましたが、なかなかそっちの方向では気骨のある考え方みたいです。
 テレビ等でも「憲法はアメリカに押しつけられたモノだから、日本人の魂を注入するためにも改正しなければならない」とおっしゃっていましたし、今回の候補の中では一番民族派なのかもしれません。
 
 投票のコメントには「漫画の主人公にするなら、一番動かしやすい(笑) 」というのがありましたが、まぁそうですね(笑)
 悪役なら何をさせても似合いそうですし、総理としても裏の世界を直接動かす大ボスの風格ばっちりですから、これほどなんにしても動かしやすいキャラもないかもしれません。
 うーん(笑)
 
 
 三位は高村さんです。
 多分顔を見れば「見たことあるな」ぐらいの感じで分かる人が多いと思います。
 なんかテレビとかでは「私だけが具体的な政策を主張している」なんておっしゃっていましたが、やえにはよく分かりませんでした(笑)
 なんていいましょうか、みなさん共通して主に経済政策について主張されておられているので、経済が苦手なやえにはどっちにしてもよく分かんないんですよね。
 でも株価も順調に上がってますし、またGDP成長率も好景気並みになってきたとこの前発表されましたから、このままでもいいんじゃないかなと、経済素人のやえは思っています。
 どうなんですか?
 
 立会演説会では、「誇りを持てる日本を」という感じのことをおっしゃっていました。
 「私だけが具体的な主張している」とおっしゃっていた高村さん、正直、この点に関してはかなり抽象的だったと思います。
 なんか高村さんが総理になったらなんの変哲もない淡々とした政府になりそうですね。
 それはそれで十分意義のあることではあるんですが、しかしあの小泉さんの後ではちょっと荷が重いかもしれません。
 
 コメントにも「いちばんまともそう」とありますね。
 「大穴狙いで」っていうのも面白いと思いますが(笑)
 
 
 んで、トップは小泉さんです。
 小泉さんの政策については今更言うこともないですね。
 ところで、コメントにもちらほらあったので多くの方が感じているんだと思うんですが、他の候補と比べて小泉さんの主張っていうのは、とても前向きというかポジティブに話を進めるんですね。
 だから聞いててもとても気持ちがいいんです。
 話し方が上手なのも、キャッチフレーズが上手なのもあるんですが、しかしそれだけでなく、言葉に説得力を持たせせ、聞いていても気持ちいい話をなさるので、これだけ時間が経っても小泉人気が続いているんだと思います。
 決して最初のフィーバーがまだ理由もなくダラダラと続いているワケではないでしょう。
 それなりの理由が存在しないと、国民の意識をここまで長続きさせることは出来ないと思います。
 
 小泉さんのコメントは大きく分けて二つのモノがありました。
 「積極的支持」と「他と比べたらマシ」です。
 やえは「他と比べればマシ」という支持もアリだと思います。
 そもそも理想の人間なんているはずないですからね。
 特に総理大臣なんていう要職に付いてしまったら、さっきも言いましたように、全ての方向の声を聞かなければならなくなり、それっていうのは一部からの大不満はなくなるけど、全ての人に小さな不満でおさめるといった形をになる、つまり 全ての人が満足するっていう形をとれなくなるということですので、どっちにしても多くの人の小さな不満をいつも言われ続ける運命にあるんですね。
 全ての人が賛成する問題っていうのはかなり例外的で、例えば北朝鮮の拉致問題のような国是ぐらいの雰囲気が作られないと無理ですね。
 だから、「まぁ部分的には不満点もあるけど、他に比べればマシだし、賛成する部分もあるからそこを頑張ってよ」みたいな賛成の仕方というのは当然と言えば当然の話だと思います。
 
 「積極的支持」というのも、完全に積極的ではなく、例えばコメントにもありましたように「せっかく育ってきた木を切り倒すことないし」といった感じで応援している方です。
 時々「小泉首相は何もやっていない」という方がいらっしゃいますが、それは現実を見ていないだけで、訪朝拉致問題をはじめ、改革特区、三位一体、各種規制緩和、また批判されることが多いような問題、例えば保険料三割負担とか、そういったものも確実に実行しておられます。
 また、現在は政治に望む声として「景気対策」というのが一番に来るみたいですが、しかし小泉さんが総理になる前は「景気対策より構造改革を」という声が一番大きかったというのが現実でした。
 当時はマスコミもそんな論調を取っていましたし、だからこそ構造改革の小泉さんが世論に押されて総理になったというのが実際の話です。
 いつもやえが言ってることですが、なかなか世論というのは過去を忘れて主張が二転三転するものですが、小泉さんが首相になった時は景気対策より構造改革の方が第一で、それを受けて小泉さんはずっと構造改革を進めてきたのですから、ここで急にストップして「木を切り倒」しては、それはそれで「世論の声」をという政治からは離れてしまうことになるんじゃないでしょうか。
 また、小泉さんが総理になる前の世論の声というのでもう一つ「脱派閥政治」というのがありましたが、これも小泉さんが完全に達成した、「ぶっ壊した」と言えると思います
 このように小泉さんはやることはしっかりとやっており、そしてそれを評価している人が“積極的”に小泉さんを支持しているのだと思います。
 
 
 なんだか結局小泉さんのことばかりになってしまったような気がするんですが、正直、他の人ではネタがないので仕方ありません。
 特に得票が0だったら藤井さんに対して何を語ればいいというのでしょうか(笑)
 
 というワケで、はじめてこんなに結果が偏った「国民の選択〜応or否〜」でした。
 また取り上げてほしいというネタがありましたら、どんどん書き込んでください。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、今になって前回の国民の選択の結果報告をしていないことに気付きました。
 あうーん。


平成15年9月17日

 戦争の終わらせ方

 共産党の地方議員の先生が街頭演説をしていました。
 
 「りそな銀行の公的資金投入、そして半国有化はけしからんことであります。国民の税金を使って銀行ばかりを助けている政府には、断固として対決していかなければならないのです」
 
 あれ?
 確か共産主義って、政府による計画経済、簡単に言えば国民総公務員化国有化こそが共産主義経済だったと思うんですが、違いましたっけ?
 だから資本主義・搾取主義の権化であるような銀行というものの国有化は、共産主義にとって正しい行為だと思うんですが、違うんでしょうか?
 どうもやえは共産主義っていうものがよく分かりません。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて、ここ最近総裁選挙の話題ばかりになっていてみなさん消化不良気味だと思いますので、ここらでイラク戦争を振り返り、戦争とは何かみたいなことを考えてみたいと思います。
 
 現在の段階での両国のスタンスは、ブッシュ大統領は「戦闘は終了したが戦争は終了していない」というスタンスですが、イラク側は多分「戦闘も戦争も終了していない」と思っているのでしょう。
 現実的には、アメリカ軍がイラクを占領統治していることはこれは確定ですが、その一方イラク軍残党等がゲリラ活動をしているので抵抗する人間がいるというのも事実のようです。
 しかしイラクの最高責任者であり国家元首だったフセイン大統領は逃亡した模様で、元々フセイン大統領が権力を自らに集中させてしまっていたがために、今では指揮命令する人間が存在しなくなってしまい、そのためイラク国内では今でも終わり無きゲリラ戦闘という混乱した状況が続いていると思われます。
 この現状をどう考えればいいのでしょうか。
 
 フセイン大統領が大量破壊兵器を持っていた(?)にも関わらず、結局それをイラク戦争で使わなかった事から、「フセインは立派な指導者だった」といった感じの論調をたまに見かけます。
 しかしこれにはやえはとても違和感を覚えます。
 これって、「不良が普通のことをしたらヒーローになる法則」なんじゃないでしょうか。
 大量破壊兵器は使わなくて当然、作っている時点で違法なわけですから、別に使わなかったからといってもそれは全然立派でもなんでもないんですね。
 普通のことです。
 前から言っているんですが、アメリカ攻撃のためにイラクを立派な国だと幻想させてモノを言う人がいるのですが、それは全く現実を無視していると言えるでしょう。
 
 戦争とは最低限のルールがあります。
 これは国際法とかいった人工的なモノではなく、人類が発祥し人類同士で争いが起きた時点から生まれたような不文律のルールです。
 それは「戦争の終わりを明確にする」、つまり「どうなったら負けとするか」ということを明確にすることです。
 もしこれを守らなければ人類は自滅することでしょう。
 例えば、通例なら「首都を陥落させる」「最高責任者を殺す・拘束する」「降伏勧告に従う」といったものがありますが、もしこれを守らなかった場合戦勝国側はどうすれば戦争を終わらせられるかと考えたら、「首都を陥落」させ「最高責任者を殺した」のにも関わらずまだ抵抗する人間がいるのですから、つまり相手の戦力・潜在的戦力を根こそぎ排除しなければならなくなります。
 どこかでストップを掛けなければ、全ての「戦力」と思わしき兵器・兵士を完全排除しなければ、戦争終了にはならなくなるでしょう。
 ここまでくると、ルール無き戦争と言ってもいいぐらいの悲惨な状況になるということは安易に想像が付くと思います。
 
 ましてイラクは、一般民間人が突然自爆攻撃を仕掛け、またゲリラ兵士が一般人に紛れて攻撃してくるのです。
 この状態で「戦争終了」させるにはどうしたらいいのか、「戦力を思わしき兵器・兵士を完全排除」をこの状態で実戦したらどういう事が起きるか、それを考えると、とても想像したくない現実が待っているのではないでしょうか
 
 繰り返しになりますが、戦争の不文律を守らなければ人類滅亡の道をたどることになります。
 
 
 では、本当に国民のためを思う「立派」な指導者でしたら、どのような対応を取るでしょうか。
 1945年の8月15日に日本国内に流された玉音放送の現代語訳をご覧下さい
 

 私は深く世界の大勢と日本の現状について考え、非常の手段によってこの事態を収拾しようと思い、忠義で善良な国民に通告する。
 私は日本政府に米国、英国、中国、ソ連に対してポツダム宣言を受け入れることを通告させた。
 そもそも日本国民の安全を確保し世界の国々とともに栄えることを喜びとすることは、先祖から行ってきたことであって、私もそのように努力してきた。先に、米国・英国に宣戦布告した理由も、日本の政治的・経済的自立と東亜の安定を願ってのものであって、他国の主権を侵害したり、領土を侵犯したりするようなことは、もちろん私の意志ではない。
 (中略)
 敵は、新たに残虐な爆弾(原子爆弾)を使用して、何の罪もない非戦闘員を多く殺傷し、その被害はまったく図り知れない。それでもなお戦争を継続すれば、最終的には日本民族の滅亡を招き、そうして人類文明も破壊されることになってしまうだろう。このような事態になったとしたら、私はどうしてわが子とも言える多くの国民を保ち、先祖の霊に謝罪することができるだろうか。これこそが政府にポツダム宣言に応じるよう命令した理由である。
 (中略)
 私は、ここに国体を守り通して、忠義で善良な国民の真心を信頼し、いつも国民とともにある。もし、感情的になって争い事をしたり、国民同士がいがみあって、国家を混乱に陥らせて世界から信用を失うようになることを私は強く懸念している。 国民よ、どうか団結して子孫ともども固く、神国日本の不滅を信じ、道は遠いが責任の重大さを自覚し、総力を将来の建設のために傾け、道義心や志操を固くして、日本の栄光を再び輝かせるよう、世界の動きに遅れないように努力しなければならない。あなた方国民はどうか私の気持ちを酌んで理解してほししい。

 
 畏れ多くも太字強調させていただいたのですが、つまり「原爆等で多くの一般人をアメリカに殺された上、それでもなお戦争を続けるというのであれば、日本民族は滅亡してしまい、人類文化は破壊されてしまう。先人達の努力を考えれば、ここでそんな道をたどらせるわけにはいかない。だから、涙をのんで降伏することにした」と昭和天皇はおっしゃっておられるのです。
 国民国家の安全を願って、天皇陛下ご自身は逃げもせず隠れもせず堂々と降伏勧告を受け入れ、そして国民に対してこれ以上の無用な戦闘はやめるように説き、さらに将来日本がまた栄光を掴めるように国民一人一人が努力して欲しいと願われておられるのです。
 この時点では、当然日本の最高責任者である天皇陛下ご自身のお命も全く保障されていない、むしろ通例なら処刑されて当然だという状況下です。
 しかし陛下は最後までその責任を全うされようとしたのです
 
 そして、このお言葉を受けた日本人は、その悔しさと陛下の覚悟に涙し、一時は激情に駆られて突撃しようとした人もいますが、しかしすぐに冷静さを取り戻して、未来への道を模索しはじめたのです。
 天皇陛下のお言葉の通りに。
 
 日本という国は大東亜戦争という有史以来最大の国難に対し、天皇陛下以下、東条閣下をはじめとする政府要人はその責任を全うし国民は現実を見据えて冷静さを失わず最後まで日本に誇りを持ってあたったのです。
 そして戦争が終わった後も、戦前から変わらぬ「日本国民の安全を確保し世界の国々とともに栄えること」という想いを目指して、国民が一人一人が未来の日本ために不断の努力をした結果が、今の日本の繁栄に映し出されていると言えるでしょう。
 
 これこそ「立派」な責任者、民族、国家です。
 
 
 ここまで言えば、ではイラクはどうなのか、なんて言うまでもありませんね
 自分勝手に責任を放棄し逃げ出した最高責任者。
 どうすれば本当の意味で国民を守れるか理解できず自己満足のために暴れ続ける残党兵士達。
 現実を受け止められず未来を望むことが出来ないまま感情に流されて自爆したり八つ当たり自暴自棄になっていく一般国民。
 どれもが全て間違っています
 
 イラクの問題はアメリカ憎しとはまた別々に考える必要があります。
 イラクは愚かな選択をしたのです。
 最高責任者が責任を放棄して逃げ出したのにも関わらず、そしてその現実を受け入れられない人々の、どこに同情すべき点があるというのでしょうか
 「自らのアイディンティティをかけてイラク人は戦っている」なんて立派な思想があるとは全然思えません。
 何度も言いますが、そんな「立派」な思想があるのであれば今とは違う「立派」な選択肢を選べたはずです。
 イラクはその程度の国家国民であるということを自らの行動で示しているのです。
 
 
 戦争を終わらせる引き際というモノは大切なモノです。
 国家の民族と歴史を賭けるのが戦争ですから、終わらせ方も始め方と同じように、いえそれ以上に大切なモノなのです。
 その選択を間違えれば、戦争そのものだって無意味になる可能性があるでしょう。
 それを理解した上で、いまイラクで何が起こっているか、イラク人はどんな行動を選択しているのか、冷静に正しく見ていく必要があると思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、責任を全うする責任者を応援しています。


