☆やえニュース☆

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平成16年1月18日

 知財規制改革

  さすがにちょっとアレなんで反論させていただきます。
 そもそも法律というモノは思想あってのモノです。
 というより、政治も法律も思想も根底は同じです。
 技術的なモノはもちろん専門家に任せる方がいいに決まってますが、しかし法解釈や法を作るという段階では思想を持ってあたらなければならないことだと思います。。
 そもそも法を制定するのは政治家ですしね。
 また、法の話に限りませんが、やえは「これは少しでも多くの人に知ってもらいたい」と思ったモノを、やえの独自の視点で書いていくっていうのが当サイトのスタンスです。
 やえは確かに法の専門的な教育を受けていませんから、専門家から見れば稚拙な点もあるでしょう。
 しかしそれをやえは恥とは思いません。
 専門家以外の意見も必要な時だってあるでしょう。
 外から見ないと分からないことだって多々あります。
 これは政治でもそうです。
 そもそもやえは恥をかくとか名誉を得たいとか、そういう視点で思想を語っているのではありません。
 その上でそんなやえのスタンスを「恥」と思うなら、それはそれでかまいません。
 そんなことでやえの「誠」が揺らぐ事は無いですから。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 知的財産のお話です。
 知財の問題でのポイントの一つに「商売として成功させなければならない」という点があります。
 なかなか日本人には目に見えない文化というモノを商売に結びつけようという意識が低いために、その部分でいままで諸外国に後れを取っていたワケですが、コンテンツ的には日本人はとても素晴らしいモノを創る力を持っているので、今までの考え方を改めて日本の底力を見せつけよう、というのが知財に対する基本的なスタンスなんだと思います。
 それこそ数十年前まではそこまで「著作権」というモノに対して日本人はほとんど意識していなかったですから、当時の発明を今になってから等価な発明料をよこせと最近裁判が起きたりしていますよね。
 それがいいことか悪いことかは分かりませんし、「文化は人類の共有財産」という意識を日本人が持っていることは美点だと思いますけど、でも時代がそれを許さなかったということなのでしょう。
 
 特に現代はグローバルな社会ですから、日本人の美しい公共心を共有出来る人間だけの社会ではなくなったというのもあります。
 シナや韓国あたりに行くとCDとかビデオとか普通に海賊版が横行していたりします。
 「文化は共有財産」という意識は、それを発展させていこうという気概があってこそのモノだと思いますが、しかし海賊版というモノは創意工夫もなしにタダそのままコピーしただけのモノでしかないですから、「文化は共有財産」という精神とは全く筋違いの話でしかないんですね。
 だからこの辺に対しては強気の態度を示さなければならないでしょうし、日本人側も意識を改めなければならなくなってしまっているのでしょう。
 
 また、このようなモノを見せつけられたら、いかに日本人でも「自分が創ったモノで勝手にアカの他人が儲けているのは許せない」と思うのも当然のことだと思います。
 
 ところで、純日本産のOS「トロン」というものがあります。
 以前「プロジェクトX」で紹介されていて、やえもそれを紹介したことがあるんですが、このOSは基本的にフリーウェアとして扱われています。
 今では携帯電話などの小型コンピューターではほとんどトロンが使われているらしいのですが、実はそれによってトロンを開発された方には一銭の得にもなっていないのです。
 フリーですから、いくらトロンが普及しても、開発者にお金が入る仕組みになっていないんですね。
 しかし、この開発者の方がトロンをフリーにしたために、ここまでの発展を遂げたと言えると思います。
 
 その一方、過剰とも言える自社製品保護でパソコンでのOS普及率ダントツトップの「Windows」というOSもあります。
 こちらは今更説明する必要ありませんね。
 Windowsのおかけで、かのビル=ゲイツさんは世界No1の大金持ちになることが出来ました。
 また、色々な見方はあるにせよ、パソコンの一般への普及促進に貢献したことも事実でしょう。
 
 両極端な成功例だと思います。
 共に業界に与えた影響というモノは多大なモノがあると思います。
 しかし一点だけ違うところがあります。
 作った人が儲かったかどうか、です。
 トロンを作った人は、確かどこかの大学の教授さんだったと思うんですが、ごめんなさい、調べればすぐ分かるとは思うのですが逆に言えば調べないとすぐに名前が出てきません。
 かたやビル=ゲイツさんは、パソコンを詳しく知らない人でも一般常識として知られているほどの超有名な方になっています。
 変な話ですが、やえがどちらの立場になれるということになったら、まぁ多分ゲイツさんの立場を選択すると思います。
 多くの人はそう選択するのではないでしょうか。
 もちろんトロンを作った人のようにそれを選択しない人もいらっしゃるとは思うんですが、やっぱり稀な方だと思います。
 
 だからどうしても著作権の問題は、ある程度は権利者側の立場を取らざるを得ないのではないでしょうか。
 やえの思想を語る上での基本姿勢でもあるんですが、「もし自分がその立場だったら」ということを考えたら、やっぱりそうなっちゃうんですよね。
 特に今政府とかが懸念している問題は、海外の海賊版やインターネット等による侵害の問題です。
 これが問題の発端となっているワケですから、規制の方向に行くのも仕方ないような気がします。
 
 というワケで、ちょっとやえは与党自民党のある会議の資料をとってきました。
 

 「5つの提言」
 1.漫画家・作家等に対する「貸与権」の付与
 2.我が国の音楽CDの海外からの「還流防止措置(いわゆる輸入権)」の導入
 3.権利侵害行為に対する「刑罰」の強化
 4.「海賊版撲滅」に向けられた取り組みの一層の強化
 5.コンテンツの二次利用促進のための支援強化

 
 やっぱり政治の世界では規制強化の方向に向かっているようです。
 政府という立場を考えれば、「悪いことをしている人がいる→取り締まる」という方向に行くのは仕方ないことなのでしょう。
 権利者の立場を考え、そして最近権利侵害が顕著になっているという事情をあわせて考えると、政治家という立場の人が規制をしなくても良いと考えるとはちょっと思えません。
 そういう中での中山先生のイライラだったのかもしれません。
 
 ただし、規制だけでは本当の意味での発展にならないこともちゃんと理解していることも伺えます。
 5の「コンテンツの二次利用促進のための支援強化」ですね。
 「提言」の中のこの部分を書き出してみます。
 

 放送番組などコンテンツの二次利用を促進するため、多数の権利者に関する所在情報の整理統合、二次利用を前提とした契約締結の促進、コンテンツの制作者と権利者団体等との協力関係の促進など、「契約システム」の構築について、国際条約の枠組みを尊重しつつ、積極的に支援すべきである。

 
 もちろん、二次利用することによって発生する経済的利益が主な目的とは思います。
 しかし一時利用だけでなく二次利用を“積極的”に“促進”させてこそ、文化はさらなる発展を遂げるでしょうから、やえはこの部分に期待したいと思います。
 ただ「権利保護」の提言だけでなく、二次利用の促進を入れているという意味に置いて、そこまで目くじらを立てて悲観しなくてもいいのではないでしょうかと思うんですが、やえは甘いでしょうか?
 
 でもやえは思うんですが、この文化の問題は個人の意識に寄るところが多いような気がします。
 トロンとWindowsの例えでも、トロンのフリー化は制作者個人の判断によって行われています。
 いくら法によって規制を強化しても、制作者個人がそれを行使する意志がなければ、規制されることはありません
 だから、個人個人の意識がもっと高いところまで昇華されて、トロンの開発者のような人が増えれば、ただ単純に規制だけしていればよい、という考え方も淘汰されていくのではないかと思います。
 
 もちろん規制も必要ですから、その辺はやっぱり個人のバランス感覚が大切になってくるでしょう。
 
 まきなおねーちゃんが、著作権は教育こそが最も大切だとおっしゃっていた記憶があるんですが、その辺も含めて、一人でも多くの人が著作権というものに関心を持ち意識を持つことこそが、よりよい著作権のあり方につながるのではないでしょうか。
 意識改革が著作権改革になると思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、広い視野を持った先を見据えた議論を応援しています。

平成16年1月19日

 国会開会式

 最近の日曜日はどうも天堕さんの機嫌が悪いのです。
 正確には日曜の夜に機嫌が悪くなるので、次の日やえがとばっちりを喰らうのですが・・・。
 なんと言いますか、どうしても大河ドラマ「新選組!」の近藤勇役の香取慎吾が許せないそうで。
 あの女性に媚びるような甘ったるいしゃべり方がムカツクんだそうです。
 「どこが近藤局長やねん。あいつたた斬ったる。今すぐ連れてこい。そして鴨南蛮買ってこい。鴨先生はまだ出てこないのかー」
 どうして天堕さんは意味不明な怒り方をいつもされるんでしょうか?
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 今日から第百五十九回国会がはじまります。
 年一回行われるいわゆる「通常国会」です。
 国会には通常国会の他に「臨時国会」と「特別国会」というのがあるんですが、これらもひっくるめて回数に含まれるので、「第百五十九回“通常”国会」とは言わずに、「第○○回国会」と呼びます。
 
 会期は150日間。
 約5ヶ月にも及ぶ長丁場です。
 この間に予算をはじめとした日本国の重要な課題や法案が審議されることになります。
 また同時に各委員会も国会会期中に開かれ、各議案を委員である国会議員によって議論されることになります。
 政府閣僚、国会議員、役所官僚、そしてマスコミが様々な思惑を持って、永田町という舞台を立ち回る大喜劇が始まるのです。
 
 そしてその裏では、喜劇とは割り切れない、与党野党の立場から様々な、ある意味では最もドラマティックな綱引きも繰り広げられることでしょう。
 
 自民党・民主党の二大政党制と呼ばれてはじめての本格的な国会です。
 今年はイラク問題、北朝鮮問題、それにからんでの国防論、景気問題、年金問題・・・等々重要な問題が山積しています。
 一体今年はどんなドラマが待っているのでしょうか。
 
 
 ところでみなさん、国会の開会式とは一体どのようなことが行われているのか、ご存じでしょうか。
 総理の所信表明演説や党首討論、また予算委員会などの重要会議ではNHKが国会中継をしていますが、開会式は中継していません。
 今日も14時からの本会議は中継したみたいですが、13時からの開会式は中継されていませんね。
 これは別に開会式は中継してはいけないという決まりがあるわけではなく、単に中継しても誰も見ないからという理由からだと思います。
 記者さん達は開会式にも大勢詰めかけていらっしゃいますし、参議院のサイトではリアルタイムで中継をされています。
 
 というワケで、せっかくですので国会開会式の次第を大公開です。
 

  第百五十九回国会 開会式次第
 
 正午衆議院参議院の議長、副議長、常任委員長、特別委員長、参議院の調査会長、衆議院参議院の憲法調査会会長及び議員がその院に参集する。
 正午零時三十分内閣総理大臣その他の国務大臣、最高裁判所長官及び会計検査院長が参議院に参集する。
 午後零時四十五分天皇陛下が国会議事堂にお着きになる。
 次に天皇陛下が御休所に入られる。
  衆議院議長が前行し、宮内庁長官その他の供奉員が随行する。
 次に参議院議長、衆議院参議院の副議長、常任委員長、特別委員長、参議院の調査会長、衆議院参議院の憲法調査会会長、議員、内閣総理大臣その他の国務大臣、最高裁判所長官及び会計検査院長が式場に入り所定の位置に着く。
 次に天皇陛下が式場に入られ、お席に着かれる。
  衆議院議長が前行し、宮内庁長官等が随行する。
 次に衆議院議長が式辞を述べる。
 次に天皇陛下からおことばを賜る。
 次に衆議院議長がおことば書をお受けする。
 次に天皇陛下が式場を出られ御休所に入られる。
  参議院議長が前行し、宮内庁長官等が随行する。
 次に一同が式場を出る。
 次に天皇陛下がお帰りになる。
  参議院議長が車寄まで前行し、宮内庁長官その他の供奉員が随行する。

 
 漢字だらけです(笑)
 
 日本国憲法第七条により、国会召集は天皇が行うことになっています。
 いわゆる天皇の国事行為ですね。
 だから天皇陛下は開会式には必ず出席されることになっています。
 少し前、天皇陛下が前立腺の手術をなされていた時に国会が開会されたことがあるんですが、この時は皇太子殿下が天皇陛下の名代で代理出席されておられました。
 
