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平成22年11月16日

 民主党政権になってから外交失敗がどんどん形になって表れてる

 今日はこちらのニュースです。
 
 ロ、2島返還方針も撤回と報道 56年宣言で日本と交渉せず
 
 15日付のロシア有力紙コメルサントは、13日の日ロ首脳会談に関する記事で、北方領土問題についてロシアは1956年の日ソ共同宣言に基づき、平和条約締結後の歯舞、色丹の2島引き渡しに応じるつもりだったが、今後は方針を変更し、同宣言に基づいて日本と交渉することはないと報じた。ロシア側の消息筋が明らかにしたという。
 
 ロとはロシアのコトで、これは北方領土のお話なワケですが、なにやらいよいよロシアが調子に乗ってきました。
 この前、ソ連・ロシアの大統領としては初めて北方領土の土を踏んだという歴史的な一大事があったばかりですが、これはもうその続きとしての外交大問題と言えるでしょう。
 まだこれは「ロシア側の消息筋」のソースなので、どこまでハッキリとしたモノなのかは分かりませんが、これがそのままロシアの基本方針になってしまえば、また日本の領土問題が1つ暗礁に乗り上げるコトになると言わざるを得ない状態になるワケです。
 
 もちろんこの問題は、ロシアに一番の責任があります。
 ロシア、というかソ連時代ですが、ソ連が日ソ不可侵条約を一方的に破って騙し討ちで日本に攻撃してきて以来、北方領土にしても、法的根拠無く暴力のみで強奪した結果、いまのようになってしまったワケで、ソ連の権利を多く継承しているロシアとしては、日本に北方領土を「返すのが当然」であり、いまだに駄々をこねて返さないという方が、一番の間違いであるというコトは言うまでもないコトです。
 ですから、当然ロシアはまたバカなコトを言い出したな、と最初の感想としては、これが出るワケです。
 
 ただ、そうは言っても、それだけでは外交問題というのは語れません。
 理が通っていても、こと外交問題になれば、それが必ずしも正義になるワケではないというのは、北朝鮮の拉致問題を見れば分かるコトでしょう。
 だからこそ外交という分野においては、ただ単に交渉するだけではなく、時には強気に出たり、時にはお金を使うコトもあるでしょう、時には戦争だって選択しに入れて交渉してこそ、自らの正義と国益を得るコトができるのです。
 綺麗事だけでは何も現実問題は動かないのです。
 
 その上でこの問題と、今回の動きを見れば、これはもう完全に日本はロシアに舐められていると見ていいでしょう。
 大統領が北方領土に実際に行ったというだけでもかなりの挑発行為と言わざるを得ないのに、その直後に「交渉すらしない」と言われるのですから、もはやロシアにとっては「日本なんて相手にしない」と言っているに等しいワケです。
 自民党政権下などのこれまでなら、それでも交渉自体は続いていて、亀の歩みかもしれませんが前進していただけに、このいきなりの挑発行為は、歴史的な観点からも相当に大きな後退となってしまうコトでしょう。
 
 ではいったいなぜこのようなコトになってしまったのでしょうか。
 これはもう、日本の民主党政権の数々の外交失敗が直接影響したとしか言いようがありません。
 
 尖閣諸問題では日本はその醜態を世界に晒してしまいました。
 自国の領土すら危うくし、犯罪者をまともに取り締まれず、一方的に中国の言いなりにしかならないという、なんとも情けない姿です。
 こんな姿を見せつけられれば、他国としては「そうか日本は言えば言うほど譲歩するんだな」と思い、つけ上がっては自らの利益をむさぼるようになるのは、むしろ当然と言えるでしょう。
 一時的な対立になっても、頑として譲らないところは譲らないという態度に出れば、相手としても慎重な外交を心がけるようになるでしょうが、言えば言うほど引くのでしたら、そりゃいつまでも言い続けますよね。
 今回の菅内閣の尖閣諸問題に対する態度というのは、こういう「日本はどこまでも譲歩しますよ。国境や法律さえ曲げて譲りますよ」と、そう表明したのと同義なのです。
 この罪は大きいです。
 
 また当然、鳩山総理の沖縄米軍基地問題も、これに大きな影響を与えているコトでしょう。
 世界大国であるアメリカと、経済力第二位(もう三位になったんですかね?)の日本が手を結んでいるというのは、他国からすればやはり驚異と感じて当然です。
 これは軍事的な意味だけでなく、多くの面で抑止力になっていたワケです。
 しかしルーピー鳩山総理が、ここにすら亀裂を入れてしまいました。
 
 となれば、他国としては、特に中国やロシアなど、日本と直接利害関係がある国としては、これはチャンスと思って当然でしょう。
 というか、逆にこれほどの千載一遇のチャンスを逃す方が、政治家としてどうかしていると言っても過言ではりません。
 果たして、中国は尖閣諸島を領土にと手を伸ばし、ロシアもここぞとばかりに脅しをかけてきたのです。
 
 ある意味、全て日本が招いてしまったコトなのです。
 
 外交も政治も、いくら政権交代したからと言っても、バラバラに存在しているモノではなく、ずっと続いてるモノです。
 ルーピー総理の時の米軍基地問題では、ルーピー自身や民主党支持者は「自民党が出来なかったコトをやろうとしたのであって、その努力は評価しろ」なんて言ってましたが、しかし基地問題そのものはまるで発展しなかった、むしろ後退までさせたのですが、さらにこの問題はこれだけにとどまらず、「自民党も10数年かかったから」とジミンガー言い訳をしても、しかしその1年でメチャクチャにしたツケは、基地問題が頓挫しただけではなく、つまりこういう外交問題にまで影響を与えてしまうのです。
 ここを民主党は全く理解していません。
 米軍基地問題は、米軍基地だけの話ではないのです。
 それが失敗すればその基地問題だけが悪化するのではなく、さらに別の問題すら引き起こし、悪化させてしまうのです。
 ルーピー総理の「思いや努力は評価して欲しい」という言葉は、これらを全く考えていない発言です。
 ルーピー総理自身は基地問題だけの話と思っているのでしょうが、その裏で、いま中国やロシアなどによって引き起こされている様々な国益に直結する問題に、大きく繋がっているのです。
 
 今回の尖閣諸問題について、一部ではこの問題を目先のコトしか考えていない人がいます。
 しかしそれは、結果的には長期的な観点で日本の国益を損なう考えにしかなっていません。
 これは外交だけでなく政治全般に言えるコトですが、もっとその影響を考えて、目先だけではない本当の意味での国益というモノを考えてもらいたいと思います。
 
 まぁもはや、民主党が政権にいるだけで国益を損なうと言えてしまう状態ですが……。
 



平成22年11月18日

 法律を知らない法務大臣

 柳田稔って方みなさんご存知ですか?
 政治にすごく関心の高い方なら、いまの法務大臣をやっている人だと知っている人もいるかもしれません。
 しかしそんな人でも、果たしてこの人はどんな人で、今まで何をやってきた人かを知っている人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
 
 というのもですね、実はこの人広島の人なんです。
 だから広島出身で政治をよくウォッチしている身としては、こういう議員、参議院議員なんですけど、広島にこういう国会議員がいるってコトは知っていたのですが、実はやえも、この人いままで何をやってきた人なのか全然知らないんです。
 法務大臣に就任したときはびっくりしました。
 あれ? この人いままで法務関係の仕事に就いてましたっけ? と思ったものです。
 そもそも民主党のどの派閥に属しているのか、大まかに言って、親小沢なのか反小沢なのかすら、やえも知らないぐらいで、おそらく地元広島でも、名前を聞けばなんとなく聞いたコトあるけど、なにしている人なのと聞き返したくなるぐらいの、それぐらい影の薄い人です。
 そんな人がよく大臣になりましたねと、この人が大臣に指名されたときは、そんなに民主党って人材がいないんですかねと思ったぐらいです。
 
 そんな地元ですら影の薄い柳田法務大臣が、いま国会の中心に躍り出てきました。
 
 法相「答弁は2つでいい」 答え差し控える…適切に…
 
 柳田稔法相が地元選挙区での会合で国会軽視とも取れる発言をしていたことが明らかになり、野党が十六日に反発。自民党内からは参院に問責決議案を提出すべきだとの声も上がっている。
 問題の発言は十四日、広島市で開かれた「法相就任を祝う会」でのあいさつ時にあった。柳田氏は国会答弁について「法相は二つ覚えておけばいい。『個別の事案については答えを差し控える』と『法と証拠に基づいて適切にやっている』。これはいい文句だ。分からなかったらこれを言う」と語った。
 この発言をめぐって十六日の衆院法務委員会は紛糾した。「仲間内の話」とする柳田氏の弁明に野党側は反発し、審議が中断したため、柳田氏は「誤解を与える発言をしたことをおわびする」と陳謝した。
 
 やっぱり柳田さん、法律や法務をよく知らないまま大臣になっちゃったんですね。
 普通政治家として恥ずかしいですよ。
 質問されても「これを言っておけば、答えなくていい」なんて、普通これ自分の不見識を堂々と発表しているワケですから、議論や弁論・主張こそが本文である政治家であれば、こんなの恥ずかしくてとてもじゃないですけど言えないハズです。
 本当にこの人、いままで国会議員として政治家として、どんなキャリアを歩んできたのでしょうか、どんな仕事をしてきたのでしょう。
 いえ、そもそもこの人は何のために国会議員になろうと志したのでしょうか。
 ものすごく疑問です。
 
