☆やえニュース☆

 義務逃れテロ特措法を国会で議論しろ福田メルマガレビュー審議しましょう三権分立を守れ雑記福田メルマガレビュー

平成19年12月3日

 義務逃れ

 今日はこちらのニュースです。

 カード納税、「手数料なし」実現=来年9月まで実証実験−東京都日野市
 
 クレジットカードを利用し住民からの市税や国民健康保険税の納付を受け付けるサービスで、通常は自治体がカード会社に支払う手数料の無料化を東京都日野市が実現した。12月から来年9月までの実証実験中の期間限定だが、カード納税導入を検討しながら、手数料がネックとなって見送っている自治体も多い中、日野市の事例は注目を集めそうだ。
 実験では大手カード会社などと提携。移動型のクレジットカード専用端末を市役所窓口に設置し、利用者が職員と対面しながらカードで市税などを支払う。滞納中の税金を徴収するため、市担当者が対象者宅を訪問する際も端末を持参、徴収率アップを狙う。 

 なんて言いましょうか、この記事を見たとき、日本人の道徳心というか公共心というモノが、どんどん落ちすぎてしまっているなぁと思わずにはいられませんでした。
 
 それは、こういう手段を用いらなければ納税しない人が増えてしまっている、というコトだけではありません。
 クレジットカードに、言い方は悪いですが、頼らなければならなくなってしまっているという点が、より一層の道徳心の欠如を感じるのです。
 
 納税するとき、普通に納める場合と、このクレジットカードによって納める場合、一番何が違うでしょうか。
 受け取る方の国や地方公共団体は、手数料無料化というコトで全然変わらないのでしょうけど、納める方は微妙に違います。
 それは、普通に納めるのであれば納めるときに現金を持っておかなければなりませんが、カードで納める場合は仮に今現在現金を持っていなくてもとりあえずはカードがあれば納付したコトになるという点です。
 つまりカードの場合、一端カード会社が納税者に変わって現金を公共団体を支払い、そしてその後、決められた日にちにカード会社が納税者にそのお金を請求するという形になるワケですね。
 
 公共団体からすれば、納税しやすい手段を増やしたかったという思惑があるのでしょうし、それはもちろんその通りで、手段が増えるのはいいコトだと思うのですが、でも結局これは「公共団体からの請求は無視するけど、カード会社からの請求なら受けざるを得ない」と考える人がとても多いというコトを意味しているのではないでしょうか。
 
 なぜカード会社からの請求なら応じるのかと言えば、そうしなければ色々と不利益を被るからでしょう。
 カードを日常的に使う人にとって、カードが使えなくなるという事態はどうしても避けなければなりません。
 また場所によってはカードの方が「信用がある」と見なされる場合も多々あるようですから、「カードを止められた」とか「カードが作れない」という事態に陥るコトは、やはり避けたいと考えるワケです。
 ですから、カード会社からの請求は応じるワケです。
 
 一方、公共団体からの請求は、そういう不利益になるペナルティーはありません。
 税金を納めなくても道路などの社会的インフラは使えますし、最低限生活する分には納税しなくてもほとんど困りません。
 ですから、滞納してしまう人も増えてしまっているのでしょう。
 これは、別に給食が止められるワケではないという理由で保護者が子供などの給食費を払わないという最近流行りの問題に、形は似ていると言えるかもしれません。
 
 情けないのは、実質的に自分に不利益にならなければ税金など払わなくていいと考えてしまえる人の思考です。
 
 実質的に不利益になるなら普通に納税するコトが出来るのに、そうなるまで主体的に納めようとしない考え方であり、自分さえよければいいと思ってしまっているワケです。
 しかもそういう人に限って、自分は公共団体に頼らなくても生きていけるなんて思いがちですが、しかし実際には目に見えてないだけで、国民であるなら、様々なところで税金で成り立っている公共団体の恩恵にあずかっているワケです。
 残念ながらそう言う人はそこまで考えが至らないんですね。
 記事によりますと、滞納者のところにカード端末を持っていくようですが、これはやはり、カードという自分に直接不利益になるシステムでなければ納税しようとしない人が増えているコトの裏付けとも言えるでしょう。
 とても情けない状況です。
 
 ちょっと話はちょっと変わりますが、そもそも滞納者のところに訪問するだけでも、これはコストがけっこうかかるサービスなワケで、この段階ですでに無駄な支出を公共団体は出さなければならなくなってしまっています。
 最近無駄遣いを無くせとか言ってますが、すでにこの訪問システム自体が本来から考えると無駄なワケです。
 年金問題にしてもそうです。
 役所の怠惰な仕事ぶりは当然問題であり改めるべきコトではありますが、それをもって年金を支払わなくていい理由には全くなりません。
 年金の納付率がものすごく低いコトが今一番の年金システムの問題であるハズなのに、なぜか色々なワケの分からない理由を持って開き直り滞納者が増えてしまい、真面目に支払っている人が一番損をしている結果になってしまっています。
 目に見える得がなければ義務を果たそうとしない短絡的思考と、自分だけよければいいという利己主義が、いま様々な問題において蔓延ってしまっているのです。
 
 クレジットカードで税金を納められるようになるコトは便利になるコトですから、ぜひ全国的に展開していって欲しいと思いますが、よくよく考えるとなかなかに情けない現状であると言わざるを得ないのではないでしょうか。
 

