敷金を返せ!!?敷金返還闘争記?

登場人物・団体
天堕 輪・・・・・・・・・・書き手・オレ
山田・・・・・・・・・・・・・T◎HT◎不動産の天堕の担当者。仮名
T◎HT◎不動産・・・天堕の物件を管理している会社
セ○ワ不動産・・・・・天堕の物件を所有している会社

※本文中の金額は全ておよそである


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序章 引っ越しと立ち会い

 だいたいどの不動産でも引っ越しの一ヶ月前に、管理する業者に引っ越しするという連絡を入れなければならないようだが、オレの物件も例に漏れずそうであったために、引っ越しのほぼちょうど一ヶ月前に、部屋の管理会社であるT◎HT◎不動産に連絡をした。

天堕「もしもし、どこそこに住んでいる天堕 輪という者なんですけど、○月いっぱいで引っ越そうと思いまして連絡したのですが」
受付
「分かりました。それでは一度こちらの営業所の方までおいで頂けますか?」
天堕
「はい。では×日にお伺いします」
受付
「お待ちしております」

 後日営業所に行き、色々な説明を受けることになった。

受付「ではこちらに住所とサインと、それから新住所がお決まりであれば住所と電話番号をお書き下さい」
天堕「(なんで新しい住所を教えなければならんのだ?)はぁ、分かりました」
受付「それからこちらに敷金を返還いたしますときに、そのお金を振り込みますので、振込先の銀行をお書き下さい」
天堕「(ホントに返してくれんのかぁ?)へいへい」
受付「敷金に関しましては、担当の者とご一緒にお部屋で立ち会いをさせていただくのですけど、何日がご都合がよろしいでしょうか?」
天堕「ええと、その立ち会いで敷金の返還額が決まるということですか?」
受付「はい。担当の者がお部屋の状態を確認いたしまして、工事費等を差し引いたご金額をお返しいたすことになっています」
天堕「そうですか。では△日なら大丈夫です」
受付「分かりました。では△日の午後4時頃お伺いいたしますので、家具とかは全て移動した状態でお願いします」
天堕「はいはい」
受付「あ、こちらの書類にもサインをお願いします」
天堕「へーへー」
受付「ありがとうございました。では△日はよろしくお願いします」

 その時は、「ふーん、一応返す気はあるんだなぁ。でもオレはあまり丁寧に部屋を扱っているわけじゃないからどーせ返ってこないだろう」程度であまり期待せずにそう思っていた。
 そんなある日、「正しひ日本語」の帶刀さんと話をしているときに、この敷金返還の話題になった。

天堕「近々引っ越しすることになりましてね。ほとんど今の部屋は片づけは終わったようなもんなんですけど、後は敷金が返ってくればいいんですけどねぇ」
帶刀「まぁ、交渉術次第ですね…。それ系のHPで、法的理論武装していくとか?」
天堕「うーん、あまり事を荒立ててもどうかとは思うんですけどね。でもちょっと覗いてみましょうか(笑)」(色々なページをまわって読んでみる)
帶刀「金を払い戻して欲しい者と、払いたくない者、利害関係が対立する以上、納得する結果を得るにはそれなりの衝突は避けられませんね(^^;」
天堕「けっこうページありますねぇ」
帶刀「よくあるテーマですからね」
帶刀「まぁ、ポイントは、「法的にも道義的にも正論で、相手にも(不本意でも)納得させる」「欲張って不当な利益を得ようとしない」ですかね」
天堕「・・・とにかく敷金問題は“自然損耗”のようですね。この線引きでしょう。明細を出させれば、最悪裁判でも出来そうですね」
帶刀「そうですね。修理が不当に広範囲に渡らないか、必要修理であったかなど、粘着質に問いつめれば、大概面倒になって返金するでしょうね」
天堕「>粘着質に問いつめれば、大概面倒になって返金するでしょうね
    これいいですね(笑)しつこくいきます(笑)相手が警官だと思って(笑)」
帶刀「結果報告、楽しみにしてます(笑)」
天堕「楽しくないレポートの方が気が楽でいいんですけどね(^^; まぁ多少の衝突は覚悟しておかなければですねぇ」
帶刀「まぁ、衝突も人生の糧ですよ(笑)」
天堕「予備知識を蓄えておきます(笑)」

 はじめは大して返ってこなくてもいいと思っていたのだが、帶刀さんにつられて、かなりやる気マンマンになってしまった(笑)
 ただやはり、敷金というモノは自分の金である、というのは当然の権利であり、また別のサイトもかなり参考になるので色々と見てみれば良いと思うが、いかに不動産屋が悪どいことをしているかというのも分かってしまい、逆に言えばオレは「自分に金が返ってくること」より「不動産屋に金を渡したくない」と思うようになっていた。
 とにかく敷金返還奮闘記は今、静かなゴングが鳴ったのであった…。


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