☆やえニュース☆

  記事にツッコもう安部メルマガレビュー人権と人道(上)人権と人道(下)雑記ポスティングシステムという制度と

平成18年11月1日

 記事にツッコもう

 オレだー
 さんだー
 
 
 
 
 

 中川違いで抗議殺到…ネット混乱、HPにアクセス集中
 
 中川幹事長の事務所によると、中川政調会長の発言直後から中川幹事長あてに抗議メールが相次いだという。また、「政調会長の発言による影響と断定できないが、発言翌日は中川幹事長のHPのアクセスが集中し、一時サーバーがダウンした」という。両氏は名字が同じだけでなく、中川幹事長の前職が政調会長ということもあって「ネットで『中川政調会長』と入れれば、過去のログで前政調会長だった中川の名前が出ることもある」

 お前らちょっと落ち着けと。
 いくらあの中川秀直さんとはいえ、自分が言ってもないやってもないことにまで文句言われる筋合いはねーだろ。
 とゆーかさー、文句っていうか、まがりなりにも公職にある人へ意見するんだったら、ちゃんと誰が言ったのか確認しろよ。
 そして誰に宛てているのか確認しろよ。
 それぐらい出来もせずに、他人に何を意見するっていうんだろうか。
 こんなの人として最低限度の礼儀じゃないのか?
 
 
 

 官邸ゴレンジャー大変
 
 教育担当補佐官の山谷えり子参院議員が事務局長を務める教育再生会議の担当室には、文部科学省の官僚を中心に10人が集まった。
「安倍首相が力を入れている問題ですから、担当室は官邸内にあります。けど、すし詰め状態。まだ増えるらしいから、どうするんだろうってみんなで言い合ってる」(文科省の関係者)
 今のところはどうも「役人主導の官邸主導」みたいな妙な感じである。
 
 今回初めてできた広報担当の首相補佐官、世耕弘成参院議員をめぐっても論議がかまびすしい。首相の中韓歴訪や北朝鮮の核実験など重要事項が目白押しだったこの間、世耕氏が記者への説明を仕切ってきたが、官僚からは、
「重要な時にばっかり出てくる。そんなにやりたいんだったら細かい話も全部やってくれ」
 などと、やっかみ半分の「目立ち批判」も出ている。

 少なくとも、世耕さんはどう見ても役人主導じゃないだろ。
 むしろ役人が仕事取られてイライラしている図じゃないか。
 というかだいたいにして官僚の人数が多くなるだけで「役人主導」なんて言ってたらはじまらんだろ。
 もしそうであるなら、国会議員を何万人と増やさない限り日本は永遠に役人主導じゃないか。
 そうでなくて、政治家がいかに役人を使うかだろ。
 この記事は全体としてはAERAのくせになかなかいい出来だと思うのだが、やはり端々にこうした揚げ足取りがあるのが残念だ。
 なんでもそうだが、何かを始めるというのは大変なことで、今の行政改革はその時期であり、さらに各政治家たちは頑張っているのだから、安部政権が発足してわずかしか時間がたっていないこの時期にそういう揚げ足取りをするのは、むしろ日本のためにならないのではないだろうか。
 
 
 

 <貸金業協会>国会議員8人が顧問に 県議8人も
 
 全国47の貸金業協会のうち5協会で80年以降、麻生太郎外相ら8人の国会議員と8人の県議(いずれも元職を含む)が顧問に就任していたことが毎日新聞の調査で明らかになった。顧問になっていた議員の一部は上限金利の大幅な引き下げに反対するなど、業界寄りともいえる主張をしてきた実態もある。31日に閣議決定・提出される貸金業関連法改正案は、協会を認可法人に格上げし、違法業者の処分など公的業務を担わせる内容だが、中立性を巡って論議を呼びそうだ。

 中立性ってなんだ? 中立性って?
 業界寄りな主張することそれ自体が違法だと言わんばかりだな。
 しかしそんなんじゃ議論なんてできねーだろうが。
 ではメディア規制法で業界寄りの発言を繰り返していた民主党なんかも「中立性を巡って論議を呼びそうだ」ではないのか?
 
 だいたい、各議員が顧問になっていたのは、一連の問題が発覚する前だろ。
 問題が出る前は普通に一般の会社と同じように営業していたワケで、その時のことを今の空気で裁くというのは、法の世界ではもっとも罪の重い事後法の適用じゃないか。
 それともマスコミはこの手の業者が違法な営業を昔から知っていたとでも言うのか。
 それなら、巨悪はマスコミだろう。
 なにせこの手の業者を反映させた一番の功労者は、一日中CMを流し続けたテレビマスコミなのだからな。
 
 
 

 外交官らの在勤手当、物価が安い国でも高額支給
 
 スロバキアやトルコなどにある日本大使館など日本の在外公館の4分の3にあたる201の在外公館で、外交官ら国家公務員に支給される在勤手当が、米国のワシントンの日本大使館より高いことが、財務省の調べでわかった。
 物価水準が低い諸国でワシントンを上回る在勤手当が支給されている実態には、厚遇だとの批判が強まりそうだ。

