☆やえニュース☆

わかりやすい天皇家の問題国家システムへの警鐘は個別事案への批判にならない染色体論法はむしろ本質から遠ざかる出鱈目有識者会議 「皇室典範に関する有識者会議」の報告書に異議を申し立てる 1

平成17年11月16日

 わかりやすい天皇家の問題

 あら、あまおちさん、やっと出てこれたんですか?
 
 あ?
 
 いやだって、某スピード○ゴン氏を暗殺しようとして、失敗して公安に捕まっていたんじゃなかったんですか?
 
 ・・・・・・なぜだー。しかも否定したくないという巧妙な罠だな(笑)
 
 お勤めご苦労様でしたー。
 
 ・・・・・・本気にするヤツが出てくるからやめなさい・・・。
 
 
 
 というワケで、今日は天皇家の後続問題について、どこのなにが問題なのかというコトを分かりやすく指摘していきたいと思います。
 
 うむ。その前に、サーヤ様におかれましては、ご結婚遊ばされた事、心よりお祝い申し上げます。
 
 紀宮様おめでとうございます。黒田さんとこれからの二人三脚、お幸せになられることをお祈り致します。
 
 
 ■女性天皇はダメなの?
 
 まず前提の話だが、天皇家の問題というのは、悠久の歴史に裏打ちされた権威が天皇家にあるからこそ、それを大切に次世代に伝承していかなければならないという考え方が基にある訳だから、よって天皇家がどうあるべきかというのは、まず歴史から学ぶことが正しい姿であると言える。まずは歴史的にはどのような経緯をたどっているのかこれを知る必要があり、これを継承していくことこそが正しい天皇家のあり方であると言えるだろう。
 
 はい。では、天皇家の長い歴史の中で女性天皇がいらっしゃったかどうかですが、これはもう簡単に「いらっしゃった」と断言できます。資料がちゃんと残っている、というか、家系図が残っていて、シッカリと女性天皇も存在したと明記されています。
 
 今までに女性の天皇は8人いらっしゃった。重祚が2回あったので、正式には10代8人だなyae_log038.html#040202。よって、女性が天皇に即位される事はなんら問題は無い。むしろなぜいまの皇室典範が女性を禁止したのか、そっちの方が不思議であり、不自然な話なのである。
 
 
 ■じゃあ愛子様が即位されても問題ない?
 
 問題ない。オレとしても是非即位していただきたい。
 
 男の子が生まれるか、女の子が生まれるのか、もはやこれは人間としての運命としかいいようのない領域の話ですし、そして皇太子ご夫妻に女の子だけが生まれたという事実に対して、これはその愛子様が即位される運命にあったんだと思うんですよね。
 
 歴史も伝統も運命なんだよ。
 
 
 ■では何が問題なの?
 
 まず、「天皇家は男系で作られてきている伝統の家である」という事実を、議論の前に基本認識として頭の中においておく必要がある。これも天皇家の家系図から明確に事実であると言い切れるものであり、この問題においての絶対条件である。
 
 大切なのは、続いていると思われているコトです。極論すれば、厳密に続いていなくても、続いていると思われてさえいれば問題は無いのです。今回のお話は医学的とか学術的なお話なのではなく、伝統という心にかかる問題だからです。
 
 まぁもし今まで女性天皇を認めていないのであれば、愛子様が即位される事には反対していたであろう。しかしそうではない事実があるからこそ賛成するのであって、そしてそれと同じように、今までの天皇家は男系で作られてきたからこそ、これからも男系にこだわるのである。つまり、歴史的に伝統はそのように続いてきたという事実に対し、それを履行するかどうかという話だ。
 
 そして、その男系というつながりが近々途切れそうになるっていうのが今問題になっているワケです。今まで天皇家は男系で続いていたワケですが、それが途切れそうになっているのが現状でして、その伝統をやめてしまい男系ではない天皇家を作り直すのか、それともなんとしてでも男系を維持するのか、ここに問題としての議論の争点があるんですよね。
 
 簡単に言えばそうだな。
 
 
 ■男系ってなに?
 
