いやー、よくここまでこぎ着けられましたねぇ。
立派です、立派!!
もちろんこれで日本プロ野球の問題が全て解決したワケではなく、もっともっと議論していかなければいけないと思いますけど、今回で一番得たコトというのは、頑固一徹バカ親父と言ってもいいぐらいのオーナー達から譲歩を得たことです。
これによって、未来に向けての改革もしやすくなるのでしょうか。
「変われる」という実績を残したのですから。
それにしてもコミッショナーは一体何をしたのでしょうか・・・。
右も左も逝ってよし!!
バーチャルネット思想アイドルのやえです。
おはろーございます。
きをふしさんから
◆新聞をどうする? [はてなダイアリー - 凸と凹の間]
僕は、新聞を読んでいなかったります……。以前はちょっと読もうとしてたんですけど、いかんせん政治のことはむずかちくてよくわからないので、あまり面白くないです。◆やえさんから、やさしぃく、れくちゃあを受けたいなー、てへへ。
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というような、微妙なお言葉を頂きましたので、今日は「新聞のよみかた」と題して、そんな感じのコトを書いてみたいと思います。
てへへ。
さて。
と言っても、やえもそんなに新聞を読む方じゃないのでアレと言えばアレなんですけど、あと、やえも以下に書くようなコトを意識して読んでいるワケでもないのですけど、こういう風に読めばまぁ変なコトにならないんじゃないかなぁと思われる方法を考えてみます。
コツとしては大きく分けて3つあります。
1.新聞はどれも公平中立と思わない
2.主語と述語に気を付ける(事実記述と記者感想を分ける)
3.ニヤニヤしながら読む
まず1ですが、これはもう大前提ですね。
新聞というモノは、なぜ発行しどうして売っているのかと言えば、それは儲けるためです。
ジャーナリストの使命とかなんとかいろいろ言う人がいますが、それは二の次ぐらいの理由で、一番おおもとの理由は「売るため」であり「お金を儲けるため」です。
電気機器をつくって儲けているソニーとかや、車をつくって売っているトヨタとかなどと全く一緒で、まずはお金を儲けないコトには新聞も存在出来ないのです。
もちろんそれは悪いことではありません。
慈善事業だけが良いコト、なんて子供みたいなコトは言いません。
しかし、普通の企業がお金のために働くのが普通であるのと同じように、新聞も「儲かるために働いている」というコトは頭に入れておくべきだと思います。
つまり、新聞は公平中立ではなく、自社の新聞を買ってくれる人のニーズにあわせるように紙面作りをします。
車で言えば、トヨタや日産、ホンダやマツダなど各社ありまして、それぞれ車の性格が違いますよね。
やえは広島生まれなのでマツダ贔屓ですからマツダで言いますと、マツダには世界を震撼させたロードスターやRX−7、そしてRX−8などありますから、マツダはスポーツ系が好きなお客さんのニーズを汲み取った車作りをしていると言えます。
これらと同じように、先程も言いましたように新聞も他の企業と儲けるという動機は同じですから、例えば朝日ならサヨク方面にウケるような紙面作りをしますし、産経なら保守方面にウケるような紙面作りをします。
そもそもよく考えれば、新聞が本当に公平中立であるならば4紙も5紙も地方紙あわせたら何十紙とありますけど、こんなに必要ないですよね。
一紙あれば十分のハズです。
しかしそれだけ新聞があるというコトは、つまりそれぞれがお客様のニーズに合わせた紙面作りをしている、という証拠でもあるのです。
よって、新聞を読む場合は、新聞は公平中立などと思わない方がいいです。
例えば週刊少年誌では、ジャンプ・マガジン・サンデー・チャンピョンで少年四大誌なんて言いますけど、やはり雑誌によって雰囲気が微妙に異なりますよね。
努力・友情・勝利という熱い少年の夢を体現する王道マンガを読みたいならジャンプ、ちょっと不良チックかつ最近は萌え萌えマンガが読みたいならマガジン…など、人によって好みに合わせて選んで買っていると思います。
