☆やえニュース☆

あけおめことよろ元服制度復活を戦争の大義を語る資格小泉メルマガレビュー知的財産立国日本国民の選択「郵便局は変わったか?」日本の復興支援役所の議論小泉メルマガレビュー

平成16年1月5日

 あけおめことよろ

 ふっふっふとったあああぁぁぁぁああぁぁあああ〜。
 あああああああああ。
 恐るべし正月です。
 とりあえず、今年初めの一月はだいえっとに励まなければならないみたいです。
 あうーん。
 そんなやえの正月。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 あけましておめでとうございますっ!!
 本年もよろしくお願いいたします。
 
 
 いろいろあって去年の最後の更新が民主党のお話だったというちょっとアレな終わり方をしてしまいましたが、さらに今年初めの更新がイラクのお話をしてしまうと、もうおせちもおもちも食べ過ぎて消化不良になっちゃう〜状態になってしまうので、ここは一つ自粛しておきます。
 新年早々恒例の「元旦朝まで生テレビ」で色々と面白いネタを見つけたのですが、おいおい扱っていきたいと思います。
 
 さてせっかくですので、お正月らしい内容でおおくりしたいと思います。
 毎年この時期になるとテキストサイト界隈では「あけおめ」「ことよろ」論議がかわされます。
 今年もさぞはなやかしい論議だったことだと思います。
 それはもう竜虎相まみえると言った激しく際どい壮絶なる議論が起きたのでしょう。
 ・・・・・・・。
 ごめんなさい、やえはほとんどサイト巡回していなかったので分かんないんです。
 多分激しい議論が繰り広げられたんだと想像します。
 そうしておいてください。
 はい。
 ごめんなさい(笑)
 
 で。
 言わずもがな「あけおめ」は「明けましておめでとう」の略で、「ことよろ」は「今年もよろしくお願いします」の略ですね。
 新年の挨拶にこんな意味の分からない略語で済ませるなんて礼儀がなっていない、ということで論議が繰り広げられているワケです。
 
 でも「あけおめ、ことよろっ☆」って言うと、なんとなく可愛いですよね。
 意外に思われるかもしれませんが、やえは別にこれらについては特に違和感とかは覚えません。
 人によっては「あけおめっ」って言われると、身の毛がよだち全身の毛が逆立ち相手をぶん殴ってその場を逃走しなければ気が済まなくなってしまう特異体質の方もいらっしゃるみたいですが、正直やえとしましたらそこまで毛嫌いすることもないんじゃないかなぁと思っています。
 
 そもそもやえは「正しい日本語」というものを定義することはあまり意味のあるモノだとは思っていないんです。
 以前にも書いたことあるんですが、旧仮名遣いを信奉している人とか、漢字も旧字こそが正当で格好いいと思いこんでいる人とか未だにいるみたいなんですが、これらはまったくもってくだらない信仰なんですよね。
 何がくだらないって、今“使われている旧字”なんて所詮明治時代辺りに使われていた言葉に過ぎないからです。
 悠久の歴史を持つ日本の長い歴史からすれば、たった100年前程度なんて最近のことでしかありません。
 もし「古いから正しい」と言うのであれば、平安時代に使われていた言葉で文章を書くことが一番正しいことになるでしょう。
 日本人の高い文化意識から、今でも当時の言葉を習得することは可能ですから、是非とも「古文信奉者」は平安時代の言葉を使ってもらいたいと思います。
 はるはあけぼの
 
 なんか論点がズレてきたような気がするんですが、ええと、あけおめでしたよね。
 だからやえは「日本語の乱れ」とかをさして気にはしません。
 もし「あけおめ」が広く一般に認知されるのであれば、それはそれでいいんじゃないかと思っています。
 特にすすんで広めようとも思いませんが、反対する気もありません。
 日本語ってそうやって“自然に”変化していったんですから、どうこうしようとは思わず自然のままに身を任せればいいんじゃないでしょうか。
 なんか正月から平安時代なんてたいそうなことを言っておいて、結論はこんなもんだったりするんですけどね(笑)
 
 まぁ、「くだけすぎ」という理由で反対する人もいるんでしょうけど、確かに現時点では正式な場では相応しくないかもしれません。
 目上の人に「あけおめ、ことよろ」って言うのはちょっと勇気がいりますよね。
 
 というワケで、あけおめ派の人たちのためにやえは、正式の場でも通用しそうなあけおめを考えてみました。
 こんなのはどうでしょうか。
 
 「あけおめでございます。ことよろでお願いします」
 
 はじめから素直に「明けましておめでとうございます」と言えばいいような気がしました。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、あけおめでございますを応援しています。

平成16年1月6日

 元服制度復活を

 最近なぜか急に「ジジニュース」の方が賑やかになっています。
 「柔の道に赤髪銀髪なし、ガイドライン作成」のニュースなんて半年ぐらい前のニュースで、すでに元記事が消えているというのに、急に議論が始まっています。
 そして面白いです。
 あそこのコーナーって昔は「やえメモ」だったんですが、それから改築して、しゃべるカラスのジジを拉致招聘して心機一転を図ったのですけど、いまいち盛り上がりに欠けていたというのが正直なところだったのです。
 でも最近徐々に盛り上がってきてやえも嬉しい限りです。
 あそこはこんな感じでワイワイガヤガヤ議論したり雑談したり出来たらいいなと思っていますので、皆様お気軽に書き込みしてくださいね。
 また、いわゆる「スレたて」も誰でも出来るようになっていますので、気になるニュース等がありましたらバンバンたてちゃってください。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 大相撲横綱の朝青龍さんが新年の各行事に無断欠勤しまくっているというニュースが最近よく報道されます。
 本場所が行われていないせいもあるんでしょうけど、ヤフーニュースの相撲のトピックスでは朝青龍さん一色で覆われてしまっています。
 さすが歴代ナンバーワン問題児横綱。
 本領発揮です。
 土俵の外でも話題提供に余念がありません。
 
 とろこでこのニュースを報道していたあるテレビ番組で、誰かが朝青龍さんに対してこのようなことを言っていました。
 
 「彼はまだ23歳だから礼儀とかもまだよく分かっていない。これから周りが温かく見守って育てていけばいいんじゃないのか」
 
 確かに23歳で業界のトップ立っているという意味では、朝青龍さんは相当に若いと言えるとは思います。
 しかし礼儀という一般常識を考える上では、23歳は全然若くありません
 常識的に考えて、23歳で子供だと思っている人っていうのはそうはいないでしょう。
 一般社会でしたら、高卒で就職していたらもう社会人5〜6年目です。
 これで礼儀を知らなくても仕方ない、と言ってしまうのはどうなんでしょうか。
 
 そもそも最近の日本の社会は若年者に甘すぎると思います。
 例えば23歳と言っても、これが大学生だったら、「まだ学生か」なんて思ってしまう風潮があったりしますし、近年大問題になっている若年の犯罪でも、未成年者なら腫れ物を扱うかのような扱いを未だに続けています。
 さすがにその大問題のせいで18歳19歳辺りは青年並みの扱いをしはじめているみたいですが、これが15歳辺りになると完全に腫れ物になってしまいます。
 
 どうして「未成年」という区分があるかといえば、それは「子供はまだ社会常識やルールなどをよく分かっていない」という認識があるからですね。
 で、今現在ではその「常識を分かっていない」という線引きを20歳で引いているワケです。
 でもこれは絶対に甘いと思います。
 
 逆に言えば「20歳まで甘やかしている」と言っても過言ではないと思います。
 もうすぐ成人式のシーズンになりますが、最近毎年のように「体は大人、頭脳は子供」の逆コナンくん達が暴れ回るのが恒例となってしまっていますように、20歳まで“常識を知らなくてもいい”と育てられてきた逆コナン君達が、さらに成年という権利まで手に入れて、暴れまくっているんですね。
 今の社会って「20歳まで理解出来ない」じゃなくて「20歳まで知らなくていい」というのが実際の実情なのではないでしょうか。
 
 では果たして本当に20歳まで常識やルールや礼儀を理解することが出来ないのでしょうか。
 朝青龍さんは「理解することが出来ない」逆コナン君と認定されてしまっているようですが、しかし実際問題本当にそう思っている日本人がいるとは、とてもやえには思えません。
 やえは中学生ですが、中学生でも善悪の判断なんて当然つきますし、社会通念常識も普通に理解出来ます。
 だいたいそんなものは小学生の低学年ぐらいまで学ぶような範疇なのではないでしょうか。
 家庭で善悪を学び、幼稚園や保育園で基本的な人間集団社会を学び、小学校で理論的体系的な方やルールを学びます。
 中学生までで理解出来ないのはビジネス常識ぐらいなものなのではないかと思います。
 
 「逆コナン君現象」をくい止めるためには、当然大人達の自覚も必要ですが、子供達自身の自覚も必要です。
 自覚させるための何かが必要だと思います。
 やえは十四歳ですが、日本にまだ武士が存在していた時代、男子は15歳前後で成人していました。
 そうです、元服ですね。
 この制度を今復活させるべきだとやえは思います。
 
 成人式は成人式として今まで通り残しておきます。
 その前段階として元服があるワケで、つまり大人への段階として二段階あるということになります。
 元服を15歳として、20歳までの5年間は元服期で、大人並みの責任があるけど、大人並みの権利はまだ無いという厳しい期間です。
 元服期にはお酒や煙草は当然ダメとして、選挙権も持たせません。
 義務と権利は等分ではありません
 そんな厳しい期間を乗り切ってこそ、晴れて20歳で一人前の大人になれる、という寸法です。
 
 これからは、「もう元服したんだから甘ったれるな」とか「元服しているくせにそのザマはなんだ」とかいったしつけの言い方が出来るワケです。
 元服っていう一つの節目を作ることによって、しかられた本人にしてみてもしかられる一つの理由があるので、納得もしやすくなるのではないでしょうか。
 
