☆やえニュース☆

差別の歴史小泉メルマガレビュー麻原と詐病生きる幸せ小泉メルマガレビューフランスの暴動はテロルそのもの

平成17年11月1日

 差別の歴史

 せ、せいけん先生_| ̄|○
 た、たのみますよぅ。
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 今日は、議論板にいただきましたあるご意見に対してやえの考えを述べたいと思います。
 長くなりますが、全文を引用させていただきます。

 広島における同和問題について質問があります。
 小林よしのり氏がゴーマニズム宣言差別論でも取り上げていましたが、結局なぜ糾弾会のような公然とした私刑がまかり通るようになったのか、よく分かりません。
 糾弾会の模様の記録を読んでも、例えば「人権侵害の疑い有り」とされた教師に対し長時間、長期間に渡る糾弾を行なう、あるいは明らかな脅迫をおこなうなど犯罪や人権侵害行為が行なわれているのに係らず、なぜ司法や行政は動かなかったのでしょうか。
 
 私にはどうにもよくわかりません。
 
 こういった糾弾会が公然と行なわれることで逆に「部落は怖い」「部落に係るな」という意識が醸成され、結果として部落差別の根を深くするのではないかと思うのです。
 やえ様はしばしば「部落地域年鑑」を引き合いに出しますが、そこには部落差別意識の他に、部落に係ったら後々厄介なことになるという意識があるのではないかとも思うのです。
 例えば職場において、誰かの何気ない一言が差別と捉えられ糾弾会に引っ張られるとなれば大変なことになるわけですよね。
 ならば「あんな厄介な奴ら、初めから採らないほうが良い」となっても仕方が無いとも思えます。
 
 無論、部落差別は解消されねばならない問題であることは分かるのですが、だからといって過激な行動に出て良いというわけではありません。
 行政や司法がそういった出すぎた行動に対して厳しく対応してさえいれば、部落差別問題がタブー化してしまうことも無かったと思うのです。
 行政がそういった団体と結託して差別を温存しようとしている、とすら私には思えます。
 昨今の「人権擁護法案」に反対する意見も、こういった逆差別の実態がありながら行政は何もしてくれない、という事実が根底にあるのではないでしょうか。

 まずですね、部落の問題はなにも糾弾会や部落地域年鑑から始まった話では無い、というコトをよく考えてもらいたいと思います。
 部落問題というモノはもっと歴史の深い問題であり、糾弾会や部落地域年鑑という問題は、その歴史の途中から生まれてきた問題なのです。
 つまり、本質の問題ではなく、傍流として新たに出てきた問題なのです。
 今多くの人が、糾弾会があるから「あんな厄介な奴ら、初めから採らないほうが良い」という考え方が生まれたかのように考えていらっしゃるようですが、糾弾会や部落地域年鑑は出発地点としての問題ではありませんから、糾弾会なんてコトをしたんだから部落はある程度差別されても仕方ない、という感じのような主張は全くの間違いなのです。
 
 部落民はもっと前から差別されてきた人たちであり、糾弾会などが存在しない時から「部落民だから」という理由だけで、人から疎まれ、職業差別や結婚差別などを受けてきた存在なのです。
 昔では行政からにすら露骨に差別をしていたという悲しい現実があります。
 少し前までは、明らかに見て分かるぐらい、部落地域は差別の対象となっていました。
 分かりやすい例で言えば、部落地域は都市整備計画からは除外されて主要道は避けてつくられたりまわりの道路も整備されずに狭いままだったり、また下水整備などは部落地域だけを避けるように後回しにされたりしていました。
 こういう現実があったので、ますます部落地域は一瞬見ただけで、ぼろぼろな地区になってしまっていたのです。
 ある時期から行政はこれに反省したのか、特別法を作って整備し始めたのですが、残念ながらズルいことを考える人間はどこにもいるワケで、特別法による整備を利権にまでしてしまった部落民がいるというのは残念なコトではありますが、しかしだからといってこのような事実が帳消しにされるというコトには絶対になりません
 阪神が負けたといって器物損害するようなフーリガンがちらほらいたようですが、だからといって大阪人全てがフーリガンだと言ってしまうのは不適切なのと同じように、差別があったコトは事実として認める必要があり、糾弾会を行ったからといって差別が帳消しにされるワケでも決してないのです。
 
 勘違いしてほしくないのは、やえは糾弾会を認めているというワケではありません。
 糾弾会は無くすべきです。
 というか、初期のよしりん先生は糾弾会を認めるようなコトを言っておられますが、しかしあんなのはリンチ以外何者でもなく、認められるモノでは全然ないでしょう。
 大切なのはこれからどうするかです。
 地域名鑑を認めないのも当然ですし、結婚差別や就職差別をしてはならないというのも当然ですし、糾弾会もしてはならないというのは当然なのです
 対立論で考えてはいけません。
 やられたらやりかえせ、と言い出したら、全くキリの無い話になってしまい、堂々巡りになってしまいます。
 自分は部落でないからとか、自分は部落だからとか、そういう視点で、対立軸で考えてたら、解決するモノも解決しなくなるでしょう。
 まずは、差別的な扱いはしないという大原則を守るコトがまず大切なのです。
 差別を差別でやりかえすという方法が、やえには決してよい方法とは全く思えません。
 逆差別の実態があるというのは確かですが、しかし差別の実態があるというのも確かなのですから、この辺をキチンと考えてもらいたいのです。
 
 自分は部落民でないから自分だけがよければそれでよい
 一部の法文すら読まずに反対している人の中には、このように無意識的にでも考えている人がいっぱいいる気がしてなりません。
 それはとても悲しい考え方です。
 
 現在でも差別が残っているというのは、以前お話をしました
 だからこれをなんとかしなければならないと考え、そして政治が動くというのは、ごく当たり前の結果でしょう。
 部落の話をタブー視した空気は確かに存在していましたが、それは別に行政によるモノではなく、むしろ国民側から、特にマスコミ側から作られたモノだと思います
 北朝鮮のコトにしたって、総連があってタブーが出来たのではなく、国民が朝鮮半島を批判するコトをタブー視していたからこそ、数年前まではそんな空気ができあがっていたのです。
 このような歴史があるのは残念なコトではありますが、しかしだからこそ今行政が動くというのは当然だと思います。
 むしろ遅いぐらいです。
 これを批判していたら、ではどうすればいいのか、放置して良いとは決してならないハズであり、そうなればやはり行政や政治が動かなければならないのではないでしょうか。
 確かに、今まで部落問題を利権として食い漁ってきた人間がいるコトは否定しませんが、しかしそれをもって部落全てを、部落問題全てを否定するのは、あまりにも乱暴な、筋の通らない話です。
 
