☆やえニュース☆

 離党ブーム宇宙飛行士の個人的背景より、日本の科学技術の将来を子ども手当は天下の悪法デマと子ども手当と高速道路たちあがれ日本政治の見方

平成22年4月5日

 離党ブーム

 自民党の総裁選挙の時、いつ倒れるか心配で心配で仕方なかった与謝野馨元財務大臣が、ついに自民党を離党して新党を立ち上げると発表しました。
 与謝野さんはすでに自民党を離党し、すでに無所属で長らく活動していた平沼赳夫元経済産業大臣や、じきに離党するであろう園田博之元官房副長官、藤井孝男元運輸大臣と、新党を結党するようです。
 与謝野さんもちょっと前から離党離党と言っていましたが、やえとしたらむしろついに平沼さんが新党を作るっていう方が注目な感じですが、とにかく、渡辺喜実のみんなの党に続き、さらに自民党派生政党がさらに増えるというコトになりそうです。
 
 にわかに政界は慌ただしくなってきましたが、鳩山邦夫さんはいまどうしているのでしょうか。
 
 まぁそんなコトはともかく。
 しかしやえが思いますコトは、やっぱり日本の政治というのは、政策よりも政局の方が重要視されてしまうところが、とても残念なところだと改めて感じているところです。
 果たして与謝野さんは何のために自民党を離党したのでしょうか。
 平沼さんはまだ理解できます。
 郵政民営化に反対して離党し、そのまま信念を貫いて無所属のまま今までやってきたワケです。
 しかし与謝野さんはどうでしょうか。
 どのような政策を訴えて、そして自民党を飛び出したのですから、自民党のどの政策とかみ合わないから離党したのか、ここら辺が全く見えてきません。
 言っているコトは、「今の自民党はダメだ」というだけで、政局がらみの発言しか見えてこないワケです。
 結局与謝野さんは焦っている、おそらく健康問題や年齢的な問題からなのでしょう、そればかりが先行していて、一番大切なところをおざなりにしてしまっているんじゃないかと、やえは思ってしまうのです。
 
 ただこの辺は、政策よりも政局ばかり注目して、おもしろおかしく報道するマスコミの姿勢も大きいでしょう。
 政策的なコトはまったくと言っていいほど取り上げないクセに、政局に絡むときだけ必要以上に時間を割いて取り上げるワケです。
 これは鳩山邦夫さんの時などが謙虚でしたが、結局誰も相手にしていない、国民すら相手にしていなかった鳩山邦夫さんを構っていたのはマスコミだけでしたね。
 こんなコトで日本の政治は本当に良くなるのか、しかも話題ばかりで中身のない空虚なかけ声だけが政権を握ったらどうなるのかというのは今の民主党が如実に証明しているのに、それでもまだマスコミも国民も話題性だけで政治を判断しようとしています。
 本当にそれでいいのか、国民は今一度考え直す時期に来ていると思います。
 
 やえは前から言ってますが、二大政党制というモノはあまり好きではありません。
 多様性こそが大きな特徴の日本という国において、選択肢が二つしかないというのはあまり日本の風土を反映していないと思うからです。
 ですから、政党がたくさんできるコト自体は良いコトだと思っています。
 
 しかし、その場合前提となる条件があります。
 というのも、政党の勢力を決める選挙において、いまの日本の選挙制度は二大政党制に有利な制度になっているという点は考慮しなければなりません。
 小選挙区制はその最たるモノで、これがあるからこその二大政党制と言っても過言ではないワケです。
 また参議院においても選挙区では1つの都道府県の全域が選挙区というとても広い範囲であり、さらに比例では全国全てが選挙区であるワケで、この辺も大政党が強くなる要因でもあります。
 そもそも比例なんていう選挙制度は、政党ありきの制度ですから、やはり大政党が有利でしょう。
 やえとしたら、まずこの辺を変えていくべきではないかと思います。
 
 昔の中選挙区制が必ずしも良い面ばかりだったかと言えば、そうは言えないとても難しくドロドロした面がたくさんあったワケですが、しかし選択肢を広めるという点で考えれば小選挙区制は全くそれにそぐわない制度であるコトは確かです。
 またさっきも言いましたが、あと3ヶ月後ぐらいに行われる参議院選挙にしても、選挙区の範囲が広いだけに、大きな政党・地方組織がしっかり出来ている政党が有利です。
 この辺、みんなの党や与謝野・平沼新党がどのように考えているのか、候補者を立てるだけで大変です。
 みんなの党の支持率が上がっているとは言われていますが、それでも二桁はないワケで、いくら自民党がダメと言っても3倍以上は支持率が違うのですから、冷静に判断すれば、自民党よりもダメとしか言えないワケで、本当に参議院選挙でみんなの党や与謝野・平沼新党が「第三極」になるのがどうか、ちょっと疑問と言うのが自然なところではないでしょうか。
 
 あと与謝野さん個人の問題にもなりますが、そもそも与謝野さんは先の衆議院選挙では小選挙区で落選し、比例で復活している身という点があります。
 つまり、自民党があったからこそ与謝野さんは今衆議院議員として活動できているワケなのに、その自民党がダメだと言ってしまうのはどうなんだろうと、やえは正直思ってしまいます。
 もちろんこれは個人の問題だけでなく、やはり小政党では苦しいという今の選挙制度にからむコトですので、与謝野さんがどう思っているのか聞いてみたいところです。
 与謝野さんは東京一区という日本で最も難しい選挙区を拠点としていますから、むしろ政党なんて関係ない、知名度さえあればいいと思っているのでしたら、それはちょっと全体としての日本の政治を考えた場合どうなのかなとは思います。
 
