ウソつき警察

嘘つきは泥棒の始まり、とはよく言ったものだ。
泥棒を捕まえる警察がウソをついているのだからどうしたものか。
先日、神奈川県警で起きた事件について、 警察は日ごとに全く違う説明をしていた。
「持ち出した証拠品はメモ帳で、既に返却している」が
「証拠品はネガフィルムで焼却処分しれていた」になった。
ほー、世界に誇る日本の警察さんは、 ネガフィルムとメモ帳の区別が付かないらしい。
多分警察官が写真を現像するときには、 紙切れを持っていって現像してもらっていたのだろう。
素晴らしい。さすが日本の警察。技術力が違う。
さらに、世界に誇る日本の警察さんは、 焼くことと、返すことが同じ意味だと思っていたのだろう。
多分警察官がゴミを焼却処分するときには、 家に持ち帰って大事にしまったいたのだろう。
素晴らしい。さすが日本の警察。なんてエコロジー。

これらは女子大生に証拠品を使って脅迫した事件だが、 もう一件、厚木署で起こった警邏隊による集団暴行事件があった。
その事件の説明で警察は、
「(拳銃を使ったことについて)当事者に確認したが、否定している」
と言って、一時はそれで済んでいた。
おお、そうか、やっていないと言えばそれで済むのだな。
ってゆーか、なめとんのか。
オレが盗ってもいない自分の自転車に乗っているだけで 難癖つけてきて、さらに謝罪もしないような警察が、 この始末か?
たいぶ脳味噌わいていらっしゃいますな。

記者会見で記者が吠えた。
「つまり今までの会見はウソだったんですね」
「どうしてウソをつくんですか?」
というと、対応していた警察官の顔つきが急に厳しくなり、
「ウソではない。言葉のあやで、説明が不十分だっただけ」
「捜査上でのこと」
と言い出した。
素晴らしき警察が使う日本語。
メモ帳からどう言葉を付け足したらネガフィルムになるのか、
返却と焼却って全く意味が反対じゃないですか?
これがウソではなく、説明の不十分ということなら、 警察の日本語能力はものすごく低い。
つまりアホということだ。
よし、日本の警察はアホ決定。

ところで、今まで書いてきたことは警察がウソをついてきたことだが、 事件内容を見るとかなりひどいことをしている。
一件は、証拠品を使って女子大生に交際などを強要した、という事件。
もう一件は、警邏(けいら)隊による集団暴行である。
この集団暴行、やったことというと、 手錠を後ろ手にはめ、体毛にライターで火を付ける、ということをし、 極めつけは、拳銃を突きつけた、というのだ。
おおおお、とても日本で起きた事件とは思えない。
テレビで見るどっかの治安が悪い二流国の事件のようだ。
さらにこれは暴行事件ではない。
殺人未遂事件だろう。
拳銃をつきつけたのだから、殺す意志があったと見られても仕方ない。
さらに銃刀法違反だろ、これ。
法律は詳しくは分からんが、 常識で考えれば公務で拳銃を使ったのではないのだからな。
犯罪を犯す団体が犯罪を取り締まるなど 人間の感情として、素直にそいつらの言うことなど 聞きたくなくなるのが当然だ。
なぜ刑事事件にならない?
これが逆の立場、警察官が数人に集団暴行というのなら 警察は血眼になって犯人を捜し、 様々な法律によって犯人をつるし上げることだろう。
よくそんなんで自分たちが正義だと思えるもんだ。
げー。
そして、証拠品による脅迫。
ネガフィルムを買い取れ、とか付き合ってくれ、とか言ったらしい。
弱みにつけ込んで。
警察の常套手段?弱みにつけ込むのって。
基本に忠実な人だ。
だいたいな、最近盗聴法が可決されたが、 そんな時期に、証拠品を使って一般市民を脅迫とは なにを考えているんだ。
警察なんて信用できない、と言われて当然。
どうせ盗聴した記録を使っての脅迫事件が起きるぞ。
そう言われても、否定など出来ない。
したところで全く意味がない。
ウソはつく、一般市民に暴力は振るう、脅迫はする。
警察に不利益なことを言ったりやってたりすると、 電話とか盗聴されて、記録され、 それをネタに脅迫されて、 それでも言うことを聞かないと暴力を振るわれ、 身内が警察に訴えても、そんなことは知らないとウソをつくのだろう。
ああ、どっかの元宗教団体とやっていることは変わらんな。

警察はこの事件を刑事事件として扱い、 そして刑に服すときは自らその犯罪で最も重い刑罰に服すこと。
脅迫と強要の違いがオレにはちよっと分からんが、 脅迫なら懲役二年。
そうするのが当然だろ。
罪はこれだけじゃないだろうから 本来なら全ての罪の計を合計して懲役にしてほしい。
日本はそうなってはいないが。
しかし警察やそういうものに対してのみ特別法律を作ってやるべき。
いや、やれ。
公務執行妨害という、一般市民には当てはまらない 特別な法律もあるのだから、当然だろ。

そして、マスコミよ。
この犯罪者(確定)どもの実名を公開せよ。
警察官をクビになったというのに退職金を貰うとは どういうことだ。
犯罪者にご褒美金?
ほー、警察というところは犯罪者を推奨するところか・・・。
退職金は褒美という意味だけではないのだろうが、 普通は、「自己の責に帰す事由により懲戒解雇された場合は、退職金は支給しません。」のはずだ。
諭旨免職処分?ははーん?懲戒免職の間違いじゃないのか?
とにかく、警察はこの事件をうやむやにしようとしいる。
このままでは警察に暴行されても何もできない状況になってしまうぞ。
腐った警官をこの世から抹殺しろ。

特権を与えられた人間(それが必要な存在でも)は やはり腐っていく運命にあるのだろうか。
1999/09/07

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