☆やえニュース☆

開き直り、みっともない民主党自民党大勝ネットの力は委任か立候補か政策的議論

平成17年9月13日

 自民党大勝

 
 いっぱいお休みしてしまいましてごめんなさい。
 いきなり前のような更新頻度に戻すのはちょっと難しいですが、徐々に戻していこうと思っています。
 しばしリハビリ期間だと思って、お付き合い下さい。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます、
 
 自民党が大勝しました。
 これについていろいろと言いたいことがあるのですが、リハビリ期間中に一気に書いてしまうとまとまりのない文章になりそうですので、ちょっとずついきますね。
 
 とりあえず、昨日今日と、テレビなどのマスコミの、冷静に言いながらしかし悔しさがにじみあふれている自民党への苦言は、もはや哀れみを感じてしまいそうです。
 いくら言いつくろっても、選挙というこれ以上ない「国民の声」を反映した結果が出たのですから、もはや何を言っても見苦しい言い訳にしかならないのです。
 マスコミの力だけではどうこうできない時代に突入したとも、今回の選挙で言えるようになったのかもしれません。
 
 ただ、やえが見ていても、マスコミの態度というモノは、前回の選挙とはかなり違う感じは受けました。
 前回の選挙におけるマスコミの野党びいきは目に余るモノがあり、例えば象徴的だったのは、報導ステーションでの民主党の「次の内閣」という、私的な“自称”の肩書きだけでもって特集を組むという、なんのための公職選挙法なのか、電波法なのか、存在を疑うようなテレビ番組とかありました。
 そのため自民党は、実際には数議席減程度でしたが、一応「大敗、民主躍進」という結果になり、民主党が勢いずく要因になったのですが、しかし今回は、やえが見ても自民党を、というか小泉さんを押しているような感じの報導をちょくちょく見たような気がします。
 
 これも、やはり「国民の声の反映」と見るべきなのでしょう。
 マスコミはあれでも抑え気味に報道していましたが、国民の「郵政民営化へのGOサイン」はとても強く大きなものがありました。
 おそらく今回自民党が得た議席以上の割合の人が郵政の民営化には賛成だという考えを持っていたのではないかと思います。
 そしてそんな国民の声に対して、やはりマスコミも無視するワケにはいかなかったのでしょう。
 国民の声とは乖離している報道という愚かな行為は、イラクの人質事件でイヤになるほどこりているハズですから、そういう意味からも、やはり国民の声を無視した報道は出来なかったのでしょう。
 これからも、マスコミの力だけではどうこうできない時代に入ったと言えるのだと思います。
 
 マスコミは、そんな国民の声を増幅する効果もあると言えるでしょう。
 前回の選挙では、マスコミが小泉さんの一言を延々と流し続けて悪印象を与えましたが、それを教訓にしたのか、今回の小泉さんは、マスコミをうまく使ったと言えます。
 アメリカではもはやマスコミをうまく使う方が選挙を制するとも言われるぐらいになってしまっていますよね。
 しかしやえはそのような選挙は本当に正しいのか疑問でもあります。
 マスコミに振り回される選挙というモノは、本来あるべき姿なのか、とても疑問です。
 
 ですから、やえは、例えば衆議院の場合など、解散が決まってからは一切選挙報道を禁止する、というぐらいにしてもいいんじゃないかと思っています。
 いろいろと悪名高き投票日一週間前の国勢調査も、アナウンス効果がどれだけ出るかはまだハッキリとは分かりませんが、多かれ少なかれ出るコトは出るのですから、これも一切禁止すべきなのではないかと思うのです。
 テレビという受動的な媒体は無意識的な影響をどうしても与えてしまうのですから、本当に公正公平な選挙を実現するのでしたら、やっぱり一切禁止するべきではないのでしょうか。
 これによって投票率が下がるかもしれないという懸念もあるのでしょうが、しかし報道がなければ関心を得ないような人には、別にそこまでして投票すべきだとはやえは思いません。
 本当に関心がある人だけ、能動的に投票すればいいんじゃないでしょうか。
 
 前回と今回の選挙を見て、やえはそう感じました。
 
 
 もしかしたら、うまく文章が書けていまいかもしれませんが、徐々に治していきますのでご容赦お願いします(笑)
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、公正公平な選挙を応援しています。
 