 この記者はくるくるぱーか。
 物価云々ではなくではなく、単純に日本と生活水準が低いという発展途上国に行くんだから厚遇しているんだろ。
 アメリカは慣れれば日本と大して変わらない生活を送ることができるだろうが、マイナーな国は日本と違う生活を強いられるんだから、それを補填するために厚遇しているんだろうが。
 ヨーロッパだって、場所によれば夜一人で地下鉄に乗るだけのことがとてつもなく危険な行為だっていう国いっぱいあるぞ。
 さらにマイナーな国に行けば、文化や宗教などで、日本にいたら考えもつかないようなことで気を揉まなければ生活していけないようなことだってあるだろう。
 日本人は世界一住みやすい国に住んでいるっていうことを自覚した方がいい。
 なんでもかんでも難癖つけりゃええっつーもんじゃねぇだろ
 
 
 

 中国、韓国と仲良くした方がいい?しなくてもいい?
 
 うーん、今回は簡単だとぼくは思っていた。だって、中国と韓国はおとなりの国だものね。これからもずっとつきあっていかなければならないのだ。この質問のこたえなんて考えるまでもない。けれど、最近の東アジア情勢を、みんながどんなふうに感じているのか、それが探りたくてこのテーマにしたのだ。
 するとあらら、不思議。寄せられたのは厳しい反韓国・反中国のメールばかりだった。なぜなのかしらん? というわけで、今回は多数を占める「しなくていい」派からいってみよう。
 (中略)
 ふー、びっくりした。でも、反対派の意見はほぼ一点に集中している。中国や韓国は反日だから、仲良くする必要はないというもの。それ、ほんとなのかなあ。賛成派のメールを読んでみよう
 (中略)
 今回のこたえは数字のうえでは「しなくていい」派が圧倒的だったけれど、応募しなかった多数のサイレントマジョリティを考慮にいれて決定させてもらいます。中国・韓国とは仲良くしたほうがいい。
 あたりまえの話だよね。メールをくれた「多数派」はあまり反日報道やネットの情報に踊らされないほうがいいのではないかな。では、最後にシンプルなメールをひとつ。

 なんだこれはー。
 アンケートの意味まるでなし。
 どうやら毎日新聞と、この石田衣良という輩の中では、設問者の勝手な思いで結果をねつ造してもよいことになっているらしい。
 だいたいなんだ「サイレントマジョリティ」って?
 こいつ、はじめからサイレントマジョリティとやらが分かるのであれば、はじめからアンケートなど採る必要がないではないのか。
 そもそも「あたりまえの話」なら、議題として持ってくるんじゃねぇよ。
 どこからきているのか分からない電波を受信してそっちの方が多いと自分の中の世界だけで踊っているのはお前だろ。
 お前の頭が一番びっくりしたわ。
 
 
 マスコミはそろそろ末期症状なのだろうか。
 

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平成18年11月4日

 安部メルマガレビュー

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      安倍内閣メールマガジン(第4号 2006/11/02)     
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 ★☆ 政府インターネットテレビ ☆★
 「教育は子どもの未来のためのものです。誰もが高い水準の学力や規範を身につける機会を提供していくこと、これは私たちの責任だと思っています。」
  →01CH「ライブ・トーク官邸」(教育再生)を見る。
  http://nettv.gov-online.go.jp/mag_mov.php?n=811
 
 [こんにちは、安倍晋三です]
 ● 海を守る自衛隊
 こんにちは、安倍晋三です。
 9.11米国同時多発テロ事件が起きてから5年、テロとの闘いは、今も続いています。
 テロリストはアフガニスタンを拠点にしています。同国には、約20カ国が掃討作戦のために部隊を派遣していますが、テロリストたちは山岳地帯から国境を越えて海上に逃れ、世界中を移動しています。
 各国は艦船をインド洋に派遣して、テロリストの海上移動や資金源となる麻薬の密輸などを取り締まっています。
 海上自衛隊は、こうした活動を支援するため、平成13年11月から、各国の艦船に洋上で燃料を補給しています。艦船を寄港させずにすむ洋上補給は海上取り締まり作戦全体にとって、不可欠な役割を担っています。
 
 最近どんどん世界で活躍している我らが自衛隊です。
 日本では自衛隊が出動する前が一番報道されて話題になりますが、むしろ本来は、自衛隊は日頃どのような活動をしているのかというコトこそを報じて国民が知るコトが大切なのではないでしょうか。
 今の日本人に向かって一言で「洋上で燃料を補給しています」と言っても、ほとんど具体的なイメージが沸かない人がほとんどだと思います。
 しかし本来軍事に関して国民が一定以上の最低限の知識を持つコトは大切なコトであり、教育もそうですが、実際今日本の軍事力がどのように動いているのかをリアルタイムで知るコトが、これからの日本には必要になってくると思います。
 
