なんか思い違いされたままというのもイヤなんで、いちおう言っておきますが、やえの中では汚染米の話題で都合が悪くなったとか、そんなコトは微塵にも思っていません。
次の機会にでも詳しく書いてもいいんですが、そもそもやえは、政府が悪いor政府は悪くない、なんていう二元論で物事を語ったコトはありません。
ですから、何を書いてもそういう結論ばかりで読まれてしまうコトには、やえはその程度にしか読まれないコトに悲しさを覚え、そして表現の仕方がまだ足りないところがあるのかなぁと反省するだけです。
ただ、例えば前々回の話で言えば、あれは汚染米の話は導入でしかなく、話の骨子は
「時に権力というモノは個人の権利尊厳を踏みにじるコトもあるし、特に民主主義国家であるなら国民自身がその他の国民の権利尊厳を踏みにじるコトもある。それを求めるコトもある。すなわちそれは、もしかしたら明日突然自分が、被害者であるにも関わらず国民自身からさらに理不尽にムチを打たれる事態に陥る可能性も否定できない。いまの国民はその覚悟が出来ているのか」
という問題提起なのですから、前々回の話をもって「汚染米問題を国民のせいにして、政府擁護している」などと言われても、やえにはやえの言っているコトと全く趣旨の違うコトを言われているとしか言いようがないので、何も答えようがないのです。
誰が悪いとか、政府批判とか擁護とか、まるで次元の違う話でしかありません。
最近政治の話になると、誰が悪いのか、誰を責めればいいのかという、安易な二元論に簡単になってしまいがちに、日本全体がなっている気がしてならないのですが、まぁこれもまた機会を見て語ってみたいと思います。
右も左も逝ってよし!!
バーチャルネット思想アイドルのやえです。
おはろーございます。
昨日、麻生内閣が発足しましたので、なんだか恒例になってきつつあります、新閣僚さんのご紹介をしようと思います。
まず一覧です。
総理大臣 麻生太郎
総務大臣 鳩山邦夫
法務大臣 森 英介
外務大臣 中曽根弘文
財務・金融大臣 中川昭一
文部科学大臣 塩谷 立
厚生労働大臣 舛添要一
農林水産大臣 石破 茂
経済産業大臣 二階俊博
国土交通大臣 中山成彬
環境大臣 斉藤鉄夫
防衛大臣 浜田靖一
官房長官 河村建夫
国家公安・沖北大臣 佐藤 勉
経済財政担当大臣 与謝野 馨
行政改革担当大臣 甘利 明
消費者行政担当大臣 野田聖子
少子化担当大臣 小渕優子
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上からコメントしていきます。
まずビックリしたのが、鳩山総務大臣です。
鳩山さんの麻生大好きはもはや有名で、今回の総裁選でも選対本部長を務めていらっしゃいましたが、それでも大臣に登用するとは思いませんでした。
だって、選挙のコトを考えたらどうなのかなと思うからです。
だって、鳩山さんですよ?(笑)
もしかしたらもはや鳩山さんはそういうキャラとして、むしろ親しみを国民から持たれてしまっていっているのかもしれません………ん〜?(笑)
もちろん、例えば「死刑を法務大臣がいちいちサインするのではなく、自動的に執行されるよう方法はないものか」という考え方など、確固たる信念をお持ちの政治家でもいらっしゃいます。
また自由闊達な記者会見を待っています。
法務大臣の森英介さんですが、やえはあまり馴染みのない先生なんですよね。
派閥は麻生派で、あの見た目で60歳と案外若い(ごめんなさい)ですから、実務能力を買われてのコトかもしれません。
法務大臣と言えばネットでは人権擁護法案が関心事かと思いますが、麻生さんが総理ですから、おそらく麻生内閣の間は立法化されないと思われます。
そもそも自民党の人権問題等調査会の会長も空位のままですしね。
外務大臣の中曽根弘文さんは、テレビとかでもいっぱい紹介されていましたが、元総理大臣の中曽根康文大勲位の息子さんです。
ですが、国会では参議院で通しています。
中曽根先生と言えば、小泉さんの郵政の時に反対票を投じると表明し、参議院否決の流れを決定づけたキーマンというのが、一番印象深い人も多いでしょう。
財務大臣と金融担当大臣を兼任される中川昭一先生は紹介するまでもないですね。
通称、中川(酒)先生です。
中川先生はとても有能な方ですから、その役職もあわせて麻生内閣のキーマンとなりそうです。
文部科学大臣の塩谷立先生は、当サイトではおなじみの先生ですね。
福田メールマガジの編集長として、毎回りゅう先生のお名前をやえは紹介していました。
やはり実務能力に長けている方なので、教育の立て直しに期待したいところです。
厚生労働大臣には、もはやおなじみ、舛添さんです。
お顔を拝見する度に頭の方がさみしくやつれていってる気がしてならないので、ちょっと心配です。
でも今のところ、厚生労働大臣をお任せするのは舛添さんしかいないんですよねぇ。
異例の3内閣連続留任です。
石破さんは、やえは実は外務大臣になるんじゃないかと密かに予想していたのですが、農林水産大臣にこの度は就任です。
と言っても、農政の専門家としての一面も案外有名で、総裁選でもたびたび農政のコトについては触れておられました。