平成17年9月3日

 開き直り、みっともない民主党

 
 ひさしぶりの更新なのですが、あまり時間がありませんので簡潔に行きます。
 また落ち着いたらちゃんと更新しますので、もうちょっと待ってくださいね。
 あまおちさんが当選しますように(笑)
 
 
 こんなニュースが報道されているのですが、民主党は一生懸命「法の網の目」を探して違反をくぐり抜けようとしていますね。
 いろんな問題において「法だけの問題じゃない」とかなんとか言っているくせに、さすが二枚舌政党はちがいます。
 
 さらにみっともないのは、民主党のメールマガジンです。
 民主党はサイトもしばらく更新していて総務省に怒られたのですが、しかしその後もメルマガは更新し続け、配信し続けていたりします。
 やえのところにも今日も送られてきました。
 で、もちろん総務省は民主党のメルマガにも警告を与えたのですが、なんとそれに対して民主党はこんな言い訳をしはじめたのです。

 我が党も、前回の総選挙、昨年の参院選、また今年4月の衆院補欠選挙や6月の東京都議会議員選挙においても、上記の考え方を遵守しながら、ウェブサイトやメールマガジンで情報提供を行っておりましたが、当局からの違反との指摘や指導は全くありませんでした。
 ところが、今回、総務省において突然、公選法の解釈変更が行われ、かつ、そのことが関係者に事前説明のないままに、まさに、不意打ちの形で違反との指摘が我が党になされたことは、きわめて不当であり、誠に遺憾です。
 民主主義の根幹である選挙のルール規定について、担当省庁の担当課が恣意的に解釈変更を不意打ちにより行なうという暴挙は、断じてあってはなりません。(民主党メールマガジン、9月1日配信分より)

 つまり、「今までばれなかったんだから、これからも認めろよ」という、全く意味のわからない、開き直りの態度なのです。
 今まで法律を破り続け、それがたまたま見つからなかっただけの話なのに、なぜそれを「解釈変更」などという自分勝手な都合のいい“解釈”しかできないのか、理解に苦しみます。
 しかも不意打ちだとか、暴挙だとか、陰謀論でわめき散らす共産党のようなみっともなさ。
 政権準備党チガイマス。
 
 やえはもちろんインターネットによる選挙運動ができるようになった方がいいとは思っています。
 近い将来、必ず法改正をして、これを認めるようにすべきでしょう。
 しかし今は法律によって認められていないのですから、やっちゃダメなのです。
 それを「認められるべきなのだから、やってもかまわない」なんて言い、実行してしまうのは、「オレが法律だ」と言ってるようなモノであり、専政者の考えです。
 民主党はチガイマス。
 

平成17年9月14日

 屍

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平成17年9月17日

 ネットの力は

 
  えーと。
 まぁ、ほっといてあげましょう(笑)
 暴れ出さないだけマシと言えるかもしれませんし。
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 徐々にネット復帰して、あちらこちらのサイトさんもチラホラと見始めているのですが、なんかもう小泉・自民圧勝の文章はおなかいっぱいになりそうです。
 自民党ばんざーいも、自民党憎しも、この圧勝は実は圧勝なんかじゃないやい野党がダメダメだっただけだい自民以外マシな政党がなかっただけだいも、まぁどれもそれぞれにおいて間違いではないとは思いますので、それはそれでもいいんじゃないでしょうか。
 この選挙が始まる前も、後も、大部分の人は国会議員ではなく、また国会議員になったのではないのですから、それぞれの立場で発言していけばいいと思います。
 ただし、事実は事実として認めないと見苦しいことになるのは確かです。
 選挙において与党が2/3の議席を獲得したのは事実ですし、小泉さんが信任されたというのも事実なのですから、実は国民の意見は違うんだとかいったようなモノの言い方は、民主主義の最も根本に関わる選挙の結果を無視しているというコトに他ならないというコトもちゃんと知っておく必要があると思います。
 もちろん、その上で“自分の意見”を「自分の意見として」主張していくコトは間違っているコトではないでしょう。
 やえもそうしていくつもりですしね。
 
 そんなこんなで、もはやこの「自民大勝」の分析とかはやえはする気が全く失せてしまったのでこれ以上はしませんが、ひとつだけやえが密かに注目していた選挙区のコトを触れておきたいと思います。
 それは、静岡七区です。
 あの人権擁護法案に自民党の中で最も強固に反対しておられた城内実さんと、女性初の財務省主計官に着任し、ネット上では「潜水艦なんて時代遅れ」という発言で一躍有名となった片山さつきさんの選挙区です。
 
