☆やえニュース☆

「名誉と自力救済、そして法」の感想第二回目〜リアル社会での匿名性〜「国民の選択〜応or否」第一回不良債権になってでも中小企業を助けるべきか結果発表 「名誉と自力救済、そして法」の感想第三回目〜インターネットの匿名性〜アサヒ式官僚主導型政治小泉メルマガレビューソースについて国民の選択〜応or否〜第二回「日本は核兵器を保有すべきか」自民党総裁選挙コロッと変わる世論の雰囲気「政界の狙撃手」引退小泉メルマガレビュー国民の選択〜応or否〜第三回「次期自民党総裁は誰だ」

平成15年9月1日

 「名誉と自力救済、そして法」の感想第二回目〜リアル社会での匿名性〜

 バーチャルネット小役人 有紀17才さん(VNIにカテゴライズしちゃいますよ?(笑))が、この前酔っぱらった勢い(17歳なのに)で色々と愚痴をおっしゃっていましたが、有紀17才さん、あまり気にしない方がイイですよ。
 官僚にせよ政治家にせよ、どうしても文句を言わないと気が済まないっていう困った人もやっぱりいるんです。
 例えば色々ある中の分かりやすい事で官僚さんを擁護すると、中央省庁の官僚さんってもの凄い仕事量をこなしていて、仕事が始まるのはだいたい9時ぐらいからですが、終わるのが2時ぐらいです。
 当然昼間の2時、つまり14時のことじゃないですよ。
 夜中の2時ぐらいまでずーっと官庁に詰めて仕事をしていらっしゃいます
 毎日こんなですよ。
 キャリアの官僚さんで年も重ねると、当然政治家さんとの付き合いも出てきまして、夜の会食とかも時たまあるようですが、官僚さん、そんなつき合いの席が9時〜10時ぐらいに終わったとしても、その後また官庁に戻っちゃうんです
 当然お酒入ってますが、そんなの関係なく戻らなきゃいけないんですね。
 仕事が溜まってますから。
 
 こんなこと普通の人は出来ますか?
 それでもまだ税金泥棒なんて汚らしいレッテル張りをしますか?
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 前回はサワリという事で、VNIとテキサイに言及したと思われるところについてのやえの解釈を書いてみました。
 またテキストサイト(架空のキャラクターの人格を軸として発言するサイト)の経済的限界について言及しておられましたので、それも解釈してみました。
 では今回は、この「名誉と自力救済、そして法」の主題でもある「匿名性」について、リアルとネットの違いを考えてみたいと思います。
 
 そもそもリアル社会において人間が匿名でいられるっていう状態が存在するのかと考えれば、まずそれはあり得ないと言ってもいいと思います。
 匿名とは個人を特定されないということですが、リアル社会においては何をするにしても個人という特定されるモノ、すなわち名前だったり顔だったり特徴だったというモノが必ずついてまわりますし、そして社会システムもそれらを利用しての匿名というものを基本的に許さないシステムになっています。
 
 なぜそうなっているかと言えば、やっぱり個人を特定できない匿名の状態になると、どうしても人間は悪いことを考えてしまうからでしょう。
 例えば男の人なら誰でも想像したことがあると思いますが、「もし透明人間になれたら」と考えたら、まずはじめに多分えっちでよくないことを想像するんじゃないかと思います。
 透明人間、つまり何をしても自分だとバレないような状況、イコール匿名という状態を作ることが出来るのであれば、人間は原始的な欲望を満たそうと考えてしまうようです
 そして人間の原始的欲望を満たすためには、ほとんどの場合は相手の迷惑を顧みない行為、つまり犯罪が多いんですね。
 だからこそリアル社会では匿名というものを基本的に認めていないのです。
 
 そのような匿名という状態を許さないように、現在は法によって整備され、過去においては、西洋ではゴッドが、日本においては公がその役目を果たしてきました。
 犯罪を犯す時にいくら周りに人がいなくても、西洋では「神がいつでも見ておられる」と「神の目」を意識させ、日本では「世間が見ている。お天道様が見ている」とやはり「他人の目」というものを常に意識させて、犯罪を犯しやすい状況を作らないシステムを作ってきたのです。
 
 つまり、人間が人間社会というモノを作り上げた時から、人間は匿名で存在できる状況というモノを否定し続けたのです。
 
 以上のことを踏まえると、インターネットにおける匿名性の高さというモノは、人間社会史上においてもかなり特異な存在だと言えるのではないでしょうか。
 今でこそネットは匿名であるのが常識であり正義であるという風潮がありますが、しかし日本での全国規模ネットワークの基礎を作ったとも言える「ニフティーサーブ」では、表面的には「固定ハンドル」を使うことも「名無しさん」になることも可能ですが、しかしサーバー側ではしっかりと何時何分どこに行ってどんな書き込みをしたか、本名レベルにて完全に特定できるシステムになっていましたし、それは特に隠されたことでもなくユーザーはそんなことは言われるまでもなく承知していましたし、そしてそれが当然という認識のもと利用していました
 匿名性が不完全だ、という理由で不満を漏らす人などいませんでした。
 それは「完全な匿名性」というものは「不自然な状態である」というリアル社会での常識がまだネット上にも根付いていたからに他ならないでしょう。
 むしろ「ニフティーサーブ」という社会は、リアル社会から派生した社会であるということも言えると思います。
 
 つまり逆に言えばインターネットという社会は、今まで人間が作り上げてきた社会とは全く一線を画す特異な社会であると言えるのではないでしょうか。



 

平成15年9月2日

 「国民の選択〜応or否」第一回不良債権になってでも中小企業を助けるべきか結果発表

 あああああああああ。
 先月の「朝ナマ」を見逃してしまいましたー。
 調べたところ、また小林よしりん先生が出演なさっていたようですし、いやーん。
 月一回だけにたまに忘れてしまうんですよね。
 あうううう。
 ところで、「朝ナマを見ながらやえとツッコミ入れチャット大会」とかしたらみんな来てくれるでしょうか?(笑)
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 週末企画「国民の選択〜応or否〜」の第一回目投票を先日打ち切らせていただきました。
 企画的にはとても面白かったとやえは思っています。
 はじめて使ったCGIということもあって、ちょっと色々と不手際もあったのですが、回を重ねることによって進化していければと思っています。
 これからもこれは続けていきたいと思いますので、次回からの取り扱って欲しいネタがありましたら、掲示板にでも書き込みをお願いします
 
 第一回目だったにも関わらず、今回の「不良債権になってでも中小企業を助けるべきか」は、かなりの接戦になりました。
 結果は今こちらでご覧になることが出来ます
 最終的には10票の差が付いたのですが、ギリギリまで抜きつ抜かれつの、否が数票差つけて上だった時もあったぐらいのデッドヒートでした。
 第一回目からこんな熱い投票が行われたことに感謝を申し上げます。
 
 結果的には、「不良債権になってでも中小企業を助けるべき」であると考えている方が多いという結果になりました。
 コメント的には、「応」の場合は色々な意見があるみたいですが、「否」の場合は「資本主義で生き残れないならつぶれて当然」というのがベースにあるみたいです。
 「その他」の「まずりそなをつぶす」はちょっと面白かったですが(笑)
 あと「実家が企業を経営しているから「否」に入れることはできない」とおっしゃっておられた方もいらっしゃいました。
 現実的にはそうなのかもしれません。
 
 やえはと言いますと、やはり日本的には「応」の方なんだろうなというのが正直なところです。
 何でもかんでも「競争に負けたらサヨウナラ」というのは資本原理主義すぎるんじゃないかと思いますし、その原理主義に最も近づいたアメリカという国は、貧富の差がどうしようもなく激しくなって取り返しの付かないことになってしまっていますので、そういう現実を見たらそれはちょっとどうなのかなと思います。
 ビルゲイツがいる一方、スラムも存在しているというのがアメリカです。
 日本では最近ホームレスが増えてきて、コレをどうにかしろという議論が起きていますが、アメリカなんかそんなレベルをとっくに通り越してしまっているのです。
 上野公園をホームレスでいっぱいにしてでも「億万長者ジャパンドリーム」という国を作り上げるか、それともホームレスがいないでも金持ちもそこそこしかいない「護送船団日本」を作り上げるか、どっちかと言われるとやはりやえは後者を選びます。
 
 ちょっと銀行と中小企業の話からそれてしまったかもしれませんが、根元の思想はこういうのが背景だと思います。
 もちろん全く無駄な企業であるなら存在価値もないんでしょうし、どうやってもどう考えても赤字から脱出できる見通しのない企業だったら本当にどうしようもないのかもしれませんが、しかしそれなりに地域に貢献できる企業であればほぼ無条件で融資をしてもいいんじゃないかと思います。
 例えば、コメントにも「経営の相談やアドバイスなども出来れば良いかと」というのがありましたが、これも制度を作ってしまえばいいんじゃないかと思います。
 今でも経営コンサルタントという職業はありますが、それをもっと制度化させたような、そしてあくまでサポートするという立場に撤した、例えば弁護士のような制度はどうでしょうか。
 さらには、このようなコンサルタントが必要な人というのは経営的にかなりつらい人でしょうから、国選コンサルタントみたいな人がいて、費用も国が多くを負担するような制度にすればいいんじゃないでしょうか。
 このように国選コンサルタントの人がアドバイスをするような環境が整えば、企業もしっかりと再建に取り組くむ光明も見えてくるでしょうし、さらには銀行側としてもお金を貸しやすくなるんじゃないかと思います。
 また国選コンサルタントという新しい雇用も創出されますし。
 
 中小企業には可能性があります。
 日本の、いや世界の最先端技術は日本の中小企業にあったりするなんて事もよくある話です。
 やえは、今日本には中小企業にも夢を誇りを持てるような、そんな社会を意識を作っていくことも大切だと思います。
 昔はもっと自分の職に誇りを持っている人が多かったような気がします
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、中小企業を応援しています。


平成15年9月3日

 「名誉と自力救済、そして法」の感想第三回目〜インターネットの匿名性〜

 1日のweb拍手の方、「このボタン…間違った方を押すと泥池にダーイブ!てことになりませんかね?(笑」
 ふるーい(笑)
 最近そういうバラエティ番組も見なくなりましたね。
 ○か×かどちらかのトビラに飛び込んで、間違ってたら泥池にダーイブ!!って、ウルトラクイズでは恒例でしたけど、あの番組もまた復活して欲しいです。
 