 問題は一つあって、「15歳ではまだ何も分かっていない」という意見を言う人が必ず出てくると思うのです。
 しかし昔の人は同じ日本人として15歳辺りで実際に成人していたんですから、「出来ない」と言う方が根拠がない意見だと思います。
 結局人間なんて自覚の問題ですから、生物学上の年齢という問題で解決出来るモノではないと思います。
 だから15歳で自覚する第一段階のきっかけを作るべきなのではないでしょうか。
 
 きっかけですから必ずと言っていいほど自覚させなければなりません。
 元服は強制です。
 成人式への出席は任意ですが、元服は強制です。
 元服式には大げさと言っていいほどの儀式も必要でしょう。
 「自分は元服するんだ」と自覚させなければならないのですから、「今までとは違うんだぞ」という気持ちに自らさせなければならないのです。
 また、精神的且つ肉体的苦痛を与えるのも効果的でしょう。
 例えば長ったらしい詔(みことのり)を覚えさせるとか聞かせるとか、そんな感じです。
 しばしば海外では成人の儀式として男の子に対して割礼の儀式というモノが存在しますが、これも肉体的苦痛を与えることによる自覚の芽生えさせと言えるでしょう。
 また結果が残りますのでそういう意味でも自覚が芽生えるのでしょう。
 こういった様々な方法を用いて、大人への自覚を持たせるのです。
 現代では「本人の自覚に任せるべきモノ」なんて甘ったれたことがよく言われますが、ほっとくだけで成長するほど便利な生き物ではないんですね、人間は。
 
 日本では割礼の儀式という文化は存在しませんので、それは無くていいと思います。
 なんか想像したら可哀想ですもん(笑)
 
 ともかく、男子女子にかかわらず15歳で元服させることこそが、今の日本の未成年者の乱れを押さえる手段になるのではないでしょうか。
 厳罰化とか法律化とかといった西洋的な明文化のルールだけで考えるのではなく、日本の独自文化にあるモノを活用した方が上手くいくと思います。
 
 元服で自覚させた子供は、自主的な成人式でも立派な態度がとれるようになるでしょう。
 もそれでもダメなら法律で処罰するしかありません。
 そしてそれらを見守る側の大人としても、元服という一つの節目を迎えさせることによって、朝青龍さんに言ったような「まだ23歳なんだから」という“甘ったれた大人”に対しても自覚を持たせることが出来るようになると思います。
 
 平成の世に今一度元服という制度を復活させてみたらどうでしょうか。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、元服を応援しています。


平成16年1月7日

 戦争の大義を語る資格

 ついに復活されましたゲスさんを筆頭に、ゆきにゃーメセナさんとジョジョ好きVNI四天王の一人として(いつの間に!?)紹介せずにいられるだろうか、いやいられない(反語)
 
 今まで荒木先生の絵がないジャンプを買い続けましたが、今ひとつしっくり来なかった月曜日。
 ついに今週のジャンプで告知が来ましたっ!!
 

 荒木飛呂彦新連載!!
 賞金60億円をGETせよ!!
 19世紀末北米大陸横断
 サバイバルレース開始!!
 『スティール・ボール・ラン』

破格の賞金を目指し、未だ誰も成し遂げたことのない
 大陸横断レースへ男達は走り出す!!
 
 週刊少年ジャンプ8号(1月19日発売)より連載開始!!

 
 フハハハ 馴染むッ やはりジャンプは、荒木絵が実によく馴染むぞォオオオッッ(血と脳髄をまき散らしながら頭をボリボリ)
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて、イラク問題です。
 みなさんもしかしたら、年末年始からニュースとか新聞とかで散々この問題についていろんな人が意見したり議論したりしまくっていましたので、もうお腹いっぱいかもしれません。
 正直やえもお腹いっぱいです。
 3日目のおせち料理と同じぐらいお腹いっぱいです。
 
 そんな中で一番お腹いっぱいなのは、「戦争の大義」についてです。
 サヨクは「戦争の大義なんかないんだから今すぐやめろ」と言い、
 親米保守は「独裁者の打倒と民主主義の確立のための戦争だ」と言い、
 反米保守は「ポチ保守は、はじめは大量破壊兵器の破棄が目的と言っていたのに本質をすり替えている。戦争の大義など無い」と言っています。
 
 今までやえはイラク問題について多くの時間を割いて扱ってきまして色々考えてきた中で、この問題の本質的な問題とは、今扱っているアンケートの件に全てがたどり着くんじゃないかと考えました。
 すなわち「日本の防衛・外交はどの方向を向くべきなのか」です。
 
 イラク戦争はすでに過去の事件です。
 今しきりに「日本はどうすべきなのか」という事が議論されていますが、これも本当は「過去に行うべき議論」だったのです。
 過去の行動が現在につながるのは当然の話で、日本の過去の日本の行動が今の日本の行動につながっているワケで、つまり日本は今まで戦争と防衛を真正面から捉えなかったのですから、それが現在のイラク問題の自主性の無さに繋がっているワケです。
 今のことを今議論するというのは遅すぎると言わざるを得ないでしょう。
 過去楽をしていたツケが今かえってきているのです。
 今までの日本は、防衛努力を放棄し、アメリカに追随することを国是としてきました。
 クリントン前大統領が日本を飛ばして先に中国に訪問した時の日本の議論というモノは「このままでは日本はアメリカに見捨てられてしまう」という今考えたら笑い話に聞こえてしまうようなモノだったのです。
 そして日本は、戦争というモノを本質から考えることを放棄し、自国だけ平和でいればそれでいい、という夢想を国政の第一政策としてきました。
 これが過去の事実なのです。
 
 敢えて辛辣に書きます。
 
 そんな日本には「戦争の大義」というものを考える資格などありません。
 
 今まで散々防衛というモノを考えようとせず、戦争というモノを見ようとしなかったクセに、いきなり口だけのキレイゴトを言っても全く説得力はありません。
 「戦争の大義」というものを考えられる資格は、しっかりと戦争の本質を見て、防衛と外交をしっかりと整備してこそ与えられる資格です。
 それを放棄してきたのは誰でもない日本自身であって、いきなり反米感情が高まったからといっても、その理由だけで「戦争の大義」を考える資格が与えられるという事にはならないでしょう。
 
 だから、今、いえ、今更イラク戦争についてどうだこうだ言っても、“終わった”イラク戦争を受けての日本の行動をどうたこうだ言っても、もはや手遅れの話でしかないのです。
 小林よしりん先生なんか、「正月朝まで生テレビ」で「思想的にはそうだが、現実的に考えたら政治家を責められない」と言った田原総一郎先生をかなりの語気で責め立てていたり、『ゴー宣』で小泉首相を批判したりしていますが、イラク問題とその日本の対応に対して、責めるべきところはそんなところにはないとやえは思います。
 よしりん先生はアメリカに対してはかなり前から強烈な警鐘を鳴らしていらっしゃいましたので今されている主張も理解出来ないことはないのですが、しかし日本人そのものが自立出来ていなかったのですから、いくら反米の感情だけを持ったせたとしても、それは現実問題をかえりみない駄々っ子のような理論にしかならないのではないでしょうか。
 
 今、日本人のほとんどの人は「戦争の大義」というモノに対して様々な意見を持っていると思います。
 イラクへの自衛隊派兵に賛成する人も反対する人も、この「戦争の大義」の問題は重要なポイントにしています。
 しかし、少なくとも今回のイラク戦争一連に対しては、日本人は「戦争の大義」を考える資格など無いのです。
 戦争の本質を見ない人が、どうしてその大義なんてモノを考えることが出来るのでしょうか
 日本が自立的に戦争を選択出来るようになってから、その大義を語る資格を与えられるのです。
 
 間違った歴史を繰り返すことは愚か者のすることです。
 今回のイラク戦争についてはもはや何も選択肢は無いのですが、これからの日本の将来については考えていく必要があります。
 もし現状に不満であるなら、将来のために今の日本防衛を現実的に考えていく必要があるでしょう。
 
 はじめにも言いましたように、最後の結論は「日本の防衛・外交はどの方向を向くべきなのか」にたどり着くのです。
 この問題を考えることが「第一歩」なのです。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、今を取り繕う議論より、明日のための議論を応援しています。


平成16年1月8日

 小泉メルマガレビュー

 小泉内閣メールマガジン 第123号 新春特別編成 ============= 2004/01/08
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 新年にあたって
 新年、明けましておめでとうございます。小泉純一郎です。
 
 あけおめでございます。やえです。
 
 昨年は、外交、内政ともに、きびしい年でしたが、今年はよい年であるように皆さんとともにお祈りしたいと思います。
 
 まぁ「去年一年間は悪いことなんか全然無く本当に幸せな一年でした」なんて事はあり得ないと思うんですけどね(笑)
 
 お正月ですが、自衛隊の諸君は、すでに先遣隊が出発し、イラクにおける人道・復興支援のために準備をすすめています。それに加えて、インド洋ではテロ対策支援活動に活躍し、東ティモールでのPKO活動では国づくりに貢献しています。昨年末のイランの大地震では、民間の方々と一緒になって被災者の救援活動にあたりました。
 
 どっかのテレビか新聞に「正月ぐらい自衛隊員にもゆっくり休ませろ」とか言っていた人がいましたが、もう平和ボケ大満開ですよね。
 自衛隊が出動するのは出動先の事情が差し迫っているからで、日本国内状況とはあまり関係ない話です。
 例えば阪神大震災が正月に起こっていたとしても、「正月ぐらい休ませろ」とでも言うのでしょうか。
 
