☆やえニュース☆

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平成16年11月1日

 テロリストを滅亡せよ

 
 人間は平等ではないのでございます。
 
 と、神妙な出だしにしてみたのですが、同じ日本人だけを比べて見てみても、イラクでは香田が殺されたという事実がある一方、偶然そこを通りかかったというだけで土砂崩れにあって死んでしまった親子もいますし、運良く災害からは逃れられても、自動車の中で避難生活をしている最中に疲労で死んでしまう人もいたりします。
 また、ニュースにはならないけど毎日毎日何人かは日本でも人が死んでいるワケです。
 香田に対しては、その生命を助けようと多くの人が尽力し、また一部とはいえ数的には多くの国民が政府に対して政策を変えてでも命を助けろと主張したワケですが、その一方、不治の病だと宣告され、何もされないまま死を迎えていっている人もいるでしょうし、日本では未承認というだけで特効薬とされている薬が使えず死んでしまった人もいるでしょう。
 何が不幸で何が幸福かは人それぞれですが、多くの国民に注目されて命を救うように求められてながら死んでいった人間もいれば、不条理を感じながらも何もできずに死んでいっている人もいるワケです。
 
 人の命は地球よりも重い。
 人間はみな平等である。
 
 この現実の前には、とても薄っぺらい言葉でしかないのではないでしょうか。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 と、まぁ、香田は殺されたワケですが、前の更新で言いましたように、一番悪なのは言うまでもなくテロリストです。
 香田に責任はあるにしても、その責任はむしろ日本を混乱させたという意味での責任であって、それとテロリストが日本人を殺したという罪には何ら関係ないワケですから、今回香田を拉致し殺したテロリスト共、またバカレンジャーや奥大使達を拉致したり殺したりしたテロリスト共は、日本人を殺した大犯罪人であり、言ってみれば日本人の敵なのです
 
 ですから、本来は、と言うのもアレかもしれませんが、本来なら、日本国中がテロリストに激怒していいハズなのです。
 あんなヤツら絶対許さない、むしろ報復するべきだ、という声が挙がってきても不思議ではないハズなのです。
 しかし、現実にはそんな声はほとんど聞こえてきていませんね。
 
 特に、北朝鮮に対して「戦争してまで被害者を取り返すべきだ」と勇ましく主張していた人なんていうのは、このイラクのテロリストに対しても「自衛隊はテロリストを攻撃して香田を救出すべきだ」と言わなければ矛盾するコトになるのではないかと思うのです。
 まぁもちろん、香田が捕まったのはかなり自業自得な部分がありますので、自衛隊員が命を張ってまでそうすべきかという議論はあると思いますが、それでも少しはそういう声もあってもいいんじゃないかと思うワケです。
 いくら非合法地帯と化していたとしても、それでもって殺人が合法化されるワケではないですからね。
 
 そう言えば、亀井静香ちゃん先生がこんなコトをおっしゃっていました。

 「人質救出に自衛隊活用を」亀井静香氏が首相に申し入れ
 自民党の亀井静香元政調会長は28日、小泉首相を官邸に訪ね、イラクでの日本人人質事件について「イラク政府が救出できないなら、サマワに駐留する自衛隊が捜索、救助活動をするべきだ」と求めた。
 亀井氏はもともと自衛隊のイラク派遣には慎重で、派遣承認案を採決した1月の衆院本会議を欠席した経緯がある。しかし、この日は「日本国民の生命・財産を守るのが自衛隊の任務。現にイラクに自衛隊が存在し、そばで同胞が拉致されている以上、黙って見ているべきではない」と自衛隊の活用を提案した。

 さすが静香ちゃん先生です。
 コロコロころこ主張が変わる民主党岡田克也とは、政治に対する心構えが根本的に違います。
 今できることを現実的にどう考え、どう実行させるのか、これが本来政治家のあるべき姿であり、平和平和と唱えれば平和が訪れると思っている連中、この場合は撤退撤退と唱えれば解放されると信じ切っている民主党やお花畑平和主義者共とは、静香ちゃん先生は一線を画しておられます。
 自衛隊による邦人人質救出は憲法的に難しいところではありますが、テロリストの尻馬に乗って、テロリストの言うがままに、テロリストと一体となって自衛隊を撤退させろと主張するのはもってのほかである以上、積極的に救出しようと思うなら、この方法しかないと思います。
 静香ちゃん先生は、本来「日本の誇りを守る」と主張する野党としての姿を、与党にいながら表しているではないでしょうか。
 
 本来なら、こういう主張で世論が高まるコトが望ましいハズなのです。
 以前にも、たぶん3バカの時だと思うのですが、やえは自衛隊による現地での積極的な活動、邦人人質奪還もできるぐらいの活動を認めるべきだと書いたことがあります。
 むしろ日本の軍隊たる自衛隊が、まさに目と鼻の時に駐屯しているのに、日本人が拉致されて指をくわえてみているしかないというこの状況は、ハッキリ言って情けないのひとことです。
 特にテロリスト共が起こした拉致という行為はただの犯罪行為でしかなく、これを救出する行為というのは戦争行為でも何でもないワケですから、手が出せないと言ってしまう方がどうかと思うワケです。
 
 そもそも、北朝鮮に対しては「戦争してでも拉致被害者を取り戻せ」と主張している人がいるのですから、そういう人は、イラクに対しても言うべきなのではないでしょうか。
 むしろ、北朝鮮の場合は十年以上も前の事件ですから、今更ノコノコと軍隊を出すというのは完全に機を逸してますし、とてもじゃないですけど現実的とは言えませんが、今回の香田の件やバカレンジャーの件は、先ほども言いましたように自衛隊の目と鼻の時で行われた事件であり、大義名分としては十分なのですから、まずはこの件こそを強く言うべきだったと思います。
 順序からすれば、イラクで動くことができてこそ、北朝鮮の件でも毅然とした態度がとれるという順番なのではないでしょうか
 ですから、「北朝鮮に対して戦争してまで・・・」と言うのであれば、イラクに対してはさらに強く言うべきだと思うのです。
 
 それなのに、なぜかイラクに対してはそういう声がほとんど聞かれません。
 
 すべての人がそうとは言いませんが、この状況に、やえはこう思ってしまいます。
 イラクに対しては、人質に取ったり殺人までして行動を実際に起こしているから、それを目の当たりにしてしまって世論は弱腰になっているのであり、北朝鮮は対しては、結局口だけで行動には起こさないので、恐怖が目に見えないから世論は強気に出られているだけのかなぁ、と。
 しかし北朝鮮だって、強硬路線をとるというコトはイラクのようなコトが起こりかねない事態になる可能性があるというコトに他なりません
 そこのところを本当に日本の世論は分かっているのか、やえはとても疑問にしか思わないのです。
 
 イラクに対しても、北朝鮮に対しても、日本人はまだまだ覚悟が足りないのではないでしょうか。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、日本と日本人に敵対する人を応援しません。
 

平成16年11月2日

 SAVEニッポン

 
 今日は、こんなのを作ってみました。
 じゃん。
 
 
 
 SAVEニッポン、外国人参政権付与法案反対バナー。
 
 外国人に参政権を、わかりやすく言えば選挙権を与えようとする動きに対して、NOという意思表示をキッパリハッキリズバッと表明するバナーです。
 
 なぜ反対かは、以前詳しく書きましたのでこちらをご覧ください
 
 もしサイトをお持ちの方で、これにご賛同いただけるのでしたら、是非このバナーをサイトに貼ってください。
 キッパリハッキリズバッと反対を表明しちゃいましょー。
 
 で、ネットだけの問題ならこれだけで、あとは輪を広げるだけいいんですが、この問題は切実にリアルのお話です。
 ですから、ネットだけで輪を広げるだけでは、ただの自己満足になってしまいます。
 よって、例えその効果が小さいかもしれませんが、やれるだけのコトはやってみたいと思います。
 
 というワケで、国会議員さんに、反対表明のメールを送っちゃいましょう。
 
 まずはですね、いま永田町では臨時国会が開かれているのですが、だからといって全議員にメールを送るのは、ちょっとアレです。
 ですので、まずは衆議院の「外国人参政権付与法案」を審議する委員会、その名も「政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会」の委員である議員さんにメールを送りましょう。
 この委員会で「外国人参政権法案」廃案になってしまえば、本会議や参議院など全く関係なく、それで全て終わるのですから、まずはここでくい止めましょう。
 
 というワケで、「政治倫理特別委員会」の委員さんの一覧です。
 

委員長 遠藤 武彦 自民 山形2区 サイト メール
理事 石田 真敏 自民 和歌山2区 サイト メール
理事 後藤田 正純 自民 徳島3区 サイト メール
理事 中馬 弘毅 自民 大阪1区 サイト メール
理事 二階 俊博 自民 和歌山3区 サイト メール
理事 井上 和雄 民主 東京14区 サイト メール
理事 永田 寿康 民主 千葉2区 サイト メール
理事 堀込 征雄 民主 比例北陸信越 サイト メール
理事 山名 靖英 公明 比例近畿 サイト フォームメール
委員 石崎 岳 自民 北海道第3区 サイト メール
委員 今村 雅弘 自民 佐賀2区 サイト フォームメール
委員 奥野 信亮 自民 奈良3区 サイト メール
委員 櫻田 義孝 自民 比例南関東 サイト メール
委員 砂田 圭佑 自民 兵庫1区 サイト フォームメール
委員 中川 秀直 自民 広島4区 サイト メール
委員 中西 一善 自民 東京4区 サイト フォームメール
委員 西野 あきら 自民 大阪13区 サイト メール
委員 西村 明宏 自民 宮城3区 サイト  
委員 早川 忠孝 自民 比例北関東 サイト メール
委員 古川 禎久 自民 宮崎3区 サイト  
委員 増田 敏男 自民 埼玉12区  
委員 三ッ矢 憲生 自民 三重5区 サイト メール
委員 水野 賢一 自民 千葉9区 サイト メール
委員 望月 義夫 自民 静岡4区   メール
委員 森山 裕 自民 鹿児島5区 サイト メール
委員 阿久津 幸彦 民主 東京24区 サイト メール
委員 岩國 哲人 民主 神奈川8区 サイト メール
委員 生方 幸夫 民主 千葉6区 サイト メール
委員 高山 智司 民主 埼玉15区 サイト メール
委員 手塚 仁雄 民主 東京5区 サイト メール
委員 寺田 学 民主 秋田1区 サイト フォームメール
委員 中村 哲治 民主 奈良2区 サイト メール
委員 中山 義活 民主 東京2区 サイト フォームメール
委員 野田 佳彦 民主 千葉4区 サイト メール
委員 松崎 哲久 民主 比例北関東 サイト メール
委員 松野 信夫 民主 比例九州 サイト メール
委員 村越 祐民 民主 千葉5区 サイト メール
委員 井上 義久 公明 比例東北 サイト フォームメール
委員 長沢 広明 公明 比例北関東 サイト フォームメール
委員 吉井 英勝 共産 比例近畿 サイト  

