本日、福田総理が、正式に内閣改造を行うと発表されました。
改造自体はマスコミでなどで予想されていましたが、しかしなんと、実行日が明日というコトで、なんとも急な改造となりそうです。
予想では来週月曜日だと言われていたのですが、福田さん、そんなに報道通りに行動したくなかったのでしょうか(笑)
というワケで、今日は緊急スペシャル「やえちゃんの福田改造内閣予想」と題して、かなり長文になるかもしれませんが、お送りしたいと思います。
ではまず、現閣僚名簿です。
内閣総理大臣 福田康夫
総務大臣 増田寛也
法務大臣 鳩山邦夫
外務大臣 高村正彦
財務大臣 額賀福士郎
文部科学大臣 渡海紀三朗
厚生労働大臣 舛添要一
農林水産大臣 若林正俊
経済産業大臣 甘利明
国土交通大臣 冬柴鐵三
環境大臣 鴨下一郎
防衛大臣 石破茂
内閣官房長官 町村信孝
国家公安委員長 泉信也
沖縄及び北方担当大臣 岸田文雄
行政改革担当大臣 渡辺喜美
経済財政担当大臣 太田弘子
少子化対策担当大臣 上川陽子
自民党四役
幹事長 伊吹文明
総務会長 二階俊博
政調会長 谷垣禎一
選対委員長 古賀誠
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まず、鉄板なのが、舛添厚生労働大臣と、古賀自民党選対委員長の留任です。
災難続きの厚生労働大臣を選挙前にやりたいと思う人なんていないでしょうし、今のところ舛添さんは無難にこなしていて、マスコミのバッシングも舛添さんならではのかわし方でいなしていますから、もともとタレントですしね、ここは変える必要性がないでしょう。
むしろ選挙のコトを考えるなら、変えない方がいいと言えます。
古賀選対も、そもそも次の選挙を睨んでの選対委員長の就任なのですから、ここで変えてはまるで意味を成しません。
また、選対委員長という役職も、古賀さんが初代であり、おそらくやえの予想では、古賀さんがこの役職を引いたら選対委員長という役は無くなるんじゃないかと思っていますから、とりあえず今回は古賀さん留任は鉄板です。
次に、おそらく変わらないと思われる方です。
まず、沖縄及び北方担当の岸田大臣です。
岸田さんは、この他に消費者行政推進担当大臣という、消費者庁を作るための担当大臣に兼任していますから、ここで他の方にこの役を変えたら、むしろ混乱の元ではないかと思われるので、多分留任じゃないかと思います。
沖縄担当等の役職は別の方になるかもしれませんが、岸田さん自身は留任かと思われます。
石破防衛大臣も留任でしょう。
テレビ慣れしていますし、論も立ちますし、国会に対しても、マスコミに対しても、両方対応できるという意味では、この役職はいまのところ石破さんしか考えられません。
この辺からどんどん自信がなくなってきます。
若林農水大臣も留任なのではないかと思っています。
最近の農水大臣はスキャンダル続きでジンクスになってしまっていますから、マスコミがどれだけあら探ししてもスキャンダルが出てこなかった清廉潔白の若林さんのままでいいんじゃないかと。
選挙前に下手に変えてスキャンダルが出てきたらイヤですしね。
また参議院議員なので、総選挙には関係ないという安定感もあります。
同じく参議院議員の泉国家公安委員長ですが、防災担当大臣を兼任されていますので、地震の関係で留任じゃないかと思います。
東北で立て続けに地震が起きて大変な今、大臣をかえてしまうのは、いらぬ批判を呼びそうです。
ただ、泉さんも若林さんも参議院枠からの入閣ですから、お二方とも留任となると、その辺のからみで問題が出てきてしまう可能性は否定できません。
ですから、どちらかが変わるというコトはあり得る話ではあります。
変えやすさで言えば、かなり長い期間大臣をされておられる若林さんです。
ですから参議院議員で、かなり綿密に身体検査をして全く問題がないという方をうまくピックアップできたのであれば、若林さんは変わるコトもあり得るとは言えると思います。
どんどんいきますよー。
このお二方は、特に根拠がないですが、変わらないんじゃないかと思っています。
渡海文部科学大臣と、甘利経済産業大臣です。
まぁ変える必要がないという理由だけですが。
変わる可能性も高いけど、多分変わらないかなという方は、増田総務大臣と太田弘子経済財政担当大臣です。
どちらも民間からの大臣ですね。
よって、同じく民間から優秀な方に変わる可能性もありますので、特に経済財政担当大臣はですね、ですから、なんとも言えません。
変えなくてもいいんじゃないかな程度です。