 インド洋の気温は40度、甲板の上は70度以上になり目玉焼きができるほどだそうです。厳しい環境の中で、海上自衛隊は、これまでに11カ国の艦船に合計で700回近くの洋上燃料補給を行ってきました。
 
 70度って、厳しいっていう表現を超えていると思いますが・・・。
 ほんと、どんな感じが具体的に知りたいですね。
 
 10月29日、私は、海上自衛隊の観艦式に臨み、相模湾に浮かぶ護衛艦「くらま」の甲板に立ちました。曇りがちだった空も、その頃には青く広がる秋の空に転じ、式を祝福するかのようでした。
 紺碧の海に整然と並んだ艦船を前に、身も心も引き締まる思いでした。威風堂々と航行する艦船の中には、この4月まで洋上補給の任務についていた補給艦「ときわ」も元気な姿を見せてくれました。船も隊員たちもよく訓練されていて、統率のとれた動きは実に頼もしく感じられました。
 
 日本の自衛隊の統率力は世界一ですからね。
 ジョジョ風に言えば、我が日本のぉぉぉぉぉぉぉ統率力はぁぁぁぁぁぁ世界一ぃぃぃぃぃぃぃぃぃですね(←ファントムブラッド中)
 
 今国会でテロ対策特別措置法が1年間延長され、これにより政府は、この海上自衛隊の活動を継続することを決めました。国際社会が協力してテロに立ち向かっている中、わが国として、できることをやっていく。それが日本の責任だと思います。
 イラクでは、一人の犠牲者も出さずに人道復興支援活動を終えることができました。陸上自衛隊が撤退した後のイラク、そして、ゴラン高原で、自衛隊は、今も物資輸送などで国際社会に貢献しています。
 
 やっぱり、他の国が頑張っているのに自分だけは知らん顔って、どうやってもいい印象もたれるハズはないですからね。
 それが憲法がどうだとか言ってもです。
 日本は世界トップの経済を持つ数少ない先進国なのですから、やはりそれに似合った責任を果たしていかなければならないでしょう。
 そして、さっきも言いましたように、こういうお仕事も、具体的にドキュメンタリー風にテレビとかで伝えるべきなのではないかとやえは思います。
 
 自衛隊は、わが国にあって、危機管理の要として、自然災害時の救助・復旧作業の担い手として、なくてはならない存在です。海外にあって、わが国の顔として、世界の平和と安定に日夜汗を流しています。私は、国際平和協力活動を自衛隊の本務とするための体制整備を進めます。
 
 当然一番の目的は、外国の攻撃からの防衛ですけどね。
 でもこういう経験こそがいざという時に一番役立ちますから、今までの何もしなかった時より格段に自衛隊のため、日本のためになっているでしょう。
 イラクに派兵する時も、自衛隊員は自分こそがイラクで力を試したいと、志願者が殺到しましたしね。
 
 盛大に開催された観艦式の前日、防衛庁では、殉職隊員の追悼式が厳粛に行われました。慰霊碑を前にした遺族の方々の姿が、今も私の心に刻まれています。心から冥福を祈るとともに、その遺志を受け継いで、国民の生命と財産を守り、平和の維持に全力を尽くす決意を新たにしました。(晋)
 
 軍事は国の基本です。
 多くの方の血と汗と努力によって、今の日本は平和に生きていけているというコトを忘れてはならないでしょう。
 
 
 
 [この人に聞きたい]
 ● ホームレスからの再チャレンジ(介護ヘルパー 福岡勇一)
 私の再チャレンジのきっかけは、約7ヶ月間ホームレス生活をしているときに、車椅子を押している人を見たときでした。
 「人助けをしたい。この仕事ならできるかも、やってみたい。」と思ったことです。
 
 おっと、これは異色の経歴をお持ちの方がやってきました。
 元ホームレスです。
 こんにちは、やえです。
 
 仕事をするなら家が必要、このままでは何も始まらないと思って福祉事務所に相談に行ったら自立支援センターを紹介されました。
 この施設は、ホームレスの人が就労自立するために、生活相談、法律相談、職業相談、職業訓練などの支援をしてくれる公共の機関です。そこで「介護ヘルパー2級」の講習があったので"これだ"と思い受講しました。
 受講しているうちに、自分自身がこれから何をすればいいのかわかったような気がしました。
 
 ちゃんとすればちゃんと出来る実証ですね。
 よくテレビなんかでホームレス特集やってますけど、ああいうのに出てくる人の大半は、仕事はしたいけど支援センターには入りたくないと言ったりと、ある意味わがままなコトばかり言っていたりしています。
 それで行政の怠慢だと言われても行政は困るでしょう、実際にはちゃんとすればちゃんと出来るシステムには一応はなっているのでしょうし、どうやっても最後は本人のやる気なんですから、システムだけを批判しても始まらないと思います。
 
