今日は、いつもネタを提供して下さっているのですが、なかなか使う機会が少ない、「やえちゃんの役に立ちそうな情報を集めるスレ」から、このニュースについて、簡単に述べたいと思います。
情報ありがとーございまーす。
たった26分短縮に2600億円 九州新幹線・長崎「壮大なるムダ遣い」
2008年4月28日、佐賀県嬉野市で九州新幹線・長崎ルートの武雄温泉(佐賀県)−諫早(長崎県)間45キロの着工式が華やかに執り行われた。この日、長崎市では長崎「新幹線」の建設中止を求める県民の会が「不要不急の公共事業」のチラシを手に行った街頭署名に列ができた。
長崎「新幹線」の建設中止を求める県民の会は、長崎県や佐賀県、JR九州が説明する長崎−博多間の短縮時間「26分」には「粉飾がある」と指摘。長崎ルートの建設に反対していた佐賀県鹿島市も、「巨額を投じる新幹線建設から生まれる時間短縮効果はその半分程度」と批判している。
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まぁ確かにこれでは、やえも、無駄かなぁと思わなくもありません。
やえはちょっと九州新幹線のコトをよく知らないのですが、これって佐賀までなんですか? 確かにこれで26分しか違わないなら、確かにコストパフォーマンスが合わないと思うのも仕方ないと思います。
ただ、考え方として、違う考え方もあろうかとは思います。
ひとつは、もし将来的に九州全県をめぐるように新幹線のルートが作られるのであれば、それは「長崎−佐賀」だけの問題ではなくなるので、それなりに意義は見いだせるのではないかというコトです。
この区間だけ新幹線が無いというのは、けっこうなロスとなるでしょうからね。
またその場合、おそらく九州だけでなく、山口から山陽新幹線が乗り入れするようになるのだと思いますので、そういう二重の意味で「長い目」で見れば、全く意味はないとは言えないと思います。
よくJRもCMなんかで、「東京−広島間が○○分短縮されます」なんて言ってますけど、これが今まで4時間10分だったものが、3時間55分になろうものなら、とんでもなく大騒ぎに、革新的技術が投入されたかのごとく大騒ぎしますから、そういう中での「26分」なら、それなりに意味はあると言ってもいいのではないでしょうか。
もうひとつ言うとすれば、結局この「26分」というのは、技術的な問題に過ぎませんから、将来にわたってはまだ分からないというコトです。
もしかしたらリニアモーターカーが実用化されたら、この数字はおそらく変わってくるのではないでしょうか。
また、さらに技術が発展すれば、さらにそれ以上というコトも考えられなくはありません。
未来というのは分からないモノですから、安易にガリレオを笑うようなコトはしない方がいいと思います。
昔は宇宙に行くコトなんて、魔法を使うよりも難しいと思われていたワケですしね。
ですから、もしかしたら将来40分・50分・1時間と短縮される可能性だってあるワケで、しかしレールを引かなければそういう可能性すら無くなってしまうのですから、まずレールを引くという意味もそれなりにあると言えるのではないでしょうか。
まぁもちろん技術的な問題とか、やっぱり地元の人の感情もあるワケですから、やえが今回こう言ったからといって、やえが「絶対無駄ではない」と思っているというコトではありません。
ただ、可能性というか、考え方としてはまた別の考え方もあるのではないでしょうかと思うワケなのです。
ただ単に無駄だ無駄だと言うだけでは、別の可能性もつぶしてしまうコトになりかねないというコトです。
結局、この問題、確かに地元の人たちの感情はとても大切だとは思いますが、しかし同時に、日本全国の人が利用する可能性もあるワケで、外の人が感じる利便性も加味しなければならない問題でもありますからね。
本当に良い方向に向かうために議論をするのであれば、あらゆる可能性は考えなければならないでしょう。