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平成19年12月4日

 テロ特措法を国会で議論しろ

 結局民主党は、額賀さんの証人喚問を断念したようです。
 あれだけ息巻いていたのにどうしたのでしょうか。
 そもそも証人喚問は、国会の権威をフル活用した、ある意味逮捕や起訴よりも重い真相究明の場とも言えるのですが、どっかの政党が党利党略のためだけに乱発してしまっているので、最近重みが薄くなってしまってますよね。
 ちゃんと額賀さんに対しても、民主党は証拠や確信を持って公の場で追求していたのでしょうから、やると言ったからには最後まで責任を持ってやるべきなのではないでしょうか。
 相変わらず、自分のコトしか考えられない政党ですね。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 さて。
 なんだか最近あまり話題にならなくなってきてしまっている、テロ特措法の問題ですが、そろそろまた国会が動き始めるようですから、また話題になるんだとは思います。
 そして法案の具体的流れで言えば、衆議院ではすでに可決をしていますので、問題は野党が半数を占める参議院で可決されるかどうかです。
 制度的には参議院で否決されても、さらに衆議院で2/3の議決が得られれば法案は成立するコトができるようになっていますので与党的にはこれを目指したいのですが、さらに制度的には、国会が開会される日数というモノが決まっていましてそれを過ぎてしまうと法案を成立させられないコトになっていますので、野党民主党的には審議を長引かせて採決をさせないという戦略をとろうとしているワケです。
 
 ただなんて言いましょうか、これだけを書いても、議論をしようとしない民主党の態度というのはどうなのかなと思うのですが、さらにテロ特措法の問題の場合、民主党は卑怯な態度をとり続けています。
 
 民主党は、小沢さんの辞める辞める詐欺の時から、福田総理の党首会談に対して「密室会議はよくない」「議論なら国会の場でする」と言ってました。
 いまでも言ってますね。

 党首会談  国会でなぜ討論しない
 
 小沢氏の返答は明確だった。「国会の議論で結論を得る方針だ」と、いずれも拒否した。至極当然のことだ。前回の密室会談で両氏は公開の討論を避けて、たった二人で決着させようとしたことに国民は激怒したのだから。

 しかし、テロ特措法に関しては今、国会で両党がフェアに議論する環境が整っていないのです。
 なぜかと言いますと、それは民主党が対案を出していないからです。
 
 よく言われる「だったら対案を出せ」という意見ではありません。
 これはテクニカルな問題なのですが、国会と言うか、具体的な議論の場である委員会という場では、議論のコトを質疑と呼びますように、議論の形としては「質問をして、それに答える」というコトの繰り返しになります。
 政党が質問をして、政府が答える、という形です。
 党首討論を除けば基本的にこの形しか国会での議論は行われません。
 よって、政府が質問をするコトは無いワケであり、これを裏返せば政党が質問を受けるコトは無いワケで、自動的に民主党は常に攻める立場に無条件に居続けられるのです。
 ですから、「バカな質問をしているな」と仮に思われたとしても、実際に「その質問は矛盾している」と指摘されるコトは民主党には無いワケです。
 この形というのは、参議院で第一党であっても変わりません。
 
 国会の一翼である参議院の、最も議席を有している政党が、このように追求を受けない形になっているのは制度の整備不良なのではないかとやえは思うのですが、しかしだからこそ民主党は自ら責任を果たすよう能動的に行動すべきでした。
 すなわち、政府案に反対するのであれば、その全ての対案を院に提出すべきなのです。
 
 提出するしないは、格好だけの問題ではありません。
 もし対案を提出しないのであれば、質疑の形はさっき言いましたように政党が質問をして政府が答えるという形ですから、自ら語らなければ民主党はその問題に対してどのように考えているのかも明らかにしなくてもいいですし、なぜ反対するのかという理由も言う必要が無いワケです。
 重箱の隅をつつくような揚げ足取りさえしていれば格好はつき、そして参議院では否決すらできてしまいます。
 自分たちがどう考えているのか、どうして反対しているのか、それすら言わなくても否決だけはできるワケなのです。
 誰も自分たちには質問が出来ないからですね。
 しかしもし対案を出していたら、この形が違ってきます。
 政党が法案を提出するというのはいわゆる議員立法という形ですが、これで法案を提出すると、委員会などで法案提出者として趣旨説明をする必要が出ますし、質問されれば答える義務が発生します。
 ですから民主党がテロ特措法に対する対案を出していれば、なぜ政府案に対して反対するのか、この問題に対して民主党はどのように考え対応すべきかを、質問によって国会の場で明らかに出来たのです。
 自民党の議員が民主党の法案提出者に、そのように質問が出来るようになり、民主党は答える義務が発生するからです。
 こういう形になってこそ、本当の意味で開かれたフェアな議論が行われると言えるモノではないでしょうか。
 
 しかし民主党はテロ特措法の対案を結局出しませんでした。
 福田内閣になってから最大の法案だと最初から言われ続けていましたのに、それでも民主党はこの対案を出さないという選択肢を自らの意思で取ったワケです。
 これは野党第一党としても、参議院第一党としても、とても無責任なのではないでしょうか。
 おそらく民主党は自分たちの立場を明らかにしたくないのでしょう。
 すでに小沢さんとそうでない人たちのこの問題に対する考え方にかなりの差があるコトが明らかですから、そろを国会の場で露呈させたくなかったのでしょう。
 しかしそんなのは、政党としてすでに論外なのではないでしょうか。
 
 それなのにその上でさらに民主党は「議論は国会ですべき」なんて言うワケです。
 どの口が言っているのでしょうか。
 国会の場ではフェアな議論が出来ないのを知って、小沢民主党はそう言っているのでしょうか。
 とても卑怯な態度としか言いようがありません。
 
 民主党は、なにはともあれ対案を出さない限り、どのような言動にも説得力などありはしません。
 このような民主党の態度は、党利党略しか考えていない証拠だとしか言いようがないでしょう。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、正々堂々とした議論を応援しています。
 

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平成19年12月6日

 福田メルマガレビュー

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       福田内閣メールマガジン(第9号 2007/12/06)      
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 [水がつなぐ命。福田康夫です。]
 
 水がつなぐ命。福田康夫です。
 防衛省の一連の不祥事について、皆さんからたくさんの厳しいご批判を頂きました。次から次へと様々な問題が取り上げられ、さらには前事務次官が逮捕されるという事態にまで立ち至ったことは、本当に残念でなりません。皆さんの怒りや不信は、よくわかります。
 最初のメルマガで、私は、国民の皆さんの信頼なくしては、どのような立派な政策も実現できない、皆さんから信頼されるよう一生懸命やっていく、と申し上げました。現実は、これとは全く逆に向いてしまいました。
 