 で、漢字だらけの次第なのでよく意味が分かりにくいと思うのですが、簡単に言うと、「偉い人みんなで天皇陛下をお出迎えして、衆院議長がしゃべって、天皇陛下からお言葉を賜って、その後偉い人みんなで天皇陛下をお送りする」ということです。
 実際のところこれだけのことなんですが、次第も仰々しければ、実際の開会式もけっこう仰々しかったりします。
 
 ところで次第中に「供奉員」という言葉が出ていますが、これは辞書によると
 

 ぐぶ 【▽供奉】
 (名)スル
 (1)行幸などの行列に供をすること。また、その人。
 「騎馬にて―せられしかば/近世紀聞(延房)」
 (2)「内供奉(ないぐぶ)」の略。

 
 となっています。
 随行員という感じですね。
 そもそも行幸という言葉は天皇が行う場合のみに使われる言葉ですから、供奉というのも現代ではほぼ天皇に対してのみ使われる言葉になるのでしょう。
 さすが天皇陛下がおわせられると、ここまで仰々しくなっちゃうようです。
 
 ちなみに「御休所」という言葉も次第にありますが、これは文字通り天皇陛下がご休憩なさるお部屋です。
 国会議事堂自体が大正時代に工事着工されたモノだけに、けっこう部屋の中とかはそんな趣があるんですが、この御休所もかなり趣があるお部屋です。
 そして豪華です。
 話によると国会議事堂の建設費の五分の一が御休所に使われたのだとか。
 天皇陛下がお使いになられていない時でしたら外からも中を拝見することが出来ますので、貴族の生活の一部を覗いてみるというのもまた趣があるかもしれません。
 
 さらに、この次第には注意書きがありまして
 

 (注意)
 二、服装は、男子はモーニングコート、女子はアフターヌーンドレスまたは白袴紋付きをたてまえとするが、平服でもさしつかえない。

 
 と、平服でも問題ないとしつつも、敢えて服装について注文を付けています。
 ので、議長をはじめとした要職の方々はモーニングを着ていらっしゃいましたし、平議員の方々もモーニングや紋付き袴等、正装をしていらっしゃる方が多く見受けられました。
 
 国会の開会式は、通常参議院で行われます。
 衆議院の議場にも天皇陛下がお座りになられるお席はちゃんと設けられているのですが、場所は議長席の斜め頭上という、ちょっと高く遠いところにあります。
 しかし参議院では議長席の真後ろに設けられていて、議長席から歩いて入ることが出来ます。
 これは戦前参議院は貴族院として存在していた名残だと思われます。
 よって格式的には参議院の方が衆議院より上で、だから天皇陛下がお越しになる開会式も参議院で執り行われているのでしょう。
 
 このようにけっこう仰々しい開会式ですが、しかし国会とは「国権の最高機関」なんですから、もっともっと日本という国にふさわしいぐらいの権威と権力を兼ね備えた仰々しさがあっていいと思います。
 国権の最高機関である国会を構成する国会議員さん達にも、全員開会式は和服を義務づけるとかですね。
 そんな国会議員さん達にも、日本という国に相応しい権威と権力、風格を兼ね備えて欲しいと思いますしね。
 
 儀式というモノは形式張れば張るほど、重厚にすればするほど、権威を感じるようになるモノです。
 だから国会の開会式はもっともっと重苦しいモノにして、そしてそれをテレビの地上波で放送して、日本と天皇陛下と国会議員の権威を内外に示すべきなのではないでしょうか。
 
 と、まぁ、開会式をテレビ放送してもそれを国民が見るかどうかは別問題ですけどね。
 
 というワケで、今日は国会の開会式のご紹介でした。
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、第百五十九回国会を応援しています。

平成16年1月20日

 大本営発表

 「ラストサムライ」って見るべきですか?
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 今日は、「イラクに対する報道自粛問題」についてお話ししたいと思います。
 この話、どこから言いはじめたのか、政府なのか内閣官房なのか防衛庁なのかもうよく分かんないんですが、とにかく、誰かがマスコミに対して報道公開する情報を規制しようとし、報道の自粛要請をしたことから始まりました。
 当然マスコミはこれに大反発。
 どんな理由があろうとも、彼らの聖言である『報道の自由』を犯そうとするモノなら、理性も知性もがなぐり捨て、どんな手段を使ってでもそれを阻止しようとします。
 
 そして毎度の事ながら、このようなことがあると、必ず出てくる言葉があります。
 「大本営発表のはじまりだ」
 バカの一つ覚えのようにこれを繰り返します。
 しかしそもそもの「大本営発表」の本来の意味は、単に「国家の発表」でしかありません。
 だから、その「大本営発表」を報道するのか、やめるのか、賛成するのか、反対するのか、どうするのかというのは、それこそマスコミ自身が自らの良心によって判断し決断するべきことの問題のハズです
 そもそも戦前の「大本営発表」の何が問題だったかと言えば、「大本営発表しか報道してはいけない。反対の意見を書いてはいけない」と、マスコミの報道の中身についてまで政府(軍部)が入り込んで“強制”したからです。
 つまり「検閲」ですね。
 戦前の日本でも検閲はしていなかったという意見もあるのですが、やえが勉強不足でそのことはとりあえずはここは置いておくにしても、ともかく、戦前は「検閲」があったから「報道の自由」が無かったんです。
 決して「大本営発表」だから「報道の自由」が無かったワケではありません
 そして今も、「検閲」がない限り「大本営発表」であったとしても『報道の自由』とやらは侵害されたとは言えないでしょう。
 
 そもそもマスコミが「大本営発表」しか信じられずに、そしてそれを盲信してそれだけを報道するようでしたら、それこそマスコミという本来の目的をマスコミ自身でけがしていることになるのではないかと思います。
 つまり、マスコミには判断能力が無く、マスコミは言われたことだけを書く事しか能がない、と自分で認めているワケです。
 いつからマスコミは「大本営発表」を「盲信するだけ」の、腰巾着な組織に成り下がったのでしょうか。
 
 だいたいにして政府が言ったのは「お願い」です。
 戦略上の機密のため、また自衛隊の安全のために配慮して欲しいとマスコミにお願いしたのです。
 しかしそんな「お願い」を「強制」と言うのは、どういう思考回路なのかやえにはさっぱり理解出来ません。
 例えば、各新聞は「料金改定のお願い」となんていう広告をたまに出しますが、これを「大企業による民衆への一方的な搾取強制である」と言ったらどう思うのでしょうか。
 やえなら、それはちょっと飛躍しすぎるにもほどがあるんじゃないかなって思います。
 多分普通の人ならそう思うでしょう。
 アカ思想の人なら飛躍にはならないんでしょうけど、アカ思想の象徴の朝日新聞はじっさいに「料金改定のお願い」をしていますから、飛躍とは思うハズがありませんね。
 実際にマスコミも「お願い」をしているハズなのに、では政府の「お願い」が「強制」に変わるというのはどういうマスコミの思考システムなのでしょうか。
 いつから日本は、お願いも許されないような強ばった空気が支配するようになったのでしょうか。
 しかもそんな空気をマスコミが作ったんですから、たまったものじゃありません。
 
 「お願い」する、しないに関わらず、そもそも自衛隊を指揮すべき日本国政府が、自衛隊のために自衛隊の利になるように行動することは当然のことのハズです。
 今更こんなこと言う必要もないですが、軍事機密とは人命に直結しているんです。
 だから政府が自衛隊員の命を守ろうとするために、情報を制限したりしようとするのは当然と言えば当然のことです。
 しかしそんな軍事機密をマスコミがぽんぽん報道するという姿勢はどうなんでしょうか。
 この前チラっと書いたことがあるのですが、日本自衛隊が宿営するであろう宿営地の装備や略図を各新聞が載せていたことがあったのですが、これだと敵に情報がバレバレで、「どうぞこの図で攻略法を考えてください」と情報提供してると言っても過言ではないような気がします。
 またあるテレビ番組で、「自衛隊は500mまで飛ぶ武器を持っていく、と言ってしまうと敵は当然600m飛ぶ武器で攻撃するでしょう。このような自衛隊員の安全を確保するためにもマスコミは報道を自粛するべきだ」とある人がコメントしていましたが、全く持ってその通りですよね。
 相手のことをよく知ってから戦略をたてるというのは、別に軍事の専門でなくても基本中の基本、子供でも分かりそうなことです。
 現代の戦争に置いては情報こそが最も大切だ、と言われていますが、こんなの「情報戦」と呼ぶのもおこがましいぐらい、簡単に情報を手に入れてしまえます。
 たった150円程度です。
 
 しかしそんな意見に対してあるマスコミ人が、「自衛隊員の安全は大切ですが、だからといって『報道の自由』を侵されてはいけないと思う」なんてことを言っていました。
 でもこの前まで「自衛隊員の安全のために派兵反対」なんてこのような人たちは言っていたような気がするんですが、いきなり方向転換して、そんなことよりも自分の利益の方が大切だと公言しちゃっているんです。
 人命よりも自己の利益の方が大切だと言っているんです。
 ここまで主張が二転三転し、ここまで自己利益しか考えない、ここまで自分勝手な我が儘な人たちも、そうはいないんじゃないでしょうか。
 
 どうせマスコミは「ダメ」と言っても勝手にイラクに行ってしまうのでしょう。
 それと止める「権利」は誰にもありません。
 まして「強制」なんて出来ません
 しかし、だったらイラクでの自分の身の安全は、危険な目に遭わしても問題ないと言い放つ自衛隊にではなく、マスコミ自身で守ってくださいね。
 そして自分の利益しかかえりみない、日本人もイラク人も危険な目に遭わせてもかまわない、と言うのなら仕方ありません。
 仕方ありません、と言いたくないのですが、しかしそれを止める「権利」は誰も持ってないですからね。
 まして「強制」なんて出来ません
 日本のマスコミというのは、人命を危険にさらすことが正義と主張するそうなのです。
 恥ずかしいことに。
 それがマスコミの「良心」なんだそうです。
 
 戦前は「大本営発表」のせいで戦争に歯止めが利かなくなったと言われています。
 しかし戦後は『報道の自由』によって日本の危機を招く結果になってしまうような気がしてなりません。
 果たして日本のマスコミは、マスコミの思惑はどうあれ、報道することによって誰が一番利することになるのかよく考えて自らの正義をふるって欲しいと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、大本営発表を応援しています。
 
 
 
 追記
 今日ついに日本自衛隊がイラクのサマワに到着しました。
 その映像をニュース等で流していますが、よく考えたら自衛隊が到着する前にすでにマスコミがその場に到着しているワケで、あれだけ危険だ危ないと言われていたのに、民間人が先についていると考えたら、なかなかシュールなような気がします。
 なんなんでしょ。

平成16年1月21日

 だいあさひさま

 あはははは。
 露出狂系県知事の田中ヤスヲさんも大変ですね。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 我々バーチャルネットアイドルは、始祖であるちゆちゃんの思想を流れ受け継いでいるために、電波新聞朝日叩きは基本です。
 当サイトでもその伝統を受け継いで、朝日叩きは定期的に続けているところです。
 そんなちゆちゃんも、やえの記憶が正しければ、たった一度だけ朝日を褒めたニュースを書いたことがあります。
 セーラームーンのコスプレをしたいというある幼女の願いを、朝日の記者が追っかけるという、ある意味スゴイ記事の紹介ではあったのですが、ちゆちゃんも「今日は朝日新聞様を徹底的に礼賛致します」とか「ちゆは、朝日新聞様を応援致します。・・・などという台詞を吐く日が、まさか来ようとは」とかと、最高の褒め言葉で絶賛していました。
 ので、やえもたまには正当に褒めてみたいと思います。
 アメとムチの使い分けは必要です。
 
 まずはこちらをご覧下さい。
 

 合点いかない社民党の姿勢
 
 本来なら議員数不足で不可能な衆院代表質問の機会を、社民党が森喜朗前首相らの協力を得てやっと確保したという。合点がいかない気がした。
 仮に現行の基準に問題があるとしてもコネや情を使ってきまりを曲げた例をつくるのは、成果よりも後への悪影響が気になる。それに第一、有権者の意向である選挙結果を社民党は正面から受け止める姿勢があるのだろうかと、そんな疑問も出てくる。待たれていた2大政党制が昨秋の総選挙で実現したとも言われるが、イラクへ勇ましくたって行く自衛隊などの現実を見れば、今の政治状況は挙国体制への過程にあるのだろうと感じる。
 国家主義が、独裁的な英雄の出現や軍部の強力な主導で生まれてくれば分かりやすいが、今の日本では民主的な経過のうちにいつの間にか一つの方向にまとめられていく。だからこんな中では、野党的な野党がどこまで国民の信頼や共感を引き受けて頑張れるのかが、これから試されるのだと思う。
 社民党には政党の責任の自覚や仕事の内容の吟味を求めたい。