 ところで、web拍手とwebへぇとどっちがいいですか?
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 前回は、リアル社会の匿名性とそれを回避してきた人間社会のあり方についてお話ししました。
 今回はインターネットの匿名性について考えてみたいと思います。
 
 そもそもインターネットというものは米国発のものです。
 つまり外国から入ってきたモノですから当然それまでの日本社会から派生したモノではありませんし、また急速に広まってしまったモノですから日本文化に照らし合わせるといった議論もなされないままとなって、今に至っています。
 つまり「リアル社会ではこうだからネットもこうあるべきだ」という方法論がとても取りづらいということなんですね。
 「ネットの文化は特殊なモノだ」と言ってしまえばそれがまかり通ってしまうのです。
 ここにインターネット社会の特殊性があり、難しさがあり、そして様々な問題を作りだしてきたのだと思います。
 
 しかしインターネットがここまでワールドワイドに普及したというのも匿名性という面が大きかったと思います。
 そもそもインターネットは軍用だったらしいですが、もしアメリカ軍がインターネットを利用している人の個人情報やメールの内容やどのサイトに行ってどんな書き込みをしたのかっていう情報を常に監視できるようなシステムだったとしたら、多分アメリカ以外ではここまで普及しなかったと思います。
 まぁ現在アメリカはすでに全世界のインターネットを監視しているという話もありますけどね。
 しかしこれはここまで普及したから監視しなくてはならないことになってしまったのであって、はじめから監視しておけばアメリカとしては楽だったのでしょうが、しかしはじめから監視していたら普及もしていなかったという、なんだか「たまごひよこ論争」みたいになってしまうので、この話はおいておきましょう。
 とにかく、ワールドワイドに普及したのは、やはり情報を一元的に管理していないという「匿名性」によってなされたと言えると思います。
 
 さて、国内に目を戻します。
 インターネットにおいて個人を特定する材料としてはIPアドレスというものがあります。
 これは各プロバイダが管理しているもので、一応プロバイダはユーザーがどのサイトに行ってどんな書き込みをしてどんなメールを送っているのかということは分かるようになっています。
 しかしこれを公開することはほとんどないですね。
 もしこれが昔のニフティーサーブでしたら、ユーザーから「こういう書き込みがあってこれは中傷だからそれなりの対応を求める」という要求があったら、すぐさまニフティー側は調査して対応をしていたのですが、しかし現在では逆にユーザー側がIPアドレスの記録等を提示し証拠を提出しなければ、なかなかプロバイダ側から動いてくれなくなりました。
 これはインターネットが管理者を一元化されていないというのが大きな要因でしょう。
 
 ニフティーサーブであれば、ユーザーもニフティのユーザーですし掲示板もニフティのサービスですから、証拠も集めやすいという側面があります。
 しかしインターネットの場合、ユーザーはA社を契約していたとしても、問題が起きた掲示板はA社の管轄でない場合が多いので、それはA社の権利が及ばないところですから、なかなか企業同士でイザコザがおきそうなことにはプロバイダもどうしても及び腰になるんですね。
 
 また、ニフティーサーブは当然その全ての権利権限がニフティにありますから、ユーザーも利用したければニフティに入会するしかなかったのですが、しかしインターネットの場合はいくらでもプロバイダを数社の中から選択することができますので、ここにユーザー獲得に向けての企業間の競争が起きます。
 そうなるとユーザーは少しでも条件のいいプロバイダに入りたいと当然思います。
 そしてそこに「インターネットは匿名が当然。むしろ正義」という風潮が出来ているということは、つまりプロバイダからすれば簡単に個人情報を出さないことこそが顧客獲得につながるという理屈になります。
 実際問題それはある意味当たっていて、ユーザーも問題があったらすぐ公開するプロバイダと、簡単には公開しないプロバイダ、どっちを選ぶかと言われればやはり後者になると思います。
 
 こういった「匿名は正義」という風潮からプロバイダもそれに対応し、さらにその対応が風潮に加速をつけ、さらにさらにその風潮へプロバイダも追随し、こうやって両者が循環してどんどん個人情報保護という名の下に「匿名という特殊な状態」を作り上げて来ているのでしょう。
 「インターネットでは匿名が正義」という風潮が、匿名性の問題おいて一番の特徴になるんじゃないかと思います。
 
 では次回は、インターネットにおける匿名性の功罪の話をしたいと思います。


平成15年9月3日

 アサヒ式官僚主導型政治

 >やえちゃんから励ましのお言葉をいただいた(9月1日分)。
 >うう。人の情けが身にしみる。今度おにーさんといいとこ行こう(笑)。
 
 官僚さんの言ういいとこ
 
 1.料亭
 2.高級クラブ
 3.ノーパンしゃぶしゃぶ
 
 えーと、やえはどうしたらいいのでしょうか。
 
 
 
 
 
 なんて言ってるから官僚さんが悪く見られちゃうんですよね(笑)
 
 最近は世間の目が厳しいですから、高級官僚さんはむしろこういう派手なところは嫌う傾向があります。
 やっぱり民間の方がこういうところよく使っているみたいです。
 民間の方が絶対にお金持ってるんですもん。
 もちろん大企業の上層部の方々なんでしょうけどね。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 最近、ちょっと今までとは雰囲気が違う文章をアップしていますから、ウチらしくないと言われそうなので、今日はちょっと頑張って二回目更新で、アサヒでも叩くことにします
 当サイトのことを「国粋主義、小泉マンセー、アサヒ逝ってよしサイト」なんて紹介してくださっていたサイトさんをお見かけしたこともありますし。
 
 えー(笑)
 
 というワケで、ネタは9月1日の朝日新聞朝刊、社説です。
 該当箇所を引用します。
 

 「政治空白」では困る
  ところが、霞ヶ関の官僚からは「今回は大したことはやれない」という声が漏れる。年金改革には早々と先送りムードが漂いはじめた。地方税や地方交付税制度などの改革でも、小手先の調整でお茶を濁そうとする動きが出ている。
 「時間がない」からだという。今月の自民党総裁選挙を皮切りに、政治の季節が始まる。内閣改造があり、総選挙も予想させれる。その間の「政治空白」が大きく、「年末までの短期間で取り組むには、いずれのテーマも荷が重い」というのだ。
 ちょっと待ってくれ。話が逆ではないか。政治の季節こそ、難題に突破口を見いだし、実行するチャンスではないのか。
 「政治空白」は、まことに日本の政治の実体を示す言葉である。政党の活動が選挙戦術に集中し、政策への関心は薄れる。
 与党の顔を立てたり、根回ししたり、官僚特異の調整作業も中断する。官僚の手の上で政党が踊る日本では、政策実行が滞るのも当然だ、との空気がある。

 
 さすがにアサヒ、一見なんの気無しにざっと読み流してしまうともっともなことが書いてあるように見えます。
 この辺の巧妙さはサスガです。
 
 しかしよく考えてみてください。
 この一文を簡単に説明しますと、「政治は官僚主導型→選挙という政治の季節になる→つまり「政治空白」になる→だから政策が進まない」ということですが、この一文の流れの主語が「官僚主導型」では、日本語としてはちょっと意味が通りません
 政策が進まなくなる原因の「政治空白」とは、「選挙になると政治家が選挙に手一杯になるから政策が止まる」という事ですから、これは政治家だけの事情であって、ここに官僚が入り込む余地はありません
 官僚は選挙は関係ないですからね。
 だから本当に官僚主導型政治であれば、政治家は不必要のハズですから、選挙があろうが無かろうが、いやむしろ政治家がいない方がスムーズに政策が進むんじゃないかと思います。
 
 つまりこのアサヒの社説はまったくのデタラメなのです。
 「政治空白」→「政策が止まる」=「政治家主導政治」
 であるのが明白であるのに、アサヒ式の考え方だと「官僚主導政治」が前提で、むしろ「官僚主導型」でなくては困る、というのがアサヒ式ですから、
 「官僚主導政治」→「政治空白」=「政策が止まる」
 という、簡潔に書くとワケが分からない方程式になってしまっているのです。
 
 もう一つ言葉のマジックがあります。
 さすがにアサヒでも「官僚主導政治」→「政治空白」=「政策が止まる」という方程式が滅茶苦茶だというのは理解できるようなので、この方程式を成り立たせるためにもう一つキーワードを入れて接着剤の役割をさせています。
 それが、「与党の顔を立てたり、根回ししたり、官僚特異の調整作業」です。
 方程式にすると、
 「官僚主導政治」→「政治空白(政治家がいない)」→「官僚特異の調整作業が出来ない」=「政策が止まる」
 ということになり、なるほどこれなら納得だというマジックの出来上がりなのです。
 
 しかしよく考えてみてください。
 どちらにしても政治家がここに存在しないとこの方程式は成り立たないのですから、完全な官僚主導政治ではないのはすでに明らかなのです。
 「根回しをする」ということは「根回しをしなければ話が進まない」ということの裏返しですから、どっちに主導権があるかと言えば、やはり政治家側なんですね。
 政治家が首を縦に振らないと話が進まないのですから、だからこそ根回しが必要になってくるのです。
 
 それでも「結局政策や法案を作ってるのは官僚じゃないか。実質的には官僚主導だ」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
 しかしそう考えてしまうのもアサヒ特異の言葉のマジックなのです。
 
 この「官僚特異の調整作業」という言葉は、いかにも汚らしい人間が行う汚らしい作業のようなイメージの、典型的なレッテル張りなのです。
 例えばアサヒにかかれば「新しい教科書をつくる会」も「右翼」とされてしまいます
 だから、中身を見ずして形だけの言葉に惑わされていたら、アサヒのまさに思うつぼです。
 
 以前「法律が出来るまで」で書きましたように、法案や政策を行う場合には、必ず与党である自民党の意向を受けてから、その後役所で実務作業が行われます。
 詳しくはそちらをご覧になっていただきたいのですが、自民党内では必ず政治家が主導となって議論をしていますし、時には役人さんを怒鳴りつけるような場面もしばしばあります。
 もし、「怒鳴られること=調整作業」というのであればアサヒの方程式もそのまま正しいということになりますが、しかしそれは決して「官僚主導」とは言わないでしょう。
 