 差別は差別として批判する。
 利権にする人間はそう批判する。
 もし差別を盾にしようとするなら、その行為そのものを批判する。
 
 そう主張してこそ、論の正当性が存在するのです
 「差別を盾にするから拡大解釈して部落全てを悪にして良い」と言ってしまうのであえば、それは、「差別が無くならないから拡大解釈して批判を全て悪にして良い」という主張と何らかわりがないコトになるのではないでしょうか。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、差別撲滅を応援しています。
 

平成17年11月4日

 小泉メルマガレビュー

 な、なんだか、パソコンの調子が悪いデス。
 ががが
 これはちょっと困ってます。
 ががが
 
 
 小泉内閣メールマガジン 第209号 ========================== 2005/11/03
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 「改革続行内閣」発足
 小泉純一郎です。
 10月31日、内閣改造をおこないました。そして、昨日、新しい副大臣と大臣政務官を任命しました。
 昨年秋の内閣改造の時は、「郵政民営化実現内閣」と申し上げましたが、今回は、あえて言えば「改革続行内閣」です。新鮮さと、実力のある方の重厚さを兼ね備え、全体のバランスを考えながら、適材を適所に配置することができたと思います。
 
 一日遅れですが、小泉メルマガレビューのお届けです。
 先日、内閣改造が行われました。
 やえはこの前チラッと「重厚だけどなんの変哲のない、サプライズも無い普通の人事で、コメントしづらい顔ぶれ」なんてコトを言いました。
 小泉さんも「実力のある方の重厚さを兼ね備え」とおっしゃっていますし、この辺は多くの人も特に異論は無いでしょう。
 小泉さんは「改革続行内閣」とおっしゃっていますが、実際は「小泉総括内閣」の方が適切でしょう。
 というワケで、今日は改造後恒例の新閣僚の方々の一言メッセージがありますので、それを伝えしたいと思います。
 
 1年半にわたり、このメルマガの編集長として、内閣の政策をわかりやすく伝えてくれた杉浦さんは、法務大臣に就任しました。メルマガの新編集長には、新しく官房副長官になった長勢さんにお願いしました。長勢新編集長のもと、これからも国民のみなさんとの対話を大切にしたメルマガにしていきたいと思います。
 
 お、新しいメルマガ編集長は長勢甚遠先生になったのですね。
 やえの経験上、けっこう編集長さんによってレビューしやすいしにくいところがあったりしますので、ぜひじんえん先生にも頑張ってもらいたいと思います。
 え?
 せいけん先生はどうだったかですって?
 それは企業秘密です(笑)
 
 来週10日には、内閣の動きや構造改革の取組みなどを動画でわかりやすくお伝えする「政府インターネットテレビ」を開局します。こちらも楽しみにしてください。
 ※ 下記で政府インターネットテレビの予告ムービーをご覧になれます。
 http://www.kantei.go.jp/jp/nettv/promo/index.html
 
 おや、なにかまた新しい試みですね。
 小泉さん、マスコミを利用するのも上手ですが、マスコミによらない、生の声を国民に届けるっていう手法も確立させようとがんばっておられますから、このメルマガもそうですよね、とても期待です。
 そもそも、よく「大本営発表」とか言いますけど、政府が発表するコトをなにもマスコミが判断する必要なんて無いワケで、政府が発表したコトを国民自身が判断すればいいだけの話です。
 マスコミのバイアスがかかっている情報が正しい情報とは決して言えないですからね。
 これからこちらも注目ですね。
 
 
 
 では、新閣僚さんのメッセージです。
 ただし、全員載せていたら大変なコトになりますので、主に新入閣の人を中心にお届けしたいと思います。
 
 (法務大臣 杉浦正健)
 かつて、日本は世界一安全だという神話がありましたが、時代の変化により、新たな手口の犯罪が多発し、また外国人犯罪が増加するなど、その神話が崩れている実情にあります。このような実情を打開し、女性が夜中でも安心して歩けるように、安全神話を復活させたいと考えております。しっかりと頑張っていきたいと思っております。
 
 はい、せいけん先生、こんにちは。
 せいけん先生は法務畑の人で、弁護士でもいらっしゃって、実力派内閣の一翼を担っていらっしゃるワケですが、この前は本音が出てしまいましたね(苦笑)
 もちろん安全神話の復活は国是とするぐらい重要な課題ですから、そして犯罪と刑罰の問題は切っても切れないワケですから、その辺をつきつめてのご持論をお聞かせ下さればと思います。
 前取り上げた時にも言いましたが、やえはいままで説得力のある死刑廃止論を聞いたコトがありませんので、逆に説得力のある死刑廃止論を聞いてみたいのです。
 どんな気持ちで死刑に反対しているのか、未だにやえは理解できません。
 
 
 (外務大臣 麻生太郎)
 外務大臣を拝命した麻生太郎です。

 
 記者:総理はですね、今回の人事で、ポスト小泉を競わせるというようなお考えを示していますが、この布陣をみてですね、麻生大臣にとってのライバルはどなただとお考えですか
 麻生:マスコミかな?どうぞ次。
 
 (文部科学大臣/国民スポーツ担当 小坂憲次)
 このたび、文部科学大臣を拝命しました。教育を中心とする人づくり、国力を支える科学の振興や技術開発、伝統文化の振興、アニメや映画など特色ある文化の海外発信等、活力ある国づくりの基盤となる幅広い分野で重要な任務を担うことになりました。義務教育の構造改革、教育基本法改正、第三期科学技術基本計画の策定など当面する喫緊の課題もあります。責任とやりがいを感じており、国民の皆様の期待に応えられるよう、誠心誠意取り組んでまいります。
 
 ぬぬ
 なんか堅そうな人ですね(笑)
 すみません、やえ、この人よく知らないんですよね。
 まぁ文部科学関係で言えば、やはり憲法改正とあわせて、教育基本法の改正は最重要課題だと思いますので、小坂新大臣の手腕に期待したいと思います。
 
 (厚生労働大臣 川崎二郎)
 厚生労働行政は、国民生活に大きくかかわる行政であります。
 少子高齢化の進行など経済社会の変化に対応できるよう、医療、年金等の社会保障制度を持続可能なものとするための諸改革、将来の我が国を担う若者の働く意欲を高めるなどの雇用対策、少子化対策など、課題は多岐にわたります。私自身も団塊の世代の一員でありますから、国民の皆さんに安心していただけるよう、これらの課題にしっかりと対応してまいります。
 