 結果は片山さんの勝利でした。
 748票差という、ものすごくギリギリの僅差でしたが、片山さんの勝利には間違いありません。
 しかしネット上での評価はどうでしたでしょうか。
 これは言うまでもなく、「城内さんが善で、片山さんが悪」ぐらいの勢いで、城内さんを応援する声が圧倒的だったと言えるでしょう。
 
 つまりこれが何を意味するのかと言えば、まだまだネットの力もこんな程度でしかないというコトなのだと思います。
 やえもネット上で活動する身としてこれはとても残念な結論ではありますが、しかし事実は事実として認める必要があります。
 ここまでネット上での評価がハッキリと分かれている人たちの対決においても、僅差とはいえ逆転の結果が出てしまったのです。
 この結果を見せつけられては、ネットはまだまだだと認めざるを得ないでしょう。
 
 城内さんに対してはいろいろとお話が飛び交っているみたいですが、とりあえず、今は「選挙に落ちてただの人」になってしまった、というコトです。
 
 ところで前回の更新においてテレビなどにおける選挙報道について意見を述べましたが、やえは何が一番危惧すべきなのか考えているかと言えば、特にテレビは「受動的」であり、また「中立的な存在だと信じられている」という点です。
 何を持って「衆愚政治」と呼ぶのかは議論が必要でしょうが、しかしやえは「いつの間にかすり込まれた印象」によって投票相手を決めるような行動だけは、どうしても肯定できないのです。
 この「すり込み」は無意識レベルにまで及ぶので、「自分は自分で考えて投票した」と言う人もけっこういるとは思うのですが、だからこそ「投票率が下がってもいいから全面禁止したらどうか」と言ったのです。
 本当に政治に関心のある人、本当に自分で考える人というのは、テレビ報道がなくてもキチンと投票するでしょうからね。
 
 その上で、ネットはどうかと考えたら、やえはネットが公正公平を旨とする媒体であるとは、とてもじゃないですけど考えられないと思っています。
 たまーにやえに対して公正公平を求めるようなコトを言ってくる人がいらっしゃるのですが、やえはその度に「やえや当サイトはジャーナリストではなく公平な文章を書いているつもりは全くありません」と繰り返し言い続けていますよね。
 そもそも誰でもサイトを開設できるという点からして、ネットが公平な媒体であると考えるコト自体が間違いであると言えるのではないでしょうか。
 
 だからこそネットは政治や選挙に最も適切な媒体であるとやえは思っているのです。
 つまり、はじめから公平な媒体だと思っていないのであれば、無意識のすり込みがなされるコトもなくなりますし、また自分で考えようという意識も生まれるワケです。
 自分の頭で考えた結果、当サイトと違う意見を持ったというのであれば、それはとてもいいコトだと思いますし、また当サイトの意見に賛同してくださったというのも、やはり自分の頭で考えた結果と言えるワケです。
 重要なのは、「公平な報道をしよう」という姿勢なのではなく、「自分の頭で考えよう」という行動なのです。
 むしろ「公平(に見える)な報道」は「自分の頭で考える」という行動を制約してしまう要因にすらなってしまうと言えるかもしれません。
 
 いつか議論板にて(故)あまおちさんに「お前のリアルでの過去の政治活動実績を述べろ」とか言っておられた人がいましたが、ネットは、リアルでの肩書きにとらわれることなく、思想信条言論だけで評価がされるという点が、もっとも素晴らしいところだと思っています。
 いくら十四歳の小娘の戯れ言とはいえ、これだけの方々が毎日サイトに足を運んでおられるワケで、これはリアルの世界ではまず考えられないコトです。
 つまりネットとは「機会平等」な世界であり、努力によって結果が反映されるという、そういう意味では公平な世界なのです。
 
 テレビは受動的な媒体ですが、ネットは能動的な媒体です。
 政治や選挙活動において、この差は決定的な差があると思っています。
 ですから、ネットにおいては少しでも多くの人が、どんどん自分の頭で考え、行動してほしいと思っています。
 そうなれば政治はもっともっといい方向に進んでいくのではないでしょうか。
 
