☆やえニュース☆

 解決のためには誰を問うのか問題を解決するために考えようやえニュース3

平成19年6月19日

 解決のためには誰を問うのか

 最近更新が滞ってしまっていてごめんなさいー。
 微妙にいそがしい期になってしまって、でも頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 さて。
 ちょっとですね、今日も年金の問題で申し訳ないのですが、やっぱりこの話題は関心が高いんですね、あるところでこのような趣旨の書き込みがあったのを見かけました。

 安倍さんが1年で年金の問題を解決するというのは、かなり先走りな発言だ。
 今でさえも社会保険庁なんて税金を湯水のように使ってきて、適当に曖昧に事を進めてきた結果がこれなのだから。
 会社だったら倒産。
 長官やおえらいさん達の給料をもっと減らしてくれ。
 私たちは国民の皆様の血税で生きてますって実感なさすぎ。
 上に立つ人は、偉そうな事言ってるけど現場がどれだけ大変か見てみろって。

 ははぁ、一般の人というのは、この問題をこのような目で見ていたんですね。
 やえは全く理解できないのですが、この問題に対してどうしてトップの方の人の責任ばかりを問う風潮があるのでしょうか。
 敢えてこのような言い方をしますが、一体社保庁の長官が何をしたというのでしょうか?
 
 よくよく今回の年金の問題の原因を思い返してみてください。
 今回の騒動では『実際に年金の掛け金を払った事実と、それを証明する社保庁のデータが食い違ってしまっているかも』という部分について不信感が生まれているワケで、そして今回、何が騒動を引き起こしたのかと言えば、データを正しくコンピューターに移行しなかったからです。
 つまり、犯人という言い方はまぁアレなんですが、犯人は適当にコンピューターに打ち込んだ現場の人間なのです。
 社保庁の長官はおそらく当然そのような現場でコンピューターの打ち込み作業なんてしていないでしょう。
 
 もちろんだからといって長官に責任が無いとは言いません。
 しかしそれは監督不行届という責任であって、やはり最も根本的な直接的な責任は誰かと言えば、ずさんなデータ管理をしていた現場である社会保険事務所などの職員です。
 それなのに「上に立つ人は、偉そうな事言ってるけど現場がどれだけ大変か見てみろって」、これは無いでしょう。
 歴代の厚労大臣や社保庁長官から給与を返還させようという動きもあるみたいですが、その是非はともかく、しかしやえは「果たして問うべきはトップの人間だけなのですか?」と声を大にして国民に問いたいです。
 
 前も言いましたけど、この問題について具体的に国民は本当に分かっているのか疑問でしかありません。
 せめて口を出すのであれば、ちょっとでも知ろうと努力をしてほしいですし、政治家の言葉をよく聞いて、役所のサイトなどを確認してもらいたいです。
 安倍さんも、決して一年でこの問題の全てにケリをつけるなんてコトは一言も言ってません。
 一年以内で終わらせると言っているのは、10年前に2億件あり現在まだ5000万件残っているという、年金番号をひとりひとつにするための作業のコトです。
 もし批判するならこういうコトをちゃんと知った上でしてほしいですし、当然一年後全ての問題が解決しているハズはありませんがその際に「安倍さんの言ったコトはウソだった」と言ったとしても、それは自分勝手な妄想の中だけの発言にしかならないワケです。
 口を出す、文句を言う、批判をするのは構いませんが、するのであれば最低限自分の発言には責任を持って、正しい情報を仕入れてからにしてほしいです。
 
 繰り返しになりますが、さっきの「10年前に2億件あり現在まだ5000万件残っている」照合未完の年金番号も、10年もかけてまだ残ってしまっているのは現場の手抜き作業のたまものに他ならないワケで、今後二度とこのような事態を起こさないようにするのであれば、トップばかりを責めても解決にはならないでしょう。
 やえは「果たして問うべきはトップの人間だけなのですか?」と声を大にして国民に問いたいです。
 