 天皇家の場合で言えば、「お父さんのお父さんのお父さんの…お父さんが神武天皇」という繋がりのコトを言います。この対比で言えば女系というものは「お母さんのお母さんのお母さんの…のお母さんが○○天皇」というコトになるのですが、しかし神武天皇は男性とされていますから、基本的に天皇家は男系なワケです。そしてこの男系こそが天皇家の証明でもあると言えるぐらい天皇家にとっては大切な伝統なのです。
 
 たまによく誤解しとるヤツがいるのだが、愛子様は男系の系譜である。なぜなら、愛子様の父上は皇太子様であり、その父上は今上天皇であり、よって神武天皇につながる男系の系譜だからな。だから愛子様が天皇に即位されるコトには何ら問題がないのだ。
 
 この問題は、愛子様が即位されるコトがどうなのかという問題なのではなくて、愛子様の次に即位される天皇をどうするのかという問題なんですよね。
 
 そう。愛子様は男系だが、しかし愛子様の子供は男系ではなくなるのだ。ここがこの問題の最大の争点なのである。
 
 
 ■男系じゃなくても血が繋がっていれば天皇家と呼べるんじゃないの?
 
 まず、天皇の即位に関する話というのは、これは「家」の話である事をよく頭に中に入れておいてほしい。決して血の問題では無いのである。この話は医学的な学術的な話ではなく、伝統の話であり血をつなげようという問題なのではない。あくまで家をつなげていこうという話であるからして、家を継ぐためのルールをいかに遵守していくかが一番の争点なのである。
 
 簡単に言えば、血がつながっていなくても、養子を取れば家は続くとされるケースもあるというような感じですよね。
 
 そうそう。その家がどう続くか、どういうルールを持って続くとされているのかは、その家によって変わってくる問題であるので、一般論では言えない。もしそれを語るのであれば、そのルールを理解してから発言する必要がある訳だ。例えば、現在のよくあるパターンで「家が続く」と言えば、どういう場合を指し示すだろうか。
 
 現代の一般的な感覚からすれば、血の繋がっている子供がその名字を受け継ぐコト、ではないでしょうか。例えば天堕さんがお父さんで、その長男でも次男でも両方でも天堕姓を名乗れば天堕家は続いていると言えるでしょう。また女の子供でも、結婚した際に天堕姓を名乗れば天堕家は受け継がれたと認識されると思います。つまり旦那さんが婿養子になるという表現が用いられますね。あとは養子の場合でも家が続くと言われるとは思いますが、まぁ今は家を継ぐコトそれ自体に価値を見いだしている人は少なくなっているでしょうし、家のためだけに養子を取るという人もそうはいないでしょうけどね。
 
 そうだな。しかしこの解釈ではない場合や時代もある。伝統芸能とか何かを作るような所謂「一子相伝」の伝統がある家なんかでは、必ず長男で無ければならないと決めている家もあるだろう。この場合では、そうでない人間が存在しても、長男さえいなければ一子相伝宗家は断絶する、と言える訳だ。
 
 明治大正時代までは、血の繋がりもそこまで重要視されていなかったですよね。養子による家の伝承も普通のコトでして、例えば新選組局長の近藤勇の近藤家は剣術の家ですが、勇は前宗家の近藤周助の実子ではなく養子ですし、周助自身もその前の宗家の養子だったりしています。でもそれでも天然理心流(剣術の流派)としての近藤家は正式に伝承されていると周りからも認識されているワケですね。当時は、実子がいても養子を取るなんてコトもよくあったみたいですしね。
 
 まぁこの辺は価値観の問題だから、今挙げた例が必ず正しいというのではなく、その家やその人が継いでいると思えばいい訳だがな。そしてだからこそ、天皇家が今まで続けてきた伝統を守るべきなのではないかという話なのである。天皇家の断続の話は、自分の価値観で考えるのではなく、天皇家のルールで考えるべきである、という話だ。
 
 ですから、いくら血がつながっていようとも、直系の実施であろうとも、男系でない愛子様の子供が天皇になったとしたら、それは今までの天皇家のルールに従っていないので、天皇家が継承されたとは言えないのではないかって話なんですよね。
 
 
 ■天皇家のルールって?
 