 地元広島の地方新聞である中国新聞で探してみると、発言の原文が出てきました。
 
 ▽柳田稔法相が14日に広島市で開いた国政報告会での発言要旨は次の通り。

 法相はいいですね。(国会答弁では)二つ覚えておけばいいんですから。「個別の事案についてはお答えを差し控えます」。これはいい文句ですよ。これがいいんです。分からなかったらこれを言う。だいぶ(この答弁で)切り抜けてまいりましたけど、実際の話、しゃべれない。あとは「法と証拠に基づいて適切にやっております」。まあ何回使ったことか。使うたびに野党からは攻められる。「政治家としての答えじゃないじゃないか」とさんざん怒られている。ただ法相が法を犯してしゃべることはできないという当たり前の話です。「法を守って私は答弁しています」と言ったら「そんな答弁はけしからん。政治家だからもっとしゃべれ」と言われる。そうは言ってもしゃべれないものはしゃべれない。
 
 政治家の失言問題はいままでたくさんありました。
 最近……でもないですかね、「産む機械問題」なんかはまだ記憶に新しいかと思いますし、「原爆はしょうがない」なんていうのもありました。
 またもっとも世間に影響を与えたのは森総理の「神の国発言」でしょうか。
 
 しかし、世間を騒がすこれら失言問題というのは、だいたいの場合原文を見れば、問題があるようには見えないモノがほとんどです。
 なぜなら、失言問題なんていうのは、マスコミが政治家の言葉を勝手に切り取って、都合のいいように貼りつけて、編集して、その結果として「失言のように見せかける」という、なんともいやらしい捏造をして、問題化させているワケです。
 今思えば森総理の発言である、
 
 日本の国、まさに天皇を中心としている神の国であるぞということを国民の皆さんにしっかりと承知をして戴く(「森首相のいわゆる「神の国発言」の全文」より)
 
 なんて、これのどこの問題があるのか、日本中で総叩きにして政権の座から引きずり下ろす根拠と成りうるのかというのは、大変に疑問があるとしか言いようがないでしょう。
 
 しかし、柳田法務大臣、これやっぱりダメですね。
 
 操作情報や個別の問題などを大臣が影響を与えるかもしれないような発言を控えるというのは、当然です。
 ですから、モノによってはしゃべれないって言うのは間違ってはいません。
 しかし例えば尖閣ビデオなんていうのは、捜査の証拠である一方、必要であれば国会で公開してもいいと、これも法律で規定されているワケで、この両者のバランスを考えた上で政治家がどうするかを判断するというのが、国会です。
 それなのに柳田大臣は、自分の都合のいい法律だけを持ち出して「法を守って答弁する」なんて言うワケですから、これでは「政治家としての答弁ではない」と言われて当然でしょう。
 しゃべれないならしゃべれないで、具体的に政治的な理由をハッキリと明確にした上で、しゃべれないと言うべきです。
 それが政治家でしょう。
 
 「法相はいいですね。二つ覚えておけばいいんですから」は、切り貼りでもなんでもなく、普通に言っています。
 もうこれだけで、十分に国会論戦こそが一番の仕事である国会議員の職務を放棄しているワケで、大臣としてというよりも国会議員として不適切としか言いようがありません。
 
 「分からなかったらこれを言う」
 ……分からないって言っちゃってます。
 法律を知らない法務大臣の本領発揮ですね。
 結局、自分が全然分からないから、法律を盾にしゃべれないと言っているに過ぎないワケです。
 しゃべりたくてもしゃべれないのではなく、知らないからしゃべりようがないというのが、本当のところなのでしょう。
 
 なぜこの人が大臣を、しかもよりによって法務大臣をやっているのか、本当に理解に苦しむところです。
 
 でも、この問題で一番のツッコミどころは、これでしょうね。
 
 「答弁二つでいい」…仙谷氏、法相に厳重注意
 
 仙谷官房長官は17日昼、国会軽視ととれる発言をした柳田法相を首相官邸に呼び、厳重注意した。
 仙谷氏によると、柳田氏は「謹んでお受けしました」と述べた。菅首相もその後、柳田氏と会った。
 これに関連し、仙谷氏は同日午後の参院予算委員会で「大きな誤解を生む発言なので、今後とも気を付けて、国会論議や職務に精励するようにという意味を込めて、厳重注意した」と説明。柳田氏は「思慮が足りなかったと心から反省している。心からおわび申し上げる」と改めて陳謝した。
 
 いままで散々失言を繰り返して、委員会で謝罪もしている仙谷官房長官本人が、いったいどの顔をして法務大臣に注意したのでしょうか。
 笑っている場合じゃないんですが、失笑するしかない光景なのではないでしょうか。
 
 この情けない現状が、いまの「日本の政権」なのです。
 



平成22年11月19日

 中身を分かっていない行政刷新担当大臣

 昨日の参議院での予算委員会で、ちょっと興味深いやりとりがありました。
 がんばって動画から書き起こしてみたのですが、やっぱり蓮舫大臣は事業仕分けとやらの中身については、全然分かっていないというコトが、これで明らかになったと言えるでしょう。
 なんか長くなってしまって、後から簡単なまとめを書いたのですが、ご興味のある方は読んでみてください。
 ちなみにこの様子は、こちらの参議院のページで動画で見るコトが出来ます。
 どちらかと言えば動画で見た方が雰囲気が分かりやすいですし、そもそも委員会の議論は会話で行われているので、テープ起こししても話し言葉になっちゃって、微妙に雰囲気が伝わりにくい部分もありますから、時間のある方は是非動画を見てみてください
 11月18日の予算委員会、3時間12分目あたりから始まります。
 
 
林芳正「独法に出資金が随分あります。多分医療の関係の機器を充実しようということですが、一方で蓮航行革担当大臣のところで、『独法は全廃を視野に抜本的に見直す』と言っておりますから、これは待つべきじゃないでしょうかねぇ、その結果が出るまで。」
 
蓮舫「あのー、委員のお尋ねのそのパネルにある、独立行政法人、医療関係ですね、の補正予算については、新成長戦略、あのライフイノベーション・健康大国を目指し、施設機器の更新、高度化を図る等、医療機能の強化等のために真に必要と考えられる事業について予算措置を行ったモノと考えてます。
 で、他方、今御指摘の独法の制度改革ですございますが、これはこれまでの事業仕分の結果を受けまして、事務事業の徹底的な見直しを今まさに行っています。その上で、組織・制度の抜本的改革を進めていこうと考えてます。真に必要な事業について、事業の効率性を確保しつつ、戦略的に進めていくことと、独法全体の見直しを両方進めていくことに私は矛盾はあるとは思っていません」
 
林芳正「したがって、独立行政法人、なんでもいいですけど、これは私は必要だと思いますけれども、国立がん研究センター、(パネルの)2番目にありますから、言いますと、ここは、今から蓮航さんがやられる改革で、無くなるかもしれない。しかし今入れるお金はいいから入れておくと、こういうことですね?」
 
蓮舫「あのー、無くなるかもしれないも含めて、独立行政法人、その制度、組織そのものの見直しをいま行っています。ただ、無くなるかもしれないから、いま大切である事業に掛ける経費を付ける、あるいは編成しなくていいということには、すなわちつながるとは思っていません」
 
林芳正「それならもう少しですね、こういうことをやるためのお金ということで、出資金ではなくてですね、出資金というのはその法人に出資するわけでしょ? 何で出資金なんですか?」
 
蓮舫「基本的には、出資金という形でその独立行政法人に、国からお金が交付される。で、その交付された先のお金の使われ方が、今までの仕分で指摘をされた、例えば役員の人件費に過剰に交付をされるとか、あるいは間接経費で無駄である、税金の浪費であるという指摘をされたところに使われるものではなくて、機器設備・機器整備の強化、それはライフイノベーションで、これまで新成長戦略が6月に決定されてから議論をされてきて、まさに医療大国・健康大国を実現するために、こういう機器を入れたい、導入をしたいというお金に使われると承知をしています」
 
林芳正「じゃ、何でここの(パネルを指す)自衛隊病院みたいに器材整備費になっていないんですか?」
 
蓮舫「あのー、すみません、ここにおいては、えーっとー、私のもとでは、独立行政法人の制度、事業仕分をした、その一方で再設計を行っていると同時に、補正予算に計上されている経費が、それが独法に流れて、そして健康大国に資するという意味で精査をされていると承知をしています」
 
林芳正「ですから、そういうことをはっきりするためには、器材整備とか施設整備で、なぜ直させないんですか、と聞いているんです」
 
蓮舫「……ごめんなさい、もう一回聞いていただけますか」
 
林芳正「ですから、確認をしたとおっしゃいましたけれども、出資金ではなくて施設整備費とか器材整備費になっていない。出資金というのはいろんなことに使えるお金ですよね、その法人に出資するわけだから。ですから、なぜ、あの勢いのいい仕分のように、施設整備費に変えろとか、器材整備費に変えろというのを、この補正予算の閣議決定の署名前に言わなかったんですか?」
 
蓮舫「基本的には、その独立行政法人、今御指摘の部分は厚生労働大臣の下で予算要求をしておりますけれども、そこにおいて出資したお金が、これまで仕分で指摘をされた税金の、浪費というところに使われないという前提でこれは内閣で一致をしています」
 