平成15年9月18日

 小泉メルマガレビュー

 最近「反米」という言葉が安易に一人歩きしているような気がします。
 これも時代の空気の移り変わりとは思うのですが、印象だけでレッテルを貼るというのもどうかと思います。
 このことについては次回、昨日の更新とその反響のことも合わせてお話しさせていただきたいと思います。
 
 というワケで、今日は小泉メルマガの日です。
 国会議員ではない自民党員のみなさん、投票はお済みですか?
 さっそくいってみましょー。
 
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 規制改革を進めています
 小泉純一郎です。
 
 この出だしが今回で最後にならないことを願ってます。
 まぁほとんど大丈夫そうですけどね。
 
 今週は、規制改革についてお話したいと思います。
 8月に都内の回転寿司店を視察したのは、御存じの方も多いと思いますが、あれは最新のIT技術の視察に行ったんです。お皿に色々な種類のお寿司が載せられてぐるぐる回るあの回転寿司ですが、種類ごとにお皿の値段が違います。実はお皿の裏にICタグという1ミリ四方ぐらいの小さな半導体チップとアンテナが埋め込まれていて、食べ終わって値段の違うお皿をまぜて重ねても、お皿の脇に携帯電話ほどの大きさの機械をすっと近付けると、「いくらの値段のお皿を何枚食べたか」が一瞬にしてわかってしまう最新技術が導入されていました。
 
 このお話は、一週間ぐらい前に行われた立会演説会でもお話しされていましたね。
 やえは回転寿司にいく時は、だいたい一皿全品130円のお寿司屋さんに行くので、あまり関係ないと言えば関係ないんですが、もっともお金を払うのはやえじゃないですし(笑)、しかしこの技術はもっと他にも応用できそうですよね。
 
 駅の改札をすいっと通れる「スイカ(Suica)」などのICカードも同じようにICチップとアンテナと微弱な電波を使った最新技術です。
 
 あれいいですよねー。
 やえは地下鉄の方が多いのでスイカは持っていないんですけど、地下鉄とか私鉄もこれの似たようなの作って欲しいです。
 どーせなら全鉄道共通とかしてくれれば一番便利ですけどね。
 
 こういうことが簡単にできるようになったのは、小泉内閣で進めている規制改革の成果の一つです。今までは、電波法という法律の規制で簡単にはできなかったのを改善したのです。
 
 あー、そうだったのですか。
 知りませんでした。
 法律も色々と細かいところまで規定しているんですねぇ。
 
 今年の2月から商法の特例を作って、会社を起こすのに最低限必要な資本金の額の制限(株式会社は1000万円以上、有限会社は300万円以上)を取り払い、1円でも会社を作れるようにしました。この結果、この半年で4000社を超える新しい会社が立ち上がりました。本当に「資本金1円」という会社も140社ほどあるそうです。
 
 これはずいぶん話題になりましたよね。
 最近はアイディアさえあればパソコン一つだけでも仕事が出来ますし、アンチの多いアメリカのビルさんなんて、確かはじめは貸倉庫みたいなガレージの事務所で2人だけで起業したとからしいので、もう資本金とかにこだわる必要もないんですよね。
 こういう規制改革によって新たな市場の拡大につながる可能性もあるかもしれませんしね。
 でも実際その140社はどんな会社なのかちょっと興味が引かれますね(笑)
 
 保育所の設置についての規制も思いきって改革しました。この結果、2年間で600近くの新しい保育所ができ、市町村が作って日常の運営は民間に任せる公設民営方式の保育所も2年間で100ケ所以上増えました。
 規制改革を進めれば、税金を投入しなくても、民間のやる気とアイデアが活かされて、新しいことができるようになるのです。
 小泉内閣では、この2年半で、800を超える項目の全国レベルの規制改革を実施しました。地域を限って規制改革する構造改革特区も進めています。
 
 今でもまだ「小泉首相は何もやっていない」と主張する方がいらっしゃいますが、こうやって小泉さんは具体的に何をやったかと提示してくださっているんですから、テレビとかの受け身な情報だけではなく、自分から能動的に情報を仕入れてみて、それから発言してみてください
 反論とは、「何もやっていない」とだけ言うのではなく、「小泉さんの○○という政策について、それはこのように間違っているからこうすべきだ」と“具体的”に主張することなのではないでしょうか
 また、マスコミなんていうものは、昔はアレだけ「脱派閥政治を」と言っていたのに、それが達成されても「よくやった」と評価するようなことは全然言わない事からも分かるように、肯定的な事なんてさっぱり言わないモノですから、その辺もしっかりと自分の目で自分のバランスで、過去と現在を比べる必要があると思います。
 
 これからも、コンビニで薬を販売できるようにすることや、株式会社の形態でも病院や農業の分野で仕事ができるようにすること、老人ホームをもっと作りやすくすることなど、規制改革をどんどん進めて行きたいと思います。
 
 コンビニでの薬販売は早くやってほしいですね。
 この問題を取り扱う時って風邪薬とかばかり取りざたされていますが、例えばご老体の天堕さんなんかよくドリンク剤を買われるんですけど、もうご老体なのでコンビニで売っている安いヤツはあまり効かないんだそうです。
 でもよく効く高いヤツは薬局に行かないと置いてなくて、とても不便だと言っています。
 ドリンク剤こそコンビニで売っても問題はないんじゃないかと思うんですけどね。
 しかし、たまにやえが買いに行かされることもあるのですけど、ちょっとアレを買いに行くのはやえには恥ずかしいので、はやく規制改革してくださいー(笑)
 
 また、病院とかの株式会社化というのはもうちょっと議論が必要だと思います。
 民間市場に任せれば全てが健全に正しく機能するっていう考えにはやはり全肯定は出来ませんし、もちろん『ブラックジャックによろしく』などが売れてるという背景から、病院のあり方についても色々と問題もあるんでしょうが、それを解決するために株式会社にするっていう方法はちょっと安易かなって思います
 もっと議論が必要だと思います。
 農業の問題も、もっと現場の声も聞いてみたいですね。
 
 昨日、日本各地で企業誘致や、新しい会社を起こすことを熱心に進めている「地域産業おこしに燃える人」と官邸でお会いしました。たとえば、町役場で20年間地元の産業振興に燃えている人がいる島根県斐川町では、20社をこえる企業誘致や新しい会社起こしを進めて、県全体の人口が減少する中で斐川町だけは住民を増やしています。
 
 ほほう、いろんな人がいらっしゃるんですね。
 そして目に見えて成果を上げられていらっしゃるというのも素晴らしいです。
 なんか最近は、不況だとかなんとか言って、その言葉に責任転嫁して結局自分では何もしていないっていう人が目立ってきているような気がするんですが、結局、現実をしっかりつ見つめて、そしてその上でどうしたらいいかって事を地に足が着いた視点で考えていく事をした方が、いえ、そうしなければ現実はよい方向には決して向かわないでしょう。
 ぼやいているだけでは何も変わりません。
 
 きびしい環境の中で「だめだ、だめだ」といわれてもへこたれず、元気に新しい変化に立ち向かい、燃える心で一所懸命働いている方々の情熱に心を打たれました。
 私も皆さんから元気をもらって、改革に取り組んでいきたいと思います。
 
 はい。そうですね。
 物事後ろ向きに考えても、得るモノがないとは言いませんが、あまり良いことではないと思います。
 この前小泉さんのことを「前向きに発言している」と言いましたが、つまり他の総裁選の候補の方はほとんど「小泉さんはダメだ」とか、経済にしてみても他の問題にしてみても、「経済がこれだけダメだから〜」とか「自殺者がこれだけいて絶望的な状況にあるから〜」とか、ダメなところばかりを挙げるんです。
 これでは元気が出るモノも出なくなっちゃいます。
 もちろんこれらは本当のことなんでしょうからそれを見ることはとても重要な事ですが、しかしそれを主張するだけではなく、それらを踏まえた上で、「だからこれこれこういうところはこんなに頑張っていて、これだけの成果を上げている。みんなもこんな風に頑張ろう」と主張する方が絶対元気が出ますし、それが小泉流なんですね。
 総理大臣という地位におられるのですから、現場のあまり良く無い話もたくさん聞くことでしょう。
 しかしそれだけにとらわれて話をしたら気が重くなるだけです
 考えなくてよいとは決してなりませんが、それを踏まえた上でどう道を良い方向に持っていくかということこそが重要だと思います。
 マスコミなんて悪いことしか言わない代表格ですしね。
 日本のリーダーだからこそ、国民が前向きになるような方向付けをするべきなのではないでしょうか。
 そして小泉さんは、そんなリーダー像によく当てはまっているからこその支持率なんだと思います。
 
 
 [大臣のほんねとーく]
 ● 法と司法を身近なものに(法務大臣 森山眞弓)
 
 ええと、今回とても関心のあるお話をされておられいて、やえもそれについていろいろ書いたのですが、なんか書きすぎてしまって長くなってしまって、それだけで一回の更新分だろうってぐらいの文章になってしまったので、一回の更新にすることにしました(笑)
 この部分だけ後日改めてアップさせていただきます。
 
 
 ● 皆で支える「暮らしの安全」(国家公安委員会委員長 谷垣禎一)
 これまで日本は先進国の中でも最も治安の良い国と言われてきましたが、最近、我が国の治安は急速に悪化しています。刑法犯の認知は7年連続で戦後最多を記録し、街頭犯罪や侵入盗、来日外国人による組織的な犯罪の増加、少年犯罪の深刻化が大きな問題となっています。我が国の治安はまさに危険水域に突入しつつあるのです。
 
 こういうのがまさに公倫理の欠如の表れですね。
 特に倫理観が下がり続けている少年と、そもそも日本の公倫理なんて知るよしもない外国人。
 困った問題です。
 
 しかしながら、警察のみの努力で治安を回復させることには限界があります。地域社会や家庭の在り方も問い直されています。良好な治安は誰かが与えてくれるものではなく、国民一人ひとりの力で作り上げ、大切に守っていくべきものです。「水と安全はタダ」という認識を改め、国民の皆さんにも治安について真剣に考えていただきたいと思います。
 「治安の回復」を地域社会の大きな目標に掲げ、地域の人々が人間関係の大切さを見直し、地域社会の絆を取り戻す、こうした気運を一種の国民運動として盛り上げていくことが治安の回復に必要なことではないかと思います。
 
 警察に対しては言いたいことが山ほどある当サイトですが(笑)
 大臣がおっしゃっていることは正しいことではありますけど、それだけではやえは足りないと思います。
 警官は昔は尊敬される対象でした。
 台湾では日本統治時代のある警官が奉られているほどです。
 でも今はどうでしょうか。
 警察は今では犯罪者数率が抜群の組織に成り下がってしまいました。
 とてもじゃないですけど尊敬される対象ではありません。
 なぜでしょうか。
 昔の“お巡りさん”は、本当に地域にとけ込んでいて、軒先でお茶を飲んでいくぐらい地域の一員でした。
 困ったときには助けてくれ、行事があれば顔を出し、時にはみんなで一緒にお酒を飲んだりしていました。
 今はどうでしょうか。
 今の警官はただのサラリーマン警官です。
 もはや「地域を守る。人の命を守る」という使命感を持っているかどうかも疑わしい、ただ与えられた仕事を機械的にこなすだけの、交通課なら適当にスピードを出している原付を呼び止めるだけ、交番なら適当に声をかけて免許証を見せろと言うだけ、警備なら警備対象以外を止めるだけ、そこに「命を守る」とか「安全を守る」とかそういう気概が全くないんですね。
 ただ機械的に機械的に、ノルマをこなすだけというサラリーマン警官
 地域社会や家庭の在り方も問い直されるのはもちろんですが、もっと問い直されているモノがあるのではないでしょうか。
 警察だけではいけないですし、地域だけもダメですが、地域を監督するというような居丈高な態度も全くダメダメです。
 尊敬される対象だった警察のことをよく思い出して欲しいと思います。
 
 もちろん、全ての警官が上記のようだとは言いませんよ。
 全てとは。
 
 
 今日は力が入る事ばかりで、法律のところを削ったとしてもまだまだ長くなりそうなので、急ぎ足で行きましょう。
 
 
 ● 中小企業金融の円滑化に向けて
  (金融・経済財政政策担当大臣 竹中平蔵)
8月24日、京都で中小企業金融をテーマにしたタウンミーティングが開催されました。会場の人と直接対話できる形の集まりで、パネルディスカッションでは中小企業、銀行、有識者の方と有益な議論を行うことができました。
借り手側から銀行へは、企業の技術力や経営者の力量を見る眼を持ってほしい、企業の成長段階での資金ニーズを理解してほしいとの意見がありました。
 
 銀行員は素人は言いませんが、やはり中小企業の現場の最前線で働いている人からは不十分だと感じる人が多いんでしょうね。
 以前やえは、国選経営コンサルタントなんていうのはどうでしょうかと言ったことがありますが、こういうことを聞くとやっぱりいいかもしれませんね。
 どうでしょうか。
 
 有識者の方からは、大企業であれば株式によって調達されているものを中小企業の場合には銀行からの借入れでまかなわれていることを踏まえて議論を整理していくべきであるとの指摘がありました。
 
 この辺は銀行だけでなく一般の人もよく理解してもらいたいです。
 ヤミ金融の話にしても「借金する方が悪い」とか言う人もいますし、銀行を助けるのも「税金を使うな」とか言う人がいますが、その下に中小企業とかがたくさん存在しているという現実をよく知ってほしいと思います。
 
 主要行は、不良債権比率を半減させることを目標にしていますが、地域では無理を強いるとかえって経済に悪影響を与えるので、違うアプローチにしています。16年度までの2年間を集中改善期間として、地域の中小企業を再建する中でしっかりと収益力を高め、不良債権の処理も進めてもらいたいと思っています。
 金融検査マニュアルが中小企業への貸し渋りなどの口実に使われているという話を聞きます。このマニュアルには、個々の中小企業の経営実態に応じて検査を行うことが明記されており、その内容を金融機関や中小企業の皆さんに知っていただくよう努力を続けています。
 