 日本国民を代表して活躍している自衛隊の諸君、民間の方々、NGOの方々、そして政府職員などの方々に対し、心から敬意と感謝を表したいと思います。
 
 今多くの人が自衛隊派兵について意見を述べていますが、しかし「自衛隊員への敬意」という問題にはほとんどの人が触れようとはしません。
 ちょっと前までの自衛隊員の世間の扱いというのは酷いモノがありました。
 言わずもがなその主導者はアサヒや日教組をはじめとしたキチガイサヨクによるものなんですが、昔ある小学校で、「○○君と△△君と□□さん立ちなさい。みんな、この子達の親は自衛隊や警官をしているとても悪い人たちなのです」と学級会で先生が生徒達に向かって話したことがあるという事件もあったぐらいです。
 ひどいものです。
 日本の安全を命を張って守ってくださっているのは自衛隊員の方々なのです。
 彼らに対して名誉と誇りを持たせ、国民全員が尊敬出来る気持ちを持つことも、日本が外向的にも軍事的にも自立するために必要なことなのではないでしょうか。
 
 イラクの復興支援については、一日も早くイラクにイラク人による民主的な政府ができるように、世界各国が支援しているところです。中東の安定なしに世界の平和と安定はないという観点から、日本としても支援を続けていかなければならないと思っています。
 
 復興支援については言いたいことがありますので後日にさせていただくとして、しかしやえは思うのですが、あの中東当たりの砂漠だらけで農業や工業がやりにくいという“不毛の大地”に、石油という現代社会になくてはならい最も基本的なエネルギーが存在しているという、何もないけどそれ全てを跳ね返すほどの力を持つ石油があるという事実に、とても因縁めいた神のいたずらのような偶然を感じます。
 
 北朝鮮問題については、拉致問題と核、ミサイル問題を総合的、包括的に解決して、日朝国交正常化を実現していくという基本方針のもとに、北朝鮮に対して誠意ある対応を求めていきたいと思います。
 
 ふと思ったのですが、「北朝鮮問題の解決」とは一体何を持って解決とされるのでしょうか。
 拉致被害者の家族が全員日本国内に戻ってきた時でしょうか。
 北朝鮮にそれらの補償をさせた時でしょうか。
 それとも核・ミサイル問題も含まれるのでしょうか。
 しかしその場合、日本はさして強気な態度には出れないような気がします。
 さらに言えば、「北朝鮮問題」が解決した後は、日本は北朝鮮に対してどのような態度をとればいいのでしょうか。
 国交を結んで友好国として付き合うのでしょうか。
 問題は問題として別問題で、やはり今のように冷え切った関係のままなのでしょうか。
 それとも積極的に支援していくのでしょうか。
 イラク問題と同じように、先のことを議論しておかないと、その場になって議論しても遅いですから、先のビジョンをしっかりと見据えておく必要があるのではないでしょうか。
 
 内政面では、私が総理に就任して以来、改革の種をまいてきて、ようやく芽が出てまいりました。改革が一歩進むと「不十分だ」、二歩進むと「中途半端だ」と批判する声がありますが、構造改革は2年や3年で簡単に実現するものではありません。改革の方針、改革のめざす方向にいささかの変更もありません。
 
 就任当初は「ワイドショー内閣」とか言われて「何もしていない」とか言われていましたよね。
 さすがに最近は「何もしていない」とは言われなくなりましたが、小泉さんへの批判がその場限りの揚げ足取りでしかないというのは、今の野党やマスコミのくだらなさの証拠なのではないでしょうか。
 
 道路公団民営化の問題については、民営化推進委員会の意見を基本的に尊重して具体策をまとめることができました。この法案を国会に提出し、平成17年度に道路四公団の民営化を実現します。
 
 なんだかこの問題はワケが分からなくなってきているんですが、そうなんですか?
 やえは、無駄な税金の投入というのも理解出来ますが、なんでもかんでも利益が出るかどうかだけを指針にすることには疑問ですし、国民の多くは反対でも地元の人たちは望んでいる道路があるという現実も見たことがありますし、そもそも市場原理に即するというのであれば首都高は値上げすべきだと思うのですがそうすると急に反対しはじめるという自分可愛さだけの国民の意見というのも事実として存在していますし、藤井元総裁のテレビタックルの大根役者ッぷりといったら哀れの一言しか出ませんし、おかげで民営化委員会委員の猪瀬さんの本が売れてけっこうオイシそうだなと思ってみたり、ところで民営化委員会は今いったい何人残っているのかずいぶん辞めてしまったという話を聞いたような気がしてみたり、結局何が正しくて何が悪いのかよく分からないと言うのが本音です。
 道路公団民営化は是なんですか?否なんですか?
 
 昨年4月に郵政公社になってから、郵便局のサービスはずい分良くなったという声を聞きます。これからは、改革の本丸ともいえる郵政三事業の民営化の問題が本格的に動き出します。
 
 んー、そうなんですか?
 やえは前とあまり変わらないような気もするですが、これ一度国民アンケート取ってみたら面白いんじゃないでしょうか。
 もし反応が良かったら道路の方も民営化した方がいいということになるかもしれませんし。
 しかし郵政民営化は小泉さんの政治家としての目標の一つであったワケですが、このように本当にそれを実行出来るという人も珍しいと思います。
 小泉さんは政治家の中でもかなり運のいい人なのかもしれませんね。
 
 今日は瀬戸内海の小さな島、豊島(てしま)を訪問します。大量に不法投棄された廃棄物をどうするのか、私が厚生大臣の時にその解決に向けて取り組みを始めましたが、去年の秋からようやく廃棄物を掘り出して処理していく作業が本格化しました。
 
 最近テレビなんかでよく取り扱われるテーマですね。
 しかし掘り出してまで処理するとのことですが、やっぱりこれは政府がお金を出すんですよね・・・。
 そうなると不法投棄した業者が丸儲けですよね。
 仕事を請け負った時から料金を取って、処理代はただで、まるまるそのまま儲かるということになるワケで。
 しかし廃棄物をほおっておくワケにもいかないですから、うーん、腑に落ちないですけどこうするしかないんですかねぇ。
 
 厳しい国際競争の中、優れたデザインで国際的な評価を得て頑張っている今治の中小企業や、「坂の上の雲」をテーマに住みやすく歩きやすい街づくりをめざす松山の都市再生なども視察する予定です。
 
 以前のメルマガでも大阪の中小企業のお話をされていたことがありますが、小泉さんのいいところって「アレがダメだ、これがダメだ」とダメなところばかりをあげつらうのではなく、「こんなところにいいところがある。ココのこれは素晴らしいモノがある」と良いところを積極的に紹介していくところだと思います。
 ダメだダメだと言われると、確かに危機感を持って事にあたれることもあるんでしょうが、しかし今までのバブルがはじけてからの社会というのは、「ダメだ」が飽和状態になってしまって、そうなると気分も鬱になって、結果的には閉塞感ばかりが漂う社会になってしまったというのが現実のところです。
 しかしこれからは、こんなところにこんないいものがあるんだから自分たちも頑張ろう、と前向きな気持ちを持つことこそが、今までの閉塞感を打破していく力になると思います。
 
 これからも、悲観論におちいらず、知恵とやる気で頑張っている地方や民間を応援していきたいと思います。
 
 はい。
 多分政治家の中でも小泉さんがそれを一番分かっていらっしゃるんだと思います。
 今までの総理も、野党も、マスコミも、全員がそろって閉塞感を煽っていましたから、総理こそが先頭に立って奮闘してください。
 応援してまーす。
 
 このメルマガについて、皆さんからたくさんのご意見やご感想をいただいています。皆様のご意見をとり入れて、今年はメルマガに新味を出していきたいと思います。
 
 今年もお体にお気を付けてがんばってください。
 
 
 [新春特別企画]
 ● 閣僚の抱負
 新年最初のメルマガの発行にあたり、各閣僚の方に、所管行政についての抱負を語っていただきました。
 
 え!?
 もしかして閣僚全員ですか?
 ちょ、ちょっとそれは長くなりそうなヨカーン(汗
 
 (総務大臣 麻生太郎)
 今年は、電子納税の開始など、電子政府・電子自治体が本格的に動き出します。三位一体の改革は2年目、市町村合併も仕上げの段階です。郵政民営化、ユビキタスネットワーク社会の実現や、地上放送のデジタル化など、総務省が抱える未来のための課題は目白押しです。常に「国民生活を豊かにする」という視点を忘れずに取り組んで参ります。
 
 電子納税ってなんですか?
 どこかで公共料金の支払いもネットで出来るようになると見たことがあるんですが、もしかして税金もそうなるんでしょうか?
 もしかして税金ソフトを活用すれば誰でも簡単に青色申告!?
 
 (法務大臣 野沢太三)
 司法制度改革は、これまで裁判迅速化法の制定、法科大学院制度の創設など、着実にその成果をあげてきました。本年の通常国会では、いわゆる裁判員制度の創設、司法ネット構想に関する法案などが提出される予定です。司法制度改革の総仕上げの年として、より身近で分かりやすい司法制度を構築するために全力で取り組んでまいります。
 
 あああああああああ。
 裁判員制度のことすっかり忘れていました。
 困りました。
 ちょっとそこまで勉強する時間がありません。
 うわー、助けてください、まきなおねーちゃん
 
 (外務大臣 川口順子)
 二人の外交官が殉職、拉致被害者のご家族の帰国が果たせぬままに新年を迎えたことは無念の一言につきます。イラク復興支援では志半ばで倒れた同僚の遺志を継いで、イラクの人々の期待に応え、国際社会の一員として責任を果たします。北朝鮮の核開発・拉致問題、自由貿易協定等、重要な課題が山積しています。解決に向け大きな前進を得るよう全力を尽くします。
 
 イラク問題が片づいても北朝鮮問題が控えているという外務省です。
 今年一年だけでなくこれからもお役人さんは走り回ることになるんでしょう。
 田中マキコさんがいた時の方がもしかしたら平和だったのかもしれないと思うのは皮肉でしょうか。
 
 (財務大臣 谷垣禎一)
 今の景気回復を軌道に乗せつつ、子や孫の世代に負担を残さない持続的な財政を構築し、皆様が安心して暮らせる社会を築くことが、財務大臣の使命だと考えております。限られた財源の中でメリハリを付けた予算編成や、持続的な経済社会の活性化を目指した税制改正など、構造改革を加速するための取組みに、本年も全力で取り組んでまいります。
 