 つまり男系であるという事だ。天皇家の場合、むしろ男系であるというルールしか継承の伝統は無いと言っても過言ではないかもしれない。
 
 一般的な「家を継ぐ」とされる場合というのは、ほとんどは親から子に継がれるワケですよね。それが実子であろうと、養子であろうと、基本は「親から子に」です。しかし天皇家にはそれが無いんですよね。天皇家の家系図をご覧になっていただきたいのですが、例えば46代天皇孝謙天皇から次の47代淳仁天皇の間柄は、もはや一言で言い表す単語が無いぐらいの「ただの親戚」でしかない間柄と言えます。さらに49代の光仁天皇とその次の48代称徳天皇の間柄は、これは一般感覚からすればほとんど「他人」と言って差し支えないぐらいの関係ですよね。このように、天皇家の継承のルールには「親から子へ」というルールは無いのです。
 
 これは普通の家とかにはほとんどあり得ないと言えるよな。
 
 一子相伝の家とか、江戸時代とかでは、血よりも親子の関係を重視していて、本家と分家という考え方がありますけど、基本的に長男に継承される本家に対して、分家はあくまで分家であってどうやっても本家には成り得ないのですが、しかし天皇家は、一般感覚からすれば分家である人間でも問題なく本家(天皇)になるコトがままあったワケです。これはかなり一般感覚からすればあり得ない話だと言えるでしょうね。
 
 もしくはどうしても長男がいないという場合には、分家の人間を一度養子にするとかいう手段を用いる場合もあるだろうが
 
 しかし天皇家の場合にはそれは無いんですね。46代と47代の天皇は、血の上でも戸籍(?)の上でも親子関係は無いのです。というか養子制度時代が天皇家には無いのかもしれませんけど。
 
 これが天皇家の継承にかかるルールなのである。つまり極論すれば、男系・・・すなわち父の父の父の…の父が神武天皇である人間であれば、本家の人間であろうと分家の人間でろうと男性であろうと女性であろうと今まで高い身分ではなかった人間であろうと、誰でも天皇になれる資格を有する、というな。
 
 
 ■では現在その資格を持っている人は誰がいるの?
 
 いろいろと複雑になりますので、とりあえず皇太子さまと同世代とその下の世代だけで考えます。まず皇太子さま、そして秋篠宮さまのお二方。両妃殿下方のお父上は天皇家に繋がりませんので天皇にはなりません。それから、愛子様。愛子様のお父上は皇太子さまであり、皇太子さまのお父上をさかのぼっていきますと神武天皇にたどり着きますから資格があります。また、秋篠宮様のご息女様であられます眞子佳子様のお二方ともも天皇になられる資格を持っていらっしゃっています。お二方のお父上は秋篠宮様であり、秋篠宮様のお父上は今上天皇ですから、さかのぼっていきますと神武天皇にたどり着きます。で、これで5人の方の名前が挙がりましたが、後他に誰かいらっしゃるのかと考えますと、実はこれで終わりだったりするんです。残念ながら、現在の皇室の皇太子さまより下の世代では、この方々しか男系の血筋の方はいらっしゃらないんですね。
 
 ただし、現在は皇室典範という法律があって、そこではなぜか女性天皇を認めていないので、天皇家での資格はあっても法的には愛子様や眞子佳子様は天皇にはならない事になっておる。
 
 結局今のままでしたら、皇太子さまで天皇家は終わりになってしまうんですよね。
 
 
 ■じゃあ愛子様が天皇に即位されれば問題はなくなるのでは?
 
