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平成20年7月17日

 石油値上がりと物価の問題

 えーと。

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         内閣広報室からのお知らせ(2008/07/17)
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 本日は、福田総理休暇のため、休刊とさせていただきます。
 福田内閣メールマガジンの次号配信は、7月24日の予定です。

 Σ(゜◇゜)ガーン
 今日はけっこうアテにしていたんですが、お休みのようです。
 困りました。
 というワケで今日は、石油の値上がりと物価の問題なんかを、思いつくままに適当に書いてみようと思います。
 
 以前の更新で、石油の値段が値上がりしているコトに関して日本政府やG8が何かをしようとして何とかなるもんですかね、と書いたところ、最近石油が値上がりしている原因を議論板の方で易しく解説してくださいました
 ありがとうございます〜。
 
 あ、それから、北朝鮮の銀行口座等の解説も以前頂きまして、おそくなりましたがありがとうございます。
 これはまた今度取り上げさせていただきますね。
 
 で、ちょっと引用です。

 原油の価格の決まり方について。
 裏取りなしで記憶だけを頼りに書きますんで間違いも多いかもしれません。
 原油の価格は基本的に市場で決まります。築地の魚競りみたいなのが原油にもあると言うことです。
 原油市場は各種あり、
 中でもウェストテキサスインターミディエイト、
 略してWTIと呼ばれる軽質油の先物市場が、
 その取引上での取り回しの良さから価格決定に大きな影響力を持っています。
 (中略)
 ここでも出てくるサブプライム問題です。
 お前は何を言っていルンダ?と言われそうなのでおおざっぱに説明しますと、
 まず、証券市場や株式市場から逃げ出した資金が、有望そうな原油にむけられました。
 また、アメリカにおける日銀的存在のFRBは、サブプライム証券の暴落に端を発する金融収縮、ようするに
 「どう金を動かして良いかわかんないから取引全部様子見」
 と言う状態を和らげるために金利を大幅に下げました。

 つまりこれって、バブル期の日本の土地みたいな状態になってしまっている、という理解でいいんでしょうか?
 先行投資先としてしか石油を見ておらず、結果、実体的な値打ちよりも価格の方が膨れあがってしまっているという状態なのでしょう。
 やっぱりこれは、資本主義経済がどうしても陥ってしまう罠なのでしょうか。
 
 これ改善させるのはとても難しいですよね。
 これが日本国内だけの問題ならまだ手はあるでしょう。
 いったん政府が全部買い上げて、その後市場に出すという、コメの方式とかですね。
 また、バブルの土地も、冷静な視点を持っていればなんとかなっていたという話もあります。
 バブルは、あれは国民が、国全体が浮かれてしまっていたために、土地の値段があがるのがなぜ悪いんだという考えが大勢を占めていたために起こってしまったコトと言えるワケで、結果論ですがどうしても防げなかったモノではないワケです。
 
 しかし石油はそうはいきません。
 当たり前の話ですが、日本の法律や権力は外国には及びません。
 極論を言えば、日本では殺人は犯罪ですが、よその国でそう規定されていなければ、仮に日本人がその国で殺されてしまっても罪に問われないワケです。
 ですから、コメのように石油をいったん日本政府が買い上げて云々という策は、これは日本政府の権力が及ぶ範囲内でしたら効果的ですが、そうでないところでは価格を一律に決められないワケで、そして実際石油の場合は日本政府の権力外のところで市場が動いてしまっているワケですから、これでは価格を安定させるコトは不可能なワケです。
 買ったところで高いままの石油を買わされるだけ……あれ? たしか国内の石油って、そもそもそういう形で政府がいったん買い上げてからの市場に出すって方式でしたっけ?
 まぁどっちにしても、日本政府だけの力では、値上げを押さえるコトは難しいワケです。
 
 ではどうしたらいいのでしょうか。
 
 経済はあまり得意でないやえですが、しかしこの問題、「対策をしろ」という声はよく聞こえますが、具体的にどうしたらいいのかという点は、ほとんど聞こえてきません。
 特に石油という、ありとあらゆる問題に関連するモノだけに、単に税金を投入すれば解決するというモノでもありません。
 おそらく短期的にどうにかなる問題ではないでしょう。
 
 出来るコトとして思いつくのは、例えば石油だけに依存しないエネルギー利用のあり方、例えばバイオエタノールですとか、そういうモノがある程度定着すれば、「石油だけでない」という意識に皆がなり、石油の価格も下がっていくのではないでしょうか。
 なぜ石油が投資先としてここまで加熱しているのかと言えば、それは絶対に石油が必要だと人間が思っているからです。
 必要とされる以上は、大規模な値崩れが起きないというコトであり、いつの世も人間に必要とされる金と同じような見方で、石油もガッチリと手堅い投資先として認識されているワケです。
 ですから、「必ずしも石油が人間にとって必要ではない」と認識されれば、値段も、投資先としての魅力が減るコトになるワケですから、下がっていくと思われます。
 
 ところで、先日漁師の方々が一日全国ストを敢行し、東京の日比谷にて大規模なデモを行いました
 何を訴えているかと言えば、ガソリンの高騰です。
 こちらも政府に対策を求めていますが、具体的にどうしたらいいのかという点は抜けています。
 一点具体的なのは、ガソリンの高くなった部分を税金で補填してくれというコトなのですが、しかしこれやってしまうと、他の業種も「ウチを補填しないのは不公平だ」となりかねないですから、なかなか難しいでしょう。
 また石油の値段が下がる見通しがあるならまだしも、それも全然ないですから、ずーっと補填し続けるというワケにはいきませんし、そもそも何を基準に「補填」となるのかも曖昧ですし、難しいと言わざるを得ないでしょう。
 
 こういうコトを色々考えたら、結局、消費者が小売りの段階での値上げを我慢し慣れるしか手段はないんじゃないかと思います。
 結局日本に生きている人のほとんど全ては消費者であると同時に生産者であるのですから、両方のバランスが取れるようなところで、時には我慢しなければならないコトもあるのではないでしょうか。
 例えば漁師さんの立場では、お魚の値段は上がって欲しいけど、お肉の値段は上がって欲しくないと言ってしまうのは、これはある意味我が儘だと言えるでしょうからね。
 
 こういう視点は、これからもっと国民は意識していかなければならないのではないでしょうか。
 よくやえはこの例えを出すのですが、小泉さんが総理の時、国民は「高速道路は市場経済主義で考えるべきだ」と言っていましたが、同時期に国土交通大臣が「首都高を値上げすべきだ」と言ったら、国民は猛反発しました。
 これは明らかに矛盾しているんですね。
 万年渋滞の首都高ですから、経済的にはつまり需要過多の状態ですから、それを是正するためには値上げするというのが正しい姿なワケです。
 しかし国民は目先のお金のコトしか考えない、矛盾な発言をしてしまうんですね。
 これではバランスはとれません。
 経済とは、消費だけでは、生産だけでは成り立たないのですから、キチンと広い目で両方を見ながら考えなければならないと思います。
 
 今日はとりとめもなくヅラヅラと書きましたが、石油高騰の問題、いい論があればいろいろと聞かせてください。
 

平成20年7月22日

 プロ野球と地域経済

 めずらしく今日はこんなニュースです。

 Kスタ・楽天戦 飲食物持ち込み規制強化に不満の声
 
 プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、仙台市のクリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城)で行われる東北楽天の試合で、飲食物の持ち込み規制が強まり、観客から不満の声が出ている。外で買った食べ物だけでなく、手作りの弁当やおにぎりも締め出す徹底ぶり。球団は「売店の売り上げを確保するために仕方ない」と理解を求めるが、一部のファンは「もうけ主義が強すぎる。手作り弁当ぐらい大目に見てもいいのでは」とぼやいている。
 持ち込み禁止は初年度の2005年度から定められているが、実際は手荷物検査をせずに黙認していた。翌年度からテロや危険物持ち込みの防止を理由に検査を強化。場外で買った飲食物をまずシャットアウトし、今季から手作りの食べ物もご法度にした。
 阪神と巨人、横浜、広島、ロッテ、オリックスは食べ物の持ち込みを制限していない。ヤクルトと日本ハム、西武は規制はあるが、事実上黙認している。中日、ソフトバンクは比較的厳しく統制しているが、入り口で預かることはしない。
 楽天野球団によると、持ち込み禁止の理由は場内売店の売り上げ確保とごみ分別の徹底。堀江隆治球場長(39)は「売店の売り上げは貴重な収益で、健全経営のためにやむを得ない」と説明する。