 こんにちは福田さん。
 しかしまぁこれ福田さんのせいじゃ、全然ないんですけどね。
 なんて言いましょうか、けっこうこの守屋さんっていう人の人付き合いは一部では有名だったらしくて、担当の記者なんかには普通のコトだったらしいんですね。
 でもまぁなんて言いましょうか、タイミング的に、テロ特措法にからめたい、どこかの思惑が動いたんでしょうね。
 どちらにしても、この問題、キチンと冷静に対応してもらいたいところです。
 
 なぜ、このような問題が起きるのか、どうしたら本来あるべき姿を取り戻せるのか、今般、官邸に「防衛省改革会議」を新たに設置して、これらの問題を原点から見直すことにしました。
 これまでのやり方や慣行をすべて点検し、組織全体を生まれ変わらせる、そのような気概を持って、国民の皆さんの信頼を取り戻すことに全力で取り組んでいきます。
 
 とは言っても、防衛の問題を軽くするのはやめてくださいね。
 そして防衛に関する装備の調達の問題なのですから、決して全てを公開すればいいって問題でもありませんし安ければいいという問題でもありません。
 多少高くても性能が良いなら、コストパフォーマンス無視でも、装備しなければならないところにはお金を掛けて装備すべきです。
 改革はもちろん進める方向でいいですが、ぜひ「日本の防衛力を高める」という方向に進めて欲しいと思います。
 
 さて、今週月曜日、皇太子殿下を始め、世界各国の大統領、首相のご列席のもと、大分県別府市で開かれた「第1回アジア・太平洋水サミット」に参加しました。
 「水」は、空気と同じように、命あるものにとってなくてはならないものです。
 しかし、アジア・太平洋地域だけでも、いまだに、7億人もの人々が安全な飲料水を手に入れることができません。また、5億人以上が食糧不足に苦しんでいますが、農業に必要となる水をどう確保するかも大きな課題です。
 
 なかなか日本では実感しにくい問題ですけどね。
 「飲める水」ではなく「高級な水」をわざわざお金を出して買うぐらいですから。
 でも、そんな日本でもちょっと日照りが続くと水不足になってしまうワケで、それを考えたらあまり降雨量の多くないところでは、やはり死活問題なんだろうと想像できるワケです。
 
 一方で、「水」が命をおびやかすような事態も起きています。つい最近もバングラデシュで大洪水があり、多くの人命が失われました。これも地球温暖化の影響と言われています。
 わが国は四方を海に囲まれた島国であり、海という「水」によって世界の国々とつながっています。今回の大分出張で、水を守り、環境を守る大切さを改めて実感しました。
 
 ま、まぁ、環境を守ったところで災害はくるんですけどね。
 でもいつでしたっけ、ブラジルあたりの地震で、日本まで津波が襲ってきたコトがあったんですよね。
 すごい昔の話ですが。
 ですから、環境と言うよりは、こういう災害がいつ来ても、被害が最小限になるよう備えておくコトは大切でしょう。
 
 来年は、北海道洞爺湖でサミットが開催されます。地球温暖化は世界全体で取り組むべき大きな問題ですが、水の問題の解決もあわせて、日本としてリーダーシップを発揮していきたいと思います。
 
 洞爺湖と言えば、銀魂の銀さんの木刀・・・いや、このネタはもういいですね(笑)
 というか、サミットまで選挙があるのかどうかというところが、まず国内問題で言えば争点だと言えるでしょう。
 逆に最近は民主党が情けないので、早めに選挙してしまった方がいいという、自民党の見方からすればそういう見方もあるみたいなので、政局が安定しているから選挙にはならないと言えないところもあります。
 ただやはり、最近は政治がゴタゴタしすぎてますから、安定した落ち着いた政治を期待したいところではあります。
 
 明るい話題を一つ。今週、星野監督が率いる野球の日本代表チームが北京オリンピックへの出場を決めました。連夜の熱戦、3連勝は見事でした。本番の北京でも、金メダルをめざしてがんばってほしいと思います。
 
 燃えましたっ。
 最終戦のスクイズは圧巻でしたっ。
 しかしこれは所詮通過点に過ぎません。
 特に今回はアジアでの大会でしかないワケで、それはサッカーと野球とは全然日本では歴史が違うワケで、こんなところで喜んでいてはいけないんですね。
 金メダルしか喜べない、そんな気概を持って、もちろん大変でしょうけど、応援していますので、どうぞオリンピック頑張ってください。
 
 
 [編集長のひとこと]
 「団塊世代の教員の大量退職と新規の大量採用により、教員の質の低下が心配」。メルマガへ寄せられたご意見です。日ごろから教育の成否の8割は教師にかかっていると考えている渡海大臣が、教師が子供と向き合う時間を確保することへの意気込みを語っています。
 
 いやまぁこう言ってはなんですが、団塊の世代の質が高いのかどうかは、ちょっと疑問に思わなくもないですけどね。
 ですから、これを良い機会ととらえて、質の向上につなげるよう、抜本的な改革をして欲しいと思います。
 
 「初め携帯で、最近はパソコンに変えました。」というご意見をいただきました。自宅のパソコンでじっくり読まれる方にも、通勤・通学中に携帯電話で読まれる方にも読みやすいメルマガとなるよう、これからも心がけていきます。(まつしげ)
 
 やえはいつもパソコン派です。
 レビューしますから(笑)
 携帯で見るにはやっぱりパケホーダイにしないと怖いですしね。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、野球日本代表を応援しています。
 

