頭の悪いマキコ大臣

 大批判を受けて慌てふためいたのでしょう。
 突然こんなコトを言い出しました。
 

 真紀子文科相 一転柔軟な姿勢…3大学、新基準適合なら開学も
 
 田中真紀子文部科学相は6日の記者会見で、秋田公立美術大(秋田市)など3大学を不認可としたことについて「近く(新しい大学設置認可の)検討会議を立ち上げ、新基準を設ける。3大学はこの基準に照らして審査する」と述べた。事実上の救済に向けた方針転換で、再審査の結果、新基準に適合すれば年内にも3大学の来春開学が認められることになる。

 
 よほど大批判にビックリしたのでしょう。
 マキコ大臣、まるで問題の本質を分かっていません。
 
 これ、今回あえてこのスポーツ新聞の記事を引用したのですが、まさかこれを「柔軟な姿勢」と言ってしまうのは、あまりにもデタラメ過ぎます。
 なぜか。
 この前も言いましたように、この問題というのはひとことで言えば「法の不遡及」の問題なのです。
 つまり、未来の法律を過去にさかのぼって当てはめるという、近代法治国家においてはもっともやってはならない行為をいとも簡単にやってのけたのです、今回のこのマキコ大臣の行為というのは。
 ですから本来改めるべきはただひとりマキコ大臣の決定だけであるハズなのに、それなのに今回のこの「柔軟な姿勢」というのは、この「不遡及」を認めた上で「もう一度審査してあげよう」という上から目線の「してあげる」的な態度を取ってしまっているワケなのですよ。
 なにもかもがデタラメです。
 
 繰り返しますが、間違いなのはマキコ大臣の決定にあります。
 法の不遡及をやらかした大臣の決定がそもそもの間違いの根本であり、そして今回の件での唯一の問題なのです。
 ですから正すのであれば、まずその決定が間違いだったとして、その決定が下る前の段階に戻さなければなりません。
 当たり前ですよね。
 例えばテストの採点の際、教師の採点ミスで点数が違っていたのであれば、普通なら先生がミスを認めて一旦「もう一度採点をする」という段階に戻って、点数を改めて出し直すワケです。
 しかしこのマキコ大臣の言い分というのは、「ミスを指摘されたけどそれは直さない。もう一度別の問題用紙を作るから、それで再テストしてあげる」という意味にしかなりません。
 正直これで怒らない人っているとはとてもやえには思えません。
 そしてこれのどこが「柔軟な姿勢」なのか、まったく理解が出来ません。
 デタラメにも程があります。
 
 結局マキコ大臣というのは、そもそも自分がどのような過ちを犯しているのかすら気付いていないのでしょう。
 そしてプライドだけが人一倍、いや人十倍ぐらい高いので、他人から指摘されても絶対に自分が間違っているとは認めない、だから「再試験してあげる」という上から目線を崩さず別のルートを作ろうとしているのです。
 今回の全ては、自らの頭の悪さ故の自尊心を満足させるための行為でしか無いのです。
 そしてそのために、大学関係者に迷惑をかけ、新たな会議のために官僚に無用な仕事を増やし、また税金を無駄に使い、なにより志望していた学生に多大な迷惑をかけたのです。
 マキコ大臣個人のプライドなんていう極々個人的な理由だけでです。
 
 マキコさん、アナタが無能で頭が悪いコトはみんなもう知ってますから、隠さなくてもいいんですよ。
 いくら新たな審査基準を作って再審査とか言って誤魔化したとしても、アナタの無能さはもう知ってますから、変なプライドを刺激されなくてもいいんですよ。
 隠すようなコトは何もありません。
 もうアナタが頭が悪いコトはみんな知ってるんですから。