 やえの感覚からしたら、野球観戦で持ち込み禁止とするのって、とてもじゃないですけど信じられないっていう感覚があります。
 というのも、広島の市民球場はそんなコトしてないからです。
 してないだけでなく、市民球場で試合がある日は、周辺の商店やデパートのそごうも外に露店を出して、お弁当やカープグッツを売ってるという状況ですから、持ち込み禁止なんて発想自体が、広島の人間には浮かんでこないんじゃないでしょうか。
 
 お弁当の持ち込み禁止というと、一昔前の「愛・地球博」を思い出します。
 あれ確か、最初は一切の持ち込みを、手作り弁当すら禁止していたのですが、さすがにブーイングが起きて、時の総理である小泉さんが「いかがなものか」と発言して、手作りだけはOKとなった、なんてコトがありましたよね。
 これはやえ個人の感覚かもしれませんが、この「愛・地球博」から、あるイベントの会場内には食べ物禁止という措置が流行りだしたような気がします。
 つまりそれまでは、日本人の中には持ち込み禁止という発想はなかったけど、「愛・地球博」によって「そうか、その手があったか」とイベント側が気付き、次々に持ち込み禁止という作戦に出た、という流れです。
 まぁ実際のところは分かりませんが、やっぱりやえには、持ち込み禁止という措置は感情として納得できません。
 
 なぜ食べ物を持ち込み禁止にしていたのかと言えば、「愛・地球博」の時は、食中毒が発生してしまうからというアナウンスがされていたと記憶しています。
 しかしこれはちょっとかなり苦しい言い訳としか言いようがないでしょう。
 手作り弁当はもちろん、外のお店で買ったお弁当だろうがなんだろうが、食中毒が発生すれば、それはそのお店の責任であり、またそれを想定しなかった個人の責任であって、いちいち「愛・地球博」側が一括して制限するコトでも、責任を取らなければならないコトでもありません。
 例えば花火大会なんかにコンビニでお弁当を買って花火を見ながら食べてたらおなかを壊してしまった、という状況があったとして、その場合に「おなかを壊したのは長時間花火大会をしていたせいであり、実行委員会は謝罪と賠償をしなければいけない」なんておなか壊した人が主張し始めたら、それは常識的に考えてどう思うでしょうか。
 そんなの、かなりモンスターな言いがかりとしか言いようがないですよね。
 ですから本来、イベントの開催と、個人が持ち込んだ食べ物の管理なんていうのは、全くの別問題のハズであり、それをいちいち規制するというのはおかしい話であるハズなのです。
 
 その点、クリネックススタジアム宮城はすがすがしいほど本音を語ってくださっています。
 食べ物持ち込み禁止の理由は「場内売店の売り上げ増進のため」です。
 ここまでハッキリと本音を語ってくださると、逆に気持ちがいいぐらいです。
 行きたいとは思いませんが。
 
 やえからすると、肝っ玉が小さいと言いますか、視野が狭いなぁと思います。
 確か新しい球団である楽天は、市民球団を目指して設立されたと記憶しています。
 しかしその市民というのは、単に観客だけのコトを指す言葉なのでしょうか。
 
 広島の場合、カープの試合がある日は、さっきも言いましたように、市民球場の周りがカープ応援一色になり、みんなでカープを応援しようという雰囲気になります。
 特に市民球場っていうのは、広島の繁華街の中にあり、アクセスもいいし、まわりに商店も多くて、もの凄く立地条件に恵まれている場所にあります。
 と言っても、来年から場所が変わっちゃいますし、立地は良いのに動員数が増えないのが悩みだったりするんですが、ともかくカープの試合がある日は、球場だけでなく周辺も一体となって応援しようという雰囲気になるワケで、お金の面で見ても、カープの試合を通じて広島の町が全体として潤うような方向に盛り上がっているワケです。
 正直、球場の中の食べ物は、値段が高いワリに、そんなに美味しくなかったりします。
 しかし、だからこそ周辺で美味しいお弁当を買って持ち込めるコトによってカープの応援に行こうと思うようになるワケですし、ファンが応援に行くから美味しいお弁当を作って売ろうとお店側も頑張るようになるワケですし、そしてお弁当を買ってまでカープの応援をしにいこうとチケットを買って球場に行こうと思うようになるワケで、ファンもお店も球団も、こうやってお互いに相乗効果が得られていると言えるのではないでしょうか。
 カープという存在自体が、街全体の利益に繋がっているのです。
 カープは市民球団です。
 それは、親会社として企業が存在しないというだけでなく、市民も行政も地元企業も球団も一体となって、広島を盛り上げようという気概を持っているという意味での市民球団なのです。
 広島人は、そこを誇りに思っています。
 
 広島の球団と球場は、自分たちだけが儲かればいいという考え方ではなく、周辺の企業や商店も含めた「広島」として発展しようという考え方です。
 そんな中で育ったやえからすれば、楽天の「自分だけがよければいい」という方針は、なんだかとっても小さい考え方だなぁと、地元の人たちも可哀想だなぁと思ってしまいます。
 

平成20年7月23日

 女性専用車両の矛盾

 またかと思われるかもしれないが、しつこく行くぞー。
 痴漢をでっちあげやがったクソ女が、裁判でその悪行を認めたらしい。

 痴漢でっちあげ認める=元大学生と共謀の女−大阪地裁
 
 地下鉄の車内で痴漢に遭ったとうその申告をしたとして、虚偽告訴などの罪に問われた無職阪田真紀子被告(31)の初公判が23日、大阪地裁(樋口裕晃裁判官)で開かれ、同被告は起訴事実を認めた。
 起訴状などによると、阪田被告は交際していた元大学生蒔田文幸被告(24)=同罪などで公判中=と共謀。2月1日、大阪市営地下鉄の電車で乗り合わせた男性会社員を駅長室に連れて行き、警察官に「下腹部やお尻を触ってきた」とうその申告をした。

 女は絶対弱者だとファンタジーを妄想している者どもは、世の中にはこういう悪人も存在することをよくよく頭の中にたたき込んでおけ。
 そして犯罪は、犯罪を犯す者が罪人なのであって、他人は一切関係ないという大原則を忘れてはならん。
 文字にすると当たり前すぎてバカみたいだが、「痴漢の可能性があるから男は入るな」と言うのは、犯罪者でない者を犯罪者扱いする行為であり、よって「でっちあげするバカ女がいるから女は外に出るな」と言ってしまうのと構造は同じことに、早く日本人は気付くべきである。
 
 地下鉄でたまにこんなアナウンスがされる。

 ただいま○○線において信号故障によりダイヤが乱れております。混雑のため○○線の女性専用車両を中止しております。

 オレにはこれの意味がさっぱり分からない。
 そもそも女性専用車両は、痴漢がいるかもしれないからという理由で作られた物である。
 であるならば、混雑すればするほど女性専用車両の必要性が高まるのではないのか。
 なのに、混雑するから女性専用車両をやめるというのは、設置理由からして本末転倒にも程があるとしか言いようがない。
 
 痴漢とは、その車輌に人がたくさんいて、混雑して、ギュウギュウ詰めで、多少尻などを触っても誰が触っているか分かりにくいからこそ起こる犯罪だ。
 例えば、その車輌の中に、女ひとり男ひとりの状態では、まぁまず痴漢という犯罪は起こらないだろう。
 強姦目的ならともかくだが。
 よって、車輌が混雑すればするほど、痴漢は起きやすいと言える。
 それなのになぜ、痴漢を防止するという建前で女性専用車両をはじめておいて、混雑しているから女性専用車両を中止するなどと言うのだろうか。
 矛盾にも程がある。
 