 
 委員会は、一人の委員長と、数人の理事と、残り平委員で構成されています。
 それぞれ役割はあるんですが、今回はそれは主題ではないのでおいておきましてですね、一応委員会の委員の会派割合は選挙の結果に比例されて数が決まっています。
 理事で見れば「自民4+公明1 vs 民主3」ですね。
 共産と社民は、理事を出せるほどの議席を得てないので、理事には入っていません。
 
 本来なら、このように委員会でも与党は自民公明によって絶対安定多数を取っているので、普通は野党の法案が通ることは無いのですが、しかし今回の外国人参政権法案は、公明党が一番強く押している法案ですので、民主党よりむしろ公明党の方に注目しなければなりません。
 もしかしたら公明党と朝鮮票を狙っている民主党が手を結ぶ可能性も否定できないからです。
 もし本会議で民主と公明が手を結んでしまったら、かなり自民にとっては難しい選択を様られるコトになってしまうでしょう。
 
 ただし、この「政治倫理委員会」では、公明と民主が手を結んだとしても、「自民20 vs 民主公明共産19」で、それでも自民が勝つように委員割合が割り振られていたりします
 これは偶然かなんなのか、まぁそれはともかく、もし仮に自民党の議員さんが一人倒れたとかなんとかで一人欠けたとしても、同数の場合は委員長裁定が降りることになり、この委員会の委員長は自民の人ですから、やはり自民票が勝つことになります。
 つまり、政治倫理委員会だけで十分この法案は廃案にすることが出来るのです。
 逆に言えば、この委員会が一番の牙城なのです
 
 だからこそ、今は政治倫理委員会の委員さんに強く働きかけをした方がいいと思います。
 特に自民党の議員さんにですね。
 また、民主党はこの問題に対してはずいぶん意見が割れているそうですから、日和見政党民主党の議員さんにも、意見表明メールは有効だと思います。
 
 特に上記の委員さんの選挙区にお住まいの方は、是非是非メールを送っていただきたいです。
 国会議員というのは、結局は選挙民から多く票を取ればその資格を得るワケで、逆に言えば選挙区以外の国民から嫌われても痛くも痒くも無いと言っても過言ではないですから、こういうメールは選挙区民からの方が有効であると言えます。
 上記の一覧には都道府県も書いてありますので、ご参考の上、活用ください。
 
 反対表明メールのテンプレートも作ってみました。
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 こんにちは。
 ○○市○○町に住んでいる、○○○○と申します。
 お忙しいところ、突然メールいたしまして申し訳ございません。
 ぜひ政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会の(委員長・理事・委員)である○○先生に聞いていただきたいことがありまして、メールした次第です。
 
 今国会で提出されると言われている「外国人参政権付与法案」には、なにとぞ反対していただけないかと思います。
 「外国人参政権付与法案」は、以下のような問題点があります。
 
 1.憲法第15条「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である」に違反する
 2.地方選挙と言えどもそこは日本に変わりなく、分けて考える方が不自然である
 3.納税に対する対価は行政サービス等であり、参政権とは全く別の問題である
 4.世界的に見てもこれを認めているのはヨーロッパのごく一部の、しかも相互的に認めているのが原則であり、日本の場合、在外邦人が選挙権を認められている国はなく、世界的潮流とは言い難く、甚だかけ離れている
 5.なんびとも日本国籍を取得すれば現行法でも参政権を与えているので、参政権を得たいのであれば帰化すべきである。ちなみに帰化要件の緩和は必要であるが、これはまた別議論である
 
 日本の中で行われる選挙である以上、それに参加する人は全て日本人であるべきなのではないでしょうか。
 この法案は日本そのもののあり方に関わる法案だと思います。
 先生におかれましては、日本人としての良識のもと、正しいご判断をしていただきたいと思います。
 
 突然の不躾なメール失礼いたしました。
 なにとぞよろしくお願いいたします。
 
 ○○○○(名前)
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
 注意点がいくつかあります。
 名前は必ず本名で書きましょう
 また住んでいるところも、できるだけ詳しく書きましょう。
 最低、選挙区が特定できるぐらいの区や町村名を書けばいいと思います。
 また、議員さんはこの手の手紙やメールをもらうのは日常茶飯事ですから、完全にコピペするだけでは、その程度に見られます。
 裏は全て丸ごと印刷されたハガキが複数同じ日に大漁によく来たりするそうですし。
 ですので、議員さんの名前ぐらいはきちんと書きましょう
 それだけでけっこう違うと思います。
 そして、相手は国政を担う国会議員なのですから、礼儀節度は守りましょう
 
 
 というワケで、絶対にこの法案だけは阻止しましょう。
 日本の将来がかかっています。
 日本を守りましょう。
 SAVEニッポン!!
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、日本人のための日本を応援しています。
 
 
 ★現在、バナーを張ってくださっているサイトさん(記載漏れがありましたらご報告ください)
 ・鼻マルキさん
 ・さん
 ・バーチャルネット大司狂レイホウ19歳さん
 ・黒板ぽさん
 ・FrippKnightSystemsさん
 ・徒然日記 「多事某論」さん
 ・Digital Works 2004さん
 
 ★紹介ありがとうございまーす
 ・おふらいんver2さん
  

平成16年11月4日

 米大統領選挙ついて徒然

 
  
 SAVEニッポン、外国人参政権付与法案反対運動展開中
 
 
 
 あわわわわわ。
 バレます、バレちゃいますよー
 キムチを贈っていたコトがバレてしまいますよー(笑)
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 すったもんだの挙げ句やっとこさアメリカ大統領が決まりましたね。
 
 って、なぁぁぁんで決まっちゃうんですカー。
 というのもですね、実は昨日の夜に文章は書き上がっていて、ちょっと遅くなってしまったし、昨日は休日でしたからアップするのは明日(つまり今日)にしようかと思っていたんです。
 少なくてもハッキリするまで2週間はかかるって言ってましたしぃ。
 それなのに、あっさりとケリーさんは敗北宣言しちゃって、もー、計画だいなしー。
 毎回毎回アメリカはなにやってるんですかー。
 
 というワケで、今日の文章は、まだアメリカ大統領選が決まっていない時に書いていたというコトを前提にお読みください。
 はふん。
 
 
 さて。
 今回大統領選挙が確定しない一番の原因はオハイオ州のゴタゴタだそうなんですが、この記事を見てください。

 オハイオが第2のフロリダに?=暫定票めぐり大混乱の恐れ−米大統領選
 
 事前の予想通り大激戦となった米大統領選挙は、オハイオ州での投票資格未確認の暫定票をめぐり再び混乱し、決着が持ち越される可能性も出てきた。事態の展開次第では、4年前の前回の大統領選の際、フロリダ州で起きたような大混乱がオハイオ州で起きる恐れもある。
 これに対し、同州のブラックウェル州務長官は約17万5000票の暫定票があると指摘。暫定票が両者の得票差を上回っていれば、勝者を決めることはできないと述べた。
 開票率99%の段階で、ブッシュ大統領がケリー上院議員を約14万票上回っている。この場合、暫定票が得票差を上回るため、正式には勝者は決まらない。

 いやあの、確かに暫定票が両候補の差数より多いですけど、さすがに暫定票が全てケリーさんに行くコトはあり得ないんじゃないんですか?
 だって、これだけ程度の差、つまり17.5万と14万の差を問題にしていたら、窓口調査とか、当確情報とか、一切出せないと思うんですけどね。
 もちろんそういうのはマスコミが勝手に出すワケですから、選管としての態度は間違ってはいないんでしょうけど、しかしアメリカは毎回毎回懲りないですね。
 
 ところで、この「暫定票」っていうのが日本にはなじみがないのでよく分からないっていう方もいらっしゃると思うんですが、やえもよく分からなかったので調べてみました。
 
 なんかですね、アメリカには日本のような戸籍制度が無いんだそうです。
 なので、日本なら戸籍制度をそのまま利用して有権者に告知ハガキを送ればいいだけなのですが、それがないアメリカは、事前に有権者に対して登録してもらうというコトにしたんだそうです。
 これが今回の混乱のモトでして、そもそも登録していない人、登録したのに別の会場に投票に行ってしまった人、登録したかどうかすら分からない人、さらには登録した住所が間違っていた人なんかがいて、今回の騒動になったんだそうです。
 
 しかしアレですね、そんなミスをする人が17.5万人もいるっていうコト自体が、相当オカシイと思うんですが、どうでしょうか。
 確かに登録制にしてしまったのが間違いのモトではあるんでしょうけど、それにしても普通に登録しておけば普通に投票できるワケでして、登録というのもそんなに難しいコトを書くワケじゃないんでしょうに、この17.5万人という数字はあまりにも多すぎると思います。
 だいたい、自分の住所をまともに書けないような人が、どうして政治のコトなんてわかるっていうんでしょうか
 仮に日本で同じような制度が導入されたとしても、ここまで多くの人がこんなことになるとはとても考えられません。
 
 蛇足になりますが、日本人は自分たちがそうなので外国もそうだと思うがちなのですが、日本の識字率は昔からダントツの世界一であり、また日本人の堅実な性格っていうのも相まって、アメリカと比べたときに、このような結果が出てしまうんでしょう。
 
