☆やえニュース☆

人権擁護法案総論(10)−最後に−駄々っ子民主党人権擁護法案一問一答集−氏名公開のプロセス−世界ヘビー級統一選手権シングルマッチ60分一本勝負運動という麻薬小さなコトからコツコツと小泉メルマガレビュー経済制裁の責任自衛隊国軍化こそが全ての解決への唯一の道国軍化についてさらに語るぞ

平成17年6月16日

 人権擁護法案総論(10)−最後に−

 
 こんなメールをいただきました。

 気になるのですが、法務省がいろいろ手直しの案を出した分について、それは法案に挿入・改定された状態になっているのでしょうか。
 もし、A条B条のような形のままだと、現在「自民党内で修正せずに走ろうとしている」という噂がほんとだった場合、いや、与謝野氏が「真の人権擁護を考える懇談会」の案を否定した形からして、A条B条は追加されずに進んでいきかねないと思うのですが。

 えーとですね、4月8日に提示された修正案というモノは、これは実際に法案条文をいじった形で提示されています。
 修正案文は今まで何度も引用してきましたが、あれは、法務省が出したペーパーをそのまま書き写していますから、その辺はご心配無いと思います。
 ただ、4月21日に提案された3つの修正案については、やえはペーパーを手に入れていません。
 存在していないかもしれません。
 この辺は、やえは信じている、としか言いようがないですね。
 というか、可能性を言いだしたらキリがないんですけど、今実質的にはこの法案の自民党での議論はストップしているワケでして、なにかのキッカケで、いきなり今まで提示した修正案を一気に白紙に戻して、以前衆議院に提出された法案そのままでまた再提出されるという可能性も、それは全く否定は出来ないんですね。
 現段階では、あくまで非公的団体である、自民党という一政党内だけの手続きに過ぎないのですから、変な話、強行採決されたところで法律違反では無いので、どうやろうともやりようはあるのです。
 ですから、やえは、今の段階においてはもはや「自民党を信じている」としか言いようがないんですね。
 政権政党であり責任を一番よく分かっている自民党であるならば、何の説明もなしに修正案を撤回するコトは無いんじゃないか、と信じているんです。
 それ以上も以下もない、というか、それしか出来ないので、申し訳ないのですがそう思っていますとしか言いようがありません。
 
 また、「真の人権擁護を考える懇談会」の方は、ちょっと事情が違うと思います。
 そもそも対案としてはほとんど形になってなかったようですし、中身も以前触れましたようにちょっとお粗末でしたから、一概に同じように考えるコトはできないんじゃないかと思っています。
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 
 さて。
 ひとつ付け加えがあります。
 
 これは6回目の自民党の法務部会で報告されたのですが、第八十三条は削除されるコトになっています。

 (関係行政機関等との連携)
 第八十三条 人権委員会、厚生労働大臣及び国土交通大臣は、この法律の運用に当たっては、関係行政機関及び関係のある公私の団体と緊密な連携を図るよう努めなければならない。

 この「緊密な連携を図るよう努めなければならない」という文言は、広島の「八者懇談会合意文書」を彷彿とさせるような、解同が広島の教育に堂々と入り込んできた時の足がかりとなったようなかなりこわい文言だったのですが、様々な議論の末、ここは削除されました。
 人権擁護委員の条文でもそうなのですが、やはり一部の私団体が強権をふるうような事態を望んでいる人・議員さんなんていないワケですから、この辺は柔軟に対応されたのでしょう。
 修正案が出されてから、プラスの方向に進んだというのは、間違いの無い事実だと思います。
 
 
 条文の点検という意味では、とりあえずはこれで以上です。
 今後も、いろいろと捕捉のようなモノは書いていこうと思っていますが、もし、見落としている部分や、もっと細かく点検してほしいといったいようなところがありましたら、ご遠慮なく言ってください。
 
 
 さて、最後にいくつか言っておきたいコトがあります。
 
 この法律は、確かに究極的な目的というか、根本的な願いみたいなモノは、確かに差別を無くすコトにあります。
 しかし、いくら頑張ったとしても、法律だけでは差別を無くすコトなど出来はしません
 もちろんこれはこの法案に限らない話でして、どんな法律でも、例え国民の100%の支持のある法律であろうとも、それは不可能です。
 ですから、この法律が出来たとしても差別はなくならないでしょう。
 
 では、なぜこの法律が必要なのか。
 
 決して人の心までを法律で縛るコトは出来ません
 ですから、誰かを蔑んだり、特定の集団に対してよい感情を持たなかったりするのは、これはもはやどうしようもないのです。
 もしなんとかしようとするのであれば、教育のレベルでどうこうして、やっとなんとかなるという話でしょう。
 ですから、心の中までをどうこうしようというのがこの法律の趣旨ではないのです。
 
 では、この法案は一体なにをどうする法律なのかと言いますと、つまりは、外面的な差別行為を規制するというモノなのです。
 差別的な取扱いをしてはならないとか、差別的な言動を公の場で表現してはいけないとか、そういう、ある意味、目に見える行為だけを禁止しているワケなのです。
 言い換えれば、この法案も、行為だけしかどうにも出来ないのです。
 
 そもそも法律とはそんなモノです。
 人を殺すという行為は犯罪ですし、「あいつを殺す」というコトを多くの人の目に触れるようなところで表明したり書いたりするのも犯罪ですが、「あいつを殺したい」と思うだけならそれは誰にも罰するコトはできないですよね。
 外面的な目に見える行為は法律によって取り締まれますが、心の中だけはどうしようもないというのは、言うまでもないコトです。
 それと同じように、差別的な取扱いや、差別を助長するような出版物、また弱者に対する暴力などは、当然取り締まらなければならないコトですし、ネットでも書籍物でも公の場での差別的な言動も取り締まるべきです。
 しかしそれを取り締まったところで、その人が持っている差別心までをも取り締まれるのかと言えば、それは決して出来ませんね。
 
 この法律だけで差別が0になるとは誰も思ってはいないハズです。
 しかし、外的に何か人を傷つけたりするような行為は、法律を作って縛る義務があります。
 外的な、行為の部分おいての差別的な言動というモノを、法治国家として放っておくコトは許される行為ではありません
 それは、明文化の文化によって形作られている近代法治国家として、キチンと法整備するのは当然の責務なのです。
 ここをまず基本的に理解する必要があるのではと思います。
 
 
 もう一点。
 さっきのコトと基本的には変わらないのですが、先日あまおちさんにも登場してもらって、「差別の現実」というお話をいたしました
 その時は、いろいろと事例を挙げただけで、コレについてどう考えるかというコトは敢えて言わなかったのですが、まずここで一番大切なコトは、「現在差別が行われている」というコトではなくて、「過去に差別が存在した」という100%の事実だという部分です。
 つまり、「今差別がない(と自分では思っている)のに、なぜ新しい法が必要なのか」という意見がありますが、しかそれは前提から間違っている意見なのです。
 なぜ必要なのかと言えば、「過去に差別が存在したのだから、今もし本当に差別がないのは幸せなコトなのですが、未来も100%差別が生まれないという保証などどこにもないワケでして、過去に事例があった以上は、だからこそ法律を今のうちに整備しておくコトが大切なんです」と説明するコトになるのです。
 
 例えば、今日殺人事件が一件も起こらなかったと言って、じゃあもう殺人に関する法律はいらない、と言って納得する人は存在するでしょうか。
 また、今現在日本を攻撃している国は無いのだから、軍隊・自衛隊なんていらないという意見も、そう主張する脳内お花端な人はいますが、少なくとも当サイトをご覧になっている人の中には賛成する人などいらっしゃらないと思います。 
 もしこの法案が、完全に予見だけの想像だけの想定だけの話であるのであれば、まだ一行の余地はあるかもしれませんが、しかし、この法案で規定している差別行為というモノは、すでに過去において多く繰り返されてきた差別行為なのです。
 ですから、それを見逃したままにするというのは、今後のために予防措置を執らないという行為は、果たして法治国家として本当に責任を果たしていると、胸を張って言えるのでしょうか。
 それは不作為なのではないでしょうか。 
 それらを考えるのであれば、「今差別なんて無いじゃないか」とか「現在起こっている差別問題を具体的に示せ」と言った意見は、全く筋違いの意見だと思います。
 
 過去においてもそんなに非道い差別事件があったワケじゃないのに、とかいう感じのコトを言っているサイトさんがとても多いのには、もうビックリするしかありませんでした。
 十四歳のやえが言うのもなんですが、最近の若い人たち、ブログ世代の人たちっていうのは、そういう感覚なのかなと、そんなにやえが浮世離れしているのかなと、思わずにいられませんでした。
 現在においてそのような感覚の人たちが増えれば、それは本当に差別のない(かなり少ない)社会が出来るのかもしれないという、ある意味頼もしさ、期待感が、それなりに持てるかもしれないとはちょっと感じましたが、しかし過去においてもその感覚をそのまま当てはめるというのは、やっぱり困るワケです。
 過去の事例は事実そのものなのですから、これを自分の感覚で語るというのは、それは違うワケです。
 ちょっと調べれば、先日やえやあまおちさんが挙げたような例や文献はいっぱい出てくるのですから、どうかそれらのような資料文献にも耳を傾けてほしいと思います。
 
 例えば、部落問題で有名な文献としては、島崎藤村の『破戒』があります。
 
 
 総論のいちばーんはじめに言いましたように、そもそもやえは、この人権という概念そのものがあまり好きではありません。
 というか、自由とか権利とかいう言葉も、本来は好きではありません。
 そんな言葉が無くても人は生きていけますし、日本人はずっとそう生きていたワケで、逆にそんな言葉が生まれてしまったからこそ、自由も権利もどこまでも拡大解釈され、相手を罵倒したりけなしたり、差別するような言葉をはきかけるコトさえも表現の自由だと開き直る輩もいっぱいいてしまうようなコトになってしっています。
 
 時々「思うコトは誰にも止められないんだ」とか言う人がいますが、確かにそれは正しいです。
 それは今回も上で言いましたよね。
 しかし、「思うコトは自由だ」と言いながら、それを公の場、特にネットなんかに書いてしまっている人が、これがとても多いんですね。
 「思うコト」と「書くコト」は、全く別の違う行為です。
 公の場で書くコト、しゃべるコト、表現するコトは、無制限に自由なのでは決してなく、それなりの責任を持ってはじめて出来る行為なのです。
 「表現の自由」というモノは、なんでも好き勝手に書いてもいいというワケでは決してありません。
 
 この法案によって「表現の自由が侵される」なんて言っている人がいて、また2chが潰されるという人もいますが、例えばたまに2chで「○○は部落だ」といった完全な中傷目的の書き込みが、今現在実際にあったりしています。
 現状ではけっこう放置されたままなところがありますが、こんなのは本来許してはならない行為なのです。
 ですから、この法律が成立した後に、このような書き込みをした者に対しては、それなりの処置が下されるようになるかもしれません。
 しかしそれによって「言ったとおり2chをつぶしにきた」とか「言論の自由の侵害だ」とか主張するのは、全くのお門違いです。
 
 今2chでも、殺人予告のような書き込みに対してはかなり厳しい対応をしていますが、それ以外に関してはけっこう放置されていたりします。
 しかしこのようなコトは本来は放置していてはならないハズですし、もしこれが2chのような匿名のネットではなく、一般の書籍だったら、即座に何らかの対応がなされるでしょう。
 もしかしたらこのような書き込みをしている人というのは、差別なんて意識していなくて、ただ面白くて煽っているだけかもしれませんが、むしろ差別というモノはそういうモノであり、加害者が自覚していないケースというのは多分にあるワケで、そういう事例に対して、啓蒙から氏名公開までのキツい勧告まで様々な対応が柔軟に取れるこの新しい人権法には、それなりの効果を期待するコトが十分に出来るのではないかと思っています。
 氏名公開まで至らない勧告や、ただの注意ぐらいで差別的書き込みがやめられれば、それは差別してしまった側にとっても、今後公の場に文章を発表するコトの責任の重さと、人権というモノに対する考え方を考え直せるよいキッカケになるでしょうし、もちろん差別される側にとっても望ましい結果になるでしょう。
 裁判では、ほとんど白黒ハッキリさせるような結果しか待っていないワケですが、この法律なら、差別問題などの理解を深められるという結論もあり得るのです。
 責任という問題は、もうちょっとよく考え直してみる必要があるのではないでしょうか。
 
 結局、「差別なんて今は無い」とか言っている人も、実はただ単に「気づいていない」「自覚していない」だけの可能性が非常に高いワケです。
 過去においてはとても非道い差別が実際にあったワケですし、また現在でも安易に他人のコトを「部落だ」とかなんとか言ってしまっている現状があるワケです。
 こういう現状を正しく認識していない人にとっては、なぜこんな法案が出てきたのか理解できないのかもしれませんが、しかし現実はそうではないというのは、やはり知っておかなければならないコトなのではないかと思います。
 今回の更新の最初の方に、決して差別は0にはならないでしょうし、この法律が成立しても差別を0にするコトなど決してできはしませんと書きましたが、しかし差別を0にしようとする方向に努力するというコトはとても大切なコトです。
 そして、その方向に歩みを進めるためには、やえは、議論をするコトが一番大切で有効なコトだと思っています。
 何が差別で、何が差別でないのか、どう人は意識を持つべきなのか、これらは全て時代や場所や場合によって変わってきます。
 だからこそ、その場その時その場合によって、他人との意識のギャップを埋める作業、つまり議論をする必要があるんだと思います。
 それが最も差別を0にする方向に向かうコトではないのでしょうか。
 やえは、この法案が出来るコトによって、少なくとも現状よりは、差別に関する議論が行いやすい環境になるのではないかと期待しています。
 