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平成19年12月10日

 審議しましょう

 今日はこちらのニュースです。

 定例日以外の審議拒否=民主・小沢代表
 
 民主党の小沢一郎代表は4日の記者会見で、与党が新テロ対策特別措置法案の審議に定例日以外も応じるよう求めていることについて「(参院選翌日の)7月30日から(福田康夫首相の所信表明演説まで)2カ月間空費しておいて、自分たちのことは棚に上げて『予備日を使え』とは、よく言えた話だ」と述べ、拒否する考えを示した。
 同法案を審議する参院外交防衛委員会は火曜日と木曜日が定例日で、会期末の15日までに衆院並の審議時間を確保するのは困難になっている。

 えーと、まずですね、基本的なコトなんですが………、審議してください。
 もちろん国家の最も厳格な場である国会というところにおいて、定例日などの形も大切だというコトは分かりますので、例えば日曜日に審議しろとか言うのであればそれはどうかなとやえも思います。
 しかしですね、ここで言っているのは、予備日です、予備日。
 きっちりと規定によって「予備の日」が定められているのですから、これを使うコトを否定する理由など無いハズです。
 こういう時のための予備日なのではないのでしょうか。
 
 いつも民主党は、審議しろ審議しろ、国会で議論すべきだと言っているくせに、いざやろうと言うと、こうやって逃げるんですよね。
 これはもはや別の意図があるとしか思えません。
 おそらく、民主党は参議院での新テロ特措法の審議未了を狙っているのでしょう。
 衆議院に提出された法案というのは、もし参議院で否決されても、今度は衆議院で2/3の賛成を得られれば可決成立するのですが、参議院で審議未了で終われば衆議院に送り返せなくなるので、こうすれば法案は不成立となります。
 民主党はこれを狙っているのだと思われます。
 しかしこれは卑怯ですよね。
 国会の一翼である参議院においても、その法案をどう考えるかを院としてシッカリと結論を出すべきです。
 それが二院制を執っている日本の国会のシステムの責任です。
 しかし、致し方なく審議未了になるならともかく、狙って審議未了にするなんて、こんなの責任の放棄としか言いようがありません。
 「参議院は議論しません」と言っているようなモノです。
 かなり国民をバカにしている態度なのではないでしょうか。
 参議院第一党の民主党の責任放棄は、日本を侮辱していると言っても過言ではないのではないでしょうか。
 
 結局民主党は、テロ特措法の中身について国民のために考えてるのではなく、選挙のために参議院と国会を利用しているだけなのでしょう。
 
 その上で、このニュースです。

 民主党46人訪中 衆参本会議見送り、与党はカンカン
 
 民主党の小沢一郎代表ら衆参46人が訪中する余波を受けて、6、7日の衆参本会議が中止に追い込まれた。これによりNHKの命令放送を廃止する放送法改正案の衆院本会議の採決が週明けにずれ込むなど、15日の会期末までの国会日程はますます窮屈となり、与党側は不満タラタラだ。
 大島氏は3日午後に開かれた自民、公明両党の衆参国対委員長会談で、「極力国会運営に支障がないようにしなければ…」と厳しい表情で述べ、状況を説明。出席者は「40人以上が会期末に国会を開けるとは非常識も甚だしい」など不満をあらわにした。
 3日夕の自民党役員会でも、鈴木政二参院国対委員長は「訪中団は参院だけで25人。参院定数の1割を占めており、いかにも多すぎる」と怒りを爆発。伊吹文明幹事長は「議員の第一の公務は審議に参加することだ。歳費に見合う活動をしてもらわねば」と皮肉った。

 議論板の「やえちゃんの役に立ちそうな情報を集めるスレ」で情報を頂いたのですが(ありがとーございまーす)民主党の議員がなんと46人もの訪中団をつくっての、国会審議をほったらかしにして中国に行ったという記事です。
 完全に民主党としての組織的に行われた審議拒否です。
 ええと、なんでしたっけ、小沢さん、上のニュースで「自分たちのことは棚に上げて『予備日を使え』とは、よく言えた話だ」とか言ってましたよね?
 よくもまぁ、こんなコトしておいて、よく言えたモンですね。
 支離滅裂です。
 やっぱりさっき言いましたように、民主党がやりたいコトというのは、じっくりと審議して議論して、中身について国民に明らかにするコトではなく、ただ単に時間稼ぎをして新テロ特措法を阻止したという“手柄”がほしいだけなのでしょう。
 単なる党利党略だけです。
 
 これが参議院第一党の民主党の姿です。
 

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平成19年12月11日

 三権分立を守れ

 今日はこちらのニュースです。

 薬害肝炎、首相の政治決断を要請・原告団
 
 薬害肝炎訴訟で原告団は10日、福田康夫首相との面会を求め、官邸で大野松茂官房副長官と会った。原告団は、大阪高裁が和解骨子案を提示する13日より前に福田康夫首相が原告と面会し、「薬害肝炎の被害者全員を救済する」との政治決断を行うよう要請。大野副長官は「首相に(原告の要請を)伝える」と返答したが、政治決断については明言を避けた。
 原告は大野副長官との面会後に記者会見。全国原告団代表の山口美智子さんは「首相が政治決断をしてくれると信じていたが、裏切られた。もうこの内閣には期待できない」と支援者らに報告。大阪訴訟の原告団代表の桑田智子さんは「なんと冷たい内閣だろう」と憤った。
 大野副長官との面会に先立ち、原告や支援者約300人が厚生労働省前に集合。「切り捨ては許しません 総理の決断を!」などと書いた横断幕を掲げ、「すべての薬害被害者を救済せよ」などとシュプレヒコールを上げた。

 昨日、テレビなどで大きく取り扱われました、薬害肝炎の問題です。
 
 で、当然の話ですが、被害に遭ってしまった方はお気の毒だと思いますし、苦しい思いをされてきたのであろうというコトは想像できます。
 しかしですね、被害者の感情は感情として、一方で社会システム・国家構造としての日本国家のあり方という視点も決して忘れてはいけない問題です。
 
