☆やえニュース☆

  人によって態度を変える人々わかりやすい小沢一郎事件3マスコミも日本のために存在すべきイチロー最高! 一郎秘書逮捕宿敵?麻生メルマガレビューミサイルと知事選社保庁の責任小沢代表のブーメランとミサイル防衛の将来麻生メルマガレビュー

平成21年3月16日

 人によって態度を変える人々

 まず最初に、さすがに、これは、ちょっと、あまりにもあまりにだと思います。
 

 “追加経済対策は遅すぎる”
 
 民主党の菅代表代行は、横浜市であいさつし、麻生総理大臣が追加の経済対策の検討を与党側に指示したことについて、「どれだけ遅れれば、ほんとうに今の経済状況に追いつくのか。こんな内閣は全世界を見てもありえない」と批判しました。

 えーと、散々審議拒否しておいて、しかもそれは民主党が第一党の参議院においてすら審議拒否して、思いっきり時間稼ぎしたのは、どこのだれでしたっけ。
 政府は第二次補正を1月の初旬に早々に提出しましたよね?
 例年なら国会は1月15日以降ぐらいに開会するのに、今年は5日にすぐに開会して補正予算案を提出して審議に入りましたよね?
 まだ審議の内容が濃すぎで長引いたというのならまだしも、審議そのものを拒否しておいて、この人は一体何を言っているのでしょうか……。
 一番何が「ありえない」のか、菅代表代行には座禅でもして考え直してもらいたいと思います。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 今回の小沢一郎事件をキッカケに、ちょっとだけでもマスコミがマシになるキッカケになれば、それはそれで良いコトだとは思うんですけどね。
 
 あまりにも今までと言うコト成すコトが違うので、どこからどうツッコミしたらいいのか分からなくなってしまいます。
 まず御意見板でいただきました記事をご覧下さい。

 「小沢辞めろ」コールはマスコミの怠慢
 
 知っている人にはまったく釈迦に説法だが、まず、「逮捕された人=犯人」ではない。(中略)
 さらに言えば、起訴された被告人というのも、検察官が処罰に値すると思っている人に過ぎない。
 裁判で有罪が確定するまでの間は、いわゆる「無罪推定」なのである。
 法廷で検察官が縷々述べる被告人の罪状も、あくまでも検察側の「主張」であって事実ではない。(中略)
 つまり、何が言いたいのかとい言えば、「秘書が起訴されたら、小沢氏は辞めるべきだ」という論調が、いかに非合理かということだ。

 これはまったくもって正しいと思います。
 まさにその通り。
 どうしていままでこのようなセリフがマスコミ関係者から出てこなかったのか不思議なぐらい正論です。
 後半についてはちょっと蛇足的になってない方がいい気もするのですが、少なくとも「逮捕された人=犯人」という内容に関してだけは、やえは全く異論はありません。
 
 しかしこれ、どなたが書いたのかと言いますと、山口一臣さんという人で、これがかの『週刊朝日』の編集長なんですね。
 えーって感じです。
 よくもまぁ、どの口が今さら正論を吐くのかなぁと、そう思わざるを得ません。
 悪名高き週刊朝日というと、最近の悪行で、いまも確か係争中だったと思うのですが、ある射殺事件の犯人と安倍総理(当時)に接点があるかのように広告見出しを付けて、根も葉もない醜聞で総理のイメージを貶めようとしたという、なんとも卑劣な言論テロを仕掛けた張本人です。
 そんな雑誌の編集長が、いまさら「「逮捕された人=犯人」ではない」と言い、「「秘書が起訴されたら、小沢氏は辞めるべきだ」という論調が、いかに非合理かということだ」なんて正論を言うのは、ちゃんちゃらおかしいとしか言いようがありません。
 まず今まで自分達がどれだけその民主主義の原則を踏みにじってきたのか、反省してからにしてからにするのがスジというモノでしょう。
 疑惑の渦中が小沢一郎民主党代表になったとたんにこれというのは、なかなかにため息の出るお話です。

 
 こんな記事もあります。

 信用できない『テレビ局』の世論調査
 
 7〜8日に実施したテレビ朝日の調査でも、内閣支持率は21.1%と2月から7.4ポイント増と大幅に増えている。
 だが、これが今の国民の声を反映しているかというと、大いに疑問だ。同じ時期にやった新聞社の内閣支持率の調査を見ると、朝日が13%→14%、毎日は11%→16%と上げ幅はチョボチョボ。読売は19.7%→17.4%と逆に減らしているのだ。また、3紙とも、麻生より小沢が「首相にふさわしい」との結果が出ている。(中略)
 いったい、どういうことなのか。
 「世論調査をするとき、相手に“テレビ局の調査”と伝えると、質問される方は、どうしてもニュース映像を頭に思い浮かべてしまう。テレビではそのころ、移動中や会見での小沢の憮然とした表情が繰り返し流されていました。その結果、多くの視聴者が“小沢は悪そうだ”というぼんやりとしたイメージを刷り込まれた。そんなときに、麻生を支持するかと聞かれると、なんとなく麻生の方がマシかなと思えて、『支持する』と答える。そんな人が今回は多かったのでしょう」(マスコミ関係者)
 大したニュースがないときも、テレビは、首相や官房長官、そのほかの大臣の発言を垂れ流して時間を稼いでいる。どうしても政府与党に偏った報道が多いのだ。そんな姿勢も、視聴者のイメージ形成に影響を与えている。
 テレビの世論調査は信用しない方がいい。

 まぁ所詮あのゲンダイなので、落書き程度しか価値がないと言えばそうなのですが、それにしても、この変わり身はスゴイですね。
 何が何でも麻生批判、何が何でも民主党擁護としか言いようのない、まさになりふり構わぬ“報道”の仕方です。
 これは前々から言ってますが、やえはマスコミが勝手に調査する、なんの法的根拠もない支持率なんていうモノに国政が左右されるのはバカバカしすぎるので、こんなの気にする必要はないし、支持率なんてない方がいいとやえは思っていますが、マスコミ自身も信用ならないと言うのなら、常にそう主張するのがスジでしょう。
 都合のいいときは持ち上げて、都合が悪い時には批判するなんて、これほど見事なダブルスタンダートも無いですね。
 
 そして今回の問題の張本人達はもっとすごいです。

 辞任は当然 鳩山幹事長が小林自民党参院議員の辞任を受け記者団に
 
 鳩山由紀夫幹事長は4日夕、党本部で、小林温自民党参院議員の議員辞職を受けて、「辞任は当然。むしろ出納責任者が逮捕された段階でお辞めになるべきだった」とコメントした。

 えーと。
 どう突っ込んだらいいのか、とても困る記事です。
 これはけっこう昔の記事なんですが、今見るとそのひどさが浮き彫りになっていますよね。
 自分が言ったコトをすっかり忘れているのでしょうか。
 それとも、自分達は常に国家権力から圧力を受けている悲劇のヒロインとでも思っているのでしょうか。
 なんとも可哀想な人たちです。
 
 今回のコトというのは、これらの一連の動きをしっかりと記憶し記録しておくコトによって、今後のためになるとは言えるでしょう。
 つまり、「逮捕された人=犯人」ではないのはその通りの正論ですので、もし今後違う問題で「逮捕された人=犯人」というような報道するのであれば、「言ってるコトとやってるコトが違うじゃないか」と記事付きで批判するコトができるワケです。
 野党に対してもですね。
 結果的にこの正論がまかり通る方が日本にとっては良いコトですから、今回のこの件は、痛みをこらえてウミを出しきるというぐらいに捉えておいた方がいいのかもしれません。
 
 最近「大切なのは中身です」と言い続けていますが、自民だ民主だという結論だけしか頭にない病気は、むしろマスコミの方が侵されていたというコトなのでしょうか。
 よーく小沢事件に関する議員の発言やマスコミの記事は覚えておくのが今後のためになるでしょう。
 当サイトも出来るだけマスコミのバカバカしい記事を、今後のために記録していきたいと思います。
 

平成21年3月17日

 わかりやすい小沢一郎事件3

 やえは基本的に「日本人は」という枕詞は嫌いなのですが、今回は敢えて使います。
 今回のこの小沢一郎事件に対する様々な国民の反応というのは、日本人の法律オンチをまたもや露呈した象徴とも言えるのではないかと思います。
 
