☆やえニュース☆

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平成15年6月16日

 過去の事実

 メールを頂きました。
 
 >やえちゃんの前書きはいつも長いけど、他のサイトだったらやえちゃんの前書きだけで一日分の日記になりますよね。
 
 がーん。
 そうだったのですかー。
 もしかしてやえは余計な労力を使っていたんでしょうか。
 えーと、えーと
 一日で二日分の文章が楽しめるバーチャルネット思想アイドルやえ十四歳にようこそいらっしゃいました。
 一粒で二度オイシイ。
 一粒100メートル。
 
 ・・・・・・・・・・・・。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 メールはお返事が返せないことが多いのですが、いつも励みになっております。
 ありがとうございます。
 
 
 さて。
 今更ですが、テレビとか新聞とかマスコミというものは、どんな難癖をつけてでもお上批判をしなければ気が済まないようです。
 これもやえは最近よく言っていることなんですが、近頃の保守ブームや嫌韓ブーム反米ブームというのは、感覚的にはずっと昔から今のような空気のように思ってしまいますが、しかし実際はかなり最近の話です。
 1年以内の出来事でしかありません。
 たった3年前には「何が何でも朝鮮半島絶対正義派」という人間が確実にいました。
 「韓国が日本に対して敵対心を持っている」と言うだけで売国奴呼ばわりされるような状況だったのです。
 もちろん今のこの状況はやえにとっても喜ばしいことではあるのですが、しかし過去のことは過去のこととしてそのような時代があったということはきちんと覚えておくべきです。
 
 小泉さんを批判する口実に「アメリカ追随だけでいいのか」というのがあります。
 「日本はアメリカのいうことだけを聞いていればそれでいいと戦後からずーっと思ってきた。その最たるものが小泉首相。しかしそれで本当にいいのか」
 こんな論調ですね。
 でも実は、数年前まではマスコミの論調というものは「いかにしてアメリカのご機嫌をとるのか」というものでした
 よく思い出してみてください。
 たった数年前のクリントン政権の時、大統領アジア外遊の際、一番最初に訪れた国が中国だった時がありました。
 これに日本のマスコミは大騒ぎです。
 「大統領は日本を通り越して先に中国に行った」「つまりアメリカは日本よりは中国の方が大切」「これからはアメリカ−中国という大国路線に切り替わる」「アメリカは日本を見限った」「日米同盟の危機だ
 こんな言葉が舞い踊り、そして同時に空前の中国ブームがやってきました。
 書店に行けば中国関連の本が溢れかえったのです。
 「数年後中国は日本を越えるだろう」「これからの投資先は中国」「アジアの大国新リーダー中国」
 
 うーん、今思い返してみると、この時代の方がよっぽど「ポチ」だったような気がします
 いかにアメリカ様のご機嫌をとるのか、ということをテレビや新聞で真面目に議論していたのですから。
 日本がが戦後以来最もアメリカと仲良くなった今になって「アメリカ追随でいいのか」と言いはじめましたが、当時はマスコミが率先して「アメリカが日本より先に中国に行った」ということに対して危機感を持ち「いかにアメリカ様に日本が取り入れられるか」を議論していたのです。
 やえは当時の方がよっぽど「ふーん、アメリカと中国ですかー、きな臭い取り組みあわせですねぇ」なんて思っていたんですけど、どうして当時は誰も「ポチ」って言わなかったのでしょうか。
 マスコミも反米保守さんも教えて欲しいところです。
 
 マスコミの言ってることには一貫性がないということももう言うまでもなくその通りなんですが、それ以上に「昔はこのような空気だった」ということはキチッと覚えておくべきです。
 どうも数年前の空気をコロッと忘れてしまいがちです。
 事実、北朝鮮のことを「地上の楽園」だと宣伝し朝鮮半島を神聖化した輩の責任を追求しきれていません
 多くの日本人を北朝鮮に送り、拉致を許し、核をつくらせ、その資金も日本が出してしまっているような結果となり、部品までメイドインジャパン。
 さらにはそれに対する批判すらも許されない空気を、当時のマスコミと親朝鮮派一部政治家と一部の世論がつくっていました。
 言ってしまえば現在の北朝鮮の脅威は、結果的に半分ぐらいは日本が手助けしてしまったと言っても過言ではないのです。
 
 その責任を取らなければならない人間がまったく厚顔無恥にも無視を決め込んでいるのはとても問題ですが、しかしそれ以上に「当時の空気」を忘れてしまうことの方が大問題です。
 歴史は教訓にしてこそ存在価値があります
 しかし歴史を忘れてしまうと教訓にすることも出来ず、同じ失敗をまた繰り返してしまいかねません
 この北朝鮮の問題も、それを教訓にし未来につなげなければならないはずなのです。
 
 北朝鮮の問題等のは、本質を見ずに議論しようとせず当たらず触らず腫れ物のように扱った結果、そのツケが全部自分に跳ね返ってきました
 また同じ過ちを繰り返すわけにはいきません。
 例えば戦争と平和・防衛の話にしても、ただ憲法9条という文字だけのものを神聖化し侵すべからずで、現実に即さないのに祭り上げていたりしていますが、これもこのままだといつか取り返しが付かないことになってしまうかもしれません
 「なぜ戦争をしてはいけないのか」「どうして武力を持ってはいけないのか」「平和とはどうすればおとずれるか」
 こういった過去の失敗を教訓にしてこそ、本質的根本的本質的議論となると思いますし、そのために過去と歴史があるのだと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、歴史の正しい使い方を応援しています。

平成15年6月17日

 お薬屋さん

 昨日フラフラと本屋さんに行ったんですが、ふと雑誌コーナーに目をとめると、「お姫様特集」という文字が踊っている、綺麗な絵が描かれている雑誌を見つけました。
 ぱらぱらってめくったら、なかなか綺麗で可愛いイラストがいっぱいありまして、なんかの参考資料になるかなぁと思って買ってみました。
 で、帰ってじっくりページをめくっていると、なんかお人形さんとか写ってます。
 しかもちょっと怖げです。
 リアルを追求したお人形さんです。
 なんか「供養」とかいう文字も見た気がします。
 うわー、髪伸びるんですか?
 と、喜びながら(?)見てたら、ん?、こ、これはっ!?
 ズキューーーーーーーーン
 なんと荒木飛呂彦先生のパリでの個展の特集じゃないですか。
 あーーーーーーこの雑誌、シャトレーゼさんがおっしゃってた「「おひめさま」特集という時点で、サッパリ読むところがナッシング。っていうか、そもそもこの本のターゲットが「イラストや漫画を描くのが好きなヤングレディ」っぽい」雑誌ですね。
 買うまで気付きませんでした。
 でもこの雑誌、内容もそうなんですが表紙からしてちょっと男の人が買うのに抵抗があると思うんですけど、よく買われましたね。
 ビバシャトレーゼさん(笑)
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 突然ですが、ごめんなさい。
 やえはいつもニュースステーションを見ているワケではないんです。
 あんな番組たまたまテレビをつけたらたまたまやっていてたまたま他にやることがなかった時にたまたま眺めているだけ程度なんです。
 だからちょっと詳しく分かんないんですけど、でも「コンビニ医薬品問題」って多分「風邪薬程度ならコンビニにおいてもいいんじゃない?」っていう問題ですよね?
 捕鯨については、今時日本人の中で捕鯨反対ってトンチンカンな事を言っている人はもういないでしょうし、既存ニュースでもよくやっていますから、やえが触れるまでもないと思いますので多分取り扱わないと思います。
 捕鯨の問題は白人の頭の悪さを露呈している問題でもあるんですけどね。
 
 で、コンビニとお薬のお話ですが、やえももちろんお薬がコンビニで買えるようになったらとても便利だと思います。
 一応やえは風邪薬は常備しているんですけど、それを知っているお友達に「やえちゃんいつもお薬持ってたよね。ちょっと熱っぽいからくれないかな」とか言われて、いざ自分が調子悪くなると全部お友達に取られちゃって無かったりしたことがたまにあったりします。
 その時はまだお昼だったので事なきを得たのですが、これが夜だったらちょっと寝づらい一夜を過ごすことになってしまっていたでしょう。
 
 最近はドラッグストアと名乗るお薬屋さんが増えて、コンビニかスーパーかと思うぐらいに品揃えで、しかもかなり安く様々な商品を提供なさっておられます。
 その煽りをうけてか、今まで普通のお薬屋さんだったお店も、値段をドラッグストア並みに下げ品揃えも雑貨等も増やして商売なさっているところが増えてきました。
 やえのお家から一番近いお薬屋さんは、そんな普通のお薬屋さんだけど値段も結構リーズナブルにしているっていうお店でお薬以外でもよく利用しているんですけど、一つ問題があって閉まるのがとっても早いんですね。
 9時前には閉まっちゃうんです。
 ちょっとお出かけしてて帰ってきて「あっ、あのお薬を買っておかなきゃいけないんだった」とかいう場合でも、もうそこは閉まっちゃっているんですね。
 街中にあるドラッグストアなんかはかなり遅くまで開いていたりするんですけど、やっぱり“元普通のお薬屋さん”っていうのは、値段はドラッグストア並みになっても、開店時間は今でも昔のままなんでしょう。
 でもやえとか消費者からしたらちょっと不便なのは不便ですよね。
 
 セブンイレブンいい気分は名前の通り昔は「7時開店11時閉店」ということで、当時としてはかなり遅寝早起きなお店だったんですが、今ではコンビニは24時間営業が当たり前になっています。
 お正月まで開店が当たり前です。
 そんなコンビニエンスストアでお薬も売られればもちろん便利でしょう。
 やえもそれを応援したいと思います。
 
 ただ、やっぱりお役所、この場合は厚生労働省なんでしょう、どうしても抵抗感というのは拭いきれないと思います。
 役所の抵抗と言うと利権がなんだとかすぐにパブロフする人がいますが、そうではなくて、普通に今まで当たり前だったものがいきなり変えられると、だれだって大なり小なり「えっ?」っという感覚を受けると思います。
 それが良いのか悪いのかはともかく、例えばお父さんに「今まで朝はパン食だったけど、これからは和食にしよう」っていきなり言ったら、それは誰だって「えっ?」って思うでしょう。
 これが役所という大きな組織になるからそれだけ反応も大きくなってしまうワケで、もちろんエイズ問題の時のような利権バリバリの時もあるんでしょうけど、でもいつもいつも何が何でも利権がいつも絶対に絡んでいるんだ、というのはちょっと違うと思います。
 