 以上、今回の動きについてやえの思うところをつらつらと書いてみましたが、結局話題だけが先行して中身が見えてきませんので、具体的な評価という面はまだ出来ないというところです。
 結局みんなの党も何がしたいのかよく分かりませんし、渡辺さんは「行政改革だ」の一本槍ですし、果たしてこのまま参議院選挙になったら何が争点になるのか分からないですね。
 
 ただ1つ言えるのは、この騒動で喜んでいるのは小沢一郎民主党幹事長だというコトでしょう。
 

平成22年4月7日

 宇宙飛行士の個人的背景より、日本の科学技術の将来を

 日本人宇宙飛行士の山崎直子さんが、おととい未明、スペースシャトルで宇宙に旅立ちました。
 昨日のテレビなどで大きく取り上げられていたのでご存じの方も多いかと思います。
 また、日本人としては初めてのママさん宇宙飛行士としてもピックアップされていますね。
 というかむしろそっちの方が大きく取り上げられています。

 シャトル打ち上げ 山崎ママ、宇宙へ出発
 
 星空にあこがれた少女は、お母さんになって宇宙へ飛び立った。日本人宇宙飛行士の山崎直子さん(39)を乗せたスペースシャトル「ディスカバリー」は五日朝(日本時間同日夜)、フロリダの空にきらめく軌跡を残して無事打ち上げられた。 
 一九九九年二月、宇宙飛行士候補試験に合格。翌年、管制官を目指していた大地(たいち)さん(37)と結婚。二〇〇二年には長女優希さん(7つ)を出産した。飛行士候補になってから十一年。「ママさん飛行士」の夢実現までには多くの困難があった。
 山崎さんは近著「何とかなるさ!」(サンマーク出版)で「一度だけ挫折を感じたことがある」と告白、「それは夫が環境適応障害になったとき」と述べている。妻の訓練を支えるため、会社を辞めて「主夫」を引き受け渡米した大地さんが一時、心の病に。家庭崩壊の危機も訪れた。
 子育てしながら飛行士を続けることの難しさ。米航空宇宙局(NASA)の先輩女性飛行士に「それは不可能ではなく、挑戦に値すること」と励まされ、前を向き続けた。
 大地さんはシャトルに乗り込む妻に、宇宙へ持っていってほしいとオメガの腕時計を託した。アポロ月面着陸の際、宇宙飛行士が着用していたモデル。大地さんが貯金と初任給で買った宝物だ。山崎さんは感謝の思いを込め、夫の願いを快諾した。二人にはもうひとつ、帰還後に温めている計画がある。宇宙飛行の夢を優先し、先延ばしにしてきた結婚式。「滑走路でできたら最高ですね」。夫婦の共通の願いだ。

 やえは正直山崎さんはこの件で初めて知りましたモノでよく存じ上げませんが、個人的にはなんら特別な感情はありません。
 むしろママでありながら夢を捨てずに宇宙に飛び立つコトが出来たコトは、大変素晴らしいコトだと思っています。
 
 しかしですね、それはそれとして、果たしてこのコトをここまで大げさに取り上げるべきコトなのかという点について、やえは疑問に思うのです。
 
 もちろん山崎さんが努力されたコトは事実でしょうからそれをサラッと紹介するだけならいいのですが、しかしスペースシャトルが打ち上げられたニュースの大部分を使ってまで深く掘り下げる必要があるのかどうか、大変にやえは疑問なのです。
 だってこの事業というのは、日本が国家プロジェクトとして推進している事業の一環であり、山崎さんも個人的に宇宙に行くのではなく、日本国家を代表して行っているワケで、言い換えれば日本の科学技術の将来を背負って飛び立っていると言えるのです。
 ですから、このニュースの本題というのは、将来の日本の科学技術などについて語るのが適当であって、宇宙飛行士の個人的背景など2の次というぐらいではないのでしょうか。
 
 特にテレビでは、山崎さんのダンナさんが主夫となって子育てをして、山崎さんの宇宙飛行士になる夢をバックアップしていた様子を流して、これが「新しい夫婦のあり方だ」なんてワケの分からないピックアップの仕方をしていたところもありました。
 そうでなくても、初めての「ママさん飛行士」というコトで、母は強しみたいな感じで報道されているのに、ますますそれに拍車をかけて、女性というところを強調しているワケです。
 まるで個人だけの力で、個人的に宇宙に飛び立つみたいな印象を受けてしまいかねません。
 