 
 現在ネットでは、この法案に対する議論はとても活発に行われていますが、残念ながら、差別そのモノに対する議論は全く聞かれませんでした
 あるのは、自分に不利益があるかどうかというモノばかりで、結局差別なんてどうでもいいという感じが、全体的にどうしても受けました。
 しかし一番考えなければならない議論というのは、差別をどう考えるかという部分です。
 今後、この法案がどうなるか分かりませんが、せっかくここまでこの問題に多くの人が関心を持ったのですから、その多くの人たちは今後人権という問題や差別という問題の本質の議論もして欲しいと思っています。
 ただ「法案に賛成したー反対したーわー」というだけでは決して終わって欲しくないと思います。
 
 そんな願いを込めながら、とりあえず「総論」としては、ここでいったん筆を置きたいと思います。
 長々とご静聴ありがとうございました。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、差別根絶を応援しています。
 

平成17年6月17日

 駄々っ子民主党

 
 どこまでも害悪しか生み出さない番組ですね・・・。
 『北朝鮮への経済制裁に関し「万が一裏目に出て不測の事態が生じないかも心配だ」と指摘』というのは、キチンと筋の通っている意見ですから、これを発言し議論するコトは、まっとうな言論活動です。
 まして、あらゆる可能性を吟味して結論を出すのが国会という場のハズですよね。
 しかし、今回呆ステの古舘がやったのは、被害者を盾にしての反論を許さないという、ただの言論弾圧です。
 こういう空気をマスコミが率先して作っていくのですから、どうしようもありません。
 言論の自由の敵はまさにマスコミ自身なんですね。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 連日重い話ばかりしている気がしますので、今日は気分を変えて、軽く民主党でも見てみようと思います。
 
 今年の通常国会は、予定通りならそろそろ会期が切れる時期にきています。
 しかし、小泉内閣にとっては最も大切な最重要課題である郵政民営化法案がまだ成立していワケでして、このまま国会を続けても、せっかくの法案も、期限切れで廃案となってしまいます。
 ですので、政府・与党としては、この通常国会の会期を延長して、時間をそれなりにとることによって、議論の時間をとり、成立をさせようという思惑を持っているワケです。
 まぁ郵政問題が無くても、だいたい通常国会は会期延長されるモノだったりはするんですけどね。
 で、今日、その会期延長の手続きの本会議が予定されているのです。
 
 ところが、民主党がそれに全面反対しているのです。
 理由はよく分かりません。
 おそらく郵政民営化法案に反対するためなのでしょう。
 だから会期延長を阻止すれば、自動的に法案は廃案となって、やれやれ一安心だと、そういう算段なんだと思います。
 
 そもそもこの手の「改革路線」というモノは、民主党の方が元祖と自ら公言していたハズなのですが、しかし、実際にやっているコトと言えば、議論の場を作るという郵政特別委員会の設置自体にすら反対し、会議の出席までをも拒否し、なんら生産性のない、反対のための反対のお手本のようなコトしかしていません
 改革路線を自認するのであれば、本来なら、キチンと自民党と話し合いの場を持ち、議論をして、国民に対してよりよい法律を作るべく努力をすべきでしょう。
 結論的な方向性はだいたい同じようなところにあるのでしたら、法案に全面反対するのではなく、選挙の結果である議席数の割合に応じたようなそれぞれの政党の意見が反映されるような法案になるよう、努力する義務が政治家としてあると思います。
 しかし民主党は、議論そのものを拒否し、なおかつ対案すらも出せていないという、とんでもない責任放棄をしてしまっているのです。
 これでは何がしたいのかさっぱり分かりません。
 
 というか、民主党は対案、つまり「郵政民営化民主党法案」など出せはしないのです。

 岡田代表は「将来的に郵貯・簡保は民営化が望ましい」と述べ、党内調整を指示したこともある。だが結局、労組系議員らの反対で頓挫した。いくら廃案を叫んでも、力がこもるはずもない。

 これ、ある新聞の今日の社説なんですけど、それがなんとあの朝日新聞の社説なのです。
 朝日すら認める、労働組合にしばられている民主党の体質
 民主党こそが、一部の利権団体の代弁政党なのです。
 
 対案を出さず、議論すら拒否する民主党は、十分これだけでもトンデモナイと言わざるを得ないのですが、さらに民主党という政党は、言っているコトがコロコロ変わったりするので、もうどうしようもありません。
 今回民主党は「これ以上議論なんてするな。会期延長するな」と言っているワケですが、過去には全く真反対のコトも言っています。
 
 例えば、平成15年11月17日のやえの更新で書いてあるのですが、この年に行われた衆議院解散による総選挙後の特別国会の際に、民主党はこの国会の会期を延長しろと言っているのです。
 また、平成16年8月5日の更新で言っているのですが、今度は参議院の通常選挙後に開かれた臨時国会の際にも、民主党は年金問題を議論するために会期延長しろと主張しています。
 他にもさがせば、いくらでも例は出てくるでしょう。
 
 ただし、こう例だけを挙げれば、それぞれ違う事情があるんじゃないかと、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 しかしですね、その事情というモノを詳しく見ると、さらに民主党はとんでもなかったりするんです。
 
 というのも、平成16年8月5日の更新でも同じコトを書いていますが、これらの「解散後の特別国会」「任期満了後や参議院の選挙の後の臨時国会」というモノは、これは「議長・副議長などを決めるための特殊な国会」というのが通例なのです。
 逆に言えば、だからこそわざわざ法律ででも、解散後は“特別国会”を開くようにと定められているワケです。
 ですから、そのような特殊な国会をわざわざ延長して開けと言っているのは、完全に非常識な話なのです。
 
 このように民主党は、常識的にはあり得ない場合で延長を主張し、一方議論が本当に必要な場面においてはそれを拒否しようとするのです
 まったくぜんぜんむちゃくちゃなんですよね。
 どこまで突っ走れば気が済むのでしょうか。
 全く理解に苦しみます。
 
 さきほど、本日一回目の衆議院の本会議が終わったようですが、そこで民主党議員がこんなコトを言っていました。
 
 今回の「会期延長案」は55日間であり、となれば終了日は8月13日です。お盆にかかるのです。こんな非常識な話は無いのではないでしょうか。
 
 はぁ・・・。
 先ほど挙げました平成15年11月17日の例ですが、よく見て下さい。
 11月17日ですよ?
 これで延長しようものなら、年越しは確定的じゃないですか。
 例え10日間だけの延長だけだったとしても、それでも終わるのは27日、これは完全に「年末」ですよね。
 それとも5日間ぐらいの、ハッキリ言ってなにか意味があるのかさっぱり分からない超短期延長でも民主党は主張されていたのでしょうか
 
 ま、平成16年8月5日の更新でも書きましたように、民主党の議員さんは、すでにお盆休みの予定を組まれているのでしょう
 だから、お盆にかかるのはトンデモナイと言っていたのだと思われます。
 これならやえも理解できます。
 本来は休みの日なのに、どうして働かなければならないんだと思うコトは、これは人間としてふつうの感情ですもんね。
 青筋たてて怒る気持ちも理解できますよ
 はい。
 民主党さんは、がんばって、自民党から休みを勝ち取って下さいね
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、お盆休みを応援しています。
 

平成17年6月19日

 人権擁護法案一問一答集−氏名公開のプロセス−

 
 人権擁護法案について、簡単に問題点と呼ばれている部分を書き出しました「一問一答集」を作るコトにしました。
 基本的には総論で書きましたコトの重複となるでしょうけど、こちらの方がよりわかりやすいと思いますので、少しでもご理解の手助けになればと思っています。
 また、疑問点などありましたら、おっしゃってください。
 やえとしましても、やえが気づいていない点もあるかもしれませんし、また更新のネタが助かりますので(笑)よろしくお願いします。
 
 では行きましょう。
 
 
 Q.「自分の信念があれば氏名公開されても問題が無い」と言うのは乱暴すぎる
 
 A.なぜか最近よく頂くご批判です。
 しかしですね、もうちょっと条文ややえの文章を読んでもらいたいと思いますし、センセーショナルな単語だけを切り出して批判するのはやめていただきたいと思います
 
 総論の該当場所を提示しておきますね。
 詳しくはこちらに書いてあります
 
 で、氏名等公開とは特別救済措置の1であるワケですが、実際ここに至るまでにはかなり長い手続きを経なければたどりつきません。
 条文的には第六十条第、六十一条に当たりますが、ここではこうなっています。

 (勧告)
 第六十条
 人権委員会は、特別人権侵害が現に行われ、又は行われたと認める場合において、当該特別人権侵害による被害の救済又は予防を図るため必要があると認めるときは、当該行為をした者に対し、理由を付して、当該行為をやめるべきこと又は当該行為若しくはこれと同様の行為を将来行わないことその他被害の救済又は予防に必要な措置を執るべきことを勧告することができる。
 2 人権委員会は、前項の規定による勧告をしようとするときは、あらかじめ、当該勧告の対象となる者の意見を聴かなければならない。
 3 人権委員会は、第一項の規定による勧告をしたときは、速やかにその旨を当該勧告に係る特別人権侵害の被害者に通知しなければならない。
 4 第一項の規定による勧告を受けた者は、当該勧告に不服があるときは、当該勧告を受けた日から二週間以内に、人権委員会に対し、異議を述べることができる。
 5 前項の規定による異議の申述があったときは、人権委員会は、当該異議の申述の日から一ヶ月以内に当該異議について検討をし、当該異議の全部又は一部に理由があると認めるときは第一項の規定による勧告の全部又は一部を撤回しなければならない。
 6 人権委員会は、第四項の規定による異議の申述をした者に対し、前項の規定による検討の結果を通知しなければならない。
 7 第三項の規定は、第五項の規定により第一項の規定による勧告の全部又は一部を撤回した場合について準用する。


 (勧告)
 (勧告の公表)
 第六十一条
 人権委員会は、前条第一項の規定による勧告をした場合であって、次の各号のいずれかに該当する場合において、当該勧告を受けた者がこれに従わないときは、その旨及び当該勧告の内容を公表することができる。この場合において、当該勧告について異議の申述がされたものであるときは、その旨及び当該異議の要旨をも公開しなければならない。
  一 当該勧告について異議の申述がされなかった場合
  二 当該勧告について異議の申述がされた場合であって、前条第五項の規定により当該勧告の全部の撤回をするに至らなかった場合
 2 人権委員会は、前項の規定による公表をしようとするときは、あらかじめ、当該勧告に係る特別人権侵害の被害者及び当該公表の対象となる者の意見を聴かなければならない。

 この部分は、自民党の法務部会を経て訂正がなされている部分です。
 で、手順をわかりやすく書き出してみましょうか。
 
  「人権侵害があったと報告される」
 →「人権委員会がそれはやめなさいと勧告するコトを決める(まだ勧告は出してない)(第六十条1項)」
 →「人権委員会が勧告対象者から意見を聴く(同条2項)」
 →「勧告すべきと委員会が判断したら勧告を出す」
 →「勧告対象者がそれに不服である場合委員会に異議を申し立てられる※(同条4項)」
 →「人権委員会は異議に対して検討をし、意義が正当と認められれば撤回しなればならない(同条5項)」
 →(正当と認められず勧告に従わない場合)
 →「被害者と勧告対象者の意見を聴く(第六十一条2項)」「その決定に従わなかった時氏名等の公開がなされる(第六十一条)」
 →「ただし異議申述の議論の内容もあわせて公開する必要がある(第六十一条)」
 
 こうなります。
 人権侵害をしたとされる人物にも、何度か意見を言う機会がちゃんと与えられています
 「勧告を出す前」「勧告を出した後」「異議申述で勧告が必要であると判断された後」そしてそれぞれの段階でもし人権侵害をやめると言えば氏名公開には至らないワケです。
 それは第六十一条に「当該勧告を受けた者がこれに従わないときは」とハッキリと明記されてありますね。
 それに従えば公開はされないのです。
 
 つまり、ここまで議論した上で、なお人権侵害をしたとされる人物がまだ自分の行為は正当であると主張しつづけるのであれば、それはかなり強い信念を持った人物だと言えるでしょう。
 自分が気づかずに相手の人権を侵害していたり、悪ふざけの延長でやってしまった場合というのは、勧告がなされた時点ですぐに「もうしない」と謝罪するハズです。
 謝罪すればそこで公開などされずに終了です。
 自分の主張に自信が持てないのなら、信念など無いのであれば、さっさと謝罪しましょう。
 しかしそうでないのであれば、最後まで戦うというのであれば、その主張も意見として尊重されるコトになっています。
 
 それが第六十一条の「当該勧告について異議の申述がされたものであるときは、その旨及び当該異議の要旨をも公開しなければならない」という部分です。
 ここまで信念をもって主張を続ける人物にとって、自分の主張も人権委員会が一緒に公開してくれるのですから、むしろ信念を持っている人物にとっては願ったりかなったりでしょう
 これで世に自分の考えが正しいかどうか問い直せるのですから。
 ただ人権委員会に「人権侵害するな」と一方的に言われるだけなら腑に落ちない点もあるでしょうが、自分の主張も公開してくれるのですから、こんなの逆に効果が上がるのか疑問にすら思ってしまいます。
 
 ただし、※の部分において、異議申述をしなかった場合、つまり勧告が来たのにも関わらずバッくれた場合というのは、氏名公開措置がなされます。
 これはバッくれる人が悪いのですから弁解の余地無しでしょう。
 
 公の場で何かを表現する、文章などを公開するのであるならば、それだけの責任が発生するのは当然の話です。
 それは匿名掲示板でも2chでも同じです。
 決して何を書いても許されるというモノなどありません
 許される場があるとしたら それは自分しか見ないチラシの裏とか鍵のかかった日記帳ぐらいなモノでしょう。
 覚悟が持てない人は公の場に文章などを載せるべきではありません
 載せてはなりません。
 もしその程度の覚悟しか持てないのであって、人権侵害をするような文章の載せてしまったら、すぐに謝罪して撤回し削除しなさいというコトです。
 