 財務大臣という、大臣の中でもトップクラスの要職についているのにもかかわらず、いまいち影の薄い谷垣先生です。
 逆にいえばそれだけ堅実なお仕事をされていると言えるのだと思います。
 谷垣さんってかなりやり手の方だと評判の政治家さんですからね。
 
 (文部科学大臣 河村建夫)
 「人づくりは国づくり」。知育、徳育、体育、食育を重視した人間力向上のための教育改革を進め、教育基本法の改正にもしっかり取り組みます。4月からの国立大学法人化が円滑に実施されるよう万全を期すとともに、魅力ある大学づくりを進めます。我が国の発展を支える科学技術・学術の振興を図ります。これら未来への投資に全力を尽くしてまいります。
 
 最近教育基本法改正の問題は聞かれなくなりましたね。
 国造りの基本はやはり人ですから、教育こそが国の基本と言えるでしょう。
 河村先生にとっても教育基本法の改正は悲願の一つのハズですから、是非とも早いウチに成し遂げてください。
 
 (厚生労働大臣 坂口力)
 歴史的にも、今日的にも日本ほど少子高齢社会が急速に進む国は存在しない。世界の先端を行く以上、日本独自の道を造る以外にない。医療や年金改革を進めるに当たって、外国の真似をしていたのでは道を拓けない。社会保障は全体として考えよ、と言われるが、社会保障だけを見ていても道は生まれない。少子高齢社会を乗り越える社会そのものを求める時が来ている
 
 小泉内閣発足時からの閣僚でいらっしゃる坂口先生です。
 どうしても目線が頭に・・・。
 やえの要素では今年は年金問題が大議論になると思いますので、坂口大臣にとって至難の年になるかもしれません。
 日に日にミイラに近づいて・・・医者の不養生という言葉がありますが、最後の試練だと思ってがんばってください。
 
 
 ごめんなさい、やっぱり全員にコメントしてたらとんでもないことになりそうなんで、飛ばしとばしでいきます。
 
 
 (国土交通大臣 石原伸晃)
 皆さんに、私からの新年のお願いです。皆さんの街に本当に必要なものは何かを、もう一度考えて欲しいのです。国土交通省の仕事は、国民生活の基盤作り。日々の暮らしに直結しています。だからこそ、必要な分野に集中したいのです。国の財政も厳しい中、もう大盤振る舞いはできません。無駄を省いたその分で、本当に必要なものを作るために。皆さん、ご協力下さい。
 
 なんかせっぱ詰まってません?(^^;;
 特に「必要な分野に集中したいのです」という辺りに色々な思惑を感じてしまいます。
 ええと、がんばってください(あせあせ
 
 (内閣官房長官/男女共同参画担当大臣 福田康夫)
 今年の大事な課題は、国民一人一人が安全で安心して暮らせる社会を築くことです。「安全」は、犯罪や災害を防ぎ「世界一安全な日本」を取り戻すことです。「安心」は、経済や社会の仕組みを改革し将来に「安心」をもてる社会を築くことです。また、国際社会が平和でなければ日本の繁栄もありません。今年も、内外にわたり一歩一歩着実な前進をはかります。

 
 福田さんって「安全な日本」というものに相当の思い入れがあるようで、よくこのフレーズを聞きます。
 「安全と水はもはやタダではない」と言われますが、究極的には、安全はタダで手に入るモノだと、それすらも意識することが無いぐらいの安全な国というのが理想ですから、少しでもそうなれるようがんばってもらいたいです。
 そして我々も努力しなければならないと思います。
 
 (防衛庁長官 石破茂)
 日本の独立と平和、国民の生命・財産、自由や人権、そして民主主義。大切なものは誰かの努力と献身によって守られるものであり、水や空気のように自然と存在するものでは決してありません。我々防衛庁・自衛隊は、国民の皆様の理解と信頼を得て、世界と祖国日本のため、与えられた責務を全うすべく創立50周年にあたる本年、全力を尽くして参ります。
 
 我らがアイドルの石破長官を外すワケにはいません(笑)
 っと、さっき言ったことを見事に裏切ってくれています。
 さすが石破さんは違います(笑)
 今年は自衛隊にとって様々な意味で飛躍の年になれればいいですね。
 
 (沖縄及び北方対策担当大臣/科学技術政策担当大臣/個人情報保護担当大 臣/情報通信技術(IT)担当 茂木敏充)
 科学技術やITは、日本を元気にしていくための鍵です。世界最高水準の「科学技術創造立国」、個人情報が適切に保護され、国民がITの便利さを実感できる社会を目指します。沖縄については、いよいよ「沖縄科学技術大学院大学」が事業化されます。また、自立型経済の構築に向けた振興策を推進し、基地負担軽減のため諸課題の解決に努めます。併せて、北方領土問題の早期解決に全力を尽くします。
 
 利便さの実感よりも、個人情報の保護を先に言わなければならないところにつらさを感じられます。
 
 (金融担当大臣/経済財政政策担当大臣 竹中平蔵)
 2004年は改革の芽を樹にしてゆく重要な年です。日本経済は安易な財政拡大に頼ることなく持ち直しています。これは従来なかった新しい姿です。不良債権が着実に減少し、企業の改革が進む中、政府の財政赤字も基礎的収支(借金の元利払いを除いた収支)がはっきりと改善に向かいます。今年は、郵政民営化など、まさにこの国のあるべき姿を大きく問う一年になります。
 
 というか、財政拡大出来ないんですよね。
 新しい姿と言うよりは頭打ちと言った方が適切かもしれません。
 
 (地域再生担当/行政改革担当/構造改革特区担当/規制改革担当大臣/産 業再生機構担当大臣 金子一義)
 みなさん今年を「挑戦する地域」の年にしましょう。今の時代、幕末と違って政府に戦(いくさ)を挑むことはできませんが、そのかわり、規制緩和や権限委譲を堂々と求めることはできます。私が担当する「地域再生」は、そんな「挑戦する地域」を支援する仕事です。ただ、挑戦には「知恵と勇気」が必要です。地域再生のための意欲的な提案を臆せず出してください。一緒に日本を元気にしていきましょう。
 
 もし平成幕末の世になったら、新選組してくださる方はあらわれるのでしょうか?(笑)
 
 
 以上です。
 飛ばしてしまった大臣さん方ごめんなさい。
 また面白い文章をこのメルマガで読ませてくださいね。
 
 
 [編集後記]
 あけましておめでとうございます。私の地元では丸い餅が多く、私は今年も丸い餅でお正月を迎えました。皆さんはどんなお正月を過ごしましたか?
 
 細田副長官さんは確か島根県選出でしたっけ?
 やえのふるさと広島でも丸餅が主流です。
 最近は関東でも丸餅を売っていたりしますけど、さらに広島では丸餅の中にあんこを入れたりします。
 これを言うと東の方々はビックリなさるんですよね。
 それって餅?って(笑)
 
 今週から2週にわたって「第3回オンラインアンケート」を行います。メルマガ誌面のリニューアルに向けたものですので、ふるってご参加ください。参考までに私のアイディアをひとつ。「もし私が総理だったら、こんな構造改革を断行する、教育制度をこう変えたい・・・」といった皆さんの投稿でつくる『アイ・アム・総理』なんてどうでしょうか。皆さんの斬新なアイディアをお待ちしています。今年もメルマガをよろしくお願いします。(博)
 
 おおっ
 なにやら面白い企画をなされていますよ。
 そのアンケートはこちらのようです。
 
 ※ 第3回オンラインアンケート
 http://www.mmz.kantei.go.jp/inq/inq_top.pl?INQCD=OA040108si
 
 なんか面白そうですね。
 やえも投票してみましょうか。
 ええと、「回答受付期間は1月8日(木)〜21日(水)の14日間です。」とのことなのでお早めに。
 
 というワケで、ちょっとぴり尻切れトンボ気味な今週のメルマガレビューでした。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。


平成16年1月9日

 知的財産立国日本

 本当は前書きにするつもりだったんですが、書き始めるとやたらめったら長くなってしまいましたので今日はそれを本文にします。
 最近には珍しく、久しぶりに超長文になってしまいました。
 どうぞがんばっておつきあいください(笑)
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 最近法律関係のサイトで、にわかに話題になっているとある事件があります。
 その話題の舞台は、内閣府に置かれている「知的財産戦略本部」であり、事件とは、日本の知的財産法の権威である中山信弘先生が知財戦略本部の事務局に対して「独善的」だと苦言を呈した事から騒ぎになっているようなのです。
 
 ところで、正直やえは中山先生という方を存じ上げません。
 知財法の権威といわれても「へぇ〜へぇ〜へぇ〜」としか言いようがありません。
 また同時に内閣府の知財戦略本部も、その存在は知っていましたが内容までは特に知ろうとは思っていませんでした。
 だって専門的すぎて専門家ではないやえにはよく分からないんですもの。
 ただ、新しい日本の経済戦力としての一翼を担うであろう知的財産に対してはそれなりの関心を持っていましたから、注目はしていました。
 
 で、そんな知財戦略本部事務局問題ですが、それを取り上げているサイトのそのほとんどが事務局と政府を非難するような内容でした。
 「中山先生がこれだけ苦言を呈しているのにそれを無視するとは何事だ。事務局の荒井事務局長は即刻やめてしまえ」
 というような感じのことが書かれています。
 簡単な経緯は、サイトで話題になった発端のサイト「お代官様、あんまりだ。」と、それを詳しく解説しておられるこちら「中山先生の懊悩」をご覧ください。
 
 このようなことが起きるとだいたい非難されるのは政府側というのが世の常ですね。
 そして内部のゴタゴタを人間喜劇として外部の人が楽しむというのもいつものパターンです。
 例えば、道路民営化推進委員会でも、委員選出の時から切った張ったの大喜劇が繰り返されて、お茶の間の国民を多いに喜ばせたモノです。
 