 竹中さんには批判がとても多いのですが、その理由は簡単に言うと「アメリカ型経済」にあるんですね。
 竹中さんはアメリカ型自由経済の手法をとっておられるんです。
 つまり、「ダメなところはさっさとつぶれろ、一部の勝ち組だけ残ればいい」という考え方です。
 この考え方は、「上は低くても良いから、下をできるだけ高く」という日本の考え方とは真っ向から対立する考え方です。
 だから批判も多いんですね。
 例えば、読売のナベツネさんなんて竹中大臣のことを「アメリカに日本を売るハゲタカ」とかおっしゃっていました。
 そんな竹中さんですが、だからこそ中小企業対策にはいろいろな意味で注目していきたいと思います。
 やえはやっぱり日本の考え方の方が正しいと思っていますから、次の内閣でも留任が内定しているという竹中さんには、日本をよくするという強い意気込みでがんばってもらいたいと思います。
 
 
 [特別寄稿]
 ● オペラと歌舞伎の不思議な関係
  (歌舞伎俳優、文化審議会委員 市川團十郎)
 私は歌舞伎という日本独自の演劇に携わっておりますが、来年オペラを初めて演出させていただくこととなりました。そのご縁から知ったのですが、オペラと歌舞伎には不思議な共通点があります。
 
 先週に引き続きまして、市川さんのお話はとても興味を引かれるのですが、やっぱりどうしても長くなってしまいますので、一部だけご紹介させていただきます。
 この人のお話はしてもおもしろいので是非後日バックナンバーでごらんになってみてください。
 
 まだまだ、私はオペラのことは分からない事が多いのですが、日本人も西欧人も、同じような時期に同じような文化的感覚を以って音楽劇を創造し、それが日本では歌舞伎という形で育ち続けて来た事に、誇りさえ感じております。
 
 欧州人はオペラとかそういう文化にものすごく誇りを持つ傾向がある一方、日本人はなぜか自虐的になる傾向があるので、どうも日本の文化に対しては日本人の方からスゴイという事に気づかない事が多いんですよね。
 でも日本は日本だけであの広大な欧州に匹敵するほどの素晴らしい文化を持っているのです。
 歌舞伎もそうです。
 日本がもっともっと元気になるためにも、こういった素晴らしい文化を自らが誇りに思うことも大切なんじゃないでしょうか。
 
 
 さてさて、やっとシメの安倍官房副長官です。
 ちょっと今日は疲れました。
 
 
 [編集後記]
 敬老の日、阪神タイガースが18年ぶりの優勝を決めました。老阪神ファンにとってはなによりのプレゼントだったことでしょう。ゲームが終わっても、ヤクルトの試合が終わり優勝が決定するまで、甲子園球場のファンはほとんど帰りませんでした。その阪神ファンの思いの強さには少し感動しました。日本シリーズが楽しみです。
 
 うーん、でも、死者まで出てしまいましたね、はしゃぎすぎて。
 ちょっと同じ日本人として恥ずかしいです。
 
 さて自民党の総裁選挙もあとわずかで勝者が決まります。東京、札幌、大阪と3ヶ所で街頭演説会が行われました。大阪では一万人の人が集まり大変盛り上がったそうです。これも阪神効果でしょうか。最後までフェアに政策論争を展開してほしいと思います。
 
 あとちょっとですね。
 今のところ小泉さんが優勢のようですが、大どんでん返しはあるのでしょうか。
 しかし、こうやって様々な意見を自由に議論できるというのは自民党の良いところですね。
 他の党がこんな事やったらすぐ分裂しちゃいますから。
 
 17日で総理訪朝から1年が経過しました。北朝鮮は拉致問題について認め、謝罪しながらいぜんとして我々の要求にこたえようとしません。いまだ解決できないことは残念でなりません。拉致問題で妥協することはありません。今後とも日朝間の最優先課題として取り組んでまいります。(晋)
 
 この問題で日本政府を批判する人も多いのですが、これはどうしても相手あっての問題で、そして北朝鮮の腹立たしい態度こそが最もの悪なのですから、その辺をふまえて世論を作っていって欲しいです。
 何度も言ってますが、この問題で最も力があるのは世論です。
 世論こそがこの問題の突破口になるでしょう。
 北朝鮮の卑怯な対応に惑わされずに、しっかりと現実を見ながら進んでいきたいですね。
 
 
 というワケで、長い長いメルマガレビューでした。
 最終回だから長くなった、とならないことを願って、この辺で失礼します。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。


平成15年9月19日

 60年前の空気

 webへぇボタンなんですが、付けた数日はみなさんおもしろがってか、もの凄い数のへぇをいただいたのですが、徐々に減りまくまりしたので、やっぱりやめました(笑)
 拍手とへぇと両方押す人もあまりいないでしょうし、やっぱり統一した方がイイかなと。
 ところでだいすちゃんのところでつけたみたいなんですが、webへぇボタンのようにまがい物ではなく、とてもホンモノっぽいへぇボタンがあるみたいです。
 うーん、これ面白いですね。
 へぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇ
 連打しちゃいました(笑)
 しかもメッセージまで送れるという優れもの。
 これはメシアピンチですね!!
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 世論の空気の雰囲気なんてモノはころころ変わってしまうモノです。
 たった数年前の空気ですらガラリと変わってしまって、ちょっと前まではどんな雰囲気だったのか、全く無かったかのように忘れ去られてしまいます。
 最近で一番分かりやすい例で言えば、今ではすっかり国敵のように毛嫌いされる存在になってしまった北朝鮮ですが、たった数年前までは「人道支援」という名の下に北朝鮮にコメを送れという声の方が多かったのが現実でした。
 特にマスコミでは大半をそんな声で占められていました
 この今の空気がここまで変わったのは、たった一年前の小泉首相の訪朝がきっかけだったのですが、なんだか今では十年ぐらい前から北朝鮮は日本の国敵のような雰囲気すらあります。
 変われば変わるモノです。
 
 韓国についてだって、今ネットを見渡せば嫌韓という言葉があるように、韓国を毛嫌いする人がとても増えています。
 もう韓国という名を見るだけで条件反射のように敵意を剥き出しにする人もビックリするぐらい多いです。
 やえはこの現象を「嫌韓ブーム」なんて言っていますが、この嫌韓ブームのきっかけも数年前に日本で行われたサッカーW杯でした。
 日韓で共催するということで日本に入ってくる韓国の情報が急激に増え、そんな経緯から韓国の「日韓・韓日名称問題」などのトンデモ行動がとても目に付くようになってしまって、嫌韓の人が一気に増えたんですね。
 でもこれも、やっぱり1〜2年前からはじまった話でしかありません
 それ以前などは、韓国は腫れ物のような存在で、「褒めることしかしてはいけない、批判するなどもってのほか」という空気が日本を支配していました。
 W杯以前からネット思想家をしていらっしゃっている天堕さんなど、韓国はトンデモナイ国だと前から知っていたので議論掲示板などでそんな議論をしたことがあるそうなのですが、しかし当時では天堕さんに対して「アナタのような人が言う言葉こそが雑音で、アナタこそが日本の国益を損ねる売国奴である」と言ってくる人が本当にいたそうなんです。
 「これこれこういう事例が示しているように韓国は日本に対して敵愾心を持っている」と天堕さんが主張しただけで売国奴扱いです。
 これ、たった4年ぐらい前の話なんですよ。
 今では考えられませんよね。
 
 たった数年でここまで変わってしまい、またたった数年前のことなのにすっかり忘れ去られてしまう「空気」ですが、まして60年前のことなど忘却の彼方なのかもしれません。
 だけど事実は事実としてあったことですので、忘れずにしっかりと事実を見つめて覚えておくことは、大切なことなのではないでしょうか。
 
 『戦犯の遺族は国家の補償も受けられないでいる。しかも、その英霊は國神社の中にさえも入れてもらえない!』
 
 これはある国会議員が国会にて発言した言葉ですが、その国会議員とは誰かご存じでしょうか。
 それは、なんと社会党の代議士、堤ツルヨ衆議院議員です。
 これらの一連の出来事が、いつもお世話になっている日本再生倶楽部さんこちらにありますので、ちょっと転載させていただきます。
 

  昭和27年4月28日サンフランシスコ講和条約の発効で、正式に戦争状態が終結すると、国会はただちに戦犯と言われた人たちの名誉回復に取り組みました。特に熱心だったのが当時社会党の堤ツルヨ衆議院議員でした。堤代議士は『戦犯の遺族は国家の補償も受けられないでいる。しかも、その英霊は國神社の中にさえも入れてもらえない!』と熱弁をふるいました。こうして昭和28年8月、遺族援護法が改正され、旧敵国の軍事裁判で有罪とされた人は、日本の国内法では罪人と見なさない。という判断基準が明確に示されました。そして遺族に対し年金と弔慰金が支給される事となりました。自由党・改進党・右派、左派社会党。与野党を挙げた全会一致の可決でした。当然ながらそこにはABC級だといった区別などありませんでした

 
 戦争(戦闘)が終わったのが昭和20年ですから、その8年後に遺族援護法が改正されたことになりますが、その国会での可決には与野党を挙げた全会一致だったのです。
 この事実をみなさんはどうお考えでしょうか。
 すなわち、戦争が終わって10年後ほどたった時の日本人は、まだ日本人としての誇りを持っていたのです
 左派であろうがなんであろうが、日本人はその心のよりどころがどこにあるのか、しっかりと認識していたのです。
 そこにアメリカもシナも韓国も全く関係ありません。
 アメリカにシッポを振るような輩は、この時代の日本にはいなかったのです。
 
 17日の更新でやえは「日本はアメリカに負けたという事実を受け入れて、また復興のために新しい道を歩むという“立派”な決意をした」という趣旨のことを書きました。
 しかし、それに対して“立派”という言葉を、現在の日本のアメリカ追随体質に向けられていることだと思っている方がチラホラいらっしゃったみたいです。
 それは60年前の空気がどのようなモノだったかを知らなかったのか忘れてしまったのか、ずーっと現在の空気が昔から戦後直後から続いてきているモノと思われているからなのでしょう。
 冒頭にも言いましたが、たった数年でもそんな風に錯覚してしまうモノですから、致し方ないのかもしれません。
 しかしやえが“立派”と言っていた事は、決してそんな現在の情けない現状に対して言ったワケではないのです。
 
 例えば、吉田茂元外相・首相は日本の立場が少しでも良くなるようにと実に74回もの回数マッカーサーと会談をしました。
 当時のアメリカ世論であった天皇戦争責任追及論をかわし、昭和天皇とマッカーサーの会談も吉田外相が仲介役をして、日本の国体を守ったというのも吉田茂の努力がとても大きかったでしょう。
 吉田茂は総理になった後も頻繁にマッカーサーと会談し、困難な問題も日本の未来のためにとその命運を握って必死に闘いました。
 決してアメリカに対するイエスマン一辺倒ではありませんでした
 
 例えば、昭和天皇とマッカーサーのあの有名な写真が報道された時、作家の高見順氏は「かかる写真は、誠に古今未曾有」と怒りをあらわにしました。
 高見順氏は、若い頃共産主義運動に参加し治安維持法で逮捕されるという経歴を持っており、もちろんその後転向はしましたが、決して今で言う「右翼」では全く無かった人物です。
 
 例えば、昭和28年に改正された遺族援護法では、旧敵国の軍事裁判で有罪とされた人は日本の国内法では罪人と見なさないと明確にされ、その改正には与野党会わせて全会一致で可決されました。
 また、サンフランシスコ条約にて戦犯とされて当時まだ服役させられていた1860名の釈放を求めて、実に4000万人にも及ぶ数の署名が集まりました
 
 当時の日本人は“立派”でした。
 戦前戦中と変わらぬ日本人としての誇りを保ったまま戦争に負けたという現実を正面から受け止めてしかし日本人として先人達に恥じぬような決断と行動をしてきました
 もしこれらの事例が示しているような言動をそれでも「アメリカに媚びている」と言うのであれば、もはややえは何も言うことはありません。
 しかし少なくともやえは、当時の先輩達が、誇りを捨てずに現実と向き合ったその決意と行動を、心から“立派”だと思っています
 そして誇らしく思います。
 
 確かに現在の日本はおかしくなってしまっています。
 とても“立派”だとは言えません。
 そしてそのことについては先人達に対してとても恥ずかしく思います。
 しかしだからこそ、先人達が行動してきたことをしっかりと見つめ直して、「日本人はこんなに立派だったんだぞ」と思い起こすことが、今の日本には必要なんじゃないでしょうか。
 
 歴史と先人達に恥じぬ日本をつくっていきたいと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、誇りを持った日本人を応援しています。

平成15年9月20日

 国民の選択〜応or否〜第四回「拉致問題、戦争をしてでも解決すべきか」

 今日は土曜ですので、恒例の週末企画、国民の選択〜応or否〜です。
 けっこうネタ考えるの大変なので、どうかみなさんこれぞというモノがあったらどんどん掲示板に書き込んでください。
 
 さて、今週は北朝鮮問題です。
 今月の17日で、小泉首相が訪朝してちょうど一年がたちました。
 それまでは右翼がうるさく叫んでいた問題程度に認知されていた拉致問題ですが、小泉さんの訪朝によって一気に進展しました。
 以前は「北が無いと言っているんだから無いんだ」なんて言う北信者もいましたが、今では北朝鮮は国敵のごとく扱いです。
 しかし最近ではこの問題、まったく前進しなくなってしまいました。
 結局北朝鮮がしたことは、拉致の存在を認め、ジョンイルが形だけ謝り、拉致被害者の一部を日本に帰国させただけです。
 しかし言うまでもなく拉致問題はこれだけではありません。
 拉致被害者に対して保証をしなければならないのはもちろんのこと、家族がまだ北朝鮮にいますし、死亡したと言っている人たちに対しても果たして本当に死亡したのか疑問が募るばかりです。
 また、拉致被害者はこれだけではないはずです。
 そもそも蘇我ひとみさんは日本政府が認定していた拉致被害者のリストの中には入っていない人でした。
 となると、蘇我さん以外にももっとたくさん被害者がいるものと考えるのが自然なのではないでしょうか。
 事実、自分の息子・娘が拉致されたのではないかと疑問に思っておられる方がたくさんいらっしゃいます。
 その数は100件を超えるとも言われています。
 拉致問題はまだ現段階では氷山の一角なのです。
 
 しかしご存じの通り北朝鮮は「ならず者国家」です。
 何をしでかすか分かりません。
 そんな北朝鮮に対して、中には戦争をしてでも被害者を取り返せという声もあります。
 それは過激だとしても、経済制裁をしろという声にしてみても、それによってギリギリまで追いつめられた北朝鮮が「最後の一手」として戦争や核のボタンを使用する可能性も否定できません
 相手が「ならず者」である以上、強気に出るのであればどうしても戦争の二文字は頭に入れておかなければならないでしょう
 
 それでも、そこまでしても拉致問題を解決すべきと主張するのでしょうか。
 それとも、やはり戦争はしてはいけないものだから、弱腰と言われようとも戦争になってしまう可能性のある手段は捨てて、話し合いを絶対として進めていくべきなのでしょうか。
 戦争というリスクを負い続けるのか、それとも限りなく0に近く刺激しないようにするのか。
 みなさんはどうお考えですか?
 