 次の国会では最も荒れそうな分野・委員会の担当であります、厚生労働大臣さんです。
 年金問題はもちろんですが、医療改革や診療報酬問題もあり、これまた大きな議論を呼びそうです。
 川崎先生は厚労関係は専門分野ではないようなのですが、利権が大きそうな分野だけに族議員ではないからこそこういう人事を小泉さんはしたのでしょうし、またこの辺はお金の問題であり、財務大臣である谷垣先生とは派閥を同じくする盟友でもありますから、その辺での大臣起用だったのではないかと思っています。
 いろいろと注目されるでしょうけど、がんばってくださいね。
 
 (経済産業大臣/国際博覧会担当 二階俊博)
 経済産業行政の本質は、私たちの国の国富を拡大発展させることにあります。グローバル化、少子高齢化など、我が国経済を取り巻く環境が大きく変化しています。民間の活力を最大限に支えるとともに、活力を引き出すための政策を進め、経済の活性化と国民生活の安定を願い、さらに、「小泉改革」の推進に全力で取り組んでまいります。
 
 うっ
 また堅そうな人です(笑)
 というか二階さんは二階グループの領袖ですが、このグループはもともと保守党−保守新党の人たちの派閥でして、つまりは一回自民党を抜けた人たちなんですね。
 さらに元をたどれば、小沢自由党のグループですから、まぁ保守系ではあります。
 しかし一回出た人間がこのように優遇され入閣し、しかし一方一人も入閣できなかった宏池会や番町政策研究会の有様もあり、自民党はすっかり様変わりです。
 
 
 (内閣官房長官 安倍晋三)
 読者の皆さん、お久しぶりです。官房副長官時代、初代編集長としてメルマガの創刊に携わり、2003年9月まで、「成長するメルマガ」を掲げて編集に苦心したことを懐かしく思い出します。小泉内閣と皆さんをつなぐ架け橋として、大きく成長したメルマガの姿を見ると感無量です。
 
 これですっ。
 読者に呼びかけるような、読者を意識した文章。
 こうしていただいてこそ、「生の声」と感じられるワケです。
 さすが初代編集長、わかってらっしゃいますー(笑)
 
 国の内外に難問が山積する中、改革続行に必要なのは何よりも国民の皆さんの御支援です。我々からメルマガを通じて情報を発信し、皆さんからの声に耳を傾ける、それを改革の次のステップへの原動力にしていきます。
 新しい内閣に是非御期待下さい。
 
 なによりもマスコミの悪意に一番被害を被っているひとりですからね、安倍さんは。
 ぜひとも、直接声を届けられるシステムを構築していただきたいと思います。
 期待してますっ。
 
 (防衛庁長官 額賀福志郎)
 防衛問題は、国民の皆様が安心して日常生活や経済活動を行えるように国内の安全と地域(例えば北東アジア)、そして、世界の平和と安定を作り出していくことが最大の努めです。
 私は、21世紀もわが国が自由で民主的な社会の中で繁栄を持続し、世界から尊敬される国家になるよう防衛庁長官として、全力投球をしたいと思います。
 
 二度目の防衛庁長官ですね。
 おそらく額賀さんも、マスコミには注目されませんでしたが「ポスト(ポスト)小泉」として目されているというコトで入閣されたのではないかとやえは思っています。
 最近落ち目の経世会では、いま一番の注目株ですからね。
 憲法改正されれば庁から省に格上げされる可能性が非常に高いと思います。
 果たして初代防衛大臣となれるか、注目です。
 あ、あと、大変失礼なのですが・・・ガッツ石松さんに似ておられます(笑)
 
 (金融担当大臣/経済財政政策担当大臣 与謝野馨)
 このたび、金融・経済財政政策担当大臣という重責を担うことになり身の引き締まる思いです。金融行政については、関係者の努力によって主要行の不良債権比率も3%を切り、これからいよいよ、金融機関がリスクをとって日本の経済発展のための活動を再スタートしなければならない時期が来ていると思います。「改革続行」の軸の一つである経済財政諮問会議の進行役を務める立場としては、与党との間の揺るぎなき連携を図りながら、政策金融改革、三位一体改革などの諸改革の推進に努めます。
 
 党幹部から閣僚へ移行された与謝野先生です。
 確かやえの記憶が正しければ、与謝野鉄幹・晶子のご子孫だとかで、名門の出です。
 東証のシステムダウンでいきなり出鼻をくじかれてしまいましたが、まぁ与謝野先生は政策通で有名ですし、しっかりと経済の舵取りをしてくださるのではないでしょうか。
 
 
 
 [編集後記]
 31日に官房副長官を拝命しました。小泉内閣発足後ずっと自民党政調副会長・衆議院厚生労働委員会与党筆頭理事をつとめてきましたので、4年ぶりに名刺が新しくなりました。
 
 というワケで、はじめましてー、じんえん先生。
 やえです。
 しかし、4年もずっと同じ役職に就かれていたなんて、そうとう珍しいですね。
 そんなに居心地が良かったんですか?(笑)
 
 そのうえ4代目小泉内閣メールマガジン編集長という大役で今までとは違う仕事で緊張しています。小泉構造改革も総仕上げの時期、「改革続行内閣」の働きぶりをしっかりとお届けして参ります。
 不慣れですが先輩編集長が築いてこられた皆様との絆をさらに深めたいものです。皆様からのご意見、ご批判が頼りです。何とぞこれまで以上のご支援をよろしくお願いします。(じんえん)
 
 小泉内閣にとってはこのメルマガはすごく大切ですよー(笑)
 しかし、文面を見る限り、なんとなく柔らかさそうな人っぽいですよね。
 プロフィールを確認しましたところ、富山県第一選挙区、当選6回で、今まで自民党の労政局長や衆議院の厚生労働委員会の筆頭理事、また労働総括政務次官と、労働関係畑の方のようです。
 ともあれ、官房副長官は与野党問わずさまざまなところとの関係調整がメインの仕事ですから、いろいろと大変だとは思いますが、頑張ってください。
 そしてもしかしたら小泉メルマガとしては最後の編集長かもしれませんので、そういう意味でも気合いを入れていただければうれしいです。
 これからよろしくお願いします。
 