 その制度がどんなにしたって、キチンと正式に事前登録するというのは義務だったハズなのですから、その義務が果たせなかった以上、投票する権利は無いと思うんですが、この辺、権利ばかりを声高に叫んでしまう、西洋的な文化の悪いところが出ていると言えると思います。
 
 ところで、今回の大統領選挙の投票率は60%ぐらいらしくて、これは近年まれに見るとても高い数字なんだそうです。
 いつもは50%ぐらいですからね。
 しかしこの現実をしらない日本人っていうのはかなり多くて、どうもアメリカの民主主義の制度こそが真のスバラシイ民主主義だと思いこんでいる人もいるんですが、まぁそうではないワケです。
 特にアメリカ大統領選挙はやたらめったら派手に大げさにやるもんですから、見た目に圧倒されて、ものすごい盛り上がっているように見えるんですが、冷静に投票率を見たとしても、やっぱり加熱しているのは一部の人だけと言えるんですね。
 また、むこうはテレビをすごい活用する、というか、アメリカ人っていうのはテレビに影響されやすすぎですから、実際に向こうのテレビでの選挙戦をよく見てみると、日本人からすれば「軽い」と思うような場面がいっぱいあったりします。
 この辺日本のメディアはなぜか伝えようとしないんですが、例えばケリーさんはテレビ番組にプロレスばりにハーレーで登場してみたり、例えばブッシュさんの演説の後ろでお前サクラだろとつっこまずにいられないぐらいのものすごいわざとらしくあくびをしたり退屈そうにしている子供がいたり、その上その子が有名になってテレビ番組に出演してみたりと、小泉“ワイドショー”政治も裸足で逃げそうな勢いだったりします。
 アメリカの選挙ではテレビ活用が重要とよく言われますが、裏を返せばそれだけアメリカ人はテレビに影響されやすいというコトだったりするワケで、まぁ大衆政治が民主主義という意味ならそれでもいいんでしょうけど、やえはこういう姿勢で臨む政治というモノにはちょっと疑問に感じるワケです。
 
 日本では一部で「選挙をもっとアメリカのように派手にして関心を集めるべきだ」という意見がありますが、やえはむしろ静々粛々と進めていけばいいんじゃないかと思います。
 本当に政治に興味があって投票したいという人は、パフォーマンスがなくてもちゃんと投票に行くワケですからね。
 
 というワケで、選挙結果が未だにでないアメリカ大統領選挙について、今思うところを徒然と書いてみました。
 次は選挙の中身についてじっくりと考えてみたいと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、静かな選挙を応援しています。
 

平成16年11月6日

 ブッシュ当選
 

 
 議論板の方で死刑論が議論されているようですが、なかなか面白くて中身のある議論だなぁと思っています。
 レスしようかと思ったんですけど、ここまで骨太だと、むしろ本更新の方で扱った方がいいと思いまして、後日ここで扱わせていただきたいと思います。
 もしよろしければ、もっと多くの方のご意見をいただければうれしいです。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 おかげさまで、ずいぶんタイミングが悪くなっちゃいましたけど、ブッシュさんがアメリカ大統領に再選されました。
 戦前戦後といろいろありましたけど、蓋を開けてみればそこそこの差が開いたと言ってもいいぐらいの差がついたのではないでしょうか。
 選挙人で279 vs 252、総得票でも5909万 vs 5553万と差がつきました。
 前回の大統領選では逆に総得票の方は民主党の候補者の方が多かったコトを考えれば、ブッシュさんのこれまでの4年間は、今回の選挙によってアメリカ国民に信任されたと言っていい結果と言えるでしょう。
 
 ところで、アメリカ大統領選挙をリアルタイムで追っていたテレビ番組が、ブッシュさんの再任がほぼ確定したというコトになったとき、やたらガッカリした表情で言葉を選びながらそれを伝えていたのが、非常に滑稽でした。
 そんなにブッシュさんに負けて欲しかったのでしょうか。
 
 しかし、なぜ彼らはブッシュさんに負けてほしかったのでしょうか。
 多分、単純に「ブッシュ=戦争好き」というイメージを持っていたからだと思います。
 そしてブッシュさんが負ければイラク戦争や軍隊・自衛隊の派遣はこれで終わると、勝手に幻想を持っていたのだと思います。
 
 しかし、結局それも日本人の勝手な思いこみでしかありません
 ケリーさんにしたって、イラク戦争そのものを否定しているワケではなく、単に「自分なら持って上手く立ち回っていた」と言っているだけでして、実際にブッシュさんのテレビCMじゃないですけど、ケリーさんはイラク戦争を肯定したり否定したり、主張が二転三転していたりしていました。
 「力こそ正義」だけが唯一の全国民的アイディンティティのアメリカ人からすれば、それが正義でも悪でも、とにかくアメリカが勝てば、それで全てがまとまれる国民なのです。
 ここなんかみたいに、どうしても「世界の世論は真っ二つに割れている」としたい人もいるみたいですが、いつまでもそんなコトを言っていたら、アメリカの本当の分析は出来ないでしょう。
 ケリーさんに投票した人も、ブッシュさんの方法論に反対しただけで、ケリーさん自身がイラク戦争を完全否定しているワケじゃないのですから、そんな単純な話ではないのです。
 
 そもそも日本にとってはブッシュさんが勝ってくれた方がよかったのです。
 というか、正確には共和党が勝ってくれた方が良かった、ですね。
 ケリーさんの方は民主党ですが、民主党は伝統的に日本に対しては冷たい政策をとる政党なのです。
 アジアでは、中国を重視する政策を取ります。
 ブッシュさんの前の大統領はクリントンさんでしたが、クリントンさんは民主党の人でした。
 この時のアメリカのアジア政策は、まず中国をどうするかという視点で物事を考えていました。
 そして日本に対しては、強引な国内法をガツガツ作って、貿易摩擦やらなんやらを起こしまくっていました。
 例えば、今牛肉の問題が日米間にはありますよね。
 今はまだ日本に主導権はあるっぽいですが、もし今の大統領が民主党の人でしたら、この問題はかなり日本にとって厳しい問題になっていたコトでしょう。
 
 反米保守って言われている人からすれば、ブッシュさんが勝ってよかったなんて言うと、即座に「アメリカのポチ」だとか言いそうですが、しかし現実的に、クリントン政権の時の時代の日本の方がよっぽどポチだったコトを無視してそんなコトを言うのは違うと思っています。
 クリントンさんの時の対アジア政策は中国重視だと言いましたが、この時の日本の論調というのは「いかに中国に負けないようにアメリカに気に入られるか」というモノがほとんどでした。
 とにかく日本という国はたいしたことない国で、金だけはあるけど、いかに世界の中で小さくなりながら金だけ出すか、みたいな雰囲気の元で議論が行われていたモノです。
 今の反米論者はポチポチ言いまくりですが、昔の日本は本当に精神的にポチだったのです。
 今ではすっかり忘れてしまったのか、むしろ無かったかのようですが。
 
 それをある意味打破したのが、北朝鮮に対する拉致問題と、対テロ宣言とイラク戦争を完全に支持した政策だったのです。
 例えば湾岸戦争の時なんて、日本は金だけ出して、結局感謝の言葉一つもかけられずに終わってしまいましたよね。
 もちろん日本国内では大議論が起きたワケですが、そんなの所詮日本国内だけで終わってしまって何にもならなかったワケで、変な話、アメリカのポチにすらなっていない、世界から存在自体を忘れ去られてしまったかのような存在だったのが日本だったのです。
 それからすれば今の日本は大きく前進しています。
 今の日本は、アメリカに対して支持したコトを恩に売るコトに成功していますし、その裏ではしっかりとアメリカ以外の国に対しても働きかけもしています
 もちろんまだまだ足りない部分はいっぱいありますけど、これは時間をかけなければ進まない問題なのですから、これからもじっくりやっていく必要があるでしょう。
 
 今またアメリカが民主党の政権になっていたら、もしかしたらまた当時の空気を忘れて「いかにアメリカに取り入られるか」という議論が起きるんじゃないかと、やえは思ってしました。
 まぁそれはそれで、その場だけの空気でしか議論できない大衆の愚かさを指摘できて面白いかなとは思っていたんですが、残念ながら(?)そうはならなかったですけどね。
 
 というワケで、なんかちょっと中途半端になってしまったような感じが否めないのですが、すでに時期的にも中途半端なので、中途半端なままでの米大統領選挙の総括論でした。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、親日国を応援しています。
 

平成16年11月7日

 SAVEニッポン、外国人参政権付与法案反対運動専用ページ
 

 
 ご意見板の方で、動画のバナーはチラチラ動いてアレというご指摘を頂きましたので、動かない方も作りました。
 こちらの方もあわせてお使いください。
 また、オリジナルのバナーも募集しようと思います。
 外国人参政権付与法案に反対するっていうコトが分かるようなバナーをやえまで送ってください
 サイズかともフリーといたします。
 できるだけ多くの方にこの問題を知って頂きたいと思っていますので、出来るだけ選択肢は多い方がいいと思います。
 ですから、いろんな方に見てもらえるように、例えば右翼くさいのとか、ヲタクくさいのとか(笑)、バシバシ作って送ってください。
 よろしくお願いします。
 
 もう一点。
 これにあわせまして、専用ページも作りました
 今までは過去ログに行っていた更新しかなかったので、この機会に一つに独立させてみました。
 この方がリンクしやすいと思いますし、もし「バナーを張るのは気が引けるけど、紹介だけなら」と思われている方がいらっしゃいましたら、こちらの方にバシバシ紹介してやってください
 どうぞよろしくお願い致します。
 

平成16年11月8日

 軍部の暴走
 

 
 SAVEニッポン、外国人参政権付与法案反対バナー運動には多くのところからご紹介していただいておりまして、大変うれしく思っています。
 この問題、やはりもともとの関心は高かったのでしょう、また、今まで知らなくても、何かのきっかけで知ったという人でも「とんでもない法案だ」と思っていただけているようで、うれしいやら、こんな法案が出てしまう今の日本が情けないやらだったりします。
 しかし、本文にも書きましたように、委員会さえ阻止できれば、それで全てが終わるのですから、なんとしてでも阻止しましょう
 
