☆やえニュース☆

 イラクとフセインと国民犯罪を犯したければ警官に安倍メルマガレビューいま必要な報道はタミフル・厚労省叩きか?

平成19年3月19日

 イラクとフセインと国民

 今日の記事はこちらです。
 

 半数が「生活良くなった」=フセイン時代より「今」選ぶ−イラク世論調査
 
 イラク開戦4周年を前に、同国国民の半数がフセイン政権時代より今の方が生活が良くなったと考えていることを示す世論調査結果が18日までに公表された。
 英世論調査機関オピニオン・リサーチ・ビジネスが2月にイラク全土の国民を対象に行った調査によると、フセイン政権時代の生活の方が良かったとの回答は26%にとどまり、現マリキ政権下の方が良いとの回答が49%に達した。

 このニュースを見て、いろんな人がいろんなコトを思うコトでしょう。
 日本の中では戦争に対してマイナスイメージばかりが先行しますので、「なんで前よりよかったと思うのか信じられない」とか「本当にこの調査は正しいのか」とか「アメリカや戦争に賛成したイギリス政府の陰謀じゃないのか」とか思う人も多いようです。
 というか、戦争をはじめたアメリカに利するような報道は全てシャットアウトしてしまって、自衛隊の活動すら否定してしまう人も少なくないようです。
 
 しかしやえはこの調査は信頼できるモノと思っています。
 理由は簡単です。
 イラクの事情を知っていれば、この結果は簡単に予想できるからです。
 
 知らなくても調べればすぐに分かります。
 こちらのウィキペディアのイラクのページをご覧下さい
 特に注目すべき点はここです。

 イスラム教徒が国民の95%を占め、次いでキリスト教4%、マンダ教である。歴史的にはユダヤ教徒も存在したが、現在は数百人以下だとされている。住民の分布と宗教の分布には強い関係がある。イスラム教徒の最大派はアラブ人シーア派の50%。アラブ人スンナ派の25%、クルド人スンナ派の20%が続く。キリスト教(カトリック、東方正教会、アッシリア正教会等)はアッシリア人と少数民族に限られている。

 イラクの95%を占めるイスラム教の中でも、主にシーア派とスンナ派に分かれているというのはイラクが世界的に注目を浴びた時によく知られたコトですが、その分布は、シーア派50%・スンナ派20%となっています。
 では最初の記事にもどってください。
 この数字、どこかに出てきませんでしたでしょうか。
 そうです、記事にある「現政権の方が良かった49%」と、「フセイン時代の方が良かった26%」という数字が、ほぼそのまま「シーア派:スンニ派」に当てはまってしまうんですね。
 
 そして重要なのが、フセイン元イラク大統領がスンニ派だったという事実と、シーア派には強硬な姿勢をとり続けたという事実です
 
 フセイン元大統領がとった政策については、特に内政についてはやえはどうこう言うつもりはありません。
 混沌としたイラク国内をまとめるためには絶対的な独裁体制を取るしかなかったという意見を否定するつもりはありませんし、またフセイン元大統領はイスラム社会の中では比較的かなり近代的な政策を採ったというのもその通りだと思います。
 そしてその手法が度を超して、クルド人を虐殺したり、金日成並みの個人崇拝をフセイン元大統領が押し進めたのも事実です。
 よって、それについてどうこう言うつもりはやえはありませんが、結局最初の記事が示しているのは、未だにイラクは宗教対立(宗派対立)があって、フセイン時代にはシーア派は低い扱いを受けていて、それが解放されたというコトが統計からも取れたというだけのコトです。
 
 まぁこれを民主主義の価値観の元で言えば、不当な弾圧だったと言えるでしょう。
 なにしろ過半数近く支持を集めているシーア派を押しのけて、少数であるスンニ派が権力を欲しいままにしているのですから、明らかに不当な弾圧です。
 例えば多数の自民党ではなく少数の民主党が武力によって政治を奪い取っているようなモノですよね。
 ですから、少数が多数を弾圧するのは良くないという価値観で見るなら、いまのイラクは昔に比べれば格段に正常になったと言えるコトが出来るでしょう。
 しかしそれが良かったのかどうかは、日本人のやえとしてはそれを断ずる立場に無いと思いますし、必要も無いと思います。
 ただ、事実を事実として淡々と受け止めるぐらいの話です。
 
