web拍手の方で、広島市と長崎市が共同で夏のオリンピックを招致したいと発表した件についてコメントしてほしいと言われましたモノで、今日はこれについて書いてみたいと思います。
本来今日はメルマガの日なのですが、今週もまだメルマガが来ていません。
毎週こうだと大変に更新に支障が出ますので、なんとか改善してもらいたいところです。
それから、ダムのお話、というか、地方の公共工事に関するお話については、後日さらに追加で書いていきたいと思いますので、ご意見等ありましたら御意見板の方までお願いいたします。
右も左も逝ってよし!!
バーチャルネット思想アイドルのやえです。
おはろーございます。
さて、まずは記事を張っておきましょう。
20年夏季五輪:「被爆地五輪に意義」広島・長崎両市長「核なき世界」実現へ /広島
2020年までの核兵器廃絶実現を記念し、広島・長崎での五輪招致を検討したいと、秋葉忠利広島市長と田上富久長崎市長は11日、広島市役所(中区)で記者会見した。両市長は実現には課題があることを強調したうえで、被爆地での実現の意義を訴えた。これを受け、平和を訴える理念に賛同しつつも、市民からは現実的な疑問も出た。また、県側には説明が無いことも明らかになった。
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まずこのニュースを聞いた時、やえは、これはいいですねと思いました。
地元でオリンピックが開催されるというだけでもうれしいコトではあるのですが、「核兵器廃絶」というメッセージを付けるコトができるという部分が、大変に素晴らしいコトだと思ったからです。
というのも、今回東京が招致に失敗した原因というのは、やえはメッセージ不足にあったと思っています。
今回の東京誘致では、日本でオリンピックを開く意義として「環境」という部分を強く出して、コンパクトオリンピックというモデルを提示しようとしましたが、確かにこれはスタートダッシュには有効だったみたいですけど、結局アメリカなどもやろうとすれば出来るワケで、このメッセージは結果的には埋没したと言えるでしょう。
最終選考では、二回目の投票で東京は早々に落選してしまいました。
そしてやっぱりブラジルの勝因というのは「南米初のオリンピック」という強いメッセージにあったのではないでしょうか。
「環境オリンピック」vs「南米発のオリンピック」では、勝ち目が無かったのです。
それを考えれば、「被爆地からの核廃絶」というメッセージは、相当に強いモノがあるのではないでしょうか。
「なぜいま日本でオリンピックを開催するのか」という問いにも、十二分に説得力を持ち得る意義だと思います。
そういう意味で、ただ単に一地方である広島での開催という意味以上に、広島長崎オリンピックというのは、日本にオリンピックを招致する強い武器になるとやえは思うのです。
もちろん課題はたくさんあります。
財源の問題はすでにいっぱい言われているところですし、2都市での開催の問題もかなり大きな難問でしょう。
その中でも2つ、やえが特に気になっている点があります。
1つは、市民のモチベーション、もっと言うと国民のモチベーションの問題です。
これは東京の時にもさんざん言われましたように、どうも日本人はオリンピックの地元開催については冷めすぎているきらいがあります。
今回の東京でも、やえのまわりには「どうせ渋滞するだけだし」とか「外国人がいっぱいくるし」とか「そもそも興味ないし」と言って、けっこう否定的に言っている人が少なくありませんでした。
何かの調査でも、オリンピック支持率は、他の国は80%ぐらいある中、日本だけは50%程度と、ダントツに低い数字を出していました。
今回東京が選ばれなかった敗因の一つに、これを挙げる人も少なくないようです。
これについてやえは、もうちょっとみんな興味を持ちましょうよと思います。
「お金が無いのにそんなコトしなくていい」「お金をかけて誘致したり施設を作っても赤字になるだけ」という人もけっこういますが、しかしオリンピックはお金の問題だけではないハズです。
例え結果的に赤字になっても、世界最高峰のスポーツ競技を間近で見れるその感動は、お金では買えない価値があるプライスレスではないでしょうか。