 これは何も人権法の制度だけの話ではありません。
 人権意識、という言葉はやえは本来は嫌いなのですが、自分が何を言っているのか、どう不特定に対して影響を与えるのか、そういう意識を持つことは最低限の義務です。
 プロだってアマチュアだって、公の場に文章を載せるという行為に対しては等しく責任を負わなければなりませんし、だからこそ人権意識が低いのであれば、文章を書くべきではありませんし、信念が無いのであれば、人に言われるままに撤回するのが妥当でしょう。
 この問題は、人権法が出来てから撤回しなければならなくなってしまったというコトなのではなく、今だってそれは変わらないのです。
 もし今でも“人権意識”が低い人が、無意識のまま人権侵害な文章を載せているのであれば、それはとても問題であり、早く指摘し撤回させなければならないでしょう。
 そして人権法は、その手段を整える法律なのです。
 やえは、こういう手順があり、人権侵害をしたとされる信念が何度も問えるようなシステムになっているからこそ、「信念があれば氏名公開をされても問題ない」と言ったのです
 
 
 これについて、ちょうどいい例となるメールを頂きました。
 この前やえとあまおちさんで、過去実際にあった差別の事例をいくつか挙げましたが、その中に、ハンセン病の元患者に対して宿泊拒否したホテルのオーナーについて触れました。
 これについてこのような意見を頂いたのです。

 思うに、実際にホテル支配人(が全面的に支持したという話でしたよね)が本当にハンセン氏病患者(元患者)を差別していたのかは、ちょっと微妙な気がします。
 というのは、確かにホテルのしたことは傍目から見れば差別に他なりませんが、ホテルとなると大浴場やらなんやらでその他のお客様の目に触れる可能性が高く、そうした場合ホテルとしては差別したくなくとも(この病気について理解していたとしても)、その他来られるお客様や常連客、常連企業などがどう思うのか、という大きな問題があります。
 
 ホテルの最大の収入は、企業客です。常連企業が年に数回、大人数で泊まりに来てくれることで収支をまかなっていることが多く、個人客とは比較にならない重要性を持ちます(これも差別かもしれませんが。)
 そうした企業団体客とブッキングする形でハンセン氏病患者を招き入れることに、企業側が納得してくれれば良いが、そうでない可能性は大きいです。
 それはホテルとしても何よりも避けるべき事態であったはずです。
 
 すなわち「自分たちが差別すべきではないと考えていても、他のお客様がどう思われるかわからない」というところで、サービス業としては死活問題になりかねない部分もあるのではないかということです。

 確かに、そのような考え方はあると思います。
 この前は差別の実例をわかりやすく示すのが目的でしたので、あまり中身に触れず簡単に説明したのですが、確かにもうちょっと配慮すべきだったかもしれません。
 
 でですね、例えばこの場合、現実にはこのホテルはどうなったでしょうか。
 確かやえの記憶が正しければ、廃業してしまいましたよね。
 まぁ半ば抗議の意味なのか、それとも自暴自棄になったのか、自らさっさと廃業してしまった感がありましたが。
 しかしこれを差別ではないという観点も確かにあるワケでして、だけど現行制度ではやっぱり「甚大な結果」を与えてしまっているんです。
 ホテルがつぶれてしまったのですから、ほとんどこれ以上ない、最悪の結果だったと言えるでしょう。
 
 では、人権擁護法案が試行された後だったらどうだったでしょうか。
 
 元患者が人権委員会に訴えて、その結果このホテルに対して人権委員会が勧告を出したとします。
 しかしまだこれだけでは最終的な結論は出せません。
 ホテル側には異議申し述べをする権利が存在しています。
 ですから、おそらくこのオーナーであれば、そして「経営のため」という信念を強く持っているのであれば、この異議申し述べの権利を行使して、自分の正当性を堂々と訴えるコトをしたのではないかと思うのです。
 この部分でまず現行制度より公平性が担保されています。
 
 それでも人権委員会はホテルが差別をしたと決定したとしましょう。
 しかしその場合でも、ホテル側が行った異議申し述べの内容も処分と同時に公開されるのです。
 ホテル側が主張する「経営のため」「他のお客のため」という主張がシッカリと国民に公開されるのです。
 確かに人権委員会は差別だと決定しましたが、しかしそれだけでない国民が判断する材料が提示されるワケでして、少なくとも一方的に断罪されるコトはなくなるのです。
 また、それでホテル側の主張が理解できる人であれば、いくら人権委員会が決定したとしても、ホテル側の言い分を理解するでしょう
 そしてそれを理解する人がとても多いのであれば、なにも廃業する必要性は無かったかもしれません。
 ここでもさらに公平性が担保されているんですね。
 
 現行制度のままでしたら、ただ「○○というホテルがハンセン病を理由とした差別を行った」という断片的な、かつ一方的な情報が出されるだけです。
 しかし新しい人権法の元でなら、国民ひとりひとりが主体的に考える材料ときっかけを提示されるようになるワケです。
 やえは常々「人権の定義というものは時と場所と場合によって変わってきます」と言っていますが、もし新しい人権法が存在しない場合というのは、この判例が元となって、どのような場合でもいかなる理由があろうとも、宿泊拒否は差別だとされてしまうコトになるワケですが、新しい人権法の元ならそれが一概に言えるモノではなくなるのです。
 ひいては国民の議論によっては、前例主義による紋切り型になるとは決して言えなくなるのです。
 定義は議論によってなされるべきとやえが主張するように、新しい人権法が出来れば、それが達成されるワケなのです。
 そして現行では、どんな事情があっても、前例主義によって、紋切り型に“差別”が決められていくコトでしょう。
 
 もちろん、差別された側にとっても裁判という重い決断をする前に、相談などができる窓口があるというのはプラスになるでしょう。
 つまり、人権問題をすくう網の目は出来るだけ細かい方がいいですし、窓口は多いにこしたコトはありません。
 それはそれとして整備し、その上で、その問題をどう判断するかは、できるだけ民主的に民意が反映させられるような形にするのが、人権という微妙な問題を扱う場合には、適切だと言えるでしょう。
 
 差別を受けたと訴える側に対してするコトは、窓口を広げるコトです。
 決して、自分の思い通りの結論を迅速に出させるコトではありません
 窓口が増えても、その中身については、それなりに慎重に出すべきです。
 一方訴えられた側に対してするコトは、その人の意見を十分に聞くコトです。
 さらに言えば、その結論には民意を十分に反映させるコトです。
 民主主義の社会においては、いくら自分の意見が正しいと信じていたとしても、結果としてシステムが判定する場合においては、民意の相違の方が正しいと“される”のです。
 こういうシステムがあってこそ、迅速かつ適切な処理の出来る人権法と言えるのではないでしょうか。
 
 そして、この新しい人権法の、氏名公開に至るまでの勧告制度は、それがかなり達成できている形になっていると言えるのではないかと思うのです。
 
 ハンセン病の件にしても、もしかしたら北海道のロシア人入湯拒否問題にしても、新しい人権法の元でなら、また違う、もしかしたらもっと適切な結果が待っていたかもしれません。
 少なくとも、例え結論が同じであったとしても、そのプロセスと、それによる議論のあり方としては、現行法の方が良いとはちょっと言えないんじゃないかと思います。
 

平成17年6月20日

 世界ヘビー級統一選手権シングルマッチ60分一本勝負

 
 ぐわー。
 
 
 
 おい、まて、今日は確かに月曜だ。
 あわててカレンダーを見直すんじゃない。
 たまにはオレが出るときもあるさ人間だもの(みつを
 
 
 
 
 
 まてまてー。
 ブラウザを閉じようともするんじゃないっ。
 ちなみにオレはタブ式ブラウザを使っていて、そのページを閉じるのには、タブを右クリックすれば閉じるのだ。
 便利だぞ。
 
 まてまてー、右クリックしようとするんじゃないっ。
 
 
 もー、おこっちゃうぞー、ぷんぷん(珠緒
 
 
 
 
 
 いや、今のはオレが悪かった。
 正直スマンカッタ。
 ヴァー。
 
 という事で、うまくプロレスのネタにつなげる事ができた訳だが(そうか?
 タイトルにもあるように、きょうは世界統一タイトルマッチをお送りしたいと思う。
 おそらくこれだけではいったいなんのことやらさっぱりわけわかめふえるわかめちゃんわかめちゃんはどうしていつもパンツ丸だしなの?それはさそってるの?かつおも毎晩大変だなぁとかいう事になろうかと思う次第でござ候なので、キチンと説明を要する。そうりそうりそーり。
 
 はっはっは、ひさしぶりにひとりで出てきたので調子がいいなぁ(そうなのか
 
 というのも、最近いろいろなサイト、というかブログを中心に、音楽に関するアンケートのようなチェーントラックバックが流行っているみたいじゃないか。
 ジャマイカ。
 ペレストロイカ。
 んで、なんだ昔はよくこんな企画がテキストサイト間でよく流行っていたなぁなんて思っていたら、最近人権法でやえがお世話になっている世界の中心で左右をヲチするノケモノで、この企画のバトンを渡す相手を考えるのがめんどくさいので<公募しているという記事を見つけたので、立候補してみた。

 ○Total volume of music files on my computer(今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
 ○Song playing right now(今聞いている曲)
 ○The last CD I bought(最後に買ったCD)
 ○Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
 ○Five people to whom I'm passing the baton(バトンを渡す5名)

 ちなみに、朝に街頭演説することを政治用語で「朝立ち」と言うのだが、これこの前『トリビア』でやっているのをみて、そこはかとなくお金を落としたかのような感覚に陥ったのであった。
 これこの前も言った希ガス。
 
 で、まぁじゃあこれやってみようかなぁと思っていた矢先、こんどはこやつから似たような企画を送りつけられてしまったのだ。

 1.Total volume of game files on my computer(コンピュータに入ってるゲームファイルの容量)
 2.Game playing right now(今進行中のテレビゲーム)
 3.The last video game I bought(最後に買ったテレビゲーム)
 4.Five video games I play to a lot, or that mean a lot to me(よくプレイする、または特別な思い入れのある5つのテレビゲーム)

 おい、どっちがパクリニダかー。
 お前の血は何色ダー。
 
 あ、一緒に献血しに行きたい人だれかいないかー。
 適当に声かけてもみんな難色示すんだよなー。
 いっしょにナースのお尻なでに行こうよー。
 そしていっしょに豚箱にぶちこまれようよー
 
 まぁそんなこんなでだな、このどっちかがおそらくパクリだと思われる企画が同時期に来てしまったという訳だから、これはなんだ、世界統一選をしろという事なんだろうとオレは勝手に解釈する
 つまりオレが初代統一王者だ。
 全日本の三冠タイトルで言えば、ジャンボ鶴田だ。
 オー。
 つーるーたーオー。
 
 結局だな、これはどういう事かと言えば、今後バトンを渡される人は二つ同時に答えなければならないという、最悪にめんどくさい事態に陥るという事だ
 ぐはははははは。
 これ一つの企画で5人もバトンを渡さなければならないのに、バラバラに指名してたら10人も考えなければならなんのだから、んなもん、めんどくさいだろぉぉぉぉぉぉぉぉ(本音
 初代王者は絶対なので、以後従うように。
 
 
 ながながと書いたが、それでは本題のアンケートに答えてやるか。
 まずは音楽の方。
 
 ○Total volume of music files on my computer(今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
 
 な、なんだってー。
 いかん、いま、ノーパソだから全然入ってないぞー。
 メインパソならMP3がけっこう入っているんだが、んー、容量と言われてもハッキリとは分からんなー。
 1Gとは言わんが、それに近いぐらいは入っていると思われ。

 
 ○Song playing right now(今聞いている曲)
 
 きーてないよー(だちょう
 
 ちなみに今脳内では、ミニモニテレフォンりんりんりんがエンドレスでかかっとる
 だれかこの無限ループから解放してくれー。
 
 ○The last CD I bought(最後に買ったCD)
 
 ファイナルファンタジー バトルアレンジTHE BLACK MAGES II~The Skies Aboveかな。
 CDはわりと買う方なので、置く場所にこまっとる。
 
 ○Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
 
 ん、んー。
 globeの初期の曲を聴くといろいろと思い入れはあるんだが、よくは聞かない。
 だって頻繁に聞いてたら、オレの繊細な胸がドキドキこわれちゃうじゃないかー。
 ・・・。
 曲数で数えられんので、とりあえずこれで1曲。
 後はよく聞く曲、というか、人やアルバムだが
 
 ガレージシャンソンショー
 椎名林檎
 オペラ座の怪人
 ロマンシング サ・ガ ラ・ロマンス
 
 特に最後の「ラ・ロマンス」はおすすめ。
 FF・サガシリーズのアレンジの中でも、オレは最高傑作だと思っとる。
 シャンソン風と言えばいいのか、ブルース風と言えばいいのか、まぁなんだ、音楽を言葉で語るほど無意味な事はないので、ロマサガをやった事のある者は必ず買え。
 やった事ない人でも、ひとつの音楽として完成しとるので、買って損はないぞ。
 
 
 ふぉふぉふぉ。
 では次にゲームの方だ。
 
 1.Total volume of game files on my computer(コンピュータに入ってるゲームファイルの容量)
 
 いかん。
 これも今は分からんな。
 しかし、エロゲーがかなり入っているし、最近のエロゲーはフルボイスが標準だったりしているから、容量的には相当入っていると思われ。
 例えばこれ(18禁)なんて、推奨HDが7GB以上だぞー。
 つーわけで、100GB単位だと思われる。
 
 2.Game playing right now(今進行中のテレビゲーム)
 
 はっはっはー。
 だいたい途中までやって投げとる(笑)
 さっきのエロゲーも途中だし、ゼシカゲーム(別名ドラクエ8)も途中で投げてしまっとる。
 はやくセクシービームさせたいんだがなぁ。
 
 3.The last video game I bought(最後に買ったテレビゲーム)
 
 んー・・・、さっきのエロゲーかな。
 よく考えたら最近ゲーム買ってないな。
 本は買いまくっとるが、ゲームとなると拘束時間が長くなるから、買っても途中で投げたしてしまうんだよなぁ。
 家にいないと出来ないし。
 