 しかし、お茶の間ワイドショー的なモノの見方では問題の本質は見えては来ません。
 道路問題にしても、猪瀬先生をはじめとした推進派を「善」とし、古賀誠先生をはじめとした道路抵抗勢力を「悪」とした勧善懲悪の物語で見ていただけでは、結局表面的なゴタゴタは楽しく見れたけど、「では道路問題って本当はどうなっているの」と聞かれるととても困った事態になってしまうという事になってしまいます。
 人間という複雑な生き物を「善」と「悪」だけの二元論に押しつけて見ても、それは全く本質からは遠ざかってしまうでしょう。
 推進派と呼ばれる人の中でも、猪瀬さんの考え方と別の委員の考え方とはやはり違う考え方があるのは当然で、それらが複雑に絡み合ってこそのゴタゴタだったというのは、ちょっと考えれば当然のことだと思います。
 
 だから、知財本部事務局問題にしても、「政府・事務局=悪」「中山先生=善」という二元論で語るのはどうなのかとやえは思っています。
 政府は政府の思惑があるでしょうし、政府の中でも個人のよって立場や考え方も違うでしょうし、事務局だってそうでしょうし、中山先生の立場や考え方も当然あって、それは意見の相異でしかなく、どっちが正しくてどっちが悪いかという切り捨てたような決めつけ方は出来ないと思います。
 
 なんかこう書くと、やえは政府贔屓だ、なんて言われるんですが、そうではなくてですね、冷静にモノを見て欲しいなというのが本意なんです。
 どうしても政治に関しては「政府を批判することが中道。少しでも擁護すると政府の回し者」と言わんばかりな空気が漂っているんですが、それは絶対間違っているとやえは思います。
 まぁこのお話は後日に回すとして、知財の話に戻りましょう。
 
 やえがどうしてここまで言うのかと言えばですね、この事件を取り扱っているサイトのほぼ全てが、「中山先生が苦言を呈した(だから政府は間違っている)」という事しか言っていないからなんです。
 さっきも言いましたように、勧善懲悪の紋切り型ではワイドショー的な人間喜劇しか伝わってきません。
 そして勧善懲悪のフィルターだけでは、そのゴタゴタの本質さえも見えてこないでしょう。
 実際知財本部でどのような思惑が交差しているのか、これは現場の人でないとかなか知ることは出来ないと思います。
 
 だから、やえは知的財産関係や法律関係のサイトさん達に訴えたいのです。
 そんなゴタゴタだけを伝えて「政府=悪」というレッテルを貼るのではなく、本質の議論をしてほしいのです。
 知的財産の保護についての専門的な議論をしてほしいんです。
 
 天堕さんがこの前「日本レコード協会」のある会に出席したところ、出席者全員にパンフレットを配っていたということでそれを持ってかえっていたので、やえもパンフレットを見せてもらいました。
 内容は、『「日本販売禁止レコード」の還流防止措置導入を求める緊急提言』とのこと。
 やえもこれだけではよく分からなかったので説明を聞いたんですが、つまり、韓国とか中国に日本のCDを売る場合、物価の違いから日本に比べればかなり安めにCDを売らざるを得ないワケで、その場合にもし韓国で売られているその安いCDを逆輸入されてしまうと、日本国内で売られているCDが全く売れなくなってしまうのでそれは阻止しよう、ということなんだそうです。
 おりしも今年から韓国は日本の音楽を全面解禁したところですから、これから日本音楽会は韓国も市場として狙っているワケですが、ヒェミちゃんに聞いてみたところ韓国ではアルバムも1200〜1500円ぐらいで売られているそうなので、これが逆輸入されると日本国内市場がズタボロにされてしまう可能性があるということなんですね。
 国内で3000円前後で売られているCDが、韓国逆輸入版として2000円で売られてしまってはたまらない、というワケです。
 
 やえはこれを聞いた時に、一理あるなと思いました。
 サイトさんによっては、「還流阻止措置」はレコード協会やエーベックス共の既得利益保護のためで悪徳政治家とつるんで金権政治を行っている、なんて主張されているところもありましたが、しかし売る側としたら利益確保というのは当然の行動なのではと思います。
 こういうのは立場の違いでしかないのですから、そういったレッテル張りはいかがなモノかと思います。
 
 もちろん消費者にとっては安い方がいいに決まっているのは当然の話ではあるんですが、しかしそれが熱を帯びすぎると「安ければなんでもいい」というところまで来てしまいます。
 またまた道路問題を例に取りますと、利益が上がるかどうか、市場原理に即しているかどうかだけを指針としてしまっては、地元の人たちは作って欲しいと願う道路も大多数の国民からはNoとされてしまいますし、しかしその一方では市場原理に即するのであれば首都高は値上げしなければならないハズなんですが、しかしそれにもNoと言ってしまったりしているように、自分の身が削られなければなにをしてもいい、という矛盾をはらんでしまっている結果になります。
 
 知的財産というモノは、工業製品等と比べて一定の価格水準に線を引くことが難しい商品と言えると思います。
 変な話、歌を商品としている場合原材料費なんて全くかかっていないワケですからね。
 だから知的財産というモノは「消費者がこれぐらいの値段だったら納得するだろう」と、目に見えない価値によって価格が決まると言えます。
 しかしそのような相対的な価値観で価格が決まるのであれば、どうしても価値観や物価が違う外国では同じ商品だったとしても値段が変わってしまいます
 そしてその「違う価値観」を日本国内にそのまま持ってきてしまっては、市場が混乱するのは当然の話ではないのでしょうか。
 日本国内では日本の価値観に即して行われるべきというのはその通りだと思います。
 こういう考え方もあると思います。
 
 その一方で「守られるだけの業界」に対して違和感というものは、やえにも当然あります。
 工業製品や農業にしてみても、今やライバルは世界各国です。
 大量に作ることで単価を安く上げられる外国製の農業製品に対しては、高級且つ安全という安さではないブランド力を日本の農業界は作り上げました。
 労働力が安く製品も安く作られる外国製の工業製品に対しては、逆にその安い労働力に目を付けて、外国に工場を造ることで日本で開発された工業品を外国で作って国内で安く売るという手法も、もはや完全に定着しました。
 確かに労働力の海外流出という問題は出ましたが、しかしこのように各業界は日本の“開国”に対して創意工夫することでなんとか乗り切ってきました
 そんな中で、知的財産業界だけが守られて本当にそれでいいのかと疑問には思います。
 グローバルな競争力を付けなければならないというのは、いやがおうにも全ての人たちに迫られている課題でしょう。
 レコード業界も、単価を安くするとか、違う付加サービスを提供するとか、そういった努力が必要なのではないでしょうか。
 
 ただし、知的財産が他の工業農業製品と同じように考えられないというのも事実だと思います。
 例えば、「ウォークマンはやっぱりソニーだな」とか、「よく分からない海外製品よりは安心出来る日本製品を買おう」とか、「アメリカ産の牛肉はこわいから和牛にしよう」とか、あるいは「ここのメーカーはあまりサポートはよくないけど安いから買おう」とか、このように工業や農業製品なら同じ製品でもメーカーによってブランドによって比べることが出来ますが、しかしこれがCDになると、結局買うのは中身の歌であって、外見のパッケージが日本製だろうが韓国製だろうがあまり購買意識に影響は与えないというのが現実です。
 そういう意味でも知的財産の値段という部分においては、その人の価値観や周りの生活レベルがどうしても影響してしまうため、一概に外国との競争を強いるというのは難しい話なのではないでしょうか。
 
 もしこれが、「どの国の音楽であれ、日本国内で販売する場合は国内音楽と一律料金にしなければならない」というのであれば、それは“既得利益の過剰保護”と言えると思います。
 これは「商品の本質」の価格を縛るモノで、市場原理を阻害し独占禁止法の精神にも触れる悪法と言わざるを得ません。
 音楽CDで言えば、商品の本質は「歌」ですから、販売する側が「この歌は(日本の価値に照らし合わせて考えれば)これぐらいの価格が妥当だろう」という考えの元で自主的に決めるべきであり、「外国語での歌だから安く売ろう」とか、「マニア向けだから少数で高く売ろう」とか、商品そのもので戦略を練ることが正しい市場原理の姿でしょう。
 商品の本質以外で価格が決まってしまうというのは、正しい市場原理とは言えません。
 
 これらは、知的財産というものが今までの商品とは違う、いわゆる「ソフトとハード」の二面性を持つ難しい商品ということの表れと言えると思います。
 
 このようにこの問題は色々な問題が複雑に絡み合っています。
 この問題、政府も有識者も専門家さんたちもみなさん揃って「日本の知的財産立国を」と主張されています。
 しかし立場が変われば主張も変わり、消費者は「なんでもいいから安く」と言い、業界は「国内販売の保護」を訴え、政府は「国内企業の優先」を押し進めます。
 どの立場も理解出来るモノではあります
 しかしここまで主張がバラバラだと、確かに一方の意見だけを採り入れると「独善」と見えるかもしれません。
 しかしそれは、仮に消費者側が言う主張を取り入れていたとしても、逆に同じように業界からは大反発が起きていたことでしょう。
 だからこそ、専門家の方々や有識者の方々には、それらの事情全てを考慮した上での知的財産に対する意見を言ってもらいたいと、やえは思っているのです。
 法律や知的財産を専門とするサイトの方々にも、ただ「政府=悪」というレッテルを貼るだけで終わるのではなく、様々な視点から深く考えた上での自分なりの「知的財産立国日本」の理想的なビジョンを示して欲しいと思っています。
 
 日本人の想像力は豊かです。
 世界に誇れるべきモノです。
 音楽にせよゲームにせよアニメにせよ、これからは日本の重要な産業の一翼を担うことになるでしょう。
 だからこそ、そんな重要な産業だからこそ、それぞれが私心だけでモノを言うのではなく、いかに「日本のためになるか」という視点で議論して欲しいと思います。
 この問題、特に法律の技術的な部分が多いですから、それだけに法律に詳しい人、専門家さんたちの努力に大きく期待しています。
 