 ところで、ごめんなさい、やえが勘違いしていた点がありました。
 この通称「外国人参政権付与法案」なのですが、これ、今回の国会で提出されるのではなく、前々回の国会で提出されたモノが継続審査になって、前回の国会でも継続のままにされ、また今回もやってきたというコトだったようなのです。
 ですので「今国会で提出されると言われている「外国人参政権付与法案」には」という部分は間違いですー。
 ごめんなさーい。
 正確には「継続審議となっている「外国人参政権付与法案」には」ですね。
 テンプレートの方はなおしておきましたので、もしこれから抗議メールを送ろうと思っていた方はなおしておいてください。
 申し訳ありません。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 さて。
 今日は、菅直人の無知っぷりをご紹介するとともに、戦前の日本の姿や、民主主義のあり方というモノを考えていきたいと思います。
 

 鬼胎 Date: 2004-11-02 (Tue)
 司馬遼太郎氏の随筆、この国のかたちを読んでいる。明治維新から日露戦争までの40年の生き生きとした日本が、その後、教条的な日本に変質し、軍部の独走を抑えられず、無謀な太平洋戦争へ向かったのはどこの原因があったのか。司馬さんは鬼胎という言葉でその原因を示唆している。
 創憲を考える時、明治憲法の中にこの鬼胎の種があったことをしっかり押さえて置く必要がある。同時に、現行憲法においてもその解釈、運用において民主でなく官主、つまり、国民主権ではなく官僚主権の鬼胎を生み出した。1945年からの40年は敗戦で荒廃した日本の再建という共通の目標があったため官主の独走は無かった。それが経済大国と云われ始めた1980年の頃から、官僚組織は国や国民よりも自分の属する省庁や天下りに象徴される個人の利益のために独走をはじめ、戦争で負けたわけでもないのに1000兆ともいえる膨大な国の借金をの残した。鬼胎は現在も生き続けている。

 
 出ました、必殺技、官僚のやることなすこと全て悪論
 しかしですね、そもそも菅直人のこの論は基本的知識が欠如している、トンデモナイ論でしかないのです。
 
 軍部が独走してしまった一因には、軍隊の統帥権が、議会や内閣を経ずに直接天皇にあったとういう部分があります。
 明治憲法では天皇が日本全てを統治するというコトになっていますが、実質的な運用には選挙で選ばれた政治家と議会・内閣が行うようになっていました。
 しかし軍隊だけは、憲法にもなぜか議会を通さず天皇直属にあると書いてしまっていたのです。
 
 これにはいくつか理由があるのでしょうけど、一番大きいのは元老制にあったと考えています。
 元老とは、明治維新の時に特に大きな功労があった人たちのコトで、具体的には伊藤博文、黒田清隆、山県有朋、松方正義、大山巌、西郷従道、井上馨、桂太郎、西園寺公望の9人を指します。
 明治から大正にかけてはこの元老達がほとんど政治や軍事の中心を握っていて、天皇から信任を付託しているとされていた、言わば天皇の代理人として存在していました。
 もともと明治維新の功労者でありますし、天皇陛下ご自身もそれに異存を挟まなかったために、元老達は制度化された存在でもないにかかわらず、全ての面に置いて大きな影響を与えていました。
 政治も軍事もです。
 首相を決めるのも元老達の承認が必要だったので、民主主義の面から言えば問題のある元老制ではありますが、当時はまだ新生日本は混乱期でありましたし、彼らだからこそ色々な部分において、色々と押さえることが出来たという面も否定できない事実ですから、それも仕方なかったコトでしょう。
 
 それは軍事にも言えるのです。
 元老達がまだまだ若く、存在感を発揮していた時は、軍部も元老には逆らえませんでした。
 しかし元老と言えでも人間です。
 老いもすれば、いつか死にます。
 そうして元老達の影響力が無くなった時、よくよく考えてみると、軍部を押さえる役割を持っている人間や機関が存在しなくなってしまっていたのです。
 もちろん天皇が統帥権を持ってはいますが、時の天皇は直接的に親政を行っていたワケではありません。
 この辺、現在とさほど変わっていないとも言えるのですが、それはともかく、一方議会や内閣の方は、選挙という国民のしばりがありますから、そう簡単に暴走はできません。
 そして本来なら、天皇と国民を結ぶ役目を負っている議会こそが軍部に対しても押さえる役目を負わなければならないのですが、先ほども言いましたように、軍部に口を出せる人や機関というのは、制度的にも実質的にも、天皇の他に存在しなくなってしまったのです。
 
 ある意味元老達というのは、明治維新という理想を体現してきた人たちですので、国民のためを想い政治をしてきたワケで、直接元老を縛るような機関はなくても、元老自身で自制できてきたワケです。
 しかし軍部はそうではありません。
 神聖ニシテ犯スベカラズ。
 軍部の統帥権が天皇のみにあるというコトが、逆に軍部に逆らうことは天皇に逆らうことだという正当性を与えてしまう結果になってしまったのです。
 
 かくして元老の影響力が無くなってきた時期とあわせるように、徐々に軍部が暴走しはじめてしまったのです。
 
 長くなりましたが、軍部が暴走したのは制度のせいという面が非常に大きいのです。
 なぜ統帥権は総理や内閣、議会にあると明記しなかったのか疑問ですが、元老達も今が精一杯で自分たちが死んでしまった後のことなど考えられなかったのかもしれません。
 しかしそれが後々大きく響いてしまったと言えるでしょう。
 もししっかりと制度的に、内閣に統帥権があり天皇がこれを統べる、とかにしておけば、歴史は変わっていたかもしれません。
 
 
 以上から、菅直人の言っているコトは、一方は制度の問題であるのに、現在の「官主」とかいうよくわからない日本語の方は、まったくの言いがかりでしかないというコトが分かると思います。
 制度的に国民の選択の余地の無かった明治憲法下の軍部の独走と、菅直人の言う現在の官僚の暴走(?)では、全く比べる対象としては適切ではないのです。
 とりあえず官僚を批判しておけば人気が取れると思いこんでいる菅直人が、さらにマイナスイメージ100%の戦前の軍部とイコールで結ぶコトによって、さらに批判のトーンを増そうとしているのでしょうけど、これは菅直人の知識のなさを露呈している結果にしかなっていないのです。
 
 さすが自爆王は違いますね。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、民主党の暴走を応援していません。
 

平成16年11月10日

 沖縄在米軍ヘリ事件議論に見える曲解暴論
 

 
 >古館バカだと思っていたけど本当にバカだった♪(@一行ボード)
 
 これって、月曜の呆ステこと報道ステーションのお話ですよね。
 石原慎太郎都知事を迎えて、天皇陛下のご発言を曲解して盾に取り国旗国歌の問題で石原都知事を攻撃しようと企んだ呆ステと古館氏が、みごとに都知事に返り討ちにされたやつのコトだと思います。
 残念ながらやえも見れなかったんですよね・・・。
 こちらで発言をまとめていらっしゃいますけど、その場の雰囲気が一番おもしろかったハズなので、本当に残念なコトをしてしまいました。
 
 しかし、本当に呆ステは頭が悪いですね。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 今日は、8月に起きた在日米軍のヘリコプター墜落事故に対する日本国内で起きた議論について考えてみたいと思います。
 もっとも分かりやすい例として、小林よしりん先生を取り上げます。
 
 最近よしりん先生は沖縄を主題としてマンガを描いておられまして、今週号で沖縄シリーズも6回目になりました。
 このシリーズはまだまだこれからも続けられるのでしょうから、詳しくは『SAPIO』や単行本でご覧いただければと思うのですが、よしりん先生の中でのこのシリーズの大きな主題の柱の一つに、「沖縄の米軍基地」というモノがあります。
 特に今週号のタイトルは「米軍さま、思いやり予算です」と名付けられていて、米軍基地とそれに対する日本政府の姿勢のお話です。
 
 現役の自衛官さんから手紙が来たようで、それを元に批判をされています。

 先生の御主張にあえて反対します。
 普天間基地返還と地位協定改定を主張されることは利敵行為に他なりません。
 (中略)
 自国の防衛は本来、自国でやるべきですし、アメリカの行いには目に余るものがあることも事実です。国家主権の侵害に何も手が打てない我が国の政府のふがいなさにも腹が立ちます。
 そりゃ命令さえ与えられれば尖閣に近づく支那の艦船や竹島の朝鮮人を追っ払ってやります。しかし悔しいかな今の日本にはそれが出来ません。
 今の日本にとって米軍基地は必要なのです。米軍基地が減ることは、それを補う力がない以上力の空白が生じます。
 (中略)
 支那から国を守るためには、ヘリの事故もあえて目をつぶることも致し方ありません。チャーチルは英国を守るためにコベントリーを犠牲にしました。その覚悟なくして国は守れません。
 先生の主張は正しいと思います。しかしそれを今、口にすることは何の利益を生まないばかりか、敵の思惑にのせられるだけです。(『SAPIO』誌、新・ゴーマニズム宣言、小林よしのり著)

 やえ的には、最後の方のご意見はちょっとどうかと思うのですが、それ以外の現実的な部分、すなわち日本には今武力と呼べる武力が無いのでアメリカに頼るしかない、という点は否定の出来ない指摘だと思います。
 しかし、よしりん先生は最後の部分だけを持って否定されます。

 あくまで自衛隊の中の一読者の意見である。自衛隊が「国防のために沖縄を犠牲にせよ」などという乱暴な意見を持っているわけではないので、誤解せぬように!
 しかし案外、親米保守派はこのような非常な合理性を持っていそうだ。その下心を隠すために沖縄に対する無関心を決め込んでいるのだろう。
 沖縄は日本国に常に利用されるだけ、捨て石にされるだけでも構わないというのなら、沖縄は守るべき日本国ではない、と言っているに等しい。(同上)