 これまで長々と説明してきましたように、小沢代表と、西松建設から献金をもらっていた他の議員さんのとの違いは、「西松側の違法行為を認識していたかどうか」という点にあります。
 ですから、結局これは人の心の領域の問題であり、非常のデリケートであって、立証するコトが難しい問題であるというのは、あながち間違いではありません。
 しかしこのような構図の法律というのは、決して政治資金規正法だけではありません。
 「わかりやすい小沢一郎事件」の中でも例としてあげましたが、盗品と知って商品を買えば犯罪になりますが、知らずに買えば善意の第三者というコトで罪には問われませんし、また他にも例えるなら、包丁一つ買うにしても、料理用に買えば合法ですが、人を刺す目的で買えば違法です。
 これらの例も、結局は人の心の中の問題です。
 しかし実際に現実社会の中で運用されている法律です。
 このような構図の法律は、決して政治資金規正法だけではないのです。
 
 その中で、警察や検察、そして裁判所は、様々な形の証拠を集め提出するコトによって、人の心の中の問題であっても、裁きを下すのです。
 証拠が物的証拠か状況証拠かはともかく、人の心の中の問題だからという理由だけで、立証が不可能だから全てスルー、というワケには絶対にいきません。
 ですから言い換えるなら、この手の法律の有罪無罪の差というのは、「他人(法律の場では裁判官)を納得させられる証拠を挙げられるかどうか」というところにあると言えるでしょう。
 今回の小沢事件も、言ってしまえば「小沢サイドが西松の違法性を認識していたかどうか」ではなく、「小沢サイドが西松の違法性を知っていたという“証拠があるかどうか”」であるのです。
 これが、法律的現実問題です。
 
 「他の政党の議員にも献金していたのになぜ小沢代表だけなのか」と言う意見は、野党贔屓のマスコミをはじめとして、多くのところで見受けられる意見ですが、この答えは実は簡単です。
 
 小沢事務所側に、西松の違法性を認識していたと判断できうる“証拠が存在していた”から
 
 です。
 もちろん裁判が終わらなければこれを断定するコトは出来ませんが、少なくとも今の段階の検察はこのように判断しているワケです。
 そして小沢代表以外の西松建設から献金をもらっていた議員さんに対しては、「検察が証拠を集められていない」という理由で、今のところ強制捜査や逮捕などの判断は下されていないのです。
 「証拠があるかどうか」
 ここが分水嶺なのです。
 
 仮に、小沢代表以外の西松建設から献金をもらっていた議員さんの中に、実は西松の違法性を知っていた議員さんがいたとしましょう。
 心の中のコトは神様以外には誰にもわかりませんが、仮にそういう人がいたとしましょう。
 しかし、それでも証拠がない限り、それを罰するコトは出来ません。
 現代法は「疑わしきは罰せず」です。
 いくらあやしかろうが、いくら構図が同じだろうが、それだけで人を裁いてはいけないのです。
 よくマスコミは「道義的責任」などという言葉を使いますが、これほど定義があやふやな言葉もなく、最も法治国家としてのあり方に反する考え方も無いと言えるのではないでしょうか。
 まして政治資金に関しては法律がキチッと定まっているのであり、これに則っている以上は全て合法とするのが、民主主義国家日本に生きる国民の義務です。
 これを越えて「道義的責任」というよくわからないモノを計りにして人を断罪し、証拠もなく疑いだけで人を裁くのであれば、それはもやは私刑です。
 オレの中だけの法律で有罪だ、というキムジョンイルも真っ青の、民主主義を冒涜する行為でしかありません。
 
 もしかしたら今後の捜査の結果、小沢代表以外の議員さんが、西松の違法性を認識していた証拠が上がって逮捕や強制捜査を受ける可能性はあるかもしれません。
 もちろんその場合は粛々と捜査と、そして裁判を行うのが当然です。
 そこに与党も野党も関係なく、まして国策捜査や陰謀などありはしません。
 もし法曹界の常識から見て裁判をしたら十分有罪になりうる証拠があって、検察や警察がそれを知っているにも関わらず握りつぶしていた、というのであれば、これは国策捜査と言われても仕方ないと思います。
 しかし今の現状というのは、小沢代表にだけその証拠が上がっているというだけの話であって、それ以上も以下もないのです。
 これが現実的な法治国家のあり方です。
 
 人権擁護法案や国籍法の時にも散々感じたのですが、マスコミも含めて国民はもっと法律というモノを知らなければならないのではないかと、やえは改めて感じているところです。
  

平成21年3月23日

 マスコミも日本のために存在すべき

 ごめんなさい。
 いろいろあってちょっとお休みを頂きました。
 なにかこう、重なる時は重なるモノですよね。
 コメントなどくださって方々ありがとうございます。
 今日から通常運転したいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 さて。
 今日はこちらの記事です。

 定額給付金とモラルの退廃
 
 08年度第2次補正予算の財源特例法がやっと国会で成立し、懸案の定額給付金も市町村を通じ国民に配られ始めた。この定額給付金は当初から問題視され、2兆円という現金が国民全員に支給される一見善政に見えそうな施策が、必ずしも多くの国民からの支持を集めていない。その理由は、まず麻生首相の二転三転する自信なげな姿勢そのものが、国民の不信をかったことがあげられよう。そのため定額給付金の性格、狙いなどを、国民に説得的に説明できずに国会での不毛な論戦を招いてきた。
 そしてその支給の時期が市町村ごとにばらばらで、国全体の政策としてその存在感が甚だ希薄なことである。更に、定額給付金の支給を受けた国民の声が報道されているが、「温泉へ行く」「ごちそうを食べる」程度の話が多かった。景気のための消費刺激とはいえ、税金2兆円も使ってこんなことでいいのか考えさせられる。
 もっと問題なのは、この定額給付金を評価しないという声が多いのに、辞退者がごく少ないという事実だ。まさにモラルの退廃である。最近の主要なマスコミの世論調査によると、定額給付金を「評価しない」とする意見が大体6割前後である。これに対し、「受けとらない」とする回答はほんの数%に過ぎない。評価しないなら、受け取らないのが筋であろう。このことは定額給付金に反対だが、政府がくれるからもらっておくといった身勝手なご都合主義のいい加減な態度といえる。腹の中で冷笑しているのだから、定額給付金が配られても麻生首相が期待しているように内閣支持率が上がるとも思えない。天下の愚策といわれた地域振興券以上に、愚策といえよう。(安曇野)2009年3月20日

 一体日本のマスコミは何のために存在しているのか、まざまざと考えさせられる記事、というか、社説です。
 政府のやるコトなすコト、絶対に肯定してはならない、とりあえず批判しなければならない、そうしなければ公平でないと考えるのは、これは現代病と言っていいのでしょうか。
 小選挙区制(二大政党制)が浸透してきているせいなのかもしれませんが、最近特にひどくなっているような気がしてなりません。
 しかし本来政府とは国家国民のためにあるモノであり、なにとも対立する存在ではありません。
 どうも政府の施策を評価すると、それは「野党に対する攻撃」と思ってしまっている人が多いようですが、こんなのは全く間違いです。
 政党の一方だけに深く肩入れするのはマスコミとしてはどうかと思いますが、政府の施策に対しての批評というのは、国民にとってどのような利益をもたらせられるのか、もしくは害になってしまうのか、そここそを批評するのが本来のあり方です。
 結果的に国民以外の誰かが利するとか害するとか、そういう考え方というのは邪念であり雑念であり、ある意味私怨でしかないのです。
 
 この社説はひどいにもほどがあります。
 そもそも定額給付金政策について、朝日新聞は評価をしないというスタンスのようですが、しかしなぜダメなのかという具体的な指摘が全くありません。
 あるのは「麻生首相の二転三転する自信なげな姿勢」という主観でしかない記者の感想文と、「支給の時期が市町村ごとにばらばら」という現実無視の理想論だけです。
 だいたいにして準備に時間がかかってしまったのは、野党などの無意味な抵抗によって時期がかなり遅れてしまったコトに起因する問題です。
 この問題というのは、それは給付金の中身の議論にかかる問題ではありませんから、これを理由に給付金の中身に対する批判とするのは、あまりにも卑怯としか言いようがありません。
 二次補正の民主党の「遅すぎる」という自作自演批判と全く構図が同じワケですね。
 このように朝日新聞は、給付金政策を批判しつつも、それはただの感情論でしかない理由しか用意できていないのです。
 