難しいのが、外務大臣と財務大臣です。
一昔前なら、どちらかを経験するコトによって総理になる資格を得ると言われていた、超重要ポストです。
そんな超重要ポストで、表舞台に出る機会が多く、ある意味内閣の顔とも言えるポストですから、一新という理由から変える可能性はあると思っています。
ただ、特に高村さんはそつなく職務をやっておいでですから、高村さんは留任かもしれません。
額賀さんは、なんかあまり財務大臣っていうイメージでもないですし、変わりそうな気はしています。
さてでは、今度は変わるであろうと思われる方を挙げています。
法務大臣の鳩山さんは変わるでしょう。
理由は言うまでもありません(笑)
国土交通大臣の冬柴さんは、これは公明党枠というコトで変わると思います。
環境大臣の鴨下さんですが、サミットが終わったというコトで一段落という意味で、他の方に変わるんじゃないかと思います。
環境大臣は、選挙のイメージにもいいですから、目立つ人や、女性を起用するコトになるんじゃないかと。
内閣官房長官の町村さんも、やえは変わると予想しています。
福田さんからしたら、議員として格上の先生が官房長官というのはやりにくそうですから、今度はもっと親しい方を任命するんじゃないかと思います。
行政改革担当大臣の渡辺さんも変わるでしょう。
理由は就任期間がかなり長いからです。
確か就任直後の安倍内閣からずっと大臣ですよね。
少子化担当大臣の上川さんも変わるかと思います。
理由は特にないんですが、失礼な話ですが、そもそもなんで上川さんが大臣になったのかがよく分からないです。
ごめんなさい(笑)
そして、自民党3役は変わるでしょう。
そもそも伊吹さんが幹事長という段階で、みんなはてなマークが頭に付きましたし、伊吹さんが党の顔では選挙では勝てないでしょうから、もっとイメージのいい人にしてくると思われます。
総務会長の二階さんは、特に理由はないので、留任の可能性もありますけど、一新という理由で3役は全部変えた方がいいんじゃないかという理由です。
政調会長の谷垣さんは、ちょっと理由が複雑です。
少し前の話ですが、長い歴史を持つ宏池会という派閥がありまして、しかしこの派閥、加藤の乱で分裂をしていたんですね。
古賀派と谷垣派です。
しかしこの前、この両派閥はついに合流し、ひとつの派閥に戻りました。
これにより、現在宏池会は、ひとつの派閥から大臣と4役の中に、古賀・谷垣・岸田・上川と、なんと4人も要職に就いているという事態になってしまっていて、しかも党4役の半分を宏池会からという状態ですから、そういう理由で谷垣さんは変えてくると思われます。
ただし、やえは、谷垣さんはどこかの大臣には就任なされるんじゃないかと睨んでいます。
そういう意味もあって、少子化担当の上川さんは変わるという予想でもあります。
これはちょっと玄人好みな話になりますが、これにより、おそらく宏池会からは、古賀選対・谷垣大臣・岸田消費者行政推進担当大臣の3人が要職に就くコトになり、派閥の規模からこの3人までと予想されます。
しかし合流宏池会には、大臣待望組筆頭の逢沢一郎さんが控えていたりするんですね。
逢沢先生、能力もありますし、人望もありますので、大臣になるには的確な方だと思うのですが、今までは谷垣派という小派閥の方に所属していたので、大臣になれなかったという経緯なのです。
この辺めぐりあわせの悪さというか、運の悪さというか、しかし今回も残念でしたというコトになりそうです。
では、新内閣の予想です。
法務大臣に、津島雄二先生です。
津島さんは、旧橋本派、いまは津島派と呼ばれる、平成研究会という派閥の領袖(トップ)です。
平成研は今でも自民党の第二派閥ですし、最近存在感が薄いと言えどもないがしろには出来ませんから、ここは領収の津島さん自ら大臣になっていただくという形が好ましいんじゃないかと予想してみました。
ちなみに現大臣の鳩山さんも津島派です。
津島派を優遇すると言う意味で、津島さんの国土交通大臣というのも考えたんですが、旧橋本派のトップが国土交通大臣というのはちょっとイメージが悪いかなと思って、法務大臣の予想です。
法務大臣ももちろん主要閣僚ですしね。
国土交通大臣に、中馬弘毅先生です。
長らくこのポストは公明党の席になっていたのですが、そろそろいいんじゃないかと思いまして、自民党の議員さんで予想してみました。
中馬さんは、麻生閣下が領袖をされている為公会という派閥の方です。