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平成19年6月21日

 問題を解決するために考えよう

 オレダー。
 まずはこのニュースを読んでくれい。

 冤罪:再審の場で、警察の捜査追及 無実の男性が会見
 
 富山県警に強姦(ごうかん)と同未遂の容疑で逮捕され、服役後に無実と分かった男性(39)が21日、富山市内で記者会見し、「淡々と無罪になるのではなく、なぜ冤罪(えんざい)が生まれたかを明らかにしたい」と、再審の場などで、警察の捜査を追及していく考えを示した。
 男性は「取り調べ中に捜査員から『家族も、お前がやったのに間違いないと言っている』などと言われ、罪を認めた」と、自分に無実の罪をきせた捜査について語った。男性は今月初旬、無実が判明してから初めて兄に再会したといい、「(兄の)誤解がとけた」と語った。また、「失った時間は戻らないが、他の冤罪被害者のためにも、再審で真実を追究したい」と訴えた。


 えん罪男性「取り調べ恨んでいない」と調書
 
 強姦事件などで逮捕された県内の男性が服役した後に無実が判明した問題でこの男性が、えん罪の判明後に富山地方検察庁で聴取を受けた際、「事件当時取り調べた警察官や検察官を恨んでいない」という内容の調書を取られたと弁護団に話していることが分かりました。

 こりゃひどい話だ。
 いったいこの警官は何を考えて仕事をしているのか、何を考えて生活をしているのか、本当に自分がした事は正しいと思っているのか、良心の呵責はないのか、いま胸を張って生きているのか、問いただしてみたい。
 仮に、ちゃんと真面目にキッチリ働いた結果であるなら、まだ冤罪が起きても仕方ないとしか言いようがない。
 冤罪は憎むべき犯罪だが、どうしても神ではない人間が行うこと、絶対というものがないのだから間違いも起きてしまうだろう。
 もちろん今後の教訓として二度とそのようなことがないように反省の材料に使うのは当然で、そして被害男性には生涯にわたって補償すべきだが、本当に真面目にキッチリ働いた上で冤罪が起きてしまったのであれば、起きてしまった事だけについてはもう「仕方ない」としか言いようがないだろう。
 だが、この事件は違う。
 あきらかに怠慢警官が引き起こした人災的な冤罪事件である。
 しかも自分に責が及ばないよう、さらに被害男性を脅し調書を作るなど、こんなのむしろ自分が行った行為がトンデモナイ行為だったという事を認めている行為ではないか。
 
 こんな奴ら、即刻クビにして、当然上司や署長も責任をとらせ、さらには警察庁長官や国家公安委員長、そして最終責任者である安倍総理大臣にも責任をとってもらおうではないかっっっっっ。
 この被害男性への補償は、総理や大臣、長官の給料から出させるべきなのではないかっっっっっ。
 安倍内閣は総辞職するべきであるっっっっっっっっ。
 
 
 
 
 
 って、オレが言ったらどう思う?
 
 ついにくるとこまできちゃいましたねって感じですね。
 
 はっはっは。そりゃそうだわな。前半の部分は本気だが、いくら警官嫌いのオレでも、さすがにここまで言えばひかれることぐらい分かる。分かるし、総理大臣まで責を負わせてもなんにもなんないのは言うまでもないわな。
 
 そして常識的に考えれば、現場の直接ずさんな捜査しかしなかった警官に対して処分するのは当然ですし、その監督不届きで所轄する警察署長ぐらいまでは、クビまでとは言いませんがなんらかの処分を科すのが妥当だと言えるでしょう。責任を取れと言っても、せいぜいこのぐらいまでですよね。
 
 しかしいま、日本の国民が非常識になってしまっている。なぜか年金の問題についてだけはオレの暴言と同じような事を国民は普通に言いまくっているよな。思いっきり総理に責任をとらせるような方向で。
 
 ああ、年金の話の前フリだったんですね。
 
 そうそう。さすがのオレでも、ひかれるためだけに出てくるかっ。
 
 でも確かに、普通末端の地方公務員のミスまでを、総理大臣までひっぱりだして責任取れなんて、普通は聞きませんよねぇ。
 
 もうちょっとね、冷静になって考えてみろっていうんだよ。オレの暴言が暴言だと思うなら、年金問題に対する一部の言説も暴言でしかない事は分かるだろ。
 
 警官の件もそうですし、他にも例えば公立の学校の先生が事件起こしたら、それはやっぱり文部科学大臣と総理大臣の責任問題に発展してしまう、というコトになっちゃいますよね。
 