 また、給付金については、過去やえが紹介しましたように、実はけっこう多くの国でも使われる政策でもあります。
 やえは経済について詳しくないので、給付金政策がどれほどの経済効果をあげるのか、詳しいところまでありませんが、しかし少なくとも、外国も採用しているのですから全く効果が0であるというコトでもないというのは言えるでしょう。
 それなりに効果が認められるからこそ、多くの国で採用されるワケなのですから。
 
 まして麻生内閣は今回の世界経済金融危機に対して給付金だけで乗り切ろうとしているのではなく、あくまでこれは経済対策の1例でしかないワケで、多くの国民には様々な対策もまだまだたくさんあるという見方が全くなされていません。
 例えば高速道路の値下げは車を持っている人しか意味がありませんし、出産手当を厚くするのも結婚していない人やもう子供を産むつもりのない人々にとっては関係ありませんし、中小企業の資金繰りの手助けも大企業に勤めている人には関係ない人もけっこういるコトでしょう。
 このように経済対策と言っても、人によってはあまり関係の無いモノも多い、むしろ個別の政策を見れば、一部の人しか恩恵を預かれない経済対策の方が大部分なのです。
 しかしそれらの数々の政策をまとめてやるからこそ、トータルとしての経済対策になりうるワケで、よって個別の政策ひとつひとつだけ見て「経済対策」を語るのはまるで無意味と言えるでしょう。
 給付金政策も今回の経済政策の一つであり、そして給付金はそれらの政策の中でも「全ての国民が直接関係する」という特異な経済対策とも言えるでしょう。
 全体として見たとき、そういう類の経済対策が1つあっても、やえはバランスを取るという意味でも、むしろ好ましいと言えるのではないかと思います。
 
 さらに、『「温泉へ行く」「ごちそうを食べる」程度の話が多かった』ですが、「程度」とは何事でしょうか。
 給付金の政策というのは、そのお金を使うことによって経済全体に刺激を与えるコトです。
 ですから、使うコトに意義があるワケで、これを外国に行って使うというなら無意味になってしまいかねませんが、国内経済に影響を与える使い方であれば、どう使うかという問題は、どっちかと言えばあまり関係の話です。
 しかしこの社説は、温泉に行ったりごちそうを食べるコトを「程度」と罵ってしまっています。
 いいじゃないですか、折角の機会に温泉に行ったりごちそうを食べたりして、なぜそれを「程度」という言葉なんかで貶められなければならないのか、この記者はよっぽど普段から旅行やごちそう三昧なんでしょうね。
 元々給付金政策に使う予算は決められているのですから、その範囲での経済効果というのはだいたいは決まっているワケで、ですからその中で国民ひとりひとりが出来る政財対策の規模も決められているワケです。
 つまり約1万2千円ですが、それを見れば温泉に行ったりごちそうを食べるのは、決められた範囲内での適切な経済対策とも言え、それを「程度」なんて呼ぶ感覚が全く理解できません。
 まぁこの記者にとっては、温泉やごちそうは普段通り過ぎて、経済対策という普段とはちょっと違う何かをしているつもりには全くなれないぐらいの程度のちっぽけなモノでしかないという感覚なのでしょう。
 さすが天下の朝日新聞様は違いますね。
 
 最後に『評価しないなら、受け取らないのが筋であろう』ですが、まぁこれについては同意です。
 評価しないと言うなら、最後まで抵抗するのがスジというモノでしょう。
 ただし、この雰囲気を煽動したのは誰でもないマスコミ自身です。
 おそらく多くの国民というのは、別に給付金に対して賛成でもなく反対でもなかったのではないかとやえは思います。
 「もらえるモノならもらえるよ」というのが、人間としての素直な感情だと思います。
 そもそもこの給付金の政策は、別に関心が無くても、ただ国民に素直に使ってもらえればそれで万事済む話ですから、いちいち難しいコト考えなくても、受け取って使って、右から左に受け流して、金は天下の回りモノにすればそれで役目は終わるのです
 ですから、本来ならばあまり関心がないまま受け取るというのが一般的な国民のあり方だったと思うのですが、しかしマスコミがあまりにもネガティブキャンペーンを張るモノですから、「反対するコトが正義」と勘違いしてしまった国民が多かったというのが実際のところなのではないでしょうか。
 形の上では反対しておかないと、なにかむずかゆくて、自分だけ変人扱いされしまうんじゃないかという不安から、わざわざ街頭かどっかで「賛成ですか反対ですか」と聞かれると、“とりあえず反対しとけ”程度で反対の数がここまで多くなったのでしょう。
 だからこその“ねじれ現象”ではないのでしょうか。
 『身勝手なご都合主義のいい加減な態度といえる』とまで言ってしまっているこの記事は、あれほど自分達が煽ったのにもらう人がいっぱい出てきて批判するに出来ないという、マスコミの肥大した自尊心と身勝手な我が儘な考え方がにじみ出てしまった記事だと言えます。
 
 日本のため、国家のため、国民にために何が出来るのか、何をすべきなのか。
 こういう視点を持つコトがいま全ての国民に求められているのです。
 しかし朝日新聞がやっているコトというのは、身勝手な「党利党略」以外何者でもありません。
 もし日本のためにと考えるのであれば、麻生内閣がどうなるかではなく、給付金を全ての国民が国内で使って経済に刺激を与えるのが最もいい考え方なのです。
 もはや給付金政策は、「してもしなくても全然意味のない政策」とは全く言えないのですからね。
 であるなら、出来るだけ効果が出る形とはどういう形なのか、という点について、有識者が方法を示しマスコミがそれを提示するというのが、日本にとって一番利益の出る形なのではないでしょうか。
 
 「政府の政策を肯定するコトは不公平である」という現代病からは、早く日本人は脱却しなければなりません。
 

平成21年3月24日

 イチロー最高! 一郎秘書逮捕

 きゃーーーーーーーー!
 もうサイコーですね!!
 なんでこうここまでハラハラさせるんでしょうか。
 原監督だからですか。
 
 
 
 
 
 あ、いや、ごめんなさい。
 興奮しすぎました(笑)
 
 イチローさんは本当に役者ですね。
 スーパースターです。
 そして日本の投手陣は世界一ですね。
 今回のWBCは打線がなかなか繋がらなくてやきもきしましたが、それでも勝ち続けたのは優秀な投手陣のおかげと言えるでしょう。
 正直やえは、開幕前からWBC初代チャンピョンという肩書きだけでも十分で、それ以上のプレッシャーを与えるのは酷だと思っていたのですが、イチローさんの「連覇を取りに行く」という言葉のかっこよさと、この勝利の喜びは、やはり何物にも代え難い素晴らしいモノだと、再確認させられました。
 日本野球最高です!!
 日本万歳です!!
 選手の皆さん、原監督、コーチの皆さん、スタッフの皆さん、おめでとうございます!!
 感動をありがとうございます!!
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 さて。
 今日はそんなおめでたいニュースだけで終わらせたいところだったんですが、この日本中大歓喜の陰に隠れて、民主党の小沢一郎代表の秘書が起訴されたというニュースが入ってきました。
 といっても、時効の関係で起訴される/されないどちらにしても、今日検察が決断するだろうというのは既定事実だったですから、おどろきとかは無いんですけどね。
 民主党としては、それでも小沢代表続投を決めたようで、まぁホントこのダブルスタンダードはすごいですよね。
 これについては呆れるしかないんですが、しかしやっぱりマスコミの肩入れの仕方もさすがですねと言いたくなります。
 昨日の更新でも書きましたが、現代病とも言える最近の害悪にしかならない公平論感は、日本の国にとってたいへん危険なモノではないかと、ちょっとこわくもなってしまいます。
 
 ところで、こんなご意見を頂きました。

 やえちゃんの更新ネタとして扱ってもらえたら嬉しいなぁと思う事があるのですが、今回、小沢代表の秘書が逮捕され起訴されたという事ですが、これはなぜ「秘書」なんでしょう?
 もし小沢代表が悪さをしていたならば、秘書ではなく小沢代表を逮捕すべきですし、小沢代表が逮捕されていないという事は、法的には小沢代表そのものは悪くない、という扱いになるんでしょうか?
 このあたり、私が見る限りネット上での意見は「この逮捕は陰謀であり小沢氏は悪くない」「小沢氏が全面的に悪い、メシウマ」という感情的かつ両極端な物が多く、また私自身もこの事件や、この事件に関わる法についてよく理解していないため、何故小沢代表ではなく秘書なのか、秘書の逮捕が小沢代表の有罪に繋がるのか、現時点で小沢代表はどういう扱いなのか、という部分が分からずもんもんとしている状況です。
 もし良かったら、いつでも結構ですのでやえちゃんの更新ネタにでも拾って頂けないでしょうか?