 やえに言わせれば、どちらが乱暴な意見なのかと言いたくなります。
 確かにこの自衛隊員さんの後半の部分「支那から国を守るためには、ヘリの事故もあえて目をつぶることも致し方ありません」というのは、ちょっと首をかしげたくなります。
 しかしそれだって今の現実を冷静に正しく分析すればのコトであり、ましてなにも「沖縄を捨て石にしろ。沖縄は日本ではない」なんてコトは一言も言っていないのではないでしょうか。
 
 最近のよしりん先生の主張は、このようにある一方の面だけを、最近は反米という面だけをことさら強調して、他のあとの面をその主張の激しさで消してしまうような手法をとっておられます。
 ハッキリ言ってこういうやり方は卑怯です。
 本来なら、「今の日本にとって米軍基地は必要なのです。米軍基地が減ることは、それを補う力がない以上力の空白が生じます」という問題点を正面から見据え、それを改善するためにはどうするかという問題を考えるべきところなのですが、よしりん先生は「沖縄は日本ではないと言うのか」と、曲解暴論によって現実的な解決策のための意見をかき消してしまっているのです。
 これでは議論にすらなりません。
 こう言うのもなんですが、このような姿勢というのは、今まで拉致問題という問題が存在することすら知ろうとしなかったくせに、いざ小泉さんの訪朝で有名になったからという理由だけで、急に勇ましい主張を小泉さんすら批判しながら展開しはじめている「ぷちほしゅ」と、その精神性は全く変わらないと思うのです。
 
 そもそも、沖縄のあの事件と基本的な基地問題とは、全くのイコールで結べる問題ではないのです。
 この辺をキチッと整理できている人が意外と少ないのですが、ヘリコプターの事故に対する一連の事件すなわち地位協定等の問題と、日本が独自防衛できないという問題とは、別々に論じるべき問題なのです。
 
 ヘリ事故の問題は、なかなか複雑な様々な問題があって、日米地位協定によって、米軍が起こした事故を日本の警察が捜査できないようになっているというのは確かに屈辱的なものではあると、感情ではやえもそう思いますが、しかしこれを逆の立場で考えれば、例えば日本の自衛隊がどこかの国で事故を起こしてしまったとしたら、やっぱり日本独自の機密や技術は他国に知られたくないと考えるでしょう。
 幸いなコトに、今回は死者が出なかったコトもあり、仮に機密や技術が無かったとしても、わざわざ機密はないですよと教えてあげる必要もないワケです。
 
 こう言うと、またまた「沖縄は日本じゃないのか」と言われそうですが、そういう暴論に持っていくのではなく、こういう視点も考えていかなければ、問題というモノは本質から見えないし、解決も出来なくなってしまいますよ、というコトなのです。
 
 ですから、ヘリ事故の問題は、そういう視点を踏まえつつ、地位協定などを見直していくなどの解決策をとるべき問題ではあります。
 それはそれで必要な問題です。
 しかし、仮にそれが解決したとしても、ではそれでもって「日本に独自防衛力がない」という問題が解決するかというと、全くそうではありませんね。
 だからこの問題は、別々に論じるべき問題なのです。
 
 例えば、もし日本に独自防衛できる力が備わったとしましょう。
 そうなれば確かにアメリカ軍が駐屯しなくても大丈夫ではあるのでしょうけど、でもこのまま駐屯していても、間違っているとは言えないと思います。
 誤解されそうなので冷静に考えて欲しいのですが、あくまで選択肢の一つとして、日本軍とアメリカ軍とが隣同士で基地を持ち、平和のために軍事力を発揮するという選択肢もあり得るというコトであり、その場合は、やはり地位協定の問題は存在するでしょうから、すなわち、地位協定の問題と日本独自防衛力との問題は矛盾しないというコトが言いたいのです。
 別々の問題だからこそ並立できてしまう問題だというコトなのです。
 ここは冷静に、そしてハッキリと認識しておくべき事柄であると思います。
 
 よしりん先生や、一部反米勢力やぷちほしゅは、反米を唱えてさえいれば地位協定の問題も日本独自防衛の問題も解決すると思いこんでいるフシがあります
 さらには唱えていればヘリコプターが事故を起こさなかったんだとも言いたげです。
 しかしそれは、自動車が走っていなければ自動車の事故も起きなかったと言っているようなモノで、本来の問題の解決からは全然関係ない、むしろ問題をごちゃ混ぜにして無駄に問題を混沌とさせている、むしろ無い方がいい意見です。
 自動車というモノは無くてはならない存在で、その上で事故をなくす方法を議論するというのが本来の解決方法であり、それはしっかりと議論しなければならないコトですが、自動車の存在そのものを問うような議論は、議論をしても良いとは思いますが事故とはまた別問題の議論であります。
 それと同じように、ヘリの事故の問題はヘリ事故で一つの問題であり、アメリカ軍が駐留しているという問題と、そして日本が独自に防衛できないという問題はまた別の問題であるのです。
 
 やえは、この米軍の問題だけでなく、例えば香田何某の時やバカゴレンジャーの時とかの自己責任論の問題とかなど、よしりん先生だけでなく、最近このような曲解暴論を主張している人が多いような気がしてなりません。
 しかし問題は一つ一つ冷静に正面から受け止めて考え、そして議論しなければ、本当の解決には至らないと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、反米ありきではない日本の精神的独立論を応援しています。
 

平成16年11月11日

 沖縄在米軍ヘリ事件議論に見える曲解暴論
 

 
 今日は木曜日ですので小泉メルマガのレビューの日なのですが、時事的なコトで今日しゃべっておきたいモノが出来ましたので、レビューは後回しにいたします。
 たぶん週末にはアップすると思いますので、いつも更新しない週末今週の週末は更新できると思います。
 レビューの文章自体はもう出来上がっているので、今週末はご期待ください。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 さて。
 沖縄あたり、日本の領海内に、国籍不明の潜水艦が航行しました
 未だに国籍はハッキリしていませんが、おそらく中国の原子力潜水艦だといわれています。
 これについては日本政府も、国籍がハッキリしたらしかるべき処置をすると明言していますし、国籍がどこであろうとこれは明確に領土侵犯という犯罪行為なのですから、しっかりと対処してほしいと思います。
 
 今回、潜水艦という軍用艦の侵犯というコトで、海上保安庁ではなく、自衛隊が対応するという海上警備行動が発令されました。
 海上警備行動とは、海上の治安維持に関して、海上保安庁だけでは対応しきれない場合など特別の必要があるときに、海上自衛隊に治安維持行動を実施させるもので、自衛隊法82条に定められているモノです。
 昔、北朝鮮の不審船(と言うのは矛盾していますが)が領海侵犯した時、海上保安庁の警備船によって激しい銃撃戦が繰り広げられたというコトは記憶に新しいと思いますが、今回の相手は潜水艦ですから、海の警察である海上保安庁の対応能力ではとてもじゃないですけど対処しきれません。
 よって海上警備行動の発令は適切なモノでしょう。
 
 ところで、その海上警備行動について、こんなやりとりがあるみたいです。

 対応は適切だった−首相 海上警備行動発令遅れ
 小泉純一郎首相は11日昼、国籍不明の潜水艦が沖縄の先島諸島海域で領海を侵犯したにもかかわらず、公海上に出てから政府が海上警備行動を発令したことへの批判に対し「(対応は)適切だった。遅くない。慎重さも必要だ」と反論した。官邸で記者団に述べた。

 なんか、何か重大なコトが起きると必ず総理に「対応が早かったか遅かったか」と、靖国神社の「公的か私的か」みたいにいちいち聞くのが恒例のようになってしまっているような感じでアレですね。
 新潟地震の時のように、どうやっても総理の対応は遅かったとマスコミはしたがっている、むしろそのように決めつけて話を進めているのがとても見苦しいです。
 とりあえずなんでもいいから難癖をつけて攻撃材料を作りたいんでしょうね。
 
 しかし、今回の場合は、やえはちょっと不満に思っているんです。
 今回のこの海上警備行動が発令されたのは、不審潜水艦が領海侵犯していると発見された約二時間後とのコトで、これはさすがにこれはちょっと遅いんじゃないかと思うんです。
 いろいろ手続きはあるでしょうから、それなりに時間はかかると思うので、これが30分からせめて1時間以内なら納得も出来るのですが、さすがに2時間は遅すぎます。
 2時間も費やした理由はいろいろとあるのでしょうけど、これでは批判を受けても仕方ないんじゃないかと思っています。
 
 だけど、やえが今回感じている不満は、ココではありません。
 それはそれで改善してほしいと思うのですが、それ以上に不満なコトがあるのです。
 それはですね、海上警備行動というシステムに関連するコトです。
 
 そもそもですね、領海侵犯というのは、国際法的にも、射撃されても文句のつけられない大犯罪です。
 けっこう昔ですが、領空に入ってしまった民間機をソ連軍が打ち落としたという事件がありましたが、さずかに民間機に向かって警告なしにやってしまったコトには批判が起きましたけど、それでもソ連が法的に問われるようなコトはありませんでした。
 また、今でも、日本籍の漁船が領海侵犯したというコトで拿捕されるなんてニュースはたまに見ますよね。
 領海侵犯というのは、それぐらい大きな犯罪なのです。
 
 それなのに、日本の対応というのは、システム的にあまりにも消極的すぎると思うのです。
 時系列的に書けば、「哨戒機が発見→自衛隊員が情報の整理→防衛庁トップに報告→防衛庁長官や総理大臣に報告」と、このような流れになると思いますが、これはあまりにも手順を踏みすぎなのではないでしょうか。
 先ほども言いましたように、領海侵犯とは一目瞭然な、明らかな犯罪なのですから、トップまで対応を求めなければならないとしているこのシステムは間違っていると思うのです。
 
 例えば、他国の領土内でその国が日本に向けてミサイルを発射しているかどうかという微妙な問題の場合は、やはり内閣や総理大臣の判断を得るべきだと思います。
 しかし今回のコトは、すでに領海侵犯されているワケですから、今の例えで言うなら、ミサイルはすでに発射されているという状況なのです。
 そうなれば、時間の余裕はほとんど無く、とりあえず今すぐに爆発させるなりなんなりしてミサイルを無力化させる必要があるでしょう。
 これは現場の判断でする必要があります。
 閣議なんかしていたら間に合わなくなってしまいます
 ミサイルを無力化した後にこれからどうするのか、報復攻撃するとか宣戦布告するとかは総理大臣の判断を仰ぐべきだとは思いますが、しかしとりあえず発射されたミサイルの対処は現場の判断でするしかないでしょう
 ですから、日本の領海内で明確な領海空地侵犯が認められたら、現場の判断だけでしかるべき処置をとるようにすべきだと思うのです。
 