 この原告団が求めているのは、記事にもありますように「すべての薬害被害者を救済せよ」です。
 「すべて」というのは、いま各地で争われている裁判において、原告として名を連ねている人だけでなく、原告にはなってないけど同じように薬害肝炎にかかっている人も含めてという意味です。
 つまりですね、いま政府が考えている和解の内容にというモノは、いままで原告として名を連ねていた人と、そうでない人で、救済措置の中身が違う形を提示しようとしているワケで、原告達はそれに反発していると、現在この問題はそういう構図なワケなのです。
 
 これに対し原告達は、記事にもありますように「なんと冷たい内閣だろう」とかなんとか言って、メディアも「同じ薬害で肝炎にかかったのに、線引きをして切り捨てるなんてひどい仕打ちだ」とかなんとか言ってました。
 しかしここでよく考えてもらいたいのは、なぜ政府は原告とそうでない人達の間で線引きをしたのかというコトです。
 
 この線引き、実は裁判所が下した基準なのです。

 薬害肝炎の和解骨子案、救済線引きなら拒否…原告団方針
 
 薬害C型肝炎の集団訴訟で、全国原告・弁護団は9日、大阪高裁の和解協議について東京都内で会議を開き、東京地裁判決が認定した期間に血液製剤を投与された患者らを補償対象とすることをベースにした和解骨子案が正式に示された場合、即刻拒否する方針を確認した。
 同高裁はこれまで、今年3月の東京地裁判決で国や製薬会社の責任が認められた1985年8月〜88年6月に血液製剤「フィブリノゲン」を投与された患者らを補償の対象とする和解骨子案を検討。既に提訴した人については、範囲外の原告にも計8億円を被告側が支払うなど、国側の意向を反映した案を示している。

 記事のココに注目です。
 「東京地裁判決が認定した期間に血液製剤を投与された患者らを補償対象とすることをベースにした和解骨子案」
 「東京地裁判決で国や製薬会社の責任が認められた1985年8月〜88年6月に血液製剤「フィブリノゲン」を投与された患者らを補償の対象とする和解骨子案」
 いま各地の裁判で原告になっている人となっていない人の違いは、どうも記事にある期間で投与されたかどうかの違いのようなのですが、つまり東京地裁は裁判によって厳格にここで線引きをしたワケです。
 繰り返しますが、原告も政府も共に主張をし裁判を実際に行って出された判決が、この線引きなのです。
 
 そして政府は、この裁判所の結果を受けて、その通りに救済措置を執ろうとしているだけなのです。
 
 まずこの事実を踏まえて、そして考えれば、いま原告団が行っている主張というのは、言ってしまえば裁判所の結論を無視しろと圧力をかけている行動だと言わざるを得ないのです。
 しかもさらに言えば、さっきの記事にもありますように、第二審である大阪高裁においても東京地裁の判決に則った形での和解案を示そうとしているようですから、裁判所としても、言い方は悪いですが東京地裁の勇み足ではないと言える判決なワケで、それなのに原告団は、正式に大阪高裁の和解案が出る前に政府が東京地裁の判決を無視した結論を出せと言ってしまっているのですから、これはますます裁判というモノを無視した、強引な圧力政治でしかないと言わざるを得ないのではないのでしょうか。
 さすがにちょっといかがなモノかと思います。
 
 裁判所の判決を無視するようなコトをしてしまえば、それは裁判所の存在意義にも関わる問題になってしまいます。
 しかもそれを、国家の最も根幹を支える行政府である政府がやってしまうのは、かなり問題のある行動なのではないでしょうか。
 どうもこの一連のコトは、以前小泉さんが総理の時に、ハンセン病裁判において裁判所の決定を経ないような“政治決着”をしたので、それを期待して原告団がこのような主張をしているようなのですが、ハッキリ言ってやえは小泉さんのこの手法は間違いだったと思います。
 小泉さんのせいで、このような悪しき前例が出来てしまいました。
 これは裁判だけの問題ではないのですが、なんでも一時の感情、一時の利益だけで動いてしまうと、それが前例になってしまって、後々のコトに大きな影響を与えてしまいかねません。
 小泉さんの時はそれでよかったかもしれませんが、もしこれが前例となってズルズルいってしまうと、いつか裁判制度そのモノが形骸化してしまう可能性だって否定できなくなってしまうのです。
 
 何が正しくて何が間違っていたのか、それを人間が完全に判別するコトなど不可能です。
 真の正義と真の悪なんて、神様でなければ決められない話です。
 そんな神ならぬ身である人間が、せめて真実に少しでも近づくように考えられた制度のひとつが、裁判という制度です。
 そして、いまの日本のシステムにおいては、裁判所の決定が、少なくとも公的システム下においては正しい判断だとされているのです。
 ですから、本当の神の目で見える真実は分かりませんが、裁判所が出した結論こそが、国家システム内においては正しい結論であり、それ以上でも以下でもない内容に従うコトは正しい行いであると言えるのです。
 少なくとも、国家システムの最も大きなウエイトを占める政府という機関が、決められたルールに従って行動をし、その結果裁判所の出した判決に従うコトは、言わば責務だとも言えるでしょう。
 政府という立場においては、裁判所の出した結論は、正義なのです。
 
 今回の件について政府は、この原則を単に貫いているだけなのです。
 
 もし原告団がこの内容に不服であれば、それは裁判を続けるしかないでしょう。
 近々高裁の結論がでるのですから、あとは最高裁ですね。
 それが日本国内においては正しい行為です。
 もし最高裁で原告の主張が全面的に認められれば、当然政府はそれに従う義務がありますが、もし最高裁でも地裁や高裁と同じ判決を下すのであれば、日本国内においてはそれが正しいと認定される事実であり、原告の立場であるならそれに従うのが国民としての義務です。
 酷な言い方かもしれませんが、それを越える主張をしてもそれはただのエゴというか、自分勝手な我が儘でしかないとしか言いようがないでしょう。
 