 確かにそう言われれば、一般的感覚からしたらそうですよね。
 いや、やえもだいぶ感覚がズレてきているようです。
 こういうご意見はとても助かりますので、これからもバシバシご意見をやえまで送って下さい。
 
 で、なぜ秘書かと言いますと、いろいろと理由はあるんだと思うのですが、まず「会計責任者」という言葉がひとつキーポイントになるかと思います。
 おそらく多くの人はこの「会計責任者」という言葉について、これは事務所が事務所の中だけで決めた、言わば私的な肩書きだと思っている人がほとんどかと思います。
 例えば国会議員の事務所にはたいてい4〜10数人の秘書さんがいらっしゃいますが、その中のひとりが役割分担としての会計責任者になっている、というイメージでしょうか。
 企業でも、呼び名は様々あるでしょうけど、会計責任者という位置の人、もしくはセクションは必ずありますから、そういう立ち位置の人を指し示す、いわば俗称であり総称であるかのように思っている人がほとんどなんだと思います。
 
 しかし実は、政治資金については、もうちょっと複雑な事情があります。
 政治資金規正法の実務的な部分において、「会計責任者」というのは、書類にキチッと記名と捺印をする必要なある、正式な肩書きであるのです。
 つまり、ただ単に事務所の中の立ち位置というだけではなく、本当に文字通り、政治資金の報告書に関しては公的に責任を負う立場にあると明記されているのが「会計責任者」なのです。
 よって、ある意味、政治資金に関しては、会計責任者が最高責任者であるとも言えるのです。
 
 もちろんですが、代表者も名前を書くコトになっていますから、本当の最高責任者は議員本人であるというのは言うまでもないコトです。
 しかし「会計責任者」が、かなり多くの部分について、実際には議員本人以上に責任を負っている場合というのは少なくないワケです。
 まずここに理由の1点があります。
 
 そして2つめの理由として、先ほども言いましたように、実際には会計責任者が議員本人以上に責任を負っている場合がかなりあるという点です。
 政治家の本分は何かと言うと、それはもちろん政治を動かすコトです。
 つまりはですね、お金を集めるコトではないワケです。
 ここを勘違いしている人が多いのですが、決して政治家は私利私欲のためにお金を集めているのではなく、政治を実行するためにお金を集めているのです。
 ですから、お金集めは秘書任せで、もちろんお金を集めているという事実は議員本人も知っていますが、その細かい手法までをチェックしている議員さんというのは、かなり珍しい部類であるというのが現実的な現状です。
 よって「実際に罪を犯した者」という観点で見れば、会計責任者である秘書を逮捕するというのは、あながち間違いとは言えないでしょう。
 政治家本人に責任があるかないかというのは、それは使用者責任という観点や、監督責任という観点はもちろんありますが、法的に罪を問うという意味では、まず実務部隊である秘書と会計責任者を逮捕するというのは、スジとしてはある意味当然だと言えるでしょう。
 全く会計にノータッチの議員さんもおそらくいるでしょうし。
 
 最後にもう1点触れておきますと、今回の事件の性格にも関係してきます。
 というのも、これは以前詳しく説明しましたけど、今回の事件の有罪か無罪かの分かれ道というのは、「西松建設側の違法な体質を“知っていたかどうか”」という点にあるワケで、すなわち知っていたらアウト、知らなければセーフ、という点ですから、小沢代表本人が知らなかった可能性というのは今の段階では否定できないワケです。
 西松建設の関連政治団体から献金をもらっていただけであるなら違法ではないですから、本当に小沢代表が西松建設側の違法性を知らなかった、もしくはその証拠が存在しない場合は、小沢代表本人は罪には問われないんですね。
 そしてさっきも言いましたように、お金の細かい管理について、そして資金の集め方について、そこまで具体的に承知している議員さんはあまりいません。
 ですから、実質的に動いていた会計責任者の起訴された秘書は西松建設側の違法性を先に知っていた可能性は高くても、それがイコールで小沢代表本人が知っているとはならないのであり、小沢代表までには検察の手が及んでいない、というコトが言えるでしょう。
 
 他にも細かい色々な永田町独特の風習や慣習などがありますが、だいたいこのような理由から、秘書が逮捕・起訴ということになったのだと考えられます。
 ただし、だからといって小沢代表本人が逮捕されないのが確定しているというワケでもありません。
 結局、日本は法治国家でありますので、実際に知っていたかどうかではなく、知っていた証拠があるかどうかが違法か適法かの分水嶺です。
 今後小沢代表が逮捕・起訴されるかどうかは、全て「証拠が出るかどうか」にかかっているのです。
 
 「道義的責任」とか「高い位置にある人間の責任」とか、それはまぁ考え方は人それぞれです。
 やえはあまりそういう考え方は好きではないんですけどね。
 しかしそれと法的責任は全く別問題です。
 とりあえず仮に小沢代表本人が起訴されないというコトであれば、それは秘書が単独で暴走してしまって違法なお金集めをしてしまったという形になるでしょう。
 変な言い方ですが、逆横領とでも言えばいいのでしょうか。
 
 法的責任を問う場合には、キッチリと法律に照らしてどうなのかを考えなければなりませんから、単に小沢代表が良い人間/悪い人間だけで語られるべき問題ではない、というコトなのです。
 

平成21年3月25日

 宿敵?

 WBCの2連覇の興奮がまだまだ冷めやまぬ今日この頃ですが、やえはここ数日のある報道の仕方に、どうしても違和感を覚えてならないコトがあります。
 それは「宿敵韓国」とか「永遠のライバル韓国」とか、そんなワケの分からない冠詞を付けて韓国のコトを呼ぶコトについてです。
 
 いつから日本と韓国はそんな間柄になったのでしょうか。
 
 日本の長い歴史を振り返っても、韓国(朝鮮)とライバル関係になったコトはありません。
 ある意味中国、というかシナ大陸にある国家とは、日本は昔から様々な関係になったコトはありますが、朝鮮に対してはむしろ歴史的に関わるコトの方が少ない気がします。
 パッと思いつくだけでも、任那あたりの時代の話か、秀吉の朝鮮出兵か、戦前辺りの話ぐらいでしょうか。
 そしてそのどれも、まったくライバルと呼ぶには相応しくない関わり方です。
 有史以来、日本と韓国がライバル関係とか、宿敵とか言われるような関係になったコトはありません。
 
 野球に関してもそうです。
 確かにきわどい試合は決勝戦も含めてありましたけど、内容を見ればまだまだ韓国は日本の足下にも及びません。
 短期決戦だからきわどい試合が目立ちますが、おそらくペナントレースぐらいの長期戦で戦うと、韓国チームがのオールスター球団だとしても、最下位争いをするぐらいでしょう。
 そもそも選手層という観点、つまりトップレベルのプレイヤーだけ見るのではなく、プロとして最低限のレベルの選手層を見れば、これはもう日本と韓国は一目瞭然としか言いようがありません。
 前回のイチローさんの発言で、これは韓国だけに向かって言った言葉ではないのですが「向こう30年は手は出せないなと思わせるぐらいの勝ち方をしなければならない」というようなコトをいってましたけど、これはそのまま現状をよく表した言葉と言えるでしょう。
 そもそももしそれでも野球のレベルがきわどい差だというコトにしたとしても、それでもWBCはまだ2回目ですし、3年の歴史しかないのですから、「宿敵」とか「永遠のライバル」とか言うほどの関係とはまだまだ言えないワケです。
 そういうのは、それなりの歴史があって言える間柄の言葉なのですから。
 
