自民党が消費税に関する3党協議に乗ってはいけない8つの理由

2012年4月15日

1.「消費税増税は議論すらしない」-民主党には消費税論議の資格無し
2.開かれた場で、国会の場で議論すべき
3.選挙の際の選択肢を隠すな
4.まずは民主党内がまとまってから
5.民主党の決定とは何をもって決定というのか
6.民主党は嘘を付く政党
7.消費税は選挙の後でも時間は十分ある
8.閣議決定後でも修正は出来る

 
 
1.「消費税増税は議論すらしない」-民主党には消費税論議の資格無し
 民主党は衆議院選挙の前に「消費税増税は議論すらしない」と言っていました。
 次の選挙まではこれを守る義務があり、そもそも民主党には消費税論議をする資格はありません
 
2.開かれた場で、国会の場で議論すべき
 消費税という大きな議題は、国会というフルオープンの場で議論すべきです。
 3党協議だと誰が何を言ったのか全て非公開になってしまい、責任の所在が曖昧になってしまいます。
 
3.選挙の際の選択肢を隠すな
 3党協議の後に作られた法案では、どの政党がどう主張したのか分からず、国民にとっては選挙の際の選択肢を潰す行為にしかなりません。
 選択肢があるからこそ民主主義の選挙が成り立つのです。
 結果だけを見てはいけません。
 民主党も自民党も消費税を増税するっていう結論だけを見てはいけません。
 その間には様々な手続き論や時期のお話しや細かい相違点はたくさんあるでしょう。
 その相違点をどの政党がどう主張したのか、ここをキチンと見るコトが政治を見るというコトなのです。
 
4.まずは民主党内がまとまってから
 3党協議とは読んで字の如く政党間で交わす協議です。
 個人間の協議ではありません。よってこの行儀が成り立つ前提としては、各政党が自分の政党内の意見をまとめておく必要があります。
 協議者は個人でその場に出席しているのではなく、政党として出ているのです。
 しかし民主党は消費税に関してまとまっていません
 これでは協議する以前の問題です。
 
5.民主党の決定とは何をもって決定というのか
 民主党は消費税議論以前の問題としてそもそも「政党としての決定」がどう行われるのか不明確です。
 党内手続きを誰も明確に説明できません。
 つまりその人が意見を言ったとしても、それが民主党としての意見なのか、それともその人個人の意見なのかが分からないのです。
 これでは政党間協議など出来ません。
 
6.民主党は嘘を付く政党
 過去、予算に関する3党協議と、そしてその結果まとめるコトができた3党合意を、民主党はあっさり翻しました
 合意文章に書いてあるコトを守らなかったのです。
 つまり3党合意を反故にし嘘を付いたのです。
 嘘を付く政党とどう協議して約束しようとするのでしょうか。
 
7.消費税は選挙の後でも時間は十分ある
 消費税は一日一秒を争うほどの時間を要する問題ではありません。
 選挙をする時間ぐらいは十分にあります。
 まずは選挙で民意を問うてからでも十分です。
 少なくともいまの民主党政権でやるべき問題では全くありません。
 
8.閣議決定後でも修正は出来る
 閣議決定された法案でも、国会において修正するコトは可能です
 というか当たり前ですよね。
 法律はあくまで国会が作るのであって、いくら政府の閣議決定があったからと言っても、法律を作るという作業ではそんなモノは一切の拘束力を持ちません。
 国会の決定の方が上です。
 よって当然、閣議決定後の法案でも、修正をした上での再提出はあり得ます。
 そして事実として、過去のこのような例はいくらでもあります。
 政府が法案を閣議決定した後に提出し、国会の中で議論がなされ、その後問題点が明らかになればその時に改めて各党協議を行って、その場で問題点を潰した法案を作り直して、それを国会に再提出して成立させればいいのです。
 むしろ、これが本来のあり方でしょう。
 
 
 というかですね、1つの理由で拒否するならまだ一考の余地はあると思うんですが、実はこんなにもいっぱい挙止すべき理由があるワケです。
 よくテレビなんかでは、1つだけ適当に理由をポンと挙げて、そんなのは国民のため国家のためとか言って無視しますが、それはとんでもないコトなのです。
 ここまで理由が揃っていれば、むしろ受ける方が国益を損なうと言うしかないでしょう。
 マスコミには騙されないようにしたいですね。
 
 この他新たな事実や気づきが出てきましたら、随時更新していきます。