 ただし、必ずしもネットに存在する文章が全てテレビなどと一線を画するようなモノばかりとは決して言えません。
 ネットにおいても、きわめて受動的に印象だけを与えようとするサイトや文章が存在したりします。
 やえは、そのような文章は、むしろネットの普及を阻害するモノでしかないとすら思っています。
 
 例えば、人権擁護法案に対する、ほぼデマゴーグに近い反対論などは、とても分かりやすい例と言えるでしょう。
 何度も言っていますように、やえはそもそも人権という概念そのものが好きではありませんので、人権法も無くても法律として成立しなくても、別にそれでいっこうにかまわないと思っています。
 しかしなぜやえがあそこまで具体的に人権法について特集を組んだかと言えば、人権法を推進するためではなく、正しく法律や法案、そして政治というモノを理解してほしいからなのです。
 そして、デマなどに踊らされず、自分の頭で考えてもらいたかったからです。
 
 やえは、人権法の文章を書くとき、必ず根拠となる部分、法文なら該当条などをキチンと示し、ここはこうなんだと、それはそう解釈するんだと、具体的に述べてきたつもりです。
 こうするコトによって、例え仮にやえの解釈が間違っていたとしても、どこがどう間違っているのか、読んでいる人が気づくコトが出来るからです。
 しかし、多くの、特に初期の人権法反対論は、そのほとんどが印象だけによる決めつけでしか語っていませんでした。
 これでは既存マスコミのすり込みとなんら手法は変わらないワケです
 先ほども言いましたように、やえは人権法が通らなくても全くかまわないワケでして、ですからネットの力によって法案がつぶれても、むしろネットの住人としては喜ぶべきコトだったのかもしれませんので、例えば一部の人が堂々と言っていますように、デマと知りつつ法案をつぶすためにはデマをも許容するような手法をとるというコトも選択肢のひとつとしてはあったかもしれません。
 だけど、やえは絶対にデマを許容したくはなかったのです。
 テロルと一緒です。
 目的のために手段を選ばないような行為はやえは絶対にイヤなのです
 それは最終的には、自らの信用を下げる行為にしかならないでしょうし。
 
 自らの頭で考え、そして行動する、できる媒体がネットだと思っています。
 テレビなどの既存マスメディアとは違うモノだと思っています。
 そして、そうしてこそ、これらの既存メディアに変わって、政治や選挙活動の場としてもっともっと普及してほしい、普及すべきだと思っているのです。
 
 城内さんのお話からちょっとそれましたが、やえたちの人権法にかかる活動の結果が、わずか数百票で落選という差に表れた、という可能性も無きにしろあらずなのかもしれません。
 それはそれでちょっぴりうれしい気もしますが、しかし片山さんはやはり問題ありの人物なような気がしますので、素直には全く喜べませんね。
 ちょっととりとめのない、まとまりのないお話になりましたが、どっちにしても、ネットの力はまだまだ小さいというコトなのでしょう。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、ネットの力を応援しています。
 

平成17年9月28日

 委任か立候補か

 
 またまた長いお休みをしてしまいました。
 ごめんなさい。
 でも、やっと今日から本格復帰できそうな雰囲気なのです。
 まだまだブランクが長いので、すぐには前のように戻れないと思いますが、しばらくは長い目で、温かい目で見てやってください。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 さて。
 これ、以前にも言ったコトがあるような気もするんですが、選挙のコトについてですし、リハビリもかねてというコトで、改めて語ってみたいと思います。
 
 というのもですね、今回の選挙ででも、「自民党がいいとは言わないが、民主党よりはマシ」とか「自民に投票したのではなく、反自民には入れたくなかっただけだ」とか言う人がけっこう見受けられたと思うのですが、しかし果たして選挙というモノはそういうモノなのか、ちょっと考えてみてほしいんですね。
 現在の日本の規模では、法案や政策ひとつひとつに対して全ての国民が決定権を持つという直接民主制は現実的に不可能ですから、選挙によって代議員を決めるという代議員制度がもっとも現実的だといえます。
 となれば、やはりこの場合における選挙というモノは、ひとつひとつの法案や政策をこの人に任せるという信任投票的な側面がかなり強いというコトになります。
 特に現代は分業制であり、他の仕事をしながら政治も同時にこなすコトは難しいですから、ますます政治専門の人間がどうしても必要です。
 よって、現在の日本の選挙というモノは、代議員を選ぶという意味以上に、政治的委任をするという意味合いがとても強いと言えるワケです。
 つまり投票用紙は、言わば委任状なのです。
 