 取り上げといてなんですが、あまりこれ以上はコメントするところもない記事なんです。
 今まで弾圧されていた人がそのまま現政権の方が良いと言うのはごくごく当たり前のコトですから、別に不思議でも何でもない普通の記事です。
 ですから、これがひどい記事だとか、アメリカの陰謀とか言って、自分が気にくわないモノは何でも叩けばいいというモノでもないというコトです。
 

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平成19年3月20日

 犯罪を犯したければ警官に

 今日はちょっと短めに。
 本来これはあまおちさんのネタなんでしょうけどね。

 取り調べ中ひざげり、肋骨折る=警部補を書類送検−山口県警
 
 山口県警小郡署刑事課の男性警部補(56)が、拘置中だった容疑者の50代男性を取り調べ中、ひざげりして肋骨(ろっこつ)を折る2カ月の重傷を負わせたとして、県警は20日、特別公務員暴行陵虐致傷容疑で書類送検するとともに、減給100分の10(3カ月)の懲戒処分にした。
 県警監察官室によると、警部補は昨年10月15日、同署の取調室でいすに座っていた男性の左胸をひざげりしたほか、足首をけったり上着の襟を引っ張ったりした。「あいまいな供述を繰り返すのでかっとした」と話しているという。

 もうどこから突っ込めばいいのか分からない記事なんですが、まず、犯罪を犯した犯罪者、まぁまだ容疑者と言うべきですが、この場合実名報道をすべきところだと思うのですが、なぜ匿名報道をしているのでしょうか。
 これはマスコミが意図的にしたのか、それとも警察が発表しなかったのか分かりませんが、後者ならあまりにも自分勝手な話としか言いようがないでしょう。
 こういう体質がいつまでたっても犯罪の減らない原因になっているコトに、なんで警察は気づかないのでしょうか。
 
 また、こんな大事件を起こしておいて書類送検というところも、さすが警察としか言いようがありません。
 明かな暴行であるのですから、その場で即刻逮捕のハズなんですが、なんでそこでわざわざ釈放してしまうのでしょうか。
 警官だからという理由だけで信用してしまうのでしたら、いままでの数多くの警官による犯罪はなんなのか説明がつきません。
 逃走する可能性だって考えられますし、決して微罪ではないコトも考えれば、ちょっと書類送検という措置は常識から逸脱しているとしか言いようがありません。
 
 さらに、減給処分というのもすごいです。
 最近、飲酒運転、事故をしたワケでもなくただ飲酒運転をしただけでもクビになるというご時世において、全治二ヶ月もの大けがを負わせておいて、しかもいすに座っている相手にひざげりという100%故意に、下手したら死んでしまうかもしれない大けがを負わせておいて、たった減給だけで終わらせられるという思考回路が理解できません。
 これは普通にクビではないのでしょうか。
 
 あと、「100分の10」って、「1/10」じゃないんですか?
 1/10でも小さいとは思いませんが(事件の大きさからしたら十分小さいですが)、わざわざ10/100なんて発表するコトが、なにやら変な意図があるんじゃないかと、ますます不信感を増大させてしまいます。
 
 これはやえの想像なんですが、この事件は骨折という大けがに発展してしまったためにやっと報道されたんじゃないかと思ってしまいます。
 つまり、「足首をけったり上着の襟を引っ張ったりした」ぐらいでは報道されず、日常的に行われていた可能性が高いのではないかと思うのです。
 いくら相手が容疑者であったとしても、だからといって警官が暴力をふるっていいコトには全くなりません。
 罪人に罰を与えるのはあくまで法であり、それを決定するのは裁判所です。
 ましてこの段階では、罪も罰も確定してない容疑者の段階でしかありません。
 この犯罪警官は「供述があいまいだから」という理由で暴力を働いていますが、別に警官に正しい供述をしなければならない義務は誰にもないワケで、その結果裁判に不利になるかもしれませんがそれは被告の勝手でしかないワケで、あいまいな供述しか取れなかったのはただ単にその警官の警官としての能力が劣っているだけでしかないのです。
 警官は供述をとるのが仕事なのですから、それは成績が上がらないからという理由で営業先で暴れる営業マンみたいなもんです。
 ただの癇癪バカですね。
 そんな完全な個人的な理由で暴力をふるっていい理由にはなりませんし、日本が法治国家である以上決して許されない行為なのです。
 