 あと、お役所からの視点から見れば「もし万が一何かあったら」っていう意識もあるんだと思います。
 そもそも危険だからお薬は薬剤師さんっていう専門家がいるところでしか売れないのですから、つまりお薬は危険物なワケで、だから素人に扱わせるのはどうかな、というのがお薬販売の基本にあるワケです。
 もちろんお役人さんも風邪薬程度が危険であるとは思っていないと思いますけど、しかし原則「医薬品=危険物」という概念の元で今まで何十年もやってきたワケですから、それを変えるのはどうしてもちょっとは抵抗感あっても仕方ないと思いますし、万が一って考えるのも仕方ないと思います。
 
 だからやえはこうしたらいいと思うんです。
 風邪薬とか比較的安全で扱いやすい薬は「軽医薬品」とか、新しいカテゴリをつくればいいんじゃないでしょうか
 「軽医薬品」というネーミングにツッコミは不可です(笑)
 今は「医薬品」「医薬部外品」だけですが、その中間に「軽医薬品」とかつけるんですね。
 で、さらに「軽医薬品」を扱うための資格も設けます
 これは市役所とか区役所とかで一日だけの講習を受けるだけで取れる資格にするのです。
 さらにその資格は1年ごとに更新のための講習を義務づけます。
 仮に分かりやすく言えば「軽薬剤師」ですね。
 もちろんネーミングについてはツッコミ不可です(笑)
 そしてその「軽薬剤師」という資格をコンビニの店長さんが取れば、晴れてその店は「軽医薬品」取扱店になれ、堂々とコンビニでお薬を売ることが出来るようになる、という寸法です。
 
 こうすれば、役所的にも一応お店に対して直接指導できるようになりますし、抵抗感もかなり薄らぐんじゃないかと思います。
 お店としても店長さんが一日講習受けるだけで済むわけですし、また責任の所在もはっきりしますから、気兼ねなくお薬も販売できるというものです。
 またこれぐらいでも国がやってくれたら、買う方としても安心できますしね。
 
 今構造改革と盛んに言われてますが、いきなり100を1にしろと言われても、それはやっぱりなかなか難しいものがあります。
 だから改革するとしても、スピードを求められるものはそれはそれで急ぐ必要はあると思いますが、しかし多くの場合においては、まずは100から70にして次に50にして・・・という感じで段階を踏むことも必要だと思います。
 そうすることでもし失敗があったとしても、段階の途中で気付くことが出来、被害も最小限に抑えられる事も出来るでしょうし。
 このお薬の問題でも、そもそもドラッグストアがここまで発展しているワケですし、今すぐコンビニで売れられるようにしないと死んでしまう、というワケではないのですから、やえが提案したような感じで徐々に段階を踏んでみるのもいいんじゃないかと思います。
 
 けっこう新しい「軽薬剤師」とか資格をつくったら意外に新しい需要が作られるかもしれませんしね。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、買いやすいお薬屋さんを応援しています。

平成15年6月18日

 民主主義における力

 あまりなめた態度とるんじゃあねーぜ。おれはやると言ったらやる男だぜ。
 
 キャー!
 そこにしびれるあこがれるーッ!
 
 
 例え女性誌コーナーでチクチクした視線を感じながら立ち読みしたとしてもーッ!(笑)
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 結構前ですが、有事法制が通る直前ぐらいに、ニュースステーションで久米宏さんがこんなこと言ってました。
 
 「有事法制っていうのは大切な法律なんだから、民主党や自由党だけでなく、全ての政党、社民党や共産党も賛成できるような法案にすべきだ」
 
 ああ、もうなりふり構わない必死さです。
 有事法制なんていう法律が、どんなことにしようとも社民や共産が賛成するわけが無いというのは、ちょっと政治に詳しければ常識と言っても過言ではないはずです。
 それを、テレビ朝日の看板ニュースのメインキャスターが分からないはずがありません。
 つまりは無理難題をふっかけて反対しているだけであって、逆に言えばもうそれぐらいしか反対する理由が見つからなかったと言うことなのでしょう。
 難癖つけてでも理由が無くても世論を無視してでも、公共のニュース番組というものを利用してまででも有事法制に反対したいようです。
 偏向報道しかできない彼には早く報道の世界から足を洗ってもらいたいものです。
 
 そもそも日本は現在は民主主義を取っていますから、選挙にて過半数以上を得票した与党が賛成すれば、形上は全てそれで通るはずなのです。
 数が多ければそれがそのままイコールで力となるのが民主主義の世界です。
 定数がある議員がより多く集まればそれが力となるワケで、そしてそれが政党というものになるワケです。
 つまり各政党それぞれは決して平等ではないのです。
 議員の数が多ければより強い力を持つことが出来、議員数が少なければそれなりの力しか持てないのです。
 例えば自民党と社民党との議員の差は衆議院では243:18と、これだけの差があるので、言うなれば自民党の意見と社民党の意見では、自民党の意見の方が約13倍ほど社民党の意見より強いのです。
 
 その民主主義の原則を守っている機関があります。
 当然と言えば当然ですが、国会です。
 委員会や本会議では各政党ごとに質問や演説を行いますが、それは全く平等というわけではなく、政党の議員数によって時間の長さが決められます。
 例えば自民党は40分、民主党は30分、社民党は10分といった感じで、議員数の比率でだいたいの時間割り当てになっています。
 得票数=議員が多い政党の方が主張できる時間が長く、議員が少ない政党は意見を主張できる時間が短いんですね。
 これが民主主義の原則です。
 
 よってさっきの久米氏の発言は、なぜか政党間の力が等しく平等のような感じで発言していますが、それは民主主義の原則を全く無視しているのです。
 
 しかしそれでもなぜか政党と政党との力関係が平等であると思っている人が多いみたいです。
 例えば日曜なんかにやっている政治討論番組がありますが、特にNHKなんかはだいたい各政党に一人ずつ議員さんが出演なされています。
 これは本来なら不平等と言えるでしょう。
 正しく民意を反映していません。
 そのような場で民主主義においての公平にするのであれば、社民党の議員が一人出演するのあれば自民党の議員は13人ほど出演するのが筋でしょう。
 ちなみにこの場合の民主党なら7人ぐらいですね。
 こうやってはじめて民意を反映していると言え、平等公平な議論が行えると言えるでしょう。
 まぁ実際問題こんなことしてたらキリがないですから、各党口達者な人が代表で一人ずつ出てくるんでしょうけどね。
 ただ、各政党一人ずつ出演しているっていうのは決して平等ではない、不平等な討論をしているのだと言うことは覚えておいて欲しいと思います。
 
 特に日本では平等という言葉を結果平等と置き換えている人がよくいますが、それはただの共産主義であって、民主主義においての平等とは機会平等であるというお話でした。
 結果には差があって当然です。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、平等を応援しています。

平成15年6月19日

 憲法改正

 コンビニでお薬を売るようにするかしないかの問題は、売れるようにする方向で決着が付いたようです
 この記事では「改革は失敗した」と言わんばかりの書き方ですが、しかし今までダメだったものが出来るようになる、つまり0からを10にするには及ばなかったものの、少なくとも0が1にはなったワケで、無から有という壁を乗り越えたワケですから、これは大きな一歩となるでしょう。
 0から1に進むよりも、1から2に進む方が楽なのですから、こういうものは徐々に段階を踏んで進んでいけばいいのです。
 このように小泉改革は目に見える形でも着実に進んでいるのに、やっぱりマスコミは否定的にしか報道しません。
 今までの総理では考えられないぐらいのスピードで日本の制度が変わっているのに、本来ならこれはもっと評価されるべきなのではないでしょうか。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 日本国憲法を改正するためには、「各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。」(第九十六条)となっています。
 つまり、衆議院全ての議員さんの2/3、参議院全ての議員さん2/3の賛成が必要で、さらに国民投票によって1/2の賛成が必要なのです。
 日本の憲法改正には、国民投票もさることながら、国会議員の投票がかなり厳しいものになっています。
 
 通常の法律の新設や改正などは、「両議院の議事は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、出席議員の過半数でこれを決し」(第五十六条)とあるように、“出席議員”の半分で可決となるのです。
 さらに議決を採るためには「その総議員の3分の1以上の出席がなければ,議事を開き議決することができない」(第五十六条)と定められていますので、つまり法律等が可決されるためには極論を言えば、1/3×1/2=1/6の議員数の賛成があれば可決することになります。
 しかし憲法改正の場合は「各議院の総議員」つまり出席しようが欠席しようが在職している議員さん全員の2/3が必要ということになるのです。
 これは例えば、その憲法改正の決議の場において、仮に1/3以上の議員さんが欠席してしまうと、投票するまでもなく否決されるということになります。
 
 現在衆議院では定数が480人、参議院では247人、この中で何人かは辞職等で欠員がありますから総議員は少し減ります。
 それはとりあえず考えないものとしても、憲法改正を発議するためには衆議院では320人以上の賛成が必要になるということになります。
 自民党は現在衆議院の議員さんは243人ですから、憲法改正発議のためには自民党単独では無理ということですね。
 
 ちなみに法律新設や改正のためには過半数賛成で成立ですから、全員出席したとして480/2=240人ということになり、自民党衆議院議員は243人ですから、実は衆議院だけ見れば連立を組まなくても自民党だけで法律は通るんですね。
 参議院では自民党115人しかおらず全然過半数の124人に足りないですから、自民党は参議院のために渋々連立を組んでいるというのが本音なんです。
 
 で、話はそれましたが、公明党が憲法改正に賛成するかどうかちょっと、いえ、かなり疑問ですから、なかなか憲法改正の発議までは至らないんじゃないかというのが現状です。
 ちなみに公明党と保守新党が賛成したところで、243+31+10=284人、まだ足りません。
 さらに自由党が賛成したとしても+22=306人でやっぱり足りません。
 現在無所属の方が15人いらっしゃいますので、それを合わせてやっと321人でギリギリ可決されるという状況です。
 そもそも自由党は野党なんでアレですし、無所属の中には自民党よりの先生もいらっしゃいますが、民主党よりの先生もいらっしゃって、無所属全員が賛成するとは考えられません。
 だから賛成のためのこの321人を集めるというのはほぼ無理と言ってもいいぐらいキツイと言えるでしょう。
 現実的に衆議院で憲法改正の発議をするためには、民主党が割れるのを期待するしかなさそうです
 
