選挙に行こう

6月24日日曜日は衆議院の総選挙。
みんな選挙に行こう。

マスコミのインタビューや自分の周りのあまり政治に関心のない人間に、なぜ選挙に行こうとしないかと聞くと、大概「どうせだれがなっても同じ」「投票したところで何も変わらない」という答えが返ってくる。
確かにそうだ。それは否定しない。
所詮政治家が誰になろうが、直接我々小市民の生活が一気に変わることはないだろう。
(まぁもし共産党が与党第一党になったら変わるかもしれないが・・・)
だから、世の中を変えよう、とか、景気を良くしよう、とかそんな大それた事を考えながら投票する必要はない。
もちろんそれだけの考えを持つことは良いことだけど、しかし全員が全員そんな考えを持て、なんていうことは言えないし、言うつもりもサラサラない。
では何のために選挙に行くのか。
答えをはじめに言ってしまうと、
「見ていて気持ちのいい人を選ぼう」
ということだ。
政治家という人種は、内外問わず、とにもかくにもとりあえずは「顔」であり、我々の代表者という肩書きだ。
マスコミにもよく顔や言動が映し出される。
そんな人間が、見てて腹立つという人間なら、それこそこっちがホントに気分悪い。
だから、政策とかそういうのは、分からなければ、知りたくもなければそれでいいから、とりあえず、
「この人が政治家(首相・知事等)になったら、見てて気持ちいいだろうなぁ」
という気持ちで投票すればいいと思う。

その具体例として、現東京都知事石原慎太郎氏がいる。
はっきり言ってこの人は見ていて気持ちがいい。
外圧に屈せず、官僚にも屈せず、そしてマスコミにも屈しない。
しかし石原氏が知事になってから、我々小市民の生活に直接何か影響があったかと聞かれたら、特に前とそんなに変わらないだろう。
オレはそんなものだと思う。
政治も景気も人間の気の持ちよう次第だと思う。
「青島さんは結局都市博を中止しだけで後は何もしないじゃないか」
と糾弾するよりは、
「さすが石原さん。アンタはやってくれると思ったよ」
と思った方が気持ちがいい。
銀行から税金を取っても、少なくともオレの懐が暖かくなる訳じゃないし。
でも見てて気持ちいい方がいいに決まってる。
そういう人を選ぶことによって、周り廻って我々小市民にも影響があるような事が直接・間接に関わらず巡ってくるかもしれない。

だから、今回の総選挙は、
どの党首が総理になったら一番見ていて気持ちがいいかな、
という選び方で投票すればいいと思う。
日本の選挙というものは、そのぐらい軽い気持ちで投票してもオレはいいと思う。

2000/06/18

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