 久々に超長文な更新でした。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、知的財産立国日本を応援しています。
 
 
 
 主な参考先サイト
 
 ☆内閣府知的財産戦略本部第六回議事録 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/dai6/06gijiroku.html
 ☆お代官様、あんまりだ。(benli) http://homepage.mac.com/benli/iblog/C391723277/E1910899630/
 ☆中山先生の懊悩(The Trembling of a Leaf) http://blog.melma.com/00089025/20040107011524
 ☆バーチャルネット法律娘 真紀奈17歳 http://homepage3.nifty.com/machina/#040108
 ☆知的財産戦略推進事務局 http://www.ipr.go.jp/
 
 その他上記サイトのリンク先


平成16年1月11日

 国民の選択「郵便局は変わったか?」

 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて、今日は週末特別企画「国民の選択〜応or否〜」です。
 最近このアンケートも重いテーマばかりだったような気がするので、今日はワリと軽めのモノにしようと思います。
 テーマはこちら。
 じゃん。
 
 「郵便局は変わったか?」
 
 郵政省から郵政公社に変わって約9ヶ月。
 その間賛否両論が飛び交い、いろいろな人が意見を言ってきましたが、郵政事業民営化論者の小泉首相の下、着実にその歩は前に進んでいます。
 その小泉さん、先週のメルマガでは「郵便局のサービスはずい分良くなったという声を聞きます」と言い、さらに「これからは、改革の本丸ともいえる郵政三事業の民営化の問題が本格的に動き出します。」と決意を新たにしていらっしゃいます。
 
 では、ここで今一度考えてみましょう。
 本当に郵政公社となってサービスが良くなったのか。
 そして民営化すべきなのか。
 日本の郵政事業について、皆さんのご意見をお聞かせください。
 
 
 

質問 郵便局は変わったか?
サービスが良くなった。だから民営化すべき。
サービスが良くなった。でも郵政公社で良い。
サービスが良くなった。しかし郵政省で良かった。
サービスは変わらない。でも民営化すべき。
サービスは変わらない。だから郵政公社のままで良い。
サービスは変わらない。だから郵政省の方が良かった。
サービスは悪くなった。民営化までさせなければならない。
サービスは悪くなった。でも郵政公社で良い。
サービスは悪くなった。郵政省の方が良かった。

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平成16年1月13日

 日本の復興支援

 一月九日でれいほーさんおっしゃっていたんですが、石破防衛庁長官さんは確実に軍事ヲタです。
 こんな話があります。
 ある会にて、自民党の国会議員さん達によるチャリティーオークションが開かれたのですが、その際に石破長官は、なんと自作の戦闘飛行機のプラモデルを出品したんです。
 ある先生は自前のネクタイを、ある先生は地元の地酒を、ある先生は自分が副大臣時代に関係していた役所ゆかりのおみやげ品を、今では経済産業大臣を務めていらっしゃる中川昭一先生などは地元北海道直送の季節の食べ物が年四回自宅に送られてくるという「北海道セット」を出品していたりと、それぞれが自分の特色を生かした国会議員らしい出品をなされておられました。
 そんな中に石破さんのプラモデルです。
 思いっきり浮きまくりです。
 らしいと言えばらしいんですが、小学生のクリスマスプレゼント交換会じゃないんですから、プラモデルはどうなんでしょうか。
 しかし、これがですね、かなり好評を博してしまいまして、後から中川先生がぽつりとぼやいていらっしゃいました。
 
 「私の「北海道セット」が2万円だったのに対して、どうして石破君のプラモデルなんかが3万円もついてしまったのか。かなり納得出来ません」
 
 つい「なんか」と言ってしまった中川先生の心からの本音は、会場を多いに笑わせてくれたそうです。
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 週の初めからイラク問題はどうかと思ったんですが、あまり先に延ばしすぎると期を逸しそうなので、ここらでもう一つ書いておきたいと思います。
 日本の海外派兵と復興支援のあり方についてです。
 
 イラク復興支援の問題を議論していると、必ず出て来る言葉があります
 
 「復興はイラク人のためにしなければならない」
 
 これは社民共産左翼系から、政府自民党はもとより、保守系の人もほぼ全員がこう主張されていることです。
 反米保守でさえこの言葉に異を唱える人はいないと思います。
 
 でもやえは敢えて異を唱えさせていただきます。
 日本が行う復興支援は、日本のためにやるんです
 日本が利益を得るために行うのです。
 多くの人がイラクのためとか、イラク人のためとか、イラクが今何を求めているのかそれに応えることが真の復興支援だとか言っていますが、やえから言わせてもらえば、そんなのは真でもなんでもなく、ただのお人好し支援に過ぎないと思います。
 日本が行う復興支援は、第一に日本の国益であり、イラクのためという理由は二の次三の次程度でしかないのです。
 
 「イラクの人々は日本に平和憲法があるということなんか知らない。ましてイラク特措法なんていうモノの存在なんて知るよしもない」
 こんな議論もよく聞かれることでしょう。
 しかしこれもイラクのことを第一に考えてしまっている議論です。
 やえから言わせてもらえば、「イラクの人の考えなんか関係ありません。知らない方が悪いんです」となります。
 また「テロリストも自衛隊のことを軍隊としか思っていない。憲法九条のことなんか知らない」と言っている人もいますが、多分テロリストが日本の憲法を知っていても「だから自衛隊を標的にするのはやめよう」と思うかどうかはかなり疑問なのではないでしょうか。
 もともとテロリストは犯罪者なんですから、犯罪者の事情を考慮しなければならないと言うのもおかしな話だと思います。
 日本は日本のために自衛隊を派兵するのです。
 テロリストを含めたイラク人達の事情なんかに比べたら、日本の事情の方が遙かに大切なのです。
 
 さらに言いますと、「イラクの人々は日本から日本の企業が来るモノだと思っている。日本の企業に就職出来るようになる、と思っている」という現地からのレポートも最近よく聞くことが出来ると思うんですが、こんなのもはじめから聞く耳持つ必要の無いほどの戯れ言に過ぎないとやえは思います。。
 「このようにイラク人の誤解されている。だから派兵をやめよう」なんて言っている人いますけど、やえにはどうしてそうなるのかがさっぱり分かりません。
 イラク人自身が勝手に曲解して勝手に誤解しているだけで、それで企業が来なかったからと言っても、そんなの日本には全く関係ない話です。
 勝手にイラク人が勘違いしただけで、日本がデマを流したわけでもないですし、文句言われる筋合いなんかありません。
 戯れ言にまで日本は付き合ってあげなくてはならないのでしょうか
 この議論は、日本の復興支援はなんのためにやるのか勘違いしている極地の議論であると言えるでしょう。
 
 そもそもやえから言わせて貰えれば、イラクの人たちはちょっと甘え過ぎなような気がします。
 フセインが捕まって喜んでいる人も憤っている人も、戦争が終わってから騒いだところで全て後の祭りでしかないのです。
 フセイン政権がイヤだった人は、外国が介入するまでに自分たちの手で何とかするべきだったのです。
 時間はいくらでもあったハズです。
 フセイン政権を支持していた人は、戦争が終わるまでに自分たちの手でなんとかするべきだったのです。
 戦争が始まるかなり前から外交手段による解決は十分可能でしたし、戦争によっても「イラクの誇り」を見せつけることは十分可能だったハズです。
 これらが出来なかったのは全てイラク人自身の責任なのです。
 そんな何も出来なかったイラク人は、注文を付けられる立場でも無いと思います。
 
 最後のお話はちょっと蛇足でしたが、もともとこの復興支援は利益を求めるために行われているという事は、言うまでもない暗黙の了解だったハズです。
 戦争が始まる前は散々「アメリカが戦争をするのは石油利権獲得のためだ」と言われていたことからも、いまさら言うまでもない事実ではないのでしょうか。
 さらに言えば、アメリカが復興支援からフランスやドイツやロシアを締め出したことからも、その利益の大きさ(オイシさ)が分かるというモノです。
 ここで日本が復興支援から降りてしまっては、ではなんのために戦争が始まる前に批判にされされながらもアメリカ支持をしたのか全く分からなくなってしまうというモノです。
 
 日本が行うイラク復興支援は、第一に日本の利益のために行うのです。
 広く長い目で見た時に日本の利になるのだったら、他国の事情なんて憂慮する必要はないでしょう。
 イラク復興を、“お人好し外交”で終わらせてはいけません。
 ちょっと事情が違うのでこう言うのもアレですが、某韓国のように物質的には実らせたのに、精神的にはむしろ恨まれると言った、悪いことづくしの復興だけはやめてもらいたいところです。
 小泉さんはしきりに「イラクのイラク人によるイラクのための復興」とおっしゃっておられますが、しかし日本が行う復興支援は、「日本の日本人による日本人のためのイラク復興」で行って欲しいと思っています。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、日本のイラク復興支援を応援しています。


平成16年1月14日

 役所の議論

 どうも知的財産のお話をすると長くなってしまうようです。
 というワケで今日の前置きは省略です。
 長いですからお覚悟を(笑)
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 今日は9日にお話ししました知的財産の件についてお話ししたいと思います。
 簡単なことのあらましは9日の更新をご覧下さい。
 
 で、この問題なんですが、二つの問題がからみあっています。
 というより、やえが絡ませて語ってしまったと言えるのですが・・・。
 ええと、つまり中山先生が憤っていらっしゃる最も大きな理由は、「政府は自分の発言を聞いてくれない」という事です。
 それに対して9日の更新でやえが言いたかったのは、「様々な立場でのモノの見方があるのだからそれを踏まえて議論して欲しい」という事でした。
 つまり、中山先生の憤りは議論の技術論であり、やえが主に言いたかったのは議論の中身についてです。
 もちろん両者とも議論論や議論の中身についても触れているのでちょっとややこしくなってしまったんですね。
 というワケで、このままこの二つを絡めたままお話を進めると、多分混乱してしまうでしょうから、今回は議論の技術論的な部分にピックアップしてお話ししたいと思います。
 