 
 ある投稿の文章ですが、タイトルにもあるように社民党批判です。
 後半の部分がなんかよく分からない日本語になっていて結局「野党がシッカリしろ」と言っているだけように読めるんですが、ちょっと意味不明なのでおいておくにしても、前半の部分は全くやえも同意見です。
 なにやら社民党の人が、「対等、平等に議論ができるよう最低限のところは保証すべきだ」なんて言ってるようなんですが、平等に考えればさっきの人がおっしゃっているように、「有権者の意向である選挙結果を社民党は正面から受け止める」べきだと思います。
 投稿文の後半はともかく、前半には全く同意見です
 
 しかしこの投稿が今日1/21の朝日新聞に載っていたモノだから驚きです。
 投稿文とはいえ、まさかやえが朝日新聞と同意見になるとは思いもよりませんでした。
 しかも「お上絶対悪・野党万歳」のアサヒがです。
 結局犯罪は行っていなかった加藤紘一先生にはもの凄いバッシングをして、しかし犯罪性が見られた辻本清美ちゃん先生には大擁護キャンペーンを張っていたという、「中身よりもまず野党」がモットーのあのアサヒがです。
 一体全体これはどういう風の吹き回しなのでしょうか。
 こんなのアサヒじゃないやい
 
 
 さて、気を取り直してこちらをご覧下さい。
 

 イラク派遣と終わらぬ終戦
 
 太平洋戦争が終結して58年が過ぎたが、いまだに戦後処理が終わらないのはどうしてだろう。
 私は昭和20年8月も旧満州の東部国境で現役の陸軍歩兵として急ソ連軍との激しい戦闘を体験している。戦場の恐ろしさ、人と人とが殺し合うむなしさは体験者でなければ分からない。
 部隊は全滅し、私は奇跡的に生き残った数人の戦友と陣地を脱出、山中に立てこもって戦い続けた。日本の敗戦を知ったのは同年10月末である。その後、シベリアに抑留され、4年間の強制労働に耐えた。
 旧満州で戦死し、またシベリアで無念の死を遂げた戦友達の遺骨はも今なお現地で野ざらしになっていると言える。日本政府は遺骨収集や慰霊を行う意志はないのであろうか。国のために戦い、働いて死んでいった報いが、異国の山地に放置したままとは全く情けない。
 自衛隊のイラク派遣が行われようとしている今、改めて、戦後処理をきちんとしてほしいと、為政者の猛省を促したい。

 
 ある新聞の読者投稿欄に掲載された文章です。
 パッと見た感じ、読売か産経に載った投稿のように感じられますが、これが1月19日の朝日新聞に載っていたのだからまたまたビックリです。
 確かによーく意味をかみしめながら読んでみると、シベリア抑留を強制したのはソ連政府であって、まず責任を問うのであればソ連(現ロシア)政府を弾劾すべきであるところを、なぜか日本政府を指して「為政者」と言っていたりと、ちょっと首を傾げるところではあるんですが、しかしあの朝日が「国のために戦い、働いて死んでいった報い」なんていうくだりを載せるなんて青天の霹靂です。
 また、シベリア抑留に対しての日本の世論は「ロシアに損害賠償を」というのにはまだなっていない、そう主張している人はとても少なく一般的ではないことを含めて考えれば、「お国のために戦った人たちに正当な賠償を」と主張しているこの人の投稿は、とても愛国心あふれる投稿のように思えます。
 今まで戦争そのものを悪ととらえ、日本の戦争はどんな理由があろうとも悪魔化することが正義と主張してきたあの朝日のことを考えたら、こんな記事が朝日新聞に載るなんて、馬場と猪木が握手するぐらい驚きです。
 一昔前は軍隊である自衛隊員の人権を踏みにじる報道を繰り返ししてきた朝日が、日本軍人の慰霊をしろという主張を載せるなんて、明日の天気は槍なんじゃないかと心配すらしてきちゃいます
 
 
 これらに見られる朝日新聞の変節ぶりはどうしたことでしょうか。
 やえは北朝鮮が日本にミサイルをぶち込んできても、アサヒだけは変わらないと信じていたのに、これではさみしいです。
 ねつぞー系、ねつぞー系、あっさひーしきー、はどこにいってしまったのでしょうか。
 
 と、10年来の親友を亡くしてしまったかのようにうなだれていたやえですが、ある本にこんな事が書いてありました。
 

 朝日の左派の歴史的な流れは、六三年からの村山騒動に始まります。オーナーの村山家に代わって広岡社長体制になった。その広岡社長の盟友だった森恭三・元論説主幹がまさに観念的平和論の権化で、社説ではいつも洋服屋みたいに「襟を正せ」と書いていた。この頃から朝日の空想的平和主義が盛んになり、左派路線が定着したのが七○年代です。
 左派の中での親ソ連派、親中国派の争いがあり、中ソ対立の結果として八○年三月に親中国派の親玉の広岡社長がクーデターで追い落とされ、親ソ連派の天下になった。ところが予想だにしなかったソ連の崩壊によって、親ソ連派も完全に崩壊しました。天安門事件後は親中国派も勢いを失い、残ったのは親北朝鮮派だけです。

 井沢元彦『虚報の構造 オオカミ少年の系譜 −朝日ジャーナリズムに異議あり−』小学館文庫

 
 朝日新聞OBで作家の稲垣桓武氏の発言です。
 『オオカミ少年の系譜』自体が発売されたのは最近なんですが、この文面が最初に発表されたのは「SAPIO」という雑誌で、ずいぶん前のことのようなので、現在の日本国民の対北朝鮮感情はまだ無い頃のお話です。
 つまりこのお話を最近まで引き延ばせば
 広岡新社長の親中国派が支配→クーデターによって親ソ連派が支配→ソ連崩壊によって親ソ連派瓦解→盛り返すと思った親中国派も天安門事件で崩壊→残った少数勢力親北朝鮮派が幅を利かせる→しかし拉致問題で親北朝鮮派も瓦解
 そして拉致問題で世論から責任を問われる形になっていて、さすがに左派も息を潜めてしまったということなんだと思います。
 
 実際最近朝日新聞の売り上げも目に見えるように落ちているらしいので、否応なく方向転換が必要になってきたのでしょう。
 方向転換なんか今まで何度もあったことはあったんですが、しかし左派の心のよりどころである共産主義を実戦する国が北朝鮮を最後にもう無くなってしまったところが今までの方向転換とは違うのだと思います。
 「共産主義≠左翼思想」そのものが主張しづらくなってきたからです。
 確かにまだ中国という共産主義の国が残っていますが、今社会の中核をなす年代の人には「天安門事件」という人類史上世界最大級の大虐殺事件が心に残っていますので、安易に手放しで応援出来ないのでしょう。
 
 ま、アサヒのデンパ記事が見られなくなるのはかなり残念ではあるんですが、日本のことを考えれば良いことには違いないですし、また当分の間はどっちつかずの混乱したアサヒデンパ記事が楽しめると思いますので良しとしましょう。
 もしかしたら天安門事件を知らない若い世代達が、さらに北朝鮮という大悪に隠れて中国こそがトンデモナイ国だと忘れてしまっている世代が、中国をまた担ぎ出すかもしれませんので、そっちに注意を払っておく必要もあるでしょうしね。
 
 ともあれ、先の大戦をどんな形であれ評価するような文章がアサヒに載るという、夢にも思わなかったというビックリ記事の紹介でした。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、愛国新聞大朝日を応援しています。


平成16年1月23日

 イラクと国会と機関銃


 すみません、昨日は木曜日でしたので本来なら「小泉メルマガ」のレビューの日なんですが、ちょっと言いたいことが昨日今日と一気に出てきましたので、あんど、ちょっと昨日はあまり時間が取れなかったので、レビューは明日、もしくは延期させていただきます。
 数少ない(笑)レビューファンの方ごめんなさい。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 で、言いたいことがいっぱいあってどれから行こうか迷っているんですが、とりあえずこちらから。
 とは言っても、ネットでのニュースソースが見あたらなかったので、ごめんなさい、お見せ出来ないのです。ご了承下さい。
 そのニュースとは、昨日の昼のテレビのニュース(多分TBS)で報道していたのですが、復興活動で自衛隊がサマワに行って復興支援をするとなると、当然自衛隊の基地が必要になるワケですけど、その基地の土地を借りようとしたらその土地の部族長がなんと1億数千万円払えと日本に言っているらしいのです。
 やえは、こういう場合国際的には借地代を払うのかどうかよく知りませんが、でも1億数千万円は取りすぎなんじゃないかと思います。
 確かに借りる土地は広いんだそうです。
 東京ドームの20数個分とか言ってました。
 しかし日本の土地だったらいざ知らず、砂漠しかない何も利用価値のない土地でしかないところを、一億数千万円(もしかしたら2億の方が近いかもしれません。聞き忘れてしまいました)とは一体どういう事でしょうか。
 さらに言えば、一億とはもちろん日本円の話ですから、日本とイラクの物価の違いを考えたら、もうどうしようもないぐらい「ボッたくられている」と言えると思います。
 さらにさらに、この部族長、日本のその基地に現地のイラク人を雇えと要請までしたそうです。
 
 長くなりますので多くは語りません。
 一言です。
 そんなこと言える身分なんでしょうか、イラク人
 
 
 次です。
 イラク続きということで、これにしましょう。
 
 <陸自先遣隊>宿営地のオランダ軍基地にメディア殺到
 
 日本のマスコミは外国に行っても迷惑をかけています。
 イラクに行ってオランダに迷惑をかけているんです。
 日本の恥です。恥部です
 『報道の自由』と叫ぶ前にやることがあるんじゃないでしょうか。
 マスコミがイラクで死んだとしても、それは自業自得ですからね。
 騒いでもダメですよ。
 
 
 次行きましょう。
 今週から始まった通常国会のお話です。
 おとといの本会議では、最後に野党が騒いで一時騒然となっていたのですが、これについて「やえのヒトリゴト」で、「今日明日ぐらいのニュースで「代表答弁で国会空転」なんていう見出しが踊るのでしょうか。さっき今日の国会が閉会しましたが、野党は混乱があったというパフォーマンスだけの大騒ぎを起こして終わりました。それをマスコミを利用して喧伝すると」と書きましたけど、予想通り、いや予想以上にマスコミが野党のパフォーマンスの宣伝をしていました。
 アノ騒動ってなんで国会が一時騒然となったのかと言えば、野党の質問に対して総理が「その質問にはさっき答えた」と言ったのを野党が不服にしたにすぎない、というのが真実です。
 でもそれをマスコミは「総理は野党の質問を拒否した」と報道しているから驚きです。
 全然意味合いが違います。
 ここまで事実を捏造して良いモノなのでしょうか
 日本の恥部ですね、マスゴミ
 
 
 次です。
 どうも「自衛隊に犠牲者が出た場合は小泉総理は辞任すべき」という意見が出ているようです。
 これは朗報ですね
 歓迎すべき朗報です。
 テロリストから見れば。
 だって、たった一人殺せば日本は撤退するって言ってるんですよ。
 そりゃ他の国の軍隊を攻撃するよりもよっぽど効率がいいですよ。
 しかも経済大国日本が撤退するって言っているんです。
 他国に与える影響を考えれば、何をやっても頑固なアメリカ軍を狙うよりよっぽど効果を得られそうです。
 もうやえがテロリストだったら、日本自衛隊を狙いますね。
 たった一人を殺すのに全力を傾けるでしょう。
 朗報ですよ。
 テロリストにとっては歓迎すべき朗報です。
 
 
 ふぅ
 
 最後にちょっと長めの文章で締めたいと思います。
 ちょっと前から一院制の議論というものがあります。
 国会の議院を、今は衆議院と参議院があるのですが、これを一つにまとめてスリム化しようという議論です。
 二院あると、議論の時間も二倍かかりますので法案等を通すのも時間がかかってしまいますし、議院さんの数も増えて職員さんの数も増えて色々と経費もかかってしまうので、これを改善しようと言うことなのです。
 
 で、やえは実はこれには反対なんです。
 なんで反対なのかと説明すると、説明しますと多分一回の更新分の文章の長さになると思うのでまた後日にさせていただきまして、でも今週から始まった国会の代表質問を見せつけられたらその一員正反対の考えも変えたくなってしまいます。
 だって質問していることが全然変わらないんですもの。
 