 周りの人からは「介護の仕事は、車椅子を押すだけじゃないよ。おむつの交換とかあるし大変な仕事だよ。」と言われましたが、困っている人に頼まれるとイヤといえない自分の性格に合っているような気がしました。
 今、ガイドヘルパーの仕事をして2年になります。仕事というものは、いいことばかりでなく、いやな思いもすることも多くあります。それでも、次の日には、また車椅子を押したり、寝たきりの方のお世話をしている自分の姿があります。
 
 いやなコトをやるコトこそが仕事だと言えなくもないんですけどね。
 もちろん楽しさがないと続かないのも確かですが、全てのホームレスやニートがそうとは言いませんが、その仕事のつらさを全否定して逃げている人も多いのではないかとやえは思っています。
 そういう人に対しては、やはりこれも本人のやる気の問題と言えるのでしょう。
 
 野宿生活している人の多くは、ホームレスではなくホープレス(hopeless)希望とやる気を失っているだけだと思います。目的意識をきちんと持って、とにかく一歩を踏み出し行動すること、希望を見つけることができればきっと再チャレンジできると私は思います。
 現在、ホームヘルパー2級とガイドヘルパーの資格を持っていますが、あと1年経験を積めば介護福祉士の資格にチャレンジできます。その資格を取って福祉の仕事を続けていきたいと思います。
 
 この人は希望とやる気を自分で見つけたワケです。
 たまに政治が悪いから未来の希望を見つけるコトが出来ないとか言っている人いますけど、本来そういうものは自分で見つけるモノですからね。
 政府の仕事というのは、ちょっとお手伝いをしたり、ヒントを出したりする程度のモノです。
 もちろん今の体勢で完全にそれが出来ていると言うつもりはありませんが、やる気さえあれば出来るコトというのはたくさんあると思います。
 この人の言うように、一番大切なのはチャレンジ精神なのではないでしょうか。
 
 
 
 [東奔西走]
 官邸ホームページの中に、安倍総理が毎週1回国民に対して直接語りかける「ライブ・トーク官邸」という動画のコーナーがあります。ホームページで直接見ていただけるのはもちろんのこと、ビデオキャスティングという形でiPodやPSP等の携帯端末で見ていただくことも可能になっています。
 
 な、なんだってー。
 まさかPSPとかという単語が出てくるとは思いませんでした。
 なんだかよく分かりませんが、しかしPSPでわざわざそれを見ようと思う人が果たして何人いるのか気になるところです(笑)
 
 私も実はiPodのヘビーユーザーで、移動中に音楽やニュースを聴くために手放せない道具となっています。昨夜自宅のパソコンでチェックをしていたら、安倍総理の「ライブ・トーク官邸」は民間が行っているiPod向けの配信サービスの「行政・団体」のジャンルでダウンロードランキング第1位になっていました。他にもブッシュ米大統領やヒラリー上院議員の演説、スノー・ホワイトハウス報道官の記者会見なども配信されていました。政治の世界におけるコミュニケーションスタイルが確実に変化していることを痛感しています。(せこう)
 
 な、なんだってー。
 せこう先生ごめんなさい、やえが悪かったです。
 しかしせこう先生も若いですね。
 移動中と言ってもだいたいお車だと思うんですが、カーステレオでなくてわざわざiPodで音楽を聴かれているのでしょうか。
 こだわってますね(笑)
 でもまぁもしかしたら逆に考えて、自由な時間がある自宅のパソコンでわざわざそんなモノを見るよりも、ビジネスマンであるなら、出勤途中や移動中の電車の中とかのちょっとした隙間時間にそういうモノを見る方が効率的なのかもしれませんね。
 なんだか編集長がせこう先生に変わってから、さらに進化しそうなメルマガです。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、美しい国日本を応援しています。
 

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平成18年11月6日

 人権と人道(上)

 わーい、黒田ばんざーい。
 カープばんざーい。
 後は優勝をねらえるチーム作りをするだけですね。
 黒田の心意気に答えるためにも、ぜひ他の選手達は奮起してもらいたいところです。
 ブラウン監督も、ベースでもなんでも投げてもらって結構ですので、ぜひぜひ優勝を勝ち取って下さい。
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 
 文字も概念も似たような「人権」と「人道」ですが、やえはこの両者は根っこのところで全く別の概念だと思っています。
 
 人権という概念は説明するまでもないと思いますが、簡単に言えば生きるための権利、人間的平等の権利、労働権や教育を受ける権利など、これらをまとめて基本的人権と呼びます。
 そしてこれら基本的人権は人間が生活するためには絶対必要な概念だと考えられています。
 しかし最近日本の中でも人によって少しずつ感じ方が変わってきていているのも事実です。
 それは、これまでの過去十数年の間、日本では人権というモノが場合によっては必要以上にゆがんだ形で使われてしまっていたのが大きな原因でしょう。
 例えば北朝鮮の問題や部落の問題等、それらの全てが過剰な人権振りかざしと言うつもりはありませんが、しかし人権を盾にして自らの利益を不当に得てきたというのも動かしようのない事実です。
 北朝鮮、というか朝鮮半島の国に対して文句を言うだけで「差別だ」と言われていた時代が過去ありましたが、そういう過剰な空気こそが拉致問題を起こしたと言っても、あながち過言ではないとやえは思っています。
 そして、そんな「人権過保護」に対して、最近反発する意見も聞かれるようになりました。
 中にはそれが過ぎて人権という言葉時代に過剰反応する人も少なくありません。
 