 4.Five video games I play to a lot, or that mean a lot to me(よくプレイする、または特別な思い入れのある5つのテレビゲーム)
 
 ドラクエとFFは外せんな。
 オレはそもそもファンタジー人間なので、それの導入となったこの二作はとてつもなく影響が大きかったと言えよう。
 ドラクエがあったから、TRPGに出会えた。
 しかしTRPGはテレビゲームじゃないから、まだ2つだな。
 あと3つ。
 うーむ、『同級生2』(18禁)は一時期ハマッたなぁ。
 あと、『卒業(初代)』とかなー。
 よし、あと一つだ。
 お、最後にこれを入れておこうか。
 
ガンスリンガーガール
 これをオレが見つけたのが、実はゲームのPVだったのだよ。
 ゲームの説明でのシチュエーションを聞いていたらだな、なにやら少女が様々な事情でマフィアと戦っているとかなんとかと聞いて、本来ファンタジー人間であるオレは、ロボットだとか近代銃撃戦とかは苦手なんだが、かなり惹かれるモノがあって、ついぞゲームを原産を知らずに買ってしまったのだよ。
 全3作でたが、これは最後までクリアしたなぁ。
 たまに見えるパンチラもよいし。
 
 
 よーし、全部終わったー。
 ふー、なかなかつかれるなこれ。
 
 では、第二代統一ヘビー級チャンピョン(でも5人いる)を発表する。
 ちゃんと2つ答えるように(笑)
 
 まず一人目。
 web拍手のだんでぃーだんちゃん
 スルーするとかぬかしとったが、別にそれはそれでいいと思うので、指名するだけする。
 後で指名料取られそうだから、体で返す事にしよう。
 あと、必ず献血させる
 
 二人目。
 さかー大好き、ライアン木靴さん
 三菱の不祥事で最も心を痛める人のひとり(笑)
 またやっちゃった三菱は、もう本当に体質の問題なんだろうね。
 シナ人にジャイアニズムを捨てろと言うようなもんなんだろうなぁと。
 
 三人目。
 綾波
 やねうらお
 このおっさんすごい人らしいんだが、オレにはよくわからん。
 最近こっちの更新もプログラムばかりになってきてオレにはさらに全く分からん。
 いいから愛タンの更新しろよー
 
 四人目。
 事前説明という名の根回しが出来るヤツがいなくなったので、おいもうちょっとメッセあがってこんかい、適当にこいつを指名してみる。
 ブログ・テキサイ系以外での指名は初めてなんじゃないだろうかと勝手に想像。
 やはり初代統一王者としては新しい事もやってみんとな。
 かなりの確立で止まりそうだが、まぁべつに止まったところで地球が滅亡する訳ではないのでいいだろう。
 どっちでもいいから答えんかい
 
 五人目。
 ここで暴走してみる。
 一度もメッセやサイト等もで直接話した事がない人を適当に指名してみる。
 ものすごい傍迷惑な乱行だな。
 うへへ。
 という訳で、ここだ。
 Irregular Expressionのgoriさん
 かなり大手の、しかもウチなんかより真面目な内容がほとんどを占めるサイトに、いきなりふってみるテスト。
 えーと、申し訳ない(笑)
 
 という訳で、5人の方々には「Musical Baton」と「VIDEOGAME BATON」の2つを答えてくれたまえ。
 二代目統一チャンピョンも名乗ってよいぞ(笑)
 
 
 しかしこれらの質問、原文が英語ってのはなんなんだ。
 もしかして元ネタはアメリカかどっかで、アメリカのサイトでは全て回りきってしまって、仕方ないから外国に輸出されたのだろうか。
 一回で5人にわたしていたら、たぶん10代目ぐらいではとんでもない数になるんじゃないかと思うんだがな。
 
 ところで、どうせこんなの作るんだったら、もっと他人が興味惹かれる内容にすればいいのにとか思う。
 他人のよく聞く音楽とかを知るのはまぁ楽しくなくもないが、それよりも、普段ではとてもじゃないが聞けないような内容がいいんジャマイカ。
 だって、「べ、別に私が聞きたいと思ったんじゃないんですけど…、あの、回ってきちゃったので、答えてほしいんです…」とか顔を真っ赤にしながら聞いてくる少女とか想像してみ。
 いいべ、いいべ。
 しかもその少女はすでにその赤面もののアンケートに答えている訳だから、さらにいいって感じっスよ先輩。
 
 例えば

 ・今コンピューターに入っているエロ動画の容量
 ・今使用しているエロ動画
 ・最後に使用したエロ動画
 ・よく使用する、または特別な思い入れのあるAV女優5人

 とかさー
 興味津々じゃん。
 しかもそれを答える少女。
 くー
 たまらんったまらんっスよ。
 どう、「動画ファイルナビゲーター」さん(いつもお世話になってまーす)(超18禁注意)ぐらいで提唱したら・・・
 
 ボガッ
 
 
 
 ぴんぽんぱんぽーん。
 
 放送の途中ですが、これで終了させていただきます。
 不適切な内容を多く含んでいたコトに対して心よりお詫び申し上げます。
 後で再教育しておきますので、どうぞお許し下さい。
 

平成17年6月21日

 運動という麻薬

 
 よし、今日は真面目にやるぞ。真面目なポンジュースです。
 
 うわー、とんでもなく微妙なネタですね、それ。
 
 真面目が取り柄の岡田克也です。真面目にデタラメ発言いたします言うだけ言って証拠はそっちが出しなさい悪魔の証明求めます。
 
 うわー、またキましたねぇ。むしろ真面目に言っている方がやばそうですが…。
 
 今日もなかなか好調だな。
 
 ・・・はぁ。
 
 
 んで、プチ保守とか、その辺だ。昔やえが書いた文章で同名の更新があるんだが、これを簡単に言えば、昔、カッコイイという理由で多くの人間がサヨク思想にかぶれた訳なんだが、今これが保守の方にシフトしているんだと、今流行の最先端でカッコイイのが保守思想だと、このような理由だけで保守している人間が非常に増えて、中国韓国をぶっつぶせーとか安易に言ってしまっているのんだよっていう内容だな。
 
 はい。つまり、自分の考えが自然と保守の側になったのではなくて、なんか今流行ってるしカッコイイからってだけで保守しちゃっている人が増えているんだっていう話ですね。
 
 ま、そこまでハッキリと自覚してやっているんだったら、もはや犯罪ものだがな。ただ、自分が賢そうに見せるためには、自分は難しい事もちゃんと考えているんだよっていう事を発表するためには、昔はサヨク思想で、今は保守思想にかぶれるのが一番だってな訳だ。
 
 「右手に朝日ジャーナル、左手にマガジン」ですね。
 
 昔、昔と言っているが、これほんとほんの少し前までの現象だったんだよな。4年ぐらい前になるかな、もっと前かな、当サイトで「千人祈」とかいう運動を批判したことがあったよな。
 
 ああ、ありましたねぇ。こちらこちらですね。イラク戦争の時でしたか、基本的に「戦争とは何か。平和とは何か」というモノを全く理解しないまま、考えもしないまま、ただ「戦争という事象」だけを捉えて、これをやめさせたいんだとかなんとか言って、しかも「祈る」という結局何をしたいのかさっぱり分からない形で達成しようとしたのが「千人祈」でした。それに対して、そんな浅はかなコトはやめてくださいと、ネットなんて所詮そんなモノかと思われてしまうようなコトはやめてくださいと、やえは主張したワケです。
 
 戦争という物はなぁ、外交という場の、政治という場の、普通の手段の一つでしか無い訳であってな、決して非現実的な事象じゃねぇんだよ。それなのに、こいつらは、天災かなんかの一つぐらいにしか思って無くて、雨乞いのように祈ればなんとかなると信じ込んでいる。こんな滑稽な話は無いのに、みっともないったらありゃしねぇんだよ。それとも、とりあえず戦争反対と主張するのが義務だと思っているとしか思えないようなミュージシャンの真似事したいだけだったんじゃねぇのかと。
 
 あれも十分滑稽なんですけどね。戦争というモノは政治の一つであるのにも関わらず、自分は政治には関係ないって顔しながら戦争反対って言っている姿っていうのは、自分は殺生しないよとか言いながら牛肉食べている人のようなモンなんですからね。
 
 でな、結局あやつらは何がしたかったのか、その深層心理を考えるのであれば、おそらく「場」がほしかったんだろうと思うんだよな。
 
 「場」ですか。
 
 そう。戦争反対って言える場がほしかったと。日頃自分は無力だと、しかし戦争が起こってしまったと、それに対して何か出来るコトは無いのかと、何かしたいと、そういうフラストレーションが「千人祈」という形になったんだろうよ。こういう「場」があると、少なくとも何もしていない他人よりは、自分は何かしたと、ああ安心だと、ただそれだけなんだよな。
 
 完全に自己満足ですよね。
 
 自己満足だよ。というかそう開き直っとったヤツもいたよなー。そもそもこういう運動をしようと思う動機のひとつに「明確である」というのがあってな、「戦争反対」はとてもわかりやすすぎる「正義」なんだよな。本来は誰だって戦争が回避できればそれがいいとは思っているが、しかしその先にいろいろと考え方の違いがある訳で、その一つの結果として戦争があると。しかしサヨク思想や、千人祈のような思想とも呼べないようなお子ちゃま思想なんかでは、その中身を全く見ないで「戦争反対」と言えば、それだけで正義を感じるコトができてしまう。そしてそれを感じるためには「場」が必要だと。チラシの裏に書くだけではさすがに自己満足にもほどがあるからなー。だから他人と価値観を共有できる「場」がほしかっただけなんだよな。
 
 なるほど。だから、やえとかが冷や水をぶっかけたようなコトをすると、なんだかよくわけのわからない反論になってないような反論が帰ってきたんですね。
 
 そうそう。「自己満足なんだからほっとけ」っていう反論らしきものなんて非常にわかりやすくてだな、結局「場」を壊されたくないだけなんだよ。「ここはオレ達の王国なんだからほっといてくれ。口を出さないでくれ。自分の王国だけで自由にやっているんだからいいじゃないか」っていうのが本音なんだよな。
 
 深い考えがあってやっているワケじゃないサヨク思想ですから、まともに批判されると反論できなくて、結局「ほっといてくれ」という部分に逃げるしかなくなっちゃっうんですよね。
 
 んで、今これが、保守の方に移ってしまっている訳だ。拉致問題や人権法だ。拉致の方は、もちろん解決しなければならない問題だし、多くの人の声が必要な訳だから、関わっている人全てがプチ保守現象になっているとは言わない。ただ被害者を神に祭り上げてその衣を借りることによって正義の位置にいたいだけのヤツってのもいっぱいいるんだが。それよりも人権法がさらにわかりやすい。あれも結局「場」がほしいだけなんだよ。
 
 つまり、「自分は正義だと表明する場がほしい。自分が正義の位置にいるコトを確認できる場がほしい」というコトですね。
 
 うむ。非常にわかりやすい言い方だ。結局「場」がほしいだけ、壊されたくないだけだから、具体的な法律解釈されると困るんだよ。しかも千人祈と違って、現実的に「何か」を動かせている気になれる。実際日比谷公会堂で集会を2回も、しかも現職の国会議員を呼んで開催を成功させてしまっている。ハッキリ言って、こんな気持ちのいい事はねぇよなぁ。自分の力で国会を動かせてしまうかもしれないんだ。そりゃ張り切るし、それを邪魔する奴はゆるせんよな。
 
 だから冷や水をぶっかける人に対しては、まともな法律解釈以外の方法で反論しようとしているんですね。
 
 櫻井よしこなんて見てみろ。言ってる事は、創価が悪い、古賀誠が悪いとしか言ってないだろ。しかも靖国神社問題まで持ち出して、意味がわかんねぇよ。こいつ以外も、ほとんど陰謀論しか出さないだろ。根拠のない。先週末の集会の様子とかいろいろとレポートされとるみたいだが、全部陰謀論。だって具体的議論なんてしたくないもの、みんなで騒ぎたい場がほしいだけなんだもの
 
 結局千人祈と精神性は一緒なんですよね。まず戦争は悪だという動かしがたい既定事実が出来上がっていて、その巨悪と戦うコトで自分の正義を確認し快感を得るワケです。でも戦争とは外交の一手段であっていろいろと理由があってその中身を議論しなければならないコトなんですが、しかしそう言っても、「そんな教科書的なコト言われても自分は知らない、ただ人が死ぬというコトに対して反対しているんだ」って議論をなげちゃうんですね。で最後には「それはアナタの考え方であって、自分たちは人の死だけを注目しているだけだ。私は私でアナタはアナタだからそれぞれ勝手にすればいいでしょ」とか言っちゃうんですよね。
 
 イラク戦争で言えば、デモなんかもそんなのいっぱいあったよな。女子高生が「思い出作り」のためにやっているデモとかな。打ち上げのためのデモとかな。一番盛り上がるのはデモ行進じゃなくて打ち上げ。「きゃー私テレビ写っちゃったかもー♪」とかビール飲みながら騒ぎたいだけちゃうんかと。
 
 ああ、ありましたねぇ。もしかしたらほとんどの人が当時の空気を忘れてるかもしれませんが。
 
 人権法の方も、人権法は悪だとまず固定概念があって、中身の議論なんてしたくなくて、ただ反対して自分は正義だとカタルシスを得たいだけ、その場が欲しいだけ。だから逆に中身の議論なんて邪魔なだけでな、ただ騒ぎたいだけ、仲間が欲しいだけだから、やっぱり最後には「あなたはあなた、私は私」という相対主義に逃げる訳だ。全くもってサヨクと精神性が同じなんだよなぁ。
 