 「イラク派兵はアメリカ追随でしかない」
 「自衛隊に犠牲者が出たら首相はどう責任を取るのか」
 「イラク派兵は憲法違反だ」
 
 こんなのタダでさえ耳タコの議論ですが、それをまた衆院と参院と繰り返して同じ質問をしているんです。
 一体それで違う答えが返ってくるとでも思っているのでしょうか。
 上の記事で首相が「その質問はさっき答えた」と言ったのを紹介しましたが、首相がそう言いたくなるのもうなずけるというモノです。
 
 だいたい、繰り返しになりますが、こんな議論もうずーーーーーーーーーっと前からやっているじゃないですか。
 今週の本会議でも何度も「海外での武力行使は憲法違反だ」という質問と、「正当防衛は憲法問題とは関係ない」という答えをしていますけど、このやりとりは去年も何度も繰り返し行われていて、さすがに石破防衛庁長官もそれにイライラされておられたので、それがちょっと面白くてやえがここで取り上げたことがあるぐらいです。
 それを、いくらイラク派兵の国会承認を得るための議論が今国会であるにしても、同じ事を繰り返すことにいったい何の意味があるのかやえにはさっぱり分かりません。
 
 さっきやえは「一院制に賛成したくなる」と言いましたが、訂正させていただきます。
 無駄があるのは二院制じゃなくて、野党の質問が無駄なのです。
 所詮野党は「いかにマスコミ受けするか」という視点でしか質問をしようとしないのです。
 だからバカの一つ覚えに「憲法違反だ」と言うのでしょう。
 短い時間しかないマスコミの報道に、一番手っ取り早く国民に体験姿勢を見せられる方法は、分かりやすく簡潔に相手を攻撃することで、つまりそれが「憲法違反だ」と繰り返すことなのでしょう。
 確かに分かりやすいことは分かりやすいです。
 攻撃姿勢も一目瞭然ではあります。
 でも時間の無駄でしかありません。
 全く意味がありません
 
 少なくとも自民党は本当に国のことを思って党内で議論しています。
 でも民主党なんて、「いかに国民にアピールできるか」っていうことを党内で議論しているんじゃないでしょうか。
 「官僚支配政治」とか、「金銭政治」とか、よく聞くこういう言葉だけ見れば悪いことをしているような、しかし中身を全く見ていない批判のための批判しかしていないのが日本の野党なのです。
 民主党は、「この国のシステムは無駄が多すぎる」とか言ってますけど、もう一度何が一番無駄なのかよく考えてもらいたいと思います。
 
 
 というワケで、ごちゃまぜ雑記でした。
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、サマワで借りた自衛隊の土地に石油があったらいいなぁと思ってみたり。
 

平成16年1月25日

 新選組日記in日野その一

 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 もう先々週の話になるですが、先々週の三連休の日に、天堕さんが「新選組のふるさと」日野に連れて行ってくれました。
 当然目当ては新選組ゆかりの名所巡りです。
 その時の様子を、いくつか写真も撮ってきましたので、レポートしたいと思います。
 
 
 
 トゥルルルルル、トゥルルルルル、ガチャ
 
 やえ「もしもし、もしかしてまだ寝ているんじゃないですか?」
 天堕「・・・・・んー?今何時だ?」
 やえ「くーじーでーすーよー、9時」
 天堕「・・・・・ほぅ・・・・・、出発するか・・・・・」
 やえ「だーかーらー、天堕さん今どこにいるですかー」
 天堕「・・・・・晴れて良かったなー・・・・」
 やえ「さっさと出てきてくださいー!!」
 
 いきなり予定より一時間遅れのスタートです。
 
 天堕「いやー、あっはっはー、新宿はいつも人が多いナー」
 やえ「もういいですから、さっさと行きましょう」
 天堕「日野って言えば、オレ昔あの辺住んでいたんだよな。つっても、多摩の方だけどな。電車も中央線じゃなくて京王線だったし。今日は新宿から中央線に乗って、まずは日野駅で降りるぞっと」
 
 そんなこんなで約一時間ほど電車に揺られて日野駅に到着しました。
 
 
 天堕「おおう、たまんないのー、この郊外独特の駅の構造と雰囲気がー」
 やえ「天堕さん、田舎のこと田舎って言ったら田舎の人が怒りますよ?
 天堕「・・・・・オレは昔この辺住んでたんだっての」
 
 さてはともかく、やっとつきました新選組のふるさと。
 まずは駅の上から日野の街を見下ろしてみました。
 と、第一新選組発見(ダーツの旅風
 
 
 
 いきなり「誠」のノボリがお出迎えです。
 文字だけのノボリも一見交通安全の標語か何かのように見せかけて、しっかりと新選組のモノでした。
 大河ドラマで新選組が放送されるということで、観光事業もより一層力を入れているのでしょう。
 何かのお話で聞いたのですが、大河ドラマで舞台になった土地って、放送中は今までの1.5〜2倍ほどに観光客が増えるのだそうです。
 正直、「日野ってドコ?埼玉?え、東京なの?」っていう感じの土地ですから、ここらで「新選組のふるさと日野」のキャッチフレーズで一気に名前を売りたいところでしょう。
 
 天堕「・・・・・・・だからオレ昔この辺住んでたんだけどなー・・・・」
 
 
 日野駅は写真の通り立体駅になっているので、改札は階段を降りて下です。
 
 ???「〜〜のー、○○がー、・・・でありましてー、つまりは××がー・・・」
 
 やえ「なんか駅の出口の方で声が聞こえますね」
 天堕「新選組のアピール放送か何かじゃないのか?」
 やえ「ははぁ、かなり気合い入っているんですね」
 天堕「そりゃー観光客2倍ゲットだぜー!を狙っているんだからなー」
 やえ「ぴかちゅーv」
 
 ???「・・・ですからー、是非ともイラン・・・でー、お願いしますー」
 
 やえ「・・・ん?今イランとか言ってませんでした?」
 天堕「・・・ええと、多分気のせいじゃないのかー?」
 
 公明党「イラン地震復興のための募金になにとぞよろしくお願いしますー」
 
 やえ「・・・・・」
 天堕「・・・・・」
 
 「新選組のふるさと日野」で、はじめにやえ達を出迎えてくれたのは、近藤局長でも土方副長でもなく、公明党でした
 
 
 やえ「まずはどこに行くんですか?」
 天堕「まずはだな、朝飯兼昼飯をかねて、日野宿本陣でそばを食べよう」
 やえ「ほとんど昼飯オンリーっぽいんですけどね」
 天堕「・・・予定ではまだ10時のハズなんだよ。うん。まぁ往々にして予定というモノは狂うモノだ。うん」
 やえ「・・・・」
 
 日野駅の改札を出たら、すぐ近くに観光案内所がありました。
 案内所といっても、おばちゃんが一人中に入っているだけなんですが、おばちゃんに話しかければパンフレットとかもらえますし、行きたいところがあれば行き方とか教えてくれるので便利です。
 
 
 
 日野駅から日野宿本陣までは歩いて約20〜30分程度。
 ちなみに、日野宿とは日野にあった宿場町のことで、本陣とは宿の会長みたいなもんなんだそうです。
 つまり日野宿場町の宿屋組合会長さんの家、といったところでしょうか。
 で、その組合の会長さんが佐藤彦五郎という人で、新選組副長土方歳三の義理のお兄さんです。
 土方副長のお姉さんの旦那さんです。
 そういうゆかりで土方副長をはじめ、多くの新選組関係者が日野宿本陣に立ち寄ったのだそうです。
 
 さて、その前に、日野駅から日野宿本陣の道の間にいくつか新選組ゆかりの土地があります。
 八坂神社と大昌寺です。
 大昌寺には佐藤彦五郎のお墓があり、八坂神社には近藤勇局長が宗家(当時は養父の近藤周介が宗家)だった剣術の天然理心流の門人が剣術向上を祈念して奉納したという額が存在しています。
 その額には、近藤局長が養父の旧姓の「島崎」と書かれてあったり、一番隊組長の沖田総司が幼名の「惣次郎」と書かれてあったりして、ちょっぴりファン心理をくすぐります。
 もちろん両所とも観光名所の一つにされています。
 ところで、ここはれっきとした神社ですから、ちゃんとお参りをお忘れ無く。
 
 
 
 ちゃりん、がらがらがらー、ぱんぱん。
 
 
 歩くこと八坂神社から約15分、日野駅から約25分、前半のメイン会場「日野宿本陣」に到着です。
 
 
 
 日野市指定有形文化財だそうです。
 で、こちらが有名な門です。
 
 
 
 日野宿本陣が紹介されるときには必ずと言っていいほどこの写真が載せられています。
 もちろん当時のモノなんだそうです。
 
 ところで、この写真の向かって左側の広場で、テおばちゃん達がントを張って新選組グッツを売っていました。
 さすが観光客でガッポガッポ作戦です。
 抜け目ないです
 
 天堕「おおお、やえ、向こうでグッツ売ってるぞ。行こう。さあ行こう。買おう」
 
 ・・・ノリノリです。
 
 やえ「と、とりあえず先に中見ないと、順番が逆ですよ」
 天堕「それもそうか・・・」
 
 目が輝いている天堕さんをなだめて、いざ中に出陣。

 かっこいい〜v
 もちろん、外も中も当時のままです。
 百数十年前、土方副長をはじめ、多くの新選組関係者がこの家でくつろいだり、ご飯を食べたり、議論をしていたりしてたんですね。
 こういう「新選組」とか伝説にまでなっている歴史って、半分物語のような感覚になってしまうのですが、しかしこうやって史跡を巡ることによって、実際にあの伝説の人たちは同じ日本に生きていたのだなぁと実感できるところが、歴史のいいところだと思います。
 完全な「物語」だと、いくら感情移入したとしても、現実では決してないですからね。
 
 建物の中は資料館みたいになっていて、入館料もちゃっかり取られます。
 というか、これから巡る史跡は、神社仏閣をのぞけばほとんど入館料を取られるので注意です。
 まぁ500円程度ですけどね。
 もちろん払う価値有りなのは言うまでもありません。
 ここ日野宿本陣では、係の人も中に詰めておられて、簡単な説明もしてくれます。
 残念ながら撮影禁止だったので、画像をお見せすることが出来ないんです。
 
 靴を脱いだら、まずは広い部屋があり、敷居をまたいで向こうに6畳ほどの小さな部屋がありました。
 そこで係員さんの説明です。
 
 「ここでは歳三さん(土方副長)がよく寝っ転がって昼寝して休んでいたそうですよ」
 
 天堕「(きら〜ん)なに、副長がここで昼寝していたのか。ならばオレも寝ずにいられるだろうか、いや無い(反語)」
 
 ごろん
 
 やえ「ああああああ、もおおおおお、やめてくださいよー」
 天堕「やあ、副長、ゲンキですか。オレもちょっと休ませてもらいますよ。天国からみて今の日本はどう見えますか?」
 やえ「ああああああ、霊界と交信までしないでくださいいいいい。他にも観光客の方がいらっしゃるんですよー。どう見てもアブナイ人じゃないですかー」
 天堕「ぐぅ〜」
 やえ「ねるなー!!」
 
 キケン(ある意味)ですので、絶対にマネしないでください。
 
 やえ「ところで、ここでお蕎麦が食べられるんじゃなかったんでしたっけ?」
 天堕「おお、そういえばそうだった。ものの本には『ここのそばは、彦五郎よりももっとさかのぼる時代、文人の蜀山人が幕府役人の立場で立ち寄ったさいに食して、激賞したという折紙つきのものだ。心して味わいたい一品である』と書いてあって、とっても美味そうだからかなり期待していたんだが、しかしこの構造でどこで食べられるスペースがあるんだ?」
 やえ「そうなんですよね。それとも二階とかにあるんでしょうか?」
 天堕「よく分からんから係の人に聞いてみよう」
 やえ「そうですね」
 天堕「Oh〜、エクスキューズミー?、ココデーハ、ジャパニーズヌードル、ツマーリ「おそば」食ベラレル、聞イタのデスガー、ドコにアルのデースカー?」
 やえ「・・・・・・・また・・・・」
 係員「何奴!?さては貴様毛唐か!!成敗してくれる!!そこへなおれ!!!
 やえ「・・・・・・・係員さんまで・・・・」
 
 (注)ウソです。係員さんは普通の人です。
 
 係員「すいません。おそば屋さんはこの前改築して別のところに移っちゃったんですよ。それまではここはこのような資料館じゃなくておそば屋さんだったんですけどね」
 天堕「オーマイガー。ソレは残念デース」
 やえ「まだ言いますか」
 
 というワケで、期待のお蕎麦は食べられませんでした。
 お蕎麦やさん自体もまだ移築中とのことで、どうやってもこの日は食べられませんでした。
 ちなみに移築先もよく分からなかったので、もしご存じの方がいらっしゃいましたら教えください。
 
 館内はさほど広くはなく、普通に歩けば1分もかからない程度ですが、しかし貴重な資料や丁寧な案内があって、それよりなにより建物は当時のままですから雰囲気を味わうだけでかなり満足できます。
 時間もそれなりにたってゆきます。
 「ここで歳三さんが・・・」
 と、悠久の時間の中に身をゆだねて思いを巡らせたやえ達は、十二分に日野宿本陣を満喫して館を出ました。
 お蕎麦が食べられなかったことが唯一の心残りですが。
 
 
 この後は予定では「ふるさと博物館」に行く予定です。
 しかしお昼ご飯を日野宿本陣で食べる予定にしていたのに、結局食べられなかったやえ達。
 その先一体何が待ち構えているのか。
 飢えか?飢えか?飢えか?
 