 一体鉄道会社はどういう理由で女性専用車両を設置しているのか、社会はどういう理由で女性専用車両を許容しているのか、もしかしてサービスの一環ぐらいに思っているのだろうか。
 もしそうなら、それはとんでもなく恐ろしいことだ。
 なぜなら、差別を売り物にしている最低の行為としか言いようがないからである。
 いつから日本は、未開発社会に成り下がってしまったのだろうか。
 

平成20年7月24日

 福田メルマガレビュー

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       福田内閣メールマガジン(第40号 2008/07/24)
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 [幸せを実感できるように。福田康夫です。]
 幸せを実感できるように。福田康夫です。
 ようやく梅雨が明け、暑さも一段と増して、田んぼの緑もまぶしい季節がやってきました。学生の皆さんは今週から夏休みという方も多いと思いますが、ひと足早く先週後半に夏休みをいただきました。
 昨年9月総理大臣に就任してからほぼ10か月。臨時国会のまま年を越し、臨時国会が終わったと思ったら中2日ですぐに通常国会が始まり、そして、予算を成立させて、通常国会が終わったら北海道洞爺湖サミットと、駆け抜けるような日々でした。
 ひとときの休暇は、この10か月間、ときには休日返上で働いてくれた官邸スタッフにも、よい静養になったと思います。
 
 こんにちは、福田さん。
 ちょっぴりおひさしぶりです。
 今年の国会は、サミットのせいで延長もかなり短かったので、今の時期が一番ヒマなんでしょう。
 また例年はだいたい9月から臨時国会がはじまりますが、今年は8月からはじまるとかいう話もありますから、そういう意味でも夏休みを前倒ししたというコトなのでしょう。
 しかし、タイミング的に今日のメルマガには話題が出てないようですが、昨日の地震のせいで、今日は官邸は大わらわなんじゃないでしょうか。
 やえも地震にはびっくりしちゃいました。
 一瞬家から逃げようかどうしようか、玄関のドアを開けて迷ってました(笑)
 でも、怪我された方は大変でしょうけど、死者が出なかったのは不幸中の幸いですね。
 内陸部が震源地でしかも震度6強でこれですから、やはり日本は地震に強いです。
 
 休暇中ではありましたが、ガソリンなど燃料の高騰や食品などの値上げが続いている状況や、医師不足をはじめ社会保障をめぐる問題など、皆さんの暮らしに直結する政策課題にこれからどう立ち向かっていくべきか考え始めると、居ても立ってもいられないというのが正直なところでした。
 それでも3連休をはさんだ6日間の夏休みを終えて、意欲も新たに、早速、原油高騰への緊急対策の実施や、「5つの安心プラン」のとりまとめ、低炭素社会づくりに向けた行動計画の策定など、政策課題への対応に着手しました。
 
 まぁお休みと言っても、官邸のすぐ隣の公邸におられたのでしょうから、気分的にはそこまで開放的にはなれないでしょうね。
 そもそも政治家の人って、休みが無いのがデフォルトですから、芸術が趣味の小泉さんや、漫画などのサブカルが趣味の麻生閣下さんとかはともかく、一般的に思われている「休み」とは福田さんはなれなかったのではないでしょうか。
 
 「この秋は 雨か嵐か 知らねども 今日のつとめの 田草とるなり」
 江戸時代、徹底した実践主義で農村復興などに力を尽くした二宮尊徳の言葉です。薪を背負って読書している銅像でご存じの方もいるかもしれません。
 安心して暮らすことができ、幸せを実感できる日本をどうすればつくりあげることができるか。美しい地球を子孫に引き継ぐため、地球環境問題をどう解決するか。
 
 えーと、分からない先のコトを考えるよりも、地道に足元を見てコツコツ努力しましょう、という意味でしょうか。
 違ってたらごめんなさい。
 結局政治でもなんでも、コツコツ頑張るコトがゴールへの最も近い道であると言えるでしょう。
 
 日本や世界の将来を見据えつつも、だからこそ逆に、今、目の前にある課題に対して、一つひとつ着実に取り組んでいくことが大切だと考えています。臨時国会をはじめ、これからも政策の実現に向けた道のりは簡単なものではありませんが、今やるべきことに全力を尽くします。
 
 というワケで、福田さん、内閣改造はあるのでしょうか。
 そして解散の時期はいつになるのでしょうか。
 と、政策よりも、そういう方にばかり注目が集まるというのも、なんだかなぁとは思うんですけどね。
 とりあえず今は地震対策で大変でしょうから、どうか被災された方をすこしでも安心させてあげられるよう頑張ってください。
 
 
 [編集長のひとこと]
 日本全国で梅雨が明け、いよいよ夏本番。皆さんいかがお過ごしでしょうか。一昨日、先週16日からの6日間の休みを終えた総理と顔を合わせると、気力・体力ともに充実した様子で、諸課題の解決に取り組もうとする情熱をひしひしと感じました。私も、一緒に課題に取り組む決意を新たにしています。(まつしげ)
 
 あれ、今日はいつにもまして短かったですね。
 まぁそんな日もあるでしょう、休み明けですし。
 しかしやえ、「気力・体力」と聞くと、どうしても「時の運」って言いたくなっちゃうんですよね(笑)
 ……。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、ふふんを応援しています。
 

平成20年7月25日

 犯罪者の片棒を担ぐマスコミ

 今日はこちらのニュースです。

 「刃物なら簡単に殺せる」 八王子無差別殺傷で容疑者供述
 
 東京都八王子市の京王八王子駅ビルの書店で女性2人が殺傷された事件で、逮捕された菅野昭一容疑者(33)が警視庁捜査1課の調べに「最近あちこちで起きている通り魔事件のニュースを見て、刃物なら簡単に人を殺せると考えた」と供述していることが24日、わかった。
 動機については「職場の人間関係に不満が募り、親に相談してアドバイスをもらおうとしたが、相手にされなかった。大きな事件を起こして親を困らせようと思った」と供述。ただ同容疑者の父親(69)や勤務先の会社側はトラブルがあったことを否定している。

 最近流行ってしまっている通り魔事件ですが、この八王子の事件で、言いたいコトが今のところ2点あります。
 1つは、この手の犯罪の後にはよく「模倣犯があらわれる」と言われているところですが、結局秋葉原の事件以降、確かに八王子のこの犯人も「最近あちこちで起きている通り魔事件」と言っていますように何らかの影響を受けているように見受けられますけど、しかし歩行者天国については全く関係ない、模倣の対象ですらないというコトがハッキリしてきたというコトです。
 少なくとも八王子のこの犯人は、他の通り魔事件の模倣的な要素が供述から垣間見れますが、しかし模倣している部分は、「人を殺せば大騒ぎになる」「対象はだれでもいい」「刃物でも人は殺せる」という部分に気付かされたというぐらいで、歩行者天国は模倣にかすりもしていないワケです。
 そもそも八王子の犯行場所も書店ですし、車で突っ込むという犯行ですらありません。
 前も言いましたように、そもそも「誰でも良かった」という動機であるなら、歩行者天国など狙わなくても人がたくさんいる場所なんてゴマンとあるワケですから、その中で歩行者天国だけを犯罪の特徴として要因の中心としてしまうのは、やはり不自然としか言いようがないのです。
 
 秋葉原の事件が起きてから、秋葉原では未だに歩行者天国を中止しているようですが、ハッキリ言って全くの無意味でしかありません。
 確かにアキバのホコ天は、通り魔以外のコトで問題が色々あるようですが、少なくとも「通り魔事件の模倣犯防止のため」という理由でのホコ天の中止は、まるで意味がない行為でしかないとしか言いようがないでしょう。
 なんでもかんでも目立つモノを叩けばそれで済むと思い込んでしまっている思考回路は、事の本質を見失うだけの、害悪にしかならない考え方というコトに気付いて欲しいモノです。
 