 まぁ他の警官がどうだったのかというのは、これだけの情報だけでは分かりませんが、ここは自らの襟を正し国民の範となるためにも、検察は率先して最大の7年の実刑にすべく動くべきだと思います。
 でなければ、犯罪を犯しても軽い処分で済む警官になれと、警察自ら言っているようなもんでしょう。
 

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平成19年3月22日

 安倍メルマガレビュー

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       安倍内閣メールマガジン(第22号 2007/03/22)
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 [こんにちは、安倍晋三です]
 ● 勇とは義しき事をなすことなり
 こんにちは、安倍晋三です。
 
 卒業式のシーズンです。たくましく成長して巣立っていくお子さんたちの姿を見るご家族の方々の感慨はひとしおでしょう。
 18日、防衛大学校の卒業式が行われました。内閣総理大臣として初めて、かつ、防衛省になってから初めての卒業式です。国の安全を守るために働くことを決意した防大生。希望に燃えて目を輝かせている彼らの前に立ったときは、特別の感慨をおぼえました。
 
 こんにちは、安倍さん。
 場合によっては東大よりも難しいと言われる防衛大学を卒業された、まさに日本のエリート達の第一歩ですね。
 時には海外に派遣され、もしかしたら日本を攻撃する外敵から命を張って戦ってくださる方々です。
 近年の情勢からも、ますます彼らにかかる期待は大きくなっていくと言えるでしょう。
 ところで勝手な想像なんですが、自衛隊の方々には安倍さんは人気が高い気がするんですけど、どうなんでしょうか。
 
 第二次世界大戦を戦ったイギリスのチャーチル首相の回顧録を引きつつ、「思索し、決断する幹部であってほしい」と餞(はなむけ)の言葉を贈りました。「諸君が将来直面するであろう危機に臨んでは、右と左を足して二で割るような結論が、状況に真に適合したものとはならない。情勢を的確に分析し、自らの信ずるところに従って的確に決断せよ」と。
 
 なんだかカッコイイですね。
 民主主義の社会に於いては「右と左を足して二で割るような結論」を、政治の場では特に文字通りに出さざるを得ない部分があるワケで、しかし決してみんなの意見の真ん中が正しいというコトにはならないのが現実ですから、判断が国の存亡に直結する自衛隊の方々には、そういうコトを抜きにして最後は自分の信じる道を決断してほしいと思います。
 
 昭和35年、当時の首相、私の祖父である岸信介は、多くの反対を受ける中で、日米安保条約の改定を貫きました。自分が進む、この道に間違いはないという信念、たとえ多くが反対しようとも、日本と国民を守るという断固たる使命感があったからこそ、これを実現できたのだと思います。
 
 政治家もその時になれば決断しなければならないコトもあります。
 安保の例もそうですし、他には例えば消費税の件についてもそうです。
 今ではどちらも日本にとって不可欠な存在ですが、当時は国民の大反対があり、そしてそれについては国民もマスコミも反省などはしないワケで、やはり政治家は大変です。
 正しいコトをしても、職を失うかもしれないんですからね。
 
 国民の生命、身体、財産を守ること。そして、世界の平和と安定に貢献すること。これは内閣総理大臣としての究極の責務だと自覚しています。我々のまわりには、北朝鮮による拉致問題、核開発、弾道ミサイルの発射を始め、地域紛争、大量破壊兵器の拡散といった現実があります。私たちは、不透明、不確実な時代を生きています。
 こうした不確実な時代に対応した安全保障のありかたを常に考えていかなければなりません。
 
