この度、はてなブックマークを利用しての「やえくりっぷ」を、左の柱に表示させるコトにしてみました。
というのも、やってみると案外「くりっぷ」が面白くてですね(笑)、これはなかなかいいですねと、あとRSSを利用すると埋め込みで表示できるコトに気づいて、そのようにしてみました。
ちょっとごちゃっとしてますけどね。
ただ、多少サイト表示全体が重くなってしまいましたので、ひどいようなら別の方法を考えなければならないと思っていますが、どうでしょうか、何かお気づきの点がありましたら教えてください。
右も左も逝ってよし!!
バーチャルネット思想アイドルのやえです。
おはろーございます。
さて。
今日は、新型インフルエンザを巡る様々な動きについてコメントしてみたいと思います。
まずこちらの記事なのですが、この人なんかズレまくっているとしか思えません。
この人、何に怒っているのかと言えば、結局自分のメンツなんですよね。
兵庫県と自分の見た目の問題であり、体面について怒っているワケです。
しかし、実際いま最も新型インフルエンザの罹患者が多いのが兵庫県なワケですから、それをそう言われるのは、ただ事実を指摘しただけに過ぎません。
知事がなんと言おうとも、日本の中でいま最も新型インフルエンザに罹る可能性が高い地域が兵庫県であるコトは否定できない事実です。
いくらメンツを守ろうとしても、まるで無意味です。
知事がやるべきコトは、他人を口汚く攻撃するコトではありません。
その地方のトップとしては、いかに感染拡大を防ぐのか、罹ってしまった患者にどう対応するのか、国民にどう説明するのか、ここに苦心するのが本業でしょう。
なぜ関西からはじまってしまったのかは分かりませんし、いまその責任論を言っても仕方ありませんが、だからこそ今できるコトを最大限努力して、そしてその行動の結果を国民にしめして安心させるのが、政治家の務めなのではないでしょうか。
他の地方を口で攻撃しても、新型インフルエンザは無くなりません。
そうではなく、知事や市長はその権限をフルに活用して、行動でもって国民に「ここまでしているのだから安心できるだろう」と思わせる、安心を与えるコトが本道でしょう。
評論家ではないのですから、口だけではなく行動で示すべきです。
この前更新しました中田横浜知事もそうなのですが、メンツばかり気にして他人を口汚く攻撃しても、現実はなんら変わりません。
こういう危機に対する当事者であり責任者である政治家であり首長としては、口で他人を罵って済んだ気になるのではなく、行動によってその責任を示してほしいと思います。
今回の一連の動きに関して、一部の人は「過剰反応だ」とか「パニックになったらどうする」とか言っている人がいます。
ではやえは聞きたいのですが、果たして「パニック」とは一体どのような事態を指して言っているのでしょうか。
例えば昔のオイルショックのような、スーパーになだれ込むような勢いでマスクを買いに走る人々が連日続くようでしたら、それは大勢の人間が密集している場所に集まるのでむしろ感染拡大の要因となりますので、過剰反応なパニックと言わざるを得ませんが、さすがに今の日本でそこまでなるとは思えません。
それとももし、修学旅行とかを自粛する動きなどに対して言っているのでしたら、その批判こそ過剰反応ではないでしょうか。
これが別に新型インフルエンザでなくても、感染力の高い病気が蔓延している地域にはよほどのコトがない限り行かないというのは、普通の行動だと思います。
まして、下手にそこに行ってもし感染して、自分だけが自業自得と苦しむだけならまだしも、インフルエンザの場合は他人に伝染してしまう可能性が高いというところに他とは違う問題があるワケで、自分だけのためではなく、広い公共性の意味で自粛すべきだという考えを持つべきでしょう。
インフルエンザは自分だけの問題ではないのです。
むしろこの手の「過剰反応だ」という言葉が、今回のこのような事態を招いた気がしてなりません。
また、さっきの知事もそうなのですが、事態に対して冷静になるのは当然ですが、しかしだからといってのほほんとしてはいけません。
責任者や関係者は最善の努力を尽くすのが当然であり、一般人よりも高い危機意識を持たなければならないでしょう。
新型インフル「季節性」と誤解 2高校の校長会見
兵庫高では十一日に三人の生徒から「高熱が出ている。医療機関でA型のインフルエンザと診断された」などの報告が相次いだ。その後も毎日新たに生徒数人が症状を訴えたが、同校は十六日まで県などへ報告をしていなかった。江本博明校長は「新型インフルエンザは『海外』が要件だと思っていた」と繰り返した。
|
これはもう校長の意識が低すぎたと言うしかないでしょう。
この問題に限らず学校やその責任者というのは事なかれ主義が蔓延ってると言われていますから、今回ももしかしたらそういう意識が働いたのかもしれません。
「まさかウチの学校から日本発なんて事態になったら名前に傷が付いてしまう」
もし本当にこのような意識で報告をしていなかったのであれば、大変に問題です。
またこの場合、医療従事者でないのに素人考えで判断したというのも、大きな過ちです。
もちろんこの問題を校長のせいだと言うつもりはありません。
学校だけでなく、家庭のレベルで、危機管理に対する意識が低かったせいも考えられます。
しかしどうであったとしても、こういう判断ミスというのはけっこうな割合で「新型インフルエンザはたいしたことない」という“風評”が原因なのではないかと思うのです。
こんなニュースもあります。
【新型インフル】高校生らカラオケボックスに列 店長は困惑
大阪、兵庫の多くの小中学校、高校などが休校になった18日、関西の繁華街では平日にもかかわらず、カラオケ店に高校生らが殺到。外出を控えるよう求められていたが、生徒らの本音は「家ではやることがない」。店は大盛況だったが、店長からは「遊ぶための休みではないはず」と心配の声も。一方、カラオケボックスを展開する会社の半額セールには高校生らが長蛇の列をつくったため、急遽(きゅうきょ)、休校した学校の生徒を利用禁止にする一幕もあった。
|
もうなんかコメントしようがありません。
これなんて学校がなにやっているんだと言う前に、家庭のレベルでどうして簡単にこうも外出を許しているのか、やえには信じられないとしか言いようがないです。
今回のインフルエンザを、毒性が弱いからと国などの対応を批判している人がいますが、これも所詮は結果論です。
もしこれが、ものすごい毒性の強いインフルエンザだったらどうするつもりだったのでしょうか。
むしろ、今回のインフルエンザは結局は水際防止が出来ず、またこのような形で拡大を続けているというのに、ではもしまた違う毒性の強いインフルエンザが発生したら、この体たらくでどう防ぐというのでしょうか。
今回のが防げなかったのに、どうしてそれで毒性が強いと急に防げるようになると言うのでしょうか。
やえは、今回のコトを甘く見る風潮が出来てしまった方が、よっぽど「次」の時にパニックが起こる気がしてなりません。
危機管理とはどういうコトなのか。
それは政府や関係者だけでなく、一般国民の意識の問題こそが最も重要だと思いますし、今回のコトはそれを教訓にすべきいいチャンスなのではないかと思っています。