 簡単に方程式で書き出すならば
 「官僚主導政治」→「政治空白(政治家がいない)」→「官僚特異の調整作業が出来ない」=「政策が止まる」
 ではなく
 「政治空白」→「自民党での政策協議・議論が出来ない」→「官僚も実務作業に入れない」=「政策が止まる」
 ということなのです。
 この方程式は官僚主導型とはさすがに呼べないシロモノだと思いますし、そしてこれが現実なのです。
 
 結局、「調整作業」というのも卑怯なレッテル張りで、つまりアサヒ式方程式もこれで完全に崩れたことになり、「官僚主導政治」というのもただのレッテル張りということが明らかになったと思います。
 「官僚主導型政治」とはアサヒ以外のマスメディアでもよく使われる言葉ですが、これは全く現実を無視した批判のために作り出されたような言葉でしかないのです。
 現実は当然の事ながら「政治家主導型政治」なのです。
 
 本当にアサヒは批判のための批判しかできないくだらない新聞ですね。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、政治家さんも官僚さんも応援しています。


平成15年9月4日

 小泉メルマガレビュー

 木曜日ですので小泉メルマガの日です。
 なにやら東京では昨日の夕方、激しい雷雨があって、国会議事堂にも雷が落ちて外壁の一部が剥がれたとか。
 うーん、こわいですねー。
 総裁選に揺れる今の永田町を象徴しているかのようですね。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 歳出改革
 小泉純一郎です。
 9月にはいって、霞ヶ関の各省が財務省に予算要求をして、いよいよ来年度の予算案づくりに向けた折衝が始まりました。これから12月まで折衝を重ねて、政府案を作っていくことになります。
 
 今9月ですから約4ヶ月もの時間をかけて経済大国日本の予算案がつくられるワケです。
 そしてさらに1〜2ヶ月かけて国会にて議論されますから、予算というモノは一年の半分をもの時間を費やされているんですね。
 
 総理大臣に就任してから3回目の予算づくりです。私は、就任以来、「民間にできることは民間に」「地方にできることは地方に」という基本方針で、予算の無駄遣いを徹底的になくす歳出改革を進めてきました。
 たとえば、道路公団のつくる高速道路の非常電話は、いままで専用のものを買っていて、一箇所約250万円かかりました。これを15年度から携帯電話などを利用して、一箇所約40万円でできるように合理化しました。
 
 おおう。
 アレ一台に250万円ですか。
 いったいアレはどういうシステムになっているのでしょうか。
 それを一気に40万円にしてしまう小泉さんもスゴイですが、それでも一台40万円ってこれもどういうシステムになっているのか気になるところです。
 でも最近は携帯電話が普及していますから、こういう非常電話も利用されなくなってきているんじゃないでしょうか。
 もちろん非常の時に必ずつながる電話というのは必要ですから、全廃しろと言うのは乱暴だと思いますけどね。
 
 ほかにも、予算の使い道を一から洗いなおして、必要な予算についても一つひとつのコストを徹底的に見直して、この二年間で公共事業予算を14%、1.5兆円節約しました。
 
 おー、サスガですね。
 どうしても官僚さんっていうのは新しいモノに移行するには色々と手間取ってしまうモノ、新しいモノは今までのモノに比べて遜色ないかとか検証しなければならなかったりするので、どうしても以降するという方向に頭が回らなかったりしますので、こんな時こそ政治家さんがリーダーシップをふるって改革していくべきですね。
 小泉さんの本領発揮というところでしょうか。
 
 一方で、明日の日本の発展を支える科学技術予算は、厳しい状況の中でも増額し、使い道は役所任せにしないで、ノーベル賞学者の白川先生をはじめ専門家の方々にお願いして、一つひとつチェックしてもらっています。
 
 もちろん何でもかんでも削ればいいってものでもないですね。
 使わなければならないところには、お金をつぎ込むことは大切です。
 そしてそれを、官僚でもない政治家でもない民間の方にもチェックしていただくというのは素晴らしいことだと思います。
 例えばさっきの非常電話の件を例にすれば、専門外の人が「250万円かかります」って聞かされたら「そんなモンなのかな」って思ってしまうかもしれませんが、しかし専門の学者さんとかであったら「これこれこうすればもっと効率的にさらにコストを抑えて出来るだろう」と指摘することができますから、様々な方向から効率よく事が進められるようになるでしょう。
 良いシステムですね。
 
 来年度の予算では、予算の仕組みをもっと改革しようと思っています。名前は難しいのですが、新しく「政策群」という仕組みをつくります。
 
 なんだかよく分からないですが期待ですね。
 後々詳しい説明もあるでしょう。
 
 最近、若者の間でフリーターという正規の社員でなくてアルバイトを続けている人たちが増えていますが、いまや若者たちの失業率は9.4%にまで上昇していて、とても心配しています。
 これを何とかできないかということで、雇用を担当する坂口大臣、雇う側の産業を担当する平沼大臣、学校教育を担当する遠山大臣と内閣府の竹中大臣の四人で相談してもらいました。
 
 うーん、名目的には失業率とは「働く意志があって働けない人」の人口から見た比率なんですが、しかし果たしてその若者達の数字の中で本当に働く意志を持っている人がどれだけいるのか、っていうのはかなり疑問です。
 高望みしすぎたり、自分の理想だけを企業に押しつけて、こんなのオレが望んでいた事じゃないと自分から蹴ったりと、最近はそういう人たちが増えているようですから、なかなか数字だけ見て判断するのも現実を映していないのかもしれません。
 
 雇用と産業と学校の三つの分野が協力して、小中学校時代から授業の中で仕事の体験をできるようにしたり、自分にぴったりの就職先を選べるように一定期間、試しに就職できるような仕組みをつくったり、大人向けのハローワークとは別に若者向けの職業紹介の場所を地域ぐるみでつくったりと、各省のタテ割りを超えて、予算と規制改革などを組み合わせて、今までできなかった対策を効率的に実施できるようにしていきます。
 
 うーん、その実行力は素晴らしいモノがあると思いますが、しかし果たしてそれで成功するかどうかはやっぱり疑問ですね。
 どっちかと言えば、自意識が過剰に肥大してしまった若者を、もっと地に足が着いた自分というモノを見直させるような、意識改革が必要なんだと思います。
 みんながみんな特別な存在になれるということはないのですから。
 
 先週北京で行われた日本、アメリカ、韓国、中国、ロシア、北朝鮮の代表による6カ国協議では、日本は、「拉致の問題、核やミサイルの問題を包括的、総合的に解決していかなければならない。」という日本の立場をはっきりと主張しました。
 
 これもなかなか突破口が見いだせない問題ですし、やはり外交という相手がある問題ですから、なかなかドラスティックに動くというのはあり得ません。
 なまじ小泉さんが初訪朝した時に、歴史に残るぐらいの転換期を見せてしまったがために、そんなドラマをまた望んでしまっているような空気があるんですが、あれはバブルと同じで特殊な出来事だったんですから、ここは我慢強く辛抱しなければならないと思います。
 この問題は政府の対応云々ではなく、世論こそが最も力を持っています
 世論の冷静かつ的確なムーブメントを期待したいです。
 
 世界陸上も終わり、日本人の活躍に夜更かしした方も多いのではないでしょうか。水泳や体操、陸上など様々な分野で、実力を発揮して活躍する若い選手を大変頼もしく思っています。日本人が苦手としていた種目でも、努力を重ね、メダルを獲得する。素晴らしいことだと思います。若い皆さんの活躍に勇気とパワーをもらったような気がします。
 
 200m走で銅メダルをとられた末続選手は素晴らしかったですね。
 周りは皆黒人だった中でのこの快挙は、日本人の誇りです。
 これからも頑張ってもらいたいですね。
 
 昨日、人間ドックで内視鏡検査をしたところ、大腸に良性のポリープが見つかったので、ただちに切除してもらいました。きのう一日安静にして、今日からいつもどおり執務しています。
 食欲の秋ですが、皆さんも健康に気をつけて、楽しく過ごしてください。
 これから秋に向けて、引き続き力強く改革を進めて行きます。
 
 これは昨日ニュースになってましたね。
 何事もなくよかったです。
 いつも言ってるような気がするんですが、総理こそ大切なお体なんですからお気をつけてくださいね。
 がんばってください。
 
 
 今日の小泉さんはいつも以上に多弁でしたので、これだけで長くなってしまいました。
 まだまだ大臣さん達の面白いお話があるんですが、申し訳ないですけど急ぎ足でレビューしたいと思います。
 
 
 [大臣のほんねとーく]
 ● WTOと日々の暮らし(外務大臣 川口順子)
 9月10〜14日、私はメキシコのカンクンで開催される世界貿易機関・WTOの第5回閣僚会議に出席します。
 各国とも国内の声を背景に交渉するだけに、交渉は容易ではありません。国際会議というと華やかな舞台を連想するかもしれません。しかし、私がこれまで出席した会議では、軒並み徹夜になり、私も相手も眠たい目をこすりながら交渉したものです。
 
 想像しづらい方も多いと思いますが、本当に政治家さん達の議論は激しいモノがあります。
 怒鳴りあったり、机殴ったり、退席したり、一人一人が自分の思想を賭けて激しく議論しているのです。
 これが国際の場であったらなおさらです。
 川口大臣もおっしゃっていますように、各国代表者達は国を背負って国を賭けて出席しているワケですから、甘っちょろい事言ってる場合じゃないんですね。
 
 正直なところ、これまで、交渉が日本にとって順調に進んできたとは言えません。農業、鉱工業品、途上国の問題…、締め切りが守られていない議題もあります。
 
 恫喝程度で済むのであれば他国は簡単にそんなことやってきます。
 日本の交渉団ももちろん頑張って入るんでしょうけど、やっぱり日本人の気質としてなかなか押しが弱いですから、大変だと思います。
 生まれた時から引くということを知らない大陸文化の人間と渡り合うというのは、相当な根気が必要でしょう。
 