 ひどいのになると、「ここは反対派の板なんだから、賛成派は出て行け」とか言うところありますもんね。
 
 分かりやす過ぎるな。
 
 結局「場」が一番大切なんですね。
 
 まぁ「運動」にはありがちな話だけどな。
 
 なんだか、差別の問題といい、運動の問題といい、いまさら小林よしりん先生の軌跡をなぞるコトになるとは思いもしませんでしたね。「差別論」と「脱正義論」
 
 結局サヨクにも、プチ保守にも、これらの洗礼は必要なんだって事かもしれんな。拉致問題でも人権法でも、また中国韓国に対する態度にしても、純情まっすぐ君で大騒ぎして正義のカタルシスを得ているだけなら、それはサヨクの失敗を繰り返している事にしかなっていないという事実をちゃんと認識してほしいよな。
 
 シッカリとした中身の議論をして欲しいですよね。
 
 右も左も、中身の議論せずして、安易に結果だけを求めるような、結果だけしか鑑みないような議論をしても、なんにもなんねーよという事なんだがな。民主主義においてはどんなアホでも等しく一票あるんだというのは、ちょっと前に散々言いまくったが、だからこそ、政治を良くしようと思ったら一人一人が自覚を持つしか最終的には手段が無い訳だ。それなのに、右も左も中身の議論をしなかったら、もう目も当てられないよな。
 
 ちょっとヒドイと思ったのが、「法案をつぶすために、あえてデマを流しているんだ」というような主張がまかり通ってるようなところがあるというコトです。でもこれ、議論と結論が本末転倒になっているだけでなく、ほとんど手口がテロルですよね。こんなの許していたら、最初にあまおちさんがボケた岡田克也さんの「自民党を攻撃するのは正義だから、事実を曲げたウソを言ってもいい」というのも正当化されるコトになりますよね。そんなバカな話はないと思うんですが。
 
 しかもだな、つまりその論は「お前らは中身を知る必要など無い。ただオレの嘘を盲信しておけばいいんだ。むしろ中身を知らない方がやりやすい」なんて言っているような訳だろ。かなり悪質なデマゴーグによるアジテーションだよな。
 
 ここからも運動の麻薬という本質が見えてきますよね。
 
 そうだな。なんでもいいから正義という側に身を置いてカタルシスを得たい愚衆と、嘘をついてでも正義を作り出したい煽動者と、見事に需要と供給が成り立っとる
 
 しかし、中身は全くないというコトには気づいていないんですよね。
 
 運動は確かに気持ちのいい物だが、一歩間違えれば麻薬のように体をむしばみ、最後には依存症のように抜けられなくなってしまう。そこんとこをよーく考えて、ついでに法案とか、運動の事案もよーく考えてから発言してほしいところだ。
 

平成17年6月22日

 小さなコトからコツコツと

 
 多くの人にとってはこんなお話をされても、たいしたことないじゃん、ぐらいに思われるかもしれませんが、しかしこういうのは積み重ねでありまして、既定事実なんていうものは小さなコトを何度も繰り返すコトによっていつの間にか固まってしまうというようなモノなのでしょうから、こういうコトはちゃんと指摘すべきコトとして指摘していきます。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 というのもですね、昨日でしたか、なにかのテレビの報道番組、というか、あれはワイドショーの部類に入ると思うのですが、そこでこんなコトを言ってたんですね。
 
 内閣府や官邸で使っている朱肉が、なんと数万円もするんです!!
 国民には痛みを押しつけておいて、これはどういうコトなんでしょうか!!
 100円ショップで売っているモノと何が違うのでしょうか!!
 
 やっぱりワイドショーというモノはそれが本業でしてそのためのノウハウがありますから、さすがに煽るのがうまいんですね。
 いかに官邸とかが贅沢をしているんだと、庶民感覚から外れているんだと、何も違和感が無いように、抵抗が無いように、スッと頭の中に入るように言うんですね。
 しかし、これはあまりにもヒドイ煽りなんです。
 
 確かに官が使う備品を、それは本当に必要なモノか精査することは大切なコトではあります。
 しかし何が何でもやすい方がいいと言ってしまうのは、これは全く違います。
 特に印鑑とかそういうモノは、ハンコ社会である日本ではなおさらのコト、それは権威を表すモノとしてまだまだ一般的には認知されています。
 公機関でも民間でも、印鑑無しで受け取れる書類というのは、けっこう少ないですよね。
 その中で、日本国の中では最も権威のある「日本国政府」というモノが、もしたった100円の朱肉を使っていたとしたら、これはかなり情けない話なのではなでしょうか。
 
 印鑑は写っていればそれだけでいい、という場合もありますが、そうでない場合だって当然あります。
 賞状ですとか、公的な証明書とかですね。
 それは押す方の印鑑にだってあらわれているワケでして、普段はいわゆる三文判というモノを一般的に使いますが、それなりの場では、なんか普通では読めないような一文字書きで書いたかのような難解な字で書かれている印鑑とか使いますよね。
 印鑑証明なんて、本当に公的に登録するような印鑑もありますし。
 それだけ印鑑に権威を求めている風潮というモノはまだまだ日本にはあるというコトです。
 
 となれば、日本で最も権威のある印鑑には、それなりの朱肉を使うというのは当然の話でしょう。
 これは印鑑に限らずなんでもそうですけど、いい材料を使えばいいモノが出来上がりますし、いいモノを作ろうとすればいい材料を使う必要があります。
 もし官邸で使っている朱肉が、わざわざ特別に作られたような特注品であるならば、まだ「そこまでする必要があるのか」という批判も当たるとは思いますが、しかし数万円の朱肉なら探せば出てくるワケでして、つまりその朱肉は市販されているモノであり、需要があるモノであって、これを使えば「よい捺印が出来る」と一般的に認知されているモノだと言えるでしょう。
 よって、日本国において最も権威が高いとされている日本国政府が押す捺印に、最高級の朱肉が使われていたとしても、そこに特別問題があるとは言えないのではないでしょうか。
 
 日本国という権威あるモノが、権威の必要な場合に、権威を誇れる道具を使い、権威ある書類を作るという作業は、なんら普通のコトでしかないと思います。
 
 
 最初に言いましたように、安ければなんでもいいと言い放ち、なんでもかんでもお上批判の材料に使うというのは間違っています。
 その番組でも「必要なモノがどうか精査する必要がある」と言っていましたが、しかしそれは「安くできるモノは全て安くする」という意味では決してありません。
 どのような場で使われ、それがどう影響を与えるのか、そういうコトも含めて総合的に考えるコトが「精査する」というコトでしょう。
 
 こんなコトどうでもいいと思われる方はいらっしゃると思うんですが、しかしこういう小さなコトが積み重なって、結局日本の権威を失墜させるような結果になってしまうのです。
 また、このような筋違いのコトまでを精査しろと言っていたら、逆に本当に必要な精査にも悪影響が出てくるかもしれません。
 いい加減、なんでもかんでもお上批判すればいいっていうモノでもないコトを、そろそろマスコミは覚えるべきなのではないでしょうか
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、高級朱肉も応援しています。
 

平成17年6月23日

 小泉メルマガレビュー

 
 小泉内閣メールマガジン 第193号 ========================== 2005/06/23
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 
 ※ 小泉内閣メルマガは、今年8月に創刊200号を迎えます。プレ200号企画第一弾として、創刊4周年を機に編集部が行った小泉総理へのインタビューの模様をお伝えします。
 
 はう。
 先週はレビューしなかったので、中途半端尻切れトンボの後半からお伝えします。
 
 
 ● 「らいおんインタビュー」(後編)
 【新しい公邸】
 ―――  総理は新公邸に移られましたが、新しい公邸の住み心地はいかがですか?
 
 だんだん慣れてきていいですよ。私は、寝るところがあればいいんですけれども。
 
 「人間、座って半畳、寝て一畳」なんて言いますけど、小泉さんは外がお好きな人なんでしょうね。
 芸術好きですし。
 独身貴族ですし。
 
 ―――  新公邸には、最新の新エネルギーシステムが導入されているようですが?
 

 太陽光発電、風力発電、燃料電池を使っているでしょう。いま、脱石油戦略という、あまり石油に依存しないで、これからのエネルギー政策を考えなければならないということで、率先して環境にやさしいエネルギーを使おうとしているんですけれども、ちょっと最近はカーテンの開け閉めにしても電動式が多くて、どこを押していいか迷いますね。
 
 カーテンを動かそうとする度に、開いたり閉まったり、小泉さんのお部屋は落ち着きのないカーテンになっているようです(笑)
 しかし、脱石油戦略も、なかなかこれは大変なコトのようで、官邸に置いてある太陽光発電システムも、かなり微々たる電力しか作れないみたいです。
 技術の進歩を待つしかないのでしょうけど、あと天然ガスとかですね、課題は多そうです。
 
 ―――  昔、総理がストレスがストレスを追い出してくれるとおっしゃいましたけれども、公邸ではリラックスできますか。何か工夫を凝らしているところなどあるんですか?音楽をかけて寝るとか。
 
 音楽はしょっちゅう聞いていますけれども、いいのは風呂にテレビがあるんですよ。
 
 ―――  それでは、実は長湯。
 
 いや、いつも短いんですよ。ぼくは大体3、4分で出ちゃうんです。
 
 ―――  それが何分になりましたか?
 
 それが、ニュースの時間に入るとニュースが終わるまで5分から10分ぐらいもちますよ。
 
 変わってないじゃないですか(笑)
 せっかくのお風呂テレビもほとんど意味ないですね。
 それともニュース見るためにお風呂入っているって感じなのでしょうか。
 どうせならお風呂で映画なんて見られたらどうかと思うんですが、でもそれじゃあのぼせちゃいますね。
 ちなみに、やえはお風呂でどこから洗うかは内緒です
 
 
 【官邸の庭】
 ―――  総理官邸のお庭が随分きれいになりましたね。
 
 官邸の庭が完成して、この前初めて歩きました。それまでは、まだ完成していないから、官邸の窓にカーテンが閉まっていたでしょう。それが完成して開けたんです。庭の池と緑が見えて、すごく景色がよくなりました。庭の緑と池の水が見えるのは、何かほっとしますね。
 最初、この官邸は殺風景だといろいろ批判されましたので、彫刻や絵をもっと入れたらいいじゃないかと、買う必要はないと。展覧会にたくさんの人が作品を出して入選している。そういう人の中から官邸で使ってもいいという人がいたら、使わせてもらえればいいじゃないか。そういう人はたくさんいるらしいですよ。
 
 テレビなどで拝見しましたところ、まさに日本庭園って感じの、小洒落たお庭だったと思います。
 ああいうのって、外国の方は喜ぶんでしょうね。
 ところで、展覧会の入選作、いわゆる新人さんと言えばいいのでしょうか、そういう方の作品を飾るっていうのはいい発想だと思います。
 作者も、外国の要人に見てもらえるワケですから、これはとても名誉なコトですよね。
 もちろん日本を代表する巨匠の作品も置いておくコトは必要だと思いますが、こういう新しい発想はさすが小泉さんですね。
 
 ―――  発想の転換ですね。
 
 そうです。それまでは、官邸の絵は変えないのが当たり前だったらしいんです。1年間変えない。春、夏、秋、冬、全部を通じて季節に合う絵というのは難しいでしょう。春には春、冬には冬に合う絵を使えばいいじゃないかと。これも常識ですね。
 何も高い絵を買う必要はない、ただで貸してもらえばいいんですから。貸してくれる人はたくさんいるんです。それで今、結構入れ替えるようになりました。みんな喜ぶでしょう。
 美術品の展覧会に行ったら、狭い部屋に彫刻でも絵でもいっぱい飾ってある。それで人もいっぱいでしょう。それに比べて、官邸はがらんとしている。展覧会以上のスペースがあるんだから、もっとたくさん自由にお客さんに楽しんでもらうような展示をしたらどうかと言ったんです。
 
 しかしたぶん一番喜んでいるのは文化好きの小泉さんご自身じゃないかと思います(笑)
 昨日の更新にもつながるコトですが、やはり日本国の総理官邸なのですから、外国のトップをお招きするところなのですから、それなりの体裁を整えておくというのは大切なコトでしょう。
 せっかくなんですから、外国の方には日本の素晴らしいところを見ていっていただきたいですもんね。
 
 
 【ストレス解消法】
 ―――  休日は、音楽とか読書とか、楽しんでいらっしゃるんですか?
 
 たまに映画とか。音楽が一番いいですね。
 
 ―――  最近はどんなものを?
 
 音楽はさまざまな分野ですよ。クラッシック、ポピュラー、オペラ、それからニューミュージックと言われる分野、本当にさまざまだな。
 
 さすが多趣味の小泉さん。
 新公邸のお部屋も、なんだか音響がとてもいいものに仕上がっているような気がしてならないのですが、うらやましいです。
 本当にホームシアターを作っていたりして(笑)
 
 ―――  本はどうですか?忙しいからなかなか難しいですか?
 
 まとまった本はだんだん読めなくなってきました。国会の答弁の資料とか、想定問答集とか、あれを読むと、よく夜寝れるんですよ。
 
 もしかして、授業中は寝まくっていたタイプですか?(笑)
 
 ―――  それが読書というのもつらいですね。
 
 外国の首脳に会うことが多いでしょう。だからお会いする外国の首脳の国の事情、それからその国の話題。最近は多くの国の首脳が日本を訪問しますからね。アンドラという国は知っている?
 
 ―――  いえ、初めて聞きました。きっとメルマガの読者も知らない人が多いかと思います。
 
 アンドラは、フランスとスペインの中間にあるんですよ。人口7万人。
 最近もソ連が崩壊した後、ウズベキスタンや、カザフスタンとか、いろいろな新しい国が独立したでしょう。そういう国の方も見えます。
 あるいは、チェコとスロバキアが分かれたでしょう。リトアニアとか、ラトビアとか、エストニアなどは、かつてのソ連圏から独立しましたね。アフリカだってたくさんの国があります。今は万博ですから世界中から首脳が来日します。
 
 その国のトップがいらっしゃるのに、全くその国のコトを知らなかったら失礼ですもんね。
 やえもアンドラっていう国知らなかったですが。
 世界中の首脳がお見えになって、あまり知られていないような国の首脳もいらっしゃるでしょう、小泉さんは毎日一夜漬けでその国のお勉強をするのでありましたまる
 
 
 【4年間を振り返って印象的な出来事】
 ―――  4年間いろいろなことがありましたけれども、政策的なことやいろいろな方と会われるという中で印象的な出来事はどんなことでしょうか?
 