 そもそもの発端は、この議事録を見て、多くの人が「事務局が独善的に動き、事務局だけの意見を無理矢理通そうとしている。事務局は中山先生をはじめとした非政府の人たちは飾り程度にしか扱っていない」と思ったことにはじまるんだと思います。。
 この議事録を見る限り、あまりにも知財の権威である中山先生を無下に扱っているように見えてしまうので、今のような問題に発展しているんだと思います。
 
 しかしやえはたんな単純な紋切り型でのモノの見方に疑問を感じます。
 一番の問題は、知的財産の問題を議論している場がこの内閣府の知的財産戦略本部でしか行われていない、と思われがちだと言うことです。
 イメージ的には、「戦略本部の委員を決め、何月何日に集まってと通達が来て、その日に委員が揃って会議や議論をする」っていう、まぁありきたりといえばありきたりのイメージなんだと思います。
 
 しかし実際は、政府が主催する会議ですから、そんな単純なモノでもありません。
 この会議には、小泉総理を本部長とし、委員に閣僚が揃っているという、なんとも豪華なメンバーで構成されています
 当然有識者の方々も、日本を代表する方々ばかりです。
 みなさん超多忙な上に、独自の考え方が確立されていらっしゃる方ばかりです。
 そんな人たちに集まってもらうだけでも大変なのに、いきなりその場だけで急に議論をしろと言っても、それはなかなか難しいというのが現実なのではないでしょうか。
 
 そこにクッション剤として登場するのか役所と官僚さんです。
 いくら最近批判が強いとは言え、官僚さんは日本トップレベルの頭脳を持っている人たちの集まりです。
 大学の先生に勝るとも劣らない専門知識を持っている官僚さんもいらっしゃるでしょう。
 また、小泉さんなら知的財産の他にも山のように仕事がありますし、中山先生は研究や大学にて教鞭を振るわなければならないでしょう、御手洗冨士夫キヤノン社長さんもご自分の会社のお仕事があります。
 この問題だけに専念することはかなり難しい方々ばかりです。
 しかし官僚さんというのは、法律を作ったり意見を取りまとめたりするのが専門でそれが仕事ですから、この問題だけに専念出来るんですね。
 そういった意味合いからも、官僚さんが意見のとりまとめや素案を作るというのは、合理的な流れになると思います。
 
 この辺のことは、現役官僚でいらっしゃるこちらの方がお詳しく説明していらっしゃいます。
 ちょっと引用させてもらいます。
 

 役所がものを考えているということの他に、しっかり「根回し」し、その際に意見を収集していることが挙げられる。重要な審議会の開催前には、事務局案を各委員に「ご説明」に伺い、その際にあらかじめ反論の芽を摘んでおく。またこの際委員から重要な指摘がされることもあり、それを踏まえて修正がなされることもある。根回しは一般に悪いことのように思われるが、会議の時間も限られており(出席委員は多忙だ)、議論の焦点を絞るために重要な手法である。

 
 「反論の芽を摘んでおく」と言うとかなり物騒な感じを受けるのですが、簡単に言えば、そこで議論をするということです。
 つまり官僚さんが委員さんのところに出向いて役所案を提示し、それについて議論しているワケです。
 これを「根回し」と言うんですね。
 もし仮にここでこの素案を議論もせずに強引に遠そうとするのであれば、それはもう「官僚政治」としか言いようがない批判されるべき政治手法ですが、しかし実際はそうではありません。
 このように「根回し」を、つまりちゃんと説明に行って、そこで訂正すべき箇所があれば訂正しているんですね。
 つまりこの時点でちゃんと民意を反映させているのです。
 
 ちょっと脱線になるんですが、この手法はなにもこの知財の会議だけに限った話ではありません。
 ほとんどの法案についてこの手法が用いられています。
 役所が作った素案を、その案件に力を入れていらっしゃる国会議員の先生方のところに持っていって説明をし、もし議員から訂正が入れば訂正し、その繰り返しを経て「役所作成の法律案」が出来るのです。
 このように国民を代表する国会議員の意見というモノは「役所法案」にもちゃんと入っているワケで、いくら議員立法が少ないからといっても、それだけで「官僚主導政治」と批判するのは違うと思います。
 
 話を戻しまして、ではなぜ中山先生が「発言の場がない」と言ってしまったのか、ですが、原因は二つあるのではとやえは思っています。
 一つ目は、先程説明した「根回し手法」に中山先生が馴染んでなかった、ということです。
 もしかしたらこの手法は中山先生から見ればあまり納得のいく手法ではなかったのかもしれません。
 
 もう一つは、「根回しの場」でも納得のいく議論が出来なかったから、という可能性です。
 ここからはやえの想像になるんですが、これにも二つ理由があって、一つは中山先生からしてみれば「自分の議論の相手は小泉さんや閣僚であって役人ではない」という意識があったのかもしれません。
 だからこそ小泉さんが出席しての会議で、やもすれば不規則発言に相当するような“場違い”な発言を強行したのではと想像します。
 
 もう一つは、これもさっきのと似たようなことではあるんですが、官僚さんの態度が気に入らなかった、ということがあったのかもしれません。
 中央官庁というところは完全な縦社会です。
 いくら先に入省したところで、年が上だったところで、ノンキャリアとキャリアとの差は埋められない差があります。
 若造に敬語を使わなければならないという場面は日常茶飯事と言ってもいいのかもしれません。
 そんな縦社会に生きている官僚さん達ですから、確かにちょっと勘違いしている人もいます。
 「自分は日本を動かしている官僚なんだから、民間の人間に対して媚びへつらう必要など無い」と思ってしまい、民間の人に対して態度が尊大になってしまう人もいるようです。
 だから中山先生に対しても、あまり敬意を払わないような態度を取ってしまったのかもしれません。
 また、ここが文字だけでない対面した時の人間の心情というモノなんでしょうけど、素案を持ってきて説明をしている人が自分より尊大にふるまっていると、ついつい疑問があったとしても言いづらい雰囲気というモノが出てきます。
 さらには、疑問を口に出したとしても、「だからそれは今説明したじゃないですか。いいですか、これはこうなってこうで・・・」と強く言われてしまうと、そのまま押し切られてしまったりするかもしれません。
 特権意識が高い官僚さんと、どうしても「呼んでもらった」という意識がどこかに残っている民間の人とでは、そんな関係になってしまう事もあるんじゃないかと思います。
 そんな関係に不満を募らせた結果が、小泉さんに直接不満を伝えたという行為に中山先生を走らせたのかもしれません。
 
 また脱線するんですが、この縦社会の弊害は、逆に目上の者に対しては素直に従うという副産物も生んでいます。
 官僚さんより上の人っていうと、そうです、議員さんです。
 官僚さんが議員さんに尊大な態度を取るということは決してありません。
 むしろ官僚さんは血気盛んな議員さんによく怒鳴られていたりするというのが現実です。
 たまに雑誌の匿名インタビューかなんかで、「官僚は国会議員なんか見向きもしていない」なんていう事が書かれていますが、そんな記事は「官僚政治」の証拠にしたいが為の誘導の記事か、もしくは官僚さんの仕事人としての「自分たちが法律案を作っている」という心の奥底にしまってあるプライドをチラッと愚痴のように出してしまったか、まぁ両者が合わさって出てきた言葉なんでしょう、しかし現場では決してそんなことはあり得ないんですね。
 官僚さんは議員さんに対しては決して反抗出来ません。
 訂正しろといわれたら素直に訂正するしかありません。
 そして、素案を作った人間に対して上からモノを言える、という格好は、議論する上では有効な形なのかもしれません。
 素案を強行されることはまず無いですからね。
 だから実際の現場では、何度も何度も官僚さんは議員の先生のところに足繁く通い、議論を重ね、議員さんがおっしゃるように訂正をくわえて法案を作っていくのです。
 国会に提出される法案のほとんどをしめる「役所作成法案」ですが、このように役所が作った法律案も十分に民意を反映させていると言え、決して「官僚政治」ではないことが言えるでしょう。
 
 話は戻りまして、これを「官僚(事務局)主導」と見るかどうかは個人の判断に委ねられるところでしょう。
 主導権を握っているかどうかはともかく、“先行車”が官僚であるのは事実ですからね。
 だからその先行車が選考の役割を果たせなかったという事実においては中山先生の苦言も理解出来るのかもしれません。
 ただ、この中山先生の発言を、「民間人の発言の場が全く無い」と取ってしまうのは違うと思います。
 今まで説明しまとたように、この議事録にある場だけが知財に関する議論の場ではありませんので、他でも十分に発言の機会がありましたでしょうし、自分の意見を反映させるチャンスがあったと思います。
 決して中山先生の発言の機会が今まで全く与えられなかったと解釈してしまうのは、全くの誤解だと思います。
 
 さらに言えば、与党自民党の中にも、例えば「著作権に関するワーキングチーム」とか、最近発足した「コンテンツ振興議員連盟」とかあって、そこではもっと自由な議論が活発に行われています。
 これらは国民が選んだ国会議員が主体となって議論の場を開き、時には役所から、時には民間からヒアリング等を実施していますので、これらを含めますと、決して民意が反映されないという批判は全く当てはまらないと思います。
 
 中山先生がどのような真意を持って苦言を呈せられたのかはやえには分かりません。
 そこに至るまでにどのような事情があったのかももはや本人にしか分からないのかもしれません。
 ただ、中山先生はもっと多く意見を述べたいのでいらっしゃるのでしょうから、知財に関しては権威でいらっしゃるようですし、その辺は十分に政府等は考慮すべきだと思います。
 もうすでにしているのかもしれません。
 議事録で中山先生の発言を福田官房長官が押さえてしまっているような形になっているので、「政府=悪」と単純に捉えてしまう人が多くなってしまってる井のでしょうけど、しかしこの会議だけが知財問題の発言の場ではないと言うことは理解してもらいたいと思います。
 だから中山先生が苦言を呈したことも、もうすでに別の機会で話し合いが成されている可能性もあると思います。
 