農水大臣と言えば、毎度なんらかの問題が出てくる役職ですが、石破さんならそういうコトもないでしょうし、そのいやらしい目つきとネチネチしたしゃべり方(褒め言葉)で、防衛省を立て直した時のように、農水省も立て直してほしいと思います。
二階経済産業大臣、留任でしたね。
確か二階派は麻生支持でしたから、まぁそういうコトなのでしょう。
国土交通大臣の中山成彬さんは、これまたテレビ等でよく言われている通り、前拉致担当大臣の中山恭子さんのダンナさんです。
元々文教族ですが、今回は国交大臣というコトで、でも最近国交大臣はあまり目立たなくなってしまっていますから、淡々と仕事をされるイメージのある中山さんにお任せしたというコトなのでしょう。
やえ的には、恭子先生も留任されて、夫婦大臣だと面白いのになぁ、お家でどんな会話をされるのか興味津々だったのですが、残念です(笑)
環境大臣の斉藤鉄夫さんは、公明党で再任です。
広島出身の方で、こう言ってはなんですが、公明党にしておくにはもったいないぐらいの良い方です。
防衛大臣の浜田靖一さんは、これまたよくテレビ等で言われていますように、ハマコーさんの実子さんです。
でもあの顔をして、実はかなり温厚な方なんですよ。
ついでにお酒も苦手という、ますますもって風貌に似合いません(笑)
根っからの防衛族で、安全保障委員長や、自民党の国防部会長などを歴任されており、外交に一言ある麻生さんのもと、どのような防衛政策をされるのか、注目です。
今回閣僚名簿発表を麻生総理自らされたので、いまいち目立たなかった、官房長官の河村建夫さんは、自他共に認める文教族です。
そういえばこの内閣、文教族が多いですね。
また最近、被爆者認定の件でも尽力されているので、広島でも名前を知っているという人はそれなりにいるんじゃないでしょうか。
という印象だったので、官房長官というのはちょっと意外でした。
そもそも官房長官は総理大臣と同じ派閥の人がされるコトが多く、しかし河村さんは町村派ですから、そこからも意外です。
もしかしたら個人的な繋がりがあるのかもしれません。
国家公安委員長や沖縄及び北方対策担当大臣の佐藤勉先生ですが、いつもニコニコして人柄の良い方という印象がやえにはあります。
と言ってもそれぐらいしか存じ上げないです、ごめんなさい。
通称「さとべん」先生です。
経済財政担当大臣に再任された与謝野馨さんは、紹介するまでもないですね。
今回の内閣、身内に有名人が多いみたいですが、与謝野さんの場合は、あの歌人与謝野鉄幹・晶子夫妻の孫にあたります。
総裁選の時にも書きましたように、与謝野さんには健康問題がありますから、総裁選の時も倒れないかドキドキしてたんですが、引き続き、経済問題を重要視する麻生内閣の要として手腕を振るわれるコトを期待しています。
お体に気をつけて頑張ってください。
行政改革担当大臣に、元経済産業大臣の甘利明さんです。
行政改革担当大臣には今までわりと当選回数の若い先生が就かれるコトが多かったのですが、今回は大物をあてています。
ここから、麻生さんはかなり行政改革に力をいれてくるのではないかと、予想されます。
また今度詳しく書こうと思っていますが、公務員組織というのはむしろ労組の方が強くて、労組は民主党を支持していますから、中身を本当にいじろうとする行革をしようとすると、その労組と民主党の方が激しく抵抗するという図式があります。
安倍さんの時にその一端が見えましたね。
ですから、麻生さんはここを狙って、行革をより一層推進していこうという思いがあるのかもしれません。
期待しています。
消費者行政推進担当大臣には、野田聖子さんが留任です。
まぁこの人の仕事の大部分は吼えるコトですから、これからも、選挙中も、ずっと吼えてほしいところです(笑)
最後に、少子化担当大臣の小渕優子さんです。
ご存じ、小渕恵三元総理の娘さんです。
似てないですね(失礼)
戦後最も若い閣僚になるんだそうですが、そもそも少子化担当は全然目立たない役職です。
少子化対策は大切だとみんな言うんですが、まぁ、なかなかこれといった有効な対策を打ち立てにくい問題ですから、難しいですねぇ。
こう言ってはなんですが、女性国会議員の中では、かなりアクが薄い先生です。
というか、濃い議員さん多すぎなんですよね(笑)
以上、簡単ですが、閣僚の紹介でした。
やえは組閣前、やはり選挙を中心に見据えて、もっと派手な内閣になる、例えば、総裁選に立候補した人すべてを閣僚に据えて、また谷垣先生とか(そういえば麻垣康三の中で谷垣さん以外は全員総理になってしまいましたね)、有名な人を据えて、オールスター内閣だ、自民党はこんなに人材が抱負なんだ、という戦略で来るかと思ったのですが、今こうやってながめると、なかなか実務的な人がそろったという印象です。
これはむしろ、まわりに実務的な人で固めて、麻生さん自身が唯一の顔として、一点集中型で選挙をするとにらんでいるのかもしれません。
それがどういう結果を生み出すかは分かりませんが、麻生さんは安倍さんや福田さんにない、強い発信力をお持ちですから、そこをどう活用できるかがポイントになるコトでしょう。
麻生さんには、ぜひとも選挙後も総理でいらっしゃるコトをやえは望んでいます。