た行

■　【大東亜共栄圏】（だいとうあきょうえいけん）　名詞、主義・理念 　 　世界大戦期に日本が掲げた目標。東アジア諸国を中心にした、差別のない国や人種を越えた共存共栄の新しいカテゴリー。もちろん達成することなく挫折。日本軍が進出した地域、拡大していった戦線はこの大東亜を目標にしていたと思われる。具体的な計画は存在せず、理想的なスローガン的側面が強い。 　 　［右］ここまで高い理想を掲げた国は日本だけ。素晴らしい目標。 　［左］日本の侵略政策の正当化のための言葉。 　［やえ］現代でもこれを目指せばいいと思います。軍事的ではなく経済的な面で。左翼方面からパブロフ的に忌避されがちですが、理念そのものはむしろ左翼の思想の方が近いんじゃないでしょうか。今の日本に欠けているのはこういった世界規模の戦略ですね。 　 　→八紘一宇 　■ 　【大東亜戦争】（だいとうあせんそう）　名詞、事象 　 　１９４１年から４５年まで行われた太平洋戦争の当時の呼び名。当時多くの国が植民地化されていた東アジアを舞台に、日本がその宗主国である欧米列強と戦った戦争。４５年８月１４日日本がポツダム宣言を受諾し敗戦となって終結。ちなみに「第二次世界大戦＝大東亜戦争（太平洋戦争）」ではなく、二次大戦の中で特に日本とアメリカが戦った戦争のことを大東亜戦争と呼ぶ。 　 　［右］日本がアイディンティティを守るために戦った正義の戦争。アメリカに「ハル・ノート」という戦争か死かという最後通告を突きつけられたために戦争しか選択肢がなかった。この戦争により有色人種でも白人と対等に渡り合えるという事が証明ができ、アジアやアフリカ諸国に大きな勇気と感動を与えた。 　［左］侵略戦争を正義の戦争だと言うのは言語道断。太平洋戦争を大東亜戦争と呼ぶのも右翼的。この戦争によって日本は中国や韓国といったアジア諸国に多大なる迷惑を与えたのだから、心からの謝罪と保障をすべき。大犯罪。 　［やえ］当時は「大東亜戦争」と呼ばれていたので太平洋戦争と呼ぶよりは適切かと思います。侵略戦争には違いないのですが、当時は侵略が悪ではなかったですし、そうしなければ侵略される運命が待っていたという時代でしたから、それを今の常識に当てはめて断罪するのはただの事後法なのではないでしょうか。やえは正義の戦争とまでは言いませんが、正しい戦争だったと思います。 　 　 　 　■ 　【地球市民】（ちきゅうしみん）　名詞、主義・理念 　 　国境の枠を取り除いた一人の人間として立脚した個人個人で成り立つ世界のこと。日本人とかアメリカ人というのではなく、地球人と言えばいいのだろうか。 　 　［右］意味が分からない。それで人間としてのアイディンティティが保てるわけがない。 　［左］最終目標。これが達成されれば戦争も差別もない素晴らしい世界になる。全ての人間は早く国家から解脱すべき。 　［やえ］えーと、やえもちょっと意味がよく分からない単語ですが、多分こんなことになったら９５％の人は自分探しの旅に出かけることになるんじゃないでしょうか。 　 　 　 　→→→内容のツッコミはこちらに

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