 しかし語るべきの主論は、日本の科学技術の未来です。
 例えば山崎さんの個人的背景を紹介する場面で、数年前にスペースシャトルのコロンビア号が大爆発を起こして計画が中断されたという場面を、起承転結の転の使いどころで流れていましたが、しかしここで考えるべき問題は、山崎さんの夢が中断されたコトではなく、日本がいかにして独自にスペースシャトルを打ち上げられるようになるのかという議論や検証でしょう。
 いつまで経っても米国のNASAに乗せてもらうという体制を取っているからこそ、日本人飛行士も数多く宇宙に行けないワケですし、米国の事情が優先させられてしまうワケです。
 ですから、山崎さんの個人的な思いを叶えるためにも、またまだ宇宙に飛び立っていない宇宙飛行士の卵たちのためにも、いかに日本が独自に宇宙開発が出来るのかというコトを考え、議論するコトが、このニュースを伝える意味での本題なのではないでしょうか。
 ましていま日本は、科学技術分野の予算を、民主党のとてもくだらない事業仕分けなどというシロモノに減らされそうになったワケですから、キチンとこういう良い機会にこそ考えるべきだと思います。
 
 誤解されたくないので繰り返し行っておきますが、やえ個人としては山崎さんに対してどうこう言うつもりは全くありません。
 是非とも日本のために頑張ってもらいたいと思っています。
 しかし、それを見つめる周りの人たち、特にマスコミは、山崎さんの個人的背景など報道するぐらいなら、今回の趣旨や目的、また日本が進める今回の意味を伝えて、これからの課題などを議論するべきなのです。
 むしろその方が、山崎さんの頑張りにも報いるコトになるのではないでしょうか。
 
 こういう姿勢こそが「一位じゃなくてもいいんじゃないですか。二位で何が悪いんですか」みたいな、まるで分かっていない発言を生み出してしまうのではないかと思います。
 

平成22年4月8日

 子ども手当は天下の悪法

 子ども手当が天下の悪法だというコトは、民主党が衆議院選挙の時にマニフェストに掲げていた時にすでに分かっていたコトで、やえも一部のサイトやブログさんもずっとずっと指摘していたところです。
 しかしどうも法律の問題というのは、いつも通る前よりも通った後に騒がれる傾向があり、この辺もうちょっと国民の意識は高まってもらいたいところではあります。
 ただ今回のこの子ども手当は、マスコミが民主党を勝たせるためにあえてスルーもしくは礼賛していたフシがありますので、なんとも腹が立つところではあります。
 またも悪法だとやっと気付かれ始めた最近でも、まだこれをかばうマスコミもいて、マスコミ主導政治のイヤらしさがまざまざと見せつけられている好例と今回のこの問題は見ていいのかもしれません。
 
 今日は子ども手当が外国人にまで支給されるという問題を取り扱いたいと思います。
 そもそも子ども手当は、あからさまなバラマキ政策で、票を金で買う以外の意味を見いだせないモノであり、存在そのものが悪法です。
 また、そもそも民主党は麻生総理時代の定額給付金をバラマキだと散々言っておきながら、それ以上の額をバラまくのですから、言語不一致どころではない、キチンと脳みそ付いてますかと尋ねたくなるぐらいのヒドい政策でしかありません。
 そしてその上で、さらにこの外国人にまで給付するという制度が、元々ヒドいモノなのにそれをますます何倍にも最悪のモノにしてしまっているのです。
 
 ただですね、あまり極端な例やデマというのは、やっぱりいけません。
 100人養子にすればお金儲けが出来るとか、どこかの役所に500人ぐらいの養子の書類を持ってきた外国人がいるとか、そういうちょっと冷静に考えればあり得ないコトぐらい分かるようなデマを流していては、むしろ反対論が白い目で見られてしまう可能性があります。
 こういうのはよくありません。
 常識で考えてみてください。
 100人も養子がいるなんて言って、誰がそれを信じるというのでしょうか。
 その1/10でもいいですよ。
 自分の周りに養子が10人いるっていう人がいますか?
 20人いるっていう人がいますか?
 もしどこかの国の政府と結託して、公文書を偽造して100人養子がいると証明書が発行されていたら別ですが、普通100人も養子がいると分かれば、逆に人身売買じゃないかと国連に目をつけられるだけでしょう。
 この辺は冷静な判断と議論をしてほしいと思います。
 
 しかしどちらにしても、それが100人でも10人でも1人でも、外国人に子ども手当を支給するというのは、この制度の趣旨からしてまるで無意味で無駄なコトだと言わざるを得ません。
 
 まずこの制度の趣旨をもう一度考えてみてください。
 なぜ「子ども手当」という制度が出来たのか。
 それは、端的に言えば、国内の子供を増やし、人口を増やすためです。
 
 「子供を産んで育ててくれればお金を支援しますよ」というのがこの制度の趣旨です。
 つまりこれは裏を返せば、日本の出生率が年々低くなり、人口に占める子供の割合が低くなり、ひいては人口そのものが減少しているから、それを改善させるために「産みやすい・育てやすい環境を整えるため」にお金を支援しようといているワケです。
 子供を増やしたいからお金を出しているのです。
 例えばベビーブームの時のような、ほっといても子供が増えるような時代なら、このような制度は出来なかったコトでしょう。
 いま日本が、少子化しているから、出生率が低いから、この制度が出来たのです。
 
 つまりですね、この問題は、入り口から出口まで全て日本国内だけの問題なのです。
 日本国内の人口が少ないために、日本の政府が、日本国民から集めた税金で子ども手当をバラまいて、日本の人口を増やそうとしているのが、この制度の趣旨なワケなのです。
 ここに外国はまるで関係ありません。
 だって、世界的に見れば人口は増え続けていて、いえ増えすぎていて食糧問題とか出てきているワケですから、そんな中で人口を増やそうと政府が支援するというのは、世界的に見れば逆行しているとも言え、やはりここから考えても、どこまでいっても日本だけの特殊で独自の事情から来る国内問題・国内制度であるというのは言うまでもないコトなのです。
 