 日本国家の制度における最も基本的かつ大切な仕組みである三権分立のひとつである裁判所の決定を、同じ三権分立のひとつである政府がないがしろにするような行為は、その仕組みそのものに関わってしまう重大な行為ではないのでしょうか。
 裁判所が出した結論というモノを、もっとよく考えなければならないと思います。

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平成19年12月12日

 雑記

■ ひさしぶりに、今日はこのスタイルで更新したいと思います。
 
 
■ ちょっと時期を逃してしまった感があるのですが、この前の野球のアジア大会、オリンピックの予選になったあの大会の日本対韓国戦で、ちょっとした一悶着がありました。
 大会前の監督会議において、試合開始数時間前にスターティングメンバーを交換し合うコトで全ての出場国が合意していたのですが、なんと韓国がその事前提出のスターティングメンバーを無視して、プレイボール直前に全く違うメンバーを出してきたのです。

 韓国が先発メンバー変更 紳士協定を無視 野球アジア予選
 
 韓国が試合開始直前に先発オーダーをがらりと変更した。星野監督によると「1時間前にオーダーを受け取っていた」。だが、実際のオーダーは先発投手が右の柳済国から左の田炳浩へ。打線も左腕の成瀬を意識してか、1番から6番まで右打者が並んだ。
 韓国の金卿文監督は「(国際野球連盟=IBAF=の)ルールは破っていない。いいとは思わないが、今回のルールでは、うそのリストを作ることもできる」と釈明。これに対し、星野監督は「監督会議で紳士協定を結んだ。ルールブックにはないことだが、非常に疑問だ」と静かな口調ながら怒りをあらわにした。

 これちょっとひどいです。
 なにがひどいって、変な話ですが、まだルールを無視してくる方がマシなところです。
 というのも、ルールを無視するぐらいなら、それはスポーツの中だけの話であって「そこまでして必死に勝ちたいのですかね」と呆れるぐらいで終わるのですが、この場合、監督会議というスポーツのルールの外での会議で決められた、言わば「人と人との約束」なのですから、これを破るというコトは、人として信用できないと言わざるを得なくなるからです。
 スポーツとして韓国が信用できないのではなく、人として韓国人は信用できないとこの件では言えるワケで、これでいいんでしょうかと他人事ながら思ってしまいます。
 
 
■ 昨日のニュースで、自民党の石原伸晃先生が、近未来研究会、いわゆる山崎派に入会すると報じていました。
 石原先生、いままで無派閥だったんですが、どういう心境の変化でしょうか。
 ただ石原先生は、最初は清和会(町村派)から始まって、次に宏池会(古賀派・谷垣派)に入ってと、自民党議員としてはかなり珍しい派閥渡り鳥な人ではありますので、派閥に入るコト自体は不思議ではありません。
 ここにきてなんで山崎派なのかはよく分かりませんが、まぁなんでしょうか、ぶっちゃけた言い方するなら山崎派なら自分の影響力を出しやすい、もっとぶっちゃけるなら乗っ取りやすいと思ったのかもしれません。
 山崎派って山崎先生の次にはあまり有力な議員さんがいないんですよね。
 敢えて言うなら、いまの経済産業大臣の甘利先生ですが、まぁやえは甘利先生好きなんですけどね(笑)
 一般的にはなかなか賛否両論分かれる石原先生ですが、永田町においては、もはや一目置かれる存在であり、人脈も広く、実力者としての立場を確立しているので、石原先生なら応援しようという人も多いですから、派的にも石原先生で身を立てるというのもアリだという考えもあるのかもしれません。
 
 
■ 現在サッカーのクラブ世界選手権、昔で言うトヨタカップが行われています。
 そこで日本の浦和レッズが勝ち上がり、明日ACミランと戦うコトになっていて、レッズサポーターだけでなく日本のサッカーファンの期待を一身にあびています。
 しかしですね、こういうと怒られそうですが、やえはレッズがミランに勝ってほしくありません。
 
 ああっ、卵投げないでくださいっ。
 
 というのもですね、もしこれでレッズが勝ってしまったら、どうやっても「ホームだから」と言われるに決まってるからです。
 もしこれが「ホームアンドアウェイ」でのホームであるならいいんですが、トヨタカップは無条件で日本で開催されるコトになっていますから、これでホームの利を最大限使ってしまったら、せっかく世界最大最高のサッカー大会が「もう日本では行えない」と言われてしまいかねません。
 それはすごくさみしいです。
 トヨタカップが日本で行われるコトは、ものすごい幸福なコトであって、感謝すべきコトであって、やえ的には、日本は出場しなくてもいいのでずっとトヨタカップは日本で開催して欲しいと思っています。
 ですから、まだ今の日本のサッカー力からすれば、レッズには勝って欲しくないのです。
 レッズファンは怒るかもしれませんが(笑)
 
 
 ・・・・・あれ?
 もしかして、もうすでに開催国は日本から離れるってコトは決まっているんでしたっけ?
 
 
■ 最後に一言。
 おそくなりましたが、小橋建太さん、復帰おめでとうございました。
 も、もう、途中から涙で画面がよく見れませんでしたよ〜。
 また感動の試合を期待していますっ。

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平成19年12月13日

 福田メルマガレビュー

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       福田内閣メールマガジン(第10号 2007/12/13)      
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 [生活を守る。福田康夫です。]
 生活を守る。福田康夫です。
 先日のメルマガで灯油やガソリンの値上がりについて触れましたが、その後も値上がりが続いています。
 農家のハウスをあたためるのも、銭湯のお湯をわかすのも、トラックでの運送も、幅広い分野で燃料の値上がりは重い負担となっています。厳しい冬を迎えて、暖房のための灯油代に頭を悩ましているご家庭も多いと思います。
 
 こんにちは、やえです。
 そういえば、高いからって、ガソリン泥棒が増えているそうです。
 なんと消防車から抜き取る輩も出たそうで。
 こいつの家が火事になっても出動して欲しくないところですが、なんとまぁ、世知辛い世の中ですねぇ。
 