 31日、内閣官房副長官を辞し、同日行われた内閣改造で法務大臣を拝命いたしました。70号(1年半)にわたってつとめさせていただいた小泉メルマガ編集長の職ともお別れです。これまで皆さまから寄せられた、ときに温かく、ときに厳しいご意見の数々に心から感謝を申し上げます。この間にいただいた感想約7万通。郵政民営化・少子化アンケートの際の回答約3万通。皆さんから瞬時に、ダイレクトに返って来るメールを読んで、今何に怒っておられるのか、何に感動しておられるのか、そして何を望んでおられるのか、毎週国民の生の声に触れることができました。メルマガ編集長ならではの醍醐味です。私事ですが、先日私個人のメルマガを創刊したところです。
 この次は「大臣ほんねとーく」でお会いしたいと思っています。引き続き小泉メルマガを宜しくお願いいたします。(せいけん)
 
 ある意味一番国民の「生の声」を聞ける役職がこのメルマガ編集長かもしれません。
 そうした経験が今後せいけん先生の糧になればと願っております。
 今までお疲れさまでした。
 そしてこれからはもっと大変なお役職に就かれましたから、まだまだお疲れると思いますが(笑)、やえは応援していますから頑張ってください。
 今までありがとうございました。
 
 
 というワケで、新閣僚さんのコメントでした。
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。
 

平成17年11月7日

 麻原と詐病

 昨日夕方、たまたまなんですがテレビのチャンネルをガチャガチャしていましたら、TBSでオウム真理教と麻原彰晃こと松本智津夫の裁判についての特集番組を放送していましたのを見つけましたので、途中からでしたけど見てみました。
 現在の松本被告の裁判は、一審の東京地裁で死刑が下され、そして弁護側はこれを不服として控訴しているというのが現状です。
 今日は一部からの視点になりますが、この番組とオウム裁判についてやえの意見を述べたいと思います。
 
 先ほども言いましたようにやえは途中からしか見れなかったのですが、やえが見た部分の中の番組の主な視点は、松本被告が本当に病気(精神病?)なのかどうかという点でした。
 松本被告の娘や弁護人達が、拘置所で松本被告に接見した時の様子やそれぞれの感想を中心として、はたして松本被告は「訴訟能力」があるのか、また病気はどのような病気なのか、それとも詐病なのか、このようなコトを精神科の医師や各専門家が分析しながら番組は進んでいました。
 今までもニュースなどで法定内での松本被告の奇行はよく伝えられていましたし、また弁護団とも意思疎通がとれていないというコトも伝えれてきていますので、もしかしたら病気なのかもしれないという憶測は安易に成り立つワケです。
 そしてもし本当に松本被告が病気であるなら、いったん裁判を止めて、病気を治してから裁判を進めるべきだと、弁護団は主張しているワケです。
 
 これはどう考えるべきなのでしょうか。
 番組の中では、本当に病気だった場合、2つの可能性を挙げていました。
 ひとつは、肉体的に病気になってしまっている、具体的に言えば、脳に腫瘍が出来たり血管が切れたりして精神的な病気を引き起こしているケース。
 そしてもうひとつは、長期にわたる拘留期間によって精神病がひきおこされたとするケースです。
 しかし、すでに松本被告はCTスキャンなどの検査はされているコトから、外的な脳的な病気はないと診断されてます。
 また、事件当時には松本被告はピンピンしていましたし、またその前には曲がりなりにも衆議院選挙に立候補したぐらいですから、元々精神病だったというコトはあり得ないでしょう。
 よって、長期拘留による精神的な疾患か、もしくは詐病か、このどちらかというコトになると言えます。
 
 確かに本当に病気だった場合、法的にも裁判は一旦停止されるコトになります。
 しかしやえは思うのですけど、もともと精神病であってそれが元で事件を引き起こしてしまったというのであればまだ一考の余地はあると思うんですが、事件を起こした後の拘留によって精神病が引き起こされたのであれば、それは事件の責任性と精神病とは全く無関係なのですから、これによって裁判を停止する必要性は無いのではないでしょうか。
 自分が裁判を受けているという自覚がないのは問題ではないのかという意見もあるでしょうが、しかし、なぜ自分が拘留されているのか、なぜ自分が裁判というものを受けなければならないのか、そういうコトを考えているウチに引き起こされる精神病なのですから、言ってみればそれは「精神病に逃げている」だけでしかなく、「自覚がない」と表現するのも適切ではないと思うのです。
 むしろ自覚しているからこそ精神病になった(なれた)と言えるワケですからね。
 
 まぁこの辺までくると感情論になってくるのかもしれません。
 しかし、病気によって引き起こされたのではないのであれば、その後どんな病気になろうが責任は責任、罪は罪として存在し続けるのではないでしょうか。
 
 この番組で、オウム裁判を追い続けている作家の佐木隆三さんがこのような趣旨のコトを声を荒げて言っておられました。
 
 なんでこいつだけこんな見苦しいコトをやっているんだ。
 他の死刑囚となった信者達は法廷で自分のやったコトを堂々と主張している。
 それなのに麻原だけが見苦しく命乞いをする。
 教祖だけがなにをやっているんだ。
 
 もし仮に松本被告が本当に病気だったとしても、それは自分がやったコトを正面から見れない考えられない現実逃避しようとした結果であったとしかいいようがないでしょう
 特に一連のオウム事件は、なんらかの事情があって致し方なく殺人などに至ってしまったというケースではなく、自分の意志で事件を起こそうとして起こした事件なのですから、今更その責任と覚悟から逃げようとするのは、あまりにも都合が良すぎるのではないでしょうか。
 結局、麻原彰晃という神に心底心酔していた信者達は、それだけの覚悟と信念があって事件を起こしたからこそ堂々としていられた、それは心からの反省を見せて例外的に無期刑となった林郁夫も含めて、のでしょうが、反面、事件を指示し総指揮を執った神である麻原彰晃は、ただの思いつき程度の餓鬼にも劣る短絡的な考えのもとでなんの覚悟もなく弟子達に指示を出したというコトなのでしょう。
 本当に精神病になったとしても、それはそんな程度であったコトの証明にはなっても、責任回避の理由には全くならないのではないでしょうか
 
 
 この番組に対してやえはもう一点言いたいコトがあります。
 松本被告の娘達が言っていた言葉にこんな言葉がありました。
 
 もし父が病気であるなら、まず先に治療を受けさせてもらい、完治してからまた裁判をはじめてほしい。
 もし詐病であるなら詐病であるとハッキリさせてから裁判を行ってほしい。
 
 詐病、つまり病気であるかのように振る舞う仮病のコトですが、もし松本被告がそうしているのであれば、そうであると証明してほしいと娘は言っているワケです。
 しかしこれは順番が逆なんですね。
 本当に病気であるなら、医師等によって病気であると正式に診断されるコトによって法的な意味を持つワケであって、つまり医師に診断されない限りは、少なくとも法的には病気ではないコトになります。
 よって、証明するのであれば病気であるか否かであって、そこで病気でないと診断されたら病気ではないのです。
 すなわち嘘をついているかどうかまでを診断する必要性は無いのであり、むしろ医師が病気でないと言ってしまえば、本人がいくら病気であると言ったところでそれはウソであるというコトになるのです。
 