 冷戦体制が崩壊し、湾岸戦争を経験して、日本はようやくそれまでの一国平和主義=無責任体制のままではいけないと気付きました。
 日本は経済大国であり、大きな期待と責任を本当は背負っている存在です。
 これからますます日本とその総理大臣は、もっと大きな視点を持たなければならいのです。
 
 これに先立って、13日には、オーストラリアのハワード首相と安全保障協力に関する共同宣言に署名しました。オーストラリアは、イラクの復興支援、テロとの闘いなどの課題で、ともに協力してきたアジア太平洋のパートナーであり、経済はもとより、安全保障の上でも、極めて重要な国です。
 日米同盟を基本とし、これを更に強めていく一方で、自由、民主主義、基本的な人権、法の支配といった基本的な価値を共有する国々との信頼関係を深めていくことも私の重要な仕事です。
 
 この前更新したあのお話ですね。
 詳しくはそちらをお読みいただければと思いますが、この共同宣言は未来の日本にとってとても大きな一歩になると思います。
 
 「勇とは義(ただ)しき事をなすことなり」
 新渡戸稲造の「武士道」にある言葉です。防衛大学校の卒業生に私の挨拶の結びとして贈ったこの言葉は、国の舵取りをつかさどるものとして、私自身の教訓と考えています。(晋)
 
 政治家も自衛隊も、ギリギリのところで自分の判断が求められる職業です。
 そして日本の行く末にも直接影響する共通点もあります。
 暴威大学をご卒業の皆様、どうぞこれからの日本をよろしくお願いいたします。
 
 
 
 [お答えします]
 編集部注)メールマガジンや官邸HPに現在色々な質問が寄せられています。各府省庁で行政を担当している副大臣・政務官がそれらの質問に回答いたします。
 
 ●質問
 「地方では、財政難の自治体が多いと思いますが夕張市のように財政再建団体には国はどのように対応されるのでしょうか。」
 
 ●回答 (総務大臣政務官 土屋正忠)
 総務大臣政務官の土屋です。
 私は武蔵野市長として長く市の運営にたずさわっておりましたし、かねてより夕張市の実情を確かめたいと思っていましたが、1月21日に訪問することができました。特に財政再建において課題となる施設を視察したり、主要幹線から奥に入った集落の端までできる限り足を伸ばし、地域の実態や市民の皆様の暮らしぶりを理解することに心がけました。その上で、夕張市の財政再建の検討にあたっては、未来を担う子どもたちや長年ご苦労された先輩方が安心して暮らせるよう対応したいと考えました。
 
 もともと知名度はメロンのおかげで高かった夕張市も、今度はあまり良くない意味で全国的に注目されてしまっています。
 確かに、いきなり自分が暮らしている市や町や村が「破綻しました」なんて言うとビックリしちゃいますよね。
 で、実際のところどうなんでしょうか。
 
 夕張市の平成18年度の実質収支比率(赤字比率)は、マイナス800%を超えるという、他の団体とはかけ離れた数値(2番目に高い団体の比率は15.6%)になる見込みであるなど、他に類例を見ない厳しい状況にあります。夕張市では、多額の赤字を見えなくする不適正な財務処理を行っていたものであり、極めて特殊なケースです。
 したがって、その他の団体と夕張市とを比較して議論するのは適当ではありませんが、公債費や高齢化の進展等に伴う社会福祉関係費の増加などにより、平成17年度決算では、都道府県で2団体、市町村で26団体が赤字団体となるなど、厳しい状況が続いていることも事実です。
 
 なにかのテレビ番組ではもっと厳しい地方公共団体があるとか言ってましたが、もちろんどのデータを見て判断するかっていうコトはあるんですけど、このデータを見ればやはり夕張だけが特殊であるととった方がいいのかもしれません。
 マスコミは往々にして不安をより煽る方向に扇動しますから、その辺は注意が必要です。
 特に夕張は「不適正な財務処理」を行っていたという特殊事情もあるようですしね。
 もちろん赤字じゃない方がいいに決まってますから、安心するコトも出来ませんが。
 