 社会保険事務所の職員って地方公務員だぞ。厳密に言えば総理は関係ないっての。そもそも一般的な警官も地方公務員だしな。で、それぞれその上に中央省庁である社会保険庁や警察庁があって各長官がいて、さらにそれを掌握する厚生労働省と国家公安委員会がいると。
 
 国家公安委員会はちょっと性格が違いますけど、なんだか構図的に似てますね。
 
 しかし敢えて言うが、所詮年金の問題なんて、金が増えたか減ったかの話だろ。それに比べれば数年も牢屋にぶち込まれて、職も失って、親の死に目にすら会えなかった冤罪被害者の方がよっぽど重大な問題だと思うんだがな。
 
 さらに言いますと、年金の問題というのは、今現在は「複数冊の年金手帳を持っている人がいっぱいいて、その冊数が5000万冊」っていう状態ですから、もらえる額が無くなるとか少なくなるというコトが決まったワケじゃないんですよね。探したら2冊あったので社会保険事務所に行ったらすぐに一冊にしてもらえた、って人けっこういたりしますよ。
 
 だから、警察の犯罪に比べりゃ、年金の問題なんてチンケな問題なんだが、しかしなぜ年金だけ総理にまで責が及んで、警察の問題は全然関心がないんだと。まぁ関心を持つ持たないは人それぞれだろうけど、公的な立場にある人の責を問うのであれば、一貫性というか、ある程度のキチンとしたバランスは必要だろうよ。この問題は適当でいいけど、この問題だけは首をくくれと言ってたら法治国家なんてつとまらなくなっちまう。
 
 でもそんなコト言っていると、責任が無いワケがないじゃないかと言う人がいっぱいいるんですよね。
 
 前回のやえの更新に対してもそうなんだがな、前回も一応おめーも「責任がないことはない」と言っているじゃないか。
 
 はい。「もちろんだからといって長官に責任が無いとは言いません」と言いました。
 
 だから言い出したら責任が全くないとは言えない。公務員という組織からしたら、確かに警察の最高トップは国家公安委員長という事になっているし、公立の教員の上に教育委員会があってその上は文科大臣だろうし、社会保険事務所も厚生労働省の管轄であり厚生労働大臣がその最高責任者だ。そしてそれぞれの大臣を任命しているのは総理大臣なのだから、まぁ総理に責任が少しでもあるだろ、無いわけ無いだろと言われれば、その通りとしか言いようがない。それはいつもずっと当サイトは言い続けているはずなんだがな。
 
 前回の更新よく読んでいただきたいんですよね。前回の更新の本文は、今の年金問題の混乱を作った元凶は現場ですよというコトを言ったワケで、総理や長官の責任なんてありませんと言ったワケでは全くありません。しかし長官や総理の責任を問う問わないに関わらず、現場の責任は絶対に取らせなければならないハズです。
 
 仮に総理に具体的な責任の取り方をしてもらうということになったとしても、だからといって現場の責任を放置していいということにはならんと、トップはトップの問題として、一方現場は現場の責任をキッチリとらとないといけないと、そう言っているだけなんだよな。どっちが取ったからどっちはいらないじゃなくて、両方とらなければならないかもしれないし、両方とらなくてもいいということになるかもしれない。
 
 で、当サイト的には、現場の責任は極めて重いと、元凶は現場なんじゃないですかと言いたいワケなんですよね。年金問題に関する言説を見てみると、上の方の人の責任を問う声ばかりで、ここを言う人がほぼ皆無ですから。
 
 現場ばかりの責任を問うて、大臣や長官の責任を問わないのはフェアではない、とか言いたいのかもしれんが、そう言いたいのであればマスコミとか民主党とか雰囲気に飲まれている国民に言ってやれって話だ。別に今の内閣が民主党内閣だったとしても、やはり当サイトとしては「現場の責任はどうなんだ」と問うだろうよ。
 
 どの立場の人にどんな責任を負わすのかという問題は、もっと根本的な問題の中身を見なければ出ないコトなんじゃないでしょうか。
 
 年金問題が起きてしまった本質の部分だな。
 
 はい。まずこの問題に対して国民はどうしてほしいのかってところが、国民自身が抜けてる気がしてならないんです。年金問題に際してもっとも大切なのは、「キチッと払った分は受け取れるようにするコト」と「二度と同じ問題が起きないようにするコト」だと思うのですが、前者はこれから政府が対策を始めるコトでこれからの問題ですよね。そして後者はまさに現場をどうするのかという問題です。
 