為公会からは現在要職に就いている方はいないのですが、選挙前というコトで、党内一致団結という意味かに、麻生さんと同じ当選9回で、しかも大阪一区という難しい選挙区なのに長年自民党の議席を守りつづけている中馬さんという予想です。
ただ、もし、麻生さんが受けられるのであれば、ここに麻生さんが就任されるというコトも考えられます。
麻生さん、あまり財務大臣というイメージじゃないですし、外務大臣はかなり長くされたので、国土交通大臣は適任なんじゃないかと思っています。
もうひとつ予想として、ここに谷垣禎一先生というコトも考えられます。
谷垣先生の場合、どうしても財務大臣というイメージが強いのですが、谷垣さんを財務大臣にすると、消費税増税論がどうしても出てきてしまいますので、選挙的にはどうかなというのがあります。
ので、主要ポストである国土交通大臣というのが、なかなか適任ではないかと。
ただ、谷垣さんの場合、外務大臣も全然アリだと思いますので、そっちでの起用もあり得ます。
この辺、福田さんが、麻生派との関係をどう考えるかによって変わってくるでしょう。
環境大臣に、浜四津敏子先生です。
浜四津先生は公明党の代表代行をされている議員さんです。
公明党の幹部の方々の顔ぶれを眺めたとき、公明党政調会長を務めておられる斉藤鉄夫先生もあり得ると予想していますが、聞くところによると、創価学会の中でも浜四津さんはかなり人気が高いらしいので、おそらく浜四津先生の方が先じゃないかという予想です。
参議院ですが3期目ですし、女性ですし、環境大臣にはわりとピッタリなんじゃないかと思います。
ただ公明党枠は、完全に公明党の意向に沿われますので、人物の予想は難しいです。
公明党通なら知ってるかもしれませんが、やえはそこまで詳しくありませんので。
注目の内閣官房長官ですが、細田元官房長官の再任という話が、けっこう有力情報として流れていたりします。
福田さんとかなり近しい立場にいる、というのが根拠のようです。
ただ、選挙を睨んだとき、うーん、細田さんでは、ちょっとイメージが暗いんですよね。
ごめんなさい。
ですから、ここは大胆予想というコトで、やえは、小池百合子先生、もしくは高市早苗先生を予想してみます。
イメージ優先です(笑)
どちらも福田さん同じ町村派ですし、無くはないと思っています。
ただ小池さんは、小泉色が強いですから、ちょっと難しいかもしれません。
一方、高市さんは、安部内閣で沖縄北方担当大臣を務められた、4回生の議員さんです。
わりとマスコミへの露出度も高いですよね。
官房長官としてはかなり抜擢な当選回数になりますが、そもそも福田さんが総理としてはかなり早い6回生ですから、バランスも悪くないんじゃないかと。
ここは、予想と言うよりも、こうなったらおもしろいなという感じですね。
行政改革担当大臣に、おもしろいのは、平沢勝栄先生です。
行革担当は役所とケンカする役目ですから、知名度があってテレビによく出て口がたつ平沢さんは、ある意味適任と言えるかもしれません。
行政改革をしているというアピールにも繋がりますし。
また平沢さんは山崎派の議員で、現職の渡辺大臣も山崎派ですから、バランス的にもいいんじゃないかと。
役人の抵抗というのは、普通の人が思っているよりかなり激しいですから、なかなかこの役に選挙前に就きたいと思う人はいないと思いますが、知名度が強みの平沢さんはそんなの関係ないですので、問題ないでしょう。
もし主要閣僚に麻生派が入らない場合、そしてそれなりに麻生派を優遇したいと福田さんが考えた場合、ここに岩屋毅先生をあてるというのも考えられます。
岩屋さんは、当選4回の、麻生派では中堅所ですから、特命担当大臣にはちょうどいいと言えます。
また、特命担当大臣は役がいっぱいありますから、一覧に出していない役での入閣というのもあり得ます。
規制改革ですとか、最近新設された宇宙開発担当ですとか。
最後に少子化対策担当大臣ですが、参議院から、橋本聖子先生と予想してみます。
橋本さんは、参議院当選3回で、町村派所属です。
さらに、福田さんが自民党総裁選挙に出るときに、推薦人筆頭として名前を連ねましたから、福田内閣発足の時に大臣になっててもおかしくないと思っていました。
また、今回の改造では、上で言いましたように、若林さんも泉さんもなかなか変えにくい状況ですから、自民党参議院を考慮して、1人追加というのもあり得るのではないでしょうか。
衆院選を前にして、多少ギクシャクしている参議院との関係を修復するという意味でも、こうなると舛添さんもあわせてなんと自民党の参議院から4人という異例の組閣ですから、かなりの優遇と言えます。