(外野「全く答えていない」「なにを聞いているんだ」)
 
林芳正「全く答えていないんで……。じゃ、例えば、この(パネルを指しながら)国立がん研究センター出資金、132億5500万は、一切今後の仕分の対象にならないということで、いいですね?」
 
(内閣側席が慌てる)
 
予算委員長「……ど、どなたが?(答弁するの?)…………ほ、細川厚労大臣」
 
細川「おー、今お聞きになりましたー、がんセンターでございますがぁー、これに対してはぁー、おー、この高度、国立高度専門医療研究センター、こういうところに、がん制圧等の疾患の研究等を更に推進することが喫緊の課題だというようなことで、厚生労働省としては予算を要求をしたと、こういうことでありまして……」
 
(外野「何を言っているんだ」「質問を聞いてないぞ」)
 
細川「い、いや、これは仕分になるかどうかということでありますから、仕分の対象と、これがなれば、これは刷新会議の方で仕分の対象に、それはされても、これは、やむを得ないと思いますけれども。むご、いや、質問の趣旨がちょっと分かりませんでしたので、ええ」
 
(外野「おいおいおいおい!」)
 
委員長「……答弁者においては質疑の内容をよく、よく理解して、答弁をお願いしたい。もう一度、林議員、もう一度質疑を」
 
(外野「蓮舫大臣答えなさい!」「蓮舫だろ!」)
 
委員長「ちょちょちょ、私がちゃんとやりますから……じゃあ蓮舫大臣」
 
蓮舫「出資金という形で支出をすることによって、今回は機器整備にあてていただく、その機器整備を購入するということは、それが資産になりますから。で、今、林委員御指摘のように、じゃあ今後これは仕分の対象にならないのかということでございますが、その資産にあてられた機器が、整備された機器が、それが必要性があったのかどうなのか、もっと安い、あるいはもっと違う手段があったのではないかという視点でいえば、仕分というのは、今後もあり得ると思っています」
 
林芳正「ですからね、2つの問題があるんですよ。要するに、それなら出資金じゃなくて、きちっと施設整備費とか機器整備費に変えさせて、あなたがサインをする前に、この閣議決定に、変えさせるべきじゃないですか、と。これがまず第1点。
 そして、それ以外の、使い方の効率性以外のことではもう、この施設、器材を買うということについてはもう認めたということですね。その2つ」
 
蓮舫「んー、あの、出資金という形で、それは考え方の違いだと思いますが、私はそれはいいと思います。
 それで二つ目、今、林委員がおっしゃった部分でございますけれども、その機器を買うというのは、これまで議論をしてきたライフイノベーシヨン、健康大国の成長に資するという形で、私は、それは認めています」
 
林芳正「あのね、全く仕組みがお分かりになっていない。(外野「全然分かってないよ!」)そういうふうに確認ができるお金なら、出資金って書かないんですよ、そもそも。『器材整備』で要求すればいいじゃないですか。なぜその訂正を要求しなかったかということですよ」
 
蓮舫「重ねての、同じ答弁になりますけれども、機器整備という形で、それが資産に当てはまりますから、出資をするという形で、そこは私は、矛盾は考えておりません」
 
林芳正「それでは、ここの出資金を、機器整備以外には回さないという覚書か何かあるんですか?」
 
(内閣側席が慌てる)
 
細川厚労大臣「あのー、おー、機器整備などにつきましてはですね、これは単年度で処理をすると、こういうことですよ。それで、えー、資金と、出資の方はですね、複数年度でやると。こういうことで、それでえー、これは予算計上をしているところでございます」
 
林芳正「それは(苦笑)お隠しになっているんだと思っていたんですが、正直におっしゃっていただいたので。(外野「わっはっはー」)出資金というのは、まさにそこに入りますから、ずーっと使えるんです。それで、ずーっと使えるお金だったら、さっき緊急経済対策、すぐに効果が出ますとおっしやったのと、どう整合性取るんですか、蓮紡大臣?」
 
海江田万里大臣「えー、私が緊急総合経済対策の取りまとめを行いましたので、その責任からお話をいたしますが。確かにおっしゃるように、この出資金の場合は使用は数年度にわたって、この、おー、使うことができるということは、その通りでございます。ですから、その意味では、それぞれの団体、あるいは研究機関がまさに今必要なところから必要なだけの金額を使っていけばいい話でありまして、その意味では、是非私どものこの今回の補正予算の意義を踏まえていただいて、そしてできるだけ早期に使っていただくということが、私どもの願いでございます」
 
林芳正「ですから、意義を理解できないところを今聞いているんですよ。そのための予算委員会でしょう! ですから、出資金というのはずーっと使えるんですよ。ですから、じゃ、今度の仕分をやるときに、この出資金のうち、今年は1/10しか使っていなくても、今からずーっと使うんだから、それはそれで認めますと。こういうことですね、蓮航大臣?」
 
(外野「(他の大臣が出ようとするので)蓮紡大臣だろ!」)
 
蓮舫「複数年度で、ずーっと使えるお金だから、これから先は仕分の対象にならないということではない。ただ、複数年度でずーっと使えるけれども、今年度はこれだけ設備投資をして、そして緊急的な経済成長に資する効果を出すという説明をすることが各省庁に求められると思っています」
 
林芳正「『求められる』じゃなくて、その説明を聞いて納得したとおっしゃったので聞いている。では、この金額のうち今年度は幾ら消化すると確認されましたか?」
 
蓮舫「林委員、そこはですね、各省庁が予算要求をしてきておりますので、そこはまず、具体的にどれにどうやって幾ら使われるかというのは、まずは各担当大臣に伺っていただきたいと思います」
 
林芳正「あなたが、『このお金は認めました』と、しかも『緊急経済対策として認めました』と、閣僚として。ですから、あなたに聞いているんですよ。あなた、認めたんでしょう、この予算を。ですから、今年度中に、この132億のうちどれぐらいお使いになるかというのを、ちゃんど厚労大臣から聞いて、『それなら良い』という風に認めたとさっきおっしやったんだから、幾ら使うようになっているか、あなたから答えてくださいよ」
 
委員長「まず、細川厚労大臣」
 
細川「先ほどから、あー、この緊急対策に資金をー、ということで言われて、それが緊急対策かというような御質問でありましたけれども、おー、このー、あのー、医療の提供というのはー、あのー、大変大事なことであって、これを強化することは、強化することは国民の皆さんが安心して暮らせると、こういうことですよ。そうしますと、あの、今回の、今回の今回の緊急経済対策の柱として、方針の中にはですね、子育て・医療・介護・福祉等に基づくと。いや、こういうことが今回の経済対策の中に入っているんですから、その中での一つということを御理解をいただきたいという風に思います」
 
(外野「全然ダメだよ、答えてないよ!」)
 
委員会が止まる。
 
委員長「速記を起こしてください」
 
林芳正「蓮舫大臣に、今年度はいくら使うんですかと聞いているんです」
 
委員長「委員において、もう一度御質疑を願います」
 
(外野「なんで答えてないのに質問させるんだよ!」)
 
林芳正「全く同じことを聞きますが、蓮紡大臣、この132億のうち、今年度中に幾ら使うということを厚労大臣から確認して、認めましたかっ?」
 
蓮舫「補正予算を作る、編成する段階において、それは当然、各担当大臣とのやり取りは、やっております。ただ、それは今、林委員、先ほどから、その額から幾らがどういう風に今年度、機器に回るのかという御質問でございますが、できればこういう細かいところは事前に通告をいただければ、数値は今この場でお示しをするとは思っています。その部分では、じゃ幾らそれが、お金が、予算が整備に回るのかは、まず一義的には担当大臣に御確認をいただきたいと思います」
 
(外野「だからそんなコトは聞いてないよ!」)
 
林芳正「まず聞いてくれということは、聞いてからでないと答えられないということですね、要するに。あなたの、確認したかどうかだけを聞いているんです」
 
蓮舫「今ここでその数字を詳細に持ち合わせていませんから。ここで幾らということを言われたら…。ただ、担当大臣と実際に補正で幾ら計上するときに、どういうのかというやり取り、事務的なやり取りも含めて、やってはおります」
 
林芳正「それでは、今たくさんの事務方が厚労大臣のところにも来ておられますから、いま事務方に確認してください」
 
委員会が止まる。
 
細川厚労大臣「あー、これはー、まずー、平成22年で設計、23年で着工ということで、総額は決まっておりますけれども、そういう過程で、えー、これから、あー、内容を決めていくと、こういうことでございます。
 いやいや、額は、総額は決まっておりますけれども、22年で設計をしていく、そして23年で着工、そして25年で完成と、こういうことで、22年で使うと、いくらということはまだ決まっておりません」
 
(外野「蓮舫は答弁拒否じゃないか!」)
 
林芳正「22年から25年と今おっしゃったように聞こえたんですが、それから『設計』『着工』とおっしゃったんで、何か箱物をお造りになるんですか? 3年掛けて」
 
(政府側慌てて、役人が出てきて、議論が止まる)
 
細川厚労大臣「大変申し訳ございません。えー、国立がん研究センターなど、国立の高度専門医療センターを、これを施設を整備をしていくと、こういうことでございます。
 えー、各専門分野の中核機関として、高度先駆的医療研究開発の先導的な役割を担っております、国立がん研究センター等の、国立高度専門医療研究センターなどの、先端医療機器、それから施設整備を行うコトとなっております」
 