 それらは保守思想が一般的にも最近浸透してきたというのも大きな理由でしょう。
 元々社会主義には、弱者という立場を無くし、全ての人が平等になろうという考え方が根本的に存在していますので、そこから派生した日本の左翼思想は「弱者救済」という思想が根底にはあり、よって朝鮮や部落など一見弱者に見える人たちに対して、左翼思想は熱心に救済しようと左翼思想は考えます。
 先ほどの例で言っても、朝鮮系や部落系の人権問題に熱心なのは左翼系な人たちです。
 しかしそんな左翼思想にうんざりした人、いきすぎた人権運動に嫌気が差した人などがここ数年でかなり増えてきているというのも事実です。
 最近はそれが反左翼的に保守思想と相まってきて、大きな反発・反動になっています。
 そしてもう一点、保守思想という点において、人権という概念を受け入れられない大きな理由があります。
 
 人権という概念は所詮外国産輸入物であり、日本固有の概念ではないので日本人には馴染まない、という点です。
 
 輸入物だからダメと切って捨てたのではそれはただの反動主義ですが、重要なのは「日本人に馴染まない」という部分です。
 なぜ人権が日本に馴染まないかと言えば、そもそも人権は先ほども言いましたようにこれは輸入物であり、もともと主にヨーロッパのあたりの人たちによって生み出された概念であるからであり、そのバックボーンはキリスト教(ユダヤ教、イスラム教)にあるからです。
 
 一神教であるキリスト教という宗教は、絶対なる唯一神と人間との間に契約を交わし、その契約を忠実に守るコトによって人間は幸せに生きていける、また死後も約束されると考えられています。
 わかりやすい例で言えば、モーゼの十戒です。
 神がモーゼという預言者を介し、人間に戒律を定めて契約を交わせばその人間は最終的には救われるというのがモーゼの十戒です。
 このように、キリスト教などの唯一神圏の人間は、唯一神という絶対的な存在と一対一で契約を交わし、それを履行するという形によって、社会として規範されているのです。
 そしてその絶対的な存在との契約という形が、人権という概念を形作っているワケなのです。
 生まれながらにして人間が有するというあまりにも漠然的な絶対の存在から一方的に与えられ、同時に人間は理屈抜きにこれを遵守し履行する義務があるという考え方が人権であり、それは唯一神との契約の形と全く同じなワケで、根底の考え方は両者は同じなのです。
 
 しかし日本このような一神教の宗教観を持っていません。
 日本の宗教観は、多くの神々が自然とともに人間と共存しているというおおらかな考え方です。
 日本神話を見てもキリスト教などの聖書と比べるととんでもなく日本の神様は人間くさい行動をしていますし、木や岩にしめ縄をしめるのもそこに神様がいると信じているからですし、実在した人間が神になることさえ日本ではありえるなど、日本の宗教観は多種多様、固定概念にとらわれない、神も自然も人間もとても近い場所に共存している、とてもおおらかな宗教なのです。
 日本人にはこういうバックボーンを持っていますから、絶対神という上の存在から契約を下されるという形にはどうしても馴染まないのです。
 人権という概念は「生まれながらにして得られる」という絶対的なモノであり、権利と義務が否応なしに突きつけられる形ですから、唯一神の文化の人は神との契約と同じようにすぐに理解できるのでしょうけど、日本人にしてみれば「なぜ?」という疑問がとうしても生まれてしまうワケです。
 
 ここに、日本の保守思想の中の反人権的な考え方の土壌が出来るワケです。
 日本の保守思想とは日本の伝統と文化を大切にする考え方ですから、日本人らしい感覚も大切にするワケで、「生まれながらにして得る」という超常的な権利というモノを保守思想は受け入れられずに、結果的に人権というモノに対しては反発をするのです。
 
 基本的にはやえもそうです。
 「生まれながらにしての人権」というモノには違和感しか覚えません。
 そんなモノ存在しなくても人間は生きていけます。
 少なくとも日本人は過去2000年以上そうやって生きてきたのです。
 今さら人権と言われてもピンと来ないのは当然だと言えてしまうと思っています。
 ただ、日本の憲法に定められているだけの人権という法律上の権利は、他の法と同じように遵守する必要はあると思っています。
 もちろんそれは憲法があった上での話でしか無く、扱いは他の法律と全く同じで、それ以上も以下もありませんが。
 
 
 (つづく)