 そもそも、泥棒を発見した時、逮捕していいかどうかというコトを警察庁長官や国家公安委員長にまで判断を仰ぐなんてコトはしないワケです。
 それと同じように、領海侵犯は誰が見ても明らかに犯罪行為なのですから、いちいち総理大臣にまで判断を仰ぐ必要はないと思います。
 また、上で言いました北朝鮮の不審船の時の海上保安庁の射撃は、総理大臣の許可が必要な行為ではありません。
 日本人は軍隊というモノをどうしても特別視する傾向にありますが、軍隊や自衛隊も警察などと同じように国家を守るために存在する機関なのですから、特別視することなく、必要であるなら現場で判断できるようにするべきなのではないでしょうか。
 
 言ってみれば、不審潜水艦を攻撃し、撃墜させてもよかったとやえは思っています。
 それは国際法的には何ら問題は無いワケですし、領海侵犯という犯罪行為に対する正当な行為(正当防衛)なのですから、憲法(9条)にも何ら触れません。
 だから、警告や威嚇射撃は必要と思いますが、それにも反応しないのであれば、撃墜させるべきだったでしょう。
 もしそれで中国が何か言ってきたら、それはそれで中国が犯罪を犯したという動かし難い証拠になるワケですし、そうなれば、そもそも中国から犯罪を犯したのですから、抗議されるいわれなど日本にはありません
 そして、そういう毅然とした態度を日本がとれれば、これからは中国も北朝鮮も日本にはうかつに手を出せなくなるでしょう。
 北に対して今「経済制裁をしろ」と言う声が高まっているようですが、本来の国防というのは、こういう小さいことかもしれませんが、現場の一つ一つの努力の積み重ねによって達成されるモノなのです。
 確かに今までに比べれば、海上警備行動を発令した、いや、できたという点は評価されるのかもしれませんが、テロルに屈しないためには毅然とした態度を取るのと同じように、犯罪行為に対してもこのように毅然と態度を取るべきなのです。
 
 やえが非常に不満だと思うのは、こういう議論が今全然出てこないコトです
 重箱の隅をつつくような小泉批判のための批判は出てきていますが、このように、日本の国家のためにどうしていくかという最も大切な議論が全く出てきません
 また、今まで国防の話をすると、「ソ連が崩壊した後どこに日本を攻めるような国があるんだ」という夢世界にするかのような反論をする人が未だにいるのですが、こんな人たちに対しても、北や中国のように悪意を持っている国はまだあるんだというコトが今回のコトで実証されたとも言えるでしょう。
 だからこそ、今、国防議論をすべきだと思うのです
 アメリカのポチから脱出するため、日本が真の精神独立を果たすため、海上警備行動の運用の改善を含めた、国防についての大きな議論を今こそすべきなのです。
 右も左も、反米を唱えるなら、今こそこの問題を真剣に議論すべきなのです
 
 やえは、今回のコトも、やはり小泉批判ぐらいしか議論にならないコトに大きく不満に思うのであります。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、本当の独立を応援しています。
 

平成16年11月12日

 250km
 

 
 一部では国籍をハッキリさせないのではと懸念されていた例の不審潜水艦ですが、この度の日本政府はやりました。
 領海侵犯の潜水艦は中国籍と断定しました。
 いやあ、今までの体たらくを思えば、とても素晴らしい判断ですね。
 是非是非毅然と中国に抗議してもらいたいと思います。
 
 また、議論板で頂いた情報で、こんなのがあります。

 原潜の領海侵犯、自民部会で法改正求める声
 自民党の国防・外交関係部会の合同会議が12日午前、党本部で開かれ、領海侵犯事件を受け、海上警備行動の限界を指摘する声が相次いだ。
 出席議員の多くが、領海侵犯から海上警備行動の発令までに3時間近くかかった点に触れ、「領空侵犯に対しては航空自衛隊が緊急発進し、警告射撃もできる。潜水艦の領海侵犯に対しても自動的な対応ができるように法律を改正するべきだ」などと、制度を見直すように求めた。

 まさにやえが嘆いていたコトを、議員の先生方はちゃんと考えてくださっていたようです。
 世論が動かなくても、このように先生方がご自身の責任でもって動いてくださるというのは、とても頼もしいですね。
 感動したっ。
 
 一部では、「天然ガス田開発を巡り、日中が緊張している海域でもあるので、過剰に反応したのかもしれないが、より抑制的に対応すべきだったのではないか」と指摘。そのうえで「仮に故障した船を潜水艦が助けにいっただけだとしたら、海上保安庁で十分対処できるはず。情報不足で判断できないが、法的な要件を満たしているかどうか疑問を感じる」と、未だに世迷い言を言っている脳内お花畑さんもいるようですが、着実に日本は真の精神的独立に向けて歩みを進めているようです。
 すばらしいっ。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 アメリカ軍が、イラクのファルージャに潜むテロリストを鎮圧するために大規模な攻撃を始めたというニュースは、みなさんすでにご存じかと思います。
 アメリカ軍はすでに大半を鎮圧したと発表していますが、未だにテロルはおさまっていません。
 テロリスト共は、相変わらず外人であろうとイラク人であろうと、無差別に人を殺しまくっているようで、まだまだ混乱は続くと思われます。
 
 そんなイラクですが、アメリカの攻撃がはじまる前に、イラクのほぼ全土で非常事態宣言が発令されましました。
 詳しい情報が日本にはなかなか入ってきませんので、本質的な意味はちょっと分かりませんが、やはりイラク政府というモノが存在しているしている以上、外国からの攻撃があるのであればそういう警告を出しておくべきだろうという判断なんだと思います。
 首都のバグダッドや攻撃対象のファルージャはもちろんのこと、自衛隊が駐屯しているサマワにも宣言は発令されています。
 
 これによって、自衛隊の派遣条件である「非戦闘地域」という定義を巡り、日本国内でいろいろと議論が再燃しています。
 
 特にテレビなんかでは、イラク全土の地図を持ち出して、「戦闘が行われているファルージャはここで、自衛隊がいるサマワはここです。こんなに近いところで空爆や戦闘が行われている。もはやサマワも戦闘地域であり、自衛隊は即刻撤退しなければならないのではないか」なんて言っていますね。
 そしてさっき言いました「非常事態宣言」が、それに拍車をかけているワケです。
 
 しかしですね、ちょっと冷静になって地図を見返してみてください。
 バグダッドの少し西に「ファッルージャ」とあり、バグダッドから南に抜けている主要道をしばらくたどれば「サマーワ」とありますね。
 で、この地図の一番左下を見てください。
 定規が載っています。
 これを参考に、ファルージャとサマワの距離を測ってみてください。
 おおよそ、250kmから300kmあると思います。
 
 250kmと言えば、日本では、東京から新潟ぐらいまでの距離です。
 
 
 ん?
 これって「すぐそば」ですか?
 
 例えば、この前の新潟地震は、阪神大震災よりも大規模と言っていいかもしれない大災害でしたが、これをもって東京に住んでいる人たちに対しても避難勧告を出すでしょうか?
 「新潟から東京はこんなに近い。だから東京都民は即刻避難しなければならない」と言って、誰か従うでしょうか?
 ちょっと常識的に言って、的はずれもいいところですよね。
 
 つまり、東京から見て新潟の方で戦闘が行われていたとしても、それをもって東京が戦闘地域と言うのは、常識的に考えてズレていると言えるでしょう。
 しかしテレビなんかでは、日本人がイラクの地図を見慣れていないコトをいいコトに、自分たちの主張を通そうとする目的で、このような、言わば扇動的な伝え方を意図的にしているのです。
 さもサマワとファルージャが近いと印象操作をして。
 
 だけど、冷静に常識で考えれば、ファルージャが戦闘地域だからといって、サマワも戦闘地域だとは、全く言えないのです。
 
 やえは、軍隊である自衛隊に向かって「安全なところしか行くな」と言うのは、むしろ失礼だと思っているのですが、しかし一番不幸なコトは、こんな言葉は遊びをしなければならない日本の現状でしょうね。
 「どんなに危険な場所であろうとも、イラクの人のため、そして日本の国益のため、がんばって働いてきてください」
 この一言を素直に自然に普通に言える日は、いつ来るのでしょうか。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、立派におつとめを果たされている自衛隊員さんを応援しています。
 

平成16年11月13日

 小泉メルマガレビュー
 

 
 今日は、木曜日にアップできなかった、小泉メルマガのレビューをお届けします。
 
 小泉内閣メールマガジン 第163号 ========================== 2004/11/11
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 京都議定書発効へ
 小泉純一郎です。
 11月4日、ロシアが京都議定書の批准を決定し、これで、地球温暖化防止のために世界が協力していく枠組みを定めた京都議定書が来年2月にも発効することになりました。
 京都議定書というのは、今から7年前の1997年、日本の京都で開かれた地球温暖化防止に関する国際会議で採択された重要な国際約束です。
 
 やえです。
 当時はかなり話題になった京都議定書ですが、もう7年も経つんですね。
 そしていよいよ発効ですか。
 
 地球の平均気温は、この100年の間着実に上昇し、0.4度から0.8度上がりました。特に最近50年間の上昇カーブは高くなっていますが、その主な原因は、私たち人間の活動に起因すると言われています。
 このまま、地球の気温が上昇を続けると、南極の氷が解けて、海面が上昇し、太平洋の海抜の低い島国のなかには、水没してしまうおそれがある国もでてきます。
 
 太平洋の島国って日本は含まれないんですかね?
 でも、よくテレビなんかで「地球の温度が○度あがると、日本の○%は海に沈む」とかやっていたりしますよね。
 広島でも、昔はけっこう積もるぐらいよく雪が降っていたとかというお話を聞くんですけど、今では降っても積もることはほとんど無く、年に一回大雪が来て交通とかが混乱するぐらいです。
 着実に温暖化は進んでいるんでしょうね。
 