林芳正「最後に施設整備とおっしゃったんで、このがん研究センターは大事だと私は思っているんで、余り私がここでやったから減らされると気の毒だと思うんですが(苦笑)、何か建物を建て替えるということですか? センターの?」
 
細川「建物のぉー、建て替えでございます」
 
(外野「ハコモノだ!」「コンクリートだ!」)
 
林芳正「蓮紡さんはさっき『器材』を買うと、そういうことで納得しているとおっしゃいましたが、ここで謝罪して訂正してください」
 
委員長「蓮舫担当大臣」
 
(政府側、役人が出てきて、手を挙げていた蓮舫を止める)
 
委員会が止まる。
 
委員長「えー、質疑通告にあることについては、答弁者においては、シッカリとお答えをいただきたい。質疑通告がない、細かい点で把握していない場合においては、その旨また後刻お答えをいただきたい。それでは、細川厚労大臣」
 
細川厚労大臣「はい、じゃあ、申し上げます。高度、国立高度専門医療研究センター、これを建てます。そして、その設備と、そして機器などの、それの費用でございます」
 
林芳正「建物を建てて。ということを含めて三年間掛けてやるという、正直な大臣のお答えがありました。蓮肪さん、それを知っていて、さっきの答弁をやったんであれば、ウソだと思いますけれども、ここで撤回されますか?」
 
蓮舫「機器設備という言い方をしました。その、あの、中において、いま御指摘の部分で、担当大臣から御説明がございましたから、研究棟をまた改築する、あるいは国立病院の病床を増やすという部分で、施設費に相当するモノがあるということは、事実でございます。あの、誤解を招いたのであれば、それは撤回をします」
 
議場が騒然となり、委員会がまた止まる。
(外野「デタラメな答弁じゃいなか!」)
 
委員長「それでは、蓮肪大臣に再度答弁を求めます」
 
蓮舫「あのー、出資金について、それが機器に使われると、あのー、私が答弁したことは、撤回をさせていただきます」
 
(外野「聞いてなかったんだろ?」)
 
林芳正「仙谷さんのように、撤回をするときに謝らないと、『また謝れ』と私は言うことになりますので、昼休みの間によく考えておいてください」
 
 
 ごめんなさい、予想以上に長くなってしまいました。
 まとめます。
 自民党の林芳正先生は、まず、事業仕分けで無くなるかもしれない独立行政法人になぜ今の段階でお金を入れているのか、その中での例えとして、国立がんセンターには「出資金」という名目で予算がついているが、これはなんだと、蓮舫大臣に質問をしました。
 蓮舫大臣は、無くなるかもしれないと言ってもまだ決まっていないのだから予算を止めるワケにはいかないと言い、そしてその出資金とは、機器設備・機器整備を強化する目的で使われるモノだと、説明してします。
 そこで林先生は、自衛隊病院の予算のように、ハッキリと「器材整備費」と書けばいいじゃないかと、そうすれば他の目的で使われずに済むじゃないかと指摘したワケです。
 
 ここから蓮舫大臣と民主党内閣の迷走が始まります。
 
 この後数度林先生と蓮舫大臣のやりとりが続きますが、基本的には同じ内容です。
 「変なコトに使われないようにするためにキチンと器材整備費と書け」と言う林先生に対して、「見ていくから大丈夫だ」と根拠無しに言う蓮舫大臣。
 その後、林先生はかなり鋭く質問をし、議場がだんだん騒然となってきた中で、答えに困った蓮舫大臣に代わって、このがんセンターの所管である厚生労働大臣が答弁に立ちます。
 
 厚労大臣「機器整備などにつきましては単年度で処理をする。しかし出資金とは複数年度でやるものだと、こういう意味で、出資金と計上しています」
 
 これにはみなビックリしました。
 ここにこの予算のからくりがあるからです。
 すぐ後に全部明らかになるのですが、つまり「器材整備費」と書くと単年度、つまり1年間だけしか使えないお金になるのですが、ここを「出資金」と書くと複数年にわたって使え続けるお金になるからで、ここはそれを狙った予算の書き方だったのです。
 本来政府側としてはこういうカラクリを見せたくないので隠していたのでしょうけど、厚生労働大臣がその重要性を理解しているのかしていないのか、あっさりと暴露してしまったんですね。
 
 これでしどろもどろになる政府側。
 林先生のさらに厳しい追及に、役人が出てきて事実確認を大臣にさせる作業がはじってしまいす。
 そしてその後、さらにおどろく発言が、厚労大臣から飛び出します。
 
 それが「そのお金は、建物を建てるために使うお金だ」と。
 
 いままで蓮舫大臣はこの予算を「機器設備・機器整備を強化する目的で使われるモノ」だと言って、説明をしてきたワケです。
 これがまったくのデタラメだったことが、ここで同じ内閣の一員の口から明らかになったのです。
 つまり、なぜ複数年で使うお金でなければならないのかと言えば、建物を建てるからです。
 ハコモノを建てるからです。
 建物は1年では建てられませんね、設計とかからお金はかかるのですから。
 だから「出資金」と書いて、ハコモノを作っているコトを隠しつつ、複数年で使えるような予算の書き方をしたのです。
 
 民主党政権の欺瞞が詰まっていると言えるでしょう。
 
 いままで散々自民党政権に対して、予算の誤魔化しがあるとか、隠し予算があるとか言っておきながら、こうやって自分たちもやっているワケです。
 しかもあれだけ散々批判したハコモノ行政ですよ。
 林芳正先生は、それは自分は必要だと思うとおっしゃっていますが、それはそれで1つの考え方だと思いますが、しかし民主党は「コンクリートから人へ」と言って、それを大批判していたのです。
 それなのに、実体としては大ウソだったワケですね。
 
 そしてなにより、蓮舫大臣が、まったく自ら仕分けしたハズなのに、その中身を全く理解していなかったという事実も明らかになったワケです。
 やっぱり、中身を全く見ずに知らずに、その場だけの威勢のいい声だけで、予算を切り捨てていたのです。
 だから突っ込まれると、あさっての方向の答弁をして、結果的にウソをついたコトになる答弁しかできなかったのでしょう。
 まさか蓮舫大臣、はじめから確信犯として「出資金はハコモノのため」というコトを隠すためにウソをついていたのでしょうか。
 もしそうであれば、もう最低としか言いようのない行為です。
 
 このように、議論すればするほど、民主党は全ての議員でボロが出てくるのです。
 
 ぜひ国民は、委員会の様子を見てみてください。
 けっこう面白い上に、こういう「見えない事実」「隠された事実」がけっこうあります。
 そしてなにより、見れば見るほど、民主党議員のレベルの低さというモノがハッキリ見えてくるでしょう。
 マスコミに騙されない、生の情報を見るようにしたいモノです。
 



平成22年11月22日

 民主党の功績……。

 ついに、柳田法務大臣が辞任してしまいました。
 まぁ先日お伝えしましたように、柳田大臣の失言というのはフォローしようのないトンデモないモノでしたから、これは仕方ないでしょう。
 そもそも、自分は法務関係は分からないと大臣自ら独白したようなモノですから、そんな人に大臣でいて欲しくはないワケです。
 よって本来ならもっと早く辞めるべき、というか、はじめから大臣を受けるべきではなかったでしょう。
 柳田稔っていう個人の権力欲のためだけに付き合わされた国民としては、たまったモノじゃなかったと言うしかありません。
 
 そして民主党や菅総理自身も、どうせ辞めさせるかどうかの判断を週末を挟んだというコトは、支持率の推移を見ていたのでしょう。
 調査は週末に行われますからね。
 つまり、支持率がそんなに下がらなかったら辞めさせないつもりだったのでしょう。
 物事の本質が全く見えない民主党らしい対応です。
 ましてその支持率も、内閣支持率は20%代というところもあり、ついにほとんどの調査で政党支持率も民主党より自民党が高くなったという体たらく。
 もはや政権末期状態と表現するに相応しい状態になってきました。
 
 しかも、これは全て民主党本人が原因となっているという部分で、かなり脱力するしかありません。
 いえ、脱力するだけて済むならまだしも、いまは民主党は政権与党なのですから、それがダイレクトに国民生活に直結するところに、怒りを禁じ得ない部分です。
 果たして民主党はどれだけ日本を壊せば気が済むのでしょうか。
 
 そんな中、ちょっと面白いコピペ……面白いとはやっぱり現実問題として言えない、大変情けないところではあるワケですが、かなり的確で分かりやすいコピペを見つけましたので、多少見やすくして、張ってみます。
 
 
【民主党が行ったコトは、自民党の政策が正しかったコトの確認でしかない論】
 
・辺野古移設案が正しいという確認
・日米安保体制が正しいという確認
・ムダを削減してもバカみたいにお金は出てこないという確認
・後期高齢者医療制度は必要だという確認
・高速を無料にすることはできないという確認
・暫定税率を廃止したらとんでもなく財源が欠損するという確認
・官僚政治をぶっ潰すのではなく協調していくほうが良いという確認
・財源なく子供手当てを出すより扶養控除と児童手当を続けたほうが良かったという確認
・年金制度は簡単に一本化できないという確認
・官房機密費は機密のままのほうが都合が良いという確認
・増税なく赤字国債を減らすことはできないという確認
・エコ減税、エコポイント制度が景気回復に効果的だという確認
・夢物語みたいな政治はないのだという確認
・消費税を増税したほうが良いという確認
・八ッ場ダムはやっぱり作った方が良いと言う確認
 