 世界経済の拡大に繋がる重要なこの交渉の進展に向け、貿易大国である日本が責任ある立場から貢献すべき、という声は非常に大きいです。
 貿易立国である日本はこれからも自由で公正な貿易体制と共に歩んで行くべきです。私はカンクン閣僚会議で日本の利益、主張を守りながら、WTO体制の維持・発展に貢献できるよう交渉に臨んできます。
 
 どうしても日本人はお人好しですから、自国よりも国際機関とかを大切にしたがる傾向があるんですが、鯨問題を扱っている代表団さんたちがやったように、「こんな組織なんて必要なんだ。自国が大切なんだ」というような気概を持って交渉に当たって欲しいと思います。
 民間出身ということもあって色々気苦労も多いでしょうが、これからもがんばってくださいね、大臣。
 
 
 次に特別寄稿として、世界的大発見をした飯島澄男先生という科学者の方の寄稿があります。
 カーボンナノチューブというものを発見なされたらしいのですが、このカーボンナノチューブ、様々な科学技術や電化製品等の次世代の基本技術になるのではと、現在世界中で研究が行われているそうです。
 そんな素晴らしいモノを発見された飯島澄男先生、日本の科学技術の高さを再認識させられるような出来事ですね。
 メルマガ本文で、カーボンナノチューブの詳しい説明等をされていらっしゃいますので、是非ご一読してみてください。
 
 
 次に都市再生戦略チーム座長の伊藤滋先生が「オープンカフェを広げよう」という寄稿をされていますが、時間の都合上割愛させていただきます。
 ごめんなさい。
 やえとしましては、日本独自のわびさびな茶室カフェをつくって欲しいと思っていたりします。
 
 
 [編集後記]
 先週27日から3日間、北朝鮮問題をめぐる6カ国協議が行われました。協議が行われるまでの過程に於いて、日本が入る多国間協議をいやがっていた北朝鮮に対し、米国も日本も一歩も引き下がりませんでした。しかし結局北朝鮮は6カ国協議に応じざるをえませんでした。日本代表は拉致問題を含め主張すべき事柄について、6カ国協議の場においてまた二国間で、しっかりと主張しました。
 
 最近拉致家族の方々が「政府は何もやっていない」とよく言っていらっしゃいますが、しかしこういう協議をするということだけでも、前段階で相当の交渉が必要になってきますし、さらに、
 
 また米国も拉致問題に言及しました。韓国、ロシア、中国にも小泉総理自ら拉致問題の重要性について説明しています。そして3カ国は日本の立場に理解を示し、支持表明しています。それでも最初のステートメントで日朝の問題である拉致に言及するかについては、それぞれの国の事情があります。それが国際政治の厳しい現実です。むしろ自国の問題でない拉致問題を、発言順が日本より先であった米国が取り上げたことに注目すべきでしょう。同盟の力であり、北朝鮮に対し大きな圧力になりました。
 
 と、安倍副長官もおっしゃっているように、外交の場ではあまり自国に関係ないことは自国の利のために邪魔になるだけなんで、むしろ煙たがれる傾向にあるにも関わらず、ここまで拉致について各国が理解していただいているということは、やはり六カ国協議の前段階でかなり根回し等をしたんだと想像できます
 外交の場は、「同盟の力」というタテマエだけの世界ではないですからね。
 なかなかこういう根回しとかの“裏の外交”っていうのは表に出しづらいこともあるので表には出てきませんが、しかしせてめ拉致家族の方々ぐらいはそんな事情を理解し考慮してあげて欲しいと思います。
 総理の時にも言いましたように、この問題は徐々に我慢強くねばり強くやるしかないと思いますし、そして一番の大きな力は世論ですから、これからも一人一人が関心を強く持っていって欲しいと思います
 
 
 総裁選も候補の名前が出てきていますが、やえは是非とも次も小泉さんに総理総裁になってもらいたいと思います。
 メルマガのためにも(笑)
 
 
 バーチャルネット思想アイドルのやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。


平成15年9月5日

 ソースについて

 いや、全く持ってその通りです
 やえも全く同じ考えです。
 経済とは生き物で、もう人知を越えて動いているモノですから「景気の良い時に大臣になった人を名相、不景気の時の大臣が極悪人扱いされる今の風潮は」変なんです。
 それって、「風が吹かないから生け贄(政府)を差し出して風が吹くように祈ろう」って言ってるようなモンなんですよね。
 全然意味がありません。
 
 というワケで、やえ経済がとても苦手ですから、これから何かありましたらよろしくお願いします(笑)
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 ちょっと説明させていただきます。
 実はアンケートの方でも「主張の根拠となるソースを明示して欲しい」という項目が出来た時、正直やえはハテナマークでした。
 一応時事ニュースの時はできるだけ記事をリンクするようにしていますので、いったいソースとはどのことを言っておられるのか、どうも分からなかったのです。
 で、そんな風に悩んでいたところ、今度は一行の方で「「高級官僚さんはむしろこういう派手なところは嫌う傾向があります」…根拠はー?」と書き込みがありまして、ああ、なるほど、こういうことか、とやっと気付くことができました。
 にぶちんやえですか?(笑)
 
 というワケでお答えします。
 お答えするんですが、えーと、ソース出せって言われても、無いってお答えするしかないんですね。
 ごめんなさい。
 この「官僚は派手なところを嫌う傾向がある」っていうのは、新聞とか雑誌とかそういう媒体から知ったことでは無いからです。
 どこで知ったかと言われれば、うーんと、なんて言いましょうか、いろんな所や人から見たり聞いたりした事からやえが総合的に判断したものなんです。
 
 例えば、ちょっと前に「官僚は夜2時ぐらいまで働いている」ということを書いた時なんかは、この時はこちらの官僚さんが「そうです」と言ってくださりましたけど、しかし変な話(疑っているワケじゃないですよ)この人が本当に中央省庁の官僚さんか証拠はないワケですから、それでも「完全なソースになるのか」と言われれば、やはり不確定と言わざるを得ません。
 結局この例の場合でも、有紀さんがおっしゃっているように「もし機会があって終電がなくなったあと霞が関を車で走る人がいたら、是非中央官庁街を見てください。深夜でも煌々と明かりがついています」と、結局このような手でしか確かめようがないんですよね。
 わざわざ「2時まで本当に働いているんですか」と電話して聞いて、それを答えてくれた担当者のお名前まで明記すれば、まぁソースとしては成り立つのでしょうが、現実問題としましては、ちょっとそこまでできません
 
 まして「官僚は派手なところを嫌う傾向がある」っていうのは、電話で聞いても答えられないような質問になりますし、だからこれを信じて貰えるかどうかというのは、今までのやえがやってきた事や書いてきた事を総合的に考えて、皆様ご自身に判断してもらうしかないと思うんです。
 ただ、やえとしましては、「官僚は派手なところを嫌う傾向がある」っていのうは、実際そうなんで、そうですと自信を持って言えます。
 特に天堕さんが色々とおつき合いがありますからいろんなお話を聞いたり見たりしているみたいですし、やえも天堕さんからそんなお話をよく聞かされていますし、またやえも独自にいろんな所からお話を聞いたりしておりまして、そういうものが蓄積されて一つのやえの知識になっているんですね。
 官僚さんのことにしても、他のことにしても、そんなやえの知識の一端として文章中に使っているモノでして、特に調べたりなんなりして書いているモノではありませんので、記事を提示するとかいったソースを出すことは出来ませんし、そこをどうご判断するかは皆様にお任せするしかありません
 
 新聞の記事だって、結局読者がその新聞社をどれぐらい信用しているかということになると思います。
 新聞社だって政府機関ではありませんから誰が保障するというモノではありませんし、例えば「安達祐実、天堕 輪と結婚!?」という記事でも「東○スポならいつものガセだな」とか思いますし、「南京大虐殺の証拠を示す資料発見」という記事でもアサヒでしたらやっぱり信用できませんし、これが産経ならもの凄く信憑性が高いですし、結局そうやって受ける側こそがその記事をどう信用するかによるんですね。
 
 やえはやえなりに今まで自信のある文章を書いてきたつもりですし、書いている事に対しては相応に自信を持っていますし、責任も持っています。
 もちろん間違いがあればドンドン指摘していただければうれしいですし、当然その場合は謝罪して訂正させていただきます。
 多分書き手側としましては、そういう積み重ねてきたモノをベースに読み手の方々に信頼してもらうしかないんだと思います。
 
 どうでしょうか?

平成15年9月6日

 国民の選択〜応or否〜第二回「日本は核兵器を保有すべきか」

 今週もやりますよー。
 週末特別企画「国民の選択〜応or否」
 第二回目のテーマは「日本は核兵器を保有すべきか」です。
 
 戦後五十年、日本は戦争とは遠い世界のおとぎ話の世界の話でした。
 どことどこが戦争したっていうニュースが流れてきても、表面的には「戦争反対」と言いつつも、所詮他人事の話でした。
 核兵器も同じです。
 パキスタンが核保有を宣言し、インドとの間で緊張した空気が流れたとしても、やっぱり日本には関係ない話。
 いえむしろ、「核のことは考えないことが平和につながる」と考えていました。
 
 しかし現実はそんなに甘くありません。
 やっとトンデモナイ国だと認知された北朝鮮ですが、ついに核兵器の保有を非公式ながら認める発言をしてしまいました。
 核保有国で身近な国と言えばシナがありましたが、いやシナも十分ヤバイ国ではあるんですが、しかしそれ以上にヤバイ国北朝鮮が核兵器を保有してしまったのです。
 
 戦争が終わって58年。
 ついに核問題が身近な問題になってしまいました。
 もう「考えないことが平和につながる」なんて悠長なことは言っていられなくなってしまいました
 現段階では、核に対しては核しか対抗手段がないといわれています。
 では日本はどうすべきか。
 日本を守るためにはどうしたらよいのか。
 
 アメリカとのかねあいもあるでしょう。
 ヨーロッパとのかねあいもあるでしょう。
 他の核保有国とのかねあいもあるでしょう。
 東アジアの国々とのかねあいもあるでしょう。
 
 総合的に考えて、日本は核兵器を保有すべきか否か。
 保有すべきと思う方は「応」に
 保有すべきではないと思う方は「否」に、ご投票ください。
 

質問 核兵器を保有すべきか
その他(できるだけその理由をコメント欄に書いてください)