 そもそも衆参議会における憲法改正のこれらの賛成議決は、あくまで「発議」、つまり「憲法を変えちゃってもいいかなー?賛成反対を採りますよー?」と問いかけるだけであって、憲法改正が決まるわけではありません。
 その後に行われる国民投票によって決が決められることになっています。
 あくまで国会の議決は「発議」でしかなく、決定権は全くありません。
 だから先に国会があって、その後に国民投票という順番ですね。
 この順番だと、現状だと国民投票までにはほぼ行くことが出来ないと言えるでしょう。
 
 でもそれってちょっとつまんないですね。
 やえとしては一度憲法に関する国民投票をしてみればいいんじゃないかと思っています。
 そもそも60年も憲法が一度も変わっていないのですが、それってつまり、日本社会と日本人は60年前から進化していないと言えるようなモノじゃないですか。
 でもそんなことは無いですよね。
 文字の上の言葉は記録さえしていれば永遠に変わりませんけど、しかし現実の社会というモノは人間というモノは月日と共に変化していくモノです。
 そして憲法や法律というものは、憲法法律のためにあるんじゃなく人間のために存在するモノです。
 だから、人間の変化に合わせて憲法法律も変化するのが当然のハズです。
 それなのに日本という国はこれから何年も、100年経っても200年経っても憲法が変わらないままやっていくつもりなのでしょうか。
 
 先程も言いましたように、一度憲法改正についての国民投票をしてみればいいんじゃないかと思っています。
 いきなり9条の本質に触れるような問題は、とりあえずはおいておくとしても、他にも変えた方がよいような条文はいくつかあります。
 例えば第八十九条【公の財産の支出利用の制限】です。
 
 「公金その他の公の財産は、宗教上の組織もしくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。」
 
 「公の支配」という言葉がポイントにはなりますが、これを素直に読めば、私立学校には税金で補助金等を出すことは違憲である、と読めます。
 「公金その他の公の財産は」の部分から、この条文における「公」の意味は国や地方の公共団体を指していることは明白ですので、「公の支配に属しない」というのもそのまま「公立ではない」と読むのが素直な読み方でしょう。
 だから私学助成というのは違憲“くさい”んですね。
 自衛隊みたいなモノです。
 でも実際問題私学助成に反対する人はいないですよね。
 だからこれも明確に改正すべきなんじゃないかと思います。
 
 自衛隊も国軍としていいと思いますし、そもそも自衛防衛については反対する人もいないでしょうから、戦争放棄とは別に自衛力防衛力の保有は認めると明確に明記すべきだと思います。
 そもそも今までまともに憲法改正について議論をしてこなかった、いや60年間タブー化してきたんですから、ここで一つ議論をするためにも憲法改正のための国民投票をしたらどうかと思っています。
 仮にその投票がさっき言った私学助成についてだとしても、やっぱり憲法全体についての議論が行われることになると思います。
 また、一度憲法を変えることが出来たとしたら、それはそれで次のステップアップにもなると思いますし、将来に向けてかなり有益になるのではないでしょうか。
 本来戦争の問題はもっと早く解決すべき問題なのですが、しかし60年もかけて凝りに凝り固まってしまって、一気に解決することなど絶対に不可能なぐらいになっていますから、徐々にやっていくしかないでしょう。
 だからまず、きっかけを作ることが大切だと思います。
 
 次の衆議院選挙がいつになるのかまだ分かりません。
 一説によると、補欠選挙がある10月という話もありますし、また来年の参議院と同時選挙になるんじゃないかという話もあります。
 10月だとちょっと期間が短いので難しいかもしれませんが、来年の参議院はあと1年はありますから、議論するにはほどよい期間だと思います。
 衆参そして憲法改正のトリプル投票といきましょう、小泉さん。
 将来の日本のためにも、ここで憲法を変える機運を作っておくべきです
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、憲法改正を応援しています。

平成15年6月24日

 政党

 web拍手にてやえの誕生日のお祝いメッセージを下さった方々、本当にありがとうございました。
 今日朝集計画面を見たら、この前とは全く逆の意味で驚いちゃいました。
 こんなにメッセージを頂いたのは、もしかして導入直後かそれより多いかもしれません。
 先日の一日の拍手の数もいつもよりかなり多くて、うう、みなさんの優しさに涙がちょちょぎれんばかりです。
 相変わらず普通の掲示板には書き込みがないんですけど、みなさんはずかしがり屋さんなんですね?(笑)
 はずかしがり屋さんの皆々様方、本当にありがとうございました。
 
 昨日の16時台の方
 お誕生日おめでとうございまーす。一緒ですねv
 
 一行の足さん
 ありがとうございます。これからも読みやすい文章を目指してがんばりますー。
 
 ひなちゃん
 ありがとー。また機会があったら遊びに行きますねー。
 
 いたちさん
 ありがとうございますー。なんだかとっても微妙ですがあまり深く気にしてはいけません(笑)
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 これですか?(笑)>今日の7時台の方
 むいむいムンムン(・∀・)
 
 
 一行ボードの方で政党についての話題が出ていましたので、今日は政党について考えてみたいと思います。
 まず。
 民主主義という体制では何が一番力を持つかと言えば、それは「数」です
 「数が多い方の意見が正しい」というのが民主主義の基本根幹ですから、逆に言えば「数さえあれば必ず正しい」ということになります。
 例えば君主制であるならば、いくら大多数が白だと言っても王様が黒だと言えば黒が正しくなります。
 しかし民主主義の場合は、大多数が白だと言えば白が正しいという制度です。
 もちろん社会というモノはそんな単純なモノではないんですが、一応民主主義の大前提は「数」であるということです。
 
 そんな社会制度において、最も手っ取り早く権力を握ろうとするのであれば、それは数を集めることです。
 そんなのは誰でも思いつきますね。
 子供でも思いつきます。
 ガキ大将っぽいのがいっぱい人を集めて、「山田君が委員長に相応しいと思いまーす。賛成の人手を挙げてくださーい」とかやりますよね。
 つまりこの時点で派閥とか政党というモノが出来上がっているんです。
 前もって人数を集めておけば民主主義においては自分の思い通りに事が運ぶのです。
 
 ちょっと視点を変えまして、人間というモノの根本的なサガだと思いますが、どうしても人間が複数人集まれば派閥というモノが出来てしまいます
 学校でも会社でもどこでも、大なり小なりグループというモノが出来るというのは誰でも経験があると思います。
 特に女の子はそうですね。
 そしてそんなグループは自然と考え方も近かったりします。
 人間というモノはどこか自然に、ある枠を設けて意見を収縮したようなグループをつくるようになっているみたいなのです。
 そしてそんなものを制度化したモノが政党と言えるでしょう。
 
 それらを全部ひっくるめて、さらに民主主義が多数決というものを大原則としている以上、どうしても派閥や政党が出来るというのは必然であり自然のことなんだと思います。
 これを否定しても非現実的ではないでしょうか。
 人間というモノを否定していると言っても過言ではないかと思います。
 だから、政党というモノを否定するのではなく、うまく使うことを考えた方が現実的ではないのでしょうか。
 
 さて、ここまではタテマエです。
 次に日本における政党とはどんなモノか考えていきます。
 「党の理念」という言葉が出ていましたので、それを軸に考えていきますね。
 今回は自民党です。
 
 以前「法律が出来るまで」でも書いたのですが、法律とか政策とかを決定する時は、必ず党内で議論します。
 議員連盟や部会等で意見を集め議論して、そしてその結果として党としての方向付けをします。
 政党のメリットというモノはこの辺にもあって、法律で定められている本会議や委員会では形式張った議論しかできませんが、政党内の議論というものは法律で定められているモノではありませんので、自由に議論することが出来るのです。
 で、そこで出された結論が「党の理念」というものに当たるのではないかと思います。
 
 日本は議会制を採っていますから、大統領はいません。
 大統領がいるのであれば大統領一人で政策を決めることが出来ますが、日本では一人で全てを決めるという制度は民族性の上から見てもあまり合っていません
 いわゆる「和の精神」からです。
 だから多くの議員が集まって議論をして方向を決めるんですね。
 その中では時には自分の考えとは違う方向に決まってしまうこともあるでしょう。
 でもその少数の意見を自分だけでも無理矢理貫き通すという行為が果たして本当に正しい判断かどうかはかなり疑問が残ります。
 
 「選挙で選ばれた議員なんだから自分の意見を通すのが当然」という意見もありますが、それが大統領なら話も分かります
 しかし日本の国会議員選挙は、何百人いる国会議員のウチの一人を決める選挙です。
 確かに選挙民の一票を背負っていることには間違いありませんが、しかしその選ばれた議員も全体では何百人といる国会議員制というシステムの一部分にしか過ぎないのです。
 つまりその選挙区内での選挙民の意見も何百分の一でしかないと言えるんですね。
 だから党や国会において議論をした結果、その議員の意見が通らなくても、それはその意見が議会政治の世界においては正しくなかった、と言うしかありません。
 国政選挙で選んでいる議員というモノは、「数百人いる中の一つの意見を代弁する一人」でしかないのです。
 
 冒頭にも言いましたが、グループというものはある程度の意見が収縮されているものです。
 だから自民党という党にもある程度の象徴的な理念というモノはあります。
 自民党と共産党は全然性格が違うということからもそれが伺えますね。
 だから自民党の議員で、もし自分の意見が全く一つも通らないというのであれば、それはその議員が自民党向きではなかったと言うしかありません。
 しかしそんなことは全くないですね。
 そんな人はじめから自民党から選挙に出ないですから。
 だから自民党の場合は、その議員がやりたいことが党として通ることもあれば、やりたくないことを党としてやらなければならないこともあると思います。
 でもそれはどの自民党議員も同じ事で、誰かが喜んでいる裏で誰かが我慢しているんです。
 それはもう政権政党である自民党という性格上、数を多く集めて法案を通すという最も国会において価値のある行為を行えるという利点に対する代償としか言いようがありません。
 もし党に属さず一人無所属でやっていたとしたら、それは自分が賛成できない法案に賛成する必要はなくなりますが、作りたい法案を通すことは全く不可能になるでしょう。
 これもやっぱり、数こそ力の民主主義というシステムをしいている以上、どうしようもないことだと言えます。
 
 結局大統領制ではなく、議院内閣制という多くの代議員を選び行政も議員が責任を負うというシステムを採っている以上、常に多くの人が賛成している意見を通すことができるという反面、どの人間も完全に満足することは出来ないというデメリットも享受しなければなくなってしまっています。
 みんなどこかで我慢をしなければならないんですね。
 