 ・・・おなか空きました。
 
 
 
 なんか書いていたらとおおおおおおっても長くなりそうな予感なので、今回はこの辺で一区切りつけさせていだきます。
 この日記、最後まで何回必要なのでしょうか。
 連日この更新にはしませんのでご安心ください(笑)
 
 それではまた次回をお楽しみに〜。
 
 
 
 追記
 日野宿本陣を見学した後、嬉々として外の出店に駆け寄った天堕さん。
 
 天堕「おばちゃーん、この隊旗なんぼ?」
 店員「3000円だよ」
 天堕「買った」
 やえ「決断はやっ
 
 この先天堕さんは一体いくら新選組グッツにつぎ込むのでしょうか・・・。
 

後日天堕宅にて
          

平成16年1月26日

 二枚舌さん

 植草教授って、あの細身の経済学者の方ですよね?
 やえは経済がどうも苦手なので、あまりこういう人の事を言うのはアレなんですが、確か植草先生、ワイドショーとか田原総一郎先生の番組とかにも出ていらっしゃいましたよね。
 経済以外でなんかあったら触れてみたいとは思いますけどね。
 
 そう言えば誰かがこんな事を言ってました。
 
 「経済評論家の言っていることは、他の評論家と比べてもほとんど当たらない」
 「競馬の予想屋ぐらい当たらない」
 「だって当たるんなら評論家じゃなくて株で自分が儲ければいいんだから」
 「しかし経済は当たらないから面白い。評論家の予想も面白い」
 
 こういう考え方も面白いなぁと思いました。
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳です。
 おはろーございます。
 
 
 某議員の学歴詐称事件でいい感じで民主党批判の風が吹いているみたいですから、やえも追随してみます。
 まぁもともと民主党批判はいいネタですから、よくやっているんですけどね。
 
 では、こちらをご覧下さい。
 

 <衆院代表質問>憲法9条をめぐる議論深まらず
 
 菅氏「与党第1党と野党第1党が憲法改正の議論を始めるのは、まさに国民不在の談合政治そのものだ」
 (中略)
 先の民主党大会で菅氏が「憲法改正宣言」を打ち出したとは言え、保守系から旧社民党系まで抱える民主党内には、改憲を呼び水に党内を分断される懸念がある。菅氏が「自民党との協議」に応じず、党が主体的に取り組む姿勢をことさら強調するのは、こうした事情もある。

 
 話は急に飛ぶんですが、国会の「強行採決」ってあるじゃないですか。
 野党はどうしても通したくない、与党はどうしても通したいという法案をめぐるドタバタ劇です。
 テレビのニュースなんかでは、議員さん達が議長席に走り込んでマスクの取り合いをしてドタバタドタバタしているシーンを流して、「本日の本会議で○○の法案について与党が強行採決を強行し可決されました」なんてアナウンスがついて報道されますよね。
 強行採決がされると、いかにも自民党が自分勝手に法案を通したみたいに、とても自民党は悪い政党なんだと言わんばかりの報道がされて、野党も「自民党は政治を私物化している」なんて言って批判をします。
 
 しかし実際の話、強行採決とは野党が法案を通させないようにするために、騒ぎを起こして採決出来ないように仕向けている、つまりマイクを議長から奪って議事の進行が出来ないように物理的手段を講じているのであって、そこからマスクを奪い返そうとしている与党は全然まっとうなことをしているだけであって、別に与党は民主主義の大原則である多数決の議決を普段通り行おうとしているだけであって、その民主主義の大原則を守ろうとしないのは野党であって、どっちが「強行」なのか問いつめたいのぐらいであって、とにかく「強行採決」とは野党が仕掛けていることなんです。
 マスコミと共謀して「強行採決」なんて聞いた感じ響きが悪い言葉のレッテルを貼って自民党批判をするためにですね。
 
 で、その「強行採決」の時の野党の言い分をよく思い出してもらって、もう一度上の記事をご覧下さい。
 

 菅氏「与党第1党と野党第1党が憲法改正の議論を始めるのは、まさに国民不在の談合政治そのものだ」

 
 自民党だけで法案を通したら「強行採決」
 野党第一党の民主党と共同で議論しようとしたら「談合政治」
 
 えーと、どうしたらいいんですか?
 
 
 菅さん、国民へのアピールは、同じく知を使うにしても、しゃべるんじゃなしに、かいわれとか鶏肉とかものを食べるだけにしておいてほしいと思います。
 ばくばく。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、二枚舌の化け猫党首を応援しません。
 ものを食べるのには都合がいいのかもしれませんけど

平成16年1月27日

 民主党の古賀さん

 緊急ニュースですので前書きは無しです。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 古賀さん号泣です
 大学卒業の経歴詐称を巡り進退に注目されていた、民主党の古賀潤一郎衆議院議員さんが、今日地元で街頭演説という形で自らの出処進退を明らかにしました。
 古賀さんが街頭演説で説明した事は主に3つあります。
 
 1.民主党から離党する
 2.次の選挙まで歳費(給料)を受け取らない
 3.国会閉会後に大学に行って単位を取る
 
 やえは、国会議員という身分の人を無理矢理辞職させることはあまりいいこととは思っていません。
 国会議員という身分は、国民の負託を受けた国会議員本人が決めるべきだと思っています。
 今回は、選挙時の身分詐称なのでちょっと微妙なところではあるんですが、しかしやえは古賀さんに辞めろとは言いません。
 
 だから、3番は別に自分の自由ですからいいとして、民主党からの離党もまぁこんなもんだろうと思ってました。
 だからもし1と3だけを自らに課して議員を辞職しないと言うのであれば、別にやえもこの問題を取り扱おうとは思いませんでした。
 
 しかし、2番の「議員報酬(歳費)を受け取らない」というのはいただけません
 
 こういう事をする人がいるから国会議員の格が落ちるんです。
 国会議員という仕事は、ボランティアで出来るほど甘い仕事ではありません
 古賀さんは一体何を勘違いしているのでしょうか。
 それとも民主党は無償で働けるぐらいやることがないのでしょうか。
 
 国会議員への給料は多すぎるという批判をよく聞きますが、そもそも国政という日本国で最も重い仕事をしているという事を考えたら、むしろやえは少ないと思っています。
 国会議員さん、年収で一千万〜二千万円ぐらい(二千万もいってないと思いました)だったと思うんですが、これがプロ野球選手の年俸でしたら2〜3年ぐらいのちょっと活躍したぐらいの選手の年俸です。
 ドラフト一位の選手なら、高校生卒業してすぐの若者であってもすでに国会議員さんの歳費より多くもらっていますよね。
 日本国のトップにいる人たちがこんな状況です。
 日本の権威というモノを考えたらちょっとアレなんじゃないかと思います。
 
 また、これも後日詳しく調べてから文章にしようと思っているのですが、国会議員さんの場合、国からもらった給料からさらに活動経費を捻出しなければならないのです。
 多くの人は、自分がもらう給料と同じ感覚で考えて国会議員の歳費について批判をしているのだと思いますが、国会議員さんの場合、サラリーマンの給料というよりは中小企業の総売上金と言った方が近いんです。
 個人商店でもいいんですが、つまり商店の社長さんは、一ヶ月の総売り上げの中から商品の補充につかうお金や事務所経費や社員やアルバイトがいればその給料を出して、そして残った額が自分の給料となります。
 それと同じように国会議員さんも、歳費の中から私設秘書さんの給料や事務所諸経費等を出して、そして残った額が自分の給料となります。
 だから単純に「サラリーマンはこれだけしかもらってないのに国会議員は給料取りすぎ」という批判は全く的はずれなんですね。
 
 で、捕捉が長くなりましたが、国会議員という仕事にはお金がかかりますし、また重責に対する正当な対価という点からも、十分な報酬をもらうべきなのです。
 つまりそれを拒否した古賀さんは、ハッキリ言って国会議員をなめています。
 もしくは国民の目を欺こうとしています。
 
 もし本当に歳費無しで国会議員が出来ると思っているのだったら、それはトンデモナイ見識の無さというか常識知らずです。
 そんな世間知らずでとても国会議員が務まるとは思えません
 
 もしそれでも歳費無しで活動をするというのだったら、まともな議員活動は出来ないでしょう。
 国会議員としてはほとんど存在意義のない議員、ある意味社民党より存在意義のない議員になるでしょう。
 正直、定数が決まっている国会議員の椅子が一つがもったいないと思います。
 
 もし歳費無しで通常の議員活動をするというのであれば、それは違う形でお金を集めるのでしょう。
 どっかから月数百万円単位の多大な寄付があるのか、もしくは副収入があるか、ですね。
 しかしその場合、歳費を受け取らないという罰の意味が全く無いのではないでしょうか。
 つまり、一見自分は罰を受けたという形をとりつつも、全然罰になっていないという、国民の目を欺いているんです。
 
 そもそも「お金をもらう=悪いこと」といった、旧時代の共産主義の亜種が勘違いしたようなワケの分からない理屈を持っているからこんなことになるのです。
 でもこれってまんま民主党の考え方なんですけどね。
 掃除屋さんみたいに「クリーンクリーン」と繰り返す民主党は、どうもお金は悪いモノだと言わんばかりの主張をいつもされています。
 もちろんそれを支持する国民がいるのも悪いんですが。
 
 古賀さんはこの件でいっぱい罪を犯しました。
 「お金をもらう=悪いこと」というくだらないイメージをより一層強め、あたかも国会議員は給料無しでも仕事が出来るような印象を与え、しかしその裏ではしっかりと活動費を確保し国民の目を欺いて、総じて、国会議員という日本国で最も重い身分の格を下げたのです
 国会議員自らが国会議員を軽んじているのです。
 
 はじめにもいいましたように、元々はやえは古賀さんについては特段触れようとは思っていませんでした。
 また、国会議員の出処進退は自らのみが判断すべきモノだとも思っています。
 しかし「歳費を受け取らないまま議員をやる」というトンデモナイ事を言いだしたので無視出来なくなりました。
 この「歳費を受け取らない」という考え方は、民主党の党内体質の表れのような気がしないでもないですし、またそのように指示した人が民主党内にいるような気もするんですけど、それは分かりませんので置いておくことにします。
 が、しかし少なくとも、そのように決断した古賀さんに対しては、国会議員の格を落としたという罪において、日本の国会議員の身分に相応しくないと、やえは思います。
 
 辞めろとは言いませんが、古賀さんが国会議員である限りは、日本の国会議員が軽んじられてしまうことになるでしょう。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、誇りある国会議員さんを応援しています。


平成16年1月28日

 裁判員制度その1

 本更新で扱うのは初めてでしたっけ?
 今日は、プロの裁判官以外の一般の国民が裁判の審理に加わって被告を裁くという制度「裁判員制度」についてお話ししたいと思います。
 27日の各新聞の一面に、ついに与党案がまとまったということで、今国会で成立するんじゃないかと報道されていました。
 正直やえはまだまだ先の話かとこの前まで思っていたのですが、もう成立するところまで来ちゃっていたんですね。
 やえはこの制度については反対の立場なんですが、もう今更反対と言っても無意味なんでしょうね。
 まぁ出来るだけ問題点を明らかにして、より良い制度にしていければいいんじゃないかと思って、お話ししていきたいと思います。
 多分長くなるのでちょっとずつ区切りながらになると思います。
 