 こうした負担を少しでも軽減するため、今週、政府の基本方針をとりまとめ、中小企業の皆さんに対する低金利融資や、高速道路料金の値下げに加え、寒冷地で本当に生活に困っている方々の灯油購入に対する補助などを行うこととしました。これで少しでも皆さんが暖かく過ごせるようになれば良いのですが。
 
 補助等はいいんですが、ただこの原油高騰って、一過性のモノではなく、これより高くなるにせよ安くなるにせよ、急激に変わるモノではないのですから、その扱いは慎重にしなければならないと思います。
 ある意味物価が高くなるのと同じコトですからね。
 物価が上がったから税金を安くして負担を軽くしようとかしていたら、いつか税金が0になってしまいます。
 日本では石油が取れないですから、なんとか安く売ってくれるよう努力するのはもちろんですが、それでも高くさせられたら我慢するしかないというのが現実と言わざるを得ないでしょう。
 ですから、もはや「慣れる」か、もしくは「ガソリン以外のエネルギーを開発する」しか、有効な手はないかと思います。
 そういう意味から、最近世界的にバイオエタノールが注目されているのでしょう。
 
 新聞やテレビの報道でご存知の方も多いと思いますが、約5000万件の該当者不明の年金記録のうち、今後解明作業にさらに時間を要するものが、数多くあることが判明しました。
 その中には、誤った漢字変換や転記ミスなど、社会保険庁による初歩的なミスも多数あることがわかりました。調べれば調べるほど、これまでいかにずさんな仕事をしてきたかが明らかになりました。
 年金記録ひとつひとつが国民の皆さんひとりひとりの生活に直結するものであるという、ごくあたりまえの意識がなぜ持てなかったのか、まことに残念です。
 
 この問題、一回本更新で詳しくとりあげようとは思っています。
 ただ、ひとつ確実に言えるコトは、この問題の一番の根本は、社保庁の現場職員の怠惰な仕事がもたらした問題であるというコトです。
 責任問題はともかくとしても、決して政治家や上の方だけを責めるようなコトを言っても、問題は回避できなかったでしょう。
 そして再発防止も難しいでしょう。
 現場の人間など、上の人間が責められても「うるさい上司がいなくなった」と逆に喜ぶだけですからね。
 
 こうした長年にわたる不祥事に対して、政府を代表して、皆さんに改めてお詫びを申し上げます。
 当然のことながら、本人の特定が困難な記録のひとつひとつについて、徹底的に調査をしてまいります。様々なデータを活用しながら、なるべく早く結論を出すよう、全力を傾けてまいります。
 
 もちろんそれはそれでやっていただくのは当然ですが、国民の方も、もし不安なら自分から足を運んで調べる努力をしてみましょう。
 国家のこの手の制度というのは申請主義が国際的にも常識です。
 決して国家とは、国民に至れり尽くせり、ゆりかごから墓場まで介護してくれる安楽装置ではありません。
 特に民主主義の国であるならなおさそら、国家は国民が形作るモノであり、その考え方は顕著です。
 どうすれば問題が一番早く確実に解決できるか、それを国民ひとりひとりが自分のコトとして考えるコトが一番大切だと思います。
 
 本日、大阪高裁において、薬害肝炎訴訟に関する和解案が出されます。
 多くの感染者・患者の方々が、長年にわたり心身ともにご苦労されてきた問題であり、司法の判断を真摯に受け止め、一日も早く解決できるよう、努力したいと思います。
 
 これについては先日更新でお話ししました
 とりあえず裁判なのですから、裁判の判決を待ちましょう。
 
 政治は、国民のためのものです。どのような課題に対しても、日々の生活を送っている皆さんの目線に立って考え、政策を進めていく。この原点を忘れてはならない、と常に考えています。
 今年は、例年よりも早くインフルエンザが流行しています。何よりも予防が大切。くれぐれもお気をつけ下さい。
 
 福田さんも、インフルエンザにかかっても、そう簡単に休めない立場ですから、どうぞご自愛下さい。
 今年も残すところあと半月。
 国会の再延長問題とか、今年は最後まで気が抜けない一年になりそうですが、頑張ってくださいね。
 
 
 
 [内閣府特命担当大臣の岸田文雄です。]
 ● 現場の声を政策に
  (内閣府特命担当大臣 岸田文雄)
 皆さんは、「沖縄の離島」と聞いてどのようなことをイメージされるでしょうか。
 白い砂浜、サンゴの海、豊かな緑と青い空。まず、観光やリゾートを思い浮かべる人が多いと思いますが、一方で、沖縄の人々の間で「島ちゃび(離島苦)」といわれるように、離島ゆえの暮らしの厳しさというものがあります。
 
 こんにちは、岸田先生。
 岸田さんは、やえの出身広島の先生であり、選挙区的にもやえのド地元ですので、昔からずっと応援していました。
 世代的に言えば、安倍さんや塩崎さん、石原さんは一回生上ですが、いわゆる政策新人類の世代であり、宏池会のニューリーダーです。
 テレビ討論会などには多分出られたコトがないと思うのですが、そういう中での早い時期での大臣就任は実力がある証拠と言えるでしょう。
 うう、ついに大臣になられて、こうやってメルマガレビューする日が来るとは、とてもうれしいです。
 
 今回沖縄を訪問し、日本最南端の有人離島である波照間島に渡る際に、天気がよくても、高波のために高速船が運航されないという体験をしました。波照間島で行われた対話集会「島のゆんたく会議」などでは、地元の方々からフェリーによる搬送中に高波の影響で患者が骨折したという話や、海の水から生活用水を確保していること、地上デジタル放送への移行によりテレビも観ることができなくなるといった離島ならではの切実なお話を伺うことができました。
 