 補償の問題と、再発防止の問題だな。
 
 どちらとも、これからの政治的決断が必要な場面であって、むしろ歯車である役人では出来ない、物事を動かす立場である政治家こそが登場する場面であると言えるのではないでしょうか。
 
 まぁどっちもトップの首をとろうというような政治の足元すくったところで解決には繋がらないわな。
 
 そうなんですが、自民党や民主党やマスコミはもちろん、国民も選挙にとらわれすぎなんじゃないでしょうかね。いくら参議院選挙が近いからといって、どっちが悪い誰が悪いばかりの話になっています。そうじゃなくて本来は「問題を解決するためにはどうしたらいいのか」という、まずここをゴール地点として見据えて議論しなければならないハズなのではないかとやえは思います。
 
 年金はどうでもいいから、えらい人の首を取ってなんとなく気持ちよかったああよかったと思うだけなら、首取り合戦もいいかもしれんけどなー。
 
 でもそれじゃあ問題は解決しません。当サイトが今まで扱ってきた年金の問題をよく思いだして頂きたいんですが、最初の方では「火事場泥棒」について語っていました。これは「キチッと払った分は受け取れるようにするコト」に該当する部分です。
 
 補償の問題だな。
 
 この辺は政治の問題ですから分かりやすいように自民党と民主党の話でいきますが、自民党は安倍総理が「損はさせない」と明言され、また「火事場泥棒」が出ないようなシステムを作ろうとしています。かたや民主党の言い分は、ごめんなさいどうしたいのかやえにはいまいちよく分かりません。「火事場泥棒が出てもいいから国民が言った額を全部出せ」と言っているように思えて、しかし党首討論でそれを安倍さんが問いただすと、そうではないと小沢代表は言っています。よく分かりません。
 
 具体的な民主党案を知っている奴は教えてくれい。
 
 つまり、解決するためのゴールを見据えた議論の場合、やえは「火事場泥棒」だけは絶対に許さないようなシステムを作る必要があると主張しました。その主張に近いのが自民党案です。
 
 ただし、それではすくいこぼしの可能性もあるから、なんだったら「言い分は基本的に全面的に認めろ。ただしそれが嘘だと判明したら長期懲役と何倍もの返金を与えるようにすべきだ」という、当サイトのオリジナルの案も出したよな。
 
 はい。ただ基本的には、マスコミも野党も国民も、「火事場泥棒の可能性」という部分には、あまり触れようとしないんですけどね。
 
 国民の中に悪い奴がいるとは言いたくないのかな。
 
 で、今の安倍総理のもとでの政府・与党案で、それが実行されたとして、それがもし正常に機能しなかったら、その時は当然安倍総理に責任を問わなければならないでしょう。
 
 政治の領分での解決策に対する結果が出なかったのだから、結果責任である政治家に対しては当然の話だな。
 
 それから、自民党案の社保庁の解体の話も何度かしていますが、これは「二度と同じ問題が起きないようにするコト」ですよね。現場はひどい仕事っぷりで、現場のそういう怠慢な仕事がいまの年金問題を引き起こしたのですから、もはや社保庁全体として責任をとってくださいと、みんなもう非公務員にしますと、そういうのが自民党の案です。またそのひどい仕事っぷりを示すひとつの材料として自治労の覚書の問題があったワケです。
 
 一昔前に菅直人の「未納三兄弟」とか言って大自爆したことは記憶に新しいと思うが、あれなんで個人情報である国会議員の未納が分かったのかと言えば、そりゃ当然現場の人間が外に情報流したんだよな。で、それに自民党の議員が怒って、もう社保庁なんて解体してやるとなってしまったわけだ。
 
 へー、そうなんですか。
 
 だっておめー、普通ひとつの役所を解体するなんて、本当はとんでもなく大変なことなんだぞ。郵政の時だって、労組とつながりのある民主は当然だが、自民の方だってかたくなに抵抗した議員いっぱいいただろ。
 
 ああ、そうですね。
 
 でも今回はあまりそういう声は聞こえてこない。それほど自民の議員が怒っているってことなんだよね。
 
 で、その一方の民主党案ですが、社保庁を国税庁と合体させるという結局は社保庁の職員の身分を全く守りきる、全然責任を取らせない方法なんですよね。ではなぜ民主党はこんな案を出しているのかと言えば、さっき言われましたが、郵政選挙の時に明らかになったように労働組合の存在が大きいと、そういう話をしたワケです。
 