例えばその場すぐに経済効果が無くとも、素晴らしい競技を目の当たりにした子供達が、それをキッカケに将来日本を背負って経つアスリートになれば、それはやはり大変な価値があるコトでしょう。
最近の日本人は目先のコト、自分のコトにしか目が向かないような感じになってしまっていますが、もっと広い視野、そして将来に対する視野を持つべきなのではないかと、やえは思います。
もう1つ。
これはちょっとマイナスなお話になりますが、それにしても秋葉広島市長はやり方がうまくないというか、よくよく市長を知っている地元の人間からすれば、相変わらずですねと言いたくなります。
さっきの記事にも載っていましたが、秋葉市長、オリンピック誘致の話を全く広島県の方に通さずに、独断でマスコミ発表してしまったようです。
そして、そうなるとどうなるか、結果はこうです。
広島知事、五輪招致で不快感=「市から聞いてない」
広島、長崎両市が2020年夏季五輪招致の検討委員会を設置することについて、広島県の藤田雄山知事は13日、「広島市から何も聞いていない」と述べ、連絡や相談がないことに不快感を表明した。
藤田知事は、両市の発表が複数都市開催の是非などに関して関係方面に根回しなどをした後なら理解できるとした上で、「いきなり言った。唐突な感は免れないし、ちょっと理解に苦しむ」と指摘。
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まず当事者に説明せずに、他人から話が降ってわいて出ると、普通の人ならやっぱり怒ります。
なんで自分のコトなのに、それを第三者の他人から聞かなければならないのか、どうしても人としてムッとしてしまいます。
たまにマスコミで「根回し」というとマイナスイメージで語られるコトもありますが、しかし根回しなんて普通の人なら日常的に、そして無意識にしているコトで、筋を通して話を進めるなんて社会人としては当たり前の常識です。
しかしそれをしなかったのが秋葉市長であり、どうしてこの人はいつもこうなのか、やえとしたら頭を抱えるしかありません。
広島市は大きな都市です。
人口100万人を超える政令指定都市ですから、その権限も普通の市よりは格段に大きいです。
しかしそれでもオリンピックを誘致しようというのでしたら、都道府県レベルの話になるのではないでしょうか。
東京誘致も、大阪誘致も、名古屋誘致も、やはり都府県が主導していたハズです。
もちろんその中で広島市が果たす役割は格段に大きいですが、それでも県を無視して進められる話ではないでしょう。
どうして秋葉市長はこんな独断専行をしてしまったのか、全く理解に苦しむとしか言いようがありません。
どうも秋葉市長という人は行き当たりばったりでいつも行動しているように思ってしまいます。
やえには秋葉市長が本当にオリンピックを広島に招致したいと思っているのか、ちょっと半信半疑です。
もしかしたら、ただ単に「核兵器廃絶」と、目立つ場で言いたかっただけちゃうんかと疑ってしまう部分もあります。
もちろん本心はどうなのかは分かりませんが、秋葉市長、ちょっと地元ではあまり評判の良い方ではないので、どうしても疑ってしまうのです。
まぁそれはともかく、やえとしましたら、確かに様々な関門や難題がいくつもありますが、是非ともここは全力で招致に向けて頑張ってもらいたいと思っています。
やるなら成功するために力を注ぐべきでしょう。
別にオリンピックを通じて核兵器がそれだけで廃絶されるとは思えません。
しかしそれは、変な言い方ですが、タテマエでもいいじゃないですか。
そういうメッセージを武器にして、広島で日本でオリンピックが開催されれば、それはそれで素晴らしいコトだとやえは思います。
もちろん、広島には原爆資料館を始め様々な施設がありますし、またタテマエでもそういうタテマエでオリンピックが開催されたのであれば、それはそれでそれなりに世界から注目されるでしょうから、決してマイナスにはならないでしょう。
やえはそう前向きにとらえたいと思います。
バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、広島オリンピックを応援しています。
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