 印象的な出来事というのは、やはり北朝鮮に行くかどうかというあの前後のときと、それからイラクの奥大使、井ノ上書記官が亡くなられました。あの後の自衛隊の派遣。あのときの決断というのは印象に残っていますね。
 
 どちらも日本戦後史に残る、戦後日本の転換となった事件と言っていいぐらいの出来事でしたからねぇ。
 北朝鮮は言うまでもなく、自衛隊がイラク派兵によってどんどん「普通の軍隊」となれていっているコトに、もうちょっと注目すべきだとやえは思っています。
 特に保守系の思想の方は、正しく評価すべきではないかと思います。
 
 ―――  そういう意味では、外交はなかなか難しい。
 
 難しいですよ。その都度、私を支持してくれる人でも賛否両論ですからね。私が信頼している人から意見を聞いても「やるべし」、「やめるべし」、すべてそうですよ。結局、そういう意見を聞きながら決めるのは私ひとりしかいない。
 どんな意見でも賛否両論ありますから。イラクの自衛隊派遣だって7割以上反対したでしょう。北朝鮮に行くときだってそうです。みんなが賛成してくれるんだったらいいんですけれども、そうじゃないですからね。
 
 もはや忘れ去られているような空気ですが、ホントちょっと前まで、朝鮮の悪口を言うのはタブーというか、やってはならないコト、やった人は悪だと断罪されていたんですね。
 朝鮮の悪口を言うと、売国奴だと言われていたのです。
 しかし今は逆に、北朝鮮を少しでも擁護すると売国奴ですからねぇ。
 
 ―――  どういうふうに決断を?
 
 結局、両方の意見を聞いて、どっちがいいかというのは私が決めるしかないんです。自分ひとりで決めるしかない。ひとりで決めるまでにいろいろな専門家の方々から意見を聞くんです。専門家の間でも意見が分かれるから難しいんですよ、評論家の間でも、学者の間でも意見が違うんだから。結局、最後は時間がたたなければわからないですね。
 

 ―――  結果は?
 
 結果は将来わかるんです。
 
 ―――  やはりすごく決断には御苦労を伴いますか?
 
 それは、どんなときでも楽じゃないですね。それが総理大臣の宿命だと思います。
 
 まぁこれが政治家として、リーダーとしてのあるべき姿でしょうね。
 野党とかマスコミとか、すぐに「丸投げ」とか言ってレッテル張りしますが、1から100まで全て自分で出来るスーパーマンがいたら、逆に見てみたい気がします
 細かい技術論はお役人さんに聞いて、大局的な部分は学者さんに聞いて、それら総合的な知識と見識を持っている政治家が、政治家の責任において全てを決定するワケです。
 あるべき姿ですよね。
 
 【読者へのメッセージ】
 ―――  最後なんですが、8月の200号に向けて更に進んでいくと思うんですが、162万人の読者に向けてメッセージをお願いします。
 
 依然として100万人以上の方々がこのメルマガを見てくれると思うと、あまりつまらない話はできないなと。どうやって読んでもらうか、そういう工夫もしなければいけないなと思っています。
 そして、できたら読者の皆さんが、家族とか友達に話題になるようなメルマガを発信したいと思っているんです。なにげない会話というのが大事なんです。何か意気込んで、こういうことを話そうというのではなくて、友人でも家族でも何でもない話というのがいいと思うんです。
 「おう、今日は小泉総理のメルマガ見た?」「こんなことを言っているね」「いいことを言っているな」というときもあるだろうし、「変なことを言っているな」というときもある。そういう話題にしていただくといいと思います。
 「総理はこんなことを思っているけれども、どうだろうか?」とか、「この問題はどうなっているんだろう?」と。自然に話題にして、社会、政治の動きがわかる。そういうメルマガを工夫しながら発信したいと思っています。
 
 いやー、相変わらずすごい読者数ですねぇ。
 しかしやっぱり小泉さんのお話は分かりやすくて、おもしろいです。
 正直言いまして、日によっては、大臣のお話は難しくて読みにくいモノもありますし、むしろ本来の政治家像からすればそっちの方が一般的でしょうから、小泉さんの“変人さ”がここからも分かりますよね。
 もちろん誉めているんですよ?(笑)
 政府や政治家が自分でメディアを持つというのは素晴らしいコトだと思います。
 マスコミを全否定するつもりはありませんが、しかし情報を歪めて商売にするのがマスコミであり、政治家は政治家の主張があって当然なのですから、その双方のバランスの中で、国民が自分で情報を精査し判断できるような環境がベストなのではないでしょうか。
 これからも、小泉さんの本音を少しでも垣間見れるようなメルマガを期待しています。
 
 ―――  どうもありがとうございました。
 
 ありがとうございました。
 
 ありがとうございました♪
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。
 

平成17年6月26日

 経済制裁の責任

 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 この3日間、どこのニュースでも必ず取り上げられていましたから、多くの方はすでにご承知だと思いますが、北朝鮮による拉致被害者の家族会が、今日、永田町の首相官邸近く、衆議院第二議員会館の前の道路で、北朝鮮に対する経済制裁を政府に求めた座り込みの抗議活動を行いました。

 拉致被害者家族が座り込み 首相官邸近く、制裁迫る
 
 北朝鮮による拉致問題の早期解決を求め、拉致被害者家族会や救う会のメンバーらが24日午前、東京都千代田区の首相官邸近くで座り込みを始めた。経済制裁発動の決断を小泉純一郎首相に迫るのが狙い。
 家族会の座り込みは、2000年10月に北朝鮮へのコメ支援に反対して自民党本部や外務省の前で実施して以来。

 この座り込み抗議、だいぶ前から、開催の是非についてかなり賛否両論あったようなのですが、結果的には家族会代表の横田ご夫妻の決断によって決行されたようです。
 その辺に関してはlogさんとかが詳しいので、そちらをご覧下さい。
 そして、今日の夕方まで座り込みの抗議活動を行うそうです。
 
 ちょっと初日の様子の写真がありますのでご紹介したいと思います。
 
  
 座り込みの様子                     「拉致被害者を救うために経済制裁の発動を!」
 
  
 マスコミの山と警官                   チャンネル桜がインタビュー
 
  
 ちょっと離れたところから座り込みの様子      座り込みとマスコミによって車道にあふれる警官
 
 
 で、今回やえは、この抗議活動そのものに対する是非には触れようとは思いません。
 そもそもやえは、デモとかこの手の活動というモノはあまり好きではなく、昔から何度もこのコトは言ってきたのですが、この手の運動というのは、選挙の結果を無視して大きな声を出すコトによって無理に政策を変えろと主張する行為なワケですから、基本的に無茶な行為であるというは行為であるのです。
 デモかなにかで1万人も集まればかなり大規模なデモと言われるでしょうけど、しかし1万票では衆議院議員には当選できませんしね。
 
 まぁそれはともかく。
 というワケで、今回は、この「経済制裁を求めた結果どうなるのか」というコトに関して、いろいろと考察してみたいと思います。
 
 
 いま、どうして政府は経済制裁に踏み切らないかと言えば、やはり対リスクを考えた場合、メリットがそれを上回るかかなり微妙なラインだからだと思います。
 つまり、必ず被害者が戻ってくる保障がない上に、経済制裁がきっかけで拉致被害者本人の身の危険が高まる可能性も非常に高いと言わざるを得ないからでしょう。
 さらに、北朝鮮と戦争になる可能性だって否定できませんし、そうなればもはや核が飛んでくるコトも想定しなければならないというのが実際のところだと思います。
 
 やはり政治としては、想定しうる可能性を捨てきれない最悪のパターンも考えなければなりませんから、核の可能性を考える必要が出ます。
 となれば、数万人単位の国民の命と、とりあえずは生存が出来る拉致被害者数十人の問題と、これふたつを天秤に掛けなければならなくなるワケで、しかしこうなると拉致被害者の家族にとってはつらい選択を迫らなければならなくなる可能性の方が高くなってしまうと言わざるを得ません。
 ですから今政府としては、果たして拉致家族達はそこまで覚悟が出来ているのか、その覚悟があって今主張しているのか、そこを見極める必要が出てくるでしょう。
 
 むしろ政府はそこを見極めている段階なのではないかと思うのです。
 結局、経済制裁した場合、戦争にならなかったとしても、やはり被害者自身の身に安全はどうしても保障できません。
 北とのチャンネルも全て断絶してしまうというのは、ほぼ確実と見ていた方がいいでしょうし、そうなれば今後の協議は絶望的とも言えるでしょう。
 ですから、政府としても、極端な言い方をすれば、「我々はこんな結果を望んでいなかったが、家族会と世論がしろと言ったから、仕方なくしたんだ」と言えるぐらいまで待っているんじゃないかと思うのです。
 本来こういう言い方は、結果責任を負うべきの政治家としては、まったくふさわしいセリフではありません。
 言ってはならないセリフだとも言えます。
 しかしこの問題というのは、先ほども言いましたように、政治家の判断としては、全国民の命とたった十数名の命を天秤にかけた場合には、はじめから経済制裁なんていう選択肢は存在しないワケです。
 主権侵害という視点もありますが、しかし戦争するにはまだまだ日本は準備不足です。
 ですから、これで政治家の方から戦争や経済制裁をしかけるコトというのは、あまりに現実的では無く、あとどうしてもするというのであれば、やはり世論が求めているという“言い訳”を作り上げないと無理な話なんだと思います。
 
 そこで、その辺の問題を、徐々に埋めていく作業をする必要が出てくるワケです。
 報道ステーションの古舘氏がおバカな発言をしてちょっと話題になりましたけど、参議院の拉致特別委員会で、自民党の岡田直樹議員が横田ご夫妻に、その辺の覚悟のコトについて質問をしていました。

 ○岡田直樹君
 経済制裁を検討しながら一つ気掛かりなことは、今も北朝鮮に生存をしていると信じる拉致被害者の方々、めぐみさんを始め拉致被害者の方々が、この経済制裁によって状況が好転すればいいですけれども、裏目に出て万が一、不測の事態が生じはしないかということが我々も心配でならないわけであります。前のが偽の遺骨であったならば今度は本物を出そうと、こういうことを考えかねない国だと思うんです。 御両親に対して本当に言うに忍びないことを言い、聞くに忍びないことをお聞きしますけれども、そうしたおそれを抱きながらもなお今、経済制裁をとお求めになるのか。その辺りの御心境を御両親からお伺いしたいと思います。
 
 ○参考人(横田滋君)
 そういった懸念はゼロではございません。(中略)
 しかし、それを明らかにすることによって、そんなことはなかったということで殺されてしまうというような心配もございました。 ですから、最初から、スタートの段階ではやはりそういったリスクというものがもうゼロというのではないわけですが、しかし、それを恐れていれば結局そのままの状況がずっと続いて、一生もう北朝鮮で何もなかったような形で終わってしまうというようなことになりますので、やはり救出ということになりますとそうせざるを得ないと思います。 そして、今経済制裁ということは、一つは日本の姿勢を示すということにもなりますし、それと、現在、国際的な目がありますから、生きている者をそこでこれから殺したというようなことであれば、もう北朝鮮は日本からだけではなくて、世界からもう、何といいますかね、交渉は、これは国としてはもう成り立たなくなると私は思っております。 ですから、絶対にないとは言えませんけれども、もしそんなことが行われた場合はもう北朝鮮は崩壊するということになりますから、それは北朝鮮はやらないと思っております。

 横田さんは「北朝鮮はやらないと思っております」と言いながらも、「そうせざるを得ないと思います」とハッキリ名言していらっしゃいます。
 しかもそれは参議院というウソをついたら罰せられる、日本において最も重い場での発言です。
 そしてその上での今回の座り込み抗議活動をしているワケです。
 マスコミもかなり取り上げていましたし、大多数の声は、家族会に同調しているのではないかと思われます。
 だんだんと被害者側、そして国民も、覚悟は固まってきていると言えるのかもしれません。
 
 戦争というコトになれば、やはり国民のコンセンサスはちょっと得られないでしょう。
 すでにやえの手を離れているこちらのアンケートを見ても、やはり半数は戦争的手段を放棄すべきだという回答が出ています。
 ですから、戦争というところまでいってしまえば、さすがに支持は得られないでしょう。
 しかし、経済制裁だけで止まるのであれば、例え結果があまり良くないモノになったとしても、国民の支持だけは得られるかもしれません。
 まぁ、お上批判しかできないマスコミや野党は、色々と言うかもしれませんけどね。
 
 デメリットを一切考えない(目をつむる)のであれば、経済制裁をするコトによるメリットはけっこうあります。
 一番うまくいけば現北朝鮮体制が崩壊する可能性も0ではありませんし(まぁそうなれば新たな問題が山積するコトになりますが)、もしかしたら経済制裁を解除させてほしいと北が譲歩してくるかもしれません。
 また実質的には、対外的に、日本だけで強い態度を示したという実績をつくるコトによって、これからの日本の世界戦略にも大きな意味を与えるというコトこそが、一番大きなメリットになるのだと思います。
 それは中国に対しての大きな牽制にもなりますし、やはり経済大国としての「日本を怒らせたらどうなるか」という態度がとれるというのは、様々な意味で大きいと言えるのではないでしょうか。
 その他にも、ここまで日本が本気度を示し、先端を開く結果になるのであれば、アメリカもそれなりの行動を取ってくれるという期待も大きいと思います。
 そもそも戦争という手段を日本が取れない以上、情けない話ではありますが、そういう事態にならないよう後ろでアメリカに目を光らせてもらっておくコトは必要不可欠になります。
 今の日米関係から言えば、やはりアメリカは北朝鮮を潰したいという思惑はあるでしょうから、キッカケが日本の責任で出来るのであれば、アメリカも後から“参戦”するコトにはやぶさかではないと思います。
 もちろん、効果が全く出ない可能性は否定できません。
 ただ北朝鮮の国民が、飢えでバタバタ死んでいくだけという結果も十分あり得ます。
 しかし、それを越えて、特に外に向けての日本の“決意”を示せるというメリットは、かなり大きいモノがあるでしょう
 十分現実的に考慮する価値のある話だと思います。
 