質問 拉致問題、戦争をしてでも解決すべきか
その他(できるだけその理由をコメント欄に書いてください)

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平成15年9月22日

 安倍さんと新閣僚

 総裁選も終わり、閣僚も今日決まりそうで、一山越えたって感じですね。
 次は衆院選挙。
 今のところ10月10日解散といわれていますが、どうなるのでしょうか。
 安倍さんの幹事長就任でますますそれが高くなってきたみたいですが。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 安倍さんの自民党幹事長就任には本当にビックリしましたね。
 まさかこのような手があるとはちょっとやえにも予想がつきませんでした。
 ヒトリゴトにも書いたのですが、当選3回というのは今までなら副大臣が最高位でしたので、ある意味大臣以上の座である自民党幹事長に3期の安倍さんが就任するとは、マスコミもそのようでしたし、やえも全く予想外でした。
 3期で幹事長というのも、なんと安倍さんの祖父でいらっしゃいます岸元総理以来ということで、なかなかの因縁を感じますね。
 しかも大臣経験のないまま幹事長就任ということも合わせまして、異例中の異例と言えるでしょう。
 
 ここで安倍さんのプロフィールを簡単に載せておきますね。
 
 安倍 晋三(あべ しんぞう)
 衆議院山口県4区選出 当選3回 48歳
 自民党清和会(森派)
 自民党幹事長
 前・内閣官房副長官
 元・自民党青年局長、国会対策副委員長、社会部会長、組織本部事務局長
 元・衆議院厚生委員会理事
 元・外務大臣秘書官、成蹊大学
 
 うーん、委員長や部会長、役所の政務次官も未経験なんですね。
 幹事長は相当の駆け足と言ってもいいでしょう。
 
 さて、これを書いている時点では閣僚はまだ発表されていないのですが、いったいどんな人事になるのかワクワクしています。
 これで閣僚とか党幹部にも若手を起用したら、もう完全に「政治の若返り」という部分では自民党がどこよりも実行していることになり、野党は手も足も出なくなっちゃいますね。
 以前もやえも言ったことがあると思うのですが、自民党の中でもこの安倍さんあたりの議員さんというのは有望な方が多いのです。
 安倍さんほはじめ、石原伸晃大臣や塩崎恭久先生、岸田文雄先生、根本匠先生、参議院の林芳正先生等、また、テレビ系議員も、河野太郎先生や山本一太先生や平沢勝栄先生など、若い方が多いですね。
 この辺りの世代を待望している方っていうのもたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。
 しかし、この辺の方が実権を握るのはあと10年はかかると思っていました。
 今安倍さんが当選3回で10年ですから、6〜7期辺りまであと10年かかるという計算ですので、実権を握るにはあと10年かかるかなと思っていたのです。
 しかし予想以上に早くこの世代が実権を握るかもしれませんね。
 もちろん今回の安倍さんは異例中の異例なので、このまますぐに世代交代が行われるかと言えば、それは簡単ではないと思うのですが、これからどうなるかはもう安倍さんの双肩にかかっていると言ってもいいでしょう。
 安倍さんの頑張り次第で、自民党の若返りが早まるか遅まるか決まってくるんじゃないでしょうか。
 
 っと、ここで閣僚発表がありました。
 ええと、留任が、川口外相・坂口厚生労働相・亀井農水相・福田官房長官・石破防衛庁長官・竹中財政金融担当相の6人。
 前閣僚で担当が変わるという方が、谷垣財務相(前国家公安長)・石原国交相(前行政改革相)の2人。
 新入閣が、麻生総務相・野沢法務相・河村文科相・中川経済産業相・小池環境相・小野国家公安長・茂木沖縄北方担当相・金子行革相・井上防災相の9人ですね。
 全閣僚、小泉さんを除いて合わせて17人です。
 
 新入閣は結局約半分ということで、まぁ中規模な改造と言えると思います。
 それから、前沖縄北方担当相の細田先生が、今度は内閣官房副長官ということになるそうで、クラス的には下がることになるというちょっと複雑な人事がありました。
 
 川口外相というのは、多分北朝鮮問題などは小泉さんご自身がなされるんだと思うので、そういう意味で国会議員さんより扱いやすい民間の川口さんに引き続きなってもらおうということなのかもしれません。
 川口さんだと(某元女性議員のように)対立はあり得ませんからね。
 また、民間といえども元々川口さんは通産省の官僚さんで、とても気が強く有能な方です。
 これからも引き続き堅実な運営をしていけるのではないかと思います。
 
 坂口さんは、公明党の引き続きの要請のようです。
 公明党には大臣になりたい人はいないんでしょうかね?
 
 福田さんも、小泉さんと出身派閥が同じと言うことと、総理の女房役ですので引き続きの方がやりやすいとの判断だと思います。
 しかし福田さんって当選4回だったんですね。
 貫禄があるのでもっと当選回数が多いのかと思っていましたが、福田さんもかなり大抜擢だったみたいです。
 中川秀直先生の後の森内閣の時から福田さんは官房長官をされていますしね。
 
 石破さんは、自他共に認める軍事ヲタクですので、これしかポストがないという・・・(笑)
 
 注目の竹中平蔵大臣ですが、これは竹中さんと同じく批判の強かった山崎拓前幹事長を変えたということで、竹中さんに関しては小泉さんの意向を押し通した、ということなのでしょう。
 金融担当も引き続き兼任ということで、今までの手法をそのまま踏襲することになりそうです。
 批判は続くのでしょうか。
 でも思ったより地方からの批判というのも言われているほど強くないのかもしれません。
 総裁選での地方票もかなりありましたからね。
 
 石原さんは、今度は国土交通大臣ですね。
 特に道路公団の問題については今まで以上に力を発揮できるポストと言えます。
 道路公団が大嫌いな方は期待できるんじゃないでしょうか。
 しかし4期で国土交通大臣とは、安倍さんと同じように順調に駆け足に出世街道をばく進中ですね。
 
 麻生さん、中川昭一さんの入閣で、閣僚に重みが増したような気がします。
 中川さんは前の(多分形上は今でも)自民党の組織本部長です。
 人気も実力も高い議員さんです。
 中川さんの顔はいつも大見得を切っています(笑)
 
 河村さんは、前の文科省の副大臣です。
 省庁再編があって文部科学省になった時の初代の副大臣でして、二代目が上記した岸田さん、その次の三代目がまた河村さんなんですね。
 そしてついに大臣に昇格です。
 河村さんは文部一筋といったところでしょうか。
 
 知名度の高い小池百合子さんは環境大臣ですね。
 前まで自民党でなかったので入閣は無いんじゃないかなと思っていたんですが、見事入閣しました。
 今は清和会なんですね。
 
 茂木沖縄北方担当大臣(前外務副大臣)は3期での入閣ということで、これもかなりの大抜擢だと言えるのかもしれません。
 外務大臣は民間の方ということで、国会運営ではかなり担当する部分が多かったのではないでしょうか。
 その辺での功績が認められたのだと思われます。
 しかし全体的に、注目されるポストで若手を起用されなかったのがちょっと残念なところです。
 
 ちなみに、過激な発言で人気だった鴻池前防災担当大臣は外されました。
 残念ですね。
 
 簡単に総括してみましたが、今回の改造は「フレッシュかつ重みを増した」という感じなのではないでしょうか。
 手堅いとも言えるかもしれません。
 ですので逆の見方をすれば、安倍新幹事長のような目玉のような方もいらっしゃらないということになるのかもしれません。
 まぁ安倍さんは党が担当ですから、党のポストに期待しましょう。
 
 というワケで、ちょっと今日はまとまりのないやえニュースでした。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、安倍晋三幹事長を応援しています。


平成15年9月23日

 陪審員制度

 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 今日は、以前お話しましたように、先週の小泉メルマガで長くなってしまってレビューの時にカットした、森山法相のお話の部分をアップしたいと思います。
 今思えば、もう森山さんは法相ではなくなってしまったのでちょっとアレなんですけど、まぁ気にしないことにしましょう。
 というワケでご覧ください。
 主に陪審員制度についてです。
 
 
 [大臣のほんねとーく]
 ● 法と司法を身近なものに(法務大臣 森山眞弓)
 法律というと、何だか難しそうだし、そもそも自分の生活には縁のないもの、と思っていらっしゃる方が多いかもしれません。
 ところが、法律というのは、目に見えないかもしれませんが、想像以上に普段の生活にかかわっています。
 メルマガ7月24日号の「司法ネットって何?」の中で書いたように、政府では、皆さんがトラブルに巻き込まれた場合に備えて、全国どこでも法律上の相談ができるネットワーク作りを検討していますが、これも、皆さんが、トラブルを法律に従って解決しようという気持ちがあって初めて意味あるものになると考えています。
 
 最近なかなかに法律ブームですよね。
 まきなおねーちゃんをはじめとして法律専門サイトもとてもたくさんありますし、テレビ番組でもゴールデンタイムに法律番組を放送していたりと、かなり法律に対する意識は高いと思います。
 もしかしたらそれだけ法律のトラブルが多くなってきていると言うことなのかもしれませんけどね。
 まぁそのための「司法ネット」なんでしょうけど。
 
 さらに、国民の皆さんには、これからますます司法の分野で大切な役割を果たして頂くことが期待されています。例えば、現在、司法制度改革の一つとして検討している裁判員制度です。これは特定の刑事裁判について国民の皆さんが裁判官と一緒にかかわる制度であり、いわゆる先進諸国ではかなり前から行われています。要するにプロでない普通の生活をしている国民の感覚や常識を裁判に生かすことが大事だという考えによるものです。
 
 やえは今のところこの「陪審員制度」には反対です。
 感情だけで判決が決まってしまうのは、やっぱりこわいです。
 プロの裁判官が普通の感覚じゃないからといって、素人の人がその場に関わるっていう解決法は安易だと思います。
 遠山の金さんじゃないですけど、素人が法の場に出るのではなく、裁判官が素人の感覚を身につけるのが本道なんじゃないでしょうか。
 
 また、先進諸国がが導入しているっていうのも全く根拠にはならないでしょう。
 いわゆる先進諸国は、日本を除けば白人の国、つまり一神教の神との契約という法に基づいた倫理で成り立っている国です。
 一方日本は、自然から学んできた集団的な公共性で成り立っている国です。
 つまり両者は法律というモノに対する考え方が根本的に違うのです。
 そして近代法というのはやっぱり一神教から発生した法の流れを汲んでいて、現在日本で使われている法律も当然その流れです。
 だから、神との契約を個人個人で結ぶ一神教の民族ならば、法律は神から与えられて、その法律と契約しそして執行するのは個人一人一人という考え方ですから、つまり陪審員制度もそういう意味でまだしっくりくるのかもしれません。
 しかし日本民族は、常識や公共心というものはみんなが作り出して共有するものであって、契約という概念もありませんし、執行するのも個人ではないのです。
 だから、法を作り出すという立法の場には選挙にて国民が国会議員を選ぶという方法をとっており、その部分では伝統的な共有的公共心に基づいていると言えるのですが、しかし司法の場において陪審員制度という個人の責任にて法を執行するというのは、日本民族には合わないと思います。
 日本では法を執行するのは、「お天道様」であり「世間様」であって、それを代行しているのが、法という公共性のあるモノが規定している裁判官だったり裁判所であったり、昔ならば「お上」だったり「お代官様」だったりするんですね。
 裁判官はあくまで三権の一つである裁判所の一部であり、原則的には個人というものが入り込む余地はないのですが、しかし陪審員というものは個人こそが法(公共性)を判断する主体になることになりますので、やはり合わないと言えると思います。。
 
 ちょっと話がそれますが、石原都知事の「不審物がおかれたのは当然」と発言した感覚っていうのも、この「世間様」からの罰だ、という感覚からきているのだと思われます。
 しかし実体は、どこぞのアホの凶行でしかないので、決して「お天道様」ではないのですから、ちょっと批判されても仕方ないかなとは思うんですけど、まぁ感覚的にはとても日本人らしい感覚で発言されたんだと思います。
 
 特に、やはりどうしても近代法は一神教の流れを汲んでいますので、それを無視するワケにもいきませんし、石原都知事さんのような考え方でもっと短絡的な人がたまたま陪審員だったら、ちょっとそれは困りますし、やっぱり日本民族には陪審員はあわないんじゃないかというのが、今のやえの考え方です。
 
 そこで皆さんには、是非、今まで以上に法や司法への理解を深め、身近に感じていただきたいと思います。そのためには、子供のころから法やルールに基づいた身近な困り事の解決法を身に付けていくことが大事です。
 法務省では、法や司法をどう学ぶべきか考えるため「法教育研究会」を作り、法律家、教育関係者をはじめ、様々な分野の方にご参加いただいて具体的に検討しています。研究会の模様は、随時法務省のホームページに載せていきますので、是非皆さんも興味を持って見守って下さい。
 
 それはそれでいいとは思いますけど、だけどやえとしたら法律より日本の公共心を今一度考え直すのが先なんじゃないかと思います。
 人工国アメリカなんかは、いくら法で縛ったとしても、いくら弁護士を増やしたとしても、それは犯罪とかの低下にはつながっていません
 簡単に言えば法とは、「法に書いてないことならやってもいい。捕まらなければやってもいい」という解釈につながりかねないですので、やはり限界があるんですね。
 極論ですが、同じ一神教のイスラム教のイラクなんかは、法律が存在しなくなった、つまり無政府状態になったら、ご存じのようにトンデモナイ酷い状態になってしまいました。
 イスラムには「抑圧よりも無政府状態の方がこわい」という言葉があるそうですが、まさにこの言葉こそが法律の限界を示しているような気がします。
 
