当サイトはいつも時事ネタを数日遅れで取り扱うせいか、遅れてる感があるんじゃないかと自分でも思わなくもないので、今日は必死に時事ネタを追いかけようと思います。
取り扱うネタは、福田総理の支持率低下と、その理由と思われる年金問題ネタです。
内閣支持43%に急落、「年金」「防衛省」不満映す・日経世論調査
日本経済新聞社が14―16日に実施した世論調査で、福田内閣の支持率が43%と11月の前回調査より12ポイント低下した。不支持率は13ポイント上昇の46%で、9月の内閣発足以来初めて支持を上回った。海上自衛隊によるインド洋での給油活動に関しては「再開すべきでない」が44%を占め、39%の「再開すべきだ」と逆転した。
内閣支持率の急落は、該当者不明の約5000万件の年金記録について、来年3月までに照合・通知を終える「公約」の実現が困難になったことや、防衛省を巡る一連の不祥事が影響したとみられる。2ケタの落ち込みは安倍前政権で年金記録漏れ問題が参院選の争点に浮上した5月の調査以来。
|
なんだかずいぶん急落していますが、その理由のひとつとして年金問題があるようです。
おそらく「年度内中に結論が出せない」という問題がクローズアップされたからなのでしょう。
どうやらこの安倍前総理が掲げた「年度内」の公約を、国民の多くが「年度末に完全解決する」と勘違いしていたのが原因のようです。
と言うと、疑問に感じる人もいるかもしれませんが、往々にしてやえは、自民党が年金問題に関して年度内に「完全解決する」なんて主張していたところを聞いたコトがありません。
あの公約が掲げられたのは参議院選挙の時で、あの時はマスコミも安倍叩きに必死でとても気持ち悪い空気が日本を覆っていたために、なかなか冷静な判断を国民が出来ていなかった時期ではありますが、しかし実際に自民党があの時掲げていた公約というモノは、年度内の「突合(名寄せ)を完了させる」という内容でした。
決して、あと3ヶ月で迎える年度末になると今言われている様々な年金問題の全てが解決する、なんて内容、少なくとも自民党関係者からは聞いたコトがありません。
客観的記録としてこちらのブログさんを紹介します。
むしろ煽るマスコミや民主党に対して、そうではないと訂正を促すコトを言っている自民党の議員さんの方が多かった気がします。
繰り返しますが、公約として掲げていた作業は「突合(名寄せ)」です。
先日社保庁が出した調査結果によりますと、いわゆる「宙に浮いた5000万件」のうち「945万件が、手書き台帳との照合だけでは特定が困難」という結果が出たそうです。
ですから、残り4055万件は特定可能な記録というコトですね。
そして特定が難しい記録の中には、結婚などで名前が変わっている人が変更の届け出をしていなかったり、外国人の記録だったり、虚偽申請していた人の記録とかのようで、またもちろん社保庁職員の怠惰な仕事によってミスって記録されたモノもあると、今回これで分かったワケです。
これは、「宙に浮いた5000万件」のほとんどが「どのような状態にあるのか」というコトが解明できたと言えるでしょう。
『名寄せした結果、945万件はどうしても社保庁の調査だけでは判別できない記録があると分かりましたが、後の4055万件は誰のモノなのか分かる状態であると判明しました』という結果が出たワケで、年度末まで残り3ヶ月残っている段階で、公約として掲げていた作業が終わったというコトなのではないでしょうか。
いまマスコミや民主党は一生懸命総理などを攻撃するために「自民党の公約は年度末までに完全解決だった」と事実をねつ造しようとしていますが、なにやらこうやって事実でないモノが事実として事実化してしまう悪例を目の前で見せつけられているかのようです。
そもそも、統合できない記録について、国民はその責任を、政治家や役人だけに丸投げ出来るのでしょうか。
さきほどの記事を引用しますが、
加入者が就職採用条件をクリアするために年齢を虚偽申請したケース
年金加入時に生年月日、氏名を虚偽申請した記録
なんていう、トンデモナイ記録まであるワケです。
また、外国に移住してしまった人や、一時日本にいたけど外国人でいまは日本にはいない人の記録など、誰の責任でもないどうしようもない記録があったり、また結婚して名字が変わった人も、これも本来はその人が申請すべきモノであって、個人の責任に帰す記録です。
さらに、このような例もあるようです。
それは架空の従業員をでっち上げたのだと言うのですね、税金逃れのために
|
トンデモナイお話ですね。
最近なんでもかんでも国家に頼って、自分は寝っ転がってさえいればなんでもやってくれると勘違いしている人が増えていますが、国家は国民の安楽装置ではありません。
特に日本は国家主権の民主主義国家なのですから、国民ひとりひとりが自覚を持って能動的に国家時宜用に参加する意識を持つ義務を有していると言えます。
年金記録、文句を言うだけでなく、不安であるなら自分の足で確認しに行きましょう。
|
|
|
|
(憧れの疑似トラックバック機能を期間限定お試しで付けてみました〜)
|
|
|