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平成18年11月8日

 人権と人道(下)

 最近の民主党は、いつにも増して全力疾走で国民から離れていっているようにしか思えません。
 まぁ、当人達がそれでいいならいいんですけどね・・・。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 先日の続きです。
 
 
 
 「人道」はどうでしょうか。
 これは、やえはとても日本人らしい発想だと思っています。
 「人道」と言うと最近あまり響きがよくないのですから言い直しますと、つまり「人の道」です。
 日本では「法は犯したけど、人の道には背かなかった」と言えば、これは美談となります。
 
 では、人道と人権とは何が違うのでしょうか。
 やえは、守るべき規約を他人に与えられているか、それとも自分に課しているか、の違いだと思っています。
 
 先ほども言いましたように、人権とは他者から言わば押しつけられている義務です。
 神という絶対の存在から押しつけられた契約のように、人権は上から一方的に人を縛る法です。
 しかし人道は違います。
 人道とは、他者から与えられる義務ではなく、自分が自分を縛って律する道なのです。
 
 武士道と呼ばれるモノがこれにとても近いと言えるでしょう。
 主君に命令されるから仕えるのではなく、臣としてあるべき姿を自ら追い求めるといった、「君、君たらずとも、臣、臣たるべし」という言葉に表れてるように、武士道は自ら自分の規律を定め自分で守っていく考え方です。
 それは切腹という、日本にしかない文化にも見て取れます。
 武士が切腹する場合というのは、そういう「道」に背いた場合に行う行為であり、それは自分の腹を自分で切る、自らを律するという意味があります。
 一方、自分の意志とは関係ない打ち首の場合というのは、多くは他者が作った法を犯したり、また他者と戦って敗れた場合であり、そこには必ず他者が存在するワケで、自らを律するという行為ではないワケです。
 つまり人の道、武士の道はというのは自分の中で始まり終わる自己解決の規約であって、ですからそれに背いた場合も自らの手で責任を取るのです。
 
 同時に、人の道とは他人の中の自分という意識が作った考え方です。
 唯一神は神という他人から与えられる規範であると同時に、契約の間だけで見れば第三者は存在せず二者の間だけで契約は完了しますが、しかし日本の場合はむしろ第三者が存在するコトによって人の道を規範しているのです。
 日本神話の神も、人間より大きな力は持ちますが、しかしそれは絶対的なモノではなく、やはり神同士、または神と人間との間の距離によって自分が行動する規範を自分で作ってるワケです。
 つまり唯一神との契約は「自分とあなた」という二人称で終わる厳格な世界の契約ですが、日本の場合は三人称があるからこそ多様な考え方を容認するおおらかな考え方と言えるのです。
 他人がどう自分を見るか、それは「恥の文化」と呼ばれるコトもありますが、日本は第三者が存在するからこそ自らを律するんですね。
 一方唯一神との契約というのは、三者がどう思おうが神との契約さえ守っていれば何をしてもいいという考え方になるワケです。
 このように日本人は、様々な多様な他者を認識しているからこそ、その中から自分で自分の規範を見つけるのです。
 それが「人の道」なのです。
 
 
 「人道」などと言うと、保守では東京裁判などの「人道への罪」という言葉を思いだすかもしれませんが、あれは日本的に「人の道」とは全く別の存在です。
 人の道とは、他人から強制されるモノではありません。
 人の道に背いた場合、それは他人から断罪されるモノではなく、自分で律するモノです。
 むしろ「人道への罪」の「人道」は「人権」に近いと言えるでしょう。
 
 
 近年の日本は、この人の道を忘れてしまっている気がします。
 人権ばかりが大きく言われ、絶対的な存在から罰を与えられるコトによってしか規範を作れなくなってしまっています。
 しかしそれは実は日本人の気質にはそぐわない方法なのです。
 本来日本人は自分の中で自問自答し自らを律する心と力を持っていました。
 今日本は様々な意味で規律が乱れてしまっていますが、やえはそれは日本人的な方法論でないのであまり上手くいってないんだと思います。
 絶対的な他者に全てを委ねるという方法はとても簡単な方法です。
 安易な方法です。
 しかし日本人はそのような安易な方法を超えて、自らを律する力を持っていたのですから、そうあるべきようまた努力していくべきなのではないでしょうか。
 日本人が日本人として最もあるべき姿は、そうした人の道を追求するところにあるとやえは思います。
 
 自分を律するというコトはやろうと思っても出来るモノではありません。
 しかし日本人はそれができる民族なのですから、これを大切にすべきだと、実践していくべきだと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、人の道を応援しています。
 