 しかし日本は法律によって秩序が作られてきた国ではなく、悠久の歴史に根付いた独自の公共心によって秩序が作られてきました。
 例え法律が存在しなくても日本人は理性と良心、つまり今まで培われてきた公共心にに従って行動するでしょう。
 まぁ最近はどんどん公共心も薄れてきているんでアレなんですが、それでも阪神大震災の時とかを見れば外国なんか比べものにならないほどの高い公共心の一端を垣間見ることが出来ます。
 法律だけを過信して頼りすぎていては、いつかアメリカのように無理が来る国になってしまいます
 日本には悠久の歴史というかけがえのない財産があるのですから、それをうまく利用する方向を目指して欲しいと思います。
 
 というワケで、やえは陪審員制度には反対です。


平成15年9月24日

 一見正義党

 ちょっと一行のお話に対して簡単に触れさせていただきます。
 「国は法で縛るしかない、公徳心は最早信用できない」との事ですが、それはちょっと違うと思います。
 例えば、先進国ではどこでも「法の完成度」は似たようなモノだと思いますが、しかしそれでも国によって犯罪の起こる確率や傾向などは違うと思います。
 その違いは、やはりその国が歩んできた歴史やその民族性、つまりまとめて言うならば「公徳心」が違うからでしょう。
 また、完成度は同じようなモノとは言いましたが、部分的に見れば国が変われば法律も変わります。
 簡単で分かりやすい例は、日本では銃剣類は基本的に一切禁止していますが、アメリカは基本的に自由ですよね。
 この違いは、法律のバックボーンにある歴史や民族性、つまり公徳心ですね、これが違うからです。
 法体系は一緒でも、ここまで両者が別れている例もめずらしいでしょう。
 日本から見れば銃を規制しないから犯罪率が高いんだと言えるんですが、しかしアメリカからすれば、それは単に法律で許しているからっていう簡単なモノではなくて、建国以来のアメリカン精神からくる共有公共心が銃を許しているのであって、法律を変えればっていうように単純に切り捨てられる問題ではないんですね。
 法は法で大切なモノとは思いますが、しかしやっぱり根本的な話になるのであれば公徳心の方が重要だとやえは思います。
 
 あと、もう一点。
 陪審員の問題は確かに法律の問題ですが、しかし法律があってその解釈をという問題ではなく、制度の問題ですし、誰にでもかかってくる問題ですから、むしろ法律家以外の一般の人が自分の思想で語るべき問題だと思います。
 法律家さんの立場からお話を聞くのも有意義ですが、それだけではなくもっと多くの人の意見がこの問題には必要だと思いますよ。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 某官僚さんが民主党のマニフェストに対して苦言を呈しておられます
 おっしゃる通りですよね。
 この「マニフェスト」っていう新しい言葉もやえはよく分からないのですが、この民主党のマニフェストって、小泉さんを「キャッチフレーズだけだ」と批判できるほど具体的なんですかね?
 官僚さんがおっしゃっている部分をはじめ、とても疑問が残るところがいっぱいです。
 
 例えば、こんなのがあります
 

 (7)国民を守ることができる防衛力整備への転換を図ります。
 平成17年中に新しい防衛構想を策定して、ミサイルの脅威やテロなど多様な危機に柔軟に対応できるようにします。
 新しい防衛構想では、[1] 陸上自衛隊の削減、[2] テロなどに対処する特殊部隊導入強化、[3] 予備自衛官の拡充、[4] 機甲師団の廃止、戦車、火砲の20%縮減、[5] 陸海空3自衛隊の統合運用強化、[6] 軍事技術のハイテク化・IT化、[7] ミサイル防衛力の向上―などを5年以内に実現することをめざします。
 また、弾道ミサイル防衛については、その必要性を踏まえ、費用対効果など総合的観点から検討を進めます。 これらに必要な予算は約5000億円となりますが、従来の防衛予算の中での振替で対応します。

 
 軍事にそんなにくわしくないやえが生兵法で言うのもアレなんですが、これって「ミサイルの脅威やテロなど多様な危機に柔軟に対応できる」のではなく「ミサイルの脅威だけしか対応できない」ようになっちゃうんじゃないでしょうか?
 テロなどに対応する特殊部隊の導入やミサイル防衛力の向上等はまことに結構ですが、攻防共に最後の要となる陸軍を削減し機甲師団廃止や戦車を縮減してしまっては、“普通の敵”に対応することが出来なくなってしまうような気がします。
 仮に百歩譲って陸軍の縮小を認めるとしても、それならばそれを補てんするためにも日本の特殊な立地条件をフルに生かすためにも海軍の強化を図るべきだと思います。
 
 また、テロ対応特殊部隊にも言えることなんですが、警察とのかねあい等の法律も問題になってきます。
 法的には「国内の治安維持」には警察が対応することになっていますので、例えばオウムのサリン事件も警察が主導になりますし、今でも不審船が発見されたら海上保安庁が対応していますね。
 この辺のあいまいさをはっきりさせなければ、現場は混乱するだけでしょう。
 陸軍を縮小するのであれば水際でせき止めるのが最も重要な防衛ポイントになりますが、しかし現在のように不審船を海上保安庁がやっているようでは、“敵”に対する防衛はとても不安なままになってしまいます。
 この辺も民主党のマニフェストはさっぱり触れていませんね。
 
 「陸海空3自衛隊の統合」が果たして防衛力の強化につながるかどうかはやえには分かりませんが、しかし「不審船で工作員を送り込み国内にて大規模テロルを行う」というシナリオには、この民主党の上っ面改革では防げないのではないでしょうか。
 
 
 民主党というか、日本の野党というモノはいつも「うわっつら」なんですよね。
 キレイゴトというか、理想主義というか、うわごと言ってるだけというか。
 でもどうして社会党にしても民主党にしても野党というのはこのような政党になってしまうかといえば、それはそのようなキレイゴトを願う国民がいるからに他ならないんですね。
 深い考え無しにただ空気だけで雰囲気だけでその言葉を盲信する国民がいるからこそ、そのような政党が出来るのです。
 
 例えば、「公務員の削減」とか「公団の民営化」とか「民間人の登用」とか、特に民主党のマニフェストを見るとやたら「削減」という文字が見えます。
 しかしそれは果たして本当にそれが必要なのか、そうしたら本当に効率が良くなるのか、それらはとても議論されたモノだとは思えないようなモノが多いです。
 官僚さんも言っておられますが、道路公団を廃止したらいったい誰が高速道路を管理するのか、国なら公務員が必要ですし、民間というのであれば道路という国民の公共的共有財産を一民間企業に委譲して良いのか、そういうことは全く国民の間では議論されていません。
 また高速道路無料化というのも、高速道路の維持費をどこから捻出するというのでしょうか。
 税金でしょうか。
 税金であれば、これは自動車を運転しない人、高速道路を使わない人にも強制的に税を強いるということになりますし、そうでないのなら既存の税金から賄わないといけないんでしょうけど、しかし今の日本にはそんな余裕は無いですから、どこかから、消費税を上げるなりして捻出するしかなくなるでしょう。
 また民主党によれば、首都高・阪神高速は無料にならず、その収入を他の高速の維持費に回すということらしいのですが、それって「地方の切り捨て」ならぬ「大都市の切り捨て」ですよね。
 どうして大都市の人だけに負担を強いるのでしょうか。
 その根拠はなんでしょうか。
 大都市だけは無条件に負担を強いても良いというのであれば、それは「大都市=強者、地方=弱者」なんていう色眼鏡で見ているからに他ならないと思います。
 結局それも、雰囲気だけで決めつけている根拠無き理屈でしかなく、責任ある政治家がやることではないですね。
 
 このように、ただウワベだけのキレイゴトしか言わない民主党ですが、でも結局、それを支持している国民がいるからそのような政党が成り立つんですね。
 今は死にそうな左翼政党社民党だって、一時期は社会党としてもの凄い勢力を誇ったともありましたように、いくら主張に間違いがあったとしても、それを支持する国民がいるからこそ成り立つワケです。
 今で言えば、「公務員を減らす」「国会議員を減らす」「官僚は悪だ」、あとは「二世議員はダメ」とか「族議員はダメ」とか「献金の禁止」とか、場合によってはそれが正しいこともありますが、しかし民主党が言ってることはたいてい議論もせず中身を見ず一元的に言葉だけでそれを主張しているんです。
 軍備縮小や道路公団の民営化の例を見ても、結局それをしたことによってどのような弊害が起こるか全く考えていないワケです。
 そしてその「一見正しそうな」主張を、ウワベだけで捉えて周りの雰囲気のまま喜んで賛成とか言っている国民が、民主党等を支えているんですね。
 小泉内閣を「ワイドショー内閣」とか言っていましたが、ワイドショーは民主党の方なんですよね。
 
 最近盛んに「二大政党制へ」なんてこと言っていますが、現実主義党とウワベ理想主義党との二大政党制では、国が不幸になるだけのような気がします。
 そもそもやえは二大政党制が絶対正義とは思えないのですが、どっちにしてもこのような現状では二大政党制にしても全く無意味でしょう。
 2つしか選択肢を無くすというのであれば、もっと中身をじっくりと民主党の議員もそして国民も議論できるぐらいに成長しなければならないと思います。
 それが必要かどうかは別議論ですが。
 
 えーと、さっき知ったんですが、今日が民主党と自由党の合併調印式だったんですね。
 ま、これから未来に向けて新民主党がどうなるかは分かりませんが、今のところ民主党は子供が考え無しに表面だけ見て大人を批判するような態度しかとれていませんので、やえはその程度の評価しか与えられません。
 本当に政権交代可能な党を作りたいのであれば、「無責任な立場だから少々理想主義でも責任取る必要がないから今だけウケればいいや」といった感じの公約をやめて、今すぐ実行できるような、あと10年は腰を据えて政治を見れる形にしてやってもらいたいと思います。
 
 実現力のある党の選挙対策と、とりあえずなんどもいいから選挙に勝ちたいための選挙対策では、天と地の差がありますよ、というお話でした。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、責任をしっかりと背負っている人を応援しています。


平成15年9月25日

 小泉メルマガレビュー

 今週は木曜ですので恒例の小泉メルマガのレビューです。
 なんですが、ついこの前新内閣が組閣されたばかりで、まだ引継とかいろいろ雑務があるでしょうから今週のメルマガ発行は無理かなと思っていました。
 実際いつもの時間にメールチェックしてもメルマガが来ないので、こまったなぁメルマガ以外のネタ考えてないなぁ、なんて新しいネタを考えるので必死だったんです。
 そんなこんなで約一時間後、またメールチェックしたら今度はメルマガが到着していまして、全然ネタが思いつかなかったのでほっとしたところです。
 というワケで、メルマガレビューです。
 
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 「改革推進内閣」発足
 小泉純一郎です。
 月曜日に内閣改造をおこないました。改革を着実に進めることができるよう、経験豊かなベテランにも、改革に燃える若い方にも、女性にも、民間人にも入閣していただいた「改革推進内閣」です。
 
 総理、自民党総裁選の当選おめでとうございました。
 これでまたメルマガが発行されるようになりましたね。
 やえもネタ探さなくて済むので助かります(笑)
 
 「民間にできることは民間に」、「地方にできることは地方に」、民間のやる気と地方の特色をいかした改革を進める、「改革なくして成長なし」という基本方針はまったく変わりません。経験ある方々のささえを得ながら、同時に新しい時代のための人材も育てていかなければならない。改造内閣の顔ぶれを見ていただければ、小泉内閣の改革推進路線は微動だにしないということがおわかりいただけたと思います。
 
 すごい自信です(笑)
 しかし、竹中さんとか石原さんとかの人事を見てみると、よりいっそう改革を進めていきそうな雰囲気のある内閣な感じがしますよね。
 たしか都知事の方の石原パパでしたって、「小泉さんは人事の天才だ」とか言っていましたが、うなずくしかないような布陣を持ってきました。
 全ての人が納得せざるを得ない形を取りながらも、小泉さんにとってもプラスばかりの人たち。
 これは凄いことですよ。
 
 この2年数ヶ月の間、国民のみなさんにはよく厳しい状況に耐えてくださったと思います。厳しい状況は変わりありませんが、失業率が5.3パーセントという高い状況が続いているなかでも、最近ようやく就業者の数が増加しはじめ、倒産件数も前年にくらべて12ヶ月連続して減少しています。株価が8000円を切ったときには、まだまだ下がるという見方が大勢でしたが、ここに来て1万円を超え、企業の業績も回復しているところが増えてきました。ようやく明るい兆しが見えてきたと思います。
 
 はい。
 もう「不況だ不況だ」と呪文を唱えるようにボヤくのはヤメにしましょうね。
 自分から不況を招いているようにしか見えませんから。
 こうやって数字的にも上向きになっているのですから、「こんなに悪いんだ」と言うのではなく、「こうやって良くするんだ」とアクティブにモノを見るようにすると、景気ももっと良くなると思います。
 
 メルマガ創刊以来、安倍さんには編集長として大活躍していただきました。安倍編集長の率直な人柄がにじみ出た編集後記を楽しみにしていた読者はたくさんいらっしゃったと思います。安倍さんには、自民党幹事長として、自民党を改革推進政党にするための改革に取り組んでいただくことにしました。
 
 ある意味、福田官房長官より安倍副長官の方が存在感ありましたよね(笑)
 メルマガにも、小泉さんと同じように毎回文章を載せておられましたので、それだけメルマガに寄せられる声にも身近だったと思います。
 ネットの良いところは双方向に発信受信できることと思いますが、小泉さんや安倍さんがネットを通じて国民の声を聞き、国政に少なからず影響を与えることが出来たとしたら、一ネットユーザーとして、一メルマガ読者としてとてもうれしいです。
 安倍さんにおかれましては、新しくまたとても重い役職が待ちかまえていますが、さらなるご活躍を願っております。
 
 新しい編集長は、これまで科学技術政策と沖縄・北方対策の担当大臣として活躍していただき、今回官房副長官になった細田さんにお願いしました。細田新編集長のもと、皆さんのご意見を取り入れ、さらによいメルマガにしていきたいと思います。
 
 これもある意味かなり大胆な人事ですよね。
 クラスだけ見たら降格なんですもん。
 大臣→副長官(副大臣)ですから。
 まぁ、あまり目立たない沖縄北方担当相よりは官房副長官の方が注目度は高いかもしれませんし、またこうやってメルマガを担当することによってさらに注目度が増しますから、そういう視点では良いのかもしれませんね。
 というか、無役になるよりは役が付いた方がイイに決まってますし。
 