 政策ひとつひとつに一人一人が直接手を出せない以上は、いくら委任的選挙が納得できないと国民が思ったとしても、それは否定できないコトだと思います。
 政治や選挙は極めて現実的な物事である以上、代議員制度は委任制度であり、ある程度は代議員に政治を託さなければ話は進んでいかないのです。
 
 「投票できる人がいない」とか「自分の考えと一致できる人がいない」とか言い、「だから投票しない」と言う人もいますが、しかし、そもそも選挙とは国民が主体的に行動できるというコトが基本であり、日本の選挙ももちろんそうであって、他人の引いたレール上だけしか選択肢がないというモノでは決してありません
 それなのに、口では「国民主体の政治を」とか言いながらも、行動でそう示そうとしない人が多すぎるような気がします。
 もし本当に自分の考えと一致できる人が全くいなくて、委任したくないというのであれば、自らが行動すればいいのです。
 
 そうです。
 自分が立候補すればいいのです。
 
 衆議院では25歳になれば誰でも立候補できます。
 もし自分の考えとあわない立候補者ばかりで投票も出来ないと言うのであれば、それなら自分が立候補すべきなのです
 もし、一部の特権階級しか立候補できないような仕組みであるというのであれば、確かに「自分の考えと一致しない」「だれも期待できない」という理由で投票を“棄権”するという方法論はあり得るでしょう。
 しかし、現在の日本の制度は決してそうではありません。
 だれしも立候補できるチャンスがあり得る以上、どうしても自分の考えを推し進めたいと考えるのであれば、立候補という選挙の一選択肢を選ばなければならないのです
 そうしないのであれば、多少は妥協しつつも自らの責任の上において誰か別の人に委任投票をすべきでしょう。
 立候補する覚悟もないのに、他人に任せるのもイヤと言ってしまうのは、それはただの逃げではないでしょうか。
 
 もちろん、おいそれと簡単に立候補できるモノではないコトは確かですし、供託金の問題もありますので、そう単純に言えない部分もありますが(やえは供託金をもうちょっと安くすべきじゃないかとは思っているんですけどね)、それでも代議員制度を取る民主主義社会においては、立候補するか、しないのであれば必ず誰かに委任投票すべきなのです。
 立候補という選択肢を選ばなかった以上は、ある程度の権限を代議員に委任するという責任を国民は果たさなければならないハズなのです。
 少なくとも、「あれがダメだからこっち入れよう」なんて責任放棄したようなモノの言い方は、適切ではないと思います。
 
 やえは、当選した議員に対しては何ら意見を言ってはならないと言っているワケではありません。
 国民はもっと一票を大切にしてほしいと思っているのです。
 大切にするとは、誰に投票するかよく考えるというコトではなく、もちろんそれも大切ですが、もっと投票に責任を持ってもらいたいのです。
 自分が立候補しないと選択したのですから、委任相手にそれなりの責任を持つのは当然の話なのではないかというコトなのです。
 
 どうも「政治を国民の手に」とか言いながら、しかし言動が伴っていない人が多いような気がします。
 日本国民は一億人以上いるワケで、政治とはそれらの人々の意見を集約しなければならないワケで、その最大公約数が代議員たる国会議員であるワケです。
 そしてそれを実現させるのが選挙なのです。
 ここをまず理解する必要があるのではないでしょうか。
 
 政策に意見を言うのはかまいません。
 むしろどんどん議論すべきだとは思います。
 しかし、自分と意見が合わないからといって、議員の全てを否定するかのような、選挙や人格すらも否定するからのような意見には、やえは違和感しか覚えないのです。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、責任ある投票を応援しています。
 

平成17年9月30日

 政策的議論

 
 やっぱりたくさん反応をいただけるのはうれしいですね。
 かなり長い間お休みしてしまっていたために、なかなか筆が重くて、ゆっくりペースはそれはそれでもいいかななんて思っていたんですけど、やっぱりこれだけの反応をいただくと、がんばって更新しようと思っちゃいます。
 本当にありがとうございます。
 また、「以前と比べて、んん?」みたいなコトをおっしゃる方がいますけど、ごめんなさい、それやえが一番感じています(苦笑
 こんなハズじゃなかったのに、もっと上手に表現できるハズなのに、なにかうまくいかないなぁと、最近書いてて感じています。
 これもブランクが長いせいなのでしょう。
 治すにはおそらくいっぱい文章を書くしかないと思いますので、どうぞ長い目で見てやってください。
 よろしくお願いします。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 最近民主党が委員会である戦術を使っています。
 