 つまり詐病であると証明されない限りは裁判を止めるべきだという主張には正当性は無いのです。
 病気であると証明されたのであればその時点で裁判を止める理由にはなるでしょうけど、しかしそうでない可能性があるからという理由では、現状をストップさせる理由にはならないのです。
 可能性を言ってしまえば、誰にだって松本被告が病気である可能性を否定するコトはできません。
 もしかしたら今の医療技術では発見できないような、100年後なら発見できるような病気に罹っている可能性なんてコトを考え出したら誰にも否定できないですよね。
 だからこんなコトを言っていたらキリがないワケでして、現代の医学やシステムで問題はない、病気ではないとしか判断できないのであれば、現状ではそれを信じるしかないワケでして、そうしなければ、全ての物事にも言えますが、なにも動かなくなってしまいます。
 ですから、診断しろという主張ならまだ理解できますが、病気の可能性があるから裁判を中止しろという主張は、まったく正当性が無いのです。
 
 
 オウム裁判はこれからも長い時間がかかってしまうコトでしょう。
 松本被告の弁護団は弁護士として出来るだけ松本被告に有利になるよう裁判を進めようとするのは、ある意味当然の行為なのかもしれません。
 しかし、もし本当に弁護団のみなさんが松本被告の無罪を心から信じているのであればそれでいいのですが、そうでないのであれば、社会正義を貫くという指定で弁護士としての職責を全うしてもらいたいと、やえは思っています。
 弁護士は決して依頼人の罪を軽くするために存在する、裁判ゲームのプレイヤーではないと思いたいです
 無実であると最後まで弁護する覚悟があるのであればもはや何も言いませんが、ただ単に裁判に有利になるために制度を利用しようとするのであれば、それはただの裁判制度の悪用としかいいようがないでしょう。
 
 弁護士とはどういう存在と考えるべきなのでしょうか。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、正義の裁判を応援しています。
 

平成17年11月9日

 生きる幸せ

 今日は『SAPIO』の発売日なのでいつも通り買ったのですが、無いんです。
 何が無いって、よしりん先生の『新ゴーマニズム宣言』が無いのです。
 『SAPIO』は基本的に活字の雑誌ですから、適当にペラペラめくればマンガである『ゴー宣』はすぐに見つかるのですが、そもそも載っている場所もだいたいいつも同じですしね、それなのにいくら探しても今週の『SAPIO』には『ゴー宣』がないのです。
 そこでやえは慌てず騒がず落ち着いて目次を確認するコトにしました。
 
 新・ゴーマニズム宣言休載のお知らせ
 
 えー・・・。
 いや、一体何事があったのかと思ったのですが、どうやら前々からチラチラとは言っておられた目の病気があまり思わしくないようで、手術を受けられるか、受けられたかしたので、それで休載のようなのです。
 そうですか。
 まぁそれは仕方ないですね。
 ああ見えてよしりん先生もけっこうお年ですから、ここはムリせず休憩してください、というコトなのでしょう。
 少なくとも、某大手少年漫画雑誌に一応連載中のどこかの漫画家さんと違って本当に手術されたのでしょうから、少しお休みになられて、万全の状態でご復帰ください。
 お待ちしておりますよ。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 
 心中、老人が老人を介護、孤独、悲惨、これらの言葉が当てはまりすぎているために、格好のワイドショーのネタになっていますが、この問題は「悲惨だ可哀想だ」とか「介護のあり方を考え直さなくては」とか「死ぬより他の方法はなかったのか」とかいうだけの問題なのでしょうか。

 火葬場の遺体は老夫婦…無理心中を図ったとみて調査
 
 7日に福井県大野市の使用されていない火葬場の焼却炉で白骨化した2遺体が見つかった事件で、大野署は8日、1人は歯の治療痕などから近くの無職、沢田定栄さん(80)と確認した。もう1人は妻の貞江さん(82)とみられ、同署は心中を図ったとみて調べている。
 調べでは、沢田さんの自宅から「妻とともに逝く」と書いた日記が見つかった。また、焼却炉前の放置車両には、家を出てから焼却炉に点火するまでの2人の行動を記した書き置きもあった。
 2人は7日未明、まきで火をおこした焼却炉に一緒に入り、中から扉を閉めて、焼身自殺したとみられる。近所の住民によると、貞江さんは病気で寝たきりの状態で、沢田さんも最近は体調を崩していたという。

 やえは、本当にこの二人が「悲惨」で「不幸」だったとは思えないのです。
 「死=不幸」とは決して思えませんし、そもそもこの二人にとって、他人に介護されるコトの方が生きるよりもよっぽどつらいコトだったのでしょう。
 彼らにとって死は身近…と言うより、間近の出来事でした。
 「生きていれば明るい未来が待っている」という、よくある自殺者に投げつけるような言葉は、この老夫婦には何ら意味のない文字の羅列でしかなかったでしょう。
 彼らは今までの人生に悲観して死んだのではないのです。
 これからの人生をつらいモノにしないために、人生を楽しいモノにするために、彼らは死を少し早めただけなのです。
 
 生きるコトただそれだけが人間の幸せではありません。
 生きるコトによって何が出来るのかというコトが人間にとっての人間らしい幸せです。
 先が短い老人の未来など何も明るいモノはないと言うつもりは全くありませんし、また生きているというコトそれ自体が周りの人を幸せにし、本人も幸せにしているというコトも、これは事実として存在するというのは間違いのないところだと思います。
 しかし、テレビなどの報道でこの老夫婦の親戚の方が「もっと早くに気づいてあげられれば」というようなコトを言っておられましたが、この二人にとっては、いくら周りが幸せに感じたとしても、それによって周りに気遣いお世話になるというコトは決して幸せであると言える状態ではなかったのでしょう。
 幸せの定義など出来ませんし、所詮他人の心情の問題ですから推測しかできませんが、しかし決して頼れる身内がいなかったのではなく、最後まで二人で過ごそうと決めた彼らにとっては、これが最も幸せな方法だったのだとやえは思いたいです。
 