  国民の皆様の小泉内閣に対するご支援と期待に応えることができるように、精一杯努力を続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 
 各マスコミの世論調査でも軒並み大幅に支持率がアップしているみたいです。
 つまりそれだけこの新内閣が良かったことを示すんでしょうし、つまりつまりそれだけ期待しているということです。
 批判の声は大きくなってはいますが、しかしこれだけ支持率があるのも事実です。
 これからも小泉流の改革を応援していますのでがんばってくださいね。
 
 
 [特別企画]
 ● 新任大臣からのひとこと
 
 え?
 もしかして全大臣からひとことずつですか?
 いや新任ですから、9人ですか?
 うわー、それでも長くなりそうですね。
 でも最初の挨拶ですので、どんな人かを知ることも大切ですし、出来るだけ載せられる部分は載せたいと思います。
 やえのコメントを簡潔にしないとダメですね。
 
 (総務大臣 麻生太郎)
 総務省は、町や村の役場から電話、郵便、ITなど、非常に幅広く、皆さんの生活に関連の深い分野を担当しています。小泉総理が進めようとしておられる構造改革に関しても、行政の簡素化・効率化や、地方税財政の改革、情報通信革命の推進、郵政事業の改革など、皆さんにとても大きな関わりがある役所です。
 
 政治家らしからぬダンディな雰囲気と曲がったお口をお持ちの、そして一部ではマンガ大好きという面で有名な麻生先生です。
 この人もなかなかの人気ですよね。
 さて、総務省といえばこの二つ、郵政事業と住基ネットですね。
 国民の関心の高いこの二つをどうするかによって今後の麻生さんの評価が別れると思います。
 特に郵政事業については、一部保守論壇では民営化に反対している声も大きいですから、まずは国民的な議論が必要だと思います。
 小泉さんは「民間にやれることは民間に」とおっしゃっておられますが、これが国民の声になると「なんでもかんでも民営化」という風に変わってしまっている場合がよくありますので、中身をもう一度じっくりと吟味してもらいたいと思います。
 いかに、今までのサービスを継続しつつ質を高めるかがポイントになると思います。
 いきなりコメント長くなりました・・・(汗)
 
 私は、色々な改革が真に皆さんのためになるよう、多くの声に耳を傾けながら、真剣に取組み、与えられた重責を果たしていく決意です。皆様の御支援をよろしくお願いします。
 
 麻生さんっていうネームバリューだけで注目度は高いと思いますから、これから色々とあると思いますが、がんばってくださいね。
 
 
 (法務大臣 野沢太三)
 法務省の大事な役割は、国民が安全に安心して暮らせる社会を取り戻すこと、そして、国民に身近で頼りがいのある司法を作り上げることだと思います。私は、このことを強く意識し、警察等と連携して治安の再生を図り、いつでもどこでも相談できるような司法の窓口を設け、裁判員制度を導入するなどして司法制度を改革し、受刑者の人権が侵害されないよう刑務所を改革する等の諸課題に全力で取り組みたいと考えております。
 
 えーと、確か参議院の先生でしたよね。
 ごめんなさい、やえは良く知らないです。
 はじめまして、やえです(笑)
 ところで、web拍手でも指摘されたのですが、日本の場合陪審員じゃなくて裁判員なんですね。
 このことについてはまた後日じっくりと扱いたいと思います。
 思いますが、しかしこの野沢先生って方、裁判員制度についてもそうですし、受刑者の人権っていう言葉からも、ちょっとアヤシイニオイが漂ってきましたね。
 前の森山大臣も児ポ法を強力に押し進めていこうとしていましたし、法務関係の政治家さんっていわゆる人権派っていう人が多いんでしょうかね。
 今のご時世なら、このような場での挨拶では「受刑者の人権」と言うよりも「被害者の人権に配慮した」とか言うべきなんだと思うんですが、どうなんでしょうか。
 要チェック人物かもしれません。
 
 法務省に対する国民の皆様の期待にこたえられるよう精一杯努力いたしますので、どうか、よろしくお願いいたします。
 
 多分今法務省に対する国民の期待って「被害者への人権の配慮」だと思いますので、そちらの方も是非よろしくお願いします。
 がんばってください。
 
 
 (財務大臣 谷垣禎一)
 我が国の財政状況は、平成15年度末における国及び地方の長期債務残高が686兆円程度に達するなど、主要先進国中最悪の状況にあります。
 
 あら、谷垣さん。
 新任の大臣の挨拶って言うので新しい方だけかと思ったら、もしかしたらいわゆる「横滑り」の方もご挨拶ですか?
 これはもしかして挨拶されるのは全員で11人ですか?
 やえのコメントをもっと短くしないとダメですね(苦笑)
 
 今回、4年ぶりに財務行政の場に戻ってまいりましたが、このような現状に対し、総理からご指示いただいた、2010年代初頭のプライマリーバランス黒字化などの政策目標に沿って構造改革を全力で推し進め、将来世代に責任が持てる財政の確立を目指すとともに、民間経済を活性化させ、持続的な経済成長を実現してまいりたいと考えております。
 
 んで谷垣さん。
 前回は国家公安委員長でしたのでてっきり警察官僚さんかなんかだと思っていたんですが、実は金融再生委員長とか科学技術長官とか歴任されておられて、公安委員長の方が珍しい役職だったんですね。
 しかも議院運営委員長までされていて、この輝かしい経歴にもかかわらずまだ当選は7回。
 かなりの実力者なんですね。
 ちなみに派閥は宏池会旧加藤派です。
 もしかしたら見た目通りのスマートな財政政策を見せてくれるのかもしれません。
 かなり期待ですね。
 経済にお強い方は注目してみたらでどうでしょうか。
 谷垣さん、期待してます、がんばってください。
 
 
 (文部科学大臣 河村建夫)
 総理からは、知育・徳育・体育に、食育を含めた人間力向上のための教育改革に取り組むよう、ご指示を受けました。
 
 
 現役の副大臣から直接大臣に昇格したという珍しい就任の河村さんです。
 省庁再編で文部科学省になってからは、初代副大臣、三代目副大臣、そして二代目大臣と、二代目副大臣の方の時だけを除いてずーっと役所におられるということになりますから、官僚さん達もずいぶんやりやすいと思います。
 人柄とか手法とか理解しているでしょうからね。
 
 「教育・文化立国」及び「科学技術創造立国」の実現に向け、教育基本法改正や義務教育費国庫負担金制度の問題、大学の活性化、基礎研究や重点分野の研究開発の推進、文化やスポーツの振興等に取組み、国民の皆様の期待に応えてまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
 
 河村さんは当選回数だけ見れば4期ですので議員的には若手の部類に入るんですが、しかし実年齢は60歳と、かなりご年輩です。
 そういった意味で教育基本法の改正はかなり期待できるのではないでしょうか。
 「教育の抵抗勢力」はかなりデンパが多いですから、文教一筋の河村大臣には是非是非がんばってもらいたいです。
 
 
 (経済産業大臣 中川昭一)
 経済産業省の仕事というのは、本当に間口が広く、中小企業の支援をはじめとした経済政策や、通商交渉を通じた貿易や投資のルール作り、さらには、生活に欠かせないエネルギーの安定供給など、皆様の生活のあらゆる局面に関わってきます。その中でも、やはり経済の活性化が最も重要だと考えており、皆様の声にしっかり耳を傾けながら、やる気にあふれる方々の努力が報われるような社会を一刻も早く実現できるよう全力を注ぎます。どうぞ、よろしくお願いします。
 
 眉毛がへの字に曲がっていて、いつも大見得を切っている中川さんです。
 元農水大臣で、北海道選出ということもあるのでしょうか、農水のプロです。
 そして前自民党組織本部長です。
 こちらもかなりの実力者さんです。
 麻生さんもそうですけど、女の人にもてそうですよね。
 景気が良くなり始めている今だからこそ、産業を活発化させることが大切になってくると思いますので、あまり目立たない役職ではありますが、堅実なお仕事を期待しています。
 がんばってください。
 
 
 (国土交通大臣 石原伸晃)
 国土交通省は、毎日の生活の基盤を整える役所です。道も、公園も、空港も、川も、国土交通省が作ったり、管理したりしています。そんな役所の眼は、ともすれば、作る側にばかり向きがちです。私の仕事は、それを消費者の側、サービスを受ける側に向けること。そして、徹底的に無駄を省くこと。内閣のどこにいても、小泉改革の原点は同じです。それは、無駄を省いたその分を国民に真に必要なところに振り向け、国民生活を明るくすること。これからもがんばります。よろしくお願いします。
 
 石原大臣こんにちは。
 いつもご苦労様です。
 もう石原さんに関してはみなさん大期待していますから言うこと無いです。
 いきなり藤井道路公団総裁を更迭するとかいうニュースも流れていますし、今まで通りがんばってもらいたいです。
 ごーごー
 
 
 (環境大臣 小池百合子)
 いまや、環境問題は、国民の生命だけでなく、人類の存続をも脅かしかねない重要な問題となっています。
 国民の不安や不満を真摯に受け止め、今後、数世代にわたって、安心できる環境政策を、今、この時期にしっかり行っていきます。さらに官民をあげて燃料電池などの環境保全に役立つ技術開発を進め、世界へ普及させることを通じて地球環境保全に貢献し、「環境のリーディングカントリー・日本」を目指します。
 
 こちらは有名議員さんの小池先生です。
 美人さんですねv
 保守思想論者としても有名ですが、今回は環境大臣での抜擢です。
 前にもいいましたが、この分野は経済的に見ても成長する可能性を秘めている分野ですから、小泉さんの公用車低公害車化計画のように強いリーダーシップを持って政府主導で進めて欲しいと思います。
 がんばってくださいね。
 
 
 (国家公安委員会委員長/青少年育成及び少子化対策担当大臣/食品安全担 当大臣 小野清子)
 わたしは、治安の維持、食の安全、子どもと若者の成長という幅広い分野を任されました。
 街頭犯罪や少年犯罪、外国人犯罪が国民に大きな不安を与えている今、全国の警察職員と心を一つにして果敢に取り組み、「世界一安全な国、日本」の復活に全力を傾注します。安全・安心な食生活は健全な家庭や社会の基礎でもあります。信頼される食品安全行政を確立するため、国民の健康保護を最優先に最善を尽くします。子どもを生み育てやすい環境づくりや、青少年の社会的な自立に向けて総合的な対応を行います。
 
 あの警察をたばねる国家公安委員長に女性の先生です。
 と言ったら田島“元”先生が怒りますかね?(笑)
 しかし治安回復っていう部分では、警察官は地方公務員で、各署は地方が管轄することになっていますので、石原都知事のように各地方の知事さんにお任せしてですね、公安委員長さんには是非警官の意識改革を実行して欲しいと思います。
 警官の増員は全く結構なことですが、しかしこれ以上「サラリーマン警官」を増やされると国民が不幸になるだけです。
 小野大臣、是非是非がんばってください。
 
 
 (沖縄及び北方対策担当大臣/個人情報保護担当大臣/科学技術政策担当大 臣/情報通信技術(IT)担当 茂木敏充)
 私はこのたび、沖縄及び北方対策から科学技術政策、個人情報保護、ITまでそれぞれ大切な幅の広い分野に取り組むこととなりました。
 現場主義を重視し、普天間基地の移設を含めた沖縄のいろいろな課題への対応、沖縄における科学技術大学院大学の設立構想や、北方領土返還を求める国民運動などの推進とともに、個人情報保護法の円滑な施行準備、世界最高水準の科学技術創造立国や2005年までの世界最先端のIT国家の実現など多岐にわたる課題に精一杯取り組んでまいります。
 
 当選3回で大臣の茂木先生です。
 はじめまして、こんにちは。
 なんかいろいろと多岐にわたって大変そうですけど、がんばってください。
 ごめんなさい、全然コメントが思いつきません(笑)
 
 
 (規制改革担当大臣/産業再生機構担当大臣/行政改革担当/構造改革特区 担当 金子一義)
 私が担当することになった行政改革、規制改革、構造改革特区、産業再生機構という分野は、いずれも小泉構造改革の重要課題であり、これまでの改革の歩みをさらに着実に進めていく覚悟です。無駄のない効率的な行政の実現を目指して、特殊法人などの改革を一層進めるとともに、民間の活力や地方のやる気を十分に活かせる経済・社会のため、規制改革や産業再生についても全力で取り組みます。応援よろしくお願いします。
 
 石原大臣の後任です。
 そういう意味でかなり注目されると思いますが、道路については石原さんがやられると思いますので、特に特区に注目したいですね。
 この特区には無限の可能性があります。
 日本人の豊かな想像力を十二分に発揮することができると思います。
 それがこれからの日本には必要になってくるでしょうから、是非是非頑張ってもらいたいです。
 
 
 ふひー、やっと最後の方ですー。
 
 
 (防災担当大臣/有事法制担当 井上喜一)
 「安心・安全な国づくり」の推進が私の責務です。防災については、大地震に備えた住宅などの耐震化の促進や被災者の住まいを確保するための支援の拡充など、防災対策の更なる充実が必要です。また、有事法制については、先の通常国会で成立した有事三法を受けて、国民の保護のための法制を始めとする必要な法制の整備をしなければなりません。時代が大きく変わってきているとの認識をもって、これらについて、国民の理解を得ながら積極的に取り組んでいきたいと思います。
 
 過激な発言で人気を博した鴻池さんの後任です。
 井上先生はどんな発言をされるんですかね。
 なんて言ったらダメですね(笑)
 しかし井上さんもまた過激発言したら、防災相は過激発言担当相として認知されるかもしれませんね。
 こんなコメントでごめんなさい(笑)
 
 
 というワケで、かなり長くなりましたが、各新大臣のご挨拶でした。
 最後に新官房副長官さんのコメントです。
 
 
 [編集後記]
 月曜日に官房副長官に任命され、身が引き締まる思いでおりましたところ、今度は「小泉内閣メールマガジン編集長」という大役を仰せつかりました。初仕事となる今号では、ほやほやの新任大臣11名に、就任にあたっての抱負を語っていただきました。明日26日(金)には、臨時国会で小泉総理が新しい所信表明を行います。そちらもご注目ください。引継ぎやら何やら、目まぐるしい毎日ですが、安倍前編集長が掲げられた「成長するメールマガジン」をモットーに、読者の皆様からのご意見をどんどん反映させ、よりよいメールマガジンをつくっていきたいと思います。皆様からのあたたかいご支援をお願いいたします。(博)
 