 日本は、2002年6月に京都議定書を締結しましたが、京都議定書は、55カ国以上の国が締結し、かつ、締結した先進国の二酸化炭素排出量の合計が先進国の二酸化炭素排出量の総量の55パーセント以上にならないと効力を発生しないことになっています。
 私たちの環境を守るために大切な京都議定書が一日も早く発効するように、これまで、国際会議などのたびに、ロシアのプーチン大統領はじめ各国の首脳に働きかけてきましたが、今回、ロシアが批准を決定したことで、ようやくこの議定書が効力を発することになりました。
 
 会うたびに小泉さんはプーチンさんに「批准してよー」とか言ってたんでしょうか。
 プーチンさんも「もー、毎回毎回しつこいなー」とか思っていたり。
 そしてついに「わかった。小泉さんのしつこさ熱意には負けたよ。批准するからカンベンしてよ」とか言っちゃったんでしょう。
 小泉さんのしつこさ勝ちです(笑)
 
 しかし、まだ、米国などの温室効果ガスをたくさん排出している国が参加していませんし、京都議定書でも中国やインドのような途上国には、現時点では削減義務がかかっていません。これから、こういう国々も地球温暖化防止のために一緒に協力していけるような仕組みを考えていかなければならないと思っています。
 
 京都でこの議定書が作られたとき、アメリカが批准しないと言い出して、当時はとても話題になりましたよね。
 で、マスコミとか「アメリカは無視してでも発効すべきだ」という声がとても大きかったのですけど、ついにその通りに日本政府はしました。
 だから本来なら、「よくやった」と今回の政府の姿勢を評価すべきトコだと思います。
 この辺でも相変わらず批判しかできないマスゴミのクダラナさが露呈していますよね。
 
 日本は、温室効果ガスの排出を、1990年に比べて6パーセント削減する義務があります。しかし、2002年には1990年に比べて7.6パーセントも増えています。ですから、目標年次までに温室効果ガスを13.6パーセント削減しなければなりません。
 日本がこの削減約束を達成していくのは、決して容易ではないと思いますが、科学技術の力を借りて、そして、国民の皆さんのご理解とご協力をえて、削減約束を確実に達成できるように、努力していかなければならないと思っています。
 
 このように、これは相当厳しい数値なんだそうです。
 そもそも環境問題というのは政府だけがやってもどうにもならない問題でして、国民一人一人の意識を変えていくしか確実な手段はない問題だと思います。
 もちろん税制面の優遇策とか、そういうのはやっていく必要はあると思いますが、しかしそういう政策があったとしても、国民の関心が低いとマスコミもそれを伝えようとしませんので、結局ガスの削減につながらないですからね。
 
 環境保護を進めると経済発展を阻害するという考え方があります。しかし、私はそうは思いません。
 30年前、日本が高度成長を続けていたころ、国内では公害が大きな問題になっていました。当時は、環境保護に配慮すると余分なコストがかかると考えられていました。ところが、現在では、人々は、多少高くても、環境にやさしい製品を購入するようになりました。
 
 やえはむしろ、新たな需要の創出になり得るのではないかと考えています。
 というのも、結局環境問題というのは先ほども言いましたように、一人一人の意識の持ち方が基本となると思うのですが、そういう高い意識を持てば、多少コストがかかろうとも、高い製品だろうと、環境の良い製品が率先して売れるようになります。
 環境問題に関わらず今の日本では安いだけが製品購入の決め手とはなりません。
 例えば液晶テレビなんかを見てみれば、ブラウン管タイプと比べればインチ数が同じなら液晶の方が値段は断然高いのですが、しかし今は液晶テレビがものすごい勢いで売れていますよね。
 これは多くの人が値段より省スペースというモノに価値を見いだしているからの結果であります。
 これと同じように、多くの人が環境に良いというモノに価値を見いだすようになれば、多少既製品より値段が高くても環境によい製品が売れるようになるでしょうし、またその手の商品が多く出回るようになれば、結果として値段も徐々に下がってくるでしょうから、つまりやはり一番大切なのは一人一人の意識だとやえは思います。
 
 環境保護と経済発展は両立するのです。そして、この二つを両立させる鍵が科学技術なのです。
 11月14日の日曜日に、ちょうど京都の同じ会議場で、科学技術と社会に関する国際会議が開かれます。私もその会議に出席して講演し、「環境保護と経済発展は両立する。」という私の考えを世界のリーダーたちに訴えたいと思います。
 
 今週末は京都ですか。
 ご苦労様です。
 小泉さんのお話はおもしろいですし、さらには実行するだけの権限を持っているワケですから、それはとてもとても会場が沸くのではと思います。
 国民の意識を変えるにしても音頭をとる人は必要です。
 小泉さんをはじめ、各界のトップの人に高い意識を持ってもらえれば、環境問題も変わっていくのではないでしょうか。
 
 官邸の周りの街路樹も少しずつ色づき始めました。おいしい水、きれいな空気、安全な食べ物、そして美しい自然を守り、環境保護と経済発展を両立させられるように、これからもがんばっていきたいと思います。
 
 がんばってください。
 ありがとうございました。
 
 
 [シリーズ郵政民営化]
 ● そんなに官のままが良いのはなぜ???(郵政民営化に関する有識者会 議メンバー、マッキンゼー・プリンシパル 宇田左近)
 4月に有識者会議のメンバーになって以来、「民営化の意義」についてよく尋ねられます。
 
 やえです。
 はじめまして。
 ところで、プリンシパルってなんですか?
 
 そのたびに「なぜ官のままがよいのですか」と問い返すことにしています。返ってくるのは「民になると過疎地の郵便の集配がなくなる」、「公社のままでも新規事業はできる」、「分割するとコストがかかる」といった意見。
 ちょっと待ってください。
 どこの国でも過疎地の集配は民営化後もちゃんと維持されています。電力会社は民間企業として全国一律サービスを維持しています。外からはよく見えないけれど実は年間1兆円以上の官の特典を得ている公社がそのまま新規事業を拡大すれば民業圧迫になります。また公社自身も各事業ごとのコスト構造がよくわからない現状では分割コストも分割メリットもわからないはずです。
 
 ははぁ、なかなか説得力のあるご意見ですね。
 全国一律の話はずいぶん昔から出ているワケですが、なんて言いましょうか、この部分だけはもし金銭的な問題が出てきたら、国から補助金を出すとかしてしまってもいいんじゃないかと思っていたりします。
 大規模インフラ事業、例えば電車とか飛行機とか、こういうモノには国から補助金が出るのは普通ですから、特権があると完全な民営化ではないという意見には当てはまらないと思いますので、そういうのもアリではないでしょうか。
 
 かように「官のままがよい」と言う理由ははっきりしません。
 民営化には二つの明確な意義があります。
 一つ目は民間経営の知恵と規律をいれることで企業体としての効率化と成長を実現すること。これによって官の特典を維持するための世帯当たり年間2万円超もの見えない負担もなくなります。
 
 意識改革は必要でしょう。
 いくら口だけで改革と言っても、現実的に危機感が全く無いと意識改革は出来ないですから、意識改革しなければならないとすれば、これは民営化しか手はないと思います。
 
 二つ目は国民の350兆円のお金が郵貯、簡保で集められて将来戻るかどうかわからない官のインフラ事業に投入され続けている流れを変えること。運用する人とお金を集める人が別々でしかも誰も責任をとらない現実。そこに民間の規律を導入して無責任体制を是正しなければいつまでも垂れ流しは続きます。
 
 この辺は社会保険庁の一連の不祥事と同じコトと言えばいいでしょうか。
 まぁ民間にすれば無責任体制が必ずしも是正されるとは思いませんが、意識改革がなれば、ある程度マシには必ずなるコトでしょう。
 
 官のなかで完結するお金の流れが変われば民間ももっともっと元気がでるはずです。これは「日本の民営化」といっても過言ではない大きな意義でしょう。
 このように民営化の意義は明確、現状維持の意義は不明確。なのにどうしてそこまで民営化に反対する人たちが存在するのでしょう?よほど現状が棲みやすいということなのでしょうか。
 大事なのは将来の健全な国民生活です。次世代に問題を先送りしないために、事実に基づき客観性を持った議論がなされるように尽力する所存です。皆様にも引き続き興味と関心を持って議論にご参加いただければと願っています。
 
 うーん、とても説得力のあるお話でしたね。
 さすがプリンシパル!!
 
 ところでプリンシパルってなんですか?
 
 
 ● 国民・利用者の目線での真の国民的議論を望む
  (全国特定郵便局長会会長 高橋正安)
 全国の特定郵便局長たちは、今、大変な不安と憤りの中に在ります。
 明治以来、130有余年の歴史を刻む中で、特定郵便局長は、郵便局サービスを提供しながら地域と共に生き、地域に対する奉仕・貢献を使命とし、実践して参りました。お陰さまで地域の皆さま方から大きな信頼を寄せていただき、愛され親しまれる郵便局をつくり上げてくることができました。
 この、地域からの信頼こそが、郵政事業の発展にとって最大の宝であり、私たちの生き甲斐、誇りでもあると思っております。
 
 来ました、郵政民営化反対論です。
 本当に載せるとは、思い切ったことをするモノです。
 しかも論者が特定郵便局会の会長さんです。
 最も強固に反対論を唱えている一人ですよ。
 
 過疎と高齢化が同時進行する地域を多くかかえるこの国にあって、お客さまが郵便局に求めているものは、「利便性」だけでは決してありません。「安心」を求めておられます。身近なところに、安心の拠りどころが欲しいのです。
 
 特定郵便局については以前どこかでお話ししたと思うのですが、会長がおっしゃっているように、郵便事業だけではない、お金に換算できないお仕事も、特定郵便局は担っておられます。
 この面は、民営化議論ではほとんど議題にならない問題ですが、本来ならちゃんと考えるべきコトなんじゃないかとやえも思います。
 