 
【民主党のセリフはウソだった論】
 
「無駄を排除すれば国債発行を抑えられると公約したな?あれは嘘だ。」
「高速無料にすると約束したな、あれは嘘だ。」
「高速2000円にすると言ったな、あれは嘘だ」
「公共事業削減すると言ったな、あれは嘘だ」
「民主党政権になれば最低賃金1000円と言ったな。あれはうそだ」
「議員定数の削減をするといったな?あれはウソだ。」
「普天間基地問題、11月決着と言ったな、あれは嘘だ」
「消費税は4年間議論さえしないと言ったな、あれは嘘だ」
「国内優先のためにASEM欠席と言ったな、あれは嘘だ」
「子ども手当の所得制限すると言ったな、あれは嘘だ」
「子ども手当の所得制限しないと言ったな、あれは嘘だ」
「子ども手当、来年は26000円と言ったな、あれは嘘だ」
「子ども手当は全額国庫負担と言ったな、あれは嘘だ。地方も負担しろ」
「鳩山総理は次の選挙に出馬しないと言ったな。あれは嘘だ」
「老人をいじめるな、後期高齢者医療制度を廃止すると言ったな、あれは嘘だ」
「お年寄りの負担を軽減すると言ったな、あれは嘘だ。」
「CO2の25%削減ごとき、太陽光発電を各家庭に普及させるから簡単だと言ったな。色んな意味でありゃ嘘だ」
「農家を手厚く保護すると約束したな もちろんこれも嘘だ」
「派遣を守ると言ったな、当然、嘘だ」
「郵政改革法案、今国会で成立させると言ったな、聞くまでもないが嘘だ」
「ファッション誌の撮影許可申請の虚偽記載は事務方からの示唆と言ったな、あれは嘘だ」
「衝突ビデオを国会議員に見せると言ったな、あれは嘘だ」
「中国に巡視船の修理費請求すると言ったな、あれも嘘だ」
「政権の基本は公開と説明と言ったな。あれは嘘だ。情報規制するわ」
 
 いやあ、これらがこじつけや拡大解釈ではないところではなく、普通に的確に事実を指摘しているところが、とっても情けないところです。
 もし、民主党内閣で、本当に日本の国益に叶う、真の功績があるのでしたら、是非教えてください。
 やえはそれについて真剣に考えてみますから。
 
 これから菅内閣はどの方向を向くのか、そもそも民主党自体がこのまま存続できるのかすら分からなくなってしまいましたが、これはもう何度も言ってますように、もはや民主党が政権に座にいる限り国益を損ない続けているとしか言いようがないですから、はやく辞めてもらいたいところです。
 
 やれやれです。
 



平成22年11月24日

 北朝鮮が韓国領を砲撃。死者も出る。

 もう皆さんご存じだと思いますが、昨日急に北朝鮮が韓国領を砲撃し、しかも死者が出てしまったニュースが入ってきました。
 
 北朝鮮が韓国砲撃 韓国軍兵士2人死亡 住民3人負傷
 
 韓国国防省によると、北朝鮮の朝鮮人民軍が23日午後2時半(日本時間同)すぎ、韓国が黄海上の軍事境界線と位置付ける北方限界線(NLL)に向け陸上から砲弾数十発を撃ち込み、韓国軍が反撃し、砲撃戦となった。北朝鮮側の砲弾の一部はNLL付近に位置する韓国側の延坪島(ヨンピョンド)に落下した。陸地への攻撃は異例。韓国軍兵士2人が死亡、16人が重軽傷を負ったほか、島の住民3人も負傷し、家屋多数が炎上した。
 
 しかも軍隊だけでなく、民間の家屋も攻撃したという点において、これは今までにない相当悪質な北朝鮮の行動と言わざるを得ません。
 果たしてなぜ急にこのような行動を北朝鮮はとったのでしょうか。
 
 真意はどうしても分かりません。
 あの国はそもそも普通の国ではないのですから。
 ただ、今すぐにこれが戦争になるっていうコトはないでしょう。
 いま朝鮮半島が戦争になるコトは、北も含めて誰も望んでいません。
 アメリカも、まだまだイラク戦争の傷跡、主にアメリカ国内の世論という傷跡が癒えていませんので、この状態でさらに戦争に突入はしたくないでしょう。
 韓国も、いま経済がけっこうやばい感じですから、これ以上の混乱はしたくないハズです。
 実際ウォンが急落したようですし。
 中国は当然、こんな自分にまったくメリットのないコトで戦争などしたくないですし、そもそも最近世界各国にイチャモンを付けまくってますから、ますますその上塗りはしたくないでしょう。
 当然日本は、どんな理由があっても戦争を避けるという気質がありますから論外です。
 そして北朝鮮本人も、まともに戦争したら勝てないコトぐらい理解していますから、だからこそ核兵器を作りたいワケなのですから、いま戦争をすれば自分の首を絞めるコトぐらい分かっています。
 よって、いま戦争を望む国は全くないですから、これが即戦争になるコトは無いと思います。
 
 ただ、中長期的見れば、もちろん戦争は絶対に起きないとは言えません。
 もし今の状態に対する手の出し方をちょっと間違えれば、例えばさらに北が砲撃を繰り返すようなコトをして、そして韓国がそれに応戦して、死者が多数出て民間人にも死者が出るようなコトになれば、韓国も当然黙ってるワケにはいきませんから、戦線が拡大していくコトでしょう。
 そうしてお互いに戦力を逐次投入して、いつの間にか戦争と呼べる状態に入ってしまうかもしれません。
 そしてそうなれば、当然米韓の間には軍事同盟がありますから、それに基づいて米国は戦争に参入します。
 参入しますというか、アメリカはその意識に関係なく条約がある以上、参入せざるを得なくなります。
 さらにこの場合、下手にアメリカが北を叩きすぎて滅亡ぐらいまで追い込めば、中国まで出てきてしまう可能性も否定は出来ません。
 こうして、朝鮮戦争と呼ばれていた状態の時代以来の、大規模な戦争状態が再開するコトになってしまう可能性も否定はできないワケです。
 
 ここで注意しておくコトは、北朝鮮と韓国は朝鮮戦争以来ずっと戦争状態で、終戦条約は結んでいませんから、いまでも戦争状態だというコトです。
 つまり、この両国が戦争、というか戦争状態に入るために、特に宣戦布告は必要ないというコトです。
 ですから、雪崩的になし崩し的に戦争状態になっても、国際法上は問題ないワケです。
 一歩間違えば、大戦争に発展する可能性はいつでもあるんですね。
 
 では、なぜこのタイミングで北はこれほどの行為をしでかしたのでしょうか。
 最初に言いましたように、本当の真意は分からない、キムジョンイル以外だれにも分からないでしょうけど、予測するに2つのポイントがあると考えられます。
 1つは、瀬戸際外交のギリギリのラインの拡大の狙い。
 もう1つは、ジョンイルの後継者のジョンナムの存在、です。
 
 瀬戸際外交のギリギリのラインの拡大とは、つまり今まで北朝鮮は様々な瀬戸際外交をしてきましたが、そもそも瀬戸際外交とは相手を怒らせた上で譲歩を引き出すという矛盾した外交手腕ですから、相手がそれに乗ってこなければ無意味な、そしてむしろ自分の首を絞めるだけの行為にしかなりません。
 そして韓国は最近日本育ちのアキヒロ大統領(李明博(イ・ミョンバク))がかなり北に対してかなり強気な姿勢を見せているので、多少の挑発では何も反応が返ってこない、むしろますます援助が減るという状況になっていました。
 よって北としては、「そんな態度に出るなら、もっと挑発しちゃうぞ。お前らもそれやられるのイヤなんだろ?」という、さらなる挑発行為に出たのではと考えられるワケです。
 そしてもし、こので韓国が態度を変えるようであれば、次も「困れば領内に砲撃」という瀬戸際外交のカードが増えるという、瀬戸際外交のラインを広げるコトの成功したという状態になるワケです。
 
 ただこれは、つまり北朝鮮は、もはや今の段階では手が尽きてきたという裏返しです。
 北は相当に焦っているのでしょう。
 最初にも言いましたように、北自身も戦争にはしたくありませんから、これは本当にギリギリの行動を取らざるを得なくなった末の行動です。
 他にやるコトがないからこそ、危険を冒してまでチキンレースの新たな線引きをしようとしているのですから。
 これが成功するか失敗するかは今後の韓国次第、またアメリカ次第なのでしょうけど、ここは日本としても北に一切の譲歩をするべきではないと言うべきところです。
 結局この北の行動というのは、誘拐犯と同じなワケですから、「こいつの命が欲しければ金をよこせ」っていうですね、ですからこういう脅迫には屈してはなりません。
 ここで屈すれば、さらなる北朝鮮の瀬戸際外交の拡大を招くだけなのですから。
 
 蛇足ですが、この前の尖閣諸問題では、日本はまんまと中国にこれをやられたワケで、そしてまんまと日本はそれに屈したワケです。
 こういうコトにならないように、韓国とアメリカ政府には、変な譲歩をしないよう望むところです。
 