 でもテレビはこぞってこのような単語を使いまくりました。
 やえは何度聞いても違和感しか覚えなかったのですが、おそらくこれは、視聴者を煽って視聴率をあげようという思惑もあるのでしょう。
 例えばフジテレビなんかは、「次なる日韓戦」とか言って、女子フィギュア世界選手権の浅田まおちゃんと韓国選手のライバル関係を煽って、視聴率に繋げようとしているんだと思います。
 でもなんだか、どうしてもここまでしつこく聞かされると、他の意図があるんじゃないかと勘ぐりたくもなりますよね。
 だってつまり結局、「ライバル」いというのは「同じ立場」「同じ高さに立っている」という意味に他ならないのですから、これを繰り返されると、韓国を無理矢理日本と同じ立場にしたいのかなと思ってしまいます。
 実際は同じ立場ではないけど、マスコミが率先して繰り返し繰り返しライバルという言葉を使うコトによって、日本と韓国は同じ立場であると視聴者に刷り込みをしていると、うがりすぎかもしれませんが、そう思ってしまう部分もちょっとあったりします。
 
 だいたいですね、フィギュアスケートもそうですし、WBCも、これは様々な国が参加しての世界大会であり、日本は韓国とだけ戦っている試合ではないのですから、いちいち「日韓戦」なんて言い方をする必要はないハズなのです。
 むしろ、世界大会であるのに、日韓戦だけを無意味に強調するのは、世界大会に対して失礼なんじゃないでしょうか。
 WBCは、決勝戦の相手がどこであろうと、そして予選の間どことたくさん戦おうと、そんなのは関係なく、日本が世界一のチームの座に輝いたのです。
 ただそれだけであり、それにこそもっとも価値があるのです。
 
 いちいち韓国が韓国がというマスコミから垂れ流される台詞にはもううんざりです。
 

平成21年3月26日

 麻生メルマガレビュー

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  ■○■○■   麻生内閣メールマガジン第24号    ■○■○■ 
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 ★☆今週号では、与謝野大臣がG20について語ります。また、教育再生
  懇談会委員に就任した朝原宣治氏からメッセージをいただきました。☆★
 
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 ●麻生太郎の「強く明るく」
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 [夢を応援したい]
 「麻生さんの子どものころからのゆめは何ですか。わたしのゆめは、パティシエになることです。これからもおしごとがんばってください。」
 先月、東京都品川区立品川小学校を訪問し、公開授業を見学させていただきました。先日、今村久二校長先生が、児童達の感想文集を送って下さりました。冒頭の文章は、2年生の女の子の感想文です。
 
 こんにちは麻生さん。
 麻生さんって才能がマルチすぎて、夢と言っても、普通の人が夢見るようなコトをいくつも経験しておられたりするんですよね。
 オリンピックに出場したり、大企業の経営者になったり、そして総理大臣ですからね。
 そういう意味で言えば、そんな麻生さんの子供の頃の夢はちょっと気になりますね。
 
 国会議事堂の絵と児童達の写真を表紙にした、2冊の手作りの文集には、「総理が来て、びっくりした」など、子ども達の率直な感想が綴られていました。「オリンピックの選手」、「消防士」など、さまざまな「将来の夢」について、一生懸命書いてくれました。
 見学したのは、6年生の社会科の授業。担任の先生から突然、指名があり、私から、国会のしくみなどを説明しました。感想文には、「分かりやすかった」とあり、どうやら、無事、お役を果たせたようで、胸をなでおろしています。
 
 元オリンピック選手の総理大臣です(笑)
 しかしたぶん国会議員さんがいきなり国会の仕組みを説明しろと言われると、確かにちょっと困るでしょうね。
 だいたいこういうのは習慣というか、当たり前の日常感覚でやってますから、いざ説明するとなると汗かきそうです。
 麻生さん、無事お役目を果たすコトができてよかったですね。
 
 給食も、一緒にいただきました。ちょうどバレンタインデーだったせいか、ハート型の海苔がのせられたお弁当は、見た目にもきれいで、美味しかった。私が子どもの頃は、コッペパンに脱脂粉乳とかでしたからね。
 
 ご年配の方が給食の思い出を語ると、必ず脱脂粉乳のお話が出ますよね。
 やえは飲んだコトありませんが、よほどの味なんでしょうね(笑)
 
 授業中も給食の時も、児童達は、はきはきとしていて、行儀もしっかりしていました。この子ども達が、将来の日本を担う、と思うと、健やかな成長を願わずにはいられません。
 子ども達は、それぞれ、多彩な個性と無限の可能性をもっています。その個性や可能性を最大限に発揮できるよう、品川区では、特区制度を活用した小中一貫教育の実施や小学校1年生からの英語学習など、子ども達の発達に応じた学力向上に努めています。
 品川区に限らず、各地で特色ある取組がなされています。すべての子ども達が充実した教育を受けられるよう、政府としても取り組まねばならない、との思いを強くしました。
 
 小学生から英語を教えているんですね。
 これがどういう影響・効果を与えるかは分かりませんが、プラスになればいいと思います。
 日本の資源は、技術と人ですからね。
 将来の日本のために、ぜひ政府もシッカリと教育には力を入れてほしいと思います。
 
 日本人として、国際社会に通用する人材を育成する。また、教育施設の充実を含めた、質の高い公教育を実現せねばなりません。子ども達の夢が実現できるような社会にするのは我々の務めです。
 一昨日は、この6年生達の卒業式。参加はできませんでしたが、心からお祝いを申し上げたいと思います。訪問の際にも書きましたが、卒業生1人ひとりの夢がかなうことを願い、「明るく清く正しく強く」という言葉を贈りたいと思います。
 
 なんか麻生さんが言うと「強く」という言葉も、すごく実感がこもってそうで、いいですよね。
 今年度もあと僅かですが、多くのこれから環境が変わる方々に、がんばってくださいと言いたいです。
 
 ちょうどこの日、私が総理に就任してちょうど半年が経ちました。
 この間、いわゆる3段ロケットの景気対策を中心に、かつてない世界的な経済危機と真正面から闘ってきました。景気対策、経済対策に全力を挙げた半年でした。
 明日は、そのロケットの3段目、平成21年度予算と関連法案の審議が、大詰めを迎えます。国民の皆さんには、雇用の不安や仕事の激減など、大変なご苦労をおかけしていると思いますが、1日も早い景気回復に向け、引き続き、全力で取り組んでいきます。
 
 もうなんか、正直、経済対策も政治の場では足の引っ張り合いにしかならなかったのが、非常に残念でなりません。
 本予算も今週中に成立する見通しですが、速やかに対策が実行されるコトが最も日本にとって良いコトだと思いますので、マスコミも国民もそこを理解して政治に向かって欲しいなぁと思います。
 
 ……あれ?
 結局麻生さん、子供の頃の夢を言いませんでしたね(笑)
 
 
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 ●編集長のひとこと
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 20日から、土日祝日にETC搭載車が本州四国連絡高速道路と東京湾アクアラインを利用すると、料金の上限が1000円になりました。現在ETC車載器が手に入りづらくなっており、ご迷惑をおかけしておりますが、28日からは、全国の高速道路で料金引下げが本格的に実施されます。ぜひ皆さんにご利用いただければと思います。
 
 こんにちは松純先生。
 ETC大人気なんですね(^^;
 もっと早く開始予定日が分かれば国民も準備できたんでしょうけど、まぁ、いろいろあって、実現すら分からなかったですからね。
 こういうところにも国民に対して影響が出ているワケですから、永田町での足の引っ張り合いがどういうコトになってしまっているのか、認識してもらいたいです。
 
 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、前回大会に続いて日本代表が優勝しました。おめでとうございます。原監督以下みんなで大きな日の丸を持ってグラウンドを一周。日の丸を背負い、連覇への期待は相当な重圧だったと思いますが、一丸となって勝ち取ったこの連覇は、本当に見事の一言に尽きます。また、日韓の決勝戦になったことは、アジアの野球のレベルの高さを示すものでもありました。この熱気が開催中の選抜高校野球大会、来週開幕する日本のプロ野球につながっていくことを願っています。(松純)
 
 おめでとーございまーす。
 ただまぁ昨日も言いましたけど、この件だけを持ってアジアアジアと言うのはどうかと思います。
 WBCは始まったばかりです。
 まずは、本当に全世界の国々が参加するような大会に、日本こそが育てていかなければならないと思います。
 これは選手だけでなく、プロ野球に関わる人たち、そして日本の野球ファン全てが一体となって、未来に向かって歩んでいきたいですね。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、ローゼン閣下を応援しています。
 