 一行ボードでは、議会制が日本には合わないとおっしゃっている方がいらっしゃいましたが、やえはそうは思いません。
 日本の政治の基本は「和の精神」に集約されます。
 多くの人間が話し合って出た結果は、真理はともかく、それが正しいという考え方です。
 大統領制ならその一人に全てが託されてしまい「和の精神」が生きることが出来ませんが、議院内閣制であるなら内閣にも議員が責任を負いますので「和の精神」が生き続けることが出来ます。
 民主主義自体が日本人に会うかどうかという議論はおいておくとしても、少なくともやえは民主主義であるならば大統領制よりは議会制の方が日本人にあっていると思います。
 
 話は戻りまして、自民党においては例え少数の意見でも議論の対象にはすることが出来ますので、決して無条件で党の方針に従えと言うワケでは決してありません。
 むしろその少数の意見でも議論の場に出すことも出来るという時点で民主主義の限界を補っているとも言えるでしょう、
 議論そして多数決の結果、党としての方針が出るのです。
 だからこれを逆に言えば、多数決によって出た党の方針に従わないということはつまり民主主義の原則を無視していると言ってもいいのではないでしょうか。
 
 また、自民党では党を真っ二つにするような議論も良くあります。
 最近、というか、ずいぶん長くずーっと議論されている問題に「夫婦別姓」の問題がありますが、もうこれなんか自民党真っ二つです。
 でもそれを議論できる自由な空気が自民党にはあるのです。
 共産党にはないですね。
 自民党にはどんなことでも議論できる空気と機会があり、そしてその民主的なシステムを経て出た結果が「党の理念」になるワケです。
 
 よく思われているような「議員は党に押さえつけられている」とか、そういうものは、議論の結果ある議員の思い通りにならなかったという意味ではそう見えることもありますが、もちろんそれは恣意的な見方でしかなく、決して自民党においては党が頭から押さえつけるということは無いと言ってもいいでしょう。
 議論の末自分の意見とは逆の結果になったとして、しかしそれを受けられないというのであれば、それは民主主義のシステムに合いませんし、民主主義を基本としている自民党にも合いませんから、自民党を出るしかないでしょう。
 民主主義以外の政党に。
 
 ただし共産党こそが一番「党の理念」通りに動かなければならない政党ですけどね。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、共産党よりは自民党を応援しています。
 
 今日はちょっと文章が堅かったですかね(あせ

平成15年6月25日

 世を変える力

 おはろーございます。
 バーチャルネット政治解説アイドルのやえです。
 ちがいます(笑)
 
 思想ネタ以外の政治の事を取り扱う、と言ってもそれは政治も思想といえば思想ですし、政治の仕組みを解説することも思想的には有益だとは思ってますし、だからこそやっているんですが、確かに政治の解説だけだと思想とはちょっと言えないのかもしれませんが、それでも社会ネタとか歴史ネタとかの比率を比べれば格段に政治解説ネタが多いのは確かで、なぜそうなのかと言えば、そんなにぽんぽんと社会ネタは出てこないからです。長いです(笑)
 お察しください。
 まぁ政治解説アイドルは副業ということで。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 今日は第四水曜日ということで『SAPIO』の発売日です。
 もちろん今回は忘れずにゲットです。
 
 やえは思うんです。
 よしりん先生がおっしゃることの多くは賛同できるんです。
 特に今回の
 
 《だから日本人は、その覚悟はあるのか?と、政府は国民に問え!》
 《ミサイル落ちてきても、構いませんね?と、国民に問え!》
 《アメリカについていくだけで普通の国になれるのか、馬鹿野郎!》
 
 という内容は大賛成です。
 やえもずーっとこのことに対しては当サイトで問い続けてきました。
 
 でも。
 でもです。
 どうしてよしりん先生、その矛先が政府なんですか?政治家なんですか?
 端的に言ってしまいますが、政治家がそんなことを国民に問えるワケないじゃないですか。
 選挙という国民に妥協しなければならないシステムがある以上、政治家は国民に対してある程度以上のことを言えるワケが無いじゃないですか。
 政治家はクビをかけてでもやれ、と言う人がいますが、ではアナタは今の職を賭けて大博打が出来ますか?
 もしそれで国会議員の職を失い無職になった時、その後の自分と家族とさらには秘書さんとその家族と、その人たちの生活は誰が保証してくれるんですか?
 政治家だって人間です。
 職がないと生きてはいけません。
 みんな同じ人間です。
 給料だけはサラリーマンと同じにしろと言っているクセに、責任とリスクだけは莫大に負わせようとするような考え方は間違っているのではないでしょうか。
 
 政治とは選挙に通った政治家だからこそ行えるのです。
 だから無理して政治家という職を失ってしまうと、それは政治が行えなくなるということです。
 ある一つだけの法案や施策に命をかけている、というのであれば話は別ですが、政治はそんなに単純なものではありません。
 日本を愛し日本を良くするために政治家を志し、そしてやっとの思いで選挙に当選したとしても、日本を良くするためには当然相当の時間がかかります。
 国会の場において自分が実権を持つのにも相当の時間がかかります。
 なのに一時の事でその未来全てを投げてしまうような結果になってしまったら、当初の希望や野望は一体どうなってしまうでしょうか。
 長く続けてこそ自分の政治が行えるというのも真理としてあるのです。
 1つだけにとらわれてその後の全てを投げ捨てるというのは、木を見て森を見ずであり、本末転倒以外何者でもないのではないでしょうか。
 
 政治の最も根本的な原動力は世論です。
 どうして今まで日本は防衛力すら捨て、朝鮮半島を神の如く扱い、米を与え金を与えその見返りとしてミサイルを作られ核兵器を作られ拉致され放題という状態が続いたのかといえば、それは世論がそうだったからです。
 拉致問題を話題に出すだけで右翼だ売国奴だと言われるような世論が確かにあったのです。
 しかしそれが間違いであるということは、今では明白になりました。
 だから今こそが日本が一人前の国になる時なのです。
 そうするにはどうすればよいか。
 それは世論を変えること、盛り上げることです。
 そうすれば自然と政治はついてくるモノなのです。
 そもそも政治的に見れば、特に政府ははやく軍備がしたかった、法律も整えたかったのです。
 でないと不測の事態から国民を守れないからです。
 それを阻害していたのが他でもない世論なんです。
 だから本心としたら「日本人は、その覚悟はあるのか?」と問いたいのは政府が一番問いたかったはずなのです。
 でもできない。
 しかしほおっておくワケにもいかない
 そんなジレンマの中で、結局いつもどっちつかずの妥協策しか政府は取れなかったのです。
 ずーっと日本はそうやって中途半端な政策しか取れずにきたのです。
 独自で防衛したいという気持ちは政府と国会議員が一番強く思っていたことでしょう。
 
 やえは、それを問う一番の適任者は、思想家であり有識者でありそしてマスコミだと思います。
 そんな人たちが世に問うことによってそれが国民的議論に発展し結果も見えてくることでしょう。
 始めも終わりも世論こそが一番大切なのです。
 
 だから、よしりん先生は、問うべきは世論のハズです。
 それなのにどうしてそこで政府に対して言ってしまっているのでしょうか。
 よしりん先生なら、数年前の日本は間違った世論が間違った空気を作って支配していたことぐらい分かっているはずです。
 そしてよしりん先生は、悪い言い方をすれば、媚びを売らなければならない世論など無いはずです。
 だからこそよしりん先生こそが世に問いかけ、さらには世論を変える力を持っている適任者のハズなのです。
 いくら小泉さんを叩いても、そしてポチホシュなんかを叩いても、それは日本にとってはたいして意味をなさない行為でしかないと思います。
 
 やえは問います。
 今までの日本の空気は世論は間違っていました
 日本が一人前の国になるためには少なくとも自分で自分の身を守れるぐらいにならなければなりません。
 時には核武装の議論もしなければならないでしょう。
 そして同じ日本人が拉致という大犯罪に犯された時、自分の身が危険にさらされた時、日本はそれらから全力で国民と歴史を守らなければならないでしょう。
 取り返さなければならないでしょう。
 日本として日本人としての誇りを持たなければなりません
 
 
 ところで『わしズム』が7月25日に発売なんだそうです。
 これで何回目か忘れましたけど、また営業してみます。
 よしりん先生、幻冬舎様、やえを『わしズム』で起用してみませんか?
 知的娯楽雑誌と言うのであれば、やえはそれに適任だと思いますよ。
 思想に漫画がアリなら、思想にネットもアリなんじゃないでしょうか。
 是非渋めの雑誌で可愛い女の子が「右も左も逝ってよし!!」と叫ぶページがあってもいいと思いませんか?(笑)
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、日本の誇りを応援しています。

平成15年6月26日

 小泉メルマガ100号記念「らいおんミーティングin官邸」

 ええと、やえメモでも取り上げているんですが、天堕さんが某人に脅されて、ここでも宣伝してくれないと殺されちゃうよー、と泣いているので仕方なくここでも告知させて頂きます。
 天堕さんなら殺されても「グレート復活!!」とか言って生き返りそうですけどね。
 
 えー、自称天才プログラマー、あの伝説のソフトBM98を作ったやねうらおさんの完全書き下ろし本「やね本2(仮称)」が8月上旬に発売予定だそうです。
 そして、なんとメモリちゃんとお父さんも「やね本2」に登場するということで、いつものあの四コマがこんなとろこでも読むことが出来ます。
 プログラミングに興味ない方でも楽しめる(?)素晴らしい出来になるそうなので、是非是非発売した後にはお買いあげになってみて下さい。
 ホントに素晴らしい本です。感動して涙が出ます。もう神棚に飾らなくてはなりません。素晴らしすぎて言葉も出ません。まんせーまんせーまんせーまんせーまんせーまんせー・・・
 
 はぁはぁはぁ・・・これぐらいでいいですか?(笑)
 
 ええと、天堕さんがグレートに覚醒しないためにも、とりあえずここをクリックだけしといてください
 覚醒したら総理になってしまいますよ(笑)
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 本日をもって小泉さんのメールマガジンが創刊100号目を達成されました。
 おめでとーございまーす。
 どんどんどん
 ぱふぱふー
 ということで、今日発行された100回記念号では特別企画として「らいおんミーティングin官邸」というイベントを開催されておられます。
 これはメルマガ読者の希望者3000人の中から20名を抽選して、小泉さんと直接一問一答するという企画です。
 小泉さんと直接会うことができ、さらに質問まで出来るなんてうらやましいですねぇ。
 やえはこの前メルマガを取りはじめたばかりでしたので応募してません。
 もしやえが当選していたら、もちろん和服で首相官邸に乗り込みスバッとバサッと質問してみるところだったんですが、つくづく残念です。
 では、今回のメルマガではその様子が書かれていますので、ちょっと覗いてみることにしましょう
 小泉さんはさすがにいいことおっしゃっていますよ。
 