 総務省としては、これまでも各地方公共団体に対し、自ら財政状況を分析し、事務事業の見直しや歳出全般の効率化を行うとともに、計画的な財政健全化に取り組むよう要請してきていますが、財政が悪化した地方公共団体の再建は、当該団体の責任において、徹底した歳出削減、歳入確保の努力を行うことが必要です。
 
 テレビで夕張市の現状をレポートしていたのを見たコトあるんですが、市役所とかけっこうひどい有様でした。
 建物が古くて汚いっていうのもあるんですが、電気の節約のために暗いんですね。
 あれでは仕事のやる気が出るのかどうかって思っちゃうんですが、これもまぁ仕方のないコトかもしれません。
 なんにも悪くない職員さん達はかわいそうですが、頑張ってください。
 
 今後、国会で御審議をいただくことになりますが、総務省としても地方公共団体の財政健全化に向け、努力してまいりますので、今後とも国民の皆様の御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 
 これは地方に限らず国もそうなんですが、公共団体ですから商売をしているワケではないワケで、赤字を減らそうとしたら売り上げを伸ばすという行為が難しいワケです。
 すなわちそれは税金を上げるというコトですから。
 ですから、基本的には削れる部分を削りまくるしかないワケで、これはけっこうつらいと言わざるを得ません。
 後は滞納者への徹底した取り立てぐらいでしょうか。
 正直、土屋政務官のお答えはかなり抽象的で、具体的にはどうするかよく分からないんですが、具体的にも言えないというのが実情なのかもしれません。
 難しいですねぇ。
 
 
 
 [東奔西走]
 最近安倍総理は自身のことを「漢方薬タイプの総理大臣だ」と表現することがあります。
 小泉前総理のように効き目のはっきりした特効薬ではなく、服用し始めた時には効果がはっきり自覚できないが、長い間服用していると体質全体が良くなっている。そういう意味です。
 日中関係の改善、教育再生への取り組み、日本版NSC、地域再生、成長力底上げ、公務員制度改革等々、安倍総理は国民が解決を期待するテーマに真摯に向き合い、対策を打ち出していくタイプであるといえます。
 ひとつひとつの政策に真剣に取り組み、将来国民が効果を実感できるような成果を残していく。自分のことを「漢方薬」と表現する総理からは、そんな決意が感じられます。(せこう)
 
 最近のせこう先生の文章は、切れ目を入れる部分が難しくて困ってます、ので、今日も全文で1つです(笑)
 で、その例えは言い得て妙ですね。
 せこう先生もおっしゃっているとおり、実は将来の日本にとってかなり大きなテーマである案件をいくつも実現しているのが安倍さんでして、例えば教育基本法の改正はもっと評価されてしかるべき、郵政よりも評価されるべき案件だとやえは思うのですが、なぜか国民の反応はにぶいんですよね。
 この辺、結局国民は政治に対して、エンターテイナーを望んでいるのか、それとも実効性を望んでいるのか、どっちなのかという踏み絵になるんじゃないかと思っていたりします。
 これは小泉さんの時にも言いましたが、大きな案件は、まず手をつけるコトが一番労力のいる作業です。
 一度レールに乗せてしまえば案外すんなりいってしまうコトでも、最初はなかなか大変です。
 それは郵政や道路公団民営化もそうでしたね。
 それを思えば、教育基本法や防衛庁の省格上げなど実行してきた安倍さんは、もっと評価されてしかるべきでしょう。
 小泉さんのようにパフォーマンスを仕掛けなければ評価されないというのは、残念なコトですし、ある意味政治が危険な方向に向かっていると言えなくもありません。
 評価するべきところはしっかりと評価するコトが、政治を良くするのですから、国民も口を出すのであればしっかりと見てほしいと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、美しい国日本を応援しています。
 

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平成19年3月24日

 いま必要な報道はタミフル・厚労省叩きか?