 お葬式などはもちろん亡くなられたご本人のために行われるモノですが、しかしつきつめると、残された人間の気持ちの整理や、またその人の生きてきた存在を見つめ直すためといった、今生きている人たちのために行われるモノとも言えます。
 死んだ人の死んだ後の気持ちなど、誰にも分かるハズもありませんし、本人達も分からないかもしれません。
 だからご本人さん達の気持ちは生きている人たちが想像するしかないのですが、しかしテレビなどで言っているような、悲惨だとか不幸だとか言っている様を見ると、どうしてもやえは違和感しか感じないのです。
 身内の方のお気持ちは分かりますし、それを否定しようとは決して思いませんが、しかし敢えて申し上げるのであれば、それは自分たちの気持ちだけが納得いってないだけの話なのではないでしょうか。
 この老夫婦は、本人が決めてこういう最後を選択したのですから、それはそれで尊重してあげるコトも大切なのではないかなと思ったのです。
 
 死に方を決められない人間が多い中、それすらも自らの意志で行動できたこの老夫婦は、そういう意味ではとても幸せな生き方が出来たと言えるのではないのでしょうか。
 

平成17年11月10日

 小泉メルマガレビュー

 小泉内閣メールマガジン 第210号 ========================== 2005/11/10
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 外交の秋
 小泉純一郎です。
 「改革続行内閣」は順調に動きはじめました。
 「三位一体の改革」、公務員の総人件費の削減、歳出と歳入の一体的な見直し、政府系金融機関の見直し、道路特定財源の見直し、そして医療保険制度改革など、改革の課題は目白押しです。
 早速、新任の官房長官と各省大臣の間で改革に向けて真剣な議論がはじまりました。議論の過程ではいろいろな意見が出てくると思いますが、「改革を続行する」という気持ちで内閣は一致しています。
 
 数年前までは議論に挙げるコトすらタブー視されていたこの様々なお金の問題ですが、もはや実際に手をつける段階にまで来てしまいました。
 もちろんこれの各論全てが正しいとは言いませんが、議論するコト自体は良いコトですから、どんどん議論してもらいたいと思います。
 小泉改革の総仕上げですね。
 
 これから年末の18年度予算の編成作業に向けて、来年から実施すべき改革については結論を出し、中期的な課題については改革の方向性を明確に決めていきたいと思います。
 
 毎年年末は予算編成の時期ですが、今年は国会がもう終わったために、比較的落ち着いていると言えるのではないでしょうか。
 それとも国会が無い分、かなり詰める議論が行われるのかもしれませんが。
 特に、改革と言っても基本的には削減の方向に行くのでしょうから、何が必要で何が不必要なのか、そこをしっかりと見極める議論を期待しています。
 
 先週、久しぶりに日本映画を鑑賞しました。藤沢周平原作の「蝉しぐれ」です。江戸時代の東北を舞台に若い藩士の恋、友情を描いた物語。主演は、市川染五郎さんと木村佳乃さん。忘れかけていた奥ゆかしい日本人の心の描写に、しばし時間を忘れました。舞台となった山形県庄内地方の四季折々の風景と音楽の美しさにも心を打たれました。二人の主人公の子役の演技もすばらしかったです。
 
 おや、これは「映画を見たのが久しぶり」なのか、「洋画はよく見るが日本映画を見るのは久しぶり」なのか、どっちなのでしょうか。
 しかし映画いいですね。
 やえは、いろいろと映画をチェックして、これを見に行きたいあれを見に行きたいと思っているのですが、気づいたら見過ごしていたというコトの繰り返しだったりしています。
 そして後からDVDを買って、部屋にたまっていくのです(笑)
 
 主演女優の木村佳乃さんは、最初の日本の観光広報大使。韓国との国交正常化40周年にあたる「日韓友情年2005」の今年は、日韓共同訪問年広報大使もつとめていただいています。心も立ち振る舞いも清らかな日本女性を演じた木村さん、韓国を始め世界の人たちにも楽しんでもらえる映画だと思います。
 
 いやあ、小泉さん、建前ではいいコトを言いながら、ちょっと深読みすれば壮絶な皮肉にも聞こえます。
 日本の四季折々の美しい風景の映画を韓国の人たちにも楽しんでもらいたいですね。
 
 もう一つ、日本の「美」が韓国に渡ります。宝塚歌劇が明日11日から3日間ソウルで公演します。先月末、主役の湖月(こづき)わたるさん、白羽(しらはね)ゆりさんが官邸に挨拶に来られました。宝塚歌劇は、これまでにアジア、アメリカ、ヨーロッパ、世界16カ国で公演してきたそうです。宝塚歌劇の美しさとすばらしさで世界の国々との文化交流に貢献していただきたいと思います。男だけの歌舞伎、女だけの宝塚歌劇、これも他の国にはない日本の文化のおもしろいところだと思います。
 
 おやおや、やえは宝塚を見たコトはないのですけど、最近は大相撲も韓国で巡業したりと、興行が韓国や海外に行くのがブームですね。
 日本人は特に自分たちの文化を誇ろうとは思わないのですが、しかしとても素晴らしい独自の分を持っているワケで、こうやって宣伝していくコトはいいコトでしょう。
 日本の素晴らしい文化を韓国の人たちにも楽しんでもらいたいですね。
 
 この秋には、たくさんの外交スケジュールが予定されています。今週は、官邸でサーレハ・イエメン大統領、ゴー・チョクトン前シンガポール首相、ヴェルホフスタット・ベルギー首相、そしてカラマンリス・ギリシャ首相と。来週は、ブッシュ大統領を紅葉の京都にお迎えして首脳会談をする予定です。その後、ソウルでのAPEC首脳会議、プーチン大統領の訪日、12月にはマレーシアで東アジアサミットが開催されます。外交の分野でも課題はたくさんありますが、世界の国々と友好関係を築いていきたいと思います。
 
 今は国会がないので比較的時間がとれるのでしょうけど、その分外国の方々とお会いしまくっているんですね。
 そしてブッシュ大統領がこられて、あれ、韓国に行かれるんですか?
 靖国参拝反対で会わないとか言ってたんじゃないんでしょうか。
 それとも来ないだけなんですかね。
 まぁどうでもいいですけど。
 あと、なんだかんだ言いながら北方領土返す気さらさらないプーチン大統領とか、まぁ小泉さんも大変そうですね。
 がんばってください。
 
 今日「政府インターネットテレビ」を開局しました。内閣の動きや構造改革の取組みなどを動画でわかりやすくお伝えします。メルマガとともにお楽しみください。
 ※ 政府インターネットテレビ
 http://nettv.gov-online.go.jp/
 