 もう1点です。
 この八王子の事件を起こした犯人は、動機として「大きな事件を起こして親を困らせようと思った」と言っています。
 つまりこの事件、人を殺すコトが目的なのではなく、親を困らせるコトが主目的である犯罪です。
 ですから、むしろ犯人としては、人を殺したその瞬間ではなく、息子が殺人を犯したという事実や世間の反応等によって、親の苦しみが続いている今こそが真の目的の瞬間であると言えるでしょう。
 親が苦しめば苦しむほど、犯人にとっては目的が達成され、してやったりと思っているところなのではないでしょうか。
 
 その中で、ここ数日、特にテレビのカメラやレポーターが、この犯人の父親のところに連日連夜押しかけて、父親から話を聞こうとしている姿は、あまりにも滑稽としか言いようがありません。
 犯人はもう33歳です。
 「もう成人している」なんてセリフも完全に似合わない年齢です。
 そんな親子の間柄であるのにも関わらずテレビは父親を追いかけ回し、「自信を持って子供を育てたと言えますか?」なんて、誰にも答えられ無さそうな頭が悪い質問を投げかけて、テレビは一体全体何がしたいのでしょうか。
 
 こういうマスコミの姿は、単に犯人の片棒を担いでている姿としか言いようがありません。
 なぜなら、さっきも言いましたように、犯人にとっては親を困らせるコトが今回の一連の犯罪の主目的なのですから、親が困れば困るほど、犯罪の目的がより強く深く達成されるからです。
 ただでさえ実の息子が殺人犯して、親御さんの心の傷は深いでしょうに、さらにマスコミがそれをえぐるような行為をしているのですから、犯人としては予想以上の効果をマスコミのアシストによって挙げていると言えるのではないでしょうか。
 マスコミが親を追い回せば追い回すほど、犯人の目的を、つまりは犯罪の手助けをしているコトになるのです。
 犯罪の片棒を今まさに現在進行形でマスコミは担いでいるのです。
 
 マスコミは本当にこの構造に気付いていないのでしょうか。
 視聴率しか見えてないのでしょうか。
 

平成20年7月28日

 社保庁の処分

  今日はこちらのニュースです。
 

 年金機構 処分者不採用で決着 厚労省、自民案に同意
 
 社会保険庁の年金部門を引き継ぐ「日本年金機構」の基本計画について、厚生労働省は22日、懲戒処分歴のある社保庁職員は処分の重さにかかわらず、有期雇用も含めて一切機構に採用しないとする自民党案を受け入れる方針を固めた。厚労省は、懲戒処分のうち最も軽い戒告処分者に限って有期雇用を認める基本計画の修正案を提示したが、17日の自民党の会議で、強い反対意見が出たため、自民党案の受け入れもやむを得ないと判断した。
 自民党案では、年金記録ののぞき見や国民年金保険料の不正免除・猶予のほか、交通事故などで懲戒処分を受けた全職員の機構への移行を一切認めない。過去に懲戒処分歴のある職員867人に加え、給与をもらいながら組合活動に専念する「ヤミ専従」に関与した職員も、黙認した管理職も含め、機構に採用されないことになる。機構に移行できず、再就職先も見つからない職員は、民間企業の解雇にあたる「分限免職」となる。
 社保庁の内部調査では過去10年間に「ヤミ専従」を行った職員は30人だったが、もっと多いとの見方もある。
 黙認した管理職数も不明で、今後は厚労相直轄の第三者委員会「服務違反調査委員会」で調べることになる。

 
 これ多分、一番誰が困るって、公務員の労働組合と、その元幹部でありこの前の参議院選挙で当選した民主党の議員さんなんじゃないんでしょうかね。
 官公労などの労働組合とその組織票をバックボーンとしている民主党は、こういう事態を防ぐために、参議院選挙の時に公務員改革と社保庁解体を強力に推進していた安倍総理の大ネガティブキャンペーンを張ったワケです。
 でも結局、社保庁は解体ですし、不良公務員はクビを切られてしまう事態になってしまうようで、甘い汁ばかりを吸い、それを守るために無駄に世の中を騒がせ、この人達の言動は害悪しか残らなかったなぁというのがやえの正直なところの感想です。
 
 でも不思議なのは、この前の参議院選挙というのは自民党は大敗していて、民主党が参議院では比較第一党になったので勝利したと言えるのでしょうけど、というコトは、労組がバックである民主党を国民は勝たせたのですから、その流れで言えば、この“処分”というのは果たして国民の民意を反映しているのか、実は逆行しているとも言えるのではないか、というコトです。
 おそらく多くの国民はそんな風には思っていないとは思うのですが、でも憲法で定められている公的な民意を反映するシステムである選挙の結果だけを見れば、こういう結果になっているというところが、ちょっとした皮肉と言いましょうか、なんと言いましょうか、矛盾しているところです。
 ま、民主党のバックには労組が付いているという認識を全然持っていない国民がけっこう多いっていうところが、まずねじれる要因になっているのでしょうけど。
 
 このニュースでひとつ言えるコトは、社保庁の問題が世間を騒がせてた時、マスコミなんかは散々「責任を取れ」と主張していて、主に大臣や長官、そして総理のクビを取らないと気が済まないぐらいの感じで言ってましたが、社保庁を解体させるという時点で、ほとんどこれ以上ない責任の取らせ方をしているんですよね。
 しかも問題を過去に起こしている職員は新組織に移行させないという、これ以上ない分かりやすくてハッキリとした“処分”が今回ハッキリと下されたワケです。
 これにより新しい組織がどのように動いていくか、それは分かりませんが、少なくとも今までやってきた悪行に対するケジメはこれでキッチリと付けたと言えるでしょう。
 あの時散々批判ばかりしていた人たちに、今回のこの決定をどう考えるのか、聞いてみたいモノです。
 
 とにもかくにも、自民党はキッチリと社保庁に責任を取らせました。
 いつも、「自民党と官僚は癒着してるユチャクしてる」と言っている民主党は、この件でなにを実行したのかやえは知りませんが、とにかく自民党はこういうケリの付け方を提示したワケです。
 正直やえからしたら、交通違反などの処分者も移行させないというのは厳しすぎる、というか、トバッチリもいいところな気がしてならないのですし、こちらの記事によると、「厚労省は、分限免職は訴訟で政府側が負ける可能性もあるため」と、裁判になると難しいかもしれないと出ているので、ますますやればいいってもんじゃないんじゃないかと思うところもあるんですが、それでも国民感情からここまでの強硬な姿勢を示したのですから、これについて国民はそれなりの反応を示すべきでしょう。
 これがキッカケになって、さぼるコトばかり考えている一部公務員が目を覚ましてくれるコトを期待しています。
 

平成20年7月29日

 韓国はあっちこっち怒って大変ですね

 あまり短絡的な思考にはなりたくないのですが、全部支持率アップしか見えてないのかなって疑いたくなっちゃいます。

 駐米韓国大使の問責検討 米国の竹島表記変更で
 
 韓国の聯合ニュースは28日、米連邦政府傘下の地名委員会が最近、日韓が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)の帰属先について韓国領から「主権未指定」と変更したことをめぐり、韓国政府が李泰植駐米大使らの問責を検討していると報じた。
 韓国メディアによると、李明博大統領は地名委員会の表記変更の報告を受けて「激怒」し、経緯を徹底調査するよう指示。大統領報道官や外交安保首席秘書官は夏期休暇を中止し、対策を検討しているという。
 李大使は27日(現地時間)、記者会見し、「適切な措置を取れなかったことについて責任を感じており、遺憾だ」と述べ、米国務省関係者らに対し、表記を韓国領と戻すよう働き掛けていくとの考えを示した。

 竹島の問題というのは、1905年に日本政府が閣議決定によって日本領だと宣言したという事実があり、またその際どの国も干渉や抗議がなされなかったという事実がある以上、もはや日本領であるコトは疑いのない、また国際法上も合法的な事実であります。
 韓国は、この閣議決定を「秘密裏なモノだ」とか言っているそうですが、閣議が公的なモノである以上、「秘密裏な閣議」なんてモノは存在しないワケで、これは「人権法が秘密裏に国会を通ろうとしている」という理屈と全く同じデタラメでメチャクチャな言いがかりでしかありません。
 しかも当時の新聞等も、普通に報道されていたようですしね。
 