 もう1つの理由としては、やはりジョンウンの存在は無視できないという点です。
 この前発表された、ジョンイルの後継者ですね。
 いままで後継者争いをしていた関係で、ジョンウンのコトについては北朝鮮国内においても、あまりその存在を広くは伝えていませんでした。
 そのために日本のマスコミがジョンウンの写真を探し出すのに苦労していたワケですが、よってこれは、表だってのジョンウンの功績も無いというコトをあらわしています。
 もしかすれば、今まで軍とか研究分野で一個人として何らかの功績を残しているのかもしれませんが、しかし少なくとも、北朝鮮という国家を代表するほどの公的な功績はジョンウンには無いワケです。
 よって、晴れて正式に後継者になったいま、その「新たな後継者にも国家を背負う素晴らしい手腕がある」というコトを証明するために功績作りをした、という見方です。
 
 簡単に言えば、「偉大なる同志ジョンウン将軍によって、憎き韓国に攻撃を加えるコトに成功した。ジョンウン同志の軍事センスは今後の我が祖国の発展に大きく寄与するコトだろう」という、国内宣伝のためなワケですね。
 どっちが戦闘を始めたかはともかく、事実として韓国軍に死者を出して戦果を挙げたコトは、北国内世論には大きな国威発動となるでしょう。
 これから何年かかけてジョンウンへの権力委譲が行われるのでしょうけど、そのお目見えとしては十分な戦果となったと言えるワケなのです。
 
 本当の理由はよく分かりませんが、少なくともこの2つは、いま起こったであろうコトの理由としては、十分活用すると思われます。
 特に後記に関しては、独裁体制の権力委譲という非常にデリケートな問題である分、使えるモノはなんでも使ってくると思われるだけに、タイミングとしてはバッチリだったと言えるのではないでしょうか。
 と考えれば、これからもこのような危ない橋を渡る行為を何度かしてくる可能性はあるというコトです。
 ここは注意してみておかなければならないでしょう。
 
 これからこの問題がどのような方向に行くかは分かりません。
 最悪「極東アジア戦争」に発展する可能性も0とは言えません。
 しかし、この問題、あまり日本がイニシアティブをとってどうこうできる問題でもないというのも確かです。
 今のところは、変なコトにならないよう祈るしかないんですね。
 



平成22年11月25日

 北朝鮮暴走の真実!!

 昨日の更新をした後、それを呼んでくれた方なのでしょう、あるタレコミ的なメールを頂きました。
 その内容は大変ショックで、そして今まで一般国民には知らさせていなかった真実が書かれていました。
 やえはこのメールを頂いてから、これを公開するかどうかとても悩んだんだですが、これは日本のためにも公開しなければと、危険もありますが、決意いたしました。
 とても衝撃的な内容ですが、最後まで読んでください。
 
 
 やえ十四歳様へ
 
 はじめまして。
 突然のメール失礼いたします。
 実はやえさんに聞いてもらいたい話があります。
 それは、今回の北朝鮮の行動は、実は様々な勢力がそれぞれの利害を求めて、それが一致した結果としての大きな陰謀だったのです。
 
 なんというコトでしょう。
 やえは昨日、あれは北朝鮮の経済的な行動であり、同時にジョンウンのお披露目という意味だったと分析したのですが、実は北朝鮮以外の勢力も大きく関与していたというのです。
 さらに続きを載せましょう。
 
 まずこのニュースをご存じでしょうか。
 日本ではほとんど報道されませんでしたが、実はこれが全ての始まりだったのです。
 
 盧武鉉前大統領の墓に人糞まく
 
 60代の男が慶尚南道金海市進永邑(キョンサンナムド・キムヘシ・ジンヨンウプ)の烽下(ポンハ)村にある盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の墓地に人糞をまき現場で捕まった。 14日午後1時ごろ、慶尚北道慶山市(キョンサンブクド・キョンサンシ)の無職の男(62)が盧前大統領の墓に10リットルの桶に入れてきた人糞をまき、 B4用紙に直接書いたビラ22枚を散布して墓地を警備する警察官に捕まった。当時墓地には参拝客200人余りがいた。男は1週間前から自宅のトイレで人糞 を集めて桶に入れた後、リュックサックに入れて烽下村に到着した。
 
 実は韓国国内ではイ・ミョンバク大統領にはもはや人気はなく、変わりに故ノ・ムヒョン大統領を懐かしむ人が増えているのです。
 というか、いま生きていれば、なぜ死んでしまったのか、いまこそノ・ムヒョン大統領の出番だと、待望論が大きく巻き起こっているのです。
 
 ノ・ムヒョン大統領と言えば、日本においても、主にお笑いの方面で有名になったあの人ですね。
 やえは、固いクルミの殻ごと食べようとして、夫人にとめられている写真が、ノ・ムヒョン大統領としてはすぐに思い出されます。
 しかしまさか今韓国で、ノ・ムヒョン大統領がそんなにも人気だとは思いもよりませんでした。
 
 そして一部過激は、ノ・ムヒョン原理主義者と言うべきでしょうか、彼らは今のイ・ミョンバク大統領を武力によって打倒しようと画策するようになったのです。
 しかし当然、それに対抗する者達も表れます。
 ノ・ムヒョン大統領なんてお笑い系大統領を崇めるなんてなんていうコトだ、お前らなんてクソくらえ、と言い、本当にノ・ムヒョン大統領の墓にクソを撒いたのです。
 ここからノ・ムヒョン大統領原理主義と、反お笑い大統領同盟の、クソを挟んだ戦いが巻き起こったのです。
 
 いやー、なんだかよくわかりませんが、とにかくとっても凄そうです。
 
 実は今回の北朝鮮の行動は、この戦いに業を煮やしたノ・ムヒョン大統領原理主義の仕業なのです。
 もはやこの韓国の現状を打破するためには、ノ・ムヒョン大統領の復活と降臨しかない、そのためには儀式が必要だと言い始めました。
 その儀式の第一歩が、北朝鮮の例の行動だったのです。
 
 なんていうコトでしょう。
 韓国国内でそんな怪しげなコトが行われていたなんて、驚くしか他ありません。
 しかも北朝鮮と結託するなんてっ!!
 
 陰謀はこれだけではありません。
 そもそもノ・ムヒョン大統領原理主義と反お笑い大統領同盟の抗争の激化は、それを煽る組織があったから激しくなりました。
 それは、「墓にクソをぶちまける」という行為から、実は安易に想像が付くでしょう。
 「墓に唾をかける」という行為を平然とする国があります。
 そうです、中国です。
 実は中国が、この韓国のノ・ムヒョン大統領原理主義と反お笑い大統領同盟の抗争を仕掛けたのです。
 
 本当にとてもショッキングな内容です。
 つまり、北朝鮮の暴走は中国の後ろ盾があったと言っても過言でもないワケです。
 しかししかし、さらにそのショッキングな内容は続きます。
 
 この大がかりな計画ですが、実はこのシナリオを描いた組織というのはさらに別にいるのです。
 それこそ今回の事件の真の黒幕というべき組織です。
 彼らは、自分の自己の目的のため、多くの人を利用し、そして世界に衝撃を与えたのです。
 
 なんというコトでしょうか。
 北朝鮮・韓国・中国ときて、さらにそれを操る組織があるなんて信じられません。
 いったいどんな組織なのでしょうか。
 
 その組織を知る手かがりは、やはり操作の基本に返るコトでした。
 よく言うじゃないですか。
 犯人を捜すときは、その犯罪によって最も利益を受ける者だ、と。
 今回のコトで一番利益を受けているのは誰でしょうか。
 
 それは、民主党なのです。
 

 
 考えてもみてください。
 尖閣問題や閣僚の大失言問題でついに20%台になってしまった支持率と、国会での厳しい追及に、菅内閣は息も絶え絶えでした。
 それなのに、今回のコトで、それが一掃されてしまいました。
 マスコミはつい数日前のコトすら忘れて、ニュースの一面は北朝鮮一色になりました。
 またこの問題というのは、菅内閣としても対応しやすい問題です。
 結局日本としてはあまり出来るコトは少ないのですから、「日米韓で協力してやっていく」と言うだけでいいのです。
 北朝鮮に対しては口の上だけではキツく言っておけばいいのですから。
 実際になにかをやる必要はありません。
 それで支持率回復の糸口を得られるのですから、安いものですよね。
 
 これが今回の問題の真相なのです。
 どうぞぜひとも、この真実を多くの人に伝えてください。
 よろしくお願いします。
 
 そ、そう言えば、こんなコトを言い出した民主党議員もいたようですね。
 
 民主党幹部「北朝鮮の砲撃は民主党にとって神風だ。公明党は問責に、より慎重になるのではないか」
 
 出席者の1人は、「日本周辺の情勢が緊迫する中で、仙谷官房長官らに対する問責決議案を提出すれば、野党が非難される。決議案の提出は困難になった」という見方を示した。
別の民主党幹部は、「北朝鮮の砲撃は民主党にとって神風だ。公明党は問責に、より慎重になるのではないか」と期待感を示した。
 
 なるほど。
 これで全て謎が解けました。
 死に体の菅内閣は、もはやこのような一か八かの賭に出るしかなかったのでしょう。
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 …………。
 
 もちろん、これウソですからね。
 ニュースソース以外は全部フィクションですので、本気になさらないでください。
 いや、本気になりたくなる気持ちは分かりますけど、フィクションですからね……。
 



