あんなどうでもいいアンケートにたくさん投票くださっていまして、本当にありがとうございますー。
近々天堕さん本人から結果が発表されると思いますので、お暇な方だけアンケートに答えてあげてください(笑)
しかしあのCGI、今回は途中結果もみれるようにしたハズなんですが、それでも見れないですね。
時間がある時ちょっといじってみます。
右も左も逝ってよし!!
バーチャルネット思想アイドルのやえです。
おはろーございます。
さて。
永田町の定説の一つに、「外交と教育は金にも票にもならない」というモノがあります。
自分の政治生命の中で最も得意とする分野が外交だったり教育分野だったりしても、それがお金や選挙の時の票に直結しない、という意味です。
お金とは政治資金パーティーや寄付金のことを指しますが、外交にしても相手が外国ですから寄付してくれる相手がいないですし、教育だと学校相手では寄付もパーティー券も買ってくれません。
また選挙の時の票も、外交だと総理大臣や文部科学大臣ぐらいにならないとなかなか目立つことは難しいですし、そもそも大臣以下のクラスでの外交折衝だと一般的に公に出来ないような折衝も含まれますから、これが一般人までの有権者へのアピールにつながらないですし、教育の場合も、教育者としての立場を利用しての選挙など出来ませんのでやはりなかなか票に直結しないんですね。
というワケで、外交族というのはなかなかあまりいません(例外として鈴木宗男さんがいましたね)し、文教族というのはこれはそこそこいるんですが総理大臣まで上り詰める人がかなり稀(森喜朗さんが戦後初)であり、また文部科学大臣自体の座があまり地位的に高くなかったりします。
こんな理由で、華やか(?)な建設族や通産族に比べれは、外交や文教は永田町ではちょっと敬遠されるジャンルだったりします。
しかし逆に、大局的には目立つ分野です。
一政治家レベルではなかなか応援する材料にはなりませんが、国家レベルでの関心事としては外交も文教もかなり高いと言えるでしょう。
で、今日は、その文教のお話です。
ちょっと前まではかなり大きく取り上げられていたのですが、どうも最近音沙汰がない「教育基本法改正」についてです。
数週間前、文部科学省から「教育基本法に盛り込むべき項目と内容について(中間報告)」というモノが出ましたのでご紹介したいと思います。
『中間報告』では、盛り込むべき項目と内容についてさらに検討を要するものとしていくつかの項目が挙げられています。
その中からやえが面白そうだと思うモノを紹介することにしましょう。
・国を愛する心について
・宗教教育及び宗教的情操の内容と扱いについて
・義務教育制度について、特にその年限の扱いについて
・私学振興と憲法89条とのかかわりについて
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この『中間報告』には、「現時点でのとりまとめ」というモノもありますので、それとあわせて、今挙げた4点を見ていきたいと思います。
・国を愛する心について
教育基本法改正について、左翼系が一番危機感を抱いているのがこの部分だと思います。
サヨクというのは、「市民」とか「地球」という枠組みは大好きなのに、どうも「国」というレベルの概念は大嫌いという、なんか矛盾している気もするような考え方を持っていますので、教育基本法に限らず「国を愛する」という言葉にもの凄く敏感に反応して大反対大合唱を始めます。
特に教育の場というのはサヨクの最も力を入れてきた、言わば牙城ですので、特に反対が大きいんですね。
ということで「検討を要す」としているのでしょう。
しかしこの項目、何が問題というのでしょうか。
普通どんな国でも自国を愛する心を教育するというのは当たり前の話です。
日本は今まで教えなくても空気のように自然に愛していましたから、わざわざ明文する必要もなかったのですが、最近はそうも言っていられなくなったので、そう書かなければならくなっただけの話なんですね。
そもそもサヨクである日教組(教育者組合)が、国を嫌う教育を今までやってきたのが「わざわざ明文化しなければならなくなった」一番の原因なんですから、これはある意味当然の項目だとやえは思っています。
やえは当サイトで敢えて必要以上に日本を褒めるようなコトを言う時がありますが、これにはやはり違和感を覚える方もいるみたいです。
特に日本人は奥ゆかしさを美徳とする考え方がありますから、自分のことを貶めて考える人が多く、それが国レベルにまでいってしまっていたりします。
しかしそれだと冷静な情報の分析などが損なわれ、そこから大きな損失につながる可能性がありますので、その辺は改めるべき点だとやえは思っています。
話が大きくなると、今問題になっている中国との海峡境の改定天然資源の問題がありますが、やはりこれも一歩引いてしまう日本人の態度も原因の一つでしょう。
だから中国はつけあがるんですね。