平成21年3月29日

 ミサイルと知事選

 簡単にふたつほど。
 
 おそらく多くの人が言ったり思っていたりするとは思うのですが、いちおうキチンと記録を残すというコトでやえも言っておきますね。
 来週あたりに北朝鮮がミサイルを発射するようなのですが、これ、おかしいですよね。
 だって、憲法九条を絶対視している人って、確か「9条があるから戦争が起きなかった」とか言ってましたよね。
 ですから、未だに日本は改憲しておらず、9条は昔のまま健在なのですから、彼らの言い分では、いま日本にミサイルなんて飛んでくるハズがないワケです。
 おかしいですねー、なんでミサイルが飛んでくるのでしょうか。
 ぜひこれまでそう主張してきた方は、国民が危険にあわせる目になってしまった責任をとってもらいたいと思います。
 
 もうひとつです。
 今日千葉県知事選が投開票され、元自民党衆議院議員の森田健作さんが当確のようですが、これについての記事でこんなコトが書かれています。
 

 千葉県知事選:森田健作氏の初当選確実
 
 千葉県知事選は29日投開票され、元衆院議員の森田健作氏(59)が、初当選を確実にした。公設第1秘書が起訴された民主党の小沢一郎代表が当面の続投を表明後、初の知事選。推薦候補の敗北で、小沢氏の進退問題が再燃する可能性もある。

 地方選挙が行われると、いつもマスコミは国政の影響がどうだと書きますが、しかしこんなのマスコミが書くようなコトではありません。
 地方選挙は地方独特の様々な諸事情がありますから、それがイコールで国政の方に反映されるモノではないワケで、例えば広島なんか、衆議院議員の小選挙区では、亀井静香ちゃん先生を除けば全て自民党の議員さんが当選しているのですが、広島市の市長は、なぜか元民社党の革新系の人が市長しているんですね。
 正直政治をよく知っている人は、この市長さんあまり評判良くないのですが、まぁそれでも3期連続で当選しているのです。
 ですから、この人が市長選挙で勝っている事実をもってしても、それがイコールでそのまま衆議院選挙に影響を与えるというのは、ちょっと言い方としては適切ではないと言えるでしょう。
 やっぱり地元なりの事情というモノはありますから、まぁ広島の場合だけ見れば、市長選挙と衆議院選挙、有権者はかぶっている場合もあるので、全く影響がないとは言いませんけど、それにしても、千葉県知事選挙だけをもって国政の全てに影響が出るかのような書き方は、あまりにもおおざっぱと言いましょうか、無責任な書き方だと思います。
 
 そもそも影響があるかどうかは、それは国民ひとりひとりが判断すればいいだけの話です。
 森田健作さんが千葉県知事選に当選して、それをどう受け止めるかは、国民ひとりひとりの考え方次第です。
 それをマスコミがいちいち「再燃する可能性もある」なんて書くのは、むしろこの記事がもし影響を与えるようでしたら、マスコミによる国民の煽動としかいいようがなく、民主主義の敵だと言っても過言ではないと思います。
 これはもうマスコミは存在自体が害悪と、言えてしまうワケですね。
 

平成21年3月30日

 社保庁の責任

 この文章、ものすごく前に書いたモノでして、どれぐらい前かと言いますと、小沢民主党代表が自衛隊を国軍化しようとか言って民主党内でボコボコに叩かれた時のちょっと前ぐらいに書いたモノです。
 書いてすぐに更新しようと思っていたのですが、あれからずっと小沢代表のターンだったモノで、更新できませんでした。
 とりあえず、秘書も起訴されましたし、毎日小沢代表の話ばかりではゲップが出そうですから、いややえはゲップしませんけど、やっとここで日の目を見てもらおうと思います。
 よろしくお願いします。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 面白そうなネタを提供していただきましたので、今日は御意見板にいただきましたこのご意見について取り扱ってみようと思います。
 未だにこういうコト言っている人、けっこういますしね。
 

 ここの人たちはやえたん含め
 「年金問題の責任は仕事しない労組にある!!自民党に責任は無い!!」だよね。
 
 http://plaza.rakuten.co.jp/riskandreturn/diary/200706050000/
 
 上記のような意見もあるけど、どのように反論するのかな。

 まずはリンク先を読んでいただければと思いますが、簡単に説明しますと、例の年金問題に絡んだ社保庁の怠慢仕事に対する責任は誰が取るべきかというお話です。
 リンク先の方は、責任は組織のトップが取るのが当然だろ、と簡潔に言えばこう主張されているワケです。
 
 しかし、この論調は3つの点で間違っていると言えます。
 
 1.上層部に責任は皆無だとは誰も言っていない
 2.日本の役所システムは民間企業の常識と比べられるほど単純ではない
 3.上層部や労組という内部からの視点と、外からの視点・国民視点の批判とをごっちゃにしてはいけない
 
 また、この問題の大原則として
 
 0.社保庁がずさんな仕事をしたのは労組が原因である
 
 というのがあります。
 責任がどうこうとはまず切り離して、なぜ問題が起きたのかその直接の原因は、つまり何が正常ならキチンと業務が出来ていたのかという部分を考えれば、やはり労組が原因であったというのが事実のところだと思います。
 実はこの部分というのは、どのような責任論の場合においても、あまり否定されないところのようです。
 自民党に責任が100%あって、自民党だけが責任を取るべきだと言うような人でも、労組の原因論は否定されません。
 責任は無いと言ってもですね。
 まぁ実際に覚書が残っているんですから、業務に混乱を起こしたという事実は否定できないですからね。
 
 
1.上層部に責任は皆無だとは誰も言っていない
 
 では、1から順に見てみましょう。
 
 まず1ですが、やえは一言も長官や幹部の責任は1ミリもないので一切責任は取らなくていい、なんて言ったコトはありません。
 当然組織の上にある者は上にある者としての責任がありますから、それに見合う責任を取るのが当然でしょう。
 
 ただ、だからといって、下の者が責任をとらなくてはいいという問題でもありません。
 どうもこの辺、多くの論が二元論に凝り固まってしまって、上と労組とどちらかだけが責任を取るべきだみたいな論調になってしまっていますが、これは適切ではないと考えます。
 それぞれの責任と、そして問題を引き起こした原因の大きさを鑑みて、それぞれが適切な責任の取り方をすべきだとやえは考えています。
 その中で、特に大マスコミなんかは上の責任ばかりを問うて、労組の問題をほとんど取り上げませんので、当サイトとしてはそこを中心に取り上げたまでです。
 この前も言いましたように、これは当サイトのスタンスの特徴の一つですね。
 つまりやえとしましたら、上にもそれなりの責任、監督責任というモノはあってその責任をとるのが当然でありますが、またその一方同じように労組にも問題があって、こちらは原因を作りだした元凶としての責任をとるのが当然だろうと、そう思っているワケです。
 
 どのような問題においても、その組織の人間は大なり小なり原因と責任があります。
 そして一番大切なのは、その原因を探り出し、二度と同じ問題を起こさないよう原因に見合った責任を取らせるコトです。
 原因と責任が見合っていなければ、それはまた同じ問題を繰り返しかねませんから、ここのバランスは重要です。
 
 またこういう責任論を考えた場合、では果たして社会保険庁という組織とは直接は繋がっていない自民党というモノを考えた場合の責任論はどうなのかと考えると、やえはそこまて言ってしまうのは果たして適切かどうかは疑問でるというのはあります。
 組織としての社保庁のトップは長官でありこれは役人ですから、政治の立場である自民党が、役所の現場である労組の問題をどこまで把握できていたのかというのは、かなり難しいお話だと思います。
 もちろん建前論で言えば社保庁は厚労省の組織ですから厚労大臣がトップと言えばトップですが、ちょっとそこまで言ってしまうのは現実論として遠すぎると思います。
 確かにどこまでも建前論を突き詰めれば、与党である自民党の責任が皆無とは言いません。
 言いませんが、実際具体的にクビを切らせるとか、そういう責任をとれと言うほどは現実的ではないような気がします。
 繰り返しますが、罪と罰は見合ってなければいけませんからね。
 
 自民党が自らその責任を恥じて、自らに罰を与えるというのでしたら、やえは別にそこまでをどうこう言うつもりはありません。
 責任が皆無とは言えませんからね。
 ただ積極的に責任を取れとかそこまで言う気が起きないだけです。
 実質的な問題の本質を考えたらですね。
 