 ここでやっと問題の本質にいけるのですが、確かに愛子様までは問題は無いのです。皇室典範をちょっと変える必要がありますが、ちょっとだけですから、ちょちょっと変えちゃえばいいんです。ただし、問題なのが、愛子様の次の天皇の問題なのです。
 
 では、ここまでのおさらいをしてみよう。天皇の継承のルールにはどのようなものがあったかな。
 
 はい。箇条書きにしますと、
 
 ・男系であること
 ・女性であってもかまわない
 ・親から子に継がせる必要もない
 
 こんなところでしょうか。
 
 うむ。では愛子様の次の天皇を、このルールに沿って考えてみよう。どうなるかな。
 
 もし愛子様がご成婚されて子供ができるとします。この子供が男の子であった場合、その男の子に天皇に即位する資格があるかどうかを考えますと・・・、やはり男系の部分でひっかかります。その男の子のお父さんは天皇家の人間ではないでしょうから、神武天皇には繋がらなくなってしまいます。お母さんのお父さんのお父さんの…のお父さんは神武天皇ですが、これはルールに則っていません。
 
 そうだ。では皇太子さま以外の宮様の場合はどうだ。
 
 秋篠宮様は天皇になれます。また眞子佳子様もなれます。しかし眞子様と佳子様がご成婚なられて子供が生まれたとしても、やはり愛子様の場合と同じように、男系として繋がらないコトになってしまいます。
 
 そうなのだ。結局これで手詰まりなのだ。よって、女性天皇を認めただけでは2600年続いた天皇家の歴史は愛子様で最後になってしまうというワケだ。
 
 
 ■愛子様の子供が天皇になっても、天皇家は天皇家じゃないか
 
 さっきも言いましたように、天皇家は男系であるというルールがあって天皇家と呼べるのであって、男系の人間が継承するからこそ天皇家は天皇家であり続けるのです。例えば天堕家が一子相伝の家だったとします。もし天堕さんに子が出来なかったとして、一子相伝のルールが守られなかったとしましょう。この場合において、いくら天堕さんの弟が天堕姓を名乗っているんだから天堕家は存続しているじゃないかと強弁したとしてもですね、しかし一子相伝のルールはこれでつぶれているワケですから、宗家一子相伝天堕家はどうやっても断絶と言わざるを得ないのです。弟の天堕家は々別の天堕家でしかないという、一子相伝とはそういうルールなのですからね。
 
 この問題は、はじめにも言ったように一般常識で考えたらダメなんだよ。天皇家のルールでは、いくら親から子に天皇を継承したとしても、それだけでは天皇家が続いているとは言えないのだ。天堕家に、なんか知らないけど家系上は繋がっているほとんど他人みたいな人を継がせても、それでオレの天堕家が続いているとは普通では感じられないんだろうが、しかし天皇家はそれで続いていると言われる訳だ。逆に、天皇家の場合はいくら子供であったとしても男系でない人間が天皇に即位してしまったら、つまり具体的に言えば愛子様の子供が即位したら、それは本家天皇家、すなわち神武天皇家は断絶としたと言わなければならないのである。
 
 つまり、愛子様の子供が即位したら、天皇家と名付けるコトは出来るのかもしれませんけど、今までの天皇家とは別の天皇家になっちゃうんですよね。神武天皇家では無い、新しい愛子様を始祖とする天皇家であると言えるワケです。これを日本国民として尊重するかどうかという話はまた別として、しかし2600年続いた天皇家が断絶させていいのか、という問題であるワケなのです、この問題は。
 
 今までの日本の歴史というものは、全て神武天皇家と共にあった訳だ。この歴史を今この時代に、我々の時代に我々から途絶えさせていいのか、その覚悟はあるのか、後世の日本人から後ろ指を指される事にならないのか、そういう議論を今している訳で、しなければならない訳だな。
 
 
 ■ではどうすれば神武天皇家が存続できるの?
 