 さて、これから安倍さんの後任ということでいろいろ大変だとは思いますが、前まで大臣という要職をこなしていらっしゃったワケですし、そのらつ腕を官房副長官という立場でも振るっていただきたいと思います。
 拉致問題も細田副長官に引き継がれられるのでしょうか。
 そうなったらよりいっそう注目されると思います。
 メルマガもやえの貴重なネタ元ですから(笑)これからよろしくお願いします。
 
 
 先週、拉致問題について政府基本方針を再確認しました。よく「なにをもって拉致の解決というのですか」と言う人がいます。全容を知っているのは我々ではありません。解明していない捜査中の事件について捜査当局に「何をもって捜査完了ですか?」と聞いているのと同じことです。「一人の日本人の命もおろそかにしない」というのが私の答えです。 さて小生が編集長を務めるメールマガジンは、先週号が最後になりました。拙い編集長でしたがご愛読いただきましてありがとうございました。新編集長のもと小泉内閣メールマガジンはさらに成長していくことと思います。今後とも宜しくお願いします。(晋)
 
 おや、安倍さんじゃないですか。
 お元気ですか?
 拉致問題って、これは日本政府がどうこうしたら動く問題じゃないですからね。
 北朝鮮が動かないとなんにもならないと言うのが現実です。
 まぁ戦争すれば別ですけどね。
 だから政府を批判するのではなく、よりいっそう北朝鮮に対して厳しい目を世論として作るべきだと思います。
 安倍さん、今までメルマガの発行をありがとうございました。
 お陰様で木曜日はネタを考える必要がなくなりました(笑)
 これからは今まで以上の重い責任のあるお仕事になりますが、是非今までの安倍さんそのままで仕事に当たってもらいたいと願っています。
 今までありがとうございました。
 これからもがんばってください。
 
 
 というワケで、最初ですから今まで以上にエール送りまくりのレビューでした。
 長い上に面白くなかったかもしれません
 ごめんなさい。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。


平成15年9月27日

 戦争というモノを考える

 ごめんなさい。
 これ昨日アップする予定だったのですが、ご老体の天堕さんが昨日は帰宅後すぐにバタンキューに寝てしまったタメにアップできなかったみたいです。
 天堕さんと一緒に住んでいるワケではないのでたたき起こすこともできず、永眠させることもできず、一日遅れになってしまいました。
 ごめんなさい。
 というワケでとっとと本文に行きましょう。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 ずいぶん時間が空きましたが、先週の「国民の選択」の「拉致問題、戦争をしてでも解決すべきか」についてお話をしたいと思います。
 
 で、正直やえは「否」の方が多くなると予想していました。
 が、フタを開けてみると「応」の方が結構な差を付けて多かったという結果になりました。
 締め切った時に狙ったように総投票数が100票だったので割合も分かりやすいのですが、「応」が54%、「否」が36%、「その他」が10%という結果でした。
 
 拉致問題を、「失われた時間」以外のものを完全に解決しようとするのであれば、多分戦争しかないと思います。
 話し合いで解決したとしても、多分「見返り」を求められることになると思います。
 しかし拉致問題というのは明確に犯罪行為で、罰するのがむしろ当然の話で、犯罪をして謝罪したらそのお返しに利益を与える、というのは滅茶苦茶な話です。
 もちろん「見返り」は、「人道的支援」とか「過去の問題の補償」とかに言葉を換えられるでしょうが、どっちにしても一般的な感覚から言えばトンデモナイ話ですよね。
 
 「では戦争をするのか」と言われたら、もしリアルに考えたら、やえはどうしてもたじろいでしまいます。
 個人的なことで申し訳ないのですが、やえが「戦争」というモノのイメージを思い浮かべたら、まず広島の原爆投下後の地獄絵図を思い浮かべてしまいます
 もちろんこれは戦争、というか戦闘の一場面でしかないことは十分に承知しています。
 しかし広島で教育を受けた身としましては、どうしてもマインドコントロール的に、まずそんな場面が頭の中にフィードバックしちゃうんです。
 前にも言ったことがありますが、なかなか広島の教育の呪縛を解くのは大変なんです・・・。
 
 だからといって戦争全てを否定するというのは愚かなことですし、しなければならない時があるっていうのは仕方のないことです。
 と同時に、戦争は不幸というモノも内在していることも確かなことです。
 戦争をするという是非は、ここの部分のバランス感覚によってそれぞれの答えが出てくるのではないでしょうか。
 もし自分が兵士だったら、もし自分が指揮官だったら、もし自分が意志決定者・政治家だったら、もし自分がその国民だったら、もし自分が拉致被害者だったら・・・
 自分をそれぞれの立場だと仮定して考えてみてください。
 
 
 ではコメントを見ていきましょう。
 
 「応」の場合、大きく分けて3つの意見があったようです。
 ・積極的攻撃
 ・応戦はすべき
 ・カードとして持っておくべき
 
 カードとして持っておくべきというコメントにはこれらがありました。
 「少なくとも憲法を改正して戦争と言う外交カードは手に入れるべきだと思う。武力が背景に無いままでは進展はしないだろう」
 「戦争は拉致問題解決方法の一つに含まれるから応」
 これには一部御花畑平和主義者以外の人は異論はないと思います。
 健全な防衛力があって普通の国ですからね。
 
 応戦すべきというコメントはこれらがありました。
 「戦争が起きる可能性がある状態の経済制裁を続けつつ、有事に対応できるように法律等の問題を解決すべき。それこそ、そういった状態で戦争にしないようにするのが外交というものだと思うので。」
 「最悪の場合戦争。平和に勝るものはないが、ヒューマニズムを抜きにすれば日本は今一度それくらいの危機を経験すべきかも。」
 この辺の意見が戦争を考える上でのターニングポイントだと思います。
 ギリギリまで北を追いつめる経済制裁をした場合、向こうが戦争を仕掛けてくるという可能性はかなり高くなるでしょう
 それを承知の上で経済制裁しろと言うのであれば意見としては間違っていないと思いますが、しかしそこまで想像力を働かせられない人が多いというのが、多分今の日本の現状だと思います。
 経済制裁しろっていう声は今ではかなりの割合を占めていると思うのですが、その全員が戦争を覚悟しているのか、今回のアンケートではそれを知りたかったのもあります。
 多分、当サイトに来ていただいている方はそんなことぐらい承知だと思いますので、それを理解した上で54%も戦争すべきという結果は大変興味深いと思います。
 
  積極的攻撃で言えば
 「救出部隊を作って、救助して撤退。北そのものは無視・・・できるかなぁ。」
 「戦術核を北朝鮮が完全に配備する前に叩くべき。核をカードにされると拉致問題解決は絶望的」
 「きちんと決着をつけ、それを未来への教訓とすべきだと思います。」
 「あの人は一度痛い目に合わないと現状が理解できないと思います」
 こういうのがありました。
 特に二場面と四番目は、ジョンイルのような愚劣な独裁者は許すまじ、という考えの元、積極的に攻撃し打破すべきということだと思います。
 ただこれ危険なのは、アメリカブッシュの二の舞になる可能性があるということです。
 ボーダーラインがあやふやになっちゃうんですよね。
 核をつくっている可能性があれば攻撃しても良い、ということになるならパキスタンとかその辺も攻撃対象になってしまうでしょう。
 もちろん拉致という主権を踏みにじるという行為を北朝鮮はしていますので、それと併せてというのもあるとは思いますが、それでもキチンとしたラインがはっきりとはされません。
 ただ、さすがに北朝鮮ぐらいのまでのトンデモナイ国を見せつけられたら、いくら日本海を挟んでいるとはいえおちおちと平和に暮らしてはいられないというのも心理だと思います。
 そう考えたら、ぶっ潰してもいいかなぁとも思わなくもないんですよね。
 
 
 一方「否」には様々な観点からのコメントが寄せられました。
 「否」に入れている中でもやはりカードとして持っておくべきと思っている方はいらっしゃるようです。
 「だが、彼らに対し戦争も辞さないという覚悟を見せ付けることは重要である」
 「否に入れたが、最悪の状況として"戦争"という選択肢は常に頭の中に入れておかねばならない」
 カードとして持っておくけど、実は戦争をするつもりはない、という人が「否」の方に入れているのでしょう。
 この辺のバランスはむずかしいところですね。
 
 あとこれは予想外に多かった反応なんですが、かなり冷静に事を見ておられる方もいらっしゃいます。
 「実際の戦闘が起きれば、日本本土が戦場になる事必至。結果日本の利益にならず」
 「助けるためにさらに人が死ぬのは本末転倒と思う」
 「今の日本では戦争は危ない。国が負うリスクを考えれば、たとえそれが悪い事だとしても被害者の方々には涙をのんでもらうしか無いのではないか」
 簡単にいえば「数人のために国を賭けた戦争なんて行為が出来るはずがない」ということですね。
 なかなか今の日本の空気ではこんなことを言うのがはばかれるんですが、しかし自由にモノが言えてこそ正しい道が開かれると思いますし、一昔前の朝鮮半島マンセーの空気こそが拉致というものを生んだとも言えますので、ここはこういう意見も忌憚無く言うべきでしょう。
 
 正直やえもこれはそう思う部分はあります。
 冒頭に書きましたように、やえは戦争というのをイメージするとどうしても原爆の地獄絵図が思い浮かぶのですが、たった数名のために国民全員にここまでのリスクを負わせてもよいものかと、冒頭にも言いましたように、もしやえが政治家だったらと想像すれば、やえはこう考えると思います。
 政治はどうしても少数より多数のことを考えなければならない事が多いというのは事実です。
 
 冷静に考え、一般のことに置き換えれば、こういうのは二次災害を防ぐという観点になるんじゃないかと思います。
 例えば山に遭難している人がいるとします。
 しかしその山は今も猛吹雪で、登頂することはもちろんヘリコプターで近づくことさえ出来ません。
 そういう時はどうするでしょうか。
 普通なら二次災害をおそれて、山が静まるまで待ちますよね。
 被災している家族の立場なら、そんなのお構いなしに救出して欲しいと願うでしょうけど、冷静に考えるなら、今無茶をしてさらに大きな被害が出る可能性が高いなら、救出を見合わせるという行為を取らざるを得ません
 それに異論を唱える人はいないか、ごく少数でしょう。
 それを踏まえて、この拉致問題を考えたら、果たして戦争という無茶をすべきなのでしょうか。
 
 コメントの中でも最も冷静且つ大胆に分かりやすくそれを示しているモノがありました。
 「その他」に寄せられたコメントです。
 
 「戦争になれば死者は軽く100人は超えるので効率を考えて拉致疑惑は無視する」
 
 多分、やえが以前言った「拉致されたと思われる人はまだ100人以上はいるでしょう」という言葉に対してのモノだと思われます。
 確かに、仮に北朝鮮が核兵器でも撃とうモノなら、何万人何十万人という規模で被害者が出るでしょう。
 この場合、多くの人の命を守らなければならない立場にいるのであれば、「拉致疑惑は無視する」という道を選ばざるを得ないと思います。
 
 冷たい言い方になりますが、やえは軍人さんと一般人の命を同じ重さとは思っていません。
 警官は治安を守るために命を犠牲にするときもあるでしょう、消防士は他人を助けるために自分の命を犠牲にすることもあるでしょう、同じように軍人さんは国を守るために命を犠牲にすることもあります。
 そういう職業なのですから、安易に一般人と比べることはできません
 だから、日本の一般人が全く犠牲にならない形で北朝鮮を屈服させることができるのであれば、やえは戦争をしてもかまわないと思います。
 しかし、イラク戦争に対するアメリカの場合は両国の間にかなりの地理的な開きがありましたので心配する必要もありませんでしたが、北朝鮮と日本の地理的な距離は目と鼻の先です。
 ミサイルが飛んでくるかもしれません。
 核が打ち込まれるかもしれません。
 それでなくても船によって上陸される可能性もかなり高いです。
 そう考えたときに、戦争という手段は、拉致という問題だけで取りうる手段なのか、やえはどうしても疑問に残る部分が大きいのです。
 
 やえは、戦争という手段を否定しません。
 大東亜戦争は意義のあった戦争だと思います。
 またやらなければならない戦争だったと思います。
 戦争に至るまでの道のりは、国辱とも呼べる苦難の連続だったことが大きな要因だったと思います。
 だから戦争という手段を否定しません。
 だけど、戦争というモノはそう簡単に容認できる手段では無いとも思っています。
 最近は保守ブームの中、その辺の価値観が壊れつつあるようにも思えます
 だからやえは今回は結論をあえて出しません。
 みなさんにもう一度考えてもらいたいのです。
 リアルに戦争というモノを想像したときに、果たして拉致問題で戦争をすべきなのでしょうか。
 それとも日本人同胞が拉致という屈辱以外何者でもないつらい目に遭わされたのだから、同胞として怒りを感じるのも当然だと主張するべきなのでしょうか。
 どうでしょうか。
 
 
 やえは、広島の教育を受けたという部分で、多分普通の人よりも戦争というものに対して臆病だと思います。
 でも、後者を選ぶ方が多かったとしたら、それはそれでうれしいというか喜ばしいなぁという感情もやっぱりあったりします。


平成15年9月28日

 「拉致問題、戦争をしてまで解決すべきか」ご意見お聞かせください

 前回の戦争についてみなさんのご意見をお聞きしたいと思いまして、例のごとくアンケートを設置しました。
 今回は主にご意見をお伺いしたいと思いますので、コメントを長く書き込めるようにしました。
 できるだけコメントをお願いしたいと思います。
 
 項目は4つです。
 
 ・戦争すべき(致し方ない)
 ・戦争的手段は放棄
 ・アメリカに任せる
 ・その他
 
 できるだけ広くご意見を聞きたいと思いまして、項目も簡潔にして、数もこれだけにしました。
 「戦争すべき」や「放棄」の中でもいろいろなご意見もあると思いますので、その辺はコメントにてお願いしたいと思います。
 
 また、できるだけ9月27日の「戦争というモノを考える」を読んでからお答えいただけば幸いかと思います。
 
 それでは忌憚無きご意見をお伺いしたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

平成15年9月29日

 教育論?