 ですからどっちかと言えば、こういうずさんな仕事ぶりを把握していた可能性の高い民主党の方が実質的な責任論は強いのではないかとやえは思います。
 与党である自民党は現状は知らなかった可能性は高いですが、ただし監督責任としては、無いとは言いません。
 しかし、民主党の場合は知っていたのに長年知らんぷりして放置していたワケです。
 むしろずさんな仕事ぶりを推奨・後押ししていたフシさえあります。
 野党は政権には加わっていませんが、しかし国民の代表たる国会議員には代わりありません。
 国会議員は国を良くするコトが仕事です。
 与党の足を引っ張りコトではありません。
 そういう意味で、労組のずさんな仕事ぶりを知っていたにも関わらず知らんぷりしていた可能性の高い民主党の方が、実質的な責任は大きいのではないかとやえは考えているワケです。
 
 責任を取らせ罰を与えるというコトは、本人に反省を促し、問題を今後起こさないようにするコトが本来の目的です。
 社保庁の年金問題のその原因は、労組のずさんな仕事ぶりです。
 これを無くすためにという意味で責任を取らせるのであれば、果たして罪と罰の関係性からも考えて、誰にどのような罰を与えるのが問題を無くすために適切なのか、ここのバランスを考えるコトはとても重要でしょう。
 この意味において、自民党に過度の責任を押しつけるかのような論調には、やえは疑問しか覚えないのです。
 
 さらに言いますと、この件に関しての責任の取り方として、すでに社保庁の解体が決まっていますが、これは上も含めた全ての社保庁職員に罰を与えているという意味に他なりません。
 よく「誰も責任を取っていない」というような論調がありますが、こんなの全然現実が見えていない主張でしかないでしょう。
 上層部を含めてサボった職員も含めて一律でクビにするというのですから、これほど明確で重い罰もないと思います。
 
 ただ、民主党はこれに大反対していたんですね。
 なにやら歳入庁を作って一律で全員ここに移動させるという案を出していました。
 問題の原因であった職員も含めてです。
 この民主党の対応には、やえは呆れるしかありません。
 
 
 (つづく)
 

平成21年3月31日

 小沢代表のブーメランとミサイル防衛の将来

 社保庁のお話の途中ですが、簡単に2つほど。
 

 名無しサン<03/30 11:50>そうは言っても、知事戦を衆院選の前哨戦と位置づけたのは小澤だし。

 ああ、そうだったんですか。
 ごめんなさい、全然やえはその話聞いてませんでした。
 自分で勝手に前哨戦と言っておいて、それで負けたのなら、それはもうどうしようもないですね。
 なんて言いましょうか、みっともないと言うか、カッコ悪いですね。
 
 
 もうひとつ。
 北朝鮮のミサイルに関して最近日本のミサイル防衛システムについて色々と言及している人が多いですが、やえはあまり軍事の細かい知識がありませんので技術的にはどうなのかはまでは言えないのですけど、その上で感じるコトがひとつあります。
 それは、「ミサイル防衛システムは技術的に難しすぎて、鉄砲で鉄砲を撃ち落とすようなモノで、現実的でない」という意見というのは、やえにしてみれば50年前の「宇宙旅行なんてできるワケがない」というような発言と同じとしか思えない、というコトです。
 
 技術って、言うまでもないですけど、進歩するモノじゃないですか。
 昔は宇宙に行くコトすらSFの夢物語でしかありませんでしたが、いまとなっては実際にお金を積んで旅行すらできる時代になりました。
 おそらく昔には「宇宙旅行なんて夢想でしかない」と言っていた人はけっこういたと思うのですが、今思えば、それは浅はかな考え方でしかないとしか言いようがありません。
 他にも例えば、「それでも地球はまわっている」も、ある意味同じコトですよね。
 ですから、今できないからと言って、その技術の全てを否定するというのは、ちょっと早計すぎるのではないでしょうか。
 
 また、現段階でのミサイル防衛システムが、仮にそこまで結局うまくいかないというコトになったとしても、おそらくそこから派生した技術や考え方などが、そこからさらなる国防構想に受け継がれていくコトでしょう。
 戦争があるからこそ技術は進歩する、なんて言いますけど、コストパフォーマンスの面はそれぞれですので一概には言えませんが、決してこの構想が全てが無駄だったとはならないのではないでしょうか。
 まして日本の場合は、憲法によって専守防衛という縛りがあるのですから、日本はミサイルの発射前に基地を叩くというコトが非常に難しいとされていますので、現実問題、いまのミサイル防衛システムが現在のところでは最善の策と言えなくもありません。
 今の日本の技術がどれぐらいの割合で打ち落とせるのかはやえにはよく分かりませんが、しかし全く備えない、すなわち0%よりは、今の方が遙かに天と地との差ぐらいマシだと言えると思います。
 その上で技術とノウハウを将来のために蓄積していくのが、日本のためになるのではないでしょうか。
 
 そう考えたら、「いまは打ち落とす能力はないのだからやめてしまえ」と言ってしまうのは、未来に対しても無責任な発言ではないかと、やえは思うのです。
 

平成21年4月2日

 麻生メルマガレビュー

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  ■○■○■   麻生内閣メールマガジン第25号    ■○■○■ 
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 ★☆新年度にあたり、太郎ちゃんねるの装いを新たにしました。
 総理があなたの質問にお答えします。どんどん質問をお寄せください。☆★
 
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 ●麻生太郎の「強く明るく」
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 [安心と活力のための政策総動員]
 現在、金融サミットに出席するため、ロンドンに来ています。ロンドンでは、珍しく空が晴れわたっています。久しぶりにロンドンに来ましたが、街が見違えるほどきれいになっていて驚きました。昨年前半まで景気が良かったからでしょう。
 サミットでは、世界経済の成長回復に向け、地球規模での協調を強化するため、日本の経験を生かし、積極的にリーダーシップを発揮したいと思います。
 
 こんにちは麻生さん。
 つい先日、元気に森田健作新千葉県知事と握手していたと思ったら、今日はイギリスのロンドンなんですね。
 お疲れ様です。
 ところでやえの中のイギリス・ロンドンのイメージというのは、石造りの町並みで、ちょっと薄暗くて、霧に覆われていて、ご飯があまりおいしくない、というモノだったりします。
 偏見でしょうか(笑)
 しかしよくよく考えなければならないのは、この今の不景気というのは、アメリカが原因となって始まり、世界規模となって膨れあがっている、全世界的なモノであるというコトです。
 決して日本だけが不景気なのではなく、日本が原因というワケでもありません。
 だからこそ、変な犯人捜しに陥るのではなく、いまこそ前を向いてみんなで一所懸命がんばって努力して、この不景気を乗り越えていこうと気概を持たなければならないのではないでしょうか。
 
 先週金曜日、平成21年度予算と関連法が成立しました。私は、「予算の早期成立が、最大の経済対策である」と申し上げてきました。これで、昨年度の二度に渡る補正予算に加えて、「景気対策の3段ロケット」が完成しました。
 
 予算案は憲法の規定により衆議院だけで済むので比較的早く決まりましたが、予算案ではない関連法案がなかなか進まないのが、本当に残念でなりません。
 麻生さんがおっしゃっているように、今回はスピードこそが最も大切な回復への要素です。
 それなのに、一部の勢力は、自分の都合だけで、党利党略だけで審議を拒否して無駄な時間だけを費やしてしまいました。
 例えば高速道路の1000円の対策は初日からなかなか盛況のようでしたが、これがもっと早く実現していれば、当然ですがもっと早く経済効果もあったワケですよね。
 麻生さん、さらなる補正予算を計画とのコトで、がんばってもらいたいと思います。
 
 新年度予算では、雇用保険の加入対象者を、これまでは1年以上雇用される見込みのある人だけだったのを、6カ月へと短縮し、非正規雇用の方の生活保障を強化します。雇用保険料自体も引き下げます。例えば、年収500万円の標準世帯では、会社とご家庭あわせて、年間で約2万円の負担減になります。
 医師の確保や救急医療機関への支援の充実、新型インフルエンザ対策の強化など、国民生活の安心の確保に、重点的に措置を講じました。
 また、介護従事者の報酬を3%引き上げ、処遇の改善と人材の確保を図るとともに、出産一時金を42万円へ引き上げるなど、安心して出産・子育てできるように、支援を拡充します。
 すでに実施中の平成20年度の第一次、第二次補正予算は、おかげ様で大きな成果を上げつつあります。
 