 決して事務局が、事務局長が独断専行で自分たちが考えた素案を通そうとしているワケではないんですね。
 
 今回はこのように両者の意識のズレが問題を生んでしまいましたが、もともとは両者とも日本の知的財産問題についてより良くしていこうと高い理想を持って当たっていると思います。
 その手法が違っていただけの話なんですね。
 だから、これは9日の更新のお話に戻るんですが、この問題に注目している人も、ただ政府批判をするのではなく、中身の議論こそをして欲しいとやえは思っています。
 
 次回は知財の中身のお話をしたいと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、知的財産立国日本を応援しています。



平成16年1月15日

 小泉メルマガレビュー

 小泉内閣メールマガジン 第124号 ========================== 2004/01/15
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 四国を視察して
 小泉純一郎です。
 先週金曜日、かけ足でしたが、瀬戸内海に浮かぶ小さな島、豊島(てしま)を訪れ、本四架橋を通って坂出に渡り、今治、松山を視察しました。
 
 やえです。
 これは先週のメルマガでおっしゃっていた視察ですね。
 以下、その説明をされているんですが、ええと、先週お話しされたこととほぼ同じですので省略です。
 小泉さん、ネタ切れですか?(笑)
 
 「環境保護と経済発展の両立」、小泉内閣の重要な政策課題です。公用車を低公害車に変えたり、燃料電池車を導入したり、あるいは役所の屋上に太陽光発電装置をつけたりと科学技術の力を利用して環境を守る事業を国が率先して進めています。
 
 この辺はワリと採算度外視でやってますよね。
 あと数年は確実に使えると思われる役所の自動車も、一気に全てトヨタのまいるどはいぶりっどクラウンに変えちゃっています。
 また、現在建て替えがすすんでいる外務省に続き、今度は文部科学省も建て替え準備にかかりましたが、これらにも太陽光発電装置を付けるのでしょう。
 一般的にはまだまだ値段が高くて手が出ない太陽光発電装置ですが、これが起爆剤になって一般家庭にも普及すればいいですね。
 
 ペットボトルや家電、パソコンのリサイクルを進めていますが、廃棄された家電の引取台数は年間1000万台を超えるまでになりました。ゴミゼロ社会の実現に向けて、これからも身近にできることからどんどん進めていきます。
 
 家電やパソコンにリサイクル税がかかるようになったことはみなさんご記憶に新しいと思います。
 着実に成果を上げているようで、この辺も、お金より環境の方が大切という意識が国民に浸透しつつあるということの表れだと思います。
 この意識がもっと高まれば、新しいビジネスチャンが生まれると思いますしね。
 
 坂出では老人クラブの皆さんが打ってくださった本場の讃岐うどんを堪能しました。さすがに腰が強く、小泉内閣もあやかって腰の強い内閣にならねばと思いながら四杯も食べてしまいました。
 
 Σ(゚Д゚)四杯!?
 
 今治は日本有数のタオル産地。中国などからの輸入が急増する厳しい経営環境の中、新しいデザインや商品で海外から認められている中小企業があります。昨年の施政方針演説でも紹介しましたが、頑張っている中小企業の方々とお会いして、勇気と元気をもらった気がします。
 
 これもいつか小泉さんが紹介されていらっしゃいましたね。
 低価格の海外のモノに対して、タオルという工夫しようが無さそうな商品を低価格以外の付加価値にて競争出来る力を持たせたというのはスゴイ事だと思います。
 このように悲観するだけでなく、上を目指す力こそが一番大切ということなのではないでしょうか。
 
 山口県の養鶏場で確認された鳥インフルエンザについては、皆さんに不安を与えないように、十分な対応をとることを関係大臣に指示しました。人への感染防止や鶏への被害拡大防止のために全力をあげてまいります。
 
 そういえば昨日天堕さん、新生吉野家で「焼き鳥丼」食べてました。
 曰く、「インフルエンザが怖くてカラスが喰えるカー」とか言ってました。
 意味が全く分かりません
 ところでやえが応援していた石原都知事による「都内のカラスを食べてしまおうプロジェクト」はどうなったんでしょうか?
 ご存じの方はご一報下さい。
 
 来週から、通常国会がはじまります。難問山積ですが、国会の場でも議論を尽くし、ようやく出てきた改革の芽を大きな木に育てるために、改革を進めていきたいと思います。
 
 ついに始まりますね。
 いわゆる「二大政党」になってからの初の通常国会です。
 小泉さんの施政方針演説と、両党の党首討論に注目です。
 これからもがんばってくださいねー。
 
 
 [特別寄稿]
 ● 本格的電子政府への第一歩〜新しい「電子政府の総合窓口(e−Gov)」 運用開始(総務大臣 麻生太郎)
 政府は、インターネットを活用して各府省のホームページから施策に関する情報や統計などの行政情報を電子的に提供しています。また、行政手続の電子化を計画的に進めています。
 
 への字口がチャームポイント(枕詞)の麻生大臣さんです。
 ちなみに今の内閣には、「への字の眉毛がチャームポイント」という枕詞を持っておられる中川昭一経済産業大臣さんもいらっしゃいます。
 まぁどうでもいいんですが(笑)
 
 今年3月末までには国の機関が扱う手続のほぼすべてが自宅や職場からオンラインで行えるようになります。
 そして、各府省が提供しているこのようなサービスを役所の枠を超え、一元的に提供する窓口(ポータルサイト)として、「電子政府の総合窓口(e−Gov:イーガブ)」を整備しています。
 
 へー、あと2,3ヶ月という早さでそんなに便利になるんですか。
 スゴイですね。
 住民票の写しとかもプリンター出力でOKになるんですかね?
 その場合の手数料とか気になります。
 ところで「イーガブ」っていう名前はどうにかならないんですか?
 日本政府の窓口なんですから日本語で名付けて欲しかったです。
 バーチャルネット政府窓口さくら20歳(新成人)とか。
 
 ・・・・ごめんなさい。
 
 政府の機関が一丸となってこれだけ大規模に行政手続のオンライン化を進めている例は、先進諸国にもあまりありませんが、残念なことに国際的な評価はまだ高いとは言えません。
 
 あれ、そうなんですか。
 それはそれは、まさに世界のさきがけとなってこのことを誇ろうじゃないですか。
 評価はやっぱり正式に運営が始まってからでしょうから、これからの頑張り次第だと思いますよ。
 
 そこで、「電子政府の総合窓口(e−Gov)」を、1月から、皆さんに使いやすいよう「結婚する」、「住む」と言った「人生の出来事(ライフイベント)」に基づいた分類により、手続の案内情報を提供することにしました。
 
 ちょっと「電子政府の総合窓口」を見に行ってみました。
 そのトップページにある麻生さんが紹介されている「結婚する」という項目ですが、当然クリックすると次のページには当然「結婚」についての様々な情報が載っています。
 と、ふと上部に書いてあるそのページのカテゴライズを見てみましたら
 
 個人向け手続案内 > 結婚する/離婚する
 
 Σいつの間にか離婚がついてます。
 トップページにはネガティブなことは書かないという配慮なのでしょうか。
 しかし離婚しようと思ってイーガブを見た人が、「結婚する」という文字をクリックしようという気になるかどうか・・・ちょっと微妙だと思います(^^;
 
 是非我々のシステムを使ってください。そして、もっと便利なものになるようご意見、ご提案を送ってください。電子政府は、これからが本番です。
 ※ 電子政府の総合窓口(e−Gov)ホームページ
 http://www.e-gov.go.jp/
 
 やえは出来るだけ「離婚する」という項目を利用しないよう努力することを応援しています。
 
 
 [編集後記]
 来週からいよいよ150日間にわたる通常国会が始まります。冒頭、小泉総理の施政方針演説が行われ、テレビやラジオ、インターネットで中継されます。どうすれば国民に改革の熱意が届くのか、もっとわかりやすい表現はないか、総理ご自身が一文一文言葉を選び時間をかけて練り上げたものです。演説の一言一句に込められた総理の熱い思いを聞いていただけたらと思います。
 
 インターネットでは本会議の他、主要な委員会もリアルタイムまたは後からでもノーカット映像で配信されていますので便利ですよ。
 議事録がまだ作成されていない段階で発言を確認したい時にやえはよく利用しています。
 そこから文字起こししようと思ったら、結構大変なんですけどね。
 小泉さんの全盛期のような燃える演説をもう一度聴いてみたいです。
 
 2週にわたって「第3回オンラインアンケート」を行っています。現在のところ約一万件の回答がありました。皆さんのご協力に感謝します。まだ参加されていない方は是非ご意見やアイディアをお寄せください。(博)
 ※ 第3回オンラインアンケート
 http://www.mmz.kantei.go.jp/inq/inq_top.pl?INQCD=OA040108si
 
 先週紹介したんですが、まだ行っているようです。
 問5には「特別寄稿で掲載してほしい方をお一人あげてください」なんていう項目もありますので、気になるあの人を書いてみたらどうでしょうか?
 
 
 
 ・・・天堕さん、自分の名前書いてどうする気ですか・・・?
 
 
 
 
 ・・・バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。
 
 
 
 
 小泉内閣メールマガジン(第124号の一部訂正のお知らせ)==== 2004/01/15
 
 本日お届けした小泉内閣メールマガジン第124号の一部に誤りがありましたので、訂正させていただきます。
 
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 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 四国を視察して
 小泉純一郎です。
 「先週金曜日」、かけ足でしたが、瀬戸内海に浮かぶ小さな島、豊島(てしま)を訪れ、本四架橋を通って坂出に渡り、今治、松山を視察しました。
 
 【訂正部分】
 「先週金曜日」を「先週木曜日」に訂正。
 
 -------------------------------------------------------------------
 以上、お詫びするとともに訂正させていただきます。
                   小泉内閣メールマガジン編集部
 
 
 
 ご苦労様でした。


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