今日は、いつの間にか金曜日発行になっているひさしぶりにメルマガレビューしようかとも思ったのですが、ますます面白くなくなっている、これ、もしかしたらもはや総理本人じゃなくて官僚さんに丸投げしているんじゃないかと思うぐらいの硬い文章かつ以前の文体と変わっている内容になっているので、読んだ瞬間一気にレビューする気がなくなってしまいました。
ので、今日は、いくつかの事柄について簡単にコメントしていきたいと思います。
■問題を知ってもらうためにデマも必要である
なんて言う人がいまだにいる、というかむしろ昔より増えているような気がして頭がくらくらする思いです。
何の話かと言いますと、先日もちょっとお話ししましたが、子ども手当を外国人にも支給するという欠陥について、「ある窓口に500人以上の養子がいると書類を持ってきた外国人がいる」という系の話題です。
この話題、結局その窓口の役所に直接問い合わせをしてデマだったコトが確定したようですが、デマが明らかになっても、それを広めていた連中の中には開き直ってタイトルのようなセリフを吐き捨てる人がいるようです。
玄倉川さん(おひさしぶりでーす)もお怒りのようで
「子ども手当て」とデマ
「『590人申請』がデマかどうかはどうでもいい、子ども手当ての制度的欠陥のほうが問題だ」とか「デマであっても多くの人に問題を知らしめた意義がある」とかなんとか。お前らバカか、ふざけるのもいいかげんにしろ、と怒りが湧き上がる。
デマに引っかかって受け売りしたり、あまつさえデマを肯定したりすれば子ども手当てを批判する人たち全体の信用を損ない足を引っ張ることになぜ気付かないのか。「デマ上等!」と嘯きつつ「自分たちの意見を信じてくれ」と叫んでも笑われるだけだ。
民主党が「永田メール事件」を起こしたとき「メールは偽でも疑惑は真実だ」という謎のエルメス理論を唱えた河村たかし議員(現在は名古屋市長)は当然のごとく笑いものにされた。仮に原発反対運動家が放射能漏れ事故のデマを流して「原発の危険性を訴えるのに意味があった」と開き直ったら誰もが呆れるだろう。敵にデマを流して混乱させるのは立派な(?)謀略だが、味方にデマを流して煽るのはまったく愚かなことだ。
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なんておっしゃっています。
まったくもってその通りで、こんなコトを言っている連中は永田元議員と同じかそれ以下のバカバカしい滑稽な醜態をさらしているコトに早く気付くべきでしょう。
しかしこのような責任放棄の考え方は、やえとしては人権擁護法案の時の騒動を思い出します。
あの時の法案反対論の大部分はウソとデマに満ちあふれていました。
法案を読めば絶対に実行不可能なコトを、さも可能かのようにウソをつき、この法案は危険だとデマを撒き散らしていたワケです。
そしてやえや他のブログさんがそれを指摘しても、「ウソがあるかもしれないけど危険性を知らせるためには必要だった」と開き直る輩がたくさんいました。
その後、国籍法改正問題などでも同じような手法が使われましたように、こうしたデマによる政治運動はますます広がっているのかもしれません。
でもこんなコトをしても損をするのは自分だというコトに気付くべきでしょう。
マスコミを批判する人は多いですが、しかしこのようなデマはマスコミの捏造報道となんら代わりはなく、しかもネットでは、デマを流しても匿名掲示板ならなおさら、普通のサイトやブログでも謝罪せずに逃げてしまえば責任をとるコトすら全くないワケで、それはマスコミ以下の最低の姿勢だと言わざるを得ません。
ネットの信用力を上げるためにも、このようなデマに手を出すのはやめてもらいたいと思います。
■定額給付金と子ども手当
最近一行ボードにツッコむ率が高くなっている気がするんですが、ちょっとネタ切れなので、いちいち取り上げるまでもないのかもしれませんが、ツッコんでおきたいと思います。
定額給付金もバラマキだと言っている人がいますが、定額給付金については、当時かなりの数を使ってやえは取り上げた記憶があります。
この政策によってどのような効果が期待されるのか、そして国民はこの政策を前にしてどのような行為を取るべきなのか、いろいろと語った覚えがあります。
麻生総理の定額給付金は、これは経済対策でした。
リーマンショックからくる世界的大不況を前に、日本政府は被害を最低限に抑えようと、さまざまな政策を打ち出しました。
その中のひとつには、今の政府も続けているエコカー減税とかありますね。
定額給付金もその一環であり、まず性格からして生活支援である子ども手当とは全く違うワケです。
さらに定額給付金の場合は、ある程度の期間を区切って、この間に多くの人が一度に使うコトによる経済効果を狙ったモノでした。
支給するだけが目的の子ども手当とはまるで違います。
また極端な話、子ども手当は「将来の学費」というコトで貯蓄しても、制度の趣旨からは外れないワケです。
ここでも定額給付金とは全く違う方向性があると言え、ですからそのため、麻生内閣は様々な「お金を使いたいと思わせる仕掛け」を用意しました。
例えばプレミアム商品券などありましたよね。
あの時期に使ってこそ意味がある定額給付金だからこその政策です。
このように麻生総理の定額給付金とは、時期をある程度設定し、他の経済対策と併せて行いつつ、さらに使いやすい環境を整える、という環境を整備したからこそ意味のある政策になったのです。
ただただバラまいて終わりの子ども手当とは、しかも外国人に支給するという大穴すぎるザルの目すら小さすぎると言わざるを得ない大ザル制度なんかと比べるのが失礼なぐらい違うシロモノなのです。
表面だけ見て中身を考えずに政治を判断するのはよくないというお話ですね。
■結局高速道路ってどうするの? 無料じゃないの?
民主党は結局何がしたいのかよく分かりません。
高速道路 上限料金制度を正式発表 割引廃止で実質値上げ
前原誠司国土交通相は9日、6月から実施する高速道路の新たな上限料金制度を正式発表した。現行の「休日上限1000円」など既存の割引をほぼ全廃し、普通車は曜日を問わず2000円を上限とするなど、車種別に上限料金を設ける。走行距離が70キロ未満の普通車は上限に届かないため恩恵を受けられない上、割引廃止で実質値上げとなり、反発も出ている。
前原国交相は会見で、「上限1000円」などで休日に渋滞が集中している現状に言及し、「自公政権が導入した現行制度の課題を解消する」と新制度の意義を強調した。
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迷走を続ける民主党政権の中でも、特に迷走著しい国土交通省ですが、あれ、結局高速道路は値上げするんですか?
民主党はマニフェストで高速道路を無料にするって言ってた気がするんですが、まるで逆行していますね。
ちょっと前に、かなりどうでもいい路線だけを無料化してアリバイ作りをしていましたyae_log174.html#100203けど、かなり無意味な無料化のツケは、結局こういう形で跳ね返ってくるんですね。
前の更新でも言いましたように、道路はネットワークであるのですから、一部の、しかも利用率が低いと思われる部分だけ無料化し、一方別の部分は値上げするというのは、そんなの欲しい商品に売れない商品を抱き合わせて無理矢理買わせる抱き合わせ販売をしているようなモノじゃないですか。
悪徳商法です。
選挙の際に、自民党や世論から散々「財源は?」と聞かれたのにも関わらず、このような政策を打ち出したのですから、今更民主党が財源を理由にマニフェストに反するコトをしてもスジが通りません。
詐欺行為です。
記事にもありますように、前原大臣はどうせ自民党時代の制度をやめるコトしか頭にないのでしょう。
その程度で政治をしてもらいたくありません。
結局民主党は権力を握るコトしか頭にないのでしょう。
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