徒然ニュース随筆2

 今回も徒然ニュース随筆となりました。
 というのも、近々あの手塚治虫の代表作『ブラックジャック』について、大論文を書こうと思っていまして、オレは同時に2つも3つも同時進行させるほど器用ではないので、今は構想を練っているというワケです。
 ただそれよりも、現在『ブラックジャック』は文庫版が出ているのですが、これがかなりの数が雑誌に掲載されたものより削られて文庫化されているため、現在絶版のチャンピョンコミックス版の『ブラックジャック』を手に入れることに苦労しています。
 それでも単行本化されていない話があっるので全ての話を読むことは不可能に近いのですが、できるだけ全ての話を読んでから論文を書きたいと思っていますので、全てそろえるまで少々時間がかかると思います。
 しかしホント読めば読むほど手塚治虫という人間はスバラシイ人です。

 さて、最近の気になるニュースですが、なにやら在沖縄米軍のアール・ヘイルストン4軍調整官とかいう輩が、沖縄県議会で海兵隊削減を求める決議を可決したことに対して、稲嶺恵一知事らを部下宛の電子メールの中で「われわれに損害を与える決議が通過したとき、何もせずやり過ごした。
ばかな弱虫だ」と書いたそうです。
 沖縄県議会のこの可決は、米兵の沖縄でのレイプ事件などの米兵不祥事に対して行われたもので、可決は当然といえば当然の話です。
 しかし、このヘイルストンとかいうアホは全く米兵の不祥事に対して反省もしていないし恥とも思っていないのがこれでよく分かります。
 多分米兵のほとんどはそうなのでしょう。
 同じ軍隊の仲間が行ったことであろうが、自分とは全く関係ない他人が起こしたもの、ぐらいにしか認識を持っていないようです。
 「外国人犯罪と反外人」でも書きましたが、この辺が外人と日本人との違いです。
 アメリカ人もこれだけを見れば恥知らずな連中であると言えるでしょう。
 しかも内容もスゴイです。
 何を持って「弱虫」と言っているのでしょうか。
 沖縄県議会の海兵隊削除要求が米兵の不祥事から起きたものということから推測するに、多分米兵は外国の女の子をレイプすることが勇気の印ということになっているのでしょう。
 そしてそのことは米兵の間では、それが軍隊だけでなく世間一般の常識だという認識なので、それに対して批判的なことをした沖縄県知事を弱虫呼ばわりしたのでしょう。
 つまりレイプ出来ない人間とそれを阻止しようとする人間は全て弱虫だと米兵は思っているようです。
 コワイコワイ。
 結局、ヘイルトンと米軍は謝罪はしたようですがへイルトンには処分は下されない模様です。
 今までにも日本では政治家が(発言内容は変ではないのに)韓国・中国に批判的なコメントを出すだけで辞任させられているのに比べ、これはどうかという処分結果です。
 所詮、米人の日本と日本人に対する意識なんてこんなものかもしれません。
 一部では「弱虫」発言は、地元住民のため綱紀粛正を続けるようにと部下に警告した中で出てきたもの、と報じていますが、どのように「バカな弱虫」で警告できるのか見せて欲しいものです。
 バカな弱虫の沖縄県知事に見つからないようにレイプしろ、ということでしょうかね。
 どっちがバカか、ホント米兵…というとまた騒ぐ人がいるかもしれないので、へイルトンは動物以下のようです。

 いい加減この話題を続けていると不快にしかならないので次行きましょう。
 先日某役所の出張所に行ったのですが、そこでちょっとしたトラブルがありました。
 オレに少々の手違いがあり、それについて前もって役所に問い合わせた結果、その役所にその書類を持っていくことになったので、その通り書類を持って役所に行ったのですが、その役所の人にそれは違う、みたいなことを言われてしまいました。
 もちろんオレも悪い部分はあるのですが、だからこそ前もって問い合わせたのですから、ちょっと不機嫌気味で順番待ちしていました。
 しかし名前が呼ばれて担当者が出てきたのでそちらに行ったところ、その担当者は若いお姉さんでした。
 この時点でちょっとオレの不機嫌度は下がりました(笑)  さらにその担当者はとっても親切丁寧で笑顔で対応してくれるので、もう不機嫌度は0になり、そして持ってきた書類もそこで受け付けてくれるというので、不機嫌度がマイナス、つまりとってもいい気分でその役所を出ることが出来ました。
 ただ、そのお姉さんとの会話の中で一つ疑問に思ったことがあります。
 そのお姉さんは私のことを「お客様」と呼んでいましたが、最近の役所はそう呼ぶように指導しているのでしょうか。
 それともこのお姉さんは、たまたま最近民間から転職してきたばかりの人だったのでしょうか。
 もし前者なら、日本の役所対応の未来は明るいでしょうが、後者ならたまたまオレの運が良かっただけですね。
 そしていかに役所はそう言うサービスに対して怠慢なのかということです。
 もし今回のオレに対してかなり態度が悪いようなら、オレはかなりキレ気味に担当者と会話をすることになったことでしょう。
 しかしお姉さんの対応がよかったので、オレは最後に「ありがとうございました」と素直に言うことが出来ました。
 ちょっとした企業努力(役所努力)で結果がこんなに違うのです。
 この役所の後、そのままの足で転入届を出すために某区役所に行ったのですが、そこでの対応は悪いものではありませんでしたが、良いものでもありませんでした。
 赤字企業である公共団体風情が、なぜこんなにふんぞり返っていられるのか、ホント疑問でなりません。
 役人は、赤字を出してまで仕事をさせて貰っているのですから、「ありがとうございました」ぐらいは言えるようになりましょう。

 最後に一つ、ちょっとイイコトがあったので報告します。
 冒頭にも述べたとおり、オレはいま『ブラックジャック』を探しています。
 そのために引っ越してきたこの新しい土地で色々な古本屋に行っているのですが、その中の一つの店に『のらくろ』がおいてありました。
 戦前の名作漫画の一つであるあの『のらくろ』です。
 とはいうものの、これは戦後に作られた復刻版でした。
 具体的に言えば、復刻版は2種類あって、はじめの復刻版ではなく、戦前に出された単行本と同じ装丁で作ろうという意図で出された復刻版です。
 これがナント一冊500円で売っていたのです。
 しかもこのシリーズは全10巻出ているのですが、10巻全てありました。
 もちろんすぐに全て買いました。
 後でHPで調べたのですが、この本は一冊2千円が相場のようです。
 いや、まったくイイ買い物をしました。
 内容も、現在では公でははばかれるようなセリフなどが多々あり、時代をよく象徴された漫画です。
 資料としてもなかなかよいものでしょう。
 今新しい本棚を注文中なのですが、そこに入れるのが待ち遠しい今日この頃です。

 次は『ブラックジャック』を載せられるかも分かりませんが、あまりに全巻を手に入れるのが遅れた場合違うものを載せるかもしれません。
 最近の更新の遅さは決してさぼっているわけでありません。
 ホントです(笑)
2001/2/9

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