最近肩が凝り気味です。
着物はちょっと重いですからね。
肩こり解消法求むです
バーチャルネット思想アイドルのやえです。
おはろーございます。
4月1日といえば何の日でしょうか。
そうです。
旧郵政省、郵政事業庁が郵政公社になった日です。
昨日めでたく郵政公社に転身したようです。
これで国が直轄して運営している組織の中では、利益を上げることを目的とした組織は無くなったことになりました。
これから郵政事業は、国の公共のためではなく、自社の利益のために働くことになります。
それが吉となるか凶となるか、果たしてどうなるでしょうか。
職員からすれば、今までなら少々利益のことは考えなくても良かった、簡単に言うと赤字になっても構わなかったので、与えられた仕事を黙々とやっていればよかったです。
それは、窓口でのサービスの悪さや無駄なコストを削ろうという考えを起こさないといった悪い部分があった反面、利益を無視してでも全国一律料金の郵便料に反映せることができたという良い面もありました。
これからは一民間会社(現在は厳密には違いますが)となるわけですから、無駄な部分はどんどん省き、利益が上がらない事業もどんどん切り捨て、最低でも職員さんに給料が出せるぐらいの利益を出さなければならなくなります。
もう国は赤字になったとしても助けてくれません。
郵政事業が民間になることに対しての弊害は今まで色々と言われてきました。
先にも言いましたが、コストや利潤を考えるのであれば果たして今まで通りのように全国一律料金で配送が出来るのだろうか、という部分が一番大きいと思います。
どんな遠いところでも、どんな不便なところでも、はがきなら50円でどこにでも届けてくれます。
テレビショッピングなんかでは「配送料全国一律」なんて言ってるのにその下にちっちゃい字で「北海道・沖縄・離島は除く」なんて書いてあったりしますが、郵便は本当にどこでも一律料金で届けてくれます。
さらにそれにも関連してくるんですが、「ゆーびんやさん♪」なんて歌があるように、配達職員さんなんかは仕事柄とても地域に密着したおつきあいになります。
今でも田舎の方では「暑いでしょうから麦茶でも飲んで休んでくださいな」の風景が見られます。
でも利益第一の民間企業になったら、他の配達業者のように走り回ってばかりになって、そんなほのぼのとした風景も見られなくなるんでしょう。
情緒的な問題もありますが、またちょっと理屈的に考えれば、そんなほのぼのとした風景というのは防犯の面でも有効ですし、また特にそんな田舎の方では老人の一人暮らしなんかに対するケアーにつながるという国家事業ならではの面もあり、その部分が無くなってしまうのはマイナス面も大きいと思います。
しかし民間企業になってプラスになることも多いでしょう。
弊害が田舎の方に多いのとは逆に、プラスになるというか、今までの郵政省ではマイナスになっていた部分は、都市の方でよく目に付いていました。
いわゆる「お役所仕事」ですね。
過去の国鉄と似たようなところも多いんですが、つまりお客様に対する態度が悪かったり、融通が利かなかったりと、意識の部分で職員さんに足りない部分がかなりあるんじゃないかと思います。
赤字続きだった国鉄が、JRになってから一気に意識改革が行われサービスが良くなってすぐに黒字に転換しましたが、郵政事業もそれに続くことが出来るのでしょうか。
一番の問題はやはり職員さんの意識改革だと思います。
その4月1日にやえはある用事で郵便局に行ったんですが、やっぱりちょっと意識改革が足りないんじゃないかなと感じました。
ただ郵便を出すだけではなく、少々ややこしい郵便物を持っていって、さらにふみカードで支払いをしようとしたせいもあるんですが、しかし規格外のお願いをしたわけじゃないんですが、郵便物を預けるまでずいぶん待たされてしまいました。
その場にいる職員さんが知識不足からかしっかりと対応できずにたらい回しにされたり、何度も同じ質問を繰り返されたり、挙げ句の果てに職員さんに「そんなめんどくさい事を言うなよ」みたいな雰囲気を醸し出されて郵便局を出る時にも「ありがとうございました」って誰も言われなかったりしました。
そもそも郵政事業を民間にしようっていう動きは、こういった職員さんの窓口での対応の悪さからきているんだと思うんですが、その辺が分かっていないのか、上から「これから民間になるんだからちゃんとした態度を取るように」って言われたから仕方なくなってるに過ぎないんだ、っていう感じ思っているんじゃないかとやえは感じてしまいました。
まぁ一気に意識改革することもむずかしいんでしょうけど、例えば道路公団にも言えることなんですが、民間にしてしまうぞと言われてから急に態度を良くしたとしても、やっぱりそれだけでは納得はできないです。
そもそも民間並みの普通の対応をするのが当然であって、それを今まで散々怠ってきたわけですから、「今ではこんなに頑張ってるんですよ。だから民営化はやめてください」って言われても、もう遅いですよってしか思えません。
もっと早くにそう気付けばそんなことにならなかったわけで、もう手遅れの状態になったからここまできたわけで、国鉄の例があったのにもかかわらず改善しようとしなかったわけで、いまさらって言うしか言いようがないんですね。
シリを叩かれてからやっと気付いたんですから、もう公務員でないのは諦めて、過去のことはしっかりと反省してこれからよりいっそう良くなるように努力してもらいたいです。
このように、民営化することで良い部分悪い部分とあるわけですが、この両者は対極にあると言ってもいいぐらいですから良いところだけを両立するというのはむずかしいでしょう。
田舎だけ国家事業とする、なんてことは無茶苦茶ですしね。
なにはともあれ郵政公社にはなったわけで、その先完全に民間業者になるかどうかはまだ未定ですから、これからの郵政公社がどうその辺の改革を進めていくかがポイントとなるでしょう。
窓口の対応だけでなく、細かいところでまだまだ「公務員」というモノにあぐらをかいていた部分がいっぱいありますから、よりユーザービリティを高める方向に向かっていって欲しいなぁと、一利用客としては思っています。
もちろん今までのいい部分も残していければ言うことありません。
「公社」という、民間でもお役所でもない中間の立場である今こそ、その対局する両者のいいトコ取りを目指すいい機会なんじゃないかと思いますし。
バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、郵政公社のお相撲さんの暑苦しい顔のドアップCMを応援しています。