最近は日本も保守ブームで、また世界的にも反グローバルな流れ、ナショナリズム的な流れがありますので、外務省もだいぶマシな反応をするようになってきましたが、今までは中国とかにはやられるままに見てるだけという態度も多く、そしてそのために多くの犠牲を払ってしまいましたから、やはりこの辺は早く改めるべきでしょう。
北朝鮮の拉致問題も、ある部分ではこの辺が関わってきていると言っても過言ではないハズです。
国を愛する心というのは、国を誇りに思うコト、自国に自信を持つコトです。
『中間報告』には付記として、「「国を愛し」「国を大事にし」については、政治統治機構を愛するという趣旨ではないとの認識で一致した」とわざわざ書いてありますが、こんなの言うまでもありません。
右から左まで「政治統治機構を愛せよ」と思っている人など、ほとんどいないでしょう。
当然やえもです。
ですから、そんなどうでもいい議論なんかに終始するのではなく、もっと大局的な「国を愛する心」「国に誇りに思い自信を持つ心」の教育を早く始めるべきだと思います。
さて、力を入れすぎて長くなってしまいました。
この部分が一番大切な部分ですから、仕方ないですね。
今回は『中間報告』の紹介がメインですから、残りの部分は軽めに流す程度にしましょう。
・宗教教育及び宗教的情操の内容と扱いについて
今の日本の教育において、軍事教育と、この宗教の教育が最も抜け落ちている点です。
そういう意味で、この問題が議題に上がると言うことはとても良いことだと思います。
最近のイスラム社会への関心の高さのせいなのかもしれませんね。
『中間報告』のとりまとめには、「宗教に関する寛容の態度と一般的な教養並びに宗教の社会生活における地位は、教育上尊重されること」とあります。
これには全く異議を挟むところはないんですが、しかしこの項目を日本と日本人自身にちゃんと当てて考えられるのか、という危惧もあります。
日本の宗教は空気みたいに当たり前の存在になってしまっていますので、やもすれば自分のことを「無宗教」と言ってしまうのですが、しかしその感覚こそ日本独自の「日本教」と言ってもいいぐらいの宗教的存在のせいなのですから、その辺をしっかり教えられるかがこれからのポイントになるんじゃないかと思っています。
全ての文化とは、宗教に根ざしたモノ、宗教から派生したモノですから、そういう“冷静な目”も時には、特に教育の場には必要だと思います。
・義務教育制度について、特にその年限の扱いについて
長くなりそうなので端的に言いますが、やえは高校まで義務教育にしてもいいんじゃないかと思っています。
実質的にはほとんどそんな意識になっていますし、今は「キレる」というのが流行りですが、それぐらいの年齢まで「我慢する心」も教えるべきなんじゃないかと。
・私学振興と憲法89条とのかかわりについて
これだけではわかりにくいと思いますけど、これ一部では有名な話なのにも関わらず、しかし知っておかなければならない人がほとんど知らないという、なんとも歪んだお話なのです。
憲法89条とはこれです。
公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。
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この条文、素直に読むと、「国とかは私学にお金を出してはいけない」ということになるんですね。
しかし実際には私学助成ということで、普通に国は私学にお金を出しています。
文科省には「私学助成課」という課もあるぐらいです。
よって、現状では明確に憲法違反しているコトになるんですね。。
先ほども言いましたがこのお話、法学者や教育法関係者には有名なんですが、「憲法改悪はんたーい」とか「憲法を守れー」とか言っている人にはほとんど知られていない事実です。
中には「「公の支配」というのは国のことではなくて日本の常識という意味だ」と言う人もいるんですが、しかしそれだと同じ条文の中の「公の財産」という意味が不明になってしまいますから、やはり“憲法の条文を文章通り解釈すれば”憲法違反なんです。
「憲法改悪」はんたーい派は、この部分をどう思っているのか聞いてみたいです。
で、やえは私学の助成は反対ではありませんので、とりあえず憲法改正の段階として、まずここの部分の改正を足がかりにすれば良いんじゃないかと思っています。
もちろん「憲法改悪はんたーい派」は、ここも改正には反対するハズですが(笑)
というワケで、足早ですが「教育基本法に盛り込むべき項目と内容について(中間報告)」の紹介でした。
正直ちょっと語り足りない部分もあるのですが、これからもっと大きく議論していけばいいと思います。
憲法改正も大切ですが、教育基本法も同じぐらい大切な問題ですから、もっと国民的議論をすべきなのではないでしょうか。
また、本文中にも言いましたけど、軍事教育もしていくべきなのではとも思っています。
ちょっとまだまだ難しそうですけどね。
バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、教育基本法改正を応援しています。
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