 もう一回ルールを言ってみたまえ。
 
 はい。
 
 ・男系であること
 ・女性であってもかまわない
 ・親から子に継がせる必要もない
 
 ですね。実質的には「男系であること」だけが唯一のルールであると言えるでしょう。
 
 ただし現在は皇室典範という法律があって、そっちにもルールが作られてしまっている。そっちのルールは簡単に言うと、「男性であり、皇室の人間であること」だ。しかし今のままでは神武天皇家は断絶してしまう。だからそれを回避するためには皇室典範を変えることは絶対条件として必要なわけだ。つまり、天皇家のルールを守りつつ、新しい規則である皇室典範は変えると。
 
 では、どこを変えたら神武天皇家は断絶せずに済むのでしょうか。
 
 まず逆に考えればいい。皇室典範が無いとして、神武天皇家が存続する方法はないのかと考える。天皇に即位するためには男系である必要があるワケだが、今のところ皇太子さまの下の世代ではそれが愛子様と眞子佳子様しかいらっしゃらないとされている。けどそれは皇室典範の規定があるからでしかない。つまり、今は皇室典範によって宮家ではないとされているが、元々は宮家であり、神武天皇の男系を受け継いでいる家が存在するのだ。
 
 実は人数的にけっこういらっしゃるそうなんです。いわゆる旧皇族と呼ばれる方々ですね。この方々は基本的には神武天皇の流れをくむ方々ですから、この方々から天皇に即位されればなんら問題がないコトになります。
 
 
 ■天皇が親でなくても問題はないのか?
 
 ない。
 
 またまた家系図を見ていただければと思うのですが、例を挙げるまでもなく、親が天皇でなくても天皇に即位された方はたくさんいらっしゃいます。結局「男系である」だけが絶対的なルールであって、それ以外であればどんな関係であっても天皇家に即位できると言えるのです。
 
 皇室典範など、天皇家の悠久の歴史からすればむしろイレギュラーな存在なのだから、こんなものをいちいち大切にする必要はない。問題があれば変えればいいだけの話だ。皇族でない方々というのも、それもGHQが勝手にいじっただけに過ぎない措置なのだから、これをもって天皇に即位できない理由にはならない。そんなルール変えてしまえばいいんだ。
 
 それから、もうひとつ可能性はあります。こっちの方がスマートかもしれませんが、父上が男系であればいいという簡単な条件が天皇家の条件なのですから、愛子様と男系の旧皇族の方がご成婚されればいいのです。つまり、皇太子さまが次の天皇に即位され、その次は愛子様、そしてその次に愛子様と男系の方との間にお生まれになった子供が天皇になられると。実はこれでオールおっけーだったりするんですよね。
 
 そうなれば、継承順位問題もほとんど無くなると言ってもいいだろうしな。
 
 
 ■それは政略結婚なのではないのか?
 
 それは価値観の違いでしかないだろう。そもそも現代の皇室のあり方って、必要以上に平民の考え方を入れすぎなんだよ。男系の議論がまさにその象徴で、なぜか直系にこだわるような発言をする輩が多すぎるんだが、それは平民の考え方でしかなく、天皇家の考え方ではない訳だ。それと同じように、自由恋愛すべきというのは所詮平民の価値観でしかなく、それを天皇家に押しつけるのはいかがなものかという話なのだ。
 
 美智子様が皇室初めての民間からの皇后様になられたワケですが、それも果たして本当に自由恋愛なのかというのは断言できない話ですしね。
 
 まぁなぁ。なんか、あれは確か雅子様の時だったかな、というか皇太子さまの時だったと言うべきか。あの時ってなぜか何人かの「お嫁さん候補」の名前が挙がって、マスコミなんかも色々と好き勝手なコト言ってたよな。
 
 そうですよね。結局「この中から選べ」って言われているようなモノですからそれ。それで完全に自由恋愛だと言うのはどうなのかなって思っちゃいますよね。ただお見合いだと思えば、それはその通りでしょうから、愛子様の時だって、それでいいと思います。
 