 こうやって、きっちりと中身を見る、問題解決のためにどうしたらいいのか具体的に考えみろって話なんだよな。結果ありきでどっちを応援するからこう言おうああ言おうじゃ何も解決しねぇぞ。
 
 当サイトはジャーナリストではないですからね。事実だけを抜き出してどうぞって言うだけでなく、さらにこれらの事実を抜き出した後に比べて検討したら、さすがにこれは自民党案の方がいいと思ったのでそう主張しているだけなワケです。もちろん「火事場泥棒が出てもいいから言う額全部払え。税金いくら使ってもいいから」とか「非公務員は可哀想だから公務員のまま補償してあげろ」という考え方のお持ちの方は民主党案を支持すればいいでしょうし、そう主張すればいいんだと思いますけどね。
 
 まぁどうしても総理とか大臣とかのクビがとりたいんだったら、オレと一緒にもっと警官批判してほしいなー(笑)

 “面倒クサ〜”で被害届隠した2警官
 
 埼玉県警の警察署勤務の巡査長2人が事件の被害届や調書などの捜査書類計約180件を自宅などに隠していたことが分かり、県警は13日、公文書棄損の疑いで二人を書類送検した。
 2人は別の警察署勤務でそれぞれ「処理が面倒だった」などと話しており、処理を怠った事件のほとんどは既に公訴時効を過ぎている。

 こういう事件もあるんだけどさー、年金問題の本質と似てないか? 現場の公務員の怠慢によって本来なされるべき処理がなされず国民にしわ寄せが起きていると。でもこっちは国民はあまり怒らないんだよね。しかし年金問題でトップのクビを取れと言うのであれば、警察の問題に対してもそう言ってくれよって。言ってくれというか言わなければならんだろう。年金だけを特別扱いする理由なんてないんだからな。
 
 まぁでもさすがにあまおちさんでも、この件を持ってしてでも「総理は辞職しろ」なんて言えないですよね。
 
 さすがになぁ。
 
 結局雰囲気なんでしょうね。小泉さんの登場で政治に関心を持つ人が増えたコトは良かったんですが、逆にその時もてはやされた二大政党制という言葉が「自民か民主か」という単純化された政治へのアプローチの仕方になってしまったのでしょう。
 
 ま、簡単だからな、あっちかこっちかだけを言えば、それで政治を語った気になれるんだから。
 
 特にネットで政治に最もアプローチした事案といえばおそらく人権擁護法案なんでしょうけど、あの時だって大半の人は法案の中身を全く理解してませんでしたしね。
 
 別にウチは政治活動やってんじゃねぇんだよ。自分の正しいと思う事を言っているだけで、その結果自民が利そうが民主が利そうが、そんなのオレの知ったこっちゃねぇと。結果的にどうなるかを見るんじゃなくて、ウチがどのような主張をしているのか中身をじっくり読んでもらいたいね。
 

 繰り返しになりますが、トップの人の責任が無いとは言いません。しかしそれをどう取るのかはちゃんと適切に考える必要があるでしょう。そしてそれはどうすれば問題が解決するかというゴールを見据えて考える必要があるのではないでしょうか。そして忘れてはいけないのが現場の責任は決して小さくないというコトです。やはりここの責任も、どうすれば問題が解決するかというゴールを見据えて考える必要があるとやえは思います。

 

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平成19年6月26日

 やえニュース3

 最近忙しくてごめんなさい。
 今日は3つのニュースについて、ごくごく簡単にコメントをつけたいと思います。
 
 まずは一つ目です。

 従軍慰安婦決議案可決へ 日本政府に公式謝罪求める
 
 米下院外交委員会は26日、第2次大戦中の従軍慰安婦問題をめぐり、日本政府に責任を認め公式に謝罪するよう求めた決議案の審議を始める。約1時間の審議終了後、採決に入り、可決される見通し。
 決議自体に法的な拘束力はないが、国際社会が注視する米議会で、日本政府の姿勢に疑問が投げ掛けられた意味は大きい。日本国内で反発の声が強まることも予想され、今後の両国関係に影を落とすのは必至だ。慰安婦問題に直接かかわってきた安倍晋三首相は何らかの対応を迫られることになろう。

