今年の甲子園は、決勝戦にやえの地元広島の広陵高校が出たというコトもあって、特に決勝戦は文字通り固唾を飲んで見守っていました。
もともと広島の高校野球は全国的にもかなり強い方でして、昔は広島商業という高校が圧倒的に強く、夏の甲子園は6回の優勝という全国一の記録も持っている高校もあります。
また広陵高校も、夏の甲子園の優勝こそ無いものの春のセンバツでは3回の優勝を誇っていたりして、広島では広陵か広商かと双璧と言っていいほどの全国的な強さを見せつけています。
そんな広陵高校がついに悲願の夏初優勝を賭けて決勝戦に上り詰めたのですから、これはもう期待に期待のまなざしでやえは見守っていたのです。
右も左も逝ってよし!!
バーチャルネット思想アイドルのやえです。
おはろーございます。
結局、結果は残念でした。
またまた広陵は夏の優勝を逃してしまって、それはそれはとても残念なんですが、もちろん準優勝も立派な成績ですから、選手達は胸を張っていただきたいと思います。
素晴らしい試合を有り難うございました。
なんですが、試合が終わってからこのようなコトがありました。
広陵・中井監督判定に大爆発「あんな判定されると…」
広陵の中井哲之監督は試合後も記者団に、激しく審判批判を繰り返した。
「審判にも年齢制限設けたらどうですかね。一体どこに投げたらストライクなんですかね。やめろといわれたら監督をやめてもいい。でもあれはどう考えてもおかしな判定ですよ!」
問題の投球は8回裏の佐賀北の攻撃。それまで7回を完璧(かんぺき)に抑えていた広陵の先発野村が突然制球を乱し、連打と四球で押し出しの1点を献上し、逆転満塁HRを食らってしまった場面だ。中井監督はこの連続四球の判定に「あんな判定をされると、どう対処すればいいのかわからない」と怒りをぶちまけたのだ。この回、捕手の小林もミットを3回グラウンドにたたきつけて不満を露わにした。
「命がけで野球している彼らに、あの場面では何も言えない。マナーに厳しい自分でも我慢できなかった」と中井監督監督は話した。甲子園大会でここまで露骨な球審批判は聞いたことがない。
球審はベテランの桂等氏(58)。「年齢制限を設けよ」は言い過ぎだろうが、確かに高野連関係者の間にも「桂さんは試合をコントロールしがち」との声もあった。
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運命の8回の出来事です。
もちろんやえも見ていました。
が、実際どうだったのかはやえの口からは言わないコトにします。
どうしてもひいき目が入っちゃいますからね。
ただ気になったのが、これに関連する次の記事です。
高校野球:広陵の監督、高野連から注意受けたと明らかに
第89回全国高校野球選手権大会で準優勝した広島・広陵の中井哲之監督は23日、決勝の佐賀北戦後、審判の判定に不満を漏らしたことに対し、日本高校野球連盟から「審判は絶対的で、不満を言うのは好ましくない」などと注意を受けたことを明らかにした。
宿舎で取材に応じた中井監督は「(審判批判は)いけないことと分かっていたが、選手に言わせるわけにはいかないと思ったので、あえて自分が言った」と話した。
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やえは、この「審判は絶対的で、不満を言うのは好ましくない」というセリフに激しく違和感を覚えます。
試合中においては、ここは結果を重視するプロ野球と違って、高校野球ではそういう光景というのは好ましくないとはまぁ言えるでしょう。
建前上ではやはり高校野球は学校の部活動であり、教育の一環という位置づけですから、結果がどうかというコトではなく、どのようなプレイをするかが一番のポイントですから、あまり見苦しい抗議というモノを試合ちゅに出すのはある意味不適切と言えるかもしれません。
だから試合中には選手も監督も絶対に抗議などはしないようしているのでしょう。
しかしこの場合は違います。
広陵の監督さんは、試合が終わった後に、あれはどうだったのだろうかと疑問を呈したワケです。
そして、広陵の監督さんも記事に寄りますとけっこう過激なコトは言っていますが、しかし再試合させろだとか結果を覆せだとかというコトを言っているワケではなく、今後同じようなコトがないよう将来のために言っているワケです。
ですから、そんな抗議を「絶対的だから言うな」と発言自体を封じるような行為はいかがなモノなのかと思わざるを得ません。
まして監督さんの発言は「不満」ではないワケです。
ちょっと高野連のこの硬直的な考えはいったいどういうコトなのか理解に苦しむ他ありません。
このニュースに対して、監督さんに否定的なコトを言う人もいます。
曰く「高校野球は教育の一環なんだから、勝敗のコトを愚痴るのは教育者としてけしからん」というような感じです。
しかし、教育だからこそ勝ちと負けという厳しさを教えるのも大切なコトだと思いますし、またそれは公平公正なルールがあってこその話のハズです。
全ての人間が同じスタートラインに立って、その上で競争をするというのが、少なくとも現代日本の正しい価値観のハズです。
ですから、今回の問題については、その公平なルールが公平でなかったのではないかと監督さんは訴えているワケで、これは教育者としてむしろ正しい姿なのではないかと思うのです。
「オレがルールだ、オレが正義だ、オレが絶対だ。オレの言うコトにケチつけるコトは決して許さない」と頭ごなしに押さえつけてしまう方が、教育としていかがなモノなのではないでしょうか。
最終的には広陵の監督さんが高野連に謝罪するという形で決着をつけたようです。
「判定に不満」広陵・中井監督が謝罪
夏の甲子園で準優勝した広陵・中井哲之監督(45)が23日、決勝戦の判定に不満を漏らした件で日本高野連に謝罪した。優勝報告会のため大阪市内の朝日新聞本社を訪問し、学校長同席の上で、脇村春夫会長(75)田名部和裕参事(61)と会談。「野球は審判が最終の判断を下す。それをよく理解するように」と同会長から注意を受けた。中井監督は「選手の悔しい思いを代弁し、つい口から出てしまった。申し訳ありません」と反省した。
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どこまでも高圧的な高野連ですが、この問題をいつまでもズルズル引きずってもしょうがないでしょう、今更判定が覆るワケでもないですし、お互い本心は色々あるでしょうが、こういう形にして決着したコトは評価できると思います。
特に、監督さんも学校の野球部も高野連の組織の一部という形なのですから、組織のあり方としてこういう決着の方法があるんだと、大人の社会では珍しくないんだとうコトを身を以て生徒達にある意味の社会勉強として教えたという、この監督さんの頭を下げたという行為は立派だと思います。
地元のコトですからやえも監督さんの人となりはちょっと知っているのですが、むかし若くして20代で監督になって当時はやんちゃだったと聞いていたのですけど、今ではすっかり成長したんですね。
蛇足でしたが、高野連はむしろ「選手監督に抗議を与えるスキがないような運営」を、これを教訓にして目指してほしいと思います。
バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、高校野球を応援しています。
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