 結論を言えば、天皇家が天皇家であり続けるためには、女性天皇を認め、しかし男系は維持し、そして旧皇族の方には今一度皇族に復帰していただくと。そしてそれが成されるように皇室典範を改正するべきだ、というわけだ。
 
 
 
 
 すんごく長くなりましたが、まだまだ語るべきコトがありますから、これ続けていきましょう。
 
 うむ。意見のあるヤツは議論板に書いてくれ。天皇の問題は日本の問題である。みなで考えていこう。
 

平成17年11月21日

 国家システムへの警鐘は個別事案への批判にならない

 えーと、ただいまあまおちさんがとっても残念な状態に陥っていますために、なんとか対話型更新の時だけは生き返らせようとは思っているのですが、その他の業務が出来ないみたいなので、本来ならあまおちさんがレスするのがスジなのですけど、今日はやえが変わってレスをしたいと思います。
 おそらくこの議論はいつもだいたいこの辺で終わってしまいますので、まぁ総括という意味でも、本更新で取り上げさせていただきます。
 この法案、今後どうなるのかわかりませんが、やえからすればどうなっても、潰れても生きてもどうでもいいのでどうでもいいのですけど、しかし今回のお話は一般的にも十分当てはまるお話なので、そういう意味で改めて取り上げたいと思います。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 なんのコトかと言いますと、人権擁護法案です。
 当サイトの議論板でこの法案についてある方とあまおちさんが長らく議論されていたのですが、最終的にこのようなレスにたどり着きました。

 全体的に、「人権法だけを」反対する理由にはなっていないのではないだろうか。
 となれば、法の整合性からして、やはり反対する理由にはなり得ないと言える。
 これらの様々な案件は、またチェック機関を作るのであれば、別の省庁委員会すべてにあてはまるべき問題となるのだが、そこについての認識が無いように思われる。
 この整合性を抜きにしてはチェック機関構想はあり得ないので、その辺をよく考えてみてほしい。
 
 
 ご指摘の通り、人権法のみならず、法律や役所の在り方全般に問題があると思ってます。
 ただ、今現実として目の前に人権法があるので人権法に対する反対運動をしているだけに過ぎません。
 また、あえて言わせていただければ、他がそうだからと言って今後も問題を孕んだままの法律や仕組みを通していくのでは、何時までたっても誰かが不治の病にかかったり、税金が無駄に垂れ流されたり、無実の人の一生が台無しになったりが続く事でしょう。
 日本という国家全体、そして日本という社会全体をどう動かすかという主張をすべきなのではないだろうかと言う指摘はまさしくその通りです。
 ただ一国民が出来る事はたかが知れてます。だから波に乗るしかないのが現実でしょう。

 つまりですね、この方がいろいろと人権法について反対の意見を述べていらっしゃるのですが、あまおちさんはその都度反論して、結局結論として「「人権法だけを」反対する理由にはなっていない」と言ったのですが、しかしそのレスとしてこの方は「今現実として目の前に人権法があるので人権法に対する反対運動をしているだけに過ぎません」とおっしゃったという流れなワケなのです。
 やえもこの問題についての議論は、ネットの中のいろんなところでちょくちょくと覗かせていただいているのですが、中でも反対派の人だけで集まっている以外での場所で議論がはじまると、だいたい最後はこのような話になってしまうんですね。
 当サイトでも特設ページで述べていますように、技術的というか、法的には人権擁護法案が特に問題があるとは言えません。
 ですから議論になったとしても、強行的反対派でない人というのは、トクトクとそう説明していくワケです。
 となれば、強行的反対派の人は最終的には反対する論拠が無くなってしまうワケで、結局最後には「社会システムがすでに問題なのだから人権法を通すワケにはいかない」という話になってしまうようなのです。
 