 それなのになぜ外国人にすら手当を出すのでしょうか。
 いくら外国人に手当を出しても、日本の人口は増えません。
 まだ日本国籍を持つ子供が海外に留学しているという場合に支給するのでしたら分かりますが、いつか本国に帰るであろう外国人に手当をしても、まして出稼ぎに来ているだけの外国人に手当を出しても、まったく日本にとっては意味が無く、制度の趣旨からも全く離れているとしか言いようがないワケです。
 
 これはもう、あからさまな「無駄」です。
 
 制度の趣旨から見てまったく効果がないのにお金を出し続ける行為は、どこからどう見ても無駄としか言いようがないでしょう。
 しかも、他の無駄と言われるモノはしかし見方や見る方向を変えれば果たして無駄かどうか検討の余地がある場合もありますが、この子ども手当の外国人支給は、だれがどう見ても100%無駄という、むしろ珍しいぐらいの無駄さ加減です。
 ただでさえ子ども手当自体がデタラメな政策なのに、さらに大穴まで開いていて、まさに天下の悪法に相応しい最悪の政策としか言いようがありません。
 
 子ども手当を支給されても、それは税金からのモノであり、さらに赤字国債を発行してまで無理矢理出したお金なのですから、そのツケはやっぱり国民が払うモノなのです。
 目先の利益ばかりに目を奪われないで、キチンと本質を見てほしいと思います。
 

平成22年4月9日

 デマと子ども手当と高速道路

 今日は、いつの間にか金曜日発行になっているひさしぶりにメルマガレビューしようかとも思ったのですが、ますます面白くなくなっている、これ、もしかしたらもはや総理本人じゃなくて官僚さんに丸投げしているんじゃないかと思うぐらいの硬い文章かつ以前の文体と変わっている内容になっているので、読んだ瞬間一気にレビューする気がなくなってしまいました。
 ので、今日は、いくつかの事柄について簡単にコメントしていきたいと思います。
 
 
■問題を知ってもらうためにデマも必要である
 
 なんて言う人がいまだにいる、というかむしろ昔より増えているような気がして頭がくらくらする思いです。
 何の話かと言いますと、先日もちょっとお話ししましたが、子ども手当を外国人にも支給するという欠陥について、「ある窓口に500人以上の養子がいると書類を持ってきた外国人がいる」という系の話題です。
 この話題、結局その窓口の役所に直接問い合わせをしてデマだったコトが確定したようですが、デマが明らかになっても、それを広めていた連中の中には開き直ってタイトルのようなセリフを吐き捨てる人がいるようです。
 玄倉川さん(おひさしぶりでーす)もお怒りのようで

 「子ども手当て」とデマ
 
 「『590人申請』がデマかどうかはどうでもいい、子ども手当ての制度的欠陥のほうが問題だ」とか「デマであっても多くの人に問題を知らしめた意義がある」とかなんとか。お前らバカか、ふざけるのもいいかげんにしろ、と怒りが湧き上がる。
デマに引っかかって受け売りしたり、あまつさえデマを肯定したりすれば子ども手当てを批判する人たち全体の信用を損ない足を引っ張ることになぜ気付かないのか。「デマ上等!」と嘯きつつ「自分たちの意見を信じてくれ」と叫んでも笑われるだけだ。
民主党が「永田メール事件」を起こしたとき「メールは偽でも疑惑は真実だ」という謎のエルメス理論を唱えた河村たかし議員(現在は名古屋市長)は当然のごとく笑いものにされた。仮に原発反対運動家が放射能漏れ事故のデマを流して「原発の危険性を訴えるのに意味があった」と開き直ったら誰もが呆れるだろう。敵にデマを流して混乱させるのは立派な(?)謀略だが、味方にデマを流して煽るのはまったく愚かなことだ。

 なんておっしゃっています。
 まったくもってその通りで、こんなコトを言っている連中は永田元議員と同じかそれ以下のバカバカしい滑稽な醜態をさらしているコトに早く気付くべきでしょう。
 
 しかしこのような責任放棄の考え方は、やえとしては人権擁護法案の時の騒動を思い出します。
 あの時の法案反対論の大部分はウソとデマに満ちあふれていました。
 法案を読めば絶対に実行不可能なコトを、さも可能かのようにウソをつき、この法案は危険だとデマを撒き散らしていたワケです。
 そしてやえや他のブログさんがそれを指摘しても、「ウソがあるかもしれないけど危険性を知らせるためには必要だった」と開き直る輩がたくさんいました。
 その後、国籍法改正問題などでも同じような手法が使われましたように、こうしたデマによる政治運動はますます広がっているのかもしれません。
 
 でもこんなコトをしても損をするのは自分だというコトに気付くべきでしょう。
 マスコミを批判する人は多いですが、しかしこのようなデマはマスコミの捏造報道となんら代わりはなく、しかもネットでは、デマを流しても匿名掲示板ならなおさら、普通のサイトやブログでも謝罪せずに逃げてしまえば責任をとるコトすら全くないワケで、それはマスコミ以下の最低の姿勢だと言わざるを得ません。
 ネットの信用力を上げるためにも、このようなデマに手を出すのはやめてもらいたいと思います。
 