その他以外でもなにかありましたらコメントをお願いします




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 投票期間は明日の午後あたりに終了させていただきます。
 一人一票のご投票でお願いします。
 コメントは最大全角で100文字まで入力できます。

平成15年9月8日

 自民党総裁選挙

 ひっそりと新コーナー立ち上げました。
 とは言っても、見た目がけっこう変わったので気付いていらっしゃる方もいらっしゃると思うのですが、そうです、今まで「やえメモ」として置いていた中段のコーナーが、これから「ジジにゅーす」としてリニューアルすることになりました。
 概要を簡単に説明します。
 今まで「やえメモ」では、やえが気になったニュースや他のサイトさんのニュース等を紹介し簡単にコメントするというコーナーでした。
 それに対し「ジジにゅーす」は、誰でもニュースを紹介できるようになりました。
 「このニュースは面白いなぁ」とか「ちょっとこのニュースはどうなんだ」とか感じましたら、是非そのニュースを「ジジにゅーす」にて紹介してください。
 また「ジジにゅーす」では、ニュースを紹介するだけでなく、そのニュースに対して誰でもコメントできるようになっています。
 どうぞお気軽にコメントしていただければと思います。
 また、やえや天堕さんもコメントすることもあると思いますので、最近よく「○○というニュースについて一言」とか言われるので、そんなニュースがあったら「ジジにゅーす」にて紹介してくださいね。
 
 実際見ていただければ一目瞭然ですが、システム的にはいわゆる「2ch型」の掲示板を使用しています。
 だから便宜上、新ニュースを「スレ」、コメントを「レス」と呼ぶことにしましょう。
 新スレの書き込み画面は「ジジにゅーす」の下側にリンクしてあります。
 別ページが開いて書き込み用の画面が出ますので、そちらからスレをたててください。
 また新スレのはじめ(いわゆる「>>1」)には必ずニュースの記事をリンクしてください。
 それから見た目を統一するために、タイトルはあまり長いモノをつけられないようにしていますので、出来るだけ分かりやすく簡潔にお願いします。
 
 レスは皆様ご自由にお書き下さい。
 「ジジにゅーす」で記事のタイトルをクリックすればそのスレの全レスが表示されると思いますので、続けてレスしてください。
 使い方はほぼ2chと同じだと思いますので、そちらで慣れている方は簡単だと思います。
 また、やえがたてる他サイトさんへの祝辞等にもご自由にレスしてくださって結構です。
 どんどん盛り上げちゃってください。
 
 では、この「ジジにゅーす」の新パーソナリティを紹介します。
 しゃべるカラスのジジでーす。
 
 
 お初目にかかりやす。
 我が輩、ネット風来カラスの「ジジ」という者でございやす。
 以後お見知り置きをお願い致しやす。
 ひょんな事から天堕様とやえちゃんに捕まりお世話になることになりやして、この度のこの新コーナーを押しつけられ担当させていただくことになりやした。
 まっ、担当と言いやしても、我が輩がすることと言えばレスをたてることぐらいだと思いやす。
 レスはほとんどしないでしょう。
 我が輩は天堕様ややえちゃんのように難しいことはよく分かりやせん、所詮ネット風来カラスでやすから、難しいことはこのお二方がなさると思いやす。。
 「ジジにゅーす」について、ご質問やご意見がありやしたら我が輩までお願いいたしやす。
 これからみなさまにもお世話になりやすが、どうぞご贔屓にしてくだせい。
 
 
 これからジジを可愛がってくださいね。
 うふふ。
   
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 自民党の総裁選挙の告示が今日ですので、ここで総裁選について触れてみたいと思います。
 昨日の日曜恒例の朝の討論番組も、自民党総裁選挙一色でしたしね。
 
 とは言っても、まぁ順当に小泉さんが再選すると思います。
 よく言われているように「派閥の締め付け」が強かった昔ならまだ分からなかったかもしれませんが、今回は「自主投票」をする派閥が出てきているように、そういうのも過去の遺産になりつつあるようです。
 そして「自主投票」になれば、やはり各議員さんは自分のことをまず第一に考えます。
 自分の選挙についてですね。
 そうなった時、自民党の顔として、悪役顔の亀井さんがいいのか、名前は聞いたことあるけどどんな人かあまり知られていない高村さんがいいのか、運輸大臣は分かるけど名前はさっぱり浸透していない藤井さんがいいのか、それとも人気抜群支持率絶大の小泉さんがいいのか、こう考えたら答えは出すまでもないですね。
 それがハッキリと浮き彫りになったのが平成研究会(旧経世会・橋本派)です。
 青木さん率いる参議院議員さん達は、自派閥から候補を出すのにもかかわらず小泉さんに投票すると公言していらっしゃいます。
 参議院は自民党単独では過半数を超えていないという事情がありまして、2年前の参議院選挙では小泉さんのおかげで過半数を超えるラインを獲得しており、このペースを次回も保てば自民党単独過半数を獲得できるという事があって、小泉さん支持なんだと思います。
 国会議員は国政をするためにいるんですが、選挙に落ちてしまったらそれすらも出来なくなりますから、どうしても選挙が一番大切になるのは仕方のないことです。
 
 その一方さすがなのが志帥会(江藤・亀井派)ですね。
 親分の亀井さんが立候補すると言ったら、すぐさま一致団結してバックアップです。
 この辺は、この派閥がまだ一代目、つまり江藤さんと亀井さんご自身達がつくった派閥ですので、自身の影響力はかなり強いという事情があるのだと思います。
 そういえば江藤さんは今期で引退を表明しておられますので、来期から志帥会は「亀井派」と呼ばれるようになるのでしょうか。
 広島選出で、一部では高い人気を誇っていらっしゃる亀井さんに、総理として檜舞台に立つ日は来るのかどうか!?
 
 ところで、締め付けがかなり緩くなったとは言え、やはり派閥とはそのトップを総理総裁にするために存在しているというのも事実で、派閥の存在意義とメンツをかけて候補を出すべきだと主張される議員さんもいらっしゃいます。
 派閥とは、政策集団という面もありますが、人間的好き嫌いで集まっている側面も人間の集団ですから当然あるモノなので、だから「あいつが総理になるよりは、ウチのボスの方が遙かに立派で適任だ」という思いからも、やはり派閥からは候補を出すべきだと考える議員さんがけっこういらっしゃるようです。
 今回それでゴタゴタしてしまったのが宏池会(堀内派)です。
 会長代行の丹羽さんを総裁選に出そうと何人かの議員さんが動いたみたいで、新聞紙上にも「丹羽さん出る」とか書かれていたんですが、結局出馬はしないことになったみたいです。
 やはりメンツだけでという動機ではデメリットの方が大きいと判断した議員さんの方が多かったということなのでしょう。
 また堀内派(宏池会には旧加藤派もあるのでこちらで呼びます)には古賀さんという、ちょっと宏池会らしくない議員さんもいらっしゃって、そちらはまた別の動きがあるようで、その辺も絡んでいたのかもしれません。
 結局自主投票ということになって、小泉さん派と古賀別働隊が別の人に投票するという形になるみたいですが、まぁこの結果から見たら、確かに独自候補をたてていれば派閥としてはまとまった行動が出来ていたのだろうということは言えたのかもしれません。
 “名門”宏池会ですが、しかしお決まりのように「政策には強いが政局には弱い」というのがモロに当てはまってしまいました
 「加藤の乱」の時もそうですが、ケンカの仕方が下手くそです。
 
 名門宏池会といえば、昨日のサンデープロジェクトに、あの宮沢喜一元総理がご出演なさっていましたね。
 しゃべり方といい肌のつやといい、とても83歳には見えません
 田原さんや他の出演者も一歩引いてしまうその存在感で、思考能力も衰えていませんし、テレビでもあれだけモノが言えるその若さは、ただ単に年だけで切り落としてしまう定年制というモノの無意味さを浮き彫りにしているのではないでしょうか。
 まぁ「総理経験者」は、定年制から除外らしいですが。
 
 では最後に自民党の若手の動きを見てみましょう。
 昨日のサンプロでは、「塩崎恭久を出す」と息巻いていた河野太郎さんが、ボウズっぽい頭でご出演なさっていました。
 つまり塩崎さん擁立に失敗したからなんだそうです。
 どうしてそうなったのかよく分からないですが、まぁやはり色々と事情があるのでしょう。
 
 自民党若手といえばいつもお馴染みの人たちの名前が挙がりますが、特に自民党の若手の中でも知名度が高い人というのは、石原伸晃・安倍晋三・塩崎恭久あたりになると思います。
 河野さんもそうですが、この手の人たちはテレビによって人気を博してきた方達ですね。
 しかし石原さんも安倍さんも、現在は政府に入っておられるので立候補は出来ない(しづらい)です。
 だから今は政府の役職に就いていなくて知名度が一番高い塩崎さんを推そうとしていたのでしょうが、まぁご本人からは承諾を貰えなかったのでしょう。
 それでもまだテレビ系若手の議員さん達は、なんとか候補を出そうとしているみたいですが、しかし推薦人の20人を集めるのが難しいとのことで。
 
 実際、有名でなくてもこの2〜3期ぐらい辺りの自民党の議員さんっていうのは、ワリと実力者が揃っていたりします
 しかしみんながみんなテレビに出るわけではないですから、一般的にはまだまだ知名度は低い方も大勢いらっしゃいます。
 そしてテレビというものはやっぱり特殊なモノで向き不向きがありますから、テレビで活躍できる議員さんもいれば、そうでない議員さんもおられるわけで、その辺で両者の温度差というモノが出来るんですね
 多分若手の議員さんの本音としたら、若手で独自候補というモノを立てたいというのはあるんだと思います。
 「自民党の明日を作る会」というのもありましたように、この辺の世代は有望且つ行動力も理想も高いモノがありますから。
 しかしやはり選挙というものは考えなければならないのが議員というものです。
 つまり「テレビ系」の人は独自候補を出すというパフォーマンスこそが選挙活動になりますが、しかし「非テレビ系」の人は選挙のことを考えれば小泉さんを正面から反対することは出来ません
 特に若手はまだまだ地元が盤石でない人が多いですからなおさらです。
 そしてやはりテレビに出る議員さんというのは一部少数になりますから、どうしても20人集めるのが難しいんですね。
 「自民党の明日を作る会」も40人近い議員がいたんですが、その辺の温度差は選挙というどうしようもないモノを考えたら埋められないのでしょう。
 