 まず、質問の前に小泉総理を名指しして、他の人が答えないようにクギを差します。
 次に、細かい数字の話や一字一句正しく言う必要のある法律文などのような、資料を見なければ答えられない質問、むしろ事務方に答えさせるべき質問を総理に投げかけます。
 となると総理の答えは「分からない」と答えるか「事務方に答えされる」しか選択肢が無くなってしまうワケで、当然「分からない」と答えると大批判を浴びるコトになりますし、また「事務方に答えさせる」と言えば質問者の民主党は「総理を指名したのだから誠実に答えろ」と言い、さらには「総理は質問にちゃんと答えない。はぐらかししかしない」と逆ギレを始めるワケです。
 つまりこれは、どうやっても小泉総理に対する批判の材料にしかならない質問方法なんですね。
 
 こんなの、はじめからどうやっても批判しか答えが用意されていない、かなり悪質で卑怯な質問方法です。
 例えば、全国数百店舗もあるような大企業の社長に対し、「広島県広島市安佐南区の古市店に勤めている山田さんの明日の11時の仕事はどうなっていますか?」という質問をしても、普通答えられるハズがないですよね。
 また、本当にその質問の答えを知りたいのであれば、社長に聞くのではなくて古市店の店長に聞くのが確実で正確でしょう。
 ですから、このような質問をし、答えを本当に得たいと思うのであれば、それを正しく把握している役についている人に答えてもらうのがベストです。
 しかし民主党はそのような行為すら批判の対象にしてしまいます。
 「古市店の店長に答えさせる」と答えたら、「社長自身に聞いているのですから、社長自らが答えてください」と言って、正しい答えを遮ってしまうワケです。
 そしてもちろん、社長が「今は分からない」と言おうモノなら、「それでも社長か」というような理不尽な批判をはじめるという寸法です。
 
 つまり結局、民主党は、質問の答えを得たいのではなく、単に総理を困らせようとしているにすぎないんですね。
 
 この戦術がハマったのが、いつかの、自衛隊海外派遣に関する質問です。
 「今現在どこが戦闘地域か非戦闘地域か、私が分かるワケがない」という総理が答えてしまったので、さあ大変。
 民主党もマスコミも飛びついて、この部分だけを切り張りして批判の材料にしたというのは記憶に新しいと思います。
 これも、本当にその質問が知りたいのであれば、総理ではなく、防衛庁の職員に答えさせた方が正確な答えが返ってきてたコトでしょう。
 戦況は刻一刻と変わっていくモノなのですから、現場の責任者と連絡を取り合いながら、答える必要があるハズです。
 それなのに民主党は、総理以外の答弁を許さないというダダをこねて、そして「分からない」という総理の答弁を引き出すコトに成功して、鬼の首を取ったかのように大喜びしてその言葉を批判のために喧伝し始めたのです。
 
 小泉さんは、この手のマスコミ対策には非常に敏感な人です。
 同時に自分の発言には頑固な人ですから、戦闘地域のこの発言は撤回するコトはありませんでしたが、以後、事務方が答えるような細かな質問に対しては、小泉さんは答えないようにしてしまっているみたいです。
 今日の予算委員会でも、予算の細かな数字を答えろといった質問を前原民主党新代表がしていましたが、これに対し「そんな質問は事務方に答えさせればいいでしょ。私が答える必要はない」と言って終わらせていました。
 
 確かに、もはやそう言うしか他にはないでしょう。
 下手に分からないと言ったり、無理に事務方に答えさせたりしても、「総理は人の言うコトを聞かない」と、あとから映像の切り張りで批判されるだけですからね。
 しかし実際こんなやりとりをしたところで、全く意味はありません。
 こんなのは議論とは呼びません
 相手をやりこめるだけが目的の議論など、ただの時間の無駄です
 せっかく政策論争をすると前原さんも言い出しているのですから、もうこういうバカらしいコトはやめた方がいいのではないでしょうか。
 小泉さんは二度とこんな姑息な手に引っかからないでしょうし、やえも国民も、建設的な議論が聞きたいですから、もうこんな相手を攻撃するだけの卑怯な質問方法はやめてもらいたいと思います。
 

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