敷金を返せ!!〜反省会〜

 今回の闘争記を振り返っての反省をしたいと思う。

 なんといっても最大の反省は「立会業者が全て悪徳手口でやってくると思いこんでいた」ところであろう。それに伴い、「ちょっと法律の知識をチラつかせれば引き下がるとナメていた」というのも大きい。
 闘争記の中にも書いたが、ケイオ○戦沿線を中心にしているT◎HT◎不動産は、契約書などの文章を細かく作り法に基づいて敷金を合法的に徴収しようとしているので、もしこの辺りに引っ越そうとしているのであれば、
十分基礎知識を身につけてからにした方が良いだろう。特約さえなければ基本的に敷金は払わなくて良いのだから、払わなくて良い金を払わなければならなくなってしまう可能性もある。もしくはT◎HT◎不動産ではなくセ○ワ不動産の方が契約書を作っているのかもしれないが、とにかく今回のことで教訓になったのは「契約の時点で敷金返還が決まる」ということである。このことは次の「体験に基づいてのアドバイス」で述べることにする。

 また、煙草についての知識を全く入れてなかったのも大きなミスだった。これはもうオレの責任以外何者でもない。立会業者も管理人も、当然のことだが自分の不利になるような事は決して教えてくれないので、自衛するしか方法がない
 やはり今回ここまで長引いてしまったのは「立会の時にかなり不利な条件で合意してしまった」ことが大きいのではないかと思われる。スタートラインがかなり低かったのでゴールも低くなってしまうのは仕方ないことである。

 「契約書の内容を前もって読んでおかなかった事」はもはや論外かもしれないが、これはどちらかと言えば契約時点での反省になるだろう。

 今回のことは言ってみれば「オレの運が悪かった」とも言える。敷金返還を取り扱っているHPを見る限り、T◎HT◎不動産のように用意周到な不動産屋は無かった。アパートの所有者が個人ではなく不動産企業だったことも大きいだろう。
 しかし闘争記の中でも書いたが、バブルがはじけ、もうあの時代のような好景気は来ないと思われるので、不動産業界も現在の状況をボーダーラインにしてやっていくことになる。だから顧客の数が減った分、少しでも一人に対する利益を多くしようとするために敷金に目を付けたのだろうが、しかし現在はびこっている悪徳手口ではいつか限界が来る。だからT◎HT◎不動産のように“合法的”にやってくる業者が増えるのではないかと思われる。そうなると消費者の方でかなり高いレベルでの自衛手段が必要になってくるだろう。この辺は覚悟しておかなければならないと思う。
 自画自賛するのであれば、T◎HT◎不動産のような業者がHPで載っていないのは、このような業者にあたってしまった場合、泣き寝入りしてしまう人間が多いからなのではないかと考えられる。“合法”に見えるので「仕方ない」と諦め、公の場に出ることが少ないのではないのではないだろうか。そういう意味では今回オレがやったことはかなり有意義なことなのかもしれない。次に「体験に基づいてのアドバイス」を載せるので、参考にして敷金返還についてのヒントになれば嬉しい。

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