ハッキリ言って新聞なんてモノもこんなのと同じように、自分の好みで買えばいいですし、だから内容が偏ってて当然なのです。
まずは、新聞も、雑誌などと同じように、内容は紙によって偏りがあるのは当然だ、という気持ちを持って読めばいいんじゃないでしょうか。
長くなりました。
次に2の「主語と述語に気を付ける(事実記述と記者感想を分ける)」です。
新聞というモノは上で言いましたように、完全に公平中立でもなければ、事実だけを伝えるモノでもありません。
お客様のニーズに合わせた、お客様が買っていただけるような紙面作りをしています。
だからそのためには事実とはあまり関係ないような、記者の感想というモノも、たまには新聞の中に入っています。
一番分かりやすいのは「社説」ですね。
その社独自の「意見」が社説には書かれています。
しかし意見や感想というモノは、社説とかその手の部分以外にも書かれているコトがよくあります。
この辺が新聞のいやらしさとも言えるかもしれませんが、これも慣れればすぐに見分けがつくようになります。
主語と述語に注意して文章を読むのです。
ハッキリした事実であれば両者も明確に書かれていますが、そうでないような場合にはどちらかをぼやかして書いてあるのです。
例えばですね、こんな記事です。
従来の歴史教科書を「自虐的」と批判する「新しい歴史教科書をつくる会」(西尾幹二会長)のメンバーらが執筆した中学の歴史と公民の教科書を、三重県桑名市の私立・学法津田学園中学校(寺本登校長、生徒数六十九人)が来年度から採用する方針を決めたことが明らかになった。全国で初めてとみられる。「つくる会」の教科書については、国内のほか中国や韓国でも「歴史をわい曲、美化している」などと批判する声が上がっており、議論を呼びそうだ。(中日新聞2001年6月16日)
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まずですね、最初の部分「「新しい歴史教科書をつくる会」(中略)らが執筆した中学の歴史と公民の教科書を、三重県桑名市の私立・学法津田学園中学校が来年度から採用する方針を決めたことが明らかになった。」という部分ですが、これは主語と述語が明らかになっていますよね。
主語は「新しい歴史教科書を創る会」で、述語は「明らかになった」→「採用する」です。
つまりこの一文では、「新しい教科書を採用した(ことが明らかになった)」とハッキリと断定しているので、これは純然たる事実であると読み取れるのです。
もしこれがウソであるなら、例えば採用していなかったり違う教科書であったりすると、これは誤報というコトになりますね。
しかし普通新聞はこの辺はシッカリと取材して書かれますので、多くの場合ここまでハッキリと書いてあるならば、これは事実であると信じてもかまわないでしょう。
では「全国で初めてとみられる」は抜かして、その次の一文を見てみましょう。
「「つくる会」の教科書については、国内のほか中国や韓国でも「歴史をわい曲、美化している」などと批判する声が上がっており、議論を呼びそうだ。」
まず、述語に当たる部分は「議論を呼びそうだ」になると思うのですが、もうここからしてこの一文は事実記述ではなく記者意見であると分かります。
なぜかと言えば「呼び“そうだ”」と予想型で書かれているからです。
この予想の文章は文字通りあくまで予想に過ぎず、事実ではありませんから、もし事実だけを記述するのであれば、この一文は無くても記事としては成り立つでしょう。
つまりこの一文は事実記述ではないのです。
新聞とは商売ですから、こういう一文を書くことによって喜ぶ人、すなわち購読してくれるお客様がいるので、こうやってニーズに合わせているのです。
つまり「議論が起こればうれしい」と思う人がいるワケですね。
そういう人にとっては、予想であるにしても新聞に「議論が起こりそうだ」と書けば、とても喜びますし、すなわち新聞も買おうという気になるという寸法なのです。
ま、それはともかく、主語にしてみて国内とか中国とか韓国とか抽象的すぎる主語しかなく、また所詮述語が予想型に過ぎないので予想の範囲を超えず、つまり記者意見・感想でしかないので、この一文は事実記述では無いというコトが言えるのです。