 
 ○安倍副長官(編集長)
 皆さんこんにちは、私は編集長を務めております官房副長官の安倍晋三です。はじめまして。

 
 今をときめく官房副長官さんです。
 超強気な発言で国民の絶大な支持を得て、次期総理へとの呼び声も高まってきてます。
 
 3000名の方々に応募をいただき、極めて厳正な審査を行いまして、私の選挙区は山口県なんですが、全員が落選をするという、本当に厳正な審査を行った結果、皆さま方が選ばれました。
 
 コネは効かないぞ、ということみたいですよ(笑)
 多分秘書さんとかに頼んでみた人もけっこういるんじゃないかと邪推しちゃいます。
 
 総理と直接一問一答できる機会ですから、この機会に、メルマガ読者の代表という気持ちで、どしどし、びしびしと質問していただきたいと思います。
 私の立場としては余りびしびしやってもらっては困るなという感じはありますが、それは気にせずに気楽に質問してください。
 
 おっと、ここで軽いジョークを飛ばして場を和ませようとするとはさすがです。
 でもメルマガではそれがうけたかどうかまでは分かりませんので、真相は闇の中と言うことにしておきましょう(笑)
 
 ○小泉総理
 ようこそおいでいただきました。

 
 いよっ、我らが小泉総理、日本一。
 ・・・ごめんなさい(笑)
 
 今日は国会の審議が朝9時から、いま5時までおこなわれておりまして、心配したんです、いつやるのかなあと。国会審議が終わってからということでしたが、国会審議より皆さんと話すことを楽しみにしておりました。
 
 えー(笑)
 でも小泉さんは本当にこっちの方が楽しみにしてそうですけどね。
 
 
 では、まず一人目の方のご質問です。
 
 ○小泉総理
 もうざっくばらんでいいですよ。

 
 いきなりヤジを飛ばす小泉さん(笑)
 
 ○外交(20代・女性・東京都)
 上智大学の4年生です。総理への質問ですが、世界各国の首脳とお話なさるときに、政治以外のプライベートで、例えばどのような話をされるんですか。共通の話題などあるのでしょうか。お聞かせください。
 
 これはいい質問ですね。
 やえもそれは聞いてみたいところです。
 
 ○小泉総理
 これは、首脳と会うときは、プライベートな話題は大変大事なことだと思います。仕事の話ばかりだと固いでしょう。どうやってお互い親しみを増すことができるかということをいつも心掛けています。
 私が初めてブッシュ大統領と会談したときも、映画の話から切り出したんです。『真昼の決闘』という、ゲーリー・クーパーとグレース・ケリー、これは私の世代、今、私、61ですけれども、私が子どものころ観たんだから、40年くらい前ですかね。恐らく50代以上の人は知っているでしょう。グレース・ケリーは女優の後・・・
 
 この後けっこうな行、ずーっと映画の話をなされています
 さすがです(笑)
 
 その映画の話で意気投合したんです。
 
 ははぁ、肩抱き合ってあんなに親しそうにしていたのは映画ファンという繋がりから来ていたのですね。
 映画ファンってすぐにお互い仲良くなっちゃうみたいですからね。
 北朝鮮問題も映画で取り持つ仲での話し合いだったんですね。
 複雑です(笑)
 
 シラク大統領は、相撲が詳しい。驚いちゃうぐらい詳しいです。サミットの合間も、ちょっと目配せしてきて何だと思ったら、シラク大統領が自分の秘書を呼ぶんです。そうしたらメモが私のところに回ってくるんです。魁皇が優勝しそうだとかね(笑)
 
 これは意外な一面です。
 そもそもフランスという国はけっこう親日的な面を持っていまして、シラク大統領も親日家としては有名な方です。
 でも相撲がそんなに好きだとは思いもしませんでした。
 というか、そんな大切な席で何やってるんですか?(笑)
 女子高生が授業中にメモ回してるみたいですね。
 
 ドイツのシュレーダー首相とは、私がバッハ、ブラームスやワーグナーなど音楽好きでしょう。音楽から入っていくと、意気投合するんです。これは非常に大事なことだと思います。そして、仕事の話になる。
 
 この辺は小泉さんの面目躍如ですね。
 小泉さんは多趣味でも有名ですが、そんなことがこんなところに生かされているとは。
 人間とりあえず何でも興味を持ってみるモノです。
 小泉さんは外交は強いと言われますが、意外とこういう面があってこそなのかもしれませんね。
 
 誰でもそうですが、何か共通の話題があると話がはずみますね。海外の首脳と会うときは個人的な趣味は何かと調べて、事前調査しながら本題の会談に入っていくことを心掛けています。
 
 そういうこともキチンとやっておくんですね。
 へぇ〜。
 これはかなり貴重なお話を聞かせてもらいました。
 
 
 では次の人・・・と、このペースで進んでいくと大変な量になってしまいますので、やえが面白いと思った所をかいつまんで進めてみたいと思います。
 全文は首相官邸のサイトにてメルマガの過去ログを公開されていますので、そちらの方をご覧になってみて下さい
 
 ○安倍副長官
 今の総理のお話も大変話がはずみましたが、20名全員にお話を伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。
 
 安倍さんも待ったをかけたみたいですし(笑)
 
 
 ○経済(30代・男性・大分県)
 私を始め全国の中小・零細企業の社長さんに是非総理からエールをいただければと思います。その一言を明日からの糧にして頑張っていきたいと思っています。

 
 ○小泉総理
 本当に厳しい状況で御苦労されていると思いますが、日本は言われているほど「だめだ。だめだ。」という企業ばかりではないと思います。こういう苦しい中でも努力している中小企業はたくさんあります。
 東大阪市で、人工衛星から歯ブラシまでつくっている中小の会社が20社くらい集まって、3年後には人工衛星を上げようと頑張っています。大阪で失業者の多い中、中小の企業が集まってそういう夢のある話をしている。
 宣伝したことで、今度は外国に留学していた若い人が、こんな会社があるのなら日本に帰ってきて仕事をしたい、ともどってきてくれる。そういう元気な会社もある。
 スキーのゴーグルがあるでしょう。雪が降ると曇って見えにくいらしい。大阪のある中小企業が曇らないゴーグルを考えたんです。これが一挙にオリンピック選手の中ではやって、今やかなりのシェアを占めているそうです。
 それも私が取り上げたんです。私はこの前、アメリカ、エジプト、サウジアラビアに行くとき、中東は暑くて、日差しも強いよといわれたので、そのサングラスを持っていったんです。それをピラミッドのところでかけたら、新聞記者から、イタリア製ですか、フランス製ですかと聞かれ、いや実は日本の中小企業のものだとこたえました。

 
 小泉さんは、大企業ばかり助けて中小企業を見ていない、大都会ばかり見ていて田舎を切り捨てている、とこんな批判をよくされますが、けっこう中小も見ているんですね。
 やえも小泉さんと全く同意見です。
 注目されないだけで、実は日本の町工場とかで世界シェアNo1といった会社は数多く存在するのです。
 やえが知ってるだけでも、携帯の電池などに使う金属の箱を作るのに接着するのではなく一枚の板から折り曲げて作る技術を世界で唯一持っている町工場さん、サッカーなどで審判が使う笛の世界シェアNo1の町工場さん、世界一限りなく正確な球体に近い玉を作ることができる町工場さん、とまさに技術立国日本と誇れる素晴らしい技術を持った町工場さんがたくさんあるのです。
 こういった技術が日本にはあるのだと足下から見つめ直すことも、日本を立て直すためには必要なのではないでしょうか。
 
 ○安倍副長官
 あのサングラスは、私もフランス製だと思っていました(笑)

 
 腹心をも騙す日本の技術、騙すなら味方からですね(違
 
 
 ○税制(40代・女性・京都府)
 私たち毎日買い物をしていまして、消費税が当然かかりますよね。現在5%です。何かあと何年かわからないですが、十何%とかにだんだん上がって、最終的にはどれぐらいになるのでしょうか。

 
 ○小泉総理
 民間にできることはもう民間にやってもらった方がいいと、なぜかというと役所が民間と同じ仕事をする場合は、利益が上がっても税金は納めないんです。民間の会社は、利益を上げないと倒産しますから、利益を上げようと思って必死です。
 
 ちょっと切りすぎて小泉さんが質問に答えてないような感じを受けてしまいますが、それはやえがはしょりすぎただけなので、全文はこちらでお読み下さい。
 で、これはちょっと気付きませんでした。
 確かに官庁だと利益を上げても税金は納めないですよね。
 でも民間企業にしたら、利益を上げると努力し、さらにその中から税金も納めます。
 いや、これは盲点でした。
 そういう視点もあるんですね。
 びっくりです。
 
 
 ○若者(10代・男性・山形県)
 高校3年生です。
 まず、総理、国民がいつもお世話になっております。
 
 ○小泉総理
 ありがたい。そんな言葉、初めてだな。いつも批判ばっかりされているんだけれども。

 
 この10代の方の考え方はとても素晴らしいと思います。
 もちろんこんな挨拶は社交辞令に過ぎないのでしょうけど、でもなぜか社交辞令ですらする必要はない、役人や政治家には敬意を表す必要なんかない、国民に使われて当然だ、という風潮があります。
 でも実際は日本という巨大に国を動かしているのは紛れもなく政治家さんなんです。
 変な平等主義で政治家も自分と同じだ、みたいに思っている人がいますが、しかし本来は敬意を表されて当然と言える立場におられる方々なんです。
 総理大臣という要職におられる方には特にですね。
 妙な平等主義にとらわれず素直にそんな言葉が出せたこの方、若いのに立派です。
 変な意地を張って虚勢を張って人を敬うということが出来ない無意味なプライドだけが肥大しているおっさんよりも全然立派です。
 感動したっ
 
 ○参加者(さっきの10代の人)
 私の質問はただ一点です。総理が若い世代に期待することは何かお聞かせください。

 
 ○小泉総理
 私の若いときも、いまどきの若い人はなってないと言われました。いつの時代もそう言われるんです。私もたまには若い人に向かって言いたくなるときもありますよ。しかし、ああこれは自分も言われてきたんだなと。見ると、今の若い人はしっかりしている人もたくさんいます。
 