 
■定額給付金と子ども手当
 
 最近一行ボードにツッコむ率が高くなっている気がするんですが、ちょっとネタ切れなので、いちいち取り上げるまでもないのかもしれませんが、ツッコんでおきたいと思います。
 
 定額給付金もバラマキだと言っている人がいますが、定額給付金については、当時かなりの数を使ってやえは取り上げた記憶があります。
 この政策によってどのような効果が期待されるのか、そして国民はこの政策を前にしてどのような行為を取るべきなのか、いろいろと語った覚えがあります。
 
 麻生総理の定額給付金は、これは経済対策でした。
 リーマンショックからくる世界的大不況を前に、日本政府は被害を最低限に抑えようと、さまざまな政策を打ち出しました。
 その中のひとつには、今の政府も続けているエコカー減税とかありますね。
 定額給付金もその一環であり、まず性格からして生活支援である子ども手当とは全く違うワケです。
 
 さらに定額給付金の場合は、ある程度の期間を区切って、この間に多くの人が一度に使うコトによる経済効果を狙ったモノでした。
 支給するだけが目的の子ども手当とはまるで違います。
 また極端な話、子ども手当は「将来の学費」というコトで貯蓄しても、制度の趣旨からは外れないワケです。
 ここでも定額給付金とは全く違う方向性があると言え、ですからそのため、麻生内閣は様々な「お金を使いたいと思わせる仕掛け」を用意しました。
 例えばプレミアム商品券などありましたよね。
 あの時期に使ってこそ意味がある定額給付金だからこその政策です。
 
 このように麻生総理の定額給付金とは、時期をある程度設定し、他の経済対策と併せて行いつつ、さらに使いやすい環境を整える、という環境を整備したからこそ意味のある政策になったのです。
 ただただバラまいて終わりの子ども手当とは、しかも外国人に支給するという大穴すぎるザルの目すら小さすぎると言わざるを得ない大ザル制度なんかと比べるのが失礼なぐらい違うシロモノなのです。
 
 表面だけ見て中身を考えずに政治を判断するのはよくないというお話ですね。
 
 
■結局高速道路ってどうするの? 無料じゃないの?
 
 民主党は結局何がしたいのかよく分かりません。

 高速道路 上限料金制度を正式発表 割引廃止で実質値上げ
 
 前原誠司国土交通相は9日、6月から実施する高速道路の新たな上限料金制度を正式発表した。現行の「休日上限1000円」など既存の割引をほぼ全廃し、普通車は曜日を問わず2000円を上限とするなど、車種別に上限料金を設ける。走行距離が70キロ未満の普通車は上限に届かないため恩恵を受けられない上、割引廃止で実質値上げとなり、反発も出ている。
 前原国交相は会見で、「上限1000円」などで休日に渋滞が集中している現状に言及し、「自公政権が導入した現行制度の課題を解消する」と新制度の意義を強調した。

 迷走を続ける民主党政権の中でも、特に迷走著しい国土交通省ですが、あれ、結局高速道路は値上げするんですか?
 民主党はマニフェストで高速道路を無料にするって言ってた気がするんですが、まるで逆行していますね。
 ちょっと前に、かなりどうでもいい路線だけを無料化してアリバイ作りをしていましたyae_log174.html#100203けど、かなり無意味な無料化のツケは、結局こういう形で跳ね返ってくるんですね。
 前の更新でも言いましたように、道路はネットワークであるのですから、一部の、しかも利用率が低いと思われる部分だけ無料化し、一方別の部分は値上げするというのは、そんなの欲しい商品に売れない商品を抱き合わせて無理矢理買わせる抱き合わせ販売をしているようなモノじゃないですか。
 悪徳商法です。
 
 選挙の際に、自民党や世論から散々「財源は?」と聞かれたのにも関わらず、このような政策を打ち出したのですから、今更民主党が財源を理由にマニフェストに反するコトをしてもスジが通りません。
 詐欺行為です。
 記事にもありますように、前原大臣はどうせ自民党時代の制度をやめるコトしか頭にないのでしょう。
 その程度で政治をしてもらいたくありません。
 
 結局民主党は権力を握るコトしか頭にないのでしょう。
 

平成22年4月12日

 たちあがれ日本

 予想通りと言ったら可哀想かもしれませんが、やっぱり新党の「たちあがれ日本」ははじめから迷走しているとしか言いようがありません。
 この前もチラッと取り上げましたが、結局この新党は何がしたいのか、何をするために立ち上げたのか、その辺がさっぱり見えてきません。
 特に、平沼さんはかなりの保守系・右系であるのにも関わらず、与謝野さんはどちらかと言えばリベラル的であり、思想よりも経済系の方を重視するタイプですから、さらにますます軸というモノが見えてこないのです。
 これが自民党とか民主党でしたら、様々なタイプの議員さんがいても、そもそも人数が多いですから誤差の範囲内で収まりますが(民主党はちょっとブレすぎですが)、たちあがれ日本の場合はたった5人ですから、1人1人がバラバラだと党全体がバラバラという感が否めないワケです。
 その上、何を目指す政党なのか説明が全然聞こえてこないのですから、一体全体どうしたいのか、何がしたいのか、さっぱり分からないのです。
 