 どっちがどうというモノではないんですが、しかしこうやって若手が派閥を越えて行動できるという事は、とてもいいことだと思います。
 この世代がもうちょっと時間が経って、選挙が盤石になるぐらいになったら、自民党と日本の明日は明るくなると思います。
 今回はちょっと期待できそうにないですけどね。
 
 というワケで、総裁選の動きでした。
 新民主党もなんか妙に人気が高いみたいですので、ここで小泉さんをひきづり下ろすわけにもいかないと思いますし、まぁなんていいましょうか、亀井さんとかがヒール役になって小泉さんの引き立て役をやっているのかもしれませんけどね。
 
 開票日は20日です。
 次の総理は誰になるのでしょうか。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、自民党の若手の議員さんを応援しています。


平成15年9月9日

 コロッと変わる世論の雰囲気

 週刊文春は2002年4月4日号で、山崎幹事長と愛人関係にあったとする女性が統一教会の関係者であると報じ、交際を「政治家失格の軽率すぎる行為」と批判した。
 
 こっちの方がよっぽど「政教分離の精神」と「信教の自由」に反していると思うのですが、どうでしょうか?
 靖国神社参拝に反対の人たち、特にアサヒに聞いてみたいモノです。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 昨日の夜のフジテレビで、引田天功さんが北朝鮮に行った時の事を振り返るような番組をしていました。
 残念ながらやえは途中からしか見れなかったのですが、今までやえが知らなかったようなことも色々と明らかにされていました。
 
 天功さんが北朝鮮に行かれたのは何年前でしょうか。
 ずいぶん前の話だったような気がします。
 当時はまだ拉致問題などマスコミには全くと言っていいほどほとんど出たことはなく、むしろ北朝鮮に対しては、「地上の楽園」とはまでは当時はもうさすがに言っていませんでしたが、腫れ物に扱うかのように「あそこに批判をしてはいけない。文句を言ってはいけない。褒めることしか言ってはいけない」といった空気が日本を支配していました
 北朝鮮に文句を言うと、総連は大抗議をはじめる、在日は押し掛ける、売国サヨクは騒ぎだす、アサヒは一大キャンペーンを張り始める、こういう時代でした。
 だから天功さんが北朝鮮に行くって言った時も、世論もマスコミも「人道支援」みたいな感じで、特に批判もなく、むしろ歓迎的なムードで送り出されました。
 
 しかし北朝鮮の実体というのは、今はもう説明する必要もないでしょう。
 その番組の中でも天功さんは、日本に早く帰りたいのになかなか帰してくれなかったという実体験を告白しておられました。
 確かに天功さんは2週間遅れで帰国しましてそのニュースも流れていましたが、しかしその当時のニュースでは「天功さんの病気によって2週間ほど予定がずれた」という感じで報道されていたような気がしますし、少なくともやえはそれしか聞いていませんでした。
 確かに病気はされていたようですけど、しかしそれが直接の原因じゃなかったようです。
 実際のところは、約2週間ほど北朝鮮国内に「監禁」されていたというのが真実だったのです。
 
 もし今天功さんが北朝鮮に行くって言ったら、多分世論からの猛反対・大批判が起こるでしょう。
 そして日本人が北朝鮮で「監禁」されたということが発覚したら、それこそマンギョンボン号の事以上の大反発が起きる事は必至でしょう。
 しかし当時はそんなこと全然ありませんでした。
 天功さんの帰国が遅れたのは病気のためだったと、事実とは違う報道でお茶を濁して終わりでした。
 この差はなんなんでしょうか。
 どうして当時のマスコミは、「天功さん北朝鮮国内で監禁される」とか報道しなかったのでしょうか。
 人道、人権はどうなっているのでしょうか。
 結局こういった北朝鮮を神のごとく扱うような風潮が拉致を許したのですが、今でもその反省と総括は行われていません。
 
 おこめちゃんが「竹島問題」について触れています
 概要はおこめちゃんのところを読んでいただければと思うのですが、よく読んでいただくとトンデモナイ話だと言うことはお分かりいただけると思います。
 しかしこの問題に対しては、世論はほとんどそっぽを向いていると言ってもいいぐらいの無関心さです。
 この問題、一度マスコミに大きく取り上げられたことがありまして、それは自由党の西村真悟先生が竹島に乗り込んで日本国旗の日の丸を立てたという事があった時です。
 さすが西村先生ですが、しかしその時の日本のマスコミの反応というモノが、やはり売国的なモノばかりでした。
 「どうして韓国を刺激するようなことをするのか。その日の丸はどういう意味があるのか」
 今でこそ韓国もトンデモナイ国だということがだんだん理解されはじめていますが、それでもまだまだのこの現状、過去においては、やはり北朝鮮と同じように神のごとく扱いで、批判を許さないような空気が日本を支配していました。
 
 そして竹島問題においても、まだまだ韓国に対して必要以上の遠慮をしているのが現在の日本です。
 また竹島問題も拉致問題のように「過去の負の遺産」にしてしまうつもりなのでしょうか
 
 今でこそ北朝鮮に対して経済制裁をしろいう意見は圧倒的に多いですが、つい数ヶ月前までは人道支援のためにコメを送れという声の方が大きかったのです。
 マンギョンボン号にしてみても、今したり顔で「どうして過去はこのように厳粛な検査が行われなかったのか。このような検査はして当然のことだったのではないか」と発言しているテレビキャスターとかいますが、それはお前らマスコミが北に対して批判を許さない空気を作っていたからだろうと言いたいマスコミが大勢存在します。
 このように、ちょっと前までは、小泉総理が訪朝する前までは、北朝鮮にはどんな批判をも許さない空気があったのです。
 なんだか今では10年ぐらい前からずっと北朝鮮がトンデモナイ国だと思われているような雰囲気がありますが、それこそトンデモナイ話で、この国是とも思える北朝鮮に対する批判的雰囲気は、たった数ヶ月前につくられたんだということを、歴史の事実としてしっかりと覚えておくべきです。
 
 領土問題で言えば北方領土問題もあります。
 日本の近くにはアメリカ並み、いや下手したらアメリカ以上に危険になりかねないシナという国も存在します。
 しかしそれらもまだまだ腫れ物を扱うかのように批判を許さないような空気が存在しています。
 北朝鮮に対しては拉致問題のおかげで北朝鮮がトンデモナイ国だと認知されるようになりましたが、しかしこの空気はほんの数ヶ月前につくられたとうのが真実で、一昔前までは北朝鮮も今のシナも同じような扱いをしていたし、シナも北朝鮮と同じぐらい危険な国なんですから、その辺はその場の空気だけに流されるのではなくシッカリと現実を見てもらいたいと思っています。
 
 そして、拉致問題に対して怒りを顕わにするのだったら、他の問題にももっと強い関心を持つべきなのではないでしょうか。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、北朝鮮の洗脳計画に屈しなかった引田天功さんを応援しています。


平成15年9月10日

 「政界の狙撃手」引退

 今日はホントは週末企画のアンケートについて書こうと思っていたのですが、昨日の夕方、なんと自民党の大物野中広務先生が今期限りで引退すると宣言されたので、予定変更してちょっとそのことについて触れようと思います。
 まずは野中先生のプロフィールをおさらいしてみましょう。
 
 野中広務(のなか ひろむ)
 大正14年10月20日生 77歳
 衆議院京都4区選出 自由民主党(平成研究会) 当選7回
 前・自民党行政改革本部長
 元・自民党幹事長、内閣官房長官、沖縄開発庁長官、自治大臣
   衆議院建設・逓信各委員長、建設政務次官、
 
 今年でちょうど議員20周年なんですね。
 区切りがいいといえばいいんですが、正直やえは野中さんがいなくなると思うとちょっとさみしいです。
 
 政策の部分についてはあまりやえ的には賛成できない部分も確かに多くありました。
 そしてそれについて野中さんに対しては賛否両論分かれる事がよくありましたし、ネット界隈ではボロボロに言われることも多く、もしかしたらこの引退でまたボロボロに言われて喜ばれるんじゃないかと想像しているんですが、しかし日本の一般人としては最高位の国会議員という役職になるということだけでも十分優れている人間と言えますし、その中でさらにここまで力を発揮できる位置に登りつめたということは、それだけその地位に見合うほどの十分立派な人物であるハズです。
 ですから人間的な事まで言ってそれが正義だと言わんばかりのトーンの批判というのは、それはちょっと違うんじゃないかなってやえは思います。
 
 また、野中先生はよく土建業の利権政治家なんて事をよく言われますが、しかし今回のことでそうではないというのが証明されたようなものです。
 いくら利権を壊す小泉さんを打倒したとしても、国会議員をやめてしまったら利権なんて転がり込んできませんものね。
 「引退しても影響力はあるだろう」なんて言う人もいるかもしれませんが、そこまで政界は甘くはありません。
 現役の議員と無職の人とはもう全然扱いが違います。
 野中先生の後は当然新しい議員の方が誕生しますし、その人だって自分の力を発揮したいですから頑張ろうとしますし、また実際に永田町の中に入って議論できる人とそうでない人の実権なんていうものはやっぱり比べモノにはなりません
 身近でも「よく顔を出すちょっとうざったいOB」なんて人いると思いますが、あんな感じで、口を出されるとうるさいけど実際の中のことまでは影響力はない、という感じですね。
 まぁ野中先生ぐらいの方になるとしばらくは影響力は残るでしょうが、しかし徐々に「過去の人」になっていくことでしょう。
 だから、本気で私利私欲を捨てて「打倒小泉」に燃えているんだという証明になったと思います。
 その態度が良いか悪いかは別としても、今まで散々「利権政治家」とか罵っていた人は、ちょっと考え直してみてもらいたいと思います
 