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平成18年11月13日

 雑記

 今日は徒然といくつか書いていきたいと思います。
 
 まず、先日書きました「人権と人道」ですが、思ってたより反応をたくさんいただきまして、とてもうれしく思っています。
 サイト更新の法則で「自信のある日よりも、そうでもない時の方が反応が多い」というのがあるんですが、幸いにも今回はそうなりませんでした。
 あの更新は久しぶりだと思われるぐらいの、「思想」のお話です。
 最近当サイトでは政治色が強くなって、それはまぁやえが永田町界隈のお話をそれなりに仕入れやすいというのがあって、さらに時事ネタの方が更新しやすいというのもありまして、いつの間にか政治なお話が当サイトでも多くなってしまっているのですが、でもやえの本分は思想家ですから、ああいうお話をこれからもどんどんしていきたいと思っています。
 そしてそういうお話に対して多くの方から反応を戴きましたコトは、とてもうれしいく思っています。
 
 政治と思想は、実は全然別物であるんですが、しかし最近これを混同してしまっている人がとても多くて、うーんと唸ってしまいます。
 政治に過度の思想や理想を持ち込むと、下手をすると最悪の事態になりかねないですが、ここは慎重になってもらいたいなぁと思っています。
 またこの辺については詳しく書きますね。
 
 
 
 次に、前回のメルマガレビューなんですが、やえは完全に勘違いしていました。
 コメント欄でツッコミをもらいました。
 
 >民族衣装は、開催国のを着るのであって自国の物を持って行くのでは無かった様な気がするのですが。去年、小泉さんが銀色っぽい、韓国の民族衣装「トゥルマギ」(名前は調べた)を着て記念写真を撮っていた記憶が有ります。
 >銀色っぽい、韓国の民族衣装これですね
 
 なるほど、そういうコトだったんですか。
 というコトは、今度は安倍さんがベトナムの民族衣装を着られるというワケですね。
 こういう取り組みはいいですね。
 やはり衣装というモノは、その民族の象徴であり、歴史や文化か凝縮したモノですから、これは未来永劫大切にしていきたいモノです。
 やえは着物をいつも着ていますが(笑)
 
 それからスクランブルも、そういうコトだったんですね。
 しかしこれ、日本って不審船やら不信飛行機やら、意外と多いと言えるのかもしれません。
 ならず者国家が多いですねぇ。
 
 ツッコミありがとうございまーす。
 
 
 
 一行の方で、自衛隊の既存装備に攻撃用装備を付けられないのかという話が出ていたみたいですが、これはもうちょっと複雑な事情があります。
 複雑というほどのコトでもないんですが、装備ひとつ増やすだけでもそれは大変な労力がかかるのです。
 まず、予算を計上しなければなりません。
 そして防衛庁がその予算を組み、それを内閣府や財務省、そして自民党の先生方に説明をします。
 しかし、日本は軍事に関する教育が全くなされていませんので、ズブの素人に軍事と軍備のコトについて説明しなければなりません。
 まずここにひとつの関門があります。
 
 次に、予算が計上されれば実際のその装備を作るか、もしくは買うコトになるでしょうが、これは言うまでもなく、作るのであれば時間がかかります。
 買う場合でも、こういうのは受注生産でしょうから、やはり出来上がるまで時間がかかります。
 
 さらに、装備が完成したからといって、すぐに実戦配備できるというワケではありません。
 むしろここが一番重要と言えると思うのですが、その装備を使いこなすためにノウハウを身につけなければなりません。
 つまり自衛隊員に訓練を施さなければならないワケです。
 これはどうやっても時間がかかります。
 というか時間をかけるしかノウハウを身につけるすべはありません。
 まして今の自衛隊員は敵地を攻撃する訓練を一切受けていませんから、武器の扱いだけでなく、戦略レベルでの組み直しや訓練をはじめなければならないハズです。
 
 これらのコトを考えれば、仮に憲法のコトを考えずに攻撃能力がある装備を持てるようになったとしても、1年そこれらで実戦配備できるようにはならないのです。
 ただ、どっちにしましても、やはり憲法を改正しないコトにはなんにもならないですから、こういう事情もあわせて、なるだけ早く憲法を改正し、戦争が出来る普通の国に日本はならないければならないのです。
 相手が攻めてきたー、防衛しつつ憲法改正だー、よしすぐに反撃だー、というワケにはいかないのですから。
 
 
 
 では、最後にこのニュースを紹介して終わりたいと思います。

 台湾の本土との再統一は果たすべき義務=胡錦濤・中国国家主席
 
 胡錦濤・国家主席は12日、孫文の生誕140周年記念で約3000人の聴衆を前に講演し、台湾を本土と平和的に再統一することは果たさなければならない義務だと述べた。
 胡国家主席は、台湾でのいかなる分離独立の動きにも断固反対するとし、中国は「完全な再統一を国家の根本的な利益かつ国民が果たすべき義務と認識すべきだ」と語った。