 高波で骨折ってこわいですね。
 しかも、天気が良くても運行されないって、どんだけぇ〜って感じです。
 あの辺って、波が激しいんでしたっけ?
 しかしテレビも見れなくなってしまうってちょっとアレですね。
 この辺はしっかりと政府として支援する方向でいいのではないでしょうか。
 
 こうした暮らしの厳しさの一方で、中学校の先生からは、観光客が財布をなくし駐在所に届けたところ、警官はこの島に泥棒がいるはずがないとの信念からカラスの巣を探し、巣の中に財布を見つけたという逸話を伺いました。島民の方々が島に愛着を持ち、素晴らしい自然環境や伝統文化を誇りに思い、それらを一生懸命守ろうとしている姿に感銘を受けました。
 
 はぁ〜。
 これはまたすごいお話ですね。
 多くの日本人が忘れてしまっている心をいまだに持ち続けていらっしゃってると言えるのかもしれません。
 もちろん裏を返せば、島民全てが顔見知りであり、プライバシーもへったくれもないぐらい全員と親しいというコトでもあるのでしょう。
 それがいいか悪いかは人それぞれ賛否両論ですが、ただ少なくとも、泥棒がいないと断言できてしまうぐらいの公共心が保てるというのは素晴らしい一面だと言えるでしょうね。
 
 今回の訪問を通じて、それぞれの離島の実情にあった一層きめ細やかな施策を行うことが大事だと感じました。沖縄担当大臣としてこれからも折に触れ、沖縄を訪問し、「現場」感覚を大切にした政策を進めてまいりたいと思います。
 
 やえはよく思うんですが、「沖縄担当大臣」って贅沢な配置ですよね。
 日本の中でも沖縄だけを担当する大臣がいるワケですから。
 もちろん沖縄という土地は、歴史的に見ても特殊な事情があるのは事実ですから、それに対応するコトはとても大切なコトでしょう。
 しかし勘違いしてはいけないのが、これはやはり特別措置というコトです。
 都道府県単位で専門の担当大臣というのはいないのが普通のあり方であるワケで、いまの状態というのは沖縄はまだまだ特殊な土地だと言わざるを得ない状態なワケであり、いつか沖縄も担当大臣が置かれなくなるようになるのがゴール地点です。
 それを忘れず、沖縄の人も政府も共に頑張ってもらいたいと思います。
 
 11月1日に福田総理はメルマガで予告をされていましたが、総理より、国民が日々安心して暮らせるようにしていくために、生活者・消費者の視点に立った行政へ大きく発想を転換すべきとの指示を受け、国民生活担当大臣として「生活安心プロジェクト」に取り組んでいます。
 
 国民生活担当大臣とは、この前の安倍改造内閣において初めて出来たポストであり、岸田さんが初代大臣というコトになります。
 と言っても、国民生活なんて言うと、それこそ人間が生きるコト全てが担当というコトになってしまいますので、具体的にどのようなお仕事をするのか、ちょっと分かりにくい担当ですね。
 
 この取組に、生活の「現場」の声を反映させていこうと、インターネットなどにより意見募集を行っています。現場の声を受け止めながら、まずは「国民の暮らしの安心を確保するための、緊急に講ずべき施策」を今月中に、とりまとめる予定です。
 
 今月中って、あと半月しかないですよ?
 緊急なんで緊急なんでしょうけど、お忙しいですね。
 まぁネットでも意見募集しているそうですから、ご意見のある方は送ってみるといいかもしれません。
 
 さらに、来年春を目途に、国民生活審議会において消費者・生活者の目線に立って法律や制度を総点検し、行政のあり方を根本から見直していきます。
 これからも、現場の声に耳を傾けながら、「生活安心プロジェクト」に取り組んでいきます。
 
 さっきも言いましたように、国民生活という担当は出来たばかりの担当です。
 ですから、どのような仕事をし成果に結びつけるのかというコトは、これから実際に作業をしていく中で固まっていくのだと思います。
 そういう意味で、生活のために欠かせない施策などがあったら、どんどん意見を送って、担当大臣に実現してもらいましょう。
 岸田先生、応援していますので、これからも頑張ってください^o^
 
 ※ 大臣と語る「岸田大臣の「島のゆんたく会議」 in 沖縄 〜石垣・波照 間・宮古訪問〜」
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1528.html
 
 ※ 大臣と語る「岸田大臣の「生活安心プロジェクト」」
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1519.html
 
 
 [編集長のひとこと]
 今週号では、日ごろから現場主義に徹する岸田大臣が、沖縄県の波照間島を訪れて感じた離島の実情にあったきめ細かな施策の大切さと現場の声を聞きながら「生活安心プロジェクト」に取り組む意気込みを語っています。福田内閣では各大臣が率先して現場の声を政策に生かすよう力を入れています。
 
 こんにちは、まつしげ先生。
 なんだか最近ここは、メルマガの目次みたいな感じになってきましたね。
 しかし、岸田先生が波照間島に訪問されたのは沖縄担当としてであり、生活安心プロジェクトは国民生活担当としてですから、そのつなぎはちょっと強引じゃないですか?(笑)
 
 この冬も各地でインフルエンザが流行し始めました。手洗いやうがいの励行、予防接種、外出時のマスク着用などが予防策として効果があるそうです。皆さんもできることから心がけましょう。(まつしげ)
 ※ 「平成19年度 今冬のインフルエンザ総合対策について」
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/index.html
 
 インフルエンザってつらいですからねぇ。
 しかしところで、やえ的には、インフルエンザの予防接種って効かないモノと思っていたりします。
 あれって型が違えば全く効かないからです。
 ですからやえはインフルエンザの予防接種はしたことないです。
 注射は痛いです><
 こういうのもなんですが、注射をすれば安心してしまうところってありますが、それでも罹る時は罹ってしまうモノですから、一番大切なのは手洗いやうがいなどの日頃の気の持ちようなんですよね。
 みなさんも、風邪やインフルや病気には気をつけましょう。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、ふふんを応援しています。

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