平成22年11月26日

 口だけ与党ここでもやっぱり

 北朝鮮の問題に関連して、やっぱり政府民主党の馬脚が現れるような行為が出てきました。
 民主党って、どんな問題でも、どこまでもブーメランが帰ってきますよね。
 
 政府の危機管理、甘さ露呈 北朝鮮砲撃
 
 25日に衆参両院の予算委員会で開かれた北朝鮮による韓国砲撃事件に関する集中審議で、政府の初動対応など危機管理体制が問われるような答弁が相次いだ。
 自民党の山本一太参院政審会長は菅直人首相が23日の事件発生後、すぐに首相官邸に出向かず隣接する公邸に滞在していた点を「官邸はすっからかんだった」と追及。首相は「公邸というのは首相官邸と実はつながっている」などと答弁し、結果として官邸の内部構造を明かす格好となった。
 岡崎トミ子国家公安委員長は事件発生の当日に警察庁に登庁していなかった事実も判明した。岡崎氏は議員宿舎に滞在しながら関係者に指示するなど「何かあれば対応する体制だった」と強調。ただ「待機していたが何の連絡もなかった」とも答弁し、山本氏から「なぜ自ら主導権をとって情報収集をしなかったのか」と追及を受けた。
 結局、岡崎氏は「警察庁に出向いてきちんとした対応ができればよかったかと思う」と答弁した。首相は25日夜、首相官邸で記者団に「今回の対応は迅速かつ適切であったと考えている」と強気だった。
 
 確かに最近は携帯電話等便利になっきましたから、官邸などからでなくても、それで指示対応するコトも不可能ではないでしょう。
 しかし書類を確認したり、複数の人間と会議したりするという場面においては、やはりキチンとした場所で行ったほうが効率的であるのは確かです。
 ですから、かなり遠くですぐに対策本部に戻れない場合なら仕方ありませんが、駆けつけられる場所にいるのであれば、その場に行くというのが当然の話でしょう。
 なぜ岡崎国家公安委員長はすぐにしかるべき場所に戻らず、宿舎などでのんびりしていたのでしょうか。
 宿舎から官邸や官庁は目と鼻の先にあるぐらい近い場所にあります。
 いつでも駆けつけられるのであれば、すぐに駆けつけた方がいいに決まっています。
 「何かあれば対応する体制だった」って、すでに何かあった後の話なんですからね。
 この危機管理意識の無さには呆れ果てるしかありません。
 
 それとももしかして、反日運動家の岡崎大臣は、警察での居場所はないのかもしれません。
 というか、警察が中に入れたくないと思っている可能性があります。
 だって反日運動家なんて警察の敵ですからねぇ。
 だからこれは、「その場所にいなくても指示できた」のではなく、「大臣がいなくても動く体制ができている」「むしろいない方がいい」というコトなのかもしれません。
 「あいつを中に入れたくないから、いなくてもちゃんと出来るようしておこう」と警察から煙たがられているのかもしれません。
 これのどこが政治主導なのでしょうか。
 
 菅総理も同じです。
 官邸と公邸が繋がっているから官邸に行かなくてもいいとは、どんな理屈なんでしょうか。
 繋がっているからこそ、早急に官邸に行くというのが筋のハズです。
 それともなんですか。
 官邸では公邸のように寝っ転がれないから、公邸にいたとでも言うのでしょうか。
 それではなんのために公邸が官邸のすぐ横にあるのでしょうか。
 
 まして官邸には当時大臣がひとりもいなかったそうじゃないですか。
 総理は当然、官房長官も担当大臣も誰もです。
 そりゃ情報収集とかは官僚だけで出来ますよ。
 というかその役目は官僚のお仕事です。
 しかし、その集めた情報をどう分析し、どう活かして、どう今後の行動を決めるのかが政治家の役目なんですから、最終決定権者は情報収集する際には仕事がなくても、その場にいて、どう情報が集まっているかも分析して、総合的に判断するためにも、その場にいなければならないのです。
 他に重要な仕事があるならまだしも、何も無いのであれば、部下の仕事を目の当たりにし、特に異常事態なのですからその空気を肌に感じて、情報が集まる様を自分の目で確かめるというのも、決定をするためにも大きな意義があると言え、そうしてこそトップとしての仕事だと言えるのではないでしょうか。
 自分は判断だけすればいいから寝ててもいいとは、部下を馬鹿にしかしていません。
 それなのに、すぐ隣にいたのに、呑気に公邸にいたと菅総理というのは、危機管理意識など皆無だと言わざるをえないでしょう。
 これのどこが政治主導なのでしょうか。
 
 まして民主党が野党の時というのは、こういう時こぞって与党自民党を責め立てていました。
 森総理の時の潜水艦の事故なんて、ゴルフ場にいたコトだけをもって非難していたぐらいです。
 潜水艦の事故が、総理が官邸に戻らなければならない案件かどうかっていうのは人それぞれ感じ方が違うように思えますが、しかしさすがに北朝鮮が韓国領を攻撃して、死者まで出たっていうコトであれば、最低でも総理や官房長官、外務大臣と防衛大臣ぐらいは、すぐに官邸に駆けつけてしかるべきなのではないでしょうか。
 まだ遠く離れた場所にいるならまだしも、総理なんて隣にいたワケですし。
 どうしてこう、他人を責めていた口で、自分だけは別だと思えるのでしょうか。
 仮に総理が公邸にいてもいいとしても、しかし自分は過去に自民党に対して「すぐに官邸に行け」と言っていたのですから、それならまず自分が実践すべきでしょう。
 本当に口だけ与党です。
 
 何をっても、何を言っても、結局ブーメランにしかなりません。
 これはやっぱり野党時代の民主党というのは、現実的には無理でしかないコトを平気で言っていたというコトを証明しているとも言えるでしょう。
 先日の更新の、民主党は自民党政権の政策は実は正しかったコトを確認しているだけっていう一覧を挙げましたが、まさにそれですよね。
 いればいるほど国益を失う政党民主党。
 呆れるとしか言いようがありません。
 



平成22年11月29日

 やっぱりおかしい公立学校無償化政策

 ちょっとネタとしてのタイミングがズレてしまいましたが、やっぱり民主党の政策というのは、どこかズレているというか、場当たり的すぎるというか、一貫性がありません。
 いったい民主党は何がしたいのか、どのような政治を実現したいのか、ここがさっぱり分からないんですね。
 もしかすれば、いやおそらく、政権を自民党から奪る、というコトしか頭になくて、その後何をするかなんてコトは考えていなかったのでしょう。
 民主党の政策を見てれば、そう思うしかないのです。
 
 朝鮮学校無償化、手続きを停止=北の韓国砲撃で―仙谷官房長官
 
 仙谷由人官房長官は24日の閣議後記者会見で、北朝鮮による韓国砲撃を受け、朝鮮学校の授業料無償化問題について「現在進めているプロセスをいったん停止する方向に動く」と述べ、無償化の申請受け付けなどを当面見合わせる考えを示した。高木義明文部科学相もこの問題について「重大な決断をしなければならないかも分からない」と述べ、無償化見直しの可能性を示唆した。
 仙谷官房長官はこの中で、「現時点では制裁的な意味合いではないが、朝鮮半島が緊張してくる中で、現時点では手続きを停止するのが望ましい」と表明。文科相も今回の北朝鮮の行為を「極めて遺憾なことで、世界の平和を脅かす行為だ」と厳しく批判し、無償化手続きについて「まだ申請も出ていないし、審査も行っていないが、与える影響は大きいと思っている」と強調した。
 
 つまり、北朝鮮が韓国領に砲撃したから、それを理由に朝鮮学校の無償化を停止しますってていうコトですね。
 正直言って、全然ワケが分かりません。
 
 だってそもそもこの学校無償化の政策、もっと言えば、朝鮮学校にも無償化を当てはめようという話は、そういう拉致問題とか関係なく、ただ単に朝鮮学校だって学校なんだから区別無く入れましょうという話だったハズです。
 ここに拉致問題とか、そういういわゆる国家間レベルの政治の話は関係ないっていうスタンスだったハズです。
 記事もあります。
 
 民主党、朝鮮学校無償化を正式に了承
 
 民主党の見解は支給の対象選定を「外交上の配慮で判断すべきでない」とした上で、専門家会議の基準案を「おおむね了とする」とした。ただし、朝鮮学校の反日的な教育内容に注意することや、支援金が実際に生徒の授業料に充てられているか確認を求める意見を盛り込んだ。
 
 「外交上の配慮で判断すべきでない」です。
 外交上の配慮で判断すべきではないんですよね。
 あれ、今回のコトは、外交上の配慮ではないんですかね?
 でも北朝鮮の韓国領砲撃なんて、外交問題以外何者でもないハズなんですけどねぇ。
 まして、拉致問題は日本人が被害にあったワケですが、しかし今回の北朝鮮の暴走は、日本にも将来的に被害が出るほどに拡大する可能性はありますが、それでも今はまだ対岸の火事です。
 今回のコトだけを理由に無償化を考えるのであれば、それは対岸の火事程度の外交案件を配慮するというコトに他ならないワケです。
 いったいぜんたいこれはどういうコトなのでしょうか。
 