 いつだったか忘れたのですが、あるテレビ番組で様々な社会問題に対して、その問題の専門家達が集まって討論をするという番組がありました。
 お笑いコンビの爆笑問題さんが司会だったので分類的にはバラエティー番組になると思うのですが、しかし基本的に討論をするのがタレントとかではなく本当の専門家達が集まっていたので、なかなか質の高いよい討論が行われていたと思います。
 
 そんな討論の中で、教育に関する討論もありました。
 専門家さんには、文科省の審議官さんとか、大学の先生とか、学校の教職員さんとか、塾の先生とか、敢えて言うなら政治家さんがいないだけだったというぐらいの、十分な専門家さん達が集まっていました。
 もちろんバラエティー番組ですから、爆笑問題さん以外のタレントもその場にいて、なかなか質の低いチャチャを入れてはいましたが。
 
 その教育に関する討論は、議論自体は有意義だったのかもしれませんが、質的にはちょっとどうなのかなと首をひねりたくなりました。
 というのも、現場の小学校か中学校か高校か忘れたのですが、学校の教職員さんが専門家として議論に加わっていて、その方がとてもデンパを飛ばされておられたからです。
 まぁ一言で言えば、「おまえ日教組バリバリだろ」というような感じです。
 
 教育問題といえばどうしてもやり玉に挙げられるのが「ゆとり教育」です。
 これについて文科省の審議官さんは色々な人に集中攻撃を受けていたのですが、そこは一応くさっても官僚さん。
 なかなかうまい答弁でしっかりと中身のある反論をされていました。
 例えば審議官さんは、「ではいったい“学力”とはなんでしょうか?確かに今までの“学力”は詰め込み型の“知識の多さ”でした。しかしこれからはもっと多角的な、知識だけでないモノを“学力”とするべきなのではないでしょうか」とおっしゃっておられました。
 
 さて、問題なのがその日教組疑惑のある教職員さん。
 言っていることが支離滅裂なんですよね。
 「上からゆとり教育とか言われて、なにをしたらいいのか分からなくて現場は混乱しているんだ」
 と言いつつ、熟練度別教室については
 「時間が全然足りないんだ」
 と言っていました。
 なんだか、この人自分で創意工夫とか自分からより良い教育というモノをつくろうとか、そういう発想が出来ないのかなぁと思ったんですが、さらにこの教員さん、言うにことかいて、
 「授業時間に出来ない分を、放課後にでもやれというのか」
 とかほざきはじめました。
 この人、完全にサラリーマン気分です。
 
 「熟練度教室だって?そんなことしたら分からない子がますます分からなくなっていく。そんなの切り捨てだ」
 とかも言っていましたが、そんなの先生のやりよう一つだと思います。
 現に、この討論に参加していた現役の塾の先生は、「熟練度別に教えるのは賛成。分からない子が分かる子と一緒にいるのは苦痛になるし、逆に分かる子も分からない子と一緒にいると退屈になって集中できなくなる」とおっしゃっていました。
 やえもこの意見に賛成です。
 実際、やえはまだ中学二年ですからそんなに全体としたら差は開いてはいないとは思うのですが、それでもやっぱりやえにも苦手な教化は出てきていますし、いくら同じように一緒にやってもどうやっても個人差で差が出るんですから、まずその現実を見つめてから、ではどうするのかと考えることが合理的なのではないでしょうか。
 その教員さんには、分からない子が出てくるのであれば、放課後でも何でも親身になって教えてあげればいいじゃないですかって言いたいです。
 自分が早く帰りたいから放課後を嫌がるだけのようにしか見えませんでした
 
 こんな教員がやえの周りにいないのはもしかしてラッキーなのでしょうか?
 
 この人はマニュアル通りにしか出来ないマニュアル人間なんじゃないでしょうかね。
 それが人にものを教えるのですから、教えられる子供は、やえからみても可哀想だと思いました。
 
 でもやっぱり、勝手だなぁと思うのは一般の世論と言ってもいいかもしれません、そんな名も無き声ですね。
 「ゆとり教育」というものに対しては、今かなりの人が反対だと言っていて、「教科書の内容が薄くなっている、いや教科書自体が物理的に薄くなっている、こんな事では他の国に置いて行かれる、これは大変なことだ。今まで以上に勉強しなければならない世の中なのに、もうゆとり教育はやめてしまえ」と多くの人が主張されておられて、なかば今までの詰め込み教育が良かったかのような風潮になっています。
 知識を詰め込むことが大切だと言います。
 もちろん知識も大切ですからある程度教えるのは大切ですし、減らすありきの態度は問題だとは思います。
 だからある程度はしっかりと覚えさせなければならないでしょうし、それだけ時間も作らなければならないでしょう。
 しかしいざ我が身に置き換えると意見がコロッと変わるんですね。
 さっきのサラリーマン教職員がこんな一言を言いました。
 
 「時間がないんですから、これ以上さらに宿題を出せって言うんですか」
 
 これを聞いた主にタレントの人から一斉に同じ声が発せられました。
 
 「宿題はイヤだよねぇ〜
 「ねぇ〜」
 「宿題いっぱい出す先生って嫌いだったよね〜(笑)
 
 はぁ・・・。
 もっと自分の発言に責任を持ってください。
 
 でも政治でも何でも、他人に対してはいくらでもやれやれと言っているのに、いざ自分の身に降りかかると大反対をはじめる人って多いですよね。
 もっと自分の身に置き換えてから意見を言って欲しいなと思った、バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳中学二年生でした。


平成15年9月30日

 自分の身に置き換えてみましょう

 えー、突然なんですが、実は来週から約一ヶ月ほど、どかちん忙しくなる予定でして、一ヶ月とちょっとここまでほぼ毎日更新、少なくとも2日に1日は欠かさず更新してきたのですが、それが難しくなるようなのです。
 今まで多少忙しくてもなんとか乗り切ってきたのですが、今回のはそんなの遙かに超えるウェーブが来るらしくて、冗談抜きで休みがなくなりそうなのです。
 ただでさえ一つの文章にかなりの時間がかかる当サイトなので、ちょっと一ヶ月の間まともに更新できる自信がないんですね。
 さすがに一ヶ月なにもしないのも申し訳ないので、今からいろいろと陰謀をたくらんでいるんですが、それだけでもやっぱりちょっとさみしいので、みなさんのお力を借りたいなぁと思ったのです。
 
 というワケで、代打日記を募集します!!
 
 前代未聞の思想系代打日記です。
 といいましても、中身はノンジャンルにします。
 お笑いが絶滅危惧種な当サイトに笑いの一輪を咲かせましょうと思われる心優しき方は是非ネタ系文章を送ってください。
 それとも硬派に思想系と思われる方は、全然問題ありません。
 むしろ、やえへの反論でもかまいません。
 やえが主張していることと真っ向から反対していてもかまいません。
 靖国神社はんたーいと言われる方でも全然大丈夫です。
 ただし、もちろん理論として成り立っていなければなりませんよ。
 
 なんで、一つだけ条件があります。
 必ずメールアドレスを書き添えてメールください
 一応、特に思想系の場合は責任の所在をハッキリとさせておかないと思想とは言えないですからね。
 明らかに返信できないアドレスだったり、後からアレは自分の文章なんだとサイトで言われてもちょっと責任が持てませんので、必ずこれだけは守ってください。
 あと、もちろん名前も書き添えてください。
 ただしメールアドレスを公開したく無い場合は、アドレスの下にでも「非公開希望」と添えてください。
 名無しサンではちょっと困りますので、責任の持てる名前をお願いします。
 それから件名には、その文章のタイトルをつけてくだされば助かります。
 またサイトアドレスがある方は併せてお書き添えください。
 当サイトで公開させていただくときにリンクさせていただきます。
 
 ただ、更新できる時間が限られると思いますので、応募数の都合で全てを載せられるかどうかは分かりません。
 それをご了解した上で、やえを助けると思ってみなさんふるって送ってください〜。
 長さも内容も特に制限はありません。
 えっちなのはよくないと思いますが(笑)
 普段やえが長いですから、少々の長文は問題ないでしょう(笑)
 期間は約一ヶ月後までです。
 早く送ってくださると助かります。
 なにとぞなにとぞ、是非是非、よろしくおねがいします。
 
 それでは
 めぇぇぇえるみぃぃぃぃいいいいい(これがやりたかったらしい)
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 昨日は、他人にばかり責任を押しつけておいて、いざ自分の身に降りかかってきたら今までの主張をコロッと忘れて真反対の意見を言い出す、なんていう無責任な人が多いというお話をしました。
 昨日のは教育論でしたが、この傾向は特に政治系のお話に多いような気がします。
 
 例えば分かりやすいのはこのニュースかもしれません。
 この手のニュースを扱っていた他のサイトさんの反応なんて、もう言いたい放題です。
 安すぎるとか、一等地なのにとか、高級すぎるとか、庶民感覚がないだとか、税金をとか、こんな感じですよね。
 では「今の子供には勉強をさせろ、でも自分は宿題は嫌いだ」理論で、自分の身に置き換えて考えてみましょう。
 
 安すぎるのは、これは法律で決まっていますからどうしようもありません。
 というか、公務員でも民間でも宿舎というモノは安いモノです。
 「この辺の平均家賃が10万円だから社宅の家賃も10万ね」と言われて納得する人がいるでしょうか?
 
 一等地なのは仕方ありません。
 だって職場である国会議事堂が一等地にあるんですから。
 というか、国会議事堂は昔からずーっとあそこにあったワケで、別に高いところにわざわざ進んで建てたワケではありません
 むしろ国家とか役所とかがあるからこそその周りの地価が値上がりしたワケで、この批判は本末転倒というか、筋違いだと思います。
 そもそも記事の「国会まで車で30分以内の1等地にある」っていう書き方が間違っているというか恣意的なんですよね。
 国会まで車で30分以内のところを探したらたまたま一等地だったということでしかないのです。
 「社宅から職場まで電車を3本乗り継いで2時間ぐらいかかるけどいいよね」と言われて納得する人がいるでしょうか?
 
 高級すぎるというのも、何を基準にしているのか分かりません。
 それって場所がたまたまいい場所だから、そうでないところと比べたら高級そうに見える、っていう話でしかなんじゃないでしょうか。
 また、国会議員という要職についている人が、宿舎でないところに集団で住むワケですから、ある程度相応にセキュリティーがしっかりしているところじゃないと困ります。
 そもそも立て替えをするというのにわざわざ今より汚いところに引っ越しするという方が間違っていると思うのですが。
 「もう築30年になる市営住宅を建て替えするから、同じ築30年のアパートを探したら10駅ぐらい離れたところになっちゃったけど住民はそこに変わってね」と言われて納得する人がいるのでしょうか?
 
 庶民感覚をというのは、これも基準がよく分かりません。
 河田町、赤坂、三田、高輪に住んでいる人は庶民ではないようです。
 うーん、今さら階級闘争ですか?
 物価の高い東京に住んでいる人は地方から見たら特権階級ですか?
 仕事がない人から見たら働いている人は特権階級ですか?
 ホームレスから見たら家に住んでいる人は特権階級ですか?
 前にも書きましたが、マスコミの方がよっぽど庶民感覚から遠ざかっているんですけどね。
 人間、結果は平等ではありませんから、分相応ということを理解した方がいいと思います。
 「みなさん“庶民感覚”で生活してもらうために、クレヨンしんちゃんの春日部に住んでもらうことにします。総理大臣も議員も公務員も社長さんもサラリーマンも学生もホームレスもみーんな“庶民感覚”です。」と言われて納得する人がいるのでしょうか?
 
 で、葵の御紋のように最後には「税金」という言葉が出てくるワケです。
 確かに国のために税金を集めるわけですからある程度のチェックは必要です。
 でもしかし、いくら「税金」と言っても納税者が好き勝手にその使い道を決められるモノでもないはずです。
 国家機関が営利目的で活動するわけにはいかないから必要な分だけ税金で集めているだけで、別に公務員は全員奴隷というワケではありません
 営利にすると、本当に弱肉強食になってしまって国民全員にサービスが行き届かないおそれがあるから、ただ一律的に納税してもらっているだけです。
 「お客様は神様だ」という言葉を、客だから何をしても良いんだと勘違いしている輩と同じように、いくら税金を納めているからといっても、納税者が王様ではありませんし、社会的地位というモノ、分相応というものは消えるモノではないでしょう。
 「お客様は神様だ」と提供する側が思うことは大切ですが、受ける側がそれを強要するのは間違っています
 官民関わらずです。
 「読売新聞買ってやっているんだから、ナベツネはオレらと一緒の給料にして、同じような住まいに住まなければならない」と主張して受け入れられるでしょうか?
 
 
 まぁ多少大げさに書いた部分もありますが、どうしてもお上批判というモノは、深く物事を考えていない無責任な発言が多いと思います。
 宿舎の話をもっと簡単に言えば、「渋谷に宿舎があったけど奥多摩にあるぼろいところに移ってくれ」っていきなり役所から言われたら、これは確実に大問題になると思うんですけど、だからそんなアホな行為を率先して公務員が行うワケが無いんですよね。
 やってはいけないことを理解しながらやるのは大問題のハズです。
 それこそ能なしと批判されるべきです。
 しかしなぜか公務員とか議員に対しては、そんな間違った行為をやれやれって言うんですね。
 自分にやったら激怒するくせに。
 
 一行でこんな書き込みがありました。
 「親父殿が公務員の私から言わせてもらえば削減やら人員整理やらは何言ってやがるこの馬鹿てな感じです、景気の良い時は安月給で働かせて置いて今又むしり取ろうとは…安易な人気取りを行う政治か許すマジ!!」
 これにも同じ事が言えると思います。
 今失業率が高くていかにリストラを防ぐか、いかに就職率を上げるかが急務となっているのに、なぜ国から率先して失業者を増やさなければならないというのでしょうか
 自分はリストラされたくない、だけど他人にはリストラされろと言う
 これはとてつもなく無責任な発言だと思います。
 
 この手の話はいくらでもあります。
 公共投資の問題も、それをどんどん国がカットしてしまったがために、土建系の中小企業はバタバタ倒れています。
 一つの会社がつぶれればそれだけ失業者が増えることになるんですが、それでも公共投資はやめろというのが国民の声ですよね。
 高速道路の問題も、もし全部民間任せにしたら、確かにあまり利用されない道路は安くなるとは思いますが、しかし普通はよく使われる、むしろ過剰気味の首都高などは値上げすることでしょう。
 でもちょっと前に扇元大臣が首都高を値上げすると言った時には、かなり世論は反発していました。
 どれもこれも矛盾だらけですね。
 
 最近世論レベルでの矛盾が多くなってきている気がします。
 しかしそんな世論では問題があって改善しようと思っても、結局さらに歪みが広がってしまうだけなのではないでしょうか。
 問題を問題と意識することはとても良いことだとは思いますが、しかしもっと深く考え本質を知るべきだと思います。
 官民問わずこれからの日本をさらに良くするために。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、政治にしても何にしてもやはり一番強いのは世論だと思っています。


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