 えーと、なんて言いましょうか、この記事というか胡錦涛さんの話の内容と言うか、全てが間違い過ぎて、どこを突っ込んだらいいのか分からないぐらいです。
 とりあえず、確かやえの記憶が正しければ、中華人民共和国が台湾を統治したコトがないハズですから、「再統一」という言葉は適切ではありません。
 これはもう完全なウソですね。
 中国は、こうやって台湾がもともと自分のモノだったと歴史をねつ造して、ウソをついて、既成事実にしようとしているワケです。
 中国が好き嫌いとかそういうのは全く抜きにしたとしても、こういう嘘八百の態度は許されるモノではないでしょう。
 よく歴史を知らない日本人とかがこの記事を読むと、どう考えても台湾が中国から分離して独立したがっているとしか思えませんが、これは事実として全くのデタラメです。
 マスコミは普段歴史のねつ造とやらに熱心のハズですが、だったらこの場合でも「しかし中国が台湾を実質支配した事実はない」ぐらいの一文をつけるべきでしょう。
 普段は余計な一言をよくつけるくせに、所詮その辺がマスコミでしかないと言わざるを得ないところです。
 

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平成18年11月15日

 ポスティングシステムという制度と

 西部の松坂投手が、アメリカ大リーグのボストンに移籍するコトになりそうですね。
 松坂さんにとっては小さい頃からの夢が叶うというコトで、本当におめでとうございます。
 向こうでの活躍も期待しています。
 やえも応援しています。
 
 ところでこのポスティングシステムという制度、やえはそんなに詳しくないのですが、一言で言うとこれはせりとかオークションと基本的性質は同じですよね。
 『さあ松坂投手が欲しい人は、いくらで買うか金額を提示してください、一番金額が大きかった人に落札です』
 これはまぎれもなくせりです。
 これを見方を変えてみると、せりを人間に対して行うのですから、人身売買と呼べるシロモノになってしまいます。
 人身売買と言うとものすごく犯罪くさくて、人権にも関わる重大な問題ですよね。
 でも「この制度は人身売買だ人権無視だうきー」とか言う人はいません。
 なぜでしょうか。
 
 それは松坂さん本人が望んでいるからです。
 
 こんなコト言うまでもないですが、これはとても大切なポイントです。
 なぜ中世の時代の特に欧米で行われていた人身売買や奴隷制度が悪なのかと言えば、奴隷本人の意思を完全に無視しているからです。
 その人は決してその仕事に就きたくない、その人に買われたくない、売買自体もされたくないと思っているのにも関わらず、その意思を全く無視して他人が強制的に売買し奴隷とするからこそ、これらの制度は今では悪とされているのです。
 一方松坂さんは、自分の所属について他人の手によってお金の売買によって委ねられているワケですが、それを松坂さんは自らの望んでいるので、全く問題はないワケですね。
 本人がそれを望んでいるか否か、ここが一番の判断ポイントであり、つまり制度そのものに対しては悪かどうかを判断するコトは出来ないのです。
 
 しかし残念ながら今の世の中には、見た目だけの表面だけの制度だけを見てそれを悪だと断罪する風潮が存在します。
 最も分かりやすいのは、売春でしょう。
 特に、いわゆる従軍慰安婦と呼ばれる事象に対しては、理性を失う人がとても多いと言わざるを得ません。
 
 歴史的事実として、日本軍が進駐している近くに慰安所が設立されたというのは、これは紛れもない事実です。
 確かに、兵隊さん相手に春を売るコトを生業にした人と、その施設があったコトは否定できない事実です。
 しかし、ただそれだけの事実を持って、それが全て悪だとは決して言えません。
 この問題を取り扱う人の中には、理性をかなぐり捨てて「売春婦=奴隷」と単純な方程式を作ってしまう人がいますが、それはあまりにも浅はかすぎる考えでしかありません。
 どうなんと言おうとも、これは事実として、日本軍(当然日本以外の軍隊にもいたでしょう)に付き添うようにして移動していった慰安所と慰安婦達は、もちろんその生い立ちや慰安婦になった経緯は様々なモノがあって決して自分が理想としていた人生では無かったかもしれませんが、それでも最後は慰安婦としての道を自分の意思で決めた人たちなのです。
 決して日本軍が奴隷のように強制的に、それこそ監禁でもして従軍させていたワケでは全く無いのです。
 少なくともその証拠は一切出てきていません。
 
 今を生きる人たちだって、決して今の仕事を理想としていてそれが100%叶ったという人はなかなか少ないのではないでしょうか。
 松坂投手は子供の頃の夢を本当に体現した希有なケースと言えるでしょうが、しかしこういう人だけのみが自由に職業を選択した人間だとは言えませんよね。
 多くの人は、人によって様々な事情があって、今の仕事をされているワケです。
 それが現実であり、それも自分の意思によって選択した結果なのです。
 監禁されてまで仕事を強制されているならまだしも、そうでないのなら、そこには必ず自分の意思があり、それが存在するのであれば、それを悪いとかどうとか他人が言えるモノでは無いのです。
 
 今回はたまたま慰安婦の問題を例に挙げましたが、他にも制度だけを見て、表面だけを見て、それら全てを否定してしまっているコトはないでしょうか。
 結論を出す前によくよく考えてもらいたいと思います。
 

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