 結局民主党は、場当たり的なコトでしか考えていないのでしょう。
 自分たちが政権を取っている時に突発的に砲撃事件が起きたモノですから、あわててやっぱりまずいと前言をあっさりと翻したワケです。
 しかしこの行動というのは、結局民主党が拉致問題などどうでもいいと考えている裏返しです。
 だって、つまりこれは、拉致問題よりも北朝鮮砲撃問題の方が重要度が高いというコトに他ならないですからね。
 拉致問題に対しては「外交案件で考慮しない」と言っておいて、しかし砲撃事件ではその前言を曲げてまで外交案件で配慮したワケですから。
 簡単にいえば、韓国人が死亡すれば配慮し、日本人が拉致されても配慮しないというコトです、民主党という政党は。
 
 まぁいいんですよ、民主党が拉致問題なんてどうでもいいと考えていても。
 もちろんやえはその考え方に容認はできませんが、しかし民主党という政党の掲げる政策が、日本人の生命ではなく韓国人の命のほうを重要視すると堂々と主張するのでしたら、それはそれでまぁひとつの考え方ではあります。
 やえは支持しませんが、主張の一つとしてはありでしょう。
 民主党はそういう政党なのですから、これを支持するかどうかは国民ひとりひとり次第です。
 ただ、政策を決める論拠までをもあっさりと翻すという行為は、政治を馬鹿にしているとしか思えません。
 一方の口では「外交案件は考慮しない」と言いつつ、一方の口では「外交案件を配慮して停止する」と言う。
 これでは民主党の政策の何を信じろと言うのでしょうか。
 政治は結果責任ですから何をするのか、という部分はもちろん大切ですが、しかし「何のためにするのか」という部分も大切です。
 国民はこここそを判断基準にします。
 いや、しなければなりません。
 でなければ、またもや民主党の詐欺フェストにダマされるコトになるでしょう。
 つまり結局今回のこのコトも、民主党の詐欺フェストと構図は一緒なのです。
 やるやると言っておいて、いざその時になればあっさりと翻す。
 責任も何もあったもんじゃありません。
 
 詐欺をしてまで韓国人の命を大切にする民主党。
 いったいどこの国の政党なのでしょうか。
 本気で聞いてみたいです。
 



平成22年11月30日

 日本がすべきコト、しておくべきだったコト

 今日も北朝鮮の韓国領砲撃事件についてです。
 
 この問題、前も言いましたように、まだ今の段階では日本の立場で考えれば「対岸の火事」です。
 日本の領土が侵略されたワケでもなく、日本人の被害か及んだワケでもありません。
 北朝鮮と韓国がなにをやり合おうが、日本にとってはむしろ関わりたくないぐらいで、元も子もない言い方をすれば、勝手にやってくれって感じですよね。
 
 しかし、将来のコトは分かりません。
 仮に北と韓国が戦争になれば、いくら攻撃が日本に向かってこないと言っても、他人事では済まされなくなります。
 だいいち、韓国と軍事同盟を結んでいるアメリカは、当然この戦争に参戦するコトになるでしょうし、そうなれば日本国内にある米軍基地がかなり戦略上重要なポイントになりますから、これだけでも無関係と言うワケにはいかなくなってしまいます。
 また、北でも南でも、直接的には攻撃してこないだろうと言ったとしても、戦争ですから何があるか分かりません、万が一に備えて日本に攻撃が飛んでこないのか、やはり警戒する必要があるでしょう。
 まして北朝鮮は中長距離ミサイルを保有しているのですから、昔の朝鮮戦争の時と同じに考えるのは間違いであり、いつミサイルが飛んでくるか分からないという気構えで日本も望まなければならないのです。
 
 そう考えたとき、今の段階で日本が直接的に且つ能動的に動く必要はありませんが、しかしなんらかの影響力が発揮できる環境はやはり整えておくべきだったのではないかと思うのです。
 
 正直いまの状態では日本は、指をくわえて状況を傍観するしか手がありません。
 先日中国が六カ国協議を再開するとか言いましたが、そこで日本としては何が出来るかと考えたら、なかなかその材料はないと言わざるを得ないのではないでしょうか。
 特にいまの総理大臣は、外交無知の菅直人ですしね。
 今回のコトでは直接被害を被ったワケでもない日本ですから、対岸の火事でずっと済めばそれでもいいのですが、しかし結局何も出来ないというのも、ちょっと日本の防衛戦略や外交戦略としてどうなんだと思わざるをえないワケです。
 またこれでは結局将来に対する備えも、何も出来ないというコトに他なりません。
 
 では、逆に考えてなぜアメリカや中国は、この問題に積極的に関与できるのでしょうか。
 それはもう考えるまでもなく、軍事力の力ですね。
 いざとなれば北朝鮮を潰せる力を持っているアメリカと、いざとなればアメリカと戦争をするコトができそうな中国だからこそ、北朝鮮はこの2国を相手に外交を展開しようとしているのです。
 そして、比較的北朝鮮に肩入れする中国はバックに置いておいて、北朝鮮はアメリカを正面に向いて交渉相手にしようとしているワケですね。
 結局アメリカさえなんとかなれば、あとはどうとでもなると思っているのでしょう。
 
 今回の砲撃でも、北朝鮮が一番怖いのはアメリカです。
 韓国そのものではありません。
 だからこそ韓国はアメリカとの合同演習を強行し、北朝鮮はそれに反発したのです。
 北朝鮮としてはギリギリまで挑発し、米国を怒らせるけど攻撃までには至らないほどにとどめて、交渉のテーブルに着かせようとしているワケですね。
 
 ではここで視点を変えて、もし日本がアメリカ並み、というのもアレですが、世界経済2位・3位並の軍事力を持っていたら、この局面はどう変わっていたでしょうか。
 もし日本の憲法9条のようなくだらないモノが存在せず、普通に戦争ができる普通の国で、アメリカとも双方の国を守るという対等な軍事同盟が存在していたら、果たして対北朝鮮政策とはいったいどうなっていたでしょうか。
 少なくともそんな状態で北朝鮮は、今以上に軍事的なちょっとかいは控えていたでしょう。
 いまでも必要以上に韓国をつっつくとアメリカが出てくるのに、さらにアメリカ並の戦力を持つ日本がいたとすれば、ますます北朝鮮は戦争を避けようと考えるでしょう。
 そして日本に対しても顔色を伺っていたコトでしょう。
 今の状態は、韓国を怒らせるのもアメリカを怒らせるのも同義ですが、ここに日本まで加わって、日本の心証を悪くすればアメリカも韓国も同時に攻めてくるなんて状況だとすれば、これは北にとっては相当に「こわい」状況なのですからね。
 いくら中国がバックについていたとしても、限界があるというモノです。
 
 実は日本の軍事費の額自体は、そんなに少なくない額が使われています。
 額だけを比べたとき、日本のそれは、世界各国の上から数えれば10位以内には入っています。
 しかし何が少ないかと言えば、GDPに対する軍事費の割合が、日本の場合とんでもなく低いんですね。
 ウィキペディアによりますと日本の軍事費のGDP比は
 
 GDP比で見れば世界231ヶ国中の149位でしかなく、多くの欧州の国々よりもGDP比では小さな軍事費である。
 
 と、大変に小さいコトがわかります。
 確か1%に抑えているハズです。
 ウィキの資料が多少古いのですが、ちなみにアメリカは4%ぐらい、韓国も2%ぐらいですから、やはり日本はかなり小さいと言えるでしょう。
 中国の公式的なデータは信用できませんから、ここではアテになりません。
 で、日本がもし、韓国並みにすれば軍事費は2倍、アメリカやロシア並にすれば4倍なのですから、その強大さはとんでもないコトになるでしょう。
 今でも日本の装備は世界最新鋭で、予算額以上の防衛力があると見られているのですから、額が増えれば増えるほどその軍事力は加速度的に飛躍すると考えられます。
 ここまでくれば、おそらく、アメリカと対等に戦争できる唯一の国になると言っても過言ではないと思います。
 
 もちろんこれらは、憲法や法律の縛りがない、普通の国並の法整備の場合ですが。
 
 ですから、もしそれぐらいの力が日本にあれば、今回のコトだってもっと日本は間接的な影響力はかなりあったと思いますし、今回の問題以外でも日本に有利な交渉が出来ていて、様々な有利な外交要素がたくさんあったハズです。
 日本人は軍事力を、戦争をする道具としか捉えていないフシがあります。
 しかし、最終局面ではもちろんそうですが、それ以前の段階での交渉材料であるという面もあるワケです。
 外交交渉の場面で自国に有利になるよう軍事力を背景に交渉を進める、むしろ戦争そのものがやりにくい今の世の中では、軍事力とはこちらの方が使い道としては多いと言えるでしょう。
 これらを考えた時、日本の状況というのは、戦争は放棄しているとは言え、外交までをも放棄しているワケではありませんが、しかし外交の大部分を自ら捨てていると言っても過言ではない状態なのです。
 
 朝鮮半島情勢がどうなるかは、これはなかなか予測が付かない状況です。
 日本としては、少なくとも自らにかかる火の粉ぐらいは払いたいですが、今の日本にはそれすらできないという情けない状況なのです。
 文字通り、指をくわえて見ているしかないのです。
 
 日本の世論の中にも、いまこそ日本の存在力を発揮すべきという意見もありますが、それなら、まず日本国内で先にやるべきコトがあるっていうコトなんですよね。
 こういう事件があってもまだ、日本では軍事力の重要さを分かろうとしないというのは、ちょっと情けないと言わざるを得ないと思います。
 



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