慣れればいちいちこのように注意深く読まなくても大丈夫のようになれます。
やえはこの記事を読んでも、「ああ、どこどこの学校であの教科書が採用されたんだなぁ」という事実に対する感想しか持ちません。
いくら「議論が起きそうだ」って言われても、「ふーん、議論になればいいですね」程度ですね。
最後に3番目の「ニヤニヤしながら読む」です。
と、意味が分からないかもしれませんが、まぁとにかくニヤニヤしながら読んでみてください(笑)
これはですね、1番目と2番目を上手く実践するコツなんです。
今まで言ってきましたように、所詮新聞なんてお客様のニーズを満たすような、事実だけではないコトまで記事に織り込むような「読み物」なのですから、新聞なんて真面目に読む必要は無いんです。
変に真面目に読むから、なんか権威が感じられて、権威が感じられるから真面目に読んでしまって、そうすると、記者や新聞社の意図が織り込まれているような記事を読んで騙されたり、すごく頭に来てしまって猛烈に怒ったり、抗議しなければ気が済まなくなっちゃうんです。
一部では超激人気を未だに誇る『魁!男塾』というマンガがありますけど、このマンガの中に「民明書房」という架空出版社が登場します。
纒がい狙振弾(てんがいそしんだん)…
棍法術最強の流派として名高いチャク家流に伝わる最大奥義。この技の創始者宋家二代 呉 竜府(ご りゅうふ)は正確無比の打球で敵をことごとく倒したという。この現代でいうゴルフスイングにも酷似した打撃法は 運動力学的観点からいっても弾の飛距離・威力・正確さを得るために最も効果的であることが証明されている。ちなみにゴルフは英国発祥というのが定説であったが、最近では前出の創始者 呉 竜府の名前でもわかるとおり、中国がその起源であるという説が支配的である。
民明書房刊『スポーツ起源異聞』より
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見てください、最後の方。
「ちなみにゴルフは英国発祥というのが定説であったが、最近では前出の創始者 呉 竜府の名前でもわかるとおり、中国がその起源であるという説が支配的である。」
シナのごりゅーふ氏が創設したからゴルフはゴルフと言うそうです。
すごいウソです(笑)
もちろんマンガですから、いつもの「この物語はフィクションで…」というのは書いてありますけど、そんなのあってもなくても分かってますよね。
ただし、この民明書房は出来が良すぎて、騙された人多数という報告も無きにしも非ずなんですが(笑)
それでもさすがに猛烈に抗議した人がいたという話は聞いたことがありません(笑)
マンガだって雑誌だって、書いてあるモノ全部が事実であると思っている人なんていないですよね。
最近『民明書房大全』なる本が出版されてやえも買ったのですけど、こんなのニヤニヤしながらでないとと読めないようなシロモノです(褒め言葉)
つまりですね、もう何回言ったか忘れましたけど、新聞もマンガも売るためにお客様のために書いているという部分で同じなのですから、新聞もマンガと同じようなこれぐらいの気持ちで読めばいいんです。
事実とフィクションが混ざり合っているのも同じであり、新聞もマンガも「読み物」なのですから、同じようにニヤニヤしながら読めばいいのです。
ニヤニヤしながら読めば、変な権威も固定概念も払拭されますから、新聞なんか軽い気持ちで読めばいいんです、というコトです。
(・∀・)ニヤニヤ
どうですか、長くなりましたが、これがやえ流「新聞のよみかた」です。
是非この3点に注目しながら実践してみてください。
新聞がいつもと違うように見えてくるかもしれまんよ(・∀・)ニヤニヤ
バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、新聞ニヤニヤ購読法を応援しています。
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