 さて。
 記事には「米連邦政府傘下の地名委員会」というよく分からない書き方の米国機関が登場していますが、これ調べましたら、アメリカの国立地理院の地名委員会 (BGN)という組織のコトのようです。
 でも、やえはこの組織がどのようなモノがよく知りません。
 ので、想像になるのですが、名前からして日本の国土地理院に近い存在なのではないかと思われます。
 となると、これはかなり学術的な意味合いも強い組織と言えるワケで、単にこれだけをもって「アメリカ政府の意思だ」と言えるのかどうかというのは、ちょっと疑問が残ります。
 まして、もしこれが当事国であるならば政府系組織一体となってコトに当たるのでしょうけど、アメリカはそうではないワケですし、むしろ下手に政治的な配慮をにじませる方がアメリカ政府にとってはマイナスにしかならないと思われますから、よって今回のこのBGNの答えは、かなり学術的かつ政治的バランスを重視した答えなのではないかとやえは想像しています。
 
 簡単に言えば、「学術的には韓国領とは言い難いけど、ここで日本領と言ってしまうと政治的混乱を来してしまうし、政治色の薄い米国立地理院という存在がそこまで政治に口出ししてしまう形になるのは好ましくない」とBGNが判断したのではないか、というコトです。
 
 そう考えた時、韓国は、大統領を挙げて政治的な問題にしてしまうというのは、他国のコトながら大丈夫なのかと心配になってしまいます。
 確かにアメリカは超大国ですが、だからといって日韓の領土問題を解決する法的根拠はありませんし、そもそも米政府にその気は全くないでしょう。
 アメリカが、日本と韓国を比べて見たときに、どのような見方をしているのかは分かりませんが、いちいち他国の紛争、しかも武力沙汰にはなっていないような問題に首を突っ込んで、どちらかの国との関係を著しく悪くしてもメリットなどありはしません。
 結局アメリカは、こっちは感知しないから後は当事者同士でやってくれというのが本音なんだろうと思いますし、BGNもそんな感じの結論を出しているワケで、ですから常識で考えたら、それ以上を第三国であるアメリカに求める方が無茶な話と言えるでしょう。
 それなのに韓国は、そんなアメリカのメッセージを無視して、大統領自らが憤りを示して、駐米大使を更迭するとまで言って抗議してしまう行為というのは、そんなのアメリカの心証を悪くしているようにしか思えません。
 無意味以上に、害をなす行為としか思えません。
 
 これは、韓国という国家や国民が未熟だと言っているようなモノでもあります。
 本来、民主主義というシステムは、いかに権力が暴走しないよう権限を分散させるか、というところに注目を置いているシステムです。
 ですから、アメリカの大統領と言えども国内で口出しできない部分はたくさんありますし、それは日本の総理だってそうです。
 大統領や総理はなんでもできると思ってしまうのは、それは子供の発想ですし、すなわち分かりやすいという意味においては王政の発想です。
 つまり中国なんかはほとんど王政みたいなモンですから、国家主席や上の方が「こうだ」と言えばなんとでもなるワケで、韓国も、まぁ民主主義国になってから30年ぐらいですから、そういう感覚が抜けきらないのでしょう。
 そういう意味で、未熟な考え方なのです。
 
 韓国政府の不幸は、韓国大統領はなんでも出来ると思われているからこそ、常に強気の態度をとらなければ国民から非難される、というところでしょう。
 どんな問題でも、韓国国民はメンツがつぶされたと思うと、頭に血が上ってしまうのです。
 そしてそれが、自国の政府に向かってしまうのです。
 よって、支持率のためには、韓国の大統領は、それが長期的に見てマイナスになると分かっていても、国民向けにパフォーマンスをし続けなければならないというコトなのです。
 他国のコトながら、不幸な話だなと思っちゃいます。
 
 他人のふり見て我がふり直せと言いますように、日本人も、ただただ政府批判に終始するだけではなく、まずはただしくこの竹島問題を理解し、本来どうあるべきか、感情的にならずに冷静に考えていくコトが大切だと思います。
 

平成20年7月30日

 イーモバ日記

 いやっほぉう〜。
 突然だが、イーモバイルを買ったので、今日はイーモバ日記だ、いやっほ〜。
 モバイルとか興味ない人はかなりおいてけぼりな内容になりそうだが、たまには許しておくれ。
 ほほほ、そちも悪よのぉ。
 
 はい。
 
 買ったのは、イーモンスターライト(EMONSTER lite(S12HT))
 ネットでは芋軽とか呼ばれているようだ。
 
 
なぜ画面がこんなに緑なのか。実際はグレー。
 
 オレは今まで携帯電話とウィルコムのZERO3を持っていたのだが、速度の関係でウィルコムから買い換えようと前々から考えていたのである。
 月々に払う料金がほぼいっしょなのに、通信速度は月とスッポン、32Kと3.6Mなんて桁違いもいいところ、ウィルコムも嫌いじゃないんだが、さすがにこれでは考えるよね。
 つーわけで、休みの日に家電量販店に行ったのさ。
 
 んで、買うときに、ライトでないモンスターとどっちにしようかかなり悩んだ。
 ひじょーに悩んだ。
 両者の違いは
 
 ・ライトにはGPSがついていない
 ・ライトには無線LANがついていない
 ・ライトのカメラは200メガ、向こうは300メガ
 ・本体初期値段がライトが約6000円、向こうは2万円
 ・大きさ重さがかなり違う。当然ライトが軽い
 
 主にこれぐらい。
 オレ的には、無線LANは使わないし、カメラ機能もこの程度なら我慢できるし、軽い方がいいので、ライトが断然有利。
 しかし唯一GPSは期待していたので、販売店でGPSが付いていないと聞かされたときは、かなり迷ってしまった。
 1時間ぐらいその場で迷ってしまった。
 あの時の美人店員さんごめーんね。
 しかし、冷静なオレは、GPS機能がある携帯を持っているヤツに電話をかけまくって、実際どうなのか聞き出すことに成功。
 
 結果:滅多に使わないから、なくてもあまり気にならない。
 
 というわけで、ライト購入決定。
 美人おねーさんから買おうと思ったのに、いつの間にかいなくなっていたので、しかたなく妙齢の方に声を掛けて購入することに。
 
 しかしあれですね。
 最近の携帯っつーのは、契約するだけで説明がものすごいっぱいあるのですね。
 おじさんここ数年、新規契約なんてしてなかったから、知らなかったよ。
 なんつっても、「場所によっては電波が届かないこともあるよ」ってことをいちいち文章で書いてあったことにびっくりしてしまった。
 そんなの常識ジャネーノ?
 まぁ最近流行りのモンスターペアレンツ対策なんだろうけど、売る方も大変やね。
 
 
 さて、まず、最初にさわった感想として、やっぱりライトは軽いやね、ということ。
 普段使っている携帯がものすごい前のやつだから、比較すると厚さなんて倍ぐらい違うし、余計に感じるのかもしれない。
 ただ、ハード的な使い心地として、多少難はある。
 
 ・ディスプレイが小さすぎる
  −PCサイトを見るときにデザインが崩れすぎて、お目当ての文章がどこにあるのか分からないとか
  −写真を見るにもかなりつらい
 ・文字盤が多少押しづらい
  −特に、右手で持ったときに、右側にある「C」ボタン等、かなりしんどい時がある
 
 今までウィルコムの初代ZERO3を持っていたので、画面の小ささはいかんともしがたいものがあるが、ただやはり、その分軽くなっているので、これはもう一長一短であきらめるしかないだろう。
 ちなみにiPhoneよりも画面は小さい。
 
 対して、良い点は
 
 ・速度がとんでもなく速い
  −ウィルコムと比べる方が失礼なぐらい。特にパソコンに繋げたときの速度の差は驚異的。
 ・軽いのは良いことだ
 ・キーボードではなく数字キーということは、つまり片手で使えるということ。
 