 なんかやえは思うんですが、出産の一時金の引き上げとか、なんでもない時は「子供が産みにくい社会だ」とか「政府はもっと支援すべきだ」とか言っておきながら、いざ支援を始めると、なぜか対策が給付金しかないかのように扱って、肝心のコトをほとんど報道しなかったりします。
 あまりにも偏っている、アンフェアな報道としか言いようがありません。
 もう何度も言ってますように、本来マスコミの使命は、こういう対策を政府が行った結果、どういう効果が表れたのか、表れつつあるのか、そして現場の問題点はないのか、そういうところを丁寧にすくって、明らかにするコトではないのでしょうか。
 それが国民のため国家のためだと思います。
 
 中小企業の金融支援については、「緊急保証」と「特別融資」とで、これまでに、約50万件、10兆円が実行され、300万人を超える方々の「雇用の安心」につながっています。
 地方の高速道路については、28日から「休日はどこまで行っても千円」が始まりました。多くの方に利用していただいています。先行した本四架橋やアクアラインでは、周辺の観光地にも賑わいが戻った、と伺っています。
 妊婦健診の実質無料化も実現しました。
 定額給付金も4月中には、ほとんどの自治体で給付が始まります。既に給付金を受け取ったというご意見も頂いております。是非、消費拡大に使ってください。
 
 これももう何度も言ってて恐縮ですが、やえとしては、日本の景気浮上のために最も効果が期待されるモノは、おそらく中小企業への支援だと思っています。
 日本の経済は、中小企業によって支えられていると言っても過言ではありません。
 ですから、そして体力的にギリギリでやっている中小企業こそを支援するのが、日本の景気対策経済対策にとって最も重要だとやえは思います。
 マスコミは本来ここを重要視して、丁寧に現場を取材すべきなのです。
 でも実際やっているのは、ただの政権批判ばかり。
 そう言えば朝日新聞の社員が匿名掲示板で差別発言を繰り返していたとかニュースになっていましたけど、ホントいまのマスコミは日本のためという視点が全く抜け落ちているとしか言いようがありませんね。
 
 しかし、先日発表された雇用情勢は、有効求人倍率が6年振りに0.6を下回るなど、経済は厳しさを増しています。また、2月の国内の自動車生産が、前年比で半分以下に減少するなど、日本経済は、今なお、「経済危機」とも言える状態にあるとの認識で、危機感を持っています。
 
 求人は時期的なモノがありますから、どうしてもリアクションが数歩遅れて出てしまうんですよね。
 ですから来年度もちょっときびしい数字が続くかもしれません。
 
 私は、先月、合計10の分野で、80名を超える各界の有識者から、幅広く、ご意見を伺いました。オール・ジャパンで知見を集め、国民一体となって、この危機に立ち向かうことが必要です。
 このような状況を直視し、私は、ロンドンに出発する直前、政府・与党に、「新しい経済対策」の策定を指示しました。
 政府としては、これまでの経緯にとらわれることなく、大胆な発想で、最大限の対策に取り組む。私は、これを「安心と活力のための政策総動員」と表現します。
 
 オール・ジャパンになればいいんですけどね。
 実際のところは、必ず抵抗勢力が出て、しかもそれがより良い日本のための議論ではなく、ただ抵抗のための抵抗に終始するだけですから、もうなんともならないんですよね。
 国民も、結局それは最終的に自分自身に跳ね返ってくるのですが、まぁそこまで考えていない人、残念ながら多いんですよね。
 
 今やらなければならないポイントは3つです。景気の底割れを防ぐこと、雇用を確保し、国民の痛みを和らげること、そして、未来の成長力強化につなげることです。
 経済危機脱出のための、第4段ロケットを作ります。3つのポイントをキーワードに、政府・与党で力を合わせ、政策を具体化し、4月半ばに皆さんにお示しできるよう、早急に検討を進めます。
 景気回復を確実にすることが、私に与えられた最大の使命。断固たる決意を持って、出来うる限りの政策を集中的に実施します。
 
 3段ロケットから4段ロケットに移行ですね。
 やえは思うのですが、冷静に考えれば、アメリカの金融危機当時に比べて、麻生さんの経済対策の3段ロケットが揃った今は、かなり雰囲気が変わっていますよね。
 景気は、言ってしまえば気分の問題と言えます。
 麻生さんがいまこうやって色々な対策をしているというコトを国民がまず受け止め、もちろん中身について議論し吟味するコトは大切ですが、入り口から否定するのではなく、いま自分は何が出来るのかを考えながら、経済について問題に当たっていくのが、回復への一番の道なのではないはないでしょうか。
 
 さて、4日から8日にかけて、北朝鮮が、国連安保理決議に違反して、飛翔体を発射すると発表しています。
 北朝鮮による飛翔体の発射は、わが国を含む北東アジア地域のみならず、国際の平和と安定を損なう挑発的な行為であり、断じて容認できません。世界各国と緊密に連携し、北朝鮮に対し、引き続き、発射の自制を強く求めていきます。
 仮に、発射がなされた場合、万が一の事態に備え、防衛大臣に破壊措置命令を出させ、警戒体制を強化しています。
 発射が強行された場合には、すみやかに、テレビやラジオなどを通じてお知らせします。政府として、国民生活の安全を守るため、万全を期してまいります。
 
 相変わらず日本には平和ボケした脳内がお花畑のアレな人が絶滅せずにしぶとく残っているようですが、なんですかね、この際北朝鮮のロケットというのはミサイルでも衛星でも日本にとっては関係ないハズなのに、どうしてこれが議論になっているのかやえには不思議でなりません。
 だって、仮に爆発能力のない人工衛星だったとしても、日本国内に落下したら危ないじゃないですか。
 落下したところに人がいたら、確実に死にますよ。
 ですから、飛翔体の正体がなんであろうと、国内に落ちてくるのでしたら、それを排除するのは当然です。
 人工衛星だからといって、落下するのを指を口にくわえて見てて、それで死者が出たら、だれがどう責任を取るつもりなのでしょうか。
 もちろん一番悪いのは北朝鮮ですが、「人工衛星だから迎撃するな」と言っている人は、人工衛星を雨か何かだと勘違いしているとしか思えません。
 もしくはもう正常な思考が出来ない可哀想な人になってしまっているか。
 他人の家に人が死ぬほどの物体を飛ばすコト自体が非常識なのであり、領土領海領空問わずに「日本国内」に入ってくるなら、何であろうと迎撃するのが普通人常識人の判断でしょう。
 麻生さんの英断に期待しています。
 
 
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 ●編集長のひとこと
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 金融サミットに出席する総理に同行してロンドンに来ています。現在の危機は一国で対処しても克服できません。世界各国が協調することが不可欠です。日本としてやるべきことをきちんと実行し、各国に働きかけを行うとともに、連携をはかっていきます。
 
 松純先生こんにちは。
 相変わらず麻生さんにピッタリですね(笑)
 
 これまでの外遊に劣らず、総理の意気込みは、相当なものです。移動の機内でも、今回のサミットでどのような対応をとるべきか、熟慮を重ねていました。私も、総理の会談などの結果について記者団の皆さんにご説明する役割をもっていますが、ビジネス界出身の総理が自らの知識と経験をもとに活躍する様子をしっかり皆さんにお伝えできればと思います。
 
 大舞台に強いというのは、総理大臣としては大きな武器ですよね。
 なかなか総理が活躍するところを日本のマスコミは伝えようとしませんが、それだけに私設応援団の松純先生にはがんばってもらいたいところです。
 
 今週から、「太郎ちゃんねる」は、読者の皆さんから寄せられた質問に総理から答えてもらうこととします。なお、年齢や性別など質問者が記入されたご自身の情報も掲載させていただきます。総理に質問のある方は、どうぞお寄せください。(松純)
 
 ちなみに今週は
 
 「Q:総理に就任されて半年がたちましたが、感想を教えてください。(東京都、40代、男性、会社員)」
 
 という質問でした。
 なんかこの質問あまり面白くなさそうですから、もっとアレな質問に答えて欲しいですね。
 「ゴルゴに狙われたらどうしますか?」みたいな(笑)
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、ローゼン閣下を応援しています。