今日も国会は止まっています。
この詳しい様子というのは先週3日にわたって更新した通りであり、国会を私物化する民主党の姿というのは、形容しがたい醜さがあると、やえは感じています。
ただ、いつまでも国会が動かないというのも国家のためによくないですから、自民党も拒否ばかりではなく、前進させるような姿勢を見せているようです。
国会正常化へ 来月9日までの国会会期延長で大筋合意
民主、自民、公明の与野党3党は24日、国会正常化に向けて断続的に会談を開き、今月30日に迫っている今国会の会期について、野党側が求めていた9日まで延長することで大筋合意した。午後に行われる与野党幹事長会談で正式に決定する見通し。
この日午前の与野党協議では、自民、公明両党は審議復帰の条件として党首討論の開催などを要求。与党側が20日未明に衆院本会議で採決を強行した中小企業等金融円滑化法案(モラトリアム法案)の審議やり直しも求めた。これに対し、民主党の山岡賢次国対委員長は25日に衆院財政金融委員会でモラトリアム法案の追加質疑などを行い、26日に政府提出の法案すべてを衆院通過させたいとの考えを示すにとどめた。
|
なんだかツッコミどころ満載の記事なのですが、あら結局国会延長するんですか。
民主党は自分から頑なに国会会期を11月末までだと押し通したのに、結局延長するんですか。
まず民主党は、なんのために会期を11月末までにしたのか、ここを説明してもらいたいですね。
代表と幹事長のスキャンダル隠し以外の理由で。
そう言えば、鳩山総理の秘書がいよいよ立件されるそうですね。
鳩山献金、元秘書を立件へ 総額2億円超の虚偽記載容疑
鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」をめぐる偽装献金問題で、東京地検特捜部が、小口の匿名献金の大半を含む総額2億円超を偽装と認定し、政治資金収支報告書の作成担当だった元公設第1秘書を政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で立件する方向で詰めの捜査に入ったことがわかった。臨時国会の閉会後、在宅起訴を視野に検討するとみられる。元公設秘書は任意の事情聴取で容疑を認めている模様だ。
|
なんと言いましょうか、額が文字通り桁外れです。
さすが資産家は違いますね。
結局麻生さんにはお金の問題は全く出てきませんでしたが、どうして同じお金持ちなのにここまで違ってくるんでしょうか。
そして鳩山総理は、「秘書の罪は議員の罪」という自らの言葉をキチンと履行するのでしょうか。
逃げっぱなしですましてしまうコトのないよう、国民はシッカリと監視しなければなりません。
ところでふと思ったコトがあります。
鳩山総理って、いままでの3代前の総理大臣の、よく批判されていた悪いところの集合体なんじゃないかって思うんです。
1.超お金持ちで庶民の苦労を知らない(麻生総理への批判)
2.しゃべるコトが他人事のようだ(福田総理への批判)
3.数の力で様々な重要法案を強引に成立させた(安部総理への批判)
この全てを兼ね備えているスーパー総理大臣の鳩山さんは、いまだかつてこのような批判をマスコミでされていません。
こんなにツッコむ場所が多くて、逆にどれを取り上げていいのか分からなくなるぐらいですのにね。
とっても不思議!
さらにこの記事には重要なツッコみどころがあります。
それはこちらの記事にもっと詳しく載っていますので、ご紹介します。。
国会正常化へ=自民、審議拒否「潮時」
民主、自民両党国対委員長会談では、自民党が審議復帰の条件として、衆参両院で各法案の審議時間を十分確保することを前提に、(1)党首討論(2)「外交」「景気・経済」に関する衆院予算委での集中審議(3)日米首脳会談などに関する衆参両院本会議での政府報告・質疑−の実施を重ねて要求した。
|
国会が正常化するための条件として党首討論や予算委員会での集中審議を自民党が民主党に求めているワケですが、よく考えてみてください、本来これらの実施は全て当たり前の話のハズです。
特に党首討論なんて、いったい民主党は野党時代からどれだけ逃げれば気が済むのでしょうか。
しかもいまは責任ある与党です。
最も国民に語りかけなければならない存在の総理大臣が、どういう理由で党首討論できないと言うのでしょうか。
自民党がこれらを正常化の条件としているところに、民主党の滅茶苦茶さがあらわれていると言えるでしょう。
「やって当たり前」のコトを、わざわざ交渉の条件になってしまっているところが、いかに民主党の国会に対するやる気のなさをあらわしているかなのです。
自民党の目線にしてみれば、「頼むから国会を普通の状態にしてください」と、なぜか野党なのにそう与党に頼んでいるのです。
いかに与野党が逆転して日が浅いと言っても、これはさすがにひどい状況なのではないでしょうか。
与党民主党は、国権の最高機関である国会を私物化し、いかに自分たちが目立てるかどうか、国民に媚びが売れるかどうかだけに腐心しているのです。
いったい日本はどうなってしまうのでしょうか。
|