 これらのコトを踏まえて考えれば、結局それらを選択するのは国民だと言えるのではないでしょうか。
 今の日本の体制からすれば、大部分の国民の後押しが無ければちょっと経済制裁を発動するコトは不可能だと思います。
 ですから、本当に国民が北に対する経済制裁を心から望むのであれば、今後この家族会の座り込み抗議だけでなく、もっと大きな声が必要です。
 本当なら参議院の委員会での公的な横田さんの「覚悟」を、もっとマスコミは大きく取り上げるべきだったと思うのですが、しかし呆ステと古舘なんかによって、変な形にゆがめられてしまったというのは残念な話です。
 しかし本当に国民が経済制裁を望むのであれば、マスコミに頼るのではなく、国民が主体的になって声を上げなければならないでしょう
 小泉総理が、「もはやこれ以上は国民の声を抑えきれない」と思うぐらいにまで声を上げるコトが、経済制裁の唯一の、そして最低条件と言えると思います。
 
 逆に言えば、案外小泉さんはこれを待っているのかもしれません
 参議院で公的な“約束”を取り付け、また安倍自民党幹事長代理を通し家族会と世論をバックアップして、最終的に小泉さんが「動かざるを得ない状況」を作り、それが出来上がるのを待っているのかもしれません。
 まぁそこまで戦略をたてているのかどうかはともかく、しかし政治家という立場において、現実的にはまず経済制裁は難しい状況なのですから、やはり国民の声を背景に総理になった小泉さんの時にこそ、国民は大きな声を上げ、政府の後押しをする必要があるのではないでしょうか。
 それこそが唯一の道なのではないかとやえは思います。
 
 
 以上、経済制裁のメリットと、その発動条件について書きました。
 結論的には、家族も国民も、ある程度のデメリットは享受した上で、政府に対しこれ以上ないというくらいの声をあげる必要がある、というコトです。
 
 ただし、もうひとつ視点があります。
 北朝鮮が核兵器を持ち、もしかしたら近い将来核実験をするかもしれないというコトです。
 そしてもし核実験を強行したのであれば、その際には必ず日本は強い抗議の姿勢を示す必要が出てきます。
 しかし、その前に日本が経済制裁をしていた場合、では核実験に対する制裁は何をすればいいのか、何が出来るのかと考えたら、もはや武力的な制裁しか出来なくなるのではないでしょうか
 だけどそれはちょっと非現実的ですよね。
 
 今「経済制裁」というカードを使ってしまうと、この後使えるカードが無くなってしまうのです
 しかし北は「核実験」というカードを持ってしまっています。
 日本としては、もちろん拉致問題は大切ですが、それと同じぐらい、それ以上と言っても過言ではないでしょう、北の核問題は重要視しなければなりません。
 ですから、拉致問題という段階で経済制裁というカードを切ってしまってもいいのかというコトは、やはり念頭に置いておかなければならないと思います。
 
 技術論的には、経済制裁も、強弱を付けた段階的な発動をするという手段もあると思います。
 しかしやはり「経済制裁発動」というインパクトは、いくらそれが弱いモノであっても、インパクトは全然違うモノになります。
 例えば、結構前に油濁法の改正によって一部北の船を閉め出したワケですが、これも実質的には経済制裁そのものだと言えます。
 しかし政府としてはここで経済制裁というカードを使ったコトにするのは全く得策ではないですから、表面的には「これは経済制裁ではない」と言い続けました
 やはりこれはインパクトの問題なんですね。
 残念ながら、これを日本国民の中にも日本政府の“ウソ”を真に受けてしまって、結果的には北を利するような言動しか取れなかった人がいっぱいいたのですが、これから見ても、段階的な経済制裁はほとんど意味をなさないのではないかと思われます。
 そもそも「段階的な経済制裁」はすでに発動されているのですが、国民の大部分は理解していませんしね。
 
 核問題が目前の問題である以上、それも考慮した上で経済制裁を考えなければならないでしょう。
 今のところ、やえは、経済制裁以上の制裁は武力的な制裁しか考えつきません。
 となれば、今経済制裁をしていいモノかどうか、ちょっと疑問に感じるところが大きいと言わざるを得ないのではないでしょうか。
 
 
 
 やえとしましては、思想的に一番良い方法は、自衛隊が「普通の軍隊」になるコトだと思っています
 これは以前にも書きましたが、ただ軍備を整えるだけで、諸外国に対して大きなプレッシャーを与えるコトができますし、これだけをもって北が戦争をしかけるコトは決してありませんから、経済制裁よりも良い手段であるハズなのです。
 しかし日本国内での全くこの論は語られるコトがありませんのでなかなか現実しがたいモノがあります。
 よって、今日は経済制裁について現実的に考えてみました。
 確かに経済制裁のメリットも大きいですが、しかし後に書きましたように、他の問題とも総合的に考える必要があるというのは、念頭に置いておく必要があるでしょう。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、普通の国日本を応援しています。
 

平成17年6月27日

 自衛隊国軍化こそが全ての解決への唯一の道

 
 どこで見つけたのか忘れちゃったのですが、こんなおもしろいサイトを見つけました
 いやー、なんて言いましょうか、すごいですねぇ。
 歴史を正しく認識するコトは大切なコトですからね。
 事実は事実として覚えておきましょう。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 前回の更新では、拉致問題の解決への道としての経済制裁という手段について考えてみました。
 この手段は、日本が本気度を内外に向けてアピールできるというメリットがある一方、必ずしも被害者を取り戻せる保障がない上に、さらに命の危険度が増してしまう可能性も高く、最悪戦争や核が飛んでくる可能性だって否定できないというデメリットも存在する、というお話をしました。
 また、そのような可能性がある以上は、民主主義の政治家としては、ちょっとその選択をするコトは出来ない、出来るとしたら異常なまでの国民世論の高まりしか手だてはない、というコトも指摘しました。
 
 このように、経済制裁という手段は、ちょっと「危ない橋を渡る」コトになるのではないかと思います。
 では、他に、拉致問題を解決する、その糸口になる手段はないのでしょうか。
 やえは、ひとつだけその手段があると思っています。
 
 それは前回の更新でチラッと触れましたし、以前も詳しく書いたコトがあるのですが、先週の週末、拉致家族会が永田町で座り込みの抗議をしたコトを受けまして、もう一度具体的にまとめておこうと思いました。
 今のところ、メリットとデメリットを比べた場合この手段が最も優れていて、かつコストパフォーマンスも優れている手段だとやえは考えています。
 そして、今が絶好の機会、というか今しかできないのではないかという思いもありますので、ここは何度でも訴えておきたいと思います。
 
 
 結論から言います。
 その手段とは、自衛隊を国軍として、外国の一般の普通の軍隊のようにするコトです
 ハッキリ言いまして、たったこれだけで、拉致問題やまたかなり多くの様々な問題が解決の方向に向かうのではないかと期待できる手段なのです。
 
 日本の自衛隊は、あくまで自衛隊であって、軍隊ではありません。
 また日本には、世にも珍しい「平和憲法」という、戦争放棄を謳った9条というモノもあります。
 これらが国軍化を阻害しているワケですが、よって具体的には、この2つを変えるコトになります。
 まず憲法9条を破棄し、自衛隊という名前を「国軍」と改名し、また防衛庁も国防省と変えるという作業をする必要があります
 
 ではこうすれば何が変わるでしょうか。
 実質的にはさほど現状と変わりませんが、しかし自衛隊が軍隊となり、憲法9条が改正されれば、近隣諸外国に与えるインパクトはとんでもなく大きなモノになるでしょう。
 そして、日本の発言力、また説得力が、とてつもなく大きくなるコトが期待できます。
 
 というのも、なぜ今のアメリカがこれだけ大きな顔が出来るのかと言えば、脅しでもなんでもなく本当に戦争してしまうからです。
 本当に軍隊を外国に送り込み、本当に大空爆をして、その国の政治体制を根本から変えてしまう力を本当に持っているからです。
 ですから、アメリカが「戦争しちゃうぞ」と言えば、ものすごい脅しになるワケで、よって相手の国も言うコトを聞かざるを得なくなるワケです。
 これは北朝鮮にも言えるコトでして、資源も経済も何もない北朝鮮が、一応は対等にアメリカとやりあっているのも、全ては軍事力と核のカードがあるからに他ならないワケですね。
 
 対して今の日本は、これの真逆をやっちゃっているワケです。
 いくら自衛隊の装備が世界有数だとしても、世界に誇る憲法9条がある限り、「どうせ脅されたところで戦争なんてできやしないから無視しても平気だもんね」と、外国になめられてしまうだけなのです。
 これでは全く説得力を持てるワケ無いんですね。
 事実、北朝鮮に対してはなめられっぱなしですし、実際なめたところで日本は何もこわくないコトが憲法9条で保証されているワケですから、メリットか感じられない以上、北が日本を無視するというコトは当然の話でしょう。
 アメリカは軍事力だけで北を振り向かせているのと、まさに対照的です。
 
 とりあえずこの状態が良い悪いかという是非はおいておくにしても、少なくとも、この日本の現状をもし変えたとしたらならば、それはひとつの外交カードとなり得るというのは一目瞭然ですよね。
 しかも、普通の国が軍隊を強化するというのとはワケが違います。
 経済大国日本が、さらに軍隊が無い状態から新しく造るのです。
 やはり無いモノから有るモノになるというインパクトは、比べられないぐらい大きなモノがあるでしょう、ある意味、予想通りの北朝鮮の核武装よりも、日本の自衛隊国軍化の方がよっぽどインパクトを与えるコトが出来るのではないかと思います
 ですから、自衛隊の国軍化は日本にとってものすごく大きなカードになるのです。
 
 
 では、具体的にどう使うかですが、せっかくですから、国軍化する前から交渉材料に使っちゃいましょう。
 と言っても、「拉致被害者を返さなければ国軍化しちゃうぞ」と直接言ってしまうのは適切ではありません。
 基本的に自衛隊の国軍化は内政問題です
 ここは厳密にする必要があるのですが、国軍化を外交問題にされるとめんどくさいコトになりますから、キッチリと明言しておく必要があります。
 そもそも内政問題であるのは当たり前の話ですしね。
 そして国軍化というカードは、内政問題だからこそ利用できるのです。
 つまり、直接北朝鮮とか中国にでもいいんですけど、国軍化云々をカードとして利用するのではなく、ただ内外に向けてこう言えばいいのです。
 
 「近年不審船の問題や拉致の問題が多発し、まして北朝鮮が核兵器を作ってしまった。このような事態に際し、日本国民の安全を守るためには、諸外国と同様の軍隊を設置し、自国だけで身を守れる装備と設備を整える必要がある」
 
 なんだかあわてふためく中国や北朝鮮や、ついでに韓国が目に浮かぶようでが、当然、国軍を造り北を今から攻める、なんてコトは言う必要ありません。
 ただ、「これから日本は(普通の)軍隊を持つ」と明言すればいいだけです。
 普通の軍隊は基本的には現代において自衛しかしない存在ですが、しかし自衛と称して相手国を攻撃するのは出来るワケで、まして“自衛隊”から軍隊になるワケですから、当然北は恐怖を感じるコトでしょう。
 もしかしたら自分たちを攻撃するためにそんなコトをしたのではないか、と思うでしょうね。
 そしてそう恐怖を感じるコトこそが、日本の思うツボなのです。
 恐怖を感じれば、当然その恐怖を取り除きたいと思うワケで、そこに交渉の余地が生まれるという算段です。
 もし現在日本が普通の軍隊を持っているだけならここまで強いカードにならなかったかもしれませんが、しかし幸いなコト(?)に、今の自衛隊はカードには全くなってないワケで、だからこそ新しく国軍を造れば、それがとんでもなく強いカードになってしまうのです。
 この辺は心理的な駆け引きの問題ですね。
 
 現在の日本は、いくら口だけで「日本を怒らせたらどうなるか分かっているのか」と言ったところで、そこには全く説得力が無いのです。
 だって、どうにもならないんですからね。
 さらにそれを自分たちで保証してしまっているんですから、こんなお人好しはありません。
 結局、交渉という駆け引き事の場において、最終的に上の立場を得るためには、相手に有無を言わせない状況を作る必要があり、そしてそれはやっぱり軍事力なんですね。
 
 「日本を怒らせたらどうなるか」という部分に関して、確かに経済制裁という手段はあるとは思います。
 思いますが、しかし経済制裁は、するという実際の行動を起こさなければ、北朝鮮も本気にならないというのは、今実際そうですよね。
 また、経済制裁は最終的にはその国を滅ぼす直接の原因にはなりますが、しかし軍事力は、経済制裁を無理矢理解除させる力になってしまいます
 ですから、相手が軍事力を持っている以上は(持っていない国など例外中の例外ですが)こちらも軍事力に対する軍事力を持っておく必要は必ずあるのです。
 むしろ経済制裁というカードは、軍事というカードがそろっていてはじめて真の力を発揮するモノだと言えるでしょう。
 軍事力があってはじめて経済制裁の真の効果があらわれ、そして軍事力が強ければ強いほど、経済制裁のカードも何倍もの力を発揮するようになるのです。
 