 まずは裁判員制度についておさらいしてみましょう。
 この制度が日本にも導入されるんじゃないかという話を一番最初にやえが聞いたとき、やえはこの制度のことを「陪審員制度」と言ってました。
 しかし今回日本に導入されるのは「裁判員制度」です。
 ついこの前まで両者の違いがよく分からなかったので、まきなおねーちゃんに教えてもらいました。
 こちらをご覧ください
 ちなみにまきなおねーちゃんの裁判員制度に対する所感も述べられていますので、併せてごらんになってみてください。
 
 「陪審員制度」とは、国民から選ばれた陪審員が被告の有罪か無罪かだけを審議し裁決するという制度です。
 だから、陪審員によって有罪が確定した後に、今度はプロの裁判官によって量刑が決められることになるのです。
 それに対して「裁判員制度」(国際的には「参審制」と言うらしいです)とは、裁判員は有罪か無罪かを裁決するだけでなく、量刑も審議し決めることになります。
 
 正直この説明を聞いたとき、陪審員制度って乱暴な制度だなぁと思いました。
 だって陪審員は「シロかクロか」しか選べないんですから、「この被告は有罪には違いないんだけど、同じような犯罪の被告よりも罰は少なくするべきだ」と陪審員が考えても、それは制度的には全く反映されないからです。
 もちろん伝聞的に陪審員の意向は裁判官に伝えられるんだとは思うんですが、制度的には全くノータッチですからね。
 陪審員を採用している国といえばアメリカが有名ですが、さすが勧善懲悪の国はこうなのかなぁと思ったのでした。
 
 先ほども言いましたように日本に導入されるのは「裁判員制度」です。
 国民のの中から無作為に選出された裁判員が、裁判にて被告の有罪無罪を審議し裁決して、量刑も決めることになります。
 陪審員制度を選択しなかったというこの辺は、「大岡裁判」の日本の判断と言うべきなのでしょうか。
 法とは、文字で書かれていることが全てではなく、そこに血が通ってこそ本当の法だ、と思っているやえとしましても、せめて陪審員制度にならずに良かったなぁとは思っています。
 
 さて、では、この度合意に至りました与党案を見てみましょう。
 27日の読売新聞の朝刊から引用です。
 

 自民党と公明党が合意した裁判員制度の骨子
 
 【裁判官と裁判員の人数】
  裁判官3人、裁判員6人を原則とする。
  裁判所は、被告人が事実関係を認めている場合、検察官、被告人・弁護人に異議がないときは、事件の性格を考慮し、裁判官1人、裁判員4人の審理を選択できる。
 【裁判員の年齢】
  選挙人名簿に登録されている20歳以上の者から無作為に抽出する。
 【守秘義務】
  裁判員や裁判官経験者らは、評議の経過、職務上知り得た秘密などを漏らしてはならない。
  違反した場合は、懲役または罰金の処罰を科す。
 【裁判員への接触規制】
  裁判員らに、担当事件に関して接触をしてはならないとの訓示規定を設ける。
  裁判の終了後は、裁判員本人が拒否していない場合で、守秘義務に触れない項目を知る目的での接触は禁止されない。

 
 読売新聞が一覧にまとめているのはこれなんですが、記事中にもいくつか重要な点がちりばめられていましたので、やえがまとめてみます。
 また、同じニュースなのに、やはり読売と朝日とでは書き方等が違ってきて、一方しか書いてない情報もあったりしますので、それもまとめて一覧にしてみます。
 ちなみに朝日も27日の朝刊です。
 

 ・評議は合議体の過半数による多数決
 ・ただし、裁判官・裁判員のそれぞれが一名以上賛成する多数でなければならない
 ・対象事件は、「最も重い法定刑が死刑か無期懲役の事件」と「故意に人を死なせた事件」
 ・ただし、テロルや暴力団事件など裁判員への報復が予想される事件は対象外に出来る
 ・裁判員制度は一審だけに導入し、控訴審は裁判官だけで行う
 ・裁判員の個人情報は、年齢・性別・職業など個人が特定されない形で公開可能
 ・裁判員を自体できる理由は「病気・仕事・育児・介護など」で、個別に裁判所が判断する
 ・雇用者は裁判員になる人の休業を認めなければならない

 
 もう一つこちらをご覧下さい。
 
 
 
 この表の重要な点は、「質問手続き」の「裁判員の適否の判定」です。
 つまり面接かペーパーテストか何かでテストがあるということですね。
 逆に言えばこのテストによって裁判員としては不適格ということで落とされる可能性もあるということです。
 元々前科者は無作為抽出の段階で落とされるんですが、例えば「頭脳は子供体は大人の逆コナン君」なんかはこの段階で落とされることになるのでしょう。
 ちょっと安心といえば安心ですし、またどのような適性検査が行われるのかも気になるところです。
 
 しかし、こんな重要なことがしっかりとまとめられていないことがなんとも驚きです。
 ニュース自体は新聞の一面には出ましたが、あまりテレビ等でも触れられていませんので、国民の関心は低いと言えるんだと思います。
 やえ的にはこの「裁判員制度」の導入はかなり大問題だと思うんですが、この制度が導入されること自体を知らない人も結構いるんじゃないでしょうか。
 実際にこの制度が運用される直前になってからマスコミ等が騒ぎ出すんじゃないのかなぁと思っています。
 それじゃ遅いんですけどね。
 
 やえはこの制度反対と最初に言ったんですが、それは単純に「素人が裁判という専門の場に出て本当にやっていけるのか」という理由です。
 裁判官等の専門家はもちろん専門的知識がありますから、感情を押し殺すとまでは言いませんがある程度は制御出来ると思うんですが、しかし素人の場合はどうしても感情だけに流される可能性が高いと言えるでしょう。
 そしてそれはとても危険なような気がするんですね。
 例えばオウムの松本サリン事件がありましたが、あの事件が発生した直後には第一発見者の方が容疑者として逮捕されました。
 やえは今でもよく覚えているのですが、あの時のマスコミの報道はもう完全のこの人を犯人扱いで酷い扱いをされていました。
 結局起訴まではされませんでしたが、しかしもし起訴されていて、さらに裁判員制度の下だったら、この人はまず有罪にされていたんじゃないかと思います。
 
 裁判員制度の導入の大義名分は「国民の常識を法廷に取り入れる」というものですが、これを裏読みすれば「沸騰した国民感情を流し込む」と言えなくもないですからね。
 
 この前まきなおねーちゃんとお話ししていた中で、やはり法律の専門家関係者の中ではこの制度はあまり歓迎されていないとのようなことを言っていました。
 それは何となく分かりますよね。
 でも国民の間では歓迎されていると思うんですね。
 と、やえが言ったら、まきなおねーちゃんはちょっと疑問符がついていました。
 確かに今の国民は、自分が裁判の場にいって裁く側になるということまでを現実感を持って考えていての賛成では決してないとはやえも思っています。
 でも今の「国民が賛成している」というのは、そこまで現実的に考えていなくて、「裁判に国民の意見を入れろ」という意味での制度の賛成に過ぎないんだと思います。
 今まで日本を騒がした大事件の中で「この判決は違うんじゃないか」と言われた事件がいくつかあって、その度に「裁判の場に国民の意見を」ということが言われてきましたが、そういう国民的な感情がこの制度への賛成のバックボーンになっているんです。
 つまり今の段階ではまだ国民は、自分が裁判員に選出されるという現実感が全く無くて、ワイドショーを見る感覚で「この裁判はおかしい」という程度の意識での制度賛成ぐらいなのだと思います。
 所詮“他人事”の上での賛成に過ぎないのだと思います。
 こう説明するとまきなおねーちゃんも納得していましたし、同時に、まだ全然国民の中に現実感としてのこの制度が全然認識されていないという点も、同じように憂いていらっしゃいました。
 だから、この制度が施行されるようになって現実感が国民の中で増した時に、一体どのような反応になるのか、ちょっと心配だったりするんですよね。
 
 自分が現実に裁判員に選出された時、人間を裁く覚悟があるのか、本当に冷静に法に則って常識に則って公明正大な判断を下す自信があるのか、そこまで覚悟を決められる人間が果たしてどれぐらいいるのか、やえには結構疑問だったりします。
 
 
 では、次回から具体的な中身について一つ一つ検討していきたいと思います。
 
 

平成16年1月29日

 小泉メルマガレビュー

 小泉メルマガのレビューの日はどうしても長くなるので前書きは書かないのですが、ちょっと紹介したい記事がありましたのでご紹介です。
 政治家(主に自民党の)と官僚の関係について多くの日本人が誤解していると思うんですが、その辺の両者の関係を、いつもの某官僚さんが詳しく述べられておられますのでちょっとご覧になってみて下さい。
 簡単(?)に例えを言いますと、新選組の具体的な命令や細かな指示は副長である土方歳三が行っていましたので、よく「実権は土方にあった」なんて書かれ方をするんですが、しかし大局の方向決定や最終的な責任は局長である近藤勇にありました。
 だから大将は名実共に近藤勇なんです。
 このような役割分担は、新選組や政治の世界だけでなく、多くの組織においてよく見られる形ではないのでしょうか。
 三国志の劉備元徳と諸葛亮孔明の関係とかですね。
 
 では、小泉メルマガのレビューをお楽しみ下さい。
 
 
 小泉内閣メールマガジン 第126号 ========================== 2004/01/29
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 食育の大切さ
 小泉純一郎です。
 
 やえです。
 先週はレビューさぼってしまってごめんなさい。
 
 このところ、米国のBSEや鳥インフルエンザなど私たちの食生活の安全について心配なできごとが起こっています。
 食べ物というのは、私たちの心やからだの健康をささえていくために、とても大切なものです。教育について、知育、徳育、体育ということはよく皆さん分かっていると思いますが、私は、「食育」も進めていかなければならないと思っています。
 
 見事にBSEと鳥インフルエンザのダブルパンチになってしまいましたね。
 しかし前回のBSE騒ぎと違って、意外と日本の国民は冷静なような気がします。
 むしろマスコミの方が大げさに取り上げているような。
 
 米国のBSEの問題については、外国産の牛肉であっても、国産の牛肉と同じように安全・安心を確保することが必要だと思います。
 最近発生している鳥インフルエンザについては、発生した国からの鳥肉の輸入を迅速に停止し、人への感染防止やニワトリへの被害の拡大防止に全力を挙げています。
 
 WHOによれば、BSEは感染危険部位、骨髄とか脳とかを食べなければ感染しないと言われていますので、実際は例え感染した牛の肉だとしても一般的に日本人が食べる肉では感染しないんだそうです。
 だから牛丼屋さんも牛丼をやめなくても大丈夫だとは思うんですよね。
 また鳥インフルエンザの方も、鶏肉を食べて感染したという報告はまだないそうで、東南アジアの方で感染した人が死んだというのも、鳥の解体中とかに感染したんだそうです。
 まぁ用心することに越したことはないんでしょうけど、大騒ぎするほどでもないとは思うんです。
 と、やえの関心は、吉野家さん達大変だなぁと思っていたりするんですが。
 
 26日、石破防衛庁長官が陸上自衛隊、海上自衛隊に対するイラクへの派遣命令をだしました。自衛隊の諸君が日ごろ積み上げてきた訓練や能力を発揮して、地元のイラクの住民に歓迎され、感謝されるような活動をして、必ずや無事に任務を果たしてくれるものと期待しています。
 
 けっこう現地イラク人からも好印象みたいですね。
 マスコミはそれが悔しいのか、最近現地からのニュースを大々的には扱わないようになってるみたいですが。
 ガンバレ自衛隊っ!!
 