では次に、自民党4役の予想です。
幹事長ですが、ここは大胆予想で、やえは石原伸晃先生を予想します。
知名度的に選挙の顔としては申し分ないですし、顔の広い方ですから党内の調整能力も問題ないでしょう。
また、国土交通大臣などを務め、党内でも政調会長を務められましたから、経歴としても幹事長就任に申し分ありません。
けっこう適任だと思います。
ひとつあるとしたら、年齢、つまり若いというのがあります。
若いと迫力が出ない、というコトです。
まぁでもいま石原さんは山崎派に所属していますし、その辺も問題ないと思うんですが、どうでしょうか。
総務会長に……ここ難しいんですよね。
重量級で言えば、二階さんの再任や、法務大臣候補として名前を挙げた津島さんとかになると思います。
また元官房長官の与謝野馨先生も適任かもしれませんが、与謝野さんは健康問題がありますので、本人次第かもしれません。
実は与謝野さんの官房長官再任という話もあるんですが、それこそ健康問題がありますから、案外総務会長がピッタリかもしれません。
政調会長に、中川昭一先生です。
いわゆる、中川(酒)先生です(笑)
人物的には問題ないので、理由は申し上げるまでもないのですが、派閥的な理由で、伊吹さんが幹事長を退いたら、伊吹派の要職の人がいなくなってしまうので、中川さんの政調会長再任が適切なのではないか、とやえは予想してみました。
もしかしたら外務大臣あたりも面白いかもしれません。
蛇足的付け加えですが、超超サプライズ人事として、自民党幹事長に小泉さんなんか、とてつもなく面白いんじゃないかと思っていたりします。
完全に選挙のためですけどね。
実は小泉さんは、自民党の3役には就いていないので、無くもないとは思うんですが、でも選挙仕切る古賀さんは小泉さんのコト嫌いですし、そうなると選挙対策本部が分裂してしまいかねないので、まぁこれはないでしょう。
そもそも小泉さん自身が受けるとも思えないですし。
以上、では、やえの予想する、新閣僚名簿を載せてみましょう。
内閣総理大臣 福田康夫
総務大臣 増田寛也
法務大臣 津島雄二
外務大臣 高村正彦
財務大臣 谷垣禎一
文部科学大臣 渡海紀三朗
厚生労働大臣 舛添要一
農林水産大臣 若林正俊
経済産業大臣 甘利明
国土交通大臣 中馬弘毅(麻生太郎)
環境大臣 浜四津敏子
防衛大臣 石破茂
内閣官房長官 高市早苗
国家公安委員長 泉信也
沖縄及び北方担当大臣 岸田文雄
行政改革担当大臣 平沢勝栄
経済財政担当大臣 太田弘子
少子化対策担当大臣 橋本聖子
自民党四役
幹事長 石原伸晃
総務会長 与謝野馨
政調会長 中川昭一
選対委員長 古賀誠
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谷垣先生は、財務大臣というコトで予想させていただきます。
ただ、やはり消費税の件がありますから、どうなんでしょうかというのはあります。
例えば中馬先生を総務大臣にして、国土交通大臣を谷垣先生というのも、なかなかあり得る人事かもしれません。
派閥数を見てみましょう。
清和会(町村派)……高市、平沢、若林(参院)、橋本(参院) 2人+参院2人
平成研(津島派)……津島、石破 2人
宏池会(古賀派)……古賀、谷垣、岸田 3人
近未来(山崎派)……石原、渡海、甘利 3人
志帥会(伊吹派)……中川(酒) 1人
為公会(麻生派)……中馬 1人
新しい波(二階G)…泉(参院) 0人+参院1人
番長(高村派)………高村 1人
無派閥…………………与謝野、舛添(参院)
公明党…………………浜四津(参院)
民間……………………増田、太田
あれ、山崎派が優遇されすぎですね。
しかも全部主要ポストですから、これはちょっと無いでしょう。
あと、二階グループが、参院枠しかないのも気になります。
でも、二階グループって、ごめんなさい、あまり適切な人材がいらっしゃらないんですよね。
5回生、6回生の議員さんがいらっしゃらないので。
それから、総理の母体の清和会もちょっと少ないと言えるかもしれません。
ですから、んー、渡海さん交代で、文教族の多い町村派の議員さんか、んー、橋本聖子先生が文部科学大臣にして、特命担当大臣として二階グループの4回生で江崎鉄磨先生をあてるっていうのもいいかもしれません。
こうすると、なかなかバランスがとれますね。
というワケで、やたらめったら長くなってしまいましたが、これがやえの新閣僚名簿予想です。
明日新内閣が発表されますが、どれぐらい当たるか、ドキドキして待つコトにしましょう。