 「打倒小泉」が良いか悪いかは別としまして、しかし引退するという手法にはちょっと残念です。
 小泉さんも「打倒小泉に燃えるなら別の方法もあるんじゃないだろうか」とおっしゃっていましたが、やっぱり議員を辞めてしまったら、それはもう対等な立場に立てない「外野」に成り下がってしまうワケですから、本当に「打倒小泉」であるなら対等な国会議員という立場で闘って欲しかったです。
 敢えて言いますが、それは安易な逃げなんじゃないかなぁって思います。
 
 それから、小泉さんなんかがよく言ってますが「政治家の進退は自身が決めることであって他人がとやかく言うモノではない」というように、野中先生が自身の引退を青木さんや村岡さんのせいにするのは、やっぱりどうかと思います。
 それだけ悔しかったのだとは思いますが、しかし本当に派閥内をまとめ上げようと思うのであれば、国会議員を辞めるという選択肢を取り得無いと思います。
 国会議員の派閥なんですから、国会議員しか影響力を発揮する事なんて出来ませんからね。
 
 しかし小泉さんが総裁選に初当選した時に、「派閥政治を壊す。そんな自民党をぶっ壊す」とおっしゃっていましたが、まさにその通りになってきました。
 これはもう小泉さんのこの「公約」は果たしたと言ってもいいでしょう。
 派閥順送りの人事等といった、派閥の悪い部分を見事にうち砕いてしまいました。
 十数年前から世論では国是のように「脱派閥」と言ってきましたが、ついに小泉さんが果たしたんですね。
 「鉄の結束」経世会も現在58議員ですが、それが分裂してしまったら、39人の清和会(森派)、38人の志帥会(江藤・亀井派)、37人の宏池会(堀内派)と、少なくとも肩を並べるかそれ以下になってしまうでしょう。
 常に自民党のキャスティングボードを握り続けた経世会ですが、この野中先生の引退をきっかけに終焉の時を一歩一歩進んでしまう運命のようです
 
 「政界の狙撃手」野中先生がどのような思いで引退を決意したのか、色々な事情が絡み合ったのだと思いますが、それは本人しか理解できないことですし、小泉さんの言を借りるのであれば「他人がとやかく言うことではない」ですから、ここはお疲れさまでした、と言っておきましょう。
 あと数ヶ月ですが、国会議員として精一杯国政に取り組んでください。


平成15年9月11日

 小泉メルマガレビュー

 つまんないと言われて考え直そうかなと思っていたら、とても面白いとも言われて、うーん、続けていればいつかいいことあるかなと思って続けてみようと思い直した、今日は木曜日、そうです、総裁選挙激動の中での小泉メルマガ発行日です。
 早速いってみましょー。
 
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 環境と経済の両立
 小泉純一郎です。
 先週号のらいおんはーとで、税金の無駄遣いを徹底的になくす歳出改革についてお話したところ、「頑張れ」というお励ましや「まだまだ足りない」というご批判など、たくさんのメールをいただきました。
 
 どれぐらい減らしたら「足りる」のかやえにはよく分かりませんが、無駄があるならそれを減らすのは言うまでもないことですので、これからもがんばってください。
 無駄無駄無駄ぁぁぁ(意味不明
 
 環境の分野でも改革は進んでいます。
 前にもらいおんはーとに書きましたが、私は、2年半前に総理大臣に就任してすぐに、「政府の公用車約7000台全てを三年間で低公害車に切り替える」という方針を発表しました。切り替えは着々と進んでいます。今年度で約73%にあたる約5000台が、来年度には100%低公害車になります。
 
 このお話、小泉さんはかなり好きみたいで、いろんなところでお話なさっておられるみたいです。
 やえもこのお話聞いたの、これで3,4回目ぐらいだと思います(笑)
 
 なぜ公用車に低公害車をほとんど使っていなかったのか。それは価格が高かったからです。しかし、政府が低公害車の導入を発表したとたんに、自動車メーカーは、「政府がたくさん買ってくれるのならもっと増産しよう。」といって設備投資を始めました。民間分野でも低公害車が広がり始めて、平成14年度に新車として登録された自動車のうち約60%が低公害車になりました。
 
 まだ使える車を破棄してでも低公害車に変えたということですから、それだけ政府はお金をつぎ込んだことになるんですが、しかし時代は環境問題こそが第一ですから、これもいいのかもしれません。
 そしてそのおかげで設備投資することができて、一般に出回る低公害車の値段も下がりますので、一般の人も買いやすくなるということですね。
 無駄は徹底的に省き、必要なところには重点的に使う。
 公用車低公害車化は、その象徴なのかもしれません。
 
 これまで、環境保護は良いけれども、コストがかかりすぎて、経済成長の足かせになるのではないかという議論が多くありました。
 私はそうは思いません。科学技術の力などをつかって、環境と経済を両立させることができるのです。
 環境保護は、身近にできるところからどんどん進めて行かなければなりません。こういう分野では、まず政府が率先してみずから行動を起こしていくことが大事だと思います。
 
 環境問題は確かにお金がかかることです。
 しかしだからといってほおっておくワケにもいません。
 だからこそ税金でやらなければならない分野でしょう。
 民間企業にも「政府がお金を出してくれるなら」ということで、さっきの低公害車のように、この分野でも設備投資等を期待できると思います。
 また一般にも環境意識が高まれば、今まで使っていたモノを環境向けのモノにシフトすることで、新しい需要が生まれると思います。
 そうなれば、環境の面からも景気の面からも一石二鳥で解決していけるんじゃないでしょうか。
 
 今日は9月11日。米国同時多発テロから2年がたちました。あらためて犠牲者の方々に哀悼の思いを捧げながら、あの無差別殺戮行為に対する憤りをあらたにしています。各国が協力してテロとの戦いを続けていますが、いまだにテロリズムによる攻撃はなくなりません。世界中の人々と力をあわせて、テロ根絶に向け立ち上がらなければなりません。 
 
 ああ、そういえばそうでしたね。
 まぁ、やえは別に特段コメントする事はないです。
 去年そのことについて書いていますので、興味のある方はそちらをご覧下さい。
 
 先日、ベネチア映画祭で、北野武監督の「座頭市」が銀獅子賞を受賞しました。「菊次郎の夏」もよい作品ですが、この映画も楽しみにしています。スポーツ界に続いて、映画や音楽などの世界でも、日本人が世界で活躍する。すばらしいことだと思います。
 
 はい。
 やえも素晴らしいと思います。
 そういえば柔道世界選手権は今日からでしたっけ?
 これは日本発祥のスポーツ「お家芸」ですから、全員金メダルを目指す勢いで頑張ってもらいたいと思います。
 日本が色々な面において元気になることこそが明日への発展につながると思います。
 
 
 [大臣のほんねとーく]
 ● 資源大国日本も夢ではない〜大陸棚調査は国家百年の計〜
  (国土交通大臣 扇千景)
 日本の国土面積は38万平方キロで世界61位。エネルギーや鉱物資源も、ほとんど輸入に頼っています。
 
 元タカラジェンヌの扇さんこんにちは。
 やえです。
 
 ところが、日本周辺の海域には、日本と地続きとみられる国土の1.7倍の面積の大陸棚があり、数十兆円の鉱物資源が埋蔵されています。
 例えば、乾電池や自動車のスプリング等に使われるマンガンは、年間消費量200万トン全てを輸入に頼っていますが、大陸棚には320年分が埋蔵されています。工作機械やスピーカ等に使われるコバルトも、全量が輸入ですが、大陸棚の埋蔵量は1300年分です。ほかにも、100年分のニッケル、100年分の天然ガスなど、枚挙に暇がありません。
 
 おおう。
 そんなにあるんですか?
 さすがに石油はないみたいですが、しかし天然ガスが100年分っていうのはスゴイですね。
 だけど「地続き」って、地面は海中で全部つながっているモンなんじゃないんでしょうか?
 違うんですかね??
 専門的な分け方でもあるのでしょうか。
 
 海洋法条約では、2009年5月までに、大陸棚が自国の領土と地続きであることを証明できれば、その国の権利が認められることになっています。そのためには、これからの5年間で、国土の10倍以上の広大な海域の海底をくまなく調査して膨大な量のデータを集め、詳細に分析して、日本と地続きであることを科学的に証明しなければなりません。しかも、この権利は全ての国に認められていますので、各国とも競って大陸棚調査を実施しており、時間との競争です。
 
 ほほう。
 これはまた大陸棚陣取り合戦がおきそうですね。
 しかし海洋研究では、日本は地理的歴史的にみても強いハズですからガンガンやってもらいたいですね。
 
 来年度の予算要求でも、対前年度予算の25倍近い54億円を海上保安庁が要求するのをはじめ、政府全体で104億円の予算を要求しています。
 将来の日本のために、小泉内閣をあげて大陸棚調査に取り組んでいきます。大陸棚調査は、まさに「国家百年の計」であり、資源大国のための唯一の途なのです。
 
 全くその通りです。
 これで日本に資源が出来たらこわいモノ無しですよ。
 カッコイイですよね「国家百年の計」
 
 ところでちょっと思ったのですが、こういうのも多分この前書いた「竹島問題」とかといった領土問題って絡んでくるんだと思うんです。
 竹島や北方領土から伸びる大陸棚があれば、それも当然日本のモノになるわけですから。
 たまに「ちっちゃい島ぐらいあげればいいじゃないか」と言う人がいますが、しかし海産産業もそうですし、「ちゃっちゃい島」で片づけられる問題ではないんですね。
 当然法とメンツの事もあります。
 これからは、大陸棚にこれだけ資源が眠っていることも念頭に置いて領土問題を考えるべきでしょう。
 天然資源や海産産業以外にも、将来何が役に立つか分かりませんしね。
 
 
 ● 北方領土(国後島)訪問を終えて
  (沖縄及び北方対策担当大臣 細田博之)
 私は、8月31日から9月2日までの3日間、今年度の北方四島交流事業の一環として、「ビザなし交流」訪問団に同行し、北方四島のうち2番目に大きい国後島(くなしりとう)を訪問してきました。
 
 おや、タイムリーに北方領土問題ですね。
 もしかして暗に関連づけているのでしょうか。
 考え過ぎかもしれませんが。
 
 「ビザなし交流」というのは、日本とロシアの平和条約締結の前提となる領土問題の解決に寄与することを目的として、北方四島に現在住んでいるロシア人と日本国民が旅券・査証を所持せずに訪問しあい相互理解を深めるもので、平成4年から実施されている事業です。
 今回、国後島を訪問し、島に在住するロシア人達と交流し、領土問題に対する我が国の基本的立場を改めて現地に伝えました。
 
