値上げ!?発泡酒
発泡酒。
麦芽67%未満のアルコール飲料をそう呼び、現在一般に売られている発泡酒の主流は最も税金が安い麦芽25%未満のものである。
オレもよく飲む。
それは安いからだ。
普通のビールは350ml缶で約200円、発泡酒は約140円ぐらいだろう。
ペットボトルジュースの値段でビールに「近い」味が楽しめるので多くの人に支持され売り上げもどんどん伸びているらしい。
なんと、大蔵省がこの発泡酒の税率を上げると言い出しているのだ。
しかも発泡酒とビールの税率を同じにすると言っている。
何を考えているのだ。
税率が上がり、発泡酒とビールの税率が同じになれば、定価も同じになると考えられる。
値段がビールと同じ“疑似ビール”
誰が買うかそんなもん。
あまり酒が好きでない人に言わせると、ビールの味の違いが分からないらしいが、
(余談だがオレは居酒屋に行くと「生」でないと飲まない。よく瓶との味の違いを聞かれるが生の方が美味いの!(笑))
しかしメーカーや銘柄によっても味が違うし、発泡酒とビールを比べようものなら、全く違う。
はっきりいってビールの方が美味いに決まっている。
ではなぜ発泡酒を買うかというと、美味さと価格を比べたコストパフォーマンスが発泡酒の方が優れているためにそちらを選ぶのである。
発泡酒を買う人で、発泡酒の方が美味いから買っている、という人はあまりいないのではないかと思われる。
買う理由はオレと同じだろう。
だから、発泡酒がビールと同じ値段になったら売れない。
こんなの誰だって予想はつくだろうが。
発泡酒に対する税を上げることによって、1500億円の税収が増えることを大蔵省は期待しているようだが、増えるわけねぇだろーが。
それとも発泡酒を買っていた分だけ、これからビールへの売り上げになるとでも思っているのか。
日本の官僚はこんなにアホだったのか?
発泡酒の売り上げが増えたから増税しよう、だなんて、なんと短絡的で浅ましい考えだろうか。
どーせ、高級官僚様や政治家様は発泡酒なんて安っちい飲み物なんて御飲用なされられないのでビールとの違いが分からず、発泡酒ファンでもいるのだと御勘違いなされていらっしゃるんだろう。
なぜ発泡酒が売れているのか、庶民の感覚など殿上人の方々にはご想像も付かれないのだろう。
こういう言い方は本当は好きじゃないんだが、ここでは敢えて言わせてもらう。
発泡酒の税率を上げるより、テメーらの接待費諸々を節約した方が赤字を埋めることができんじゃねぇのかぁ!!
発泡酒の税率を上げるなら上げやがれ。上げてみやがれ。
税収が上がるかどうか見てみやがれ。
そして自分達の無能さを、短絡さを思い知るがよい。
こういう場合、政治家主導なら政治家を責め、結果に対して責任を問えるのだが、完了の場合そういかないのが卑怯だよなぁ。
とりあえずは、宮沢のジジイはもうやめろ。
発泡酒増税についてなにやら「肯定もしていないし否定もしていない」などと、大蔵省のボスらしからぬ無責任なこと言っていたが、まぁ、もうボケてんだろ。
ボケジジイはもう引退してください。日本のために。
とりあえず、税率が上がる前に買いだめしておくかぁ。
2000/11/19
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