 有名な話ですが、古代エジプトのものの文字盤を解読したら「最近の若者はなっとらん」という愚痴が出てきたんだそうなんです。
 この言葉は万国共通だけでなく、時代をも超えた共通の愚痴なのかもしれませんね。
 
 先日、ある有名な会社の社長をしていた人から、いいことを聞きました。入社試験で、どういう若い人を採って、入社した人たちにどんなことをいうのですかと聞いたら、3つしか言わないと。人間、明るく、元気に、声が大きければ何とかなると。
 
 ○安倍副長官
 だいたい政治家は全部、明るく、元気で、声が大きいですが、うるさくてしょうがないですね(笑)
 
 ナイスつっこみです(笑)
 
 
 ○国民への期待(20代・男性・大阪府)
 総理は構造改革を始め、景気対策、外交問題など、さまざまな分野において国民一人ひとりから期待される立場にありますが、逆に、総理自身が若い世代だけでなく、我々国民一人ひとりに期待していること、あるいは期待することがおありでしたら、お教えいただきたいと思います。

 
 ○小泉総理
 それと同時に、自分を律する心。希望なり欲望は無限ですが、誰もが欲しいものが手に入るわけではない。寝たいだけ寝て、食べたいだけ食べて、遊びたいだけ遊んで、それでは自分の能力はなかなか向上しない。ある程度、自分を律しながら、どうやって自分を助けるか。だから、自らを助ける精神と、自らを律する、制御する精神、これがどこの国の国民のどんな世代にも一番大事だと思います。
 
 おっしゃるとおりです。
 「律する心」
 これこそが、最近のいわゆる団塊の世代、そしてその子供の世代に最も欠けている事なのではないでしょうか。
 欲望のままに行動してしまうということは、痴漢とか盗撮とかストーカーとか誘拐とか殺人とか、そういう犯罪は昔ならそれは営利目的が多くの動機だったのに、最近はそれ自体が欲望となって、律する心が無くそのまま行動してしまっているんです。
 最近の日本の社会全体に覆う問題の多くは、この律する心を無くしてしまった結果起きてしまったことなのではないでしょうか。
 「律する心」これがこれからの日本の再生のキーポイントになると思います。
 
 
 さて、話は途中なのですが、この調子だとかなり長くなってしまう、今でも十分長くなってしまっていますから、今回はここでいったん切らせて頂きます。
 後半はまた次回の更新でご紹介させて頂きますね。
 
 なかなか文章が長くなってしまう病が直りません(笑)
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。

平成15年6月27日

 小泉メルマガ100号記念「らいおんミーティングin官邸」後半

 
 最近急にweb拍手も増えまして、先日など90を越える拍手を頂きました。
 また同時にメッセージの方もいっぱいいただけるようになりまして、本当に有り難うございます。
 もう、みんなはずかしがり屋さんなんだからー(笑)
 この調子で『わしズム』掲載の後押しもよろしくお願いします(笑)
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 では、今日は昨日に続きまして、小泉メールマガジン100号記念イベント「らいおんミーティングin官邸」の様子をお送りいたしたいと思います。
 
 
 ○観光(30代・女性・福岡県)
 私からの質問なんですけれども、小泉内閣では我が国を観光立国にされるということで、500万人の観光客を呼び寄せるというような計画を立てて、先日の総理の欧州歴訪でも各国の首脳にそのアピールをされてきたというふうに伺っております。
 
 ○小泉総理
 日本は観光資源が眠っているとよく言われます。日本はいいところがたくさんある、気づかないだけだと、観光というのはすべての人が楽しめるものなんです。日本は今、去年1600万人ぐらいの人が外国旅行をしているんです。ところが、外国から日本に来るのは500万人ぐらい
 
 これもおっしゃるとおりですね。
 日本人自身は「日本がいいところだ」なんて普段は思いませんが、しかしそれは空気みたいに当たり前になってしまっているからなんですね。
 でも本当はどこの国よりも素晴らしい文化を持っていて自然もあって人も温かいとても素晴らしい国なんです。
 特に西洋文化になれてしまっている外国人なんかは、この東洋の島国がとてもファンタジックに魅力的に見えるそうなのです。
 やえはこの前韓国に行ったんですけど、その時は特に観光地とかには行きませんでした。
 でも韓国という日本とは異文化の地に来てその国に滞在するだけで、自然にその国の文化に触れることが出来るんですね。
 それがスゴク楽しいんです。日本と違うその差がとても魅力的なんです。
 特に観光地に行かなくても外国に行くということは、それだけ魅力があるんです。
 だから観光地の充実ももちろん大切ですが、もっと日本をアピールすることの方が大切だと思います。
 この前まで来日されていたベッカムさんも「日本人はとても親切であたたかかった」とおっしゃっていましたように、日本人は自分で気付かないかもしれませんが、もう白人とは比べられないぐらいあたたかい国民性を持っているんです。
 だから日本でゆっくりと落ち着いてもらうだけでも、それだけで外国人は癒されるのではないでしょうか。
 日本はものすごく治安もよくて、安心してリラックスできますしね。
 日本で観光事業とかいうと、やれリゾート地だとか、やれ巨大ホテルだとか言いはじめますが、そうではなくて日本そのものの自然を生かした観光地づくりがもっとも効果的だと思います。
 そしてアピールこそが一番大切だと思います。
 
 ○安倍副長官
 ちなみにキャッチフレーズは、「ようこそジャパン」と、御存じでした?
 
 ○参加者
 何か扇大臣が言われてませんでしたかね。

 
 ○安倍副長官
 だんだん浸透してきましたね。
 
 ○小泉総理
 「ビジットジャパン」と、「ようこそジャパン」。

 
 ごめんなさい、はじめて聞きました(笑)
 
 
 ○外交(30代・男性・鹿児島県)
 私が、総理にお伺いしたいのは、北朝鮮による日本人の拉致事件に関してです。私の県にも被害認定をされている方もいらっしゃるんですが、やはり人権の問題ではないかと思います。また、これを解決できるのも政治の力だと思います。
 
 ○小泉総理
 今、ようやく国際社会が大きな関心を持ってくれるようになりました。サミットでも、何故、北朝鮮は日本人を拉致したのか不思議でしょうがないという意見。私が説明しているうちに出されたんですが、私も率直に言って不思議でしょうがない。
 5月の連休中にはイギリス、スペイン、フランスやドイツ、そしてEUの会議でもこの北朝鮮の問題を話しました。
 そういうことがだんだん理解されてきて、エビアンサミットでも、はっきりと触れられていて、ASEANの会議でもそうです。国際社会は北朝鮮に関心を持ってきています。 
 
 今まで外国では知りもしなかった北朝鮮問題ですが、最近イラクが落ち着いてきて、徐々に世界にもこの北朝鮮問題が浸透するようになりました。
 もちろん全てが小泉さんのおかげとはいいませんが、しかしその裏にはこんな努力もあったのも確かなのでしょう。
 最近日本国内では北朝鮮に対して強硬路線をとれという論調が強くなってきていますが、しかしイラク攻撃の事を思い返してみると、アメリカは世界世論を無視してしまったために各国の反発を受けてグダグダのガタガタになってしまいました。
 だから、その同じ轍を踏まないためにもこうやって各国にこの問題を理解してもらうことが必要なんじゃないかと思います。。
 急いで単独で日本だけが北朝鮮になんらかの行動を起こしたら、それはアメリカと同じ事になってしまいますからね。
 急ぐ気持ちは分かりますが、しかしアメリカのあの行動を批判するのであれば、北朝鮮問題はねばり強く世界世論の高まりと世界各国の協力を取り付けなければならないでしょう。
 拉致被害者の家族は「日本政府は何もしてない」と批判しますが、しかし実際はこうやってちゃんと日本政府は小泉さんは確実に解決への道を一歩一歩進んでいると言えると思います。
 
 ○安倍副長官
 また、国民の皆様の声も大きな力ですから、支持をいただきたいと思います。
 
 
 ○メルマガ読者の声(30代・女性・福岡県)
 「らいおんはーと」に寄せられた声が政治に、もしくは総理の思想に影響を与えたことはありますか。印象に残ることがあれば教えてください。
 
 ○小泉総理
 一番感激するのは、批判ではなくて、頑張ってください。私は総理を信じています。これはうれしいですね。私の活動を見守っていただいている。それで信じてくれている。その信じている人の期待を裏切らないように頑張らなければいけないという気持ちで、いつも見ています。
 
 ○安倍副長官
 ちなみに、私は批判的な意見を先に見て、応援していただく意見を後に見ると、そうすると気持ちよく終われるということになって。
 
 ○小泉総理
 似ているな
 
 誰だって批判は嫌なモノですからね。
 批判を読んで頭を冷やし、応援を読んで次への活力にする。
 人間味あふれるお二人のお話でした。
 
 
 ○教育(40代・女性・東京都)
 私は、今、中学3年生と小学校5年生の子どもがいます。二人とも公立の学校に通っていますが、ゆとり教育が実施され、塾に行かなければ、偏差値が30〜35程度の私立中学にも入れない。お金もかかり、親の年収と、子どもの大学受験のときの偏差値が比例しているといわれています。私たちが小学校や中学校で学んだときよりもどんどん教科書が薄く、浅くなってきて、すごく心配しています。
 学校のお勉強が浅くなれば、親は、塾に行かせたりとか、そういう部分で子どもも親も負担が大きいですし、是非、学校できちんと基礎力を付けなければならないと思うんです。
 
 ○小泉総理
 私は、必ずしも詰め込み教育がいいとは思っていないんですけれども、学校でも習熟度別授業というのをもっと推していいんではないかと思います。わからない子がわからない授業に出て、これほどつまらないことはないんです。逆にわかっている人が、もうわかり過ぎているぐらい易しい問題も面白くない。
 習熟度別編制というのは、今までなかなか認められなかったことで、ようやくこれを奨励することになってきました。
 わからない子にはわかるように、わかる子にはどんどん上がっていくと、そういう編制がいいんではないか、これを進めています。
 