 たぶんこれがやりたいんでしょうねぇというのは分かります。
 おそらく「自民党のいたままでは、自分の選挙が危ない」という思いから結党に至ったのでしょう。
 そして、「このまま自民党にいても総理の目はない」という思いもあったのだろうと思います。
 ですから、新党を立ち上げて、うまく第三極として立ち回れば、いつかの日本新党みたいな感じで総理大臣になれるかもと期待もあるのでしょう。
 それは、自民党で上に上がるよりも楽だと判断した結果なのだと思われます。
 
 しかしもちろんこれは、内向きの理由でしかなく、国民には本来は一切関係ない話です。
 民主も自民もイヤだからたちあがれ日本(もしくはみんなの党)に入れる、なんて人もいるかもしれませんが、しかし本来それは政治を見る正しい姿勢ではありませんから、政策という意味で考えるなら、やはりたちあがれ日本を立ち上げた意味が国民には全く分からないとしか言いようがないワケです。
 言葉を言い換えれば、それが簡単に分かります。
 「権力闘争のために新党を立ち上げました」と言って誰が支持するでしょうか。
 でも実際はその通りなんですよね。
 
 さらにたちあがれ日本の面々が、かなりのお年の方ばかりというのが拍車をかけているのかもしれません。
 自民党に対して世論の中には「もっと若返らなければいけない」という意見があるのにも関わらず、今の自民党執行部に輪をかけてご高齢の方々が集まってたちあがれ日本を作っているのですから、ますます支持が集まらないのでしょう。
 こんな感じですから、どう見ても、残念ながら迷走しているとしか表現できないのです。
 
 ただやえは思うのですが、この「たちあがれ日本」の迷走は、ある意味いまの日本国民も迷走していると言い換えれるのでは、鏡のように映しているのではないかと思う部分もあります。
 いま国民自身はいったい政治に何を求めているのか、明確に見えるモノがない気がします。
 結局マスコミが取り上げ、国民が関心を持つ政治ネタは、政策ではなくいつも政局の話題ばかりです。
 もしくは選挙と言ってもいいでしょう、ほとんど意味合いは同じですけどね。
 どっちが勝った、どこが負けた、この政党はどうなった。
 最近ずーっとこんな感じになってしまっているのではないでしょうか。
 
 ある意味、平沼さんも与謝野さんも、それに翻弄されてしまったと言えるかもしれません。
 平均年齢が高かろうが何しようが、とりあえず自民党から出て、新党さえ作れば、輝かしい未来が待っていると信じ込んでいたのでしょう。
 特に柱となる理念や方向性がなくても、自民党ではなく、また民主党でないのであれば、それだけで支持されると思っていたのでしょう。
 確かに国民はそんな存在を望んでいますけど、しかしそこには具体的な何かがあるワケではないのが正直なところです。
 そしてたちあがれ日本も具体的な何かがあるワケでもなかったワケで、ここにたちあがれ日本が白けてしまった要因があるのではないでしょうか。
 今の国民はある意味、具体的には全く説明できない「何か」を望んでいるのですから。
 
 やえは高齢だからダメっていう理屈にはあまり賛同できません。
 ここにまっとうな理屈がないからです。
 同じように、若いからいいという理屈も、中身のない理屈でしかありません。
 むしろ日本は世界一の高齢社会なのですから、年齢が高くても頑張って働けるというのを示せるコトは、むしろ良いコトではないのかとやえは思っています。
 もちろんどんな世界でも世代間の争いというのはあって、下が上をたたき上げないと組織というのは先が見えなくなってしまうコトはその通りですが、しかしだからと言って、ただ高齢だからという理由だけで全否定するというのは間違っているでしょう。
 この辺も、雰囲気だけで政治を判断してしまっている最近の風潮ではないのでしょうか。
 
 いま日本の政治は変な空白期間ができあがっていると言ってもいいのかもしれません。
 本来ならもうとっくの昔に退陣してもおかしくない鳩山内閣ですが、なんとかそれを支えたいマスコミは、最後の手段「報道しない」という手を使って、なんとか延命に励んでいます。
 こうなるとまだまだ多くの国民は、報道されなければ政治に関心を持とうともせず、それがとても最悪な政治が行われていても、やっぱりそこまでの大きな批判には国民には繋がらないのです。
 変な話、カップラーメンの値段や漢字クイズを国会でしていたような時代の方が、関心は高かったのではないでしょうか。
 結局これが、いま国民は政治に何を求めているのか、いえ、何を求めるべきなのかが分からなくなっている原因の1つと言えるでしょう。
 
 イメージだけで、見た目だけで政党を選ぶとどうなるか、それはいま国民が痛みを伴いながら実感しているところです。
 実感していない人もいるでしょうけど、しかし気付かないだけで傷口はどんどん広がっています。
 もし、国民がハッキリとした政治に求めるビジョンがあるなら、たちあがれ日本はそれの受け皿になっていたかもしれませんが、残念ながらそうはなりませんでした。
 またたちあがれ日本の方にビジョンがあれば、それは十分に国民に受け入れられた可能性はあると思います。
 確かに自民党政権が終わったのは、ひとつの日本の転換点とは言えるでしょう。
 しかしそれは政治家だけに言える話なのではなく、テレビの中の永田町の中だけの話ではなく、国民自身にも転換点が訪れているのです。
 鳩山総理という歴史に名が残る総理を国民自身の手で輩出したコトを今後どう生かすのか、それは国民自身にかかっていると言えるでしょう。
 