 今話題のタミフルの話です。
 やえのまわりでも何人かインフルエンザにかかったという人がいまして、そのウチの何人かはタミフルを処方されていました。
 冗談半分で「飛び降りないでね」なんて言ってますが、幸いなコトに、やえのまわりでは飛び降りた人はいません。
 
 ところで、この話題は連日テレビ等でよく報道されているところですが、最近はどうもその報道の仕方が偏っているようにやえは思います。
 最近の関心は、厚生労働省の対応ばかりを伝えていて、例えば、タミフルとの因果関係や使用する上での注意への対応が二転三転しているとか、転落事故を公開してなかったとか、役人が製薬会社からお金をもらっていたとか、そういうコトがこの件の報道の大半になってしまっていますが、果たしてそれは正しい報道と言えるのか、やえには疑問なのです。
 
 これはテレビでもたまに言われているコトなんですが、実はインフルエンザにかかった患者が異常行動をするのは、タミフルが日本に出回る前から見られたコトなんだそうです。
 一部報道によって国民の中でも「タミフル=悪」と決定づけてしまっている人が多いんですが、しかし本当にイコールで結んでいいのかというのは、やはりまだハッキリと言えないのです。
 そして今日、このような記事が出ました。

 インフルエンザ14歳男子、タミフル服用せず飛び降り
 
 西日本で先週末、インフルエンザにかかった男子(14)が、自宅2階から飛び降り、足を骨折していたことがわかった。タミフルは服用していなかった。
 主治医によると、この男子は15日、38度の熱があり、翌日いったん熱が下がったものの、17日未明に自宅2階から飛び降りたとみられ、玄関先で倒れているところを発見された。
 病院搬送時に熱があり、検査でB型インフルエンザに感染していたことがわかった。男子は「夢の中で何かに追われ、飛び降りた」と話しているという。

 これでますますタミフルと飛び降りとの因果関係が分からなくなったと言わざるを得ません。
 もちろんこの件が出てきたからといって、因果関係が全くないとも言い切れません。
 もしかしたら、もともと最近のインフルエンザには異常行動が伴うなにかがあってその上でタミフルの中にその異常行動をさらに増幅させる成分が含まれている、という可能性もあるからです。
 ですから、厚生労働省や関係者の方には、しっかりとその辺の分析をしてもらいたいと思います。
 
 しかし、国民ももっと冷静になるべきです。
 そしてマスコミは、本当に大切な報道をすべきです。
 
 国民にとって今一番大切なコトは、インフルエンザにかかってしまった時にどうすう行動をとるべきかというコトです。
 そしてそれには正しい情報が必要です。
 いまマスコミは厚労省に対して、なぜ飛び降りの事例を公表しないのかと血気盛んに責め立てていますが、ここで飛び降りだけを扱うコト自体が本来不自然なハズです。
 おそらく現在まで日本全国には、飛び降り以外の異常行動を起こしたインフルエンザ患者は、報道されていないだけでたくさんいるハズであり、そしてそれはタミフルを飲んでいる飲んでいないに限らず存在するハズですから、本来はそここそをマスコミは報道すべきなのです。
 そしてそれを見た国民が、まずタミフルを飲んだだけでは死亡するワケではなくて、異常行動の結果死に至る場があるというコトを知り、そしてそれはタミフルを飲まなくてもそうなる可能性もあるという事実も知るべきで、そう知れば、ではインフルエンザにかかった場合どうすればいいか、自ずと理解できるハズでしょう。
 特に小さい子供は、インフルエンザにかかったらタミフルを飲む飲まないに関わらず、異常行動しても大丈夫なように目を離さないコトです。
 そうすれば、仮にタミフルを飲んでいたとしても、死亡するまでにはいかないのですから。
 
 薬害だとか、省庁の不祥事だとか、そういうセンセーショナルな話題を追おうとばかりしてしまい、また国民もそればかりに目がいってしまい、鬼の首を取るコトばかり考えてしまい、結局一番大切なコトが出来ずにいます。
 なぜタミフルが出回る前から異常行動があったコトが判明していたのに、飛び降りとタミフルが関連づけられて報道されたのか分かりませんが、もしタミフルが出回る前から異常行動があったコトを報道していれば、もっと被害は少なくおさえられていたのではないでしょうか。
 マスコミはもっと事実を事実として報道すべきです。
 

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