 先週も取り上げましたが、ついに配信開始だそうです。
 で、早速見てみたのですが、これはコンテンツが豊富です。
 小泉さんが出席された会議や式典などの様子が配信されていたり、また小泉さんの記者会見も配信されていたり、さらには官房長官の毎日の記者会見も全て配信されています。
 例の、衆議院解散後の「殺されてもやり通す」という名言が生まれた会見も配信されていますし、一部で人気爆発中の麻生外務大臣の「Q.麻生大臣にとってのライバルはどなただとお考えですか。 A.マスコミかな」の記者会見も全編配信されています。
 大臣イカし過ぎです(笑)
 残念ながら官房長官の記者との質疑応答の模様は配信されていないのですが、しかし自分の都合良く切り貼りするようなマスコミに対抗する意味においても、是非質疑応答も配信して欲しいですよね。
 この試みはまだ始まったばかりですから、今後の成長に期待したいと思います。
 
 
 
 [大臣のほんねとーく]
 ● 青空と礼服(少子化・男女共同参画担当大臣 猪口邦子)
 小泉内閣の一員として、日本の未来への新しい流れを作る確実な改革推進力でありたいと願い、日々の任務を大切に、この一週間余りを過ごしてきました。
 
 あら、一回生大臣の猪口さん、はじめまして、やえです。
 
 10月31日午後、官邸より、入閣の連絡がありましたとき、先の総選挙において小泉純一郎総理大臣が遊説に向かう先々で、晴天の青空の下、日本の希望を見たいと集まる大勢の有権者の熱意あふれる姿が脳裏に広がりました。
 
 え!?
 やっぱり選挙の時にすでに裏やくそ・・・いや、なんでもないです(笑)
 
 長い不況のトンネルの先に見える青い空。小泉構造改革とは、苦労の多いプロセスを一歩一歩推し進めながら、経済のグローバル化という世界共通の試練のなかで、日本が再び青空に出会えるようにするためのものと改めて思い、その閣僚チームに入る喜びがこみ上げてきました。
 改造内閣発足では、新任の閣僚は皇居にて認証式に臨みますが、そのときの直感で、礼服の色は青空の色!と思ったのです。
 
 まぁここまで喜びを素直に表現される大臣もめずらしいですね。
 
 私の担当分野は、少子化・男女共同参画です。時間的にも経済的にも余裕のない若い子育て世代や、仕事と家庭の両立に苦労している方々などが、困ったとき、国は自分のそばにあり、時代はよくなった、と思える国を造るためにこの大臣職はあります。
 
 そうですね。
 少子化傾向もいつかは止めないといけないでしょうから、出来るだけ早い時期に成果を見せてもらいたいと思います。
 
 行財政改革を進めるなかでの社会政策の充実は、いかにあるべきか。その現実的な制約のなかで悩むことも多々あると思います。
 しかし、私は長年、政治学者として平和や民主主義の研究にいそしみ、また大学人として若い世代の希望や不安と向き合ってきました。民主主義の原点を見つめながら、政治とはこのようなことのためにある、と国民の皆様に共感していただけるような方向性を打ち出し、日本の未来造りのために、小泉チームの一員として全力で働きます。
 
 現実論も政治論も実際にやってみればかなり難しいところがいっぱいあると思いますが、これから頑張ってください。
 出来れば次回は、今まで官房長官が兼任でやってきたこの職を、これから選任するワケですから、その辺の違いというか、具体的にどのようなお立場でどのようにお仕事を進められていかれるのか、その辺を聞きたいと思います。
 
 
 
 [編集後記]
 読者の皆様から800通ちかくものご意見・ご声援をいただき、大変ありがとうございます。新内閣に対する大きな期待とメルマガの果たすべき役割についての皆様の思いを、ひしひしと感じさせていただきました。
 
 はい。
 じんえん先生、これからよろしくお願いします。
 しかしさすが世界一のメルマガ、反応もすごいですねぇ。
 
 私にも、「新編集長の詳しい紹介を」というご意見をいただきました。初対面の方からよく私の名前「甚遠」(じんえん)の由来を聞かれます。母によれば、祖父と父の大激論の末の命名だそうです。曽祖父が甚五郎、祖父が次郎四郎、父が甚正と続き、長男の私に「甚遠」を主張する父と、自分に「郎」が2つもついているので「甚郎」としたいという祖父。結局、戸籍名を「甚遠」、呼名を「甚郎」とし、祖父が亡くなるまで甚郎と呼ばれていました。父がなぜ「甚遠」を主張したのかは不明ですが、「ん」の字が2つつく名前はめったにないせいか、すぐに覚えてもらえるのはありがたいことです。
 
 な、なんか、えーと、ちょっとかわいそうなじんえん先生(笑)
 正直こういうのを聞くと、親(祖父母)のエゴだなぁと思ってしまうのですが、まぁ時代もあったのでしょうけどね。
 でも確かに覚えやすいですね。
 
 まだまだ不慣れな編集長ですが、国民の皆様との率直な意見交換の場となるように張り切って取り組んでいきます。(じんえん)
 
 いえいえ、とても親近感が沸くような文体で、やえもこれからとても期待しているところです。
 どうぞ任期満了までよろしくお願いいたします。
 
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。
 

平成17年11月14日

 フランスの暴動はテロルそのもの

 ごめんなさい。
 最近ちょっと忙し気味です。
 長期休憩後かなり頑張ってスパートをかけたのですが、すでに息切れという面も否めません(^^;
 出来るだけ頑張っていきたいと思いますので、いろいろな面で、長い目で見てやってください。
 校正労働大臣もお手柔らかにお願いします(笑)
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 あまり日本では報道されていない、扱いが小さい気がするのですが、フランスで今前代未聞の大暴動が起きています
 警官がアフリカ系と見られる少年を追いかける際に死亡させてしまったコトが原因のようで、この暴動も主にアフリカ系の人たちによって行われているようです。
 フランスは過去においてアフリカ諸国を植民地していた歴史があり、そのためアフリカ系の移民からなる二世や三世の人口がフランス人口の12%ほども占めるという、移民大国になっています。
 しかし、移民系の人たちに対する様々な差別や経済格差などが存在し、それらのたまった不満が、少年死亡事件をきっかけとして、大暴動に発展したのだと分析されています。
 
 暴動の背景には、このような事情があるようです。
 しかしこの手の問題は、まさに歴史の問題が複雑に絡み合っている問題ですので、簡単に他国の人間がどうこう言えるモノではありません
 フランス人にしか分からないような微妙な心理や、歴史観、道徳観などがあって、差別の問題や暴動にまで発展するのでしょうから、それが分からない人間が何を言ったところで説得力は生まれないワケです。
 