 
 ところで、軍隊化すればコストがかかるという意見もあるかと思います。
 しかしまずこの国軍化をカードにする段階においては、実質の技術的な部分は現状のままでいいと思います。
 実際今の自衛隊は、防衛するための攻撃能力は持っていますが、相手を攻撃するための装備は備わっていません。
 具体的に言えば、空爆する能力は自衛隊には無いんですね。
 ですから将来的には改善していく必要があるでしょうが、しかし、これは今一気に装備しなくても、カードとしては十分に力を発揮するでしょう。
 とりあえずはインパクトを与えるコト、そして恐怖を与えるコトが重要ですので、今は可能性を示すだけで十分かと思います。
 また、今の自衛隊には金額的には世界第二位の金額を日本はつぎ込んでいますが、しかしGDP比で見ると、かなり日本の自衛隊は世界的に見て少ないんですね。
 ですから、まず憲法などのソフトの問題をクリアにし、カード化させてインパクトを与えてから、次にハードの面においてもGDP比を世界並に徐々に引き上げていけばいいのではないでしょうか。
 日本が軍隊を持ったというだけでかなりのインパクトがありますが、さらに経済大国がハードの面にも本腰を入れてしまえば、これほど相手に対して恐怖を与える、つまり強い交渉材料になるカードもないんじゃないかというモノになるのではないでしょうか。
 北のようにGDPのほとんどを軍事につぎ込むなんていうのは論外ですが、しかし経済学的に言っても、まだまだ日本は軍事費に対して余裕があると言えるのです。
 
 また、自衛隊の国軍化は、相手の逆ギレを起こさせない手段でもあります。
 北朝鮮は今しきりに「経済制裁をしたら宣戦布告と見なす」と言っていますが、しかし日本の国軍化という動きはあくまで内政問題ですので、これで戦争が起きる可能性というのは限りなく0であると言えるでしょう。
 仮にそれで戦争を起こされたとしても、それは何もしなくても戦争を起こされたのと全く意味的には同じであり、国際法的にも慣例的にも戦争を仕掛けられたという形になりますから、まずこれは考える必要はないと言えます。
 ここまで戦争の可能性に入れていたら、さっきも言いましたように、何もしなくても戦争の可能性というモノは0には絶対に出来ないのですから、話が先に進まなくなります。
 確かに「北朝鮮を攻撃するために国軍化させる」と言えば別問題ですが、しかし「より国を守るために国軍化する」というのは、むしろ普通の主張ですからね。
 そもそも自分の国に軍隊もあり核兵器まであると言っているのに、どうして日本に軍隊を作っただけで戦争の理由になるのか、逆ギレもいいとこです。
 ですから、自衛隊国軍化という手段は、経済制裁という手段に比べて、むしろ戦争の可能性も回避するコトが出来るのです。
 そして被害者の命の危険性という面においても、直接的な行動である経済制裁より遙かに安全だと言えるでしょう。
 さらに、経済制裁を行えば北朝鮮との交渉が完全に断絶する可能性もありますが、しかし国軍化の場合は、交渉を打ち切れってしまうと北としては逆に危険性が高まるってしまうワケですから、それも無いと言えるでしょう。
 現に、アメリカとは積極的に交渉しようとしているワケですからね。
 
 このように、総合的に考えて、自衛隊の国軍化は経済制裁に比べてかなりの面において日本に有利になるのではと考えられるのです
 
 日本の自衛隊の国軍化は、日本が主体的に行動できるための手段とも言えます。
 現在日本の対北対策は結局アメリカ頼りになっていますが、これもアメリカが軍事の力によって北朝鮮を無理矢理振り向かしているからに他なりません。
 ですから、日本がそれなりの軍事力を持てば、それだけ主体的にコトを動かせるようになるのです。
 
 
 最後に。
 いくら見た目だけ国軍化しても、そこに国民の意識が無ければ結局は全て無意味に終わってしまいます
 所詮このようなコトは全て手段に過ぎないワケでして、それを使う人間がダメなら、やっぱり結果もダメになってしまうでしょう。
 つまり、北の問題にしても、何の問題にしても、日本人が日本こそが主体となって物事を解決していくんだと、それなりの覚悟と自信を持って事に当たらなければならないのです。
 軍隊を持つというコトは、その自信の裏打ちなのです
 自信の根拠なのです
 もちろん国軍化に際しては憲法改正が絶対条件ですから、おそらく儀式を通過するかのようにその辺はクリアになっていくんだと思いますが、決してこのコトを忘れないでほしいと思います。
 
 
 冒頭にも言いましたように、拉致被害者の家族会が座り込みの抗議行動をしました。
 しかし、今の日本の状態で経済制裁をするのは、やはりまだ適切ではないと思います。
 ですから、今日やえが言いましたような手順を踏む必要があるでしょう。
 そして、それを達成させるために、他の誰でもない国民こそが声を挙げる必要があるのではないかと思うのです
 ただ家族会の金魚のフンになって「経済制裁しろー、小泉は退陣しろー」とか言っても全く何もなりません。
 本来なら、日本が主体的に問題解決に当たれるよう、その環境作りのために国民が動く必要があるハズなのです。
 まさか家族会が「憲法改正しろ」とは口が裂けても言えないでしょう。
 そこまで言えば、口を出しすぎだと言われるのがオチです。
 まして本来は被害者なのですから、家族会をそこまでさせてはならないハズです。
 だからこそ、日本国民が日本のために考えて、そして行動しなければならないのではないでしょうか。
 
 ただ言われたコトだけを、人が言うコトだけをやっていくのではなく、国民ひとりひとりが主体性を持って、それぞれが考えていくべきだと思います
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、自衛隊の国軍化を応援しています。
 

平成17年6月29日

 国軍化についてさらに語るぞ

 
 むはははは、オレはしつこいぞー
 
 分かりましたから。
 
 むははははは、今度はオレがこの問題について語っちゃる。というかだな、おい、誰かが国軍化やってくれるだろうなんてどこかで思っているんじゃないのか?この問題は主体的に考えろと、昨日はそういう文章じゃなかったか?
 
 そもそもですね、衆参両議院に憲法調査会が5年にわたる調査を行い、その報告書が今年の4月に出されているというこの状況において(衆議院参議院)、国軍化が不可能と思うのはどうなんでしょうか。憲法改正が全然現実的なお話なのですから、国軍化だって十分現実的なお話です。
 
 でも世論は全然盛り上がらんよなぁ。だから現実感がないのかもしれんが、なんでだ。考えたくないのか?日本が本当に主体性を持てるチャンスだというのに、それを考えないというのはどういう事なんだ。
 
 これも「運動という麻薬」なんですかね?とりあえず家族会についていきさえすれば、自分は正義だと確認できるワケですから。
 
 うーん。分からん。だって、経済制裁をとか言っている人やサイトやブログはくさるほどあるが、国軍化をなんて言っているのはウチだけだろ。なんなんだこれはと。日頃中国北朝鮮を滅ぼせとか勇ましい事ばかり言っているサイトとか、所詮口だけか?
 
 何も「経済制裁するな」とは一言も言ってないんですけどね。どうせやるなら効果が十二分に発揮できる状況を作ってから、つまり日本が普通の軍隊を持ったときにこそやるべきだと言っているワケでして、そしてその前に、そこまでしなくても国軍化の動きだけで十分カードになるんじゃないですかって言っているんです。
 
 そして、それでも北が振り向かないのだったら、まぁ軍備増強とかいう手順はあるが、次の段階としてやっと経済制裁があると。さらにそれでもダメなら最後には戦争だと。これが一般的に正しい制裁・圧力のかけかただろと。
 
 経済制裁して、しかしそれでも何もならなかったとしたらその後どうするのかってコトも考えておかなければなりませんよね。少なくとも中国は経済制裁するハズがないですから、日本とアメリカの経済制裁だけで北の国家体制を崩壊させるまでには至らないと思いますし。
 
 それで北が拉致被害者を返すかどうかは分からん。返すかもしれないが、返さない可能性は多いにあり得る。だからこそ、次の手もしっかりと用意しておく必要は当然あるだろと。次の手がないのに“最後の手段”を使ってしまえば、敵からすれば「これをしのげば勝てるぞ」と思われるだけなんだからな。
 
 最後の最後はやっぱり軍事の力がモノを言うんですよね。今それを日本はアメリカ頼りにしてしまっているので、北はアメリカだけをなんとかすればなんとかなると思っているんです。実際にそうなのが情けない話なんですが、どうしてそれを日本人が分からないんでしょうか。
 
 あれだ。一回家族会から主張の部分だけでも離れてみろと。自立してみろ。家族会のスピーカーだけじゃ駄目だろ。今家族会に対して「本来は被害者であるハズなのに、座り込みなんてさせてしまうほど追い込んでしまって申し訳ない」と言っている人が多いんだが、それは確かに当たってはいるんだがな、しかしそう本当に思うのであったら、家族会の金魚のフンでは駄目だろって。真に被害者の救済を願うなら、家族の立場では言えないようなコトを代弁する気持ちで事に当たる必要があるんじゃないのかって話なんだよ。
 
 経済制裁がベストの選択かどうか、結局誰も議論してないんじゃないんですかね。確かに経済制裁はベターな選択かとは思いますが、しかしベストの選択ではないと思うんです。
 
 経済制裁が目的化していないのであれば、ちょっと立ち止まって、思い直せる筈だよな。自衛隊の国軍化は決して経済制裁と相反するものではない。国軍化した方が経済制裁の効果は格段に上がるだろうし、国軍化を主張しながら経済制裁の発動を主張する事だって矛盾していない。順番の問題でしかないのだからな。それならば国民が主体となって声を挙げないといけないんじゃないのか?やっぱり政治家まかせか?大嫌いなマスゴミまかせにしてしまうのか?国軍化への動きの中で、国民の声がとてつもなく大きくなるという現象だけで、これだけで十分に北に対するプレッシャーになる。民主主義の国なのだから国民が声を挙げれば実現するし、それは北も分かっているし、そして国軍化は現実的に北にとってはとてつもなく恐怖なのだから、その最も大きな足かがりとなる国民の声は、だからこそ説得力を十二分に持つ訳だ。経済制裁は外交だが、国軍化は内政問題なのだから、これは国民の力で達成すべきなんだよ。これこそが今国民がやるべき事なのではないだろうか?これが今国民に出来る事ではないだろうか?
 
 間違ったらいけないんですが、横田ご夫妻と家族会は、決して経済制裁を望んでいるというワケではないというコトです。家族会が望んでいるコトは「家族(被害者)が帰ってくるコト」です。ですから、その一手段として経済制裁があるだけであって、経済制裁が目的ではないコトを周りはよーく頭に入れておく必要があるのでしょう。つまり、家族が帰ってくるのであれば経済制裁しなくてもいいですし、国軍化でもいいワケですし、もし経済支援でも本当にそれで帰ってくるならばそれでもいいのです。この辺の「ご家族の立場」というモノを理解しておかなければならないでしょう。
 
 そう。だからこそ家族でない立場の者が中身についての議論をしなければならないんだよ。
 
 本来、家族会は手段についての主張はすべきではないんですよね。でもそうせざるを得ない状況に追い込んでしまったのは、確かに申し訳ないと言うべきでしょう。ただ、なぜかそれを、政治家やマスコミにだけ押しつけようとしている人が多すぎるのではないでしょうか。国民が主体性を持ってこの問題に関心を持っていれば横田ご夫妻を始め多くの方がここまで苦しむ必要も無かったと思います。
 
 国民も勝手なもんだよ。今まで知ろうともしなかったくせに、ちょっと総理が北に行ったらいきなり怒り出して。ちょっと前までこの問題を主張するだけで右翼呼ばわりされていた時代を無かったかのように語るのは、正直この問題を昔から主張してきたオレとしてはなんなんだと思っちまうよな。
 
 まぁ知らなかったモノはしょうがないと言うしかないんでしょうけど、だからこそせめて、今国民が、政治家やマスコミを頼らない、自分の頭で考える時なんですよね
 
 そうなんだよな。「家族の立場」と「国家としての主張」は別物だ。常々当サイトでも言っているが、拉致問題は、「誘拐事件」という視点と、「主権侵害」という視点がある。もちろん家族会は「誘拐事件」という立場だな。だから支援するのであれば支援する者もこの立場でいるべきなんだよ。確かに家族会という御輿を担いだ方が説得力が出るというその一つの手段としては有効であるのは認めるが、しかしそれならば、家族という立場を超えた活動や主張なんてしたら駄目なんだっての。それなのに最近は家族会の立場を取りながら、運動をしているという立場を取りながら、「主権侵害」の立場でモノを語る奴が多すぎるんじゃないのかと。
 
 結局そんなコトを言っている人って、家族会を利用しているとしか言いようがないんですよね。
 
 そうだ。「被害者の立場」を利用しつつ、反論しづらい状況を作り出し、自分の政治思想を主張し押し通そうとする。これはやってはならない卑怯な手なんじゃないのか?構造が差別利権と全く同じなんじゃないのか?
 
 家族会はその辺はよくご理解されているというか、立派ですよね。「家族の立場」を越えないよう、いつも配慮されているようにお見かけします。
 
 ちょっと前に、小泉さんが二回目の訪朝をした時、家族会がちょっと感情的になって小泉批判した事があったが、これ国民からバッシング受けたよな。まぁそういう時もあると。ただこの問題は多分にマスコミのミスリードという側面が強かったので、ちょっと可哀想ではあったが。
 
 議論って本来は色んな意見が出されるモノだと思うんですが、しかしこの問題に関しては、経済制裁の是か非かしかないというのが残念というか、おかしいですよね。色んな案を出して、果たしてどれが最も効率的で効果的かってコトを考えるべきだと思うんですが
 
 政治主張するなら家族会から自立してみろ。本当に経済制裁だけが手段なのか考えてみろ。そして自分は一番何を望んでいるのか、何を望むのか、それはどうすれば達成されるのか、自分の脳味噌で考えてみろって事だな。
 
 やえは、今がチャンスだと思っているんですけどね。今こそ日本が独自路線をとれるいいチャンスのハズなんですが、誰も声を挙げません。イラク戦争の時には「反米派」がいっぱいいたと思うんですけどねぇ。
 
 運動がしたいのか、それとも声を出してみたいだけなのか、そもとも自分の主張がしたいのか、それとも問題の解決を本当に願っているのか、よく考えてみるべきだな。
 

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