 最近よくありがちな質問ですね。
 これを解決するためには総理は「学校でも学力によるクラス分け」という方法を考えているようです。
 これは画期的かつかなり効果的な策だと言えるでしょう。
 ですが、よく考えてみれば当たり前ですよね。
 塾とか私立学校では当たり前のように行われています
 効果的だから普通に当たり前のように行われるんですね
 ではどうして今まで公立学校では行われなかったかと言えば、それはもう言うまでもなく「悪平等」が支配していたからです。
 日教組をはじめとする戦後サヨク思想が教育の場を牛耳ってしまったために、平等という言葉が「機会平等」ではなく「結果平等」にすり替えられてしまったからです。
 「悪平等の前ではクラス分けという“差別”は許さない」と、差別というものをかなり勘違いした主張を展開するんですね。
 この結果、下に合わせなければならなくなってしまい、全体のレベルも下に下に下がり続けてしまったワケです。
 クラス分けをすると「切り捨てるのか」と金八先生とかが言い出しそうですが、そもそもクラス分けをするということを切り捨てると見える心自体が差別的だと言えるのではないでしょうか。
 分からない子には分かるまでとことん教える、これは当然の話です。
 しかしそれを出来る子にまで付き合わせることは、結局両方にとって悪影響しか与えず良くない結果しか残さないでしょう。
 しかし日教組をはじめとするサヨク教師達はそんな簡単なことも理解できず、戦後からずーっと悪平等を続け、そしてそのツケが今来たワケです。
 それを正すためには小泉さんが主張しているクラス分けが最も効果的だと思います。
 学校にも抵抗勢力が潜んでいますが、負けずに改革を進めて欲しいと思います。
 
 
 ○安倍副長官
 それでは、いよいよ最後です。よろしくお願いします。
 
 ○視覚障害(10代・男性・東京都)
 皆さん、何かすごく日本のことを考えていて、私だけ何か個人的なことになってしまうんですが、せっかく総理に会うということなので、私は(全盲で)自分の顔を鏡というもので見たことがありません。せっかくですので、小泉さんに私の顔を、格好いいとか、ハンサムだとか、そういう短い言葉ではなくて、私の顔を説明していただきたいなと思いまして。
 
 ○小泉総理
 格好いいよ、スマートできりりとしていて、本当にそうだよ。あなたみたいな外国人の映画俳優をみたことがあるよ。スマートで、名前は知らないけれども。よく来ていただきました。
 
 小泉さんのこういう思いを率直に言葉に表す姿がまた人気の秘訣なんでしょうね。
 政治家の第一声じゃないですよね「格好いいよ」(笑)
 
 ○小泉総理
 視力を失った方で、和波(わなみ)さんというバイオリニストがいるんです。それから今、川畠(かわばた)さんという若い人もいます、この方も小学生のときに視力をなくしたのかな、この前、演奏会に行きました。すばらしい演奏でした。ピアニストで梯(かけはし)さん、この方も視力がなくて演奏している。我々はいくら目が見えても、あんな素晴らしい演奏はできません。彼らをみると本当に感心します。あなたも障害で苦労されていると思うけれども、ここに来ていただいたということはすばらしいことです。我々が勇気づけられますよ、あなたのように頑張らなければいけないと思います。
 
○参加者
 総理が目が見えないけれどもできると言われましたが、見えないからできることもたくさんあると思います。社会には、たくさんの視覚障害者とか、いろいろと障害をもった方がいると思いますが、そこは見えないけどできるではなくて、見えないからできるとか、足を動かせないからできるとか、そういうこともあると思うんです。皆さんもそこら辺を是非そういうふうに考えてみていただきたいと思います。
 
 ○小泉総理
 それは、逆に教えられました。そういう考え方、本当に我々は持たなければいけないと思います。それをあなたから教えられたというのは、本当に大したことだと思います。見えないからできる、これはなかなか言えないことです。我々が恥かしいですね、見えるのにできないというのは、本当にあなたは偉い、頑張ってね。
 
 ○参加者
 どうもありがとうございました。
 
 本来なら全文に近い量を引用するのはよくないんですが、下手に切ってしまうと話がよく分からなくなってしまうのでこうなってしまいました。
 内容も障害者の問題ですし。
 やえもこの前この障害についての問題を扱ってから、色々と本を読んだり思考を深めてみたりしているんですが、なかなか答えというか、答えというのは出ないんでしょうけど、一つの自分の中の結論というモノがまだ出てない状況です。
 この会話では「障害があったからこそ出来たこともある」という一つの答えを出していますが、やえはそれはやっぱりどうなのかなと思ってしまいます。
 小泉さんがおっしゃっているバイオリニストの人でも、むしろ視覚が使えないから聴覚の方の力を伸ばそうとした、と言えるのではないかと思います。
 「それしかできなかった」と、もちろん端的すぎる言い方なんですが、そう言えることは言えると思います。
 そしてそれは健常者よりは選択肢は確実に狭まっています
 ただ、それで眠っていた才能が開花したのであれば、健常者でも才能が眠っているままの人よりは幸せだと言えるのかもしれません。
 夢を達成したとこのバイオリニストの人には言えるでしょうから。
 しかしそれでも、「でも」と考えてしまいます。
 もしやえが今、「世界的バイオリニストになれるけど、その代わり目が見えなくなる。どうするか」と問われたら、かなり考えますし、多分バイオリニストになりたいとは選ばないでしょう。
 代償として出来なくなることが多すぎるからです。
 それでやえは幸せになれるのかと考えたら、今はそうは思えません・・・。
 
 やっぱり答えは出ませんね。
 でも、こういう問題をこうい形で提起してくださることはとてもいいことだと思います。
 少しでも多くの人が精一杯考えることが出来れば、それはそれで何らかの光明が見えてくるのではないでしょうか。
 
 
 
 えー、かいつまんだつもりが、かなり多くの方の質問と答えを取り上げることになってしまいまして、多分やえページが始まって以来初の続き物となってしまいました。
 しかしそれはそれだけこの「らいおんミーティングin官邸」の内容が詰まっていたと言えるでしょう。
 参加者の方々もとても有意義な時間だったと思います。
 いいなー(笑)
 
 小泉さんもまたこういう機会を作って欲しいですね。
 政治の方からこうやって距離を縮めようとしているのですから、国民の方も茶の間でぶーぶー言って待っているだけではなく、不満があるのなら自分から動かなければならないでしょう。
 時々「政治家に騙される。利用される」なんて言う人がいますが、しかしそれは自分の考え方一つでどうにでもなるはずです。
 全てを否定してしまっては理解できる部分も出来なくなってしまいます。
 まずは政治家の言葉を受け止めて、その上で自分の中で取捨選択し昇華できれば、もっともっとお互いにいい結果が出せるのではないでしょうか。
 
 耳をふさぐだけでは何も変わりませんよ。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、小泉首相を応援しています。

平成15年6月29日

 やえの今週末

 サイトに新しいモノを設置したのにもかかわらず、その説明を次の日にアップするという変わったサイトのバーチャルネット思想アイドルのやえです(決まり文句
 今まで「やえメモ」の右に置いていたちびやえ写真をご覧のようにニュースの更新部分に持っていきまして、空いたスペースをやえ専用のヒトリゴトスペースにしてみました。
 どうでしょうか?
 これでこのページのトップにあるCGI系は3つにもなってしまって、web拍手を含めたらなんだかとても仕掛けが多いページになってしまいました。
 重いかなぁと思いつつ、これはこれで楽しいかなとか思っているんですが不評だったらやめますね。
 CGI系だと簡単に更新できる反面、重くなる諸刃の剣ですからなかなかムズカシイところです。
 他にあそこのスペースで有効活用できる案があれば教えてください。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 今週末はいっぱい本を買っちゃいました。
 といってもそのほとんどは天堕さんがお金出して買ったんですけどね。
 やえはいつも天堕さんと一緒にいるワケじゃないんですが、たまに「これ読め」とか本を貸してくれたりするので、最近は天堕さんが本を買いに行く時はついて行くことが多いんです。
 やえが読みたいものもたまに一緒に買ってくれますしね。
 というワケで、今週末買った本をリストアップです。
 
 『【新しい】新しい単位』 扶桑社
 『日々にぎりこぷし』 にぎりこぷし著 バジリコ株式社
 『POPOI 27歳いまどき?OLのセキララ日記』 入江舞著 ぶんか社
 『世界の中心で、愛をさけぶ』 片山恭一著 小学館
 『ブラックジャックによろしくPERFECT BOOK』 宝島社
 『北朝鮮利権の真相』 野村旗守編 宝島社
 『新現実』 カドカワムック
 『ウルトラマニアック』2巻と3巻 吉住渉 集英社
 
 いやー、買いすぎです(笑)
 一番上の『【新しい】新しい単位』は、なんかCS放送のバラエティ番組から生まれたモノらしいんですが、やえはその番組は見たことありません。
 でもこの本の前巻に当たる『新しい単位』という本を昔たまたま本屋さんで見つけて“ジャケ買い”しまいまして、すごく面白くて、今回もたまたま本屋で見つけたので速攻ゲットしたんです。
 なにやらろじっくぱらだいすさんでもネタで使われていましたが、なかなかテキストサイト向きな面白い本です。
 ちょっと今回の巻は前回に比べて内輪ネタが多いなぁと思うのですが、うーん、テレビ番組の本とはそういう傾向に陥りがちなのでしょうがないのでしょうか。
 ネタ的に新しい発想に出会えますから、変な感じなオモシロ好きにはかなり楽しめる本だと思います。
 
 『POPOI』と『日々にぎりこぷし』は、有名サイトさんの単行本化ですね。
 POPOIさんとPSI!WEBさんです。
 一応やえもこのようなサイトをしているので必須かなと思って買いました。
 どちらも好きなサイトさんですしね。
 詳しいことは各サイトさんに行った方が分かりやすいと思います。
 単行本になるくらいですから当然のクオリティーですので買って損はないと思いますよ。
 
 『世界の中心で、愛をさけぶ』はまだ読んでません。
 でもヒトリゴトで言いましたように、ちょっと中学生という設定のワリには主人公達の言動が中学生を越えているなぁ、という印象を受けます。
 なんていうか中学生のワリにスマートすぎるんですよね。
 本当はもっとウジウジもやもやしているのが中学生なんですけど、まぁ、評価は全部読んだ後ですかね。
 
 『ブラックジャックによろしくPERFECT BOOK』は、これも本屋さんでたまたま見つけて、当サイトでもネタにしている、していくつもりですので「買わざるを得ないだろう」ということで買いました。
 そもそも『よろしく』は講談社のはずなんですけど、どうしてこの本は宝島社なんでしょうか。
 ちょっと謎です。
 どっちかと言えば資料的価値の本ですね。
 