 まぁなんつっても、通信速度のためにウィルコムから乗り換えたのだから、速度の差は圧倒的である。
 また、ZERO3もイーモンスターも、共にOSがWindows Mobileなので、使い勝手はある程度慣れているし、使えるソフトも似たようなモノが多いので、それも便利である。
 
 
 では本命の、芋軽のみでネットブラウジングをした時の使い心地なのだが、ハッキリ言って、これだけでネットサーフィンをするのはつらすぎる。
 画面が小さいので見づらいのが一点と、通信速度は確かに速いが、サイトを表示させるために使うマシンパワーがあまり大きくないので、完全にページを表示させるためにはそれなりに時間がかかる。
 もちろんウィルコムに比べれば、通信速度の差で早いことは早いが、PC並を期待するのは無理な話だろう。
 しかし、長時間サーフィンしようとしたら、ただ疲れるだけの結果になるだろう。
 
 ただし、この辺は、フリーソフトを導入することで、ある程度解決できる。
 1つは、専用ブラウザを使うことだ。
 例えば2chやmixiなどにはパソコン用でも専用ブラウザがあるぐらいであり、モバイル用にもソフトが存在する。
 専用ブラウザなら、表示も、小さい画面用に考えて作られているのでストレスが少なくなりグッドである。
 
 もう1つは、携帯サイト用のブラウザを入れてしまうという手もある。
 これはiモード用サイトなどを見るためのブラウザであり、イーモバイルなどに標準で付いているブラウザ(IE)では表示されない携帯用サイトでも、このブラウザを使うと綺麗に表示されるのである。
 フルブラウザが売りのイーモバイルでこれはどうなんだと思うかもしれないが、やはり見やすさが全然違うので、導入して損はない。
 考え方としては、まず携帯サイトで探して、しかしPC用サイトしかない場合にフルブラウザを使う、という順番で考えればすっきりするのではないだろうか。
 しかも元々通信速度が速い上に、携帯サイトは作りが軽いので、かなり軽快にブラウジングができるのである。
 繰り返すが、芋軽でPCサイトを見るのは、かなりしんどいのだ。
 
 その他、モバイル生活を快適に過ごすためのフリーソフトはいっぱいあるので、探すだけでも面白いのではなかろうか。
 OSがWINベースなので、フリーソフトもかなりいっぱいある。
 使えるフリーソフトを探すのも、モバイル生活の楽しさの1つだとオレは思う。
 
 さて、ソフトをインストールするためには、当然ハード側の容量が必要だが、特にモバイルでは、本体に積んであるメモリがあまり多くない場合が多い。
 よって、外部メモリが必須となる。
 芋軽の場合、公式には2Gまで対応していると謳っているが、オレは敢えて挑戦してみた。
 
 【必見】
 サンディスク製microSDHCの8Gが動いたよ!
 
 ものによっては1万円ぐらいするメモリもあったが、敢えて秋葉原でバルクで4000円ぐらいのものを購入。
 結果今のところなんの問題もなし。
 やった、やったよ〜、あ〜あああ、はじめてーのーちゅう。
 ま、もちろん、オレが買ったのがたまたま動いただけの可能性もあるので、この辺は自己責任ということで。
 
 つーわけで、いまのところオレがインストしているソフトを一覧させて、今日はここで終了。
 もしイーモバイル使っている人がいたら、バシバシ情報交換しようぜ〜。
 
 
・ポケットの手
 http://smart-pda.net/wfdownloads+viewcat.cid+1.htm
 設定いじりの定番ソフト。レジストリを変えるような設定も、このソフトにより簡単に行うことができる。
 が、いまのところ、オレはあまり活躍できてない。
  
・携帯サイト用ブラウザ
 http://d.hatena.ne.jp/wasa_bi/20080213/1202907690
 携帯でしか見れなかった某サイトを表示させることに成功。しかしmixiモバイルの表示には失敗。
  
・ミクシィブラウザ
 http://www.mz3.jp/mz3.html
 ので、mixiやってる人は、これあるとちょ→便利よ。
 
・スカイプ
 http://www.skype.com/intl/ja/download/skype/windowsmobile/
 これだけはメモリにインストールしても動かないので、本体にインストするように。いまのところ起動したのを確認しただけで、通話はまだ試してない。スカイプ同士の会話ならいいんだけど、スカイプから携帯電話にかけるのはたいして料金は安くないので、使いどころがあるかどうか、今のところ不明。
 
・動画等再生ソフト(TCPMP)
 http://blogs.shintak.info/articles/TCPMP.aspx
 動画や音楽聞きたい人はこれ必須。神ソフトと言われてる。なんとYoutubeやニコニコ動画にも対応できるという強者である。ただし、これは芋軽のハード的な問題なんだろうが、再生時間の長い動画だと動きがカクカクしてしまう。動画を見るにはこの機種は向いていないようだ。ZERO3はかなりよく見れただけに残念。
 
・青空子猫
 http://www.lares.dti.ne.jp/~k-akixx/aokoneko/aok_top.html
 「青空文庫http://www.aozora.gr.jp/」という、著作権切れなどの本をデータ化したデジタルブックを、読みやすくするためのソフト。太宰治や芥川龍之介などの文豪の名作が無料で読めるので、とてもうれしい。
 

平成20年7月31日

 やえちゃんの福田改造内閣予想

 本日、福田総理が、正式に内閣改造を行うと発表されました。
 改造自体はマスコミでなどで予想されていましたが、しかしなんと、実行日が明日というコトで、なんとも急な改造となりそうです。
 予想では来週月曜日だと言われていたのですが、福田さん、そんなに報道通りに行動したくなかったのでしょうか(笑)
 
 というワケで、今日は緊急スペシャル「やえちゃんの福田改造内閣予想」と題して、かなり長文になるかもしれませんが、お送りしたいと思います。
 
 ではまず、現閣僚名簿です。

内閣総理大臣 福田康夫
 
総務大臣 増田寛也
法務大臣 鳩山邦夫
外務大臣 高村正彦
財務大臣 額賀福士郎
文部科学大臣 渡海紀三朗
厚生労働大臣 舛添要一
農林水産大臣 若林正俊
経済産業大臣 甘利明
国土交通大臣 冬柴鐵三
環境大臣 鴨下一郎
防衛大臣 石破茂
内閣官房長官 町村信孝
国家公安委員長 泉信也
沖縄及び北方担当大臣 岸田文雄
行政改革担当大臣 渡辺喜美
経済財政担当大臣 太田弘子
少子化対策担当大臣 上川陽子
 
自民党四役
 
幹事長 伊吹文明
総務会長 二階俊博
政調会長 谷垣禎一
選対委員長 古賀誠

 まず、鉄板なのが、舛添厚生労働大臣と、古賀自民党選対委員長の留任です。
 災難続きの厚生労働大臣を選挙前にやりたいと思う人なんていないでしょうし、今のところ舛添さんは無難にこなしていて、マスコミのバッシングも舛添さんならではのかわし方でいなしていますから、もともとタレントですしね、ここは変える必要性がないでしょう。
 むしろ選挙のコトを考えるなら、変えない方がいいと言えます。
 
 古賀選対も、そもそも次の選挙を睨んでの選対委員長の就任なのですから、ここで変えてはまるで意味を成しません。
 また、選対委員長という役職も、古賀さんが初代であり、おそらくやえの予想では、古賀さんがこの役職を引いたら選対委員長という役は無くなるんじゃないかと思っていますから、とりあえず今回は古賀さん留任は鉄板です。
 
 次に、おそらく変わらないと思われる方です。
 
 まず、沖縄及び北方担当の岸田大臣です。
 岸田さんは、この他に消費者行政推進担当大臣という、消費者庁を作るための担当大臣に兼任していますから、ここで他の方にこの役を変えたら、むしろ混乱の元ではないかと思われるので、多分留任じゃないかと思います。
 沖縄担当等の役職は別の方になるかもしれませんが、岸田さん自身は留任かと思われます。
 
 石破防衛大臣も留任でしょう。
 テレビ慣れしていますし、論も立ちますし、国会に対しても、マスコミに対しても、両方対応できるという意味では、この役職はいまのところ石破さんしか考えられません。
 