 27日、官邸でヤンキースの松井秀喜選手とお会いしました。松井選手の活躍はテレビでよく見ていましたが、お会いしてみると予想以上に立派な体格の感じのよい好青年。
 
 ・・・・えーと、小泉さん、誤解されますよ、その表現(笑)
 
 日本の一流選手がアメリカで活躍する姿をみるのはワクワクします。これからもアメリカで一流選手としてがんばっていただきたいなと思っています。
 
 アメリカだけでなく、日本の底力を世界に見せつけるのはとてもワクワクしますよね。
 広島出身のやえとしましては、元巨人の松井さんをそんなに応援したくない気持ちもあるんですが、しかしやはり日本人松井として頑張ってもらいたいという気持ちもやっぱりあります。
 
 私もたまには公邸でキャッチボールなどして内外の難局をのり切る体力を養っていきたいと思います。
 
 内はともかく外ではまたブッシュさんとキャッチボールですか?(笑)
 あの頃は日本からこんなに反米論調が出てくるとは想像も出来なかったワケですが、今のところ“政治家としては”対米外交は間違っていないと思っていますので、この調子でいいのではないでしょうか。
 ただ誤解して欲しくないのですが、やえはアメリカは嫌いです。
 しかしそれをどう日本の国是とするかは、政治家を責めるのではなく、世論こそを変える必要があるハズです。
 そして具体的な政策論も国民の中で議論する必要があります。
 世論の高まりがあって初めて政治が動くのです。
 小泉さんの任期はあと2年半ぐらいですから、その間に成熟された議論が国民の中でなされることを願っています。
 
 
 [大臣のほんねとーく]
 ● 羽田から世界へ(第1回)(国土交通大臣 石原伸晃)
 昨年、羽田空港と韓国の金浦(キンポ)空港を結ぶ国際チャーター便の第一便で、韓国に行ってきました。これまでも夜間や早朝の韓国便はありましたが、羽田と成田の役割を今後どう分担していくかという問題もあり、利用しやすい時間帯の便はありませんでした。
 
 おや、去年やえは韓国に行ったのですが、当然出発飛行場は成田なのでとても遠くて、夜が明ける前に家を出発したのを覚えています。
 国際便って出発の二時間前に空港に行かなければならないというのが原則ですから、国内線よりもさらに早めに出ないといけないんですよね。
 しかし羽田だとこれは全然便利ですよ。
 
 実は、韓国でも、羽田にあたる金浦空港と、成田にあたる仁川(インチョン)空港とが、同じ問題を抱えていて、それが問題を複雑化していたのです。しかし、小泉総理と韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領とのトップ会談で日韓定期便の就航が合意されたのを受け、今回やっと実現したのです。
 
 へぇ〜。
 どこも似たようなもんなんですね。
 もしかして韓国でも、ヘルメットにマスクをして角材と火焔瓶を持った人たちが警官と殺し合いをしていたんですかね?
 なんかそれが韓国でって考えたら、日本のそれよりさらにトンデモナイような感じを受けるんですが、偏見ですか?
 
 自宅を出てからソウルまでは、わずか4時間あまり。翌日は、韓国の閣僚との会談の後、帰国して3つの会議をこなしました。韓国もこれで完全に日帰り圏内です。せっかく、韓国まで行ったんだから、もっとのんびりしたかったのはやまやまですが、これも時代の流れなのでしょう。
 
 インチョン空港もけっこう遠いんですよね。
 ソウルまで約一時間ぐらいキムチ臭いバスにゆられて移動しましたから(笑)
 でもこれで本当に日帰り出来そうです。
 ちょっとキムチ買いにいってくるー、とか言ってみたいですね(笑)
 
 韓国にとどまらず、東アジアの国々は日本からの一日生活圏に入りつつあります。そのために欠かせないのが、羽田の国際化です。
 羽田が再拡張されれば、3万回以上の国際定期便が就航可能で、一日約80回の発着ができ、年間700万人が利用できます。羽田空港全体の利用者も平成24年には7300万人に達すると予想されます。経済効果はなんと2兆円、雇用増は18万人。我が国経済の再活性化のための期待がかかります。
 
 まぁその分成田の数が減るんでしょうけどね。
 だから成田の人たちは大反対しているワケなんですが、しかし利用者の立場からすれば多くの人は首都圏から近い方がいいワケで、やはりグローバル社会ということを考えれば、これが妥当な判断なのだと思います。
 
 2008年には、北京オリンピックが開かれます。世界中の国々から、またわが国からも、多くの観光客が中国を訪れることでしょう。そのような大きなビジネスチャンスの時にこそ、成田と羽田の両空港がアジアの拠点空港として、大きな役目を果たさなければなりません。
 
 こういうのは欲張ったモン勝ちですから、「北京からついでに日本にも行ってみよう」と思われるぐらいの利便性を確保してみるのもいいんじゃないかと思います。
 以前総理がメルマガで「観光立国日本」という趣旨のことをおっしゃっていましたように、観光のソフト面の強化を図るのはもちろんですが、移動手段等のハード的な部分を強化することも大切でしょう。
 最近あまり目立たなくなってきた石原大臣ですが、外野が静かな分それだけしっかりとした仕事が出来ると思いますので、これからもがんばってください。
 
 
 [キーワード解説]
 ● 日本のイラク人道復興支援(生活基盤整備)
 今週は、イラクの生活基盤整備のための支援活動の具体的な内容についてお伝えします。
 イラクの水道施設は老朽化が進んでおり、手入れも行き届いていませんでした。稼動しているのは60%未満に過ぎません。また、下水処理施設も十分には機能していない状況です。
 
 老朽化ということは、昔はちゃんとしたものがつくられていてちゃんと利用が出来ていたのだけど、保守作業等がなされていなかったから使えなくなってきた、ということなんでしょうか。
 
 また、電力は、1990年には9,295MW(メガワット)の供給能力がありましたが、2003年には3,300MWに落ち込み、深刻な電力不足となっています。この結果、水道施設が正常に稼動せず、水の供給不足の原因ともなっています。
 
 こちらもずいぶん落ち込んでますね。
 約1/3ですか。
 イラク戦争が始まる前は、「イラクは中東の国々の中でも一番近代化が進んでいて、むしろフセインは欧米の文化を取り入れすぎだと他のイスラム諸国から批判されるぐらいだった」なんていう話をよく聞いたもんですが、このメルマガの数字が本当だとしたら、ちょっとそれには疑問を感じてしまいます。
 そしてなぜ水道や電力がこんなに落ち込んでいるのか、国家元首たるフセイン当時大統領は何をしていたのか、責任問題だと思います。
 
 今回、現地での直接的な支援活動として、自衛隊がイラク南部の都市サマーワに赴き、当面の課題である清潔な飲料水や生活用水の補給のため、浄水・給水活動に当たります。自衛隊は、大腸菌やウイルス、生物・化学兵器で汚染された水も飲料水に浄化できる新型浄水車により、河川などの水を浄化し、住民に配給します。
 ※ 上記データは2003年6月の国連統一アピール、同年10月の国連及び世銀によるニーズ・アセスメントを参考にしました。
 
 この数字だけみても日本がやれることはたくさんあると思います。
 みんながみんな全ての国が治安維持活動をする必要はなく、まして日本はそのような活動が出来ないのですから、こういった復旧活動によって国際貢献すべきだと思います。
 というか、むしろ武力による治安維持活動よりも、このような復旧をする方が現地の人にとってはありがたみが多いような気がするんですがどうでしょうか。
 日本の国益のためにも、現地人に愛される自衛隊活動をして欲しいと思います。
 
 ガンバレ自衛隊っ!!
 
 
 [編集後記]
 (博)「最近、国民年金の保険料滞納が問題になっているようだけど、保険料を払わなくても少しくらい年金はもらえるの?」
 (担当者)「いいえ。保険料を全く支払わない人には、年金は一円も支給されません。」
 (博)「そう。国もそこまで優しくないんだね。・・・・・・・。」
 
 おおっ、対話式ですよ対話式。
 前編集責任者安倍晋三先生を超えようと新しい試みです(ウソ)
 しかし、細田先生の最後の一言がなんかものかなしげです。
 
 公的年金加入者7,017万人に対して保険料未納者は327万人もいます。「支払った保険料分も返ってこないのだから払っても損をするだけだ」と考えて保険料を納めない方がいるとすれば、大きな誤りです。国民年金には、個人が支払う保険料に加えて国庫負担(三分の一)がありますが、昨年末に、この負担割合を平成21年度までに二分の一に引き上げることが合意され、国会に法律案が提出されます。また、物価変動に応じて年金額が変化するので、将来インフレになっても安心です。民間ではこのような年金は作れません。
 公的年金は、若い世代が保険料を払い、年金を受け取る世代を支える「世代間扶養」が基本ですが、「損か得か」という点からも、保険料を払う方が間違いなく「得」であることをご理解頂きたいと思います。
 
 こういうのって「損得」の問題じゃないと思うんですけどね。
 日本の社会って昔から「上は低いけど下は高い」という差を作らない社会、良いように言えば助け合いの社会ですから、この日本の年金制度も「助け合いの精神」を元に作られています。
 それを自分だけイヤだ、と言ってしまうのはどうかと思います。
 んでけっこうそういう人に限っていざ自分が困ったことになったら「なんで助けないんだ」とか言い出すんですよね。
 本当にどうしても何が何でも払えない人は仕方ないですけど、もったいないからとか損だからとかいう理由で払わないのはちょっと我が儘なんじゃないかなって思います。
 
 年金の問題はやえはまだ勉強中ですので、異論反論ドシドシ待ってます。
 
 
 というワケで、今週の小泉メルマガレビューでした。
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。


平成16年1月30日

 裁判員制度その2

 今日の国会にゅーす。
 今日は「イラク支援特別委員会」が、朝9時から夕方6時までの予定で総理と各担当大臣も出席して行われています。
 さらにその後「自衛隊派遣の国会承認」の採決が本会議にて採られる予定ですので、今日の永田町は夜中までにぎやかなままのようです。
 さらに、すでにもう「イラク委員会」が揉めてストップしていたりしますので、本当に夕方6時で終わるか難しくなってきています。
 もちろんそうさせているのは野党です。
 数ではかなわないので時間稼ぎで抵抗しているんですね。
 しかしこの問題、去年からずーっとずーっと議論していて、国民的議論ももう飽きてきたぐらいなされていて、その間選挙すらあったんですから、もはやこれ以上制度を逆利用した時間稼ぎなんで税金の無駄遣いにしかならないと思うんですけど、民主党さんどうでしょうか?
 どーせいくら議論しても平行線にしかならないのは明白ですしね。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 では、今日も裁判員制度についてお話ししたいと思います。
 前回は簡単に裁判員制度についておさらいして、与党法案の中身をざっと紹介しました。
 だから今回はその与党案の中身について一つ一つ見ていこうかと思っていました。
 しかし、裁判員に選出されて仕事を休むことになった場合の補償について関心が高いみたいですから、まずそれから見てみた方がいいかなと思いましたので、今日は補償についてです。
 
 一行掲示板では飛鳥さんが3千円程度とおっしゃっていましたが、27日の朝日新聞の朝刊によりますと「検察の不起訴処分の当否を市民が判断する検察審査会の日当の上限は8050円。こうした額を参考にすると見られる」とあります。
 だからさすがに3千円程度というのは無いとは思うんですが、8050円もあくまで“上限”ですから、全ての人が満足いく補償が受けられるのかと言えば、それもまだ疑問が残ります。
 一応補償については、「1月12日の協議では強い異論もないまま、定額の日当を一律に支払うことで決着」との事ですので、まだ決定では無いようなので改善の余地はあるみたいですけどね。
 
 補償についてはまきなおねーちゃんも高い関心を寄せておられます
 こういう問題の場合、普通の会社員にだけ目がいきがちなんですが、しかしよく考えたら「さらに自営業の場合は、店そのものを閉めなければならなかったりと被害も大きいでしょう」とまきなおねーちゃんもおっしゃっているように、自営業さんの方が大変ですよね。
 単純にその日の売り上げの問題だけじゃなく、そんなにしょっちゅう店を閉めていたら信用問題になってきますからね。
 
 前回の裁判員の更新で紹介した与党案には、「裁判員を辞退できる理由は「病気・仕事・育児・介護など」で、個別に裁判所が判断する」という項目がありました。
 与党案が出来る前までの試案では、「仕事」では辞退出来ないとされていたのですが、与党案では「仕事」も理由に出来ると追加修正されました。
 だからもしかしたら自営業さんも「店を閉めると信用問題」と主張すれば裁判員を辞退出来るのかもしれません。
 しかし、気になる記事があります。
 27日の日経新聞の朝刊です。
 

 ●「忙しい」では辞退できず
 裁判員の候補者に選ばれても病気、育児、介護や仕事に大きな障害がある場合には辞退できる。与党では「会社の経営が危うい」「プロジェクトや農作業がヤマ場で現場を離れられない」などの場合を想定しており、単に忙しいという理由だけでは辞退は認めない。