平成22年4月14日

 政治の見方

 今日もレスとかいろいろしてみたいと思います。
 
 まず記者クラブ開放について評価すべきとかいう一行ボードのお話ですが、記者クラブについては過去更新で取り扱ったコトがあります。
 こちらですね
 よって中身についてはこちらを読んでいただければと思います。
 簡単に触れますと、完全に無制限になれば記者の質も落ちますし、質問の質も落ちますし、政治がそれにいちいち対応していたら本題である政治の方に割く時間が減りますから、なんでもかんでも完全解放が正しいとは思えません。
 結局どこで線引きするかという問題であって、ここは議論の余地があるでしょう、という感じです。
 別に触れてないワケじゃありませんので、せっかく検索窓も付けたのですから、いろいろと過去ログも検索してみてくださればと思います。
 
 それからエコカーなんですが、これいちいち延長程度で更新時間を割いて評価するなんて書くほどのニュースバリューがあるとはやえには思えません。
 評価するなら、この制度を始めた麻生総理こそを評価すべきでしょうし。
 まぁニュースバリューというのは人それぞれだと思いますが、やえにとっては今のこのニュースはこの程度の認識でしかありません。
 
 もうひとつ一行ボードからですが、マスコミについて、マスコミが鳩山内閣を支えている、少なくとも自民党政権に比べて依怙贔屓していると思えないと言える人がいるなら、正直やえはその人の良識というかバランス感覚を疑います。
 麻生内閣の時のバー通い叩きですとか、漢字テストですとか、カップラーメンの値段当てクイズですとか、こんな死ぬほどどうでもいい話題を、何時間も繰り返し繰り返しテレビなどで叩いて叩いて叩きまくっていた時代と比べれば、いかに今が「甘甘」なのか、言うまでもないコトです。
 また、安部総理の時も、やえはここで何度も何度も「気持ち悪い空気」と表現していました。
 これも当時の更新を読んでいただければと思います。
 なかなか「当時の空気」というのは人はすぐに忘れてしまいがちですが、冷静に思い出せば麻生総理の時や安部総理の時はものすごく異常な雰囲気に日本が包まれていたコトは確かだとやえは言えると思っています。
 
 他の例で比べても、その差は明かです。
 鳩山総理はいたるところで失言をしまくっています。
 例えばつい先日にツイッターでポーランド大統領の飛行機が墜落した事故に関して「「カチンの森事件」の追悼式典への大統領の強い思いが、この悲劇につながったのでしょうか。」なんて、人をバカにしているとしか思えない発言をしていたり、「政権を取る前の方が楽だった」とか「国というものがなんだかよくわからない」とか、これはもう善意で解釈して本意ではないと“信じたい”のですが「それがある意味で日米同盟というものを持続的に撤回(ママ)させていく」なんて言ったとか、ちょっとググればいくらでも出てくる失言のオンパレードが鳩山総理です。
 しかし過去の自民党政権下での失言に対するマスコミの批判というのは、半ば常軌を逸していたと言ってもいいでしょう。
 森総理の神の国発言なんて象徴的ですが、言葉尻というよりも、言葉と言葉をツギハギして、まるで言ってないコトをさも言ったかのように捏造して、それを批判するという捏造的手法が昔は普通にまかり通っていました。
 麻生総理なんて、ご本人がフランクで、またべらんめえ口調なだけに、失言が多いかのようなイメージ操作が行われていましたけど、でも実際のところ、失言だらけなのは鳩山総理の方がダントツでしょう。
 しかも鳩山総理の場合は、切り貼りツギハギ捏造でもなんでもなく、本当にそのように言っているのですから、いままでの言葉狩りはなんだったのかと100回は問い詰めたい気持ちになります。
 もちろん言葉狩りをしていた時代の方が間違っていたワケですが、しかしそれは、マスコミがどちらに恣意的に肩入れをしているのかという点を考えたときには、もはや言葉が必要ないぐらい明かと言えるでしょう。
 
 「恵まれた家庭に育ったもので」と鳩山総理は脱税を言い訳しましたが、そもそも麻生総理の時は「お坊ちゃまだから庶民の感情なんて分からない」という批判が普通にまかり通っていたのに、いったいぜんたいこの違法で、無責任で、矛盾だらけのツッコミどころ満載の失言がスルーされているのか、この失言1つだけでも十分辞任に値する大失態だったハズだと思います。
 
 ある、2chのスレのまとめブログさんを見て、つくづく感じたコトがあります。

174 :名無しさん@十周年: 2010/04/11(日) 13:26:24 ID:pqjglLgp0
この問題について良く分からないんだけど、
基地の移転が上手く出来なかったら完全に今の内閣の責任になるの?
@自民党は沖縄県外に出そうともしてこなかったんだし、
A周りの人間が、自分たちのところに基地を持ってくるな一方的に反発しているわけだから、
ただ今の内閣だけが悪いっていうのもフェアじゃない気がする。
ちなみに自分は、民主はダメだけど、自民はもっとダメ、と思ってる人間。
 