 この辺からどんどん自信がなくなってきます。
 
 若林農水大臣も留任なのではないかと思っています。
 最近の農水大臣はスキャンダル続きでジンクスになってしまっていますから、マスコミがどれだけあら探ししてもスキャンダルが出てこなかった清廉潔白の若林さんのままでいいんじゃないかと。
 選挙前に下手に変えてスキャンダルが出てきたらイヤですしね。
 また参議院議員なので、総選挙には関係ないという安定感もあります。
 
 同じく参議院議員の泉国家公安委員長ですが、防災担当大臣を兼任されていますので、地震の関係で留任じゃないかと思います。
 東北で立て続けに地震が起きて大変な今、大臣をかえてしまうのは、いらぬ批判を呼びそうです。
 ただ、泉さんも若林さんも参議院枠からの入閣ですから、お二方とも留任となると、その辺のからみで問題が出てきてしまう可能性は否定できません。
 ですから、どちらかが変わるというコトはあり得る話ではあります。
 変えやすさで言えば、かなり長い期間大臣をされておられる若林さんです。
 ですから参議院議員で、かなり綿密に身体検査をして全く問題がないという方をうまくピックアップできたのであれば、若林さんは変わるコトもあり得るとは言えると思います。
 
 どんどんいきますよー。
 
 このお二方は、特に根拠がないですが、変わらないんじゃないかと思っています。
 渡海文部科学大臣と、甘利経済産業大臣です。
 まぁ変える必要がないという理由だけですが。
 
 変わる可能性も高いけど、多分変わらないかなという方は、増田総務大臣太田弘子経済財政担当大臣です。
 どちらも民間からの大臣ですね。
 よって、同じく民間から優秀な方に変わる可能性もありますので、特に経済財政担当大臣はですね、ですから、なんとも言えません。
 変えなくてもいいんじゃないかな程度です。
 
 難しいのが、外務大臣と財務大臣です。
 一昔前なら、どちらかを経験するコトによって総理になる資格を得ると言われていた、超重要ポストです。
 そんな超重要ポストで、表舞台に出る機会が多く、ある意味内閣の顔とも言えるポストですから、一新という理由から変える可能性はあると思っています。
 ただ、特に高村さんはそつなく職務をやっておいでですから、高村さんは留任かもしれません。
 額賀さんは、なんかあまり財務大臣っていうイメージでもないですし、変わりそうな気はしています。
 
 さてでは、今度は変わるであろうと思われる方を挙げています。
 
 法務大臣の鳩山さんは変わるでしょう。
 理由は言うまでもありません(笑)
 
 国土交通大臣の冬柴さんは、これは公明党枠というコトで変わると思います。
 
 環境大臣の鴨下さんですが、サミットが終わったというコトで一段落という意味で、他の方に変わるんじゃないかと思います。
 環境大臣は、選挙のイメージにもいいですから、目立つ人や、女性を起用するコトになるんじゃないかと。
 
 内閣官房長官の町村さんも、やえは変わると予想しています。
 福田さんからしたら、議員として格上の先生が官房長官というのはやりにくそうですから、今度はもっと親しい方を任命するんじゃないかと思います。
 
 行政改革担当大臣の渡辺さんも変わるでしょう。
 理由は就任期間がかなり長いからです。
 確か就任直後の安倍内閣からずっと大臣ですよね。
 
 少子化担当大臣の上川さんも変わるかと思います。
 理由は特にないんですが、失礼な話ですが、そもそもなんで上川さんが大臣になったのかがよく分からないです。
 ごめんなさい(笑)
 
 そして、自民党3役は変わるでしょう。
 そもそも伊吹さんが幹事長という段階で、みんなはてなマークが頭に付きましたし、伊吹さんが党の顔では選挙では勝てないでしょうから、もっとイメージのいい人にしてくると思われます。
 
 総務会長の二階さんは、特に理由はないので、留任の可能性もありますけど、一新という理由で3役は全部変えた方がいいんじゃないかという理由です。
 
 政調会長の谷垣さんは、ちょっと理由が複雑です。
 少し前の話ですが、長い歴史を持つ宏池会という派閥がありまして、しかしこの派閥、加藤の乱で分裂をしていたんですね。
 古賀派と谷垣派です。
 しかしこの前、この両派閥はついに合流し、ひとつの派閥に戻りました。
 これにより、現在宏池会は、ひとつの派閥から大臣と4役の中に、古賀・谷垣・岸田・上川と、なんと4人も要職に就いているという事態になってしまっていて、しかも党4役の半分を宏池会からという状態ですから、そういう理由で谷垣さんは変えてくると思われます。
 ただし、やえは、谷垣さんはどこかの大臣には就任なされるんじゃないかと睨んでいます。
 そういう意味もあって、少子化担当の上川さんは変わるという予想でもあります。
 
 これはちょっと玄人好みな話になりますが、これにより、おそらく宏池会からは、古賀選対・谷垣大臣・岸田消費者行政推進担当大臣の3人が要職に就くコトになり、派閥の規模からこの3人までと予想されます。
 しかし合流宏池会には、大臣待望組筆頭の逢沢一郎さんが控えていたりするんですね。
 逢沢先生、能力もありますし、人望もありますので、大臣になるには的確な方だと思うのですが、今までは谷垣派という小派閥の方に所属していたので、大臣になれなかったという経緯なのです。
 この辺めぐりあわせの悪さというか、運の悪さというか、しかし今回も残念でしたというコトになりそうです。
 
 
 では、新内閣の予想です。
 
 法務大臣に、津島雄二先生です。
 津島さんは、旧橋本派、いまは津島派と呼ばれる、平成研究会という派閥の領袖(トップ)です。
 平成研は今でも自民党の第二派閥ですし、最近存在感が薄いと言えどもないがしろには出来ませんから、ここは領収の津島さん自ら大臣になっていただくという形が好ましいんじゃないかと予想してみました。
 ちなみに現大臣の鳩山さんも津島派です。
 津島派を優遇すると言う意味で、津島さんの国土交通大臣というのも考えたんですが、旧橋本派のトップが国土交通大臣というのはちょっとイメージが悪いかなと思って、法務大臣の予想です。
 法務大臣ももちろん主要閣僚ですしね。
 
 国土交通大臣に、中馬弘毅先生です。
 長らくこのポストは公明党の席になっていたのですが、そろそろいいんじゃないかと思いまして、自民党の議員さんで予想してみました。
 中馬さんは、麻生閣下が領袖をされている為公会という派閥の方です。
 為公会からは現在要職に就いている方はいないのですが、選挙前というコトで、党内一致団結という意味かに、麻生さんと同じ当選9回で、しかも大阪一区という難しい選挙区なのに長年自民党の議席を守りつづけている中馬さんという予想です。
 ただ、もし、麻生さんが受けられるのであれば、ここに麻生さんが就任されるというコトも考えられます。
 麻生さん、あまり財務大臣というイメージじゃないですし、外務大臣はかなり長くされたので、国土交通大臣は適任なんじゃないかと思っています。
 
 もうひとつ予想として、ここに谷垣禎一先生というコトも考えられます。
 谷垣先生の場合、どうしても財務大臣というイメージが強いのですが、谷垣さんを財務大臣にすると、消費税増税論がどうしても出てきてしまいますので、選挙的にはどうかなというのがあります。
 ので、主要ポストである国土交通大臣というのが、なかなか適任ではないかと。
 ただ、谷垣さんの場合、外務大臣も全然アリだと思いますので、そっちでの起用もあり得ます。
 この辺、福田さんが、麻生派との関係をどう考えるかによって変わってくるでしょう。 
 
 環境大臣に、浜四津敏子先生です。
 浜四津先生は公明党の代表代行をされている議員さんです。
 公明党の幹部の方々の顔ぶれを眺めたとき、公明党政調会長を務めておられる斉藤鉄夫先生もあり得ると予想していますが、聞くところによると、創価学会の中でも浜四津さんはかなり人気が高いらしいので、おそらく浜四津先生の方が先じゃないかという予想です。
 参議院ですが3期目ですし、女性ですし、環境大臣にはわりとピッタリなんじゃないかと思います。
 ただ公明党枠は、完全に公明党の意向に沿われますので、人物の予想は難しいです。
 公明党通なら知ってるかもしれませんが、やえはそこまで詳しくありませんので。
 