 
 なんか微妙ですよね。
 お店を一人で切り盛りしている自営業者さんだと「現場を離れられない」と言えるんでしょうけど、「ヤマ場」では無いですよね。
 しかし「「忙しい」の一言で抜けられるといつまでたっても選考できない」(まきなおねーちゃん)というのももっともなことですし、最終的にこの辺を裁判所がどう判断するか注目したいところです。
 
 結局補償はどうなるのかは、まぁこの時点では分からないとしか言いようがないですね。
 ただ、やはり仕事を休んだだけの等価が支払われるのかは、ちょっと疑問だと思います。
 プロジェクトのヤマ場じゃなくてもそう簡単に休める仕事なんて、このご時世なかなか無いと思いますし、裁判ですから仕事を休まなくてはならないのは1日や2日じゃ済まないでしょうし。
 となると、やはりどうしても裁判員になりたくない、ということになって、会社の方から適当にプロジェクトをでっち上げて「現場を離れられない」と主張させるようになっちゃうような気がします。
 裁判所も、まさかそのプロジェクトの報告書を提出させるなんて事までしないでしょうから。
 
 また、裁判員になると、関わった裁判について一生涯守秘義務を負うことになります。
 朝日新聞なんかは「見過ごせない問題」とか「制度そのものが市民にそっぽを向かれかねない」(共に29日の社説より)なんて事を言っていますが、しかし人を裁くのですから一生涯の義務を負うのは当然だとは思います。
 それはいいんですが、しかしだからこそ、言葉は悪いですが「口止め料」ではないですけど、その義務の重さに見合う報酬を支払うべきなんじゃないかなと、やえは思っています。
 
 半強制的に招集されるワケですから、それなりの対価報酬が必要なんじゃないでしょうか。
 
 
 では次回こそ、与党案の中身についてについて具体的に見ていこうと思います。


平成16年1月30日

 民主党の制度悪利用

 みなさんに知って頂きたいことがあります。
 今日の更新の前書きで、「もはやこれ以上制度を逆利用した時間稼ぎなんで税金の無駄遣いにしかならないと思うんですけど、民主党さんどうでしょうか?」と書いたのですが、彼らの暴挙は止まりません。
 まぁ暴挙といってもいつものことと言えばいつものことなんですが、しかし多くの国民の人は知らないことだと思いますので、是非この野党の暴挙を知っておいて欲しいのです。
 
 実は今日はまだ本会議やっているんですね(現在30日20時45分)
 今日は朝から「イラク復興特別委員会」をやっていて、一応無事予定通り18時に終了しまして、(相変わらずその場でも「強行採決」してましたけど)今度は本会議にて「自衛隊派遣国会承認」を採決する、という段取りでした。
 だから元々今日は永田町が静まるのも、夜になる予定ではあったのです。
 だいたい21時ぐらいで全てが終わる予定だったらしいのです。
 
 しかし今日は多分全てが終わるのが深夜の1時を過ぎることになるでしょう。
 なぜか。
 今のところの予定のタイムテーブルをご覧ください。
 

18時
 イラク復興特別委員会
閉会
19時
 予算委員会       
開会
20時
   〃           
閉会
直ちに
 本会議          
開会
 
 斉藤イラク特別委員長の不信任決議案
提出
21時
   〃                     
否決
直ちに
 川口外務大臣の不信任決議案       
提出
22時
   〃
否決
直ちに
 石破防衛庁長官の不信任決議案
提出
23時
   〃
否決
直ちに
 小泉内閣総理大臣の不信任決議案
提出
24時
   〃
否決
直ちに
 自衛隊派遣国会承認
審議
26時
   〃
可決
 
(大臣の順番は違うかもしれません)

 
 これ、何が起こっているのかと言えば、野党は時間稼ぎのために順々にイラク問題に関係する委員長や大臣の不信任決議案を提出して、最後の「自衛隊派遣の国会承認」までの時間を出来るだけ後にに延ばそうとしているんです。
 どうしてこういうことが起きるのかと言いますと、不信任決議案が提出されたらいままで行っていた会議を直ちに全てストップして、不信任決議案の審議採決を最優先でしなければならない、というルールがあるためです。
 だから不信任決議案が出されたら、いやがおうにもその審議をしなければならないのです。
 そしてその審議採決には一回につきだいたい1時間かかるんです。
 
 こんなのまったくの時間稼ぎです。
 というか、時間を稼いでも全く何もならないんですけど、結局民主党は「自分たちは与党に抵抗している」というパフォーマンスをしたいだけなんですね。
 嫌がらせ&パフォーマンスです。
 制度を逆利用、いえ、悪利用してまで、自分たちのアピールの場にしているんです、民主党は
 一昔前当時の社会党が「牛歩戦術」とかいうバカ丸だしの戦術で世論の大反発を受けたことがありますが、それと基本的にはなんら変わらない行動を民主党はとっているんです。
 こんなことが許されるのでしょうか。
 
 今「衆議院TV」を確認しましたら、なんとまだ予算委員会が休憩中になっています(21時現在)
 ちょっと未確認なんですが、どうも野党が委員会に出席しようとしないという理由らしいのです。
 一体今日(明日)は何時で終わるんでしょうか。
 
 このバカの行為で、衆議院議員は当然のことながら、その秘書さん達、衆議院の職員さん達、はては外務省や防衛庁等の関係省庁のお役人さん達も超ロングラン残業です。
 しかも残業といっても、やることと言えば「本会議が終わるのを待つ」だけです。
 まぁお役人さん達はついでにたまっているお仕事をなされるんでしょうが、どっちにしてもたまったもんじゃないでしょう。
 こんな時間と税金の無駄が許されるのでしょうか。
 
 民主主義の原則は、議論と多数決です。
 しかし民主党は、ずーーーーっと前から同じ質問を繰り返し全くかみ合わない議論を繰り返し、そして多数決でかなわないからといって制度を悪利用して嫌がらせな悪あがきをしてパフォーマンスに終始します。
 ハッキリ言って、民主党は民主主義の精神を踏みにじっています
 どういう意味での“民主”党なんでしょうか。
 
 民主党はこんな党です。
 社会党から全く何も全然変わっていません。
 何が二大政党で、どこが政権を担当しうる党なのか、やえには全く分かりません。
 
 今現在起きているこの出来事を、是非とも皆さんに知ってもらいたいと思います。


平成16年1月31日

 新55年体制

 おや、誰かと思え貴方でしたか
 こんにちは。
 お元気ですか?
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 結局昨日の本会議はこの記事の通り、野党が欠席しているという中で採決されました。
 つまり総理等の不信任決議案は提出されなかったようです。
 それでも、本会議の前に行われていた予算委員会にもついには野党は出席しなかったため、折衝にかなり時間がかかって、全て終わったのが1時過ぎになったそうです。
 そういえば昨日ココに載せたタイムスケジュールにも終わるのが1時過ぎ頃になっていましたが、1時をすぎると流石に疲れるので、1時までに終わらせられるようにと時間がかかる不信任案はやめたのでしょうか。
 
 しかし民主党はおかしいと思いませんか?
 やっぱり「強行採決」とマスコミに書かれている先に行われたイラク復興特別委員会では、民主党は「まだまだ議論をするべきだ」という主張の下、委員会に大混乱を巻き起こしたのです。
 しかしそれなのに本会議の議論を自ら放棄して欠席するとは一体どういう了見なのでしょうか。
 全く意味が分かりません。
 完全に矛盾しています。
 
 こちらの記事をご覧ください
 

 与野党は30日深夜まで、国対委員長会談などを断続的に開いた。自民党の中川秀直国対委員長が強行採決を陳謝し、31日午前に予算委でイラク問題の追加質疑を行ったうえで、同日午後の本会議採決を提案。しかし、野党側が拒否したため、与党は幹事長・国対委員長会談を開き、派遣承認案などを衆院本会議に緊急上程し、衆院通過を図ることを確認した。

 
 ここまで自民党が譲歩しても、何にも民主党は応じないのです。
 なにやらイラク委員会で「自民党の議論は結論ありきだ」なんて批判をしていましたが、民主党こそ「反与党ありき」でしかない態度なのではないでしょうか。
 
 所詮これもパフォーマンスなんです。
 民主主義の大原則にのっとるのであれば、しっかりと本会議に出席して、ルールの上で議論して、そして採択するべきなのです。
 しかしそれだと、「自民党に抵抗している姿」がハッキリと形になって見えづらい、と民主党は考えているのでしょう。
 そして欠席すれば「与党が強行採決した」とマスコミが喧伝すると踏んで、パフォーマンスのためにルールを破ったのです。
 結局民主党は何が一番大切かと言えば、民主主義でもなく議論でもなく、まして平和とは何かということを考えるのではなく、ただ単に国民に対して「自民党に抵抗している」というパフォーマンスをすることが一番大切なのです。
 そしてマスコミがそれに共謀するワケです。
 
 案の定テレビなんかでは「自民党が採決を強行した」なんて否定的なニュアンスで伝え、そしてタレントとかを使ってイメージを悪くするようなコメントをしゃべらせていました。
 変わらない手口です。
 しかしルールを破っているのは民主党のハズです。
 一般常識を考えれば「会議に出席しない」というのは悪いことだと思うんですが、小学生でもそう思うと思うんですが、マスコミの世界では違うんでしょうか
 それとも民主党が主張することは全て与党は受け入れなければならないのでしょうか。
 では民主主義っていったい何なのか説明してもらいたいところです。
 
 とろこで、昨日は民主党は「総理等の不信任決議案を出すようだ」とお伝えしたのですが、結局「本会議欠席」という手段を用いました。
 嫌がらせ的には不信任案の方がダメージが大きそうなんですが、ではどうして欠席の手段を用いたのでしょうか。
 実はこれ民主党の内部事情があるのです。
 みなさんもご存じのように、民主党は寄せ集めの党です。
 横路孝弘議員をはじめとする過激左派の旧社会党系の議員もいれば、西村真悟先生をはじめとする超保守の自由党系の議員もいます。
 さらには元々は自民党で政権与党の座に着いていた議員さんもいらっしゃいます。
 このような民主党には、選挙のために自由党とくっついたという経緯もあり、議員の考え方もかなりバラバラです。
 そんな民主党は、小泉さんが「(イラク問題に対して)では民主党はどうしろと言うんですか?」とあきれ顔で言ってしまうぐらいの、「反自民」という薄っぺらなスローガンだけで一致していると言ってもいいでしょう。
 だから実は、民主党の議員さんでも、元自民党系の議員さんや保守系の議員さんの中にもこの「自衛隊派遣の承認」に賛成的な考えを持っている人がいて、もしかしたら採択には造反して賛成に回る議員がいるんじゃないのかという憶測が流れていたんです。
 ここまで言えばもうおわかりでしょう。
 そう、どうして民主党が本会議を欠席したのかと言えば、この造反を外に漏らしたくなかったからです
 
 自民党の中では、古賀誠先生とか加藤紘一先生や亀井静香ちゃんが欠席したことを報じられていますが、もしこれが民主党出席のもと(総理等の不信任案を否決した後に)本会議で採択がなされていたら、「自民党では古賀議員らが欠席し、民主党からも○○議員が賛成に回りました」なんて報道がなされていたことでしょう。
 ただでさえバラバラな民主党ですから、このような事態はどうしても避けたかったのです。
 
 だからの「欠席」なんです。
 「自民党が議論に応じない」というのは都合の良い口実にすぎないのです。
 それは、「議論に応じない」と言いながらも本会議に欠席して自らが議論を放棄しているという矛盾を見れば一目瞭然だと思います。
 所詮この党はこんな程度なのです。
 
 最近のこんな民主党の態度を見ていて、やえは最近思いってきたことがあります。
 もしかしたらこれは新しい「55年体制」なんじゃないでしょうか。
 去年の衆議院選挙で「二大政党制」が確立したと言えるのだったら、つまり「03年体制」と呼べばいいのでしょうか。
 所詮野党は反対ありきで政権を取る気は無し。
 与党は多少野党の顔を立ててあげつつ政権運営をしていく。
 今の民主党の態度を見ていれば「55年体制」の社会党と全く変わらないですもんね
 
 まぁ意外とこれはこれでイイ感じなんじゃないでしょうか。
 与党になると大変で、野党のままだとほどよく国会議員として活動できるから野党のままがいい、と思っている議員さんもけっこういらっしやるようですしね。
 
 55年体制が崩壊した後、「失われた10年」がありましたが、その後取り戻したものといえば「新55年体制=03年体制」の確立でした、というお話でしょうか。
 
 ちゃんちゃん 
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、03年体制を応援しています。


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