203 :名無しさん@十周年: 2010/04/11(日) 13:32:13 ID:uEoADnbbO
>>174
地政学上、米海兵隊が沖縄からいなくなることはありえないし、分散などと非効率なことを行う必要性もない。
民主にまともな安全保障関連のブレーンがいないだけの話。
 
214 :名無しさん@十周年: 2010/04/11(日) 13:37:25 ID:SjujPuZq0
>>174 これが民主入れる奴の思考回路なんだな
木を見て森を見ずってかw
 
223 :名無しさん@十周年: 2010/04/11(日) 13:40:11 ID:BJdpDaif0
>>174
理想は基地なんてどこにもない方がいいよな。
だけどそうはいかないから、折り合って現実案を決めるのが政治なんだよ。
たぶん中学生くらいの君にはちょっと難しいかな。
 
358 :名無しさん@十周年: 2010/04/11(日) 14:08:31 ID:2WB7dfNtO
>>174
自国の国防の問題を日本国民全体で真剣に考えてこなかった、「日米安保と沖縄が有れば大丈夫」
と大半の国民は考えていた。在日米軍再編と普天間問題をいい機会として
米兵の犯罪や沖縄の負担軽減に国民全体で真剣に議論し国防を考える土台になればいいね
そのずっと先に「対等な日米同盟」が見えてくればいい
 
655 :名無しさん@十周年: 2010/04/11(日) 14:38:19 ID:iNNg0sR30
>>174
内閣の責任に決まっているだろ、
既に地元の了承を得て辺野古沿岸移転が決まっており、環境アセスメントも終了し
工事に入る段階でいきなり決定事項をひっくり返して別の所を探すと言い出したんだよ。
大体県外が受け入れないことは衆院選前から判っていたのに、
あたかも県外に受け入れる場所が有るように宣伝したのはどの政党だ?

 これ前も言った気がするんですが、いま理由もなく「自民はダメだ」って言ってしまっている人が結構多いんですよね。
 やえは別に何が何でも自民党じゃないとダメだっていう支持者ではありませんし、過去何度もこの政策はダメだと自民党の政策でも具体的に指摘してきたところですから、当然是々非々で政策についてキチンと理屈をもって批判するのなら政党に関わらずすべきだと思いますけど、でもこの雰囲気だけの理由無きただの批判というのは、まったくもって政治にとって害悪にしかならないとしか言いようがありません。
 174さんが何をもって「自民はもっとダメ」と言っているのか、これだけでは計りしれませんが、しかしこれだけだと結局、理由はないけどみんながダメって言ってるからダメなんだろう、ぐらいの認識でしかないと判断するしかないワケです。
 そしてそれを、誰でも見れるような場で、臆面もなく発表してしまっているワケで、実はこういう人がいま結構いるんですね。
 
 それが積み重なると、それでも世論になるところが、民主主義のこわいところではあります。
 民主党がダメっていうコトは、それはもうやえはイヤになるほどここで書いてきましたし、具体的な政策ひとつひとつとっても、例えばこのスレでもレスでも、キチンと結構具体的に指摘が出てきています。
 一方自民党に対する批判はどうでしょうか。
 よく「なぜ自民党は先の総選挙で大敗したのか反省すべきだ」なんて自民党に向かって言う人がいますが、しかし選挙の結果というのは国民自身に対する結果でもあり、その問いかけは国民に向かっての問いかけでもあると言えるでしょう。
 なぜ自民党は負けたのでしょうか。
 正直やえは、あまり具体的なその指摘を見たコトがありません。
 あるとしても、「長年政権に居続けたために政治が固定化した」とか「癒着政治になった」とか、完全な抽象論ばかりです。
 何がどう固定化したのか、癒着とはいったい何なのか、官僚なしで政治が動くのか、いま実際に政治主導とやらは出来ているのか、この辺が全くないまま、ただただイメージだけが先行しているだけな気がしてなりません。
 麻生総理はどのような政策を行い、あの時の状況を鑑みてこの政策はどうだったのか、どのような効果をもたらしたのか、もし「自民党はダメだ」「先の選挙で自民党は終わった」などというような断定的な一切を否定するかのように決めつけるのであれば、最低限これぐらいは検証してからにすべきなのではないのでしょうか。
 
 一部調査では、ついに「参議院選挙で投票するとしたら、どの政党の候補者に投票しますか」という質問に対して、民主党より自民党の方が高くなったという調査も出てき始めました
 やえは昔からずっと言っていますように、マスコミが行う世論調査なんていうモノはあくまで私企業が勝手に出す数字でしかありませんから、これに政治が揺さぶられるようなコトがあってはならないと思っていますが、これも前にも言いましたように、まだ先の選挙が終わって半年しか経っていない段階で、自民がダメだダメだと言っても早計過ぎるでしょう。
 民主党だって郵政選挙ではボロボロになりましたが、4年後の選挙で勝ったワケですから、まだ半年の段階でダメだと決めつける理由などありはしません。
 むしろそんなコト言っている人は、理由無く雰囲気に飲まれてなんとなくダメだと言っているような人か、それを煽るためにダメだダメだと意図的にデマゴーグしている人なのではないでしょうか。
 
 雰囲気ではなく、具体的な面で政治を見るべきでしょう。
 国民は主権者であり、国家は決して安楽装置ではないのですから。