 『北朝鮮利権の真相
 タイトル通りの濃い本です。
 まだ読んでいないのですが、なんていいましょうか、宝島社らしい本といえばらしい本ですね。
 ここに書いてある事が嘘か本当かを見抜ける人じゃないとむず(略
 
 『新現実』は、雑誌です。
 サブタイトルには「「新しい現実」を生きる思想誌」とあります。
 責任編集が大塚英志さんで、表紙はエヴァの貞本義之さんが描いておられます。
 執筆陣をちょっと挙げると、宮台真司さん、福田和也さん、佐藤友哉さん・・・
 うーん、濃いです。
 まだ全部読んでないのでアレなんですが、「新しい現実」と言っているワリにギャルゲーから社会思想、エロゲーから社会思想を紡ぎ出そうとしていて、えーと、それは「現実」なんでしょうかと、ちょっと首を傾げたくなっちゃいます
 いくらエロゲーを高尚なところにひきづり出してもエロゲーはエロゲーでしかないんですけどね。
 作ってる人たちも普通のヲタクさん達ですし。
 ま、全部読んでみないとなんとも言えないと言えば言えないんですけど、でもこの雑誌、A4よりちょっと小さい変形型の大きさなんですが、その大きさに1P4段をも文章を詰めまくっているという、ちょっと詰め込みすぎで字が小さくていやーんな感じな雑誌なので、はたして全部読むかどうか読めるのかどうか疑問です。
 ページも300ページ強ありますし。
 ただ、エロゲー以外でも、ちゃんと天皇制についてとか社会問題についてとか、しっかりと堅い思想内容にはなっていますから、ヲタクさん向けじゃなくて、思想系向けなんだとは思います。
 うーん。
 
 さて。
 『ウルトラマニアック』は普通の少女漫画です。
 どっちかと言えば天堕さんが欲しくて買ったみたいです。
 良くある魔女ッ子恋愛漫画ですね。
 スカイパーフェクトTVのアニマックスでアニメ化されていて、それを見て知ったんだそうです。
 天堕さんって少女漫画フリークなんで、普通に少女漫画買って帰るんですよね。
 バイブルは『ぼくの地球を守って』だそうです。
 
 ところで「ウルトラマニアック」という言葉を聞くと、『こどものおもちゃ』のアニメ版の篠原ともえちゃんが歌っていた「ウルトラリラックス」を思い出すんですが、すいません、関係ない上にどうでもいいですね。
 
 というワケで、今週末やえが買った本の紹介でした。
 はじめはもっと普通のやえの日常でも書こうと思ったんですが、なぜかこんなことになっちゃいました。
 えーと、オチが無くてごめんなさい

平成15年6月30日

 タトゥーに見る大陸型文化

 ええと、本来なら議論板と一行ボードで話題になっていた事に対するレスをしようと思っていたんですが、ちょっとその前にホットな話題が入ってきましたのでそっちを先に書かせてもらいます。
 レスは出来れば明日にでもアップする予定ですので、少々お待ち下さい。
 やっぱり生ものは先に扱わないと腐っちゃいますからね。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 先日の、ロシアのレズデュオ「t.A.T.u.」が出演する予定のミュージックステーションを直前の直前でドタキャンしたというニュースはみなさんもうご存じだと思います。
 もちろんやえも日本のテレビ出演にはとても楽しみにしていたので、こんなことになってしまって残念な気持ちでいっぱいです。
 レズ大好きお兄ちゃんがいっぱいのテキストサイト・ニュースサイト界では、タトゥーがどうして急にドタキャンしたのかとか、誰が悪いのかとか、それらを受けてタトゥーに対する考え方とか、色々と意見が飛び交っています。
 どれが本当の情報か嘘の情報か、公式サイトにも釈明文が載せられたりと、かなり情報が交錯しているんですが、まぁやえとしたらあんなもんかなと言うのが正直なところです。
 やえとしましたら、レズ云々よりも、今は曲の方がかなり気に入ってますから、あのお二人もとても可愛いことは可愛いんですけど、やっぱり外国人だしあんなもんなのかな、という感じですね。
 
 昨日の夜にタトゥー側は緊急記者会見を開いたんだそうです。
 その様子はこちらに簡単にニュースになっていますし、今日の「とくだね」でもトップで扱っていましたから、やえもチラッと見てみました。
 その記者会見で、多分タトゥーのプロデューサーさんだと思うんですが「こんなに大きな騒動になってビックリしている」とおっしゃっていました。
 我々日本人としてはタトゥーのドタキャンに対してこれだけ大騒動になるのは当然のことという印象ですが、しかし向こう側としては「なぜ?」という気持ちでいっぱいなんだと思います。
 多分この記者会見も、想像以上に大騒ぎされたのでさすがにまずいと思って会見を開いたのでしょう。
 
 ではなんでそんなに大騒ぎになったのかといえば、というか、どうしてこれぐらいの大騒動になることをタトゥー側は予想できなかったのかと言えば、それは「約束に対する考え方」が日本人と大陸型民族とは大きく異なるからです。
 日本人は「義理堅い」なんてよく言われますが、これを逆に言うと、外国人はあまり約束を守らないと言えるでしょう。
 日本人は一度約束したら自分の都合よりも相手との約束を最大限守ろうとしますが、大陸型はあまり気にせず自分の都合を優先させてしまうことがあります。
 簡単な例えですが、シナとかその辺に行ったら電車とかの時刻表というものが全く無意味なんですね。
 そんなもの誰も意識していないからです。
 駅員も運転手も適当に電車走らせて、適当に駅について、適当に気が向いたら発車させる、という、そんな感じなんです。
 イヤに長い時間駅に電車が止まっているからこのスキに飲み物でも買ってこようと電車を降りたら、なんの前フリもなく電車が発車してしまって取り残されてしまった、なんていう話はよく聞く話です。
 良く言えば大陸っぽくアバウトというかおおらかなんですが、日本人から見ればそれはただのずぼらというかいい加減なヤツという風に見えるでしょう。
 
 日韓共催W杯の時、なんとかっていう村に来日する予定だったらアフリカのどっかの国の代表が、来日予定日になっても音沙汰無しで大騒ぎになったことがありました。
 その村の役場の人とか国際電話をかけまくって、村始まって以来のてんやわんやで、その様子も全国に報道されていましたね。
 結局代表チームは一週間ぐらい予定日を過ぎてからヒョコッと来日されてましたが、代表チームの人たちは日本の報道陣の多さを目の当たりにして「なんでこんなに大騒ぎになってるの?」というようなことを言って驚いていました。
 やっぱりこれも感覚の違いで、あちら側の感覚としては、一日遅れるなんて普通のこと、予定日に行くということは「その一週間以内ぐらいに行くよ」という意味とほとんど同義なんですね。
 だから「遅れた」という感覚すら持っていなかったんじゃないでしょうか。
 もう常識からして日本とは違うんです。
 
 サッカー代表チームはお客さん扱いだったですし、村としても友好一筋で行きたかったので、まぁまぁ“水に流して”ということで落ち着きました。
 けど、タトゥーはお客さんではないのでここまでの騒ぎになってしまいました。
 最近来日された有名外国人では、あのサッカーの王子様ベッカム様がいらっしゃいますが、ベッカム様はハードなスケジュールをキッチリこなされて、どこに行っても大大大人気で超VIP扱いで、ベッカム様としてもとても気持ちよく日本での滞在を過ごされたようです。
 「とてもいい国だ。W杯の時にもものすごく応援してくれて、人も温かくて、こんなによくしてくれた国ははじめてだ」なんておっしゃっていましたね。
 日本人は、日本の倫理さえ守れば、外国という遠いところからわざわざお越し下さっている方に対しては最大限のおもてなしをしようとする気質がありますから、タトゥーだって普通にやっていればとても気持ちよく帰国できたんだと思うんですが、ちょっと残念ですね。
 まぁ普通じゃないのがタトゥーなんでしょうけど。
 
 記者会見ではタトゥーのお二人も「謝罪する気持ちはない。私たちは何も悪くない」と言っていましたが、この辺も文化の違いなんでしょう。
 大陸型民族は何があっても自分は悪くないとつっぱねる文化ですからね。
 もし自分が悪いと認めてしまったら、謝罪しる賠償しる、とそこにドンドンつけいられてしまうからです。
 逆に相手にスキがあれば、そこをすかさずつけ入ってやろうという意識も同時にあるワケです。
 だから自分が悪くても悪いとは認めないし、正面からぶつかり合うし、すこしでもスキがあればそこを徹底的に突いていこうとします
 そこには善悪というものは存在しないのです。
 「なにがあっても自分が正しい」というのが唯一の価値観なのです。
 そういうのが常識になっていますから、多分タトゥーお二人としても本心から「自分は悪くない」と思っているんでしょう。
 
 日本人は全くの逆で「いかに争いを起こさないようにするか」というのが第一で、誰が悪いとかそういうのは二の次なんですね。
 つまりどちらかが悪くても、とりあえずお互いに謝って「水に流す」んです。
 「お互い引けば争いは起きない」ですからね。
 だから明らかに一方が悪くても、その人がすぐに謝罪すると、謝られた方もすぐに一歩引いて、まぁまぁじゃあ次からは気をつけてくださいね、ということで終結になるワケです。
 謝罪された方にしてもそれ以上突っつこうとするとどうしても争いになってしまいますので、ここで手打ちするのが一番、争いはできるだけ起こさない方がいいということで、こっちも身を引くワケです。
 それが日本人気質なんですね。
 
 だからタトゥーもあそこで素直に謝っておけば、それ以上日本人も追求しようとはしなかったと思います。
 多分タトゥーからすれば、あそこで謝ってしまうと、来週また出ろとか賠償金払えとか言われるんじゃないかと思ってしまったんでしょう。
 これはもう文化の違いとしか言いようがないですね。
 だからやえとしましては、冒頭にも言いましたように「こんなもんかな」という感想なんです。
 それ以上どうにも言いようがないですから。
 
 まぁタトゥーとしたら騒動が起きてくれた方がいいんでしょうから、もしこの日本人の気質を研究した上で騒動を計画してやったのであれば、もうあっぱれと言いたくなっちゃいますけどね。
 結果的には騒ぎを起こすだけ起こして結局何もせずに帰ってきましたけど、それでも何もしてないのに宣伝だけは出来てますしね。
 やっぱりこれが狙いなのかな?
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、それでもタトゥーをまだ応援してみようと思います。

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