 よって、この暴動の背景は特に言うべきコトはありません。
 しかしですね、暴動という事象に対しては、ハッキリと言っておかなければならないコトがあるのです。
 
 この暴動はテロルです
 
 当サイトではテロルの定義というモノをハッキリと示しておりまして、ズバリ「テロルの定義」という更新もしています。
 そこではテロルの定義を以下のように定めています。
 
 1.政治目標の達成が目的である
 2.目的の達成のために暴力的行為を行う
 3.その暴力的行為は政治目標の当事者でない第三者を狙う
 
 この3つです。
 一般的なテロルの定義は1と2だけを示している場合が多いのですが、しかし実質的には3がテロルがテロルとしての存在の定義になるとやえは考えています。
 なぜなら、目標達成する直接の手段を持っている人間や機関に対して直接暴力的手段を用いた場合というのは、例えばアルカイダのアメリカテロルで言えば、「アメリカはイスラム社会から出て行け」というのが政治目標なのですから、その当事者と言えばアメリカ政府そのものであり、よって当事者を狙うとした場合にはアメリカ政府の機関や主にはアメリカ軍を狙うというのが、正当的な手段となるワケですから、この場合は普通テロルとは呼ばず「戦争」と言いますよね
 アルカイダ軍vsアメリカ軍という構図となって、どちらかの将が降参するまで軍人同士での戦闘が行われるコトになります。
 これはどこからどうみても戦争ですよね。
 しかしなぜあのテロルがテロルと呼ばれているのかと言えば、それはアルカイダが民間施設である世界貿易センターを狙ったからであって、そこにいた人たちは直接的にはどうやってもアメリカの政策を変えるコトなど出来ず、ましてアメリカの政策とは何ら一切関わりのない外国人も多くいるのが分かっている「貿易センター」という場所に攻撃をしたというこの卑怯さこそが、テロルのテロルたる所以だとも言えるのです。
 当事者能力を有しない第三者を狙うからこそ、テロルは安易な方法であり、また卑怯で許し難く、どのような政治目標を持っていようとその主張が正しかろうと、テロルという手段を用いた時点でもはや言い訳の出来ない悪に成り下がるのです
 
 今回のフランスの暴動はどうでしょうか。
 これらの写真をご覧下さい。
 
   
 
 冒頭に言いましたように、暴徒達の主張はいろいろなモノがあるんだとは思いますし、またそれが正しいかどうかはやえの判断するところではないと思っています。
 しかし確実に分かるコトは、マクドナルドや建物の持ち主や車の持ち主には、決してそれらを改善させたり達成させたりする直接の権限は何ら持っていないというコトです。
 変な話、チーズバーガーの値段を下げろという目的でマクドナルドを襲撃するのであれば分からなくもないですが、まぁそれは脅迫ですね、しかしいくらマクドナルドをメチャクチャにしたところで、そのマクドナルドの人が移民の地位を上げられる権限など一切持っていないワケです。
 マクドナルドの人からすれば、襲われたところでどうしたらいいんだと言いたくなるでしょう。
 
 よって今回のフランス暴動は明らかにテロルなのです。
 
 この時点でこの暴徒共は、どんな主張を持っていようと、言い逃れの出来ない悪なのです。
 そもそも、自分たちは虐げられたと言いながら、しかし集団で力のない一般市民やなんら抵抗すらしない物に八つ当たりするなんて、こんなフランスジョークはありません。
 ヘソでお茶が沸きます。
 フランスは民主主義の国なのですから、自分の主張を通したいのであれば選挙という手段が用意されているワケですし、もしどうしても暴れたいというのであれば、フランス政府とフランス軍に正々堂々と戦いを挑めばいいでしょう
 そんなコト出来るワケ無いと言う人がいるかもしれませんが、それが出来ないから、しくたないからという自分だけの都合だけで、なんら関係のない一般市民を襲い殺していい理由には決してなるハズがありません
 
 
 もうひとつテロルには許し難い点があります。
 それは、一度テロルをしてしまえば、テロルは無差別に延々と連鎖し拡大してしまう、という点です。
 テロルとは「政治目標のために当事者でない人間に暴力を持って達成させる」という行為であり、その行為を正当化されてしまえば、逆も当然認めなければならないコトになるワケなのです。
 つまりですね、今回アフリカ系移民の人たちがテロルをしたワケですが、ですから、今度は白人系フランス人が「暴徒達の暴力をやめさせるため」にアフリカ系移民の人たちを対象に無差別に暴力をふるったとしても、少なくとも暴徒達はそれに対して文句を言うコトは出来ないワケです。
 自分たちがやった行為なのですから、その行為自体をとがめるのであれば、それは自分たちの行為が間違っていたという矛盾にしかならず、それであるらはじめからテロルなんてやらなければよかっただけの話なのですからね。
 そしてここが最も重要な点なのですが、テロルの暴力の対象者は、直接の当事者能力を持っていない人や組織や物ですから、いくらこのテロルが連鎖し拡大したとしても、一向に収束されないのです。
 争乱を終わらせる手段を持っていない人間達が、その争乱に関係ない人たちをターゲットにして暴れているのですから、いくら人間を何人殺しても何ら事態は発展しないのです。
 最後はもう敵味方関係ないグチャグチャの殺し合いしか残っていないコトになってしまうでしょう
 
 極論してしまえば、移民系のフランス人達を全て皆殺しにしてしまっても、ある意味自業自得だと言えてしまいます。
 もちろん極論であり暴論ですが、しかしテロルとはこのような暴論を内在した手段であるというコトはしっかりと認識しておく必要があるでしょう。
 どんな理由があっても、直接の当事者でない人間を狙う暴挙を許してはならないのです。
 
 そもそも「暴れればなんとかなる」という発想自体が、幼稚園児並みの考えでしかないのですけどね。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、テロル撲滅を応援しています。
 

Attention
Prohibition Item
Warning

このサイトは、
天堕 輪が主催・管理しています。
サイトへの意見や感想はこちらまで。
やえへの叱咤激励はこちらまで。

amaochi.com
からでもアクセスできます。
URLを忘れた時等は
【あまおちドットこむ】へ

携帯電話等から見られる
モバイル版【堕天使の槍】もどうぞ

リンクフリーですが、
一言言ってもらえればうれしいです。

リンクやブックマークは
www.amaochi.com
にお願いします。

どうしてもこのデザインがリンク先だと困る
という方は
amaochi.com/index2.html
でも結構です。

画像や文章の著作権は
天堕 輪もしくはやえが有しています。
無断使用・転載等は禁止します。


600×800でも普通に見れますが、
IE5&1024×768推奨です。
NCは6以上推奨です。
800×600の方は
フォントサイズを「小」にすることを
お勧めします。

Don't use this page's
Picture & Sentence