今こそ行動を、田中真紀子
（この文章は森二次内閣が発表される前に通常版にアップしたものです。モバイル版でのアップが遅れたことをお詫びいたします）
今、日本の総理大臣にしたい人ナンバー１が田中真紀子らしい。
近々行われるであろう森内閣改造の目玉として田中真紀子の入閣を検討しているとかなんとかいう話。
なにやらサヨクなマスコミ人なんかは、入閣するなら加藤宏一以下だとか、相変わらず絶対反体制だけな語り口をしているが、ちょっとこのことについて語ってみようと思う。
オレは田中氏は嫌いではない。
自民党の中であれだけ自由に批判を繰り返しているのだから、やはり見ていて気持ちいいし、だからこその支持率なんだと思う。
はじめはオレも素直に期待していた。
自民党超派閥の若手が集まって作られた「明日を作る会」にも参加していたし、彼女なら何かやってくれると思っていた。
しかし最近の彼女はどうしたのだろうか。
「明日を作る会」離脱してから行動をあまり見かけなくなった。
変わらないのは彼女の口振りだけ。
はっきりいって、批判だけしているのでは評論家である。政治家ではない。
政治家は自分の言っていることを実行してこそ政治家なのである。
田中真紀子は派閥を嫌い無派閥で通しているが、しかし政治は一人では動かせない。
せめて仲間は作るべきである。
それを派閥と呼ぶかどうかはどうでもいいが、とにかく行動することが第一。
そして行動するためには何をしなければならないのか考えなければならない。
政党政治をやめたければそういう行動をとればいいのだが、それもしない。
やはり批判を繰り返すだけ。
それではいけない。政治家ではない。
今までの批判家というスタンスを、数年前の科学技術庁の大臣という経験から今日まで、パワーを充電し、期を待っていたと思えば、今までのスタンスはよかったと思っている。
だから今の人気がある。
そして、だからこそ、今こそが行動への時期だと思う。
口だけはもう終わり。どうするにしても田中真紀子は今行動すべきである。
新しい派閥を作るか、どこかの派閥に入って行動するか、それがいやならせめて入閣すべきである。
政治家たるもの、自分の考えを最も実行しやすい大臣という役職をそう簡単に拒否していいものではない。
自分で派閥を作らずに政治の中心に行けるものではないのだから、入閣すべきだ。
入閣拒否するのであれば、理由を言うのだけではなく、反対し自分の思う方向に持っていくための行動が必要である。
それもしないのであれば、もう自民党を出るべきだ。
行動もしない、大臣もしない、内部を変えるための行動すらしない、するのは批判だけ。これなら自民党にいる意味など全くない。
はっきり言って、行動した分だけ加藤宏一の方がマシだと思う。
田中真紀子はもう評論家はやめて、今こそ政治家として行動をとるべきだ。
大臣になるか、仲間を作るか、自民党を出るか、オレは田中真紀子の政治家としての行動に期待している。
2000/12/4
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