今話題のタミフルの話です。
やえのまわりでも何人かインフルエンザにかかったという人がいまして、そのウチの何人かはタミフルを処方されていました。
冗談半分で「飛び降りないでね」なんて言ってますが、幸いなコトに、やえのまわりでは飛び降りた人はいません。
ところで、この話題は連日テレビ等でよく報道されているところですが、最近はどうもその報道の仕方が偏っているようにやえは思います。
最近の関心は、厚生労働省の対応ばかりを伝えていて、例えば、タミフルとの因果関係や使用する上での注意への対応が二転三転しているとか、転落事故を公開してなかったとか、役人が製薬会社からお金をもらっていたとか、そういうコトがこの件の報道の大半になってしまっていますが、果たしてそれは正しい報道と言えるのか、やえには疑問なのです。
これはテレビでもたまに言われているコトなんですが、実はインフルエンザにかかった患者が異常行動をするのは、タミフルが日本に出回る前から見られたコトなんだそうです。
一部報道によって国民の中でも「タミフル=悪」と決定づけてしまっている人が多いんですが、しかし本当にイコールで結んでいいのかというのは、やはりまだハッキリと言えないのです。
そして今日、このような記事が出ました。
インフルエンザ14歳男子、タミフル服用せず飛び降り
西日本で先週末、インフルエンザにかかった男子(14)が、自宅2階から飛び降り、足を骨折していたことがわかった。タミフルは服用していなかった。
主治医によると、この男子は15日、38度の熱があり、翌日いったん熱が下がったものの、17日未明に自宅2階から飛び降りたとみられ、玄関先で倒れているところを発見された。
病院搬送時に熱があり、検査でB型インフルエンザに感染していたことがわかった。男子は「夢の中で何かに追われ、飛び降りた」と話しているという。
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これでますますタミフルと飛び降りとの因果関係が分からなくなったと言わざるを得ません。
もちろんこの件が出てきたからといって、因果関係が全くないとも言い切れません。
もしかしたら、もともと最近のインフルエンザには異常行動が伴うなにかがあってその上でタミフルの中にその異常行動をさらに増幅させる成分が含まれている、という可能性もあるからです。
ですから、厚生労働省や関係者の方には、しっかりとその辺の分析をしてもらいたいと思います。
しかし、国民ももっと冷静になるべきです。
そしてマスコミは、本当に大切な報道をすべきです。
国民にとって今一番大切なコトは、インフルエンザにかかってしまった時にどうすう行動をとるべきかというコトです。
そしてそれには正しい情報が必要です。
いまマスコミは厚労省に対して、なぜ飛び降りの事例を公表しないのかと血気盛んに責め立てていますが、ここで飛び降りだけを扱うコト自体が本来不自然なハズです。
おそらく現在まで日本全国には、飛び降り以外の異常行動を起こしたインフルエンザ患者は、報道されていないだけでたくさんいるハズであり、そしてそれはタミフルを飲んでいる飲んでいないに限らず存在するハズですから、本来はそここそをマスコミは報道すべきなのです。
そしてそれを見た国民が、まずタミフルを飲んだだけでは死亡するワケではなくて、異常行動の結果死に至る場があるというコトを知り、そしてそれはタミフルを飲まなくてもそうなる可能性もあるという事実も知るべきで、そう知れば、ではインフルエンザにかかった場合どうすればいいか、自ずと理解できるハズでしょう。
特に小さい子供は、インフルエンザにかかったらタミフルを飲む飲まないに関わらず、異常行動しても大丈夫なように目を離さないコトです。
そうすれば、仮にタミフルを飲んでいたとしても、死亡するまでにはいかないのですから。
薬害だとか、省庁の不祥事だとか、そういうセンセーショナルな話題を追おうとばかりしてしまい、また国民もそればかりに目がいってしまい、鬼の首を取るコトばかり考えてしまい、結局一番大切なコトが出来ずにいます。
なぜタミフルが出回る前から異常行動があったコトが判明していたのに、飛び降りとタミフルが関連づけられて報道されたのか分かりませんが、もしタミフルが出回る前から異常行動があったコトを報道していれば、もっと被害は少なくおさえられていたのではないでしょうか。
マスコミはもっと事実を事実として報道すべきです。
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