 これ、憤慨している人も多いみたいで、本来ならアメリカ議会に文句を言うべきところではあると思うのですが、むしろ安倍さんに文句を言っている人も多いですよね。
 しかしですね、やえとしましたら、まずは日本国民自身に目を向けるべきだと思っています。
 というのもこの問題に対して、もちろんやえはいわゆる「従軍慰安婦」なんていう問題はおバカな妄言でしかないと思っていますが、だけどこのように思っている人も、実際のところはネットの一部でしか常識化されていないというのが実際のところだと思います。
 一部というとまた語弊があるかもしれませんが、ネットの上でも日本的左派は存在するので、まぁ「ネットの大半は」と言ってもいいんですが、それでもやはり所詮はネットの中だけの話でしかありません。
 リアルの世界では、なかなか「従軍慰安婦問題なんて妄言」が常識化されているとは言えないでしょう。
 つまり、国内世論ですらこの問題についてケリがついていないのに、その上で外国に抗議をするというのも中途半端になるのは当然ですし、そして全ての世論の中間点である政府に対しても、一方だけの主張をしろというのは酷な話です。
 米議会に対して日本政府も色々な働きかけをしているみたいですが、その主張もやはり中途半端、言い方を変えれば両方の主張の中間点あたりの言い方であり、これは政府としては正しい姿とも言えるワケですから、よってまずは国内世論の平定が最も重要な問題だというコトを、良識ある保守思想をお持ちの方には認識して欲しいなぁとやえは思うのであります。
 
 

 田中社長仰天発言「消費者にも問題」…ミンチ偽装で強制捜査
 
 午前10時、捜索に先立ち、同社前に茶色いチェックのシャツというラフなスタイルで現れた田中社長は「業界全体の体質も(警察に)説明しなきゃいかんと思うし、販売店も悪いし、半額セールで喜んで買う消費者にも問題がある」と神妙な面持ちで解説。
 さらに「もちろん私が一番悪いんですけども…消費者自体も安いものばかり求めるから」と“被害者”であるはずの一般消費者に責任の一端をなすりつけた。

 「お前が言うな」と消費者が言うのは当然ですし、やえももちろんそう思うのですが、それでもこの言葉自体はよくよく考えなければならない問題なのではないかと思います。
 これは食品だけに限らず、全ての“商品”に言えると思うのですが、商品の値段が下がれば下がるほど質は当然落ちていくというのは絶対に認識しておかなければならないでしょう。
 例えば、建築関係での手抜き工事とかちょっと前にいろいろと騒がれていましたけど、あれも低価格されていく中で引き起こされてしまった事件です。
 最近公共工事に対しても価格だけを見てその是非を判断するというような風潮になっていますけど、この風潮は30年後40年後あたりにはどのようなコトになってしまうのか、やえはちょっと心配です。
 もちろんだからといって売り手が何をしてもいいというワケでは決してありませんが、売り手も生活がかかっている以上、全ての人は消費者であり同時に生産者であるのですから、その辺のバランスを考えなければならないのではないかと思います。
 買うときだけ文句を言い、売るときは知らんふりでは、いつまでたってもこの手の問題は無くならないでしょう。
 
 

 公務員法案などの審議、民主が日程協議入りを拒否
 
 自民、民主両党は25日、国会内で参院国会対策委員長会談を開き、公務員制度改革関連法案など重要法案の取り扱いについて、協議した。
 民主党は、野党が反対する中、7月5日までの国会の会期延長が決まったと反発して、法案の日程協議に入ることを拒否した。
 この結果、公務員法案を審議している参院内閣委員会の26日の開催は、見送られることになった。

 よく民主党の主張が分からないのですが、確か民主党はちょっと前まで「審議時間が足りない。全然具体的に審議がされていない」という理由で、強行採決と呼ばれるような暴力手段によって国会を混乱させていたワケなのに、どうしてここにきて審議拒否をするのでしょうか。
 全く意味が分かりません。
 まぁ、こうやって国会を混乱させればさせるだけ、民主党にとって追い風になると思っているからなんでしょう。
 いいですね民主党は。
 こうやって仕事をさぼるだけで選挙アピールができるのですから。
 もちろん、それに乗る国民もいっぱいいるからとも言えるワケなんですけどね。
 

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