 強行的反対派のおっしゃるこの意見は、一見すると正しい意見のように見えます。
 そもそも社会システムや国家システムが間違っている病気に冒されていると言われれば、それはちょっと誰でも否定は出来なくなるワケです。
 特に当サイトのようなサイトでしたら、だからこそこのようなサイトをやっているんだというモノが背景にありますので、なおさら否定できないモノとなってしまいます。
 ですから、「法律や役所の在り方全般に問題があり、だからこそ今現実として目の前に人権法があるので人権法に対する反対運動をしているだけに過ぎません」と言われれば、なんとなくそうなのかと思ってしまうような雰囲気になってしまいがちです。
 
 しかしですね、こんなコト言ってたら、何も物事は始まらなくなってしまうのです。
 変な話、「今の社会システムが悪いんだから」という論拠が通ってしまうのでしたら、そもそも全ての法律を今すぐ変える必要がありますし、全ての法案を否定しなければならなくなります。
 この問題というか、法律に賛成とか反対とかいう問題は、完全に現実的な問題です
 いくら自分の中では社会システムが間違っていると認識していても、しかし現実的にはそのシステムが生きていて進行形で運用されているワケですから、現実的問題としては今運用されている限りは「問題ない」としなければならないのです。
 例えばいま憲法改正の議論が盛んになされていますし、おそらく憲法は、それが近いか遠いかは分かりませんが、いつかは改正されるでしょう、しかしだからといって今現在現行の憲法は間違っていて今すぐ機能を停止ししなければならない、今はもう現行憲法を守らなくてもいい破って構わない、という話には決してなりませんよね。
 現実的な法やシステムの話というのは、こういう現実的な事情を考慮して話を進めなければならないのです。
 
 現実的にはともかく自分は思想的に考えて反対しているんだ、と主張される方もいらっしゃるでしょう。
 しかしこれもやっぱり、物事をちゃんと整理して議論する必要があります。
 先ほども言いましたように、社会システムの話と個別法の話は、議論の次元が違う話ですから、一緒にして考えてはいけないのです。
 つまり、社会システムが問題だとするのであれば、思想的にもまず社会システムの改善のためだけの議論をする必要があるワケです。
 また、個別法の議論をするのであれば、それは現在の社会システムが運営されている状態を前提条件として考えなければならないのです。
 というか、そうしなければ本来は話にならないハズなのです。
 だって、その前提条件がなければどのようなコトでも言えてしまうワケで、逆に一体なにに対して言っているのか、どこの国のコトを言っているのか、なんのために言っているのか分からなくなってしまいます。
 社会システム大元が悪いんだという論拠が個別事案に対しても有効だというのであれば、先ほども言いましたように、現行憲法すら問題だという理由で、中国でも韓国でも北朝鮮でも自衛隊が攻めればいいじゃないかそれぐらい出来ず表明も出来ないような小泉は辞めてしまえ、という意見も正しいコトになってしまいます。
 しかし、明確に現行憲法では「武力で攻める」という方法を禁じている以上は、いくら憲法が間違いだと思っていたとしても、それをもって総理大臣の責を負わせるというのはあまりにも飛躍しすぎです。
 これを実現したければ、まずは憲法を変える必要があるワケで、憲法改正の議論をするのが当たり前の話で、というか憲法議論をしなければ何も始まらないワケでして、特定アジアの問題はとりあえずは別問題として議論する必要がありますよね。
 もしくは「攻めるために憲法改正しろ」とか「もし改正したら具体的にどう動くか」という議論なら成り立ちますが、しかし現行憲法を無視して総理大臣にいきなり責任を問わせようとするのはあまりにも無茶苦茶すぎます
 総理大臣は現行憲法や今の法律・システムのもとで動くのが当たり前、というか、そうする必要があるのですから。
 
 そして、人権擁護法案や個別法案もこれと全く同じなのです。
 現行憲法や法律・システムは、それがいま現在機能しているのですから、それらのもとでの是非を問う必要があるのです。
 もちろん現法体制のあり方が問題あるという議論は大いにしてもいいとは思いますが、結局それをもって人権擁護法案などの個別法をどうこういう論拠とは全くならないのです。
 システム全体の不備をもって人権擁護法案という個別事案にまでその責を負わせるのは飛躍しすぎた話であって、全く持って反対としての論拠にはならないのです。
 