 どうしても利益優先の経営が求められる私企業(民間会社)では、不採算の地域に店舗を配置し、維持していくことなどは、経営判断として許されるはずもなく、したがって、このネットワークを維持することは無理だと思います。
 
 私企業全てが利益だけを目的としているワケではないと思いますが、基本的には利益を上げていないと存在すらできなくなってしまいますから、この辺がむずかしいところです。
 お金だけでない価値を見いだそうとしても、民間なら利益がバックボーンとして必ず必要ですが、国営ならそのお金だけでない価値を第一に考えるので、利益を上げなくても存在できます。
 しかしそうなると、効率性などを考えなくなり、経済的な圧迫がどんどん大きくなってしまいます。
 その辺のバランスがむずかしいんですね。
 
 つまり、全国津々浦々どこにお住まいの方にも、公平にサービスをお届けする、ユニバーサルサービスが途切れてしまうということです。税金を注ぎ込まずして果たしてきた公的な任務を放棄せずに、歴史が生んできた知恵、日本の知恵を生かし、より良くする改革の道を選んでいただきたい。
 
 先ほど「全国一律サービスが出来なければ補助金を出せばいい」とやえは言いましたが、現状では郵政事業は赤字にはなっていないワケで、税金の投入、民間的に言えば補助金の投入は現状では必要ないワケです。
 事業を拡大させるために民営化したのに、補助金を出すような事態になったら、これはやっぱり本末転倒となってしまうと言えるでしょう。
 なかなか難しいです。
 
 私たち特定郵便局長も、生田総裁のもとで、日本郵政公社をもっと良くしていくための改革に、積極的に取り組んでおります。私たちも頑張ります。
 
 はい。
 もうちょっと時間はありますから、さらによりよい議論をしていきたいですね。
 ありがとうございました。
 
 
 [編集後記]
 先週号の「社会保険庁の在り方に関する有識者会議」金子座長からのご寄稿には、今後の取組みへの強い期待の声が寄せられる一方で、社会保険庁における税金の無駄遣いや不祥事に対する怒りの声や、窓口業務に対する不満の声をたくさんいただきました。社会保険庁に対する皆さんの不信感の強さを改めて痛感しました。有識者会議ではいよいよ組織の在り方についての議論が本格化します。委員の皆さんは、社会保険庁の解体も辞さないという強い決意で臨んでおられます。社会保険庁の「緊急改革プログラム」で示された改革77項目について、きっちりと、猛スピードで改革を進めてまいります。実行あるのみです。
 
 あ、ごめんなさい、先週のレビューは普通にスルーしちゃいました。
 社会保険庁のコトをされていたのですね。
 しかしある意味公的業務の最も悪い部分が目立ってしまったのがこの社会保険庁でしょう。
 多分これを改善するには民営化するのが手っ取り早いです。
 だけど、業務内容上、そう簡単に民営化できる性質のモノではないですから、なかなか政府とかは対応に苦慮しているのだと思われます。
 それに対し郵政事業の方は、民営化してもさして不具合はない、言い換えるなら、政府の重大な仕事に直結していないので民営化してしまおう、と、こういうコトなんだと思います。
 社会保険庁も、民営化すればしたでやはり様々な問題があると思います。
 難しいですね。
 
 8日、新潟県中越地震の影響で休校していた被災地の全公立学校で授業が再開されました。先生や友だちとの再会に思わずこぼれる子どもたちの明るい笑顔や笑い声は、私たちの心を和ませてくれました。休校の間、避難所を訪ね、子どもたち一人ひとりを励ましてまわる先生たちの姿には頭が下がりました。被災のストレスから睡眠不足や疲労を訴える子どもたちも少なくないといいます。傷ついた心のケアは喫緊の課題です。子どもたちに一日も早く、本当の笑顔を取り戻してほしいと強く願わずにいられません。(せいけん)
 
 いつか必ず夜明けはやってきます。
 一人一人が今出来るコトを精一杯すれば、復旧も着実に進むと思います。
 ここではやえは「がんばってください」としか言えないのが歯がゆいですが、がんばってください。
 応援しています。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。
 

平成16年11月15日

 背中の発信器と自作自演説
 

 
 紀宮清子内親王殿下、おめでとうございまーす\(^▽^)/
 と言っても、まだ正式発表ではないですし、静かに見守って欲しいとのくろちゃんさんのご言葉ですので、とりあえずお祝いの言葉だけで失礼いたします。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 多くの人の夢と希望と期待を裏切って、アメリカの大統領選挙では、ブッシュさんが再選なさいました。
 日本国内や海外、またアメリカ国内の一部では、ブッシュさんのボロクソな予想がされていたましたけど、そんな記事は所詮記者の願望にすぎなかったというオチでした。
 フタを開けてみれば、アメリカ歴代選挙の中でも得票数が第一位だったそうで、もちろん時代によって人口などは違うので一概には言えませんが、一部の夢と希望と期待を持っていた人の予想は全くの的はずれというか、願望は願望にすぎなかったという結果だったと言えるでしょう。
 
 そんな大統領選挙ですが、一時期ある噂が流れました。
 ブッシュさんがテレビ討論会の時、スーツの背中の中に無線機をつけ、外部の専門家から受け答えの指示を受けていたのではないか、というモノです。
 ちょっとネットを探してみたら、ちゃんと記事もありました。
 

 ブッシュ大統領“テレビ討論不正”疑惑
 9月30日に行われた米大統領選の第1回テレビ討論で、ブッシュ大統領の背中に長方形の「膨らみ」が見つかったとして、大統領が背中の無線受信機を通し、耳に隠したイヤホンから助言を受けていたのでは、とのうわさがウェブサイトなどで流れている。
 共同電によると、助言していたのはカール・ローブ大統領上級顧問ではないかという。大統領陣営は、膨らみの写った写真は不正に処理された可能性があるとしていたが、テレビ映像でも膨らみがはっきり見えることが分かると、「上着の下には何もなかった」「しわの可能性が最も高い」と説明を変えた。

 
 この記事元はスポーツ新聞ですが、朝日新聞等の“権威”ある一般紙にも記事は出ていたみたいで、多くの人が目にしたところだと思います。
 ネット上でもかなり多くの人が取り上げていましたよね。
 
 
 ところで話は変わりますが、安田らの3バカの騒動の時、この拉致事件は安田らが自分で仕立てた自作自演なんじゃないかという疑惑が持ち上がたというのは、まだご記憶に新しいと思います。
 あまりにも拉致の犯人共が稚拙な声明や行動からそんな憶測が流れたと思うのですが、それなりに説得力もありましたし、週刊誌等の雑誌にも記事になったコトがあありました。
 また、「政府が人質に取られたのは3バカ自信のせいだと世論を誘導させる目的で、この自作自演説をでっち上げたんだ」という噂も、ネット・リアル共に多く流れましたね。
 
 
 で、そんな両疑惑ですが、これらを主張する人のスタンスはまさに両極端でして、特に自作自演説を否定していた人の主張が、どうも滅茶苦茶なような気がしてならないのです。
 
 3バカの自作自演説を唱えた人に対して、ものすごい怒りを持って糾弾する人っていうのは、反米の人やサヨクの人に多かったですが、そういう人に限って、ブッシュさんの無線機疑惑には喜んで飛びついて、さも事実のように喧伝しまくっていました
 自作自演説にはほとんど罵倒としか言えないような批判しか言わなかったのに、さらには自作自演説は政府が出したんだと新たな疑惑を持ち出して大喧伝していたクセに、なぜかブッシュさんに対しては、疑惑を検証することもなく、タダのうわさ話を垂れ流しにしていました
 
 でも、未だにブッシュさんの無線機疑惑は事実として証明されていませんよね。
 
 それに対してこう言う人もいるかもしれません。
 
 「現実に背中が膨らんでいた。しかし結局当選してしまったから、証明することはできない。でも疑惑が間違っていたという証明もされていない」
 
 しかし、この言い訳は的はずれもいいところなのです。
 
 疑惑とかそういうモノは、あったというコトを証明するのが本来の筋です。
 「UFOがいる証拠を出せ」と言うのは正当ですが、それが出せないからと言って「UFOがいないという証拠を出せ」と言ってしまうのは筋違いですし、ほとんど逆ギレに近いですよね。
 ですから、現時点ではブッシュさんの無線機疑惑は白であると、つまりテレビ討論会ではブッシュさんは無線機なんかつけていなかったと言わなければならないのです。
 
 だいたいそういうコトを言い出したらキリがありません。
 3バカの自作自演説にしたって、結局3バカは五体満足どこも怪我することなく元気に帰ってきたワケで、今や講演会で忙しい高遠のPTSDも日本国内バッシングによるモノですから、テロリスト共に受けた傷は、外傷内傷あわせて一つもないのです。
 さらには日本政府を脅迫するビデオも、「泣き叫んで」と頼まれたというコトが、ビデオに映っていたという事実もあったりします。
 ですから、「そうじゃない証拠を出せ」という言い方がまかり通るのであったら、自作自演に対しても、そうじゃない証拠がない限り否定なんて出来なくなるでしょう
 
 このように、自作自演説にしても、無線機疑惑にしても、疑おうとすればいくらでもいつでも疑えるのです。
 
 だけど基本的には「疑わしき者は罰せず」です。
 自作自演説も証明されないままですから、白か黒かどちらかと言われれば、確実に白なのです。
 そして同じように、証明されていない以上、ブッシュさんの無線機も「つけられていなかった」と言わなければならないハズのです。
 
 反米というイデオロギーがなせるワザか、反米と呼ばれる人は、自作自演説に対しては本当に醜く罵倒していたクセに、無線機疑惑に対してはポチのごとくうわさ話に追随してしまっています
 自分の気に入る噂は盲信し、自分の気に入らない噂は徹底的に罵倒するのです。
 こんなの言うまでもなく矛盾に他ならず、ダブルスタンダードでしかないのに、どうしてそれに気づかないのでしょうか。
 もうちょっと自分の発言に責任を持ってもらいたいモノです。
 
 反米思想は悪くないですし、やえとしても応援したい気持ちもあるのですが、こういう反米ありきの態度では、醜いだけで何もならないですよね。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、反米“ありき”思想は応援しません。
 

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