 注目の内閣官房長官ですが、細田元官房長官の再任という話が、けっこう有力情報として流れていたりします。
 福田さんとかなり近しい立場にいる、というのが根拠のようです。
 ただ、選挙を睨んだとき、うーん、細田さんでは、ちょっとイメージが暗いんですよね。
 ごめんなさい。
 
 ですから、ここは大胆予想というコトで、やえは、小池百合子先生、もしくは高市早苗先生を予想してみます。
 イメージ優先です(笑)
 どちらも福田さん同じ町村派ですし、無くはないと思っています。
 ただ小池さんは、小泉色が強いですから、ちょっと難しいかもしれません。
 一方、高市さんは、安部内閣で沖縄北方担当大臣を務められた、4回生の議員さんです。
 わりとマスコミへの露出度も高いですよね。
 官房長官としてはかなり抜擢な当選回数になりますが、そもそも福田さんが総理としてはかなり早い6回生ですから、バランスも悪くないんじゃないかと。
 ここは、予想と言うよりも、こうなったらおもしろいなという感じですね。
 
 行政改革担当大臣に、おもしろいのは、平沢勝栄先生です。
 行革担当は役所とケンカする役目ですから、知名度があってテレビによく出て口がたつ平沢さんは、ある意味適任と言えるかもしれません。
 行政改革をしているというアピールにも繋がりますし。
 また平沢さんは山崎派の議員で、現職の渡辺大臣も山崎派ですから、バランス的にもいいんじゃないかと。
 役人の抵抗というのは、普通の人が思っているよりかなり激しいですから、なかなかこの役に選挙前に就きたいと思う人はいないと思いますが、知名度が強みの平沢さんはそんなの関係ないですので、問題ないでしょう。
 
 もし主要閣僚に麻生派が入らない場合、そしてそれなりに麻生派を優遇したいと福田さんが考えた場合、ここに岩屋毅先生をあてるというのも考えられます。
 岩屋さんは、当選4回の、麻生派では中堅所ですから、特命担当大臣にはちょうどいいと言えます。
 また、特命担当大臣は役がいっぱいありますから、一覧に出していない役での入閣というのもあり得ます。
 規制改革ですとか、最近新設された宇宙開発担当ですとか。
 
 最後に少子化対策担当大臣ですが、参議院から、橋本聖子先生と予想してみます。
 橋本さんは、参議院当選3回で、町村派所属です。
 さらに、福田さんが自民党総裁選挙に出るときに、推薦人筆頭として名前を連ねましたから、福田内閣発足の時に大臣になっててもおかしくないと思っていました。
 また、今回の改造では、上で言いましたように、若林さんも泉さんもなかなか変えにくい状況ですから、自民党参議院を考慮して、1人追加というのもあり得るのではないでしょうか。
 衆院選を前にして、多少ギクシャクしている参議院との関係を修復するという意味でも、こうなると舛添さんもあわせてなんと自民党の参議院から4人という異例の組閣ですから、かなりの優遇と言えます。
 
 では次に、自民党4役の予想です。
 
 幹事長ですが、ここは大胆予想で、やえは石原伸晃先生を予想します。
 知名度的に選挙の顔としては申し分ないですし、顔の広い方ですから党内の調整能力も問題ないでしょう。
 また、国土交通大臣などを務め、党内でも政調会長を務められましたから、経歴としても幹事長就任に申し分ありません。
 けっこう適任だと思います。
 ひとつあるとしたら、年齢、つまり若いというのがあります。
 若いと迫力が出ない、というコトです。
 まぁでもいま石原さんは山崎派に所属していますし、その辺も問題ないと思うんですが、どうでしょうか。
 
 総務会長に……ここ難しいんですよね。
 重量級で言えば、二階さんの再任や、法務大臣候補として名前を挙げた津島さんとかになると思います。
 また元官房長官の与謝野馨先生も適任かもしれませんが、与謝野さんは健康問題がありますので、本人次第かもしれません。
 実は与謝野さんの官房長官再任という話もあるんですが、それこそ健康問題がありますから、案外総務会長がピッタリかもしれません。
 
 政調会長に、中川昭一先生です。
 いわゆる、中川(酒)先生です(笑)
 人物的には問題ないので、理由は申し上げるまでもないのですが、派閥的な理由で、伊吹さんが幹事長を退いたら、伊吹派の要職の人がいなくなってしまうので、中川さんの政調会長再任が適切なのではないか、とやえは予想してみました。
 もしかしたら外務大臣あたりも面白いかもしれません。
 
 蛇足的付け加えですが、超超サプライズ人事として、自民党幹事長に小泉さんなんか、とてつもなく面白いんじゃないかと思っていたりします。
 完全に選挙のためですけどね。
 実は小泉さんは、自民党の3役には就いていないので、無くもないとは思うんですが、でも選挙仕切る古賀さんは小泉さんのコト嫌いですし、そうなると選挙対策本部が分裂してしまいかねないので、まぁこれはないでしょう。
 そもそも小泉さん自身が受けるとも思えないですし。
 
 
 以上、では、やえの予想する、新閣僚名簿を載せてみましょう。

内閣総理大臣 福田康夫
 
総務大臣 増田寛也
法務大臣 津島雄二
外務大臣 高村正彦
財務大臣 谷垣禎一
文部科学大臣 渡海紀三朗
厚生労働大臣 舛添要一
農林水産大臣 若林正俊
経済産業大臣 甘利明
国土交通大臣 中馬弘毅(麻生太郎)
環境大臣 浜四津敏子
防衛大臣 石破茂
内閣官房長官 高市早苗
国家公安委員長 泉信也
沖縄及び北方担当大臣 岸田文雄
行政改革担当大臣 平沢勝栄
経済財政担当大臣 太田弘子
少子化対策担当大臣 橋本聖子
 
自民党四役
 
幹事長 石原伸晃
総務会長 与謝野馨
政調会長 中川昭一
選対委員長 古賀誠

 谷垣先生は、財務大臣というコトで予想させていただきます。
 ただ、やはり消費税の件がありますから、どうなんでしょうかというのはあります。
 例えば中馬先生を総務大臣にして、国土交通大臣を谷垣先生というのも、なかなかあり得る人事かもしれません。
 
 派閥数を見てみましょう。
 
 清和会(町村派)……高市、平沢、若林(参院)、橋本(参院) 2人+参院2人
 平成研(津島派)……津島、石破 2人
 宏池会(古賀派)……古賀、谷垣、岸田 3人
 近未来(山崎派)……石原、渡海、甘利 3人
 志帥会(伊吹派)……中川(酒) 1人
 為公会(麻生派)……中馬 1人
 新しい波(二階G)…泉(参院) 0人+参院1人
 番長(高村派)………高村 1人
 無派閥…………………与謝野、舛添(参院)
 公明党…………………浜四津(参院)
 民間……………………増田、太田
 
 あれ、山崎派が優遇されすぎですね。
 しかも全部主要ポストですから、これはちょっと無いでしょう。
 あと、二階グループが、参院枠しかないのも気になります。
 でも、二階グループって、ごめんなさい、あまり適切な人材がいらっしゃらないんですよね。
 5回生、6回生の議員さんがいらっしゃらないので。
 それから、総理の母体の清和会もちょっと少ないと言えるかもしれません。
 ですから、んー、渡海さん交代で、文教族の多い町村派の議員さんか、んー、橋本聖子先生が文部科学大臣にして、特命担当大臣として二階グループの4回生で江崎鉄磨先生をあてるっていうのもいいかもしれません。
 こうすると、なかなかバランスがとれますね。
 
 
 というワケで、やたらめったら長くなってしまいましたが、これがやえの新閣僚名簿予想です。
 明日新内閣が発表されますが、どれぐらい当たるか、ドキドキして待つコトにしましょう。