夜中まで働いていた国会議員さん達ご苦労様です。
結局議院運営委員会が承認できなかったために本会議は流れてしまいました。
野党も必死ですね。
無駄な努力で。
バーチャルネット思想アイドルのやえです。
おはろーございます。
本会議を盾に自分の主張を通そうとする方法は正直どうなのかと思います。
所詮民主党も昔の社会党と変わらないですね。
昨日の更新では、結局は日本を守って貰うためにアメリカに賛成しないればならない、と書きました。
現在日本が選択できる項目はこれしかないでしょう。
しかしそれに反発する空気も当然あります。
アメリカなんて国に賛成するのもイヤだっていう空気です。
もちろん無批判に追随するだけでは困りますし、内心ではしっかりと将来の日本のための戦略を持ってあたるのは当然の話ですが、そうだとしてもそれでもアメリカは嫌いという感情が最近高まっています。
そんな論調の中の一つに、大東亜戦争時の日本をイラクにリンクさせて、「当時の日本もこんな感じでアメリカに無茶難題を言われて戦争に仕向けさせられたんだ。イラクも今同じ事をされているのだ」なんて主張している人たちがいます。
やめてください。
悠久の歴史を誇る日本を、イラクなんかと一緒にしないでください。
歴史も違えば時代も違うし事情も違います。
安易に日本とイラクをリンクさせて、イラクの感情移入しないでください。
当時の日本と今のイラクとが違うという簡単な例を挙げれば、まず時代が全く違います。
大東亜の時代は、弱肉強食の帝国主義の時代でした。
植民地政策がごく普通の、一流国の条件である政策でした。
だから当時の日本はごく正当なことをしようとしていただけなんですが、欧米の差別心から来る嫉妬で日本は無茶苦茶な要求を突きつけられて邪魔をされて、戦わざるを得なくなったのです。
しかし今のイラクはそんな事情ではありません。
イラクは現在の社会秩序を破壊しようとしただけです。
侵略戦争はもうやめようという時代に、クウェートに侵略したりしました。
こんなところに正義があるとは思えません。
日本とは全くリンクするところはありません。
さらに言ってしまえば、これは中東あたりの国々も言えることなんですが、力の持ち方を完全に勘違いしてしまっています。
現在の国際世界の中で何が力になると言えば、それは経済力です。
現在の世の中は、経済力があれば軍事力が付いてくるという構図になっています。
世界大戦期はそれが逆で、軍事力があれば植民地支配が出来てそれで経済力が付くという構図でした。
だから当時は軍事力を持つことが一流国の証で日本はそれを目指して一流国に近づきましたが、現在は経済力こそが一流国の証で日本は今超一流国です。
そして、第二次世界大戦が終わり大東亜戦争が終わって一つの時代が終わり、次の時代は経済力の時代になりましたが、日本は見事にその流れにのって一流国になりました。
今でも日本は他国がうらやむ豊かな国です。
これは経済力がなせるワザなのです。
しかしそれを勘違いしている国が多くあります。
未だに軍事力さえあれば豊かになれると思っている国があります。
もしくは経済発展が出来ないから、安易に軍事力に頼ろうとしている国があります。
一部中東の国、一部南アメリカの国、一部アフリカの国、北朝鮮もそうですね。
やえにはそんな国なんかに同情する気持ちはこれっぽっちもわきません。
アメリカも好きな国ではありませんが、まともに上を目指そうとしない国なんかもどうでもいいです。
もしアメリカに対して堂々とモノが言いたいのであれば、しっかりと歴史を作って経済力をつけて対等に近い立場になれば、堂々とモノが言えるようになれます。
今の日本だって、軍事力等で負い目があるものの、それでも経済力があるというだけで世界的に見ればかなりの発言力があると言ってもいいでしょう。
これで軍事力さえつけられれば、相当の発言力です。
今の時代は経済力です。
それができないのに権利だけ主張するというのは、単に我が儘なだけと言えるでしょう。
結局、日本から見ればイラクは遠いですし、だから中東の事情なんて分からないですし歴史も違いますし歴史的関わりもないですし、つまりあの辺の複雑な感情も理解できないですから、下手に手を出すよりは対岸の火事ぐらいに思っている方がいいんです。
同情すべき点もなければ、日本とリンクさせて考えること自体が間違っています。
昨日と一緒になりますが、イラク問題は日本の北朝鮮問題のカードの一つとしてとらえてうまく利用するぐらいのしたたかな気持ちを持ってあたるべきでしょう。
一番大切なのは、どうすれば最も日本のためになるか、なのです。
バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、アメリカ・イラク戦争で応援する人間はいません。