茨城リンチ殺害事件2

また、この事件で特筆すべき事は、主犯格の加害者は、栃木県警本部に勤める警部補ということだ。
断言はできない。
加害者の親が警官だから警察は動こうとしなかったなどとは決して断言はできない。
しかし疑われて当然だ。
はじめからまともに警察が捜査に乗り出せば、こんなことにはならなかったのだから。
また、もう一つ。
別のHPでの情報だが、この主犯格の加害者は、元々フダ付きのワルで、この事件以前からさんざん非行を重ねてきたが、不思議なことに仲間が警察に捕まってもこいつだけは捕まらなかったそうなのである。
とりあえず、このことはそのHPからの情報なので、特にコメントはしないが、しかしそういうことなのだろう。
さらにもう一つ、これもコメントはしないが、同じFOCUSからの記事をそのまま載せておく。

『光男さんは最後にこう訴える。
「12月4日に地元の警察幹部と話をしたんですが“お宅が息子さんを可愛いと思うように、警察も身内が可愛いんだよ”とまで言われました。つまり萩原の父親が警察官だから、それに配慮して事件としては扱えないというのですかね。後日、この幹部はそういう意味ではないと謝罪してきましたが、警察は人を助けてくれないと思った瞬間でした」
 栃木県警はこの叫びにどう応えるつもりなのだろうか。』

オレはこのような犯罪は、
まず警察を批判するのではなく犯人こそを責めるべきだ、
と思っている。
ニュースやワイドショーなんかでは、まずはじめに警察を責めるが、それは順番が違うと思う。
そういう意味でもオレは自身のHPでこの手の事件を取り上げなかった。
そしてこの事件の犯人は未成年ということも、それに拍車をかけているのかもしれない。
ただ、この事件を調べてみるとホント警察には怒りしか覚えない。
もし、自分がこのような状況に追い込まれたらどうすればいいのだろうか。
一般人には犯人を突き止めても捕まえる手段もないし、大体、犯人が分からない場合が多いのだから、それを突き止める時間も方法も何もない。
身を守るため、犯人を捕まえるために、法律は警察だけに特権を与えているのに、それは何のためだと思っているのだろうか。
よく、したり顔で「自分の身は自分で守る」とか言ってるヤツがいるが、実際にどうすればいいのか教えて貰いたい。
オレには警察に頼むしか他に手段が見つからない。
そして警察は動かない。
ダレかの言葉ではないが、警官の犯罪が見つかるのは「運が悪かった」のであり、
一般人が犯罪に巻き込まれて家族が殺されるのも「運が悪かった」で済まされてしまうのだろうか。

最後に、
オレはこのような犯罪が増えてるのは何も警察がくだらない存在になっているからという理由だけとは思っていない。
一番の問題は、日本国民全体の公共心・道徳心・倫理観の低下であり、
次に欠陥だらけの少年法と、罪を罪と認めさせずひた隠しにしている法律の問題だと思う。
この事件の警察と警官は最悪だったようだが、この手の事件が起きたときにまず警察がどうだったのかを見るのかではなく、その犯罪と犯罪者がどうだったのかを見ることが、次の犯罪を無くす大きな第一歩なのではないだろうか。
2000/06/30

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