 ふーん。
 そういうこともやっているんですね。
 どうも北方領土の交流っていうと「ムネヲハウス」を思い出すんですが、なんか今ではそのムネヲハウス、お金が足りなくなって廃墟に近い状態になっていて、そのハウスを利用していた人はとても困っているとか聞きました。
 他のことはともかく、この問題に関してはムネヲさんは国益にかなう活動をしていたのではないでしょうか。
 
 このほか、古釜布(ふるかまっぷ)及び東沸(とうふつ)にある日本人墓地にお参りし、北方領土の一日も早い返還に向けて力を尽くすことをお誓いしました。
 
 忘れてはいけないのが、このように歴史的にも北方領土は明確に日本の領土で日本人が住んでいたという事です。
 日本人が生まれ、日本人が死んでいった土地なのです。
 
 「ビザなし交流」の重要なプログラムの一つである訪問団員とロシア人住民との意見交換会では、北方領土問題を解決するために、日ロ両国政府間において、鋭意努力が続けられていることを伝え、私としては、四島の帰属の問題が解決され日本に北方領土が返還されたときには、四島に現在住むロシア人住民と日本人元島民が仲良く共存共栄する道を探ることも必要であると考えていることを伝えてきました。
 
 今住んでいるロシア人には迷惑な話でしょうけど、しかしだからといって引いていい問題ではありません。
 共存共栄の是非はおいておくにしても、まずは明確に歴史的にも法律的にもここは日本の土地であるということを理解してもらいましょう
 ここは日本の土地で、実はアナタ達は不法侵入していることになっていて、ではその上でアナタ達はどうするか考え下さい。
 こういうスタンスをとってもらいたいですね。
 
 北方領土訪問を終えた今、小泉内閣の北方対策担当大臣として、一日も早く領土の返還が実現するよう、より一層努力しなければならないと決意を新たにしています。
 
 応援しています。
 がんばってください。
 
 
 ● 日本のわざを活かす舞台(環境大臣 鈴木俊一)
 環境大臣になってから、仕事を通じて環境問題に取り組まれている多くの方々にお会いし、様々な現場を見せていただきました。
 
 鈴木大臣こんにちは。
 そして申し訳ないのですが、環境問題で色々語られているんですが、特に目新しいことがないのです省略です(笑)
 ごめんなさい。
 
 
 [特別寄稿]
 ● 私が知る小泉首相(歌舞伎俳優、文化審議会委員 市川團十郎)
 小泉首相とは、とても自然に、気が付いたらいつの間にか懇意にさせていただいておりました。総理大臣になられる前は、本当に気楽にふらりと劇場に見えられ、時間のある時はたっぷりと初めから最後までご覧になり、時間のない時でもご自分の好きな狂言だけ観てサッとお帰りになる。誠に自由な楽しい観劇の仕方をご存知の方、と思っておりました。そのうちに、私が主催する自主公演観劇後、そのパーティーにお招きしたところ、快く出席してくださいました。この様なご縁で更に親しくさせて頂くようになったのです。
 
 さすが小泉さん、交友関係が広いですね。
 そして観劇とか慣れているんでしょうね。
 滅多に行かない人は、やっぱりもったいないですから最初から最後まで見なきゃって思いますもんね。
 亀井さんか誰かが冗談で、「文化に造詣が深い小泉さんには文化大臣になってもらいたい」とかおっしゃってましたが、X−Japanのコンサートに行くぐらいですから、そうなっても伝統文化・新興文化あわせて全ての発展につながる政策をしてくれそうですね。
 まぁ小泉さんにはまだまだ総理をしてもらいたいですが。
 
 何度かお食事をご一緒させていただく機会があり、その時に気が付いたのは、小泉さんは結構せっかちな方だということです。というのは、お料理を次から次へと早く運ばせて、どんどん手を付けておられたからです。やがて、刺身と、熱くした石の上で肉を焼く石焼の料理が重なってしまった時、小泉さんは、鮪のトロの刺身をつまみ、石の上で焼きはじめました。皆が少し驚いて見ていると、「トロはこうすると旨いんだ」と、平然と口に運んでいらっしゃいます。今でこそ、寿司屋や割烹料理屋でもトロをあぶって出してくれますが、その頃はかなり珍しい食べ方であった記憶があります。前からその食べ方を知っていらしたのか、あるいは偶然してしまったことを洒落ておっしゃったのかは分かりませんが、とにかく結構せっかちで、茶目っ気のある人だと親しみを感じたものです。
 
 トロのあぶりは本当のところはどうだったのか分かんないですが、基本的に国会議員さんってせっかちというか、食事が早い方が多いです。
 やっぱり予定が詰まっている方が多いですから、自然にそうなってしまうんですね。
 例え時間が空いていても、もうクセというか習慣で素早く食事してしまうみたいです。
 文化人の小泉さんでも、食事だけはゆっくりと堪能できないみたいですね。
 
 さて、私事ながら、来年初めてオペラの演出をさせていただくことになり、オペラの話題に関心を持つようになりました。そんな中で最近気になったのが、首相が先日の訪欧時にオペラを鑑賞された、というニュースです。テレビなどでは、表立った批判では無いものの、暗にその行動を揶揄するようなコメントが多く出されており、私は寂しさと悲しさを禁じ得ませんでした。活字メディアの論調には多少差があったと思いますが、その他の大部分は画一的な捕らえ方が多いように思え、もっと別の面から多角的に捕らえる報道があってもよいのではないか、と強く感じたものでした。
 
 これはネットでも多く見受けられましたね。
 テレビ等より、より直接的に。
 これって心が貧しいというか、この方がおっしゃっているように視野が狭いというか、何やってもお上批判しかできない体質の人っているんですよね。
 例えばたまに外国からいらっしゃったVIPの方が、日本の伝統芸能を見て行かれる時がありますが、その時はかなり友好的に報道とかされますよね。
 では、そういうのと小泉さんのとどうちがうのでしょうか?
 この前のメルマガレビューで書きましたが、欧州人って自国の伝統的な文化にものすごいプライドを持っていますから、その文化を進んで聞きたい見たいと言う小泉さんにはとても親しみを持つと思うんです。
 そしてそれも「外交」ではないでしょうか。
 どうしてこういう見方も出来ない人が多いのか、やえも寂しさと悲しさを禁じ得ません。
 
 最後に、あまりおだて過ぎてはいけませんが、小泉さんは人間として信頼のおける方である、と私は思っております。今の小泉さんの状況は、色々な的に矢を放っていらっしゃるようなもの。優れた射手は矢が離れた瞬間の手応えで、矢が的に当たるか外れるか分かっているはずです。間合いを十分にとって、二の矢を継がれることを期待します。
 
 このメルマガレビューでは、おだて過ぎとの批判を頂くこともあるんですが、まぁご自身が発行していらっしゃるメルマガですから、基本的に良い事しか載せないんですよね。
 だからレビューするやえも基本的にもめる言葉しか出てこないと。
 なかなか難しいですね。
 ところでさすが歌舞伎俳優さん、なかなか面白い言い回ししますね。
 さてさてその矢はいったいどこに当たるのでしょうか。
 
 
 では、最後にいつものシメの安倍官房副長官です。
 
 [編集後記]
 今週は、安倍編集長にかわり編集部が後記を担当します。
 
 あれ?
 誰ですか?(笑)
 
 109号を重ねてきた小泉メルマガも、創刊号よりかわらないものがあります。そのひとつが、毎週おこなう編集会議です。会議は、安倍官房副長官室で編集長を中心に、内閣広報室から数名がそろいます。その週の紙面をチェックしたり、特別寄稿者を誰にするかきめたり、新しいコーナーの企画などもおこないます。
 
 
超エリートコートを進んでおられた官僚さん達も、まさか「メルマガ会議」をするなんて夢にも思っていなかったことでしょう(笑)
 安倍さんをはじめ、いったいどんな顔してこの会議に臨んでおられるのかちょっと見てみたい気がしますね。
 
 なかでも、編集長が一番時間をかけるのが、読者アンケートです。毎回、皆さんから寄せられたご意見に丁寧に目をとおしています。うなずいてみたり、ニヤッとしたり、予想外の意見には「こういう見方もあるんだ。」とか、「これは、大臣に伝えておこう。」とつぶやいています。アンケートは総理にも読んでもらっています。メルマガを支えるのは、編集部ではなく、皆さんの一つひとつの声であると実感する瞬間です。(編集部)
 
 もしかしたらこの人達が官僚の中でも最も世論の声に近い人たちかもしれませんね。
 もちろんこの時間以外はとても難しい仕事をこなしていらっしゃるんだと思いますが、こういう時間って官僚さんにとってもいい時間かもしれません。
 何でもかんでも小汚い批判しかできない人もいるので一概には言えませんが、全ての官僚さんもこういう機会があれば、もっと一般の人との距離が身近になるかもしれません
 これからもがんばってくださいねー。
 
 
 というワケで、総裁選まで後二週間の小泉メルマガでした。
 さすがに首相という立場でのメルマガですから総裁選については触れられておりませんね。
 次回木曜日は、総裁選開票日目前ということで内容にも注目したいところですが、もしかしたらいつも通りの内容かもしれません。
 では、来週が最終回にならないことを祈りつつ、この辺で失礼します。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。


平成15年9月13日

 国民の選択〜応or否〜第三回「次期自民党総裁は誰だ」

 週末企画「国民の選択〜応or否〜」です。
 今週は応or否じゃないんですが、せっかくですからアレでいきましょう。
 自民党総裁選挙です。
 今回を逃してしまうとあと3年は無いですから、やっておかないともったいないです(笑)
 
 というワケで、候補者は4人。
 
 ・小泉純一郎
 ・藤井孝男
 ・亀井静香
 ・高村正彦
 
 詳しいプロフィールはこちらにあります
 次のリーダーは誰がふさわしいか投票してください。

質問 次期自民党総裁は誰だ
小泉純一郎
藤井孝男
亀井静香
高村正彦

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