 この問題に限らないのですが、インターネットという公の場に自分の意見を表明する以上は、それなりの責任を持って発言しなければなりません。
 論拠のないまま結果だけを押しつけようとするのは、それはただのだだっ子と同じです。
 ましてこの問題、議員や自民党にメールやら電話やらしている人がけっこういるようで、それならばなおさら自らの責任を持って自覚してコトに当たらなければならないでしょう。
 それらは政治活動です
 現実をどうこうしようとするのであれば、いつにもまして現実論でもってこの問題にあたらなければならないハズなのです。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、責任ある政治参加を応援しています。
 

平成17年11月24日

 染色体論法はむしろ本質から遠ざかる

 最近、いわゆる「掲示板スパム」にうんざりしています。
 いろいろと対策は講じているのですが、そのほとんどが海外からのおそらくソフトを使っての書き込みみたいですから、ほとんどいたちごっこのような感じになってしまっています。
 まぁ当サイトにお越しになる方々がこのような詐欺に引っかかるとは思っていませんが、しかし鬱陶しいコトには変わりないワケでして、しかしやえはそんなにCGIとかスクリプトとか詳しくありませんもので、どなたか詳しい方がおられましたら良いお知恵をご教授いただけないでしょうか。
 ただ最近は議論いたの方がいい感じで機能していますので、そちらに完全に統合してしまってもいいのかなとは思っていたりします。
 また掲示板を新しくするのも手かなとも思ってますし、今使ってるのはだいぶ古いモノですし、それらも含めて検討していきますので、よい方法があれば教えてください。
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 21日に、小泉総理の私的諮問機関である「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東大学長)が、男系女系に限らず第一子に皇位継承権を優先させるという結論を出したと報道がなされました。
 当サイトでは男系・女系の話は前からよく扱っていますし、これからも大きく取り扱おうと思っていますから今日はこの結論自体には特に触れようと思いませんし、またこの会議の会議議員のメンツを見たら、どうも皇室問題の専門家がほとんどいなくて、座長ですら工学博士という、皇室の問題はむしろ観念的な問題なのにその対極にある科学の専門家がなぜ座長をしているのか、なんとも摩訶不思議な会議だったりするのですが、これも後日に後回しするコトにします。
 今日はですね、男系を存続させるコトを優先させろという意見を主張されている方の中でも、ある1つの意見について取り上げようとおもっています。
 
 最近このような意見をよく聞きます。
 
 女性はXXという染色体を持っていて、男性はXYという染色体を持っています。子供が生まれた場合というのは、それぞれからひとつずつ染色体を受け継ぐコトになるのですが、男性のX染色体を受け継げば「XX(母側・父側)」で女の子が生まれ、男性のY染色体を受け継げば「XY」となり男の子が生まれるコトになります。つまり神武天皇に繋がる男系とは、神武天皇の染色体「Y」を受け継ぐという意味であり、もしY染色体を受け継がないXXの女系天皇が誕生してしまえば、それは天皇家の断絶と言えてしまうのです。
 
 染色体論法とでも名付けましょうか。
 ハッキリ言ってしまえば、やえはこの論法は嫌いです
 やえは染色体について詳しい知識がありませんので、どの程度神武天皇の染色体情報が現代にまで受け継がれているのか分かりませんが、そもそもそんなコトはどうでもいい話で、この問題というか皇室の問題というのは、そんな科学的な話ではありません
 先ほども言いましたように、皇室の問題は観念的な問題です。
 端的に言えば、これは物語のお話なのです。
 神武天皇から現代まで男系として繋がっていると皆が思っている物語として存在しているという、この事実が大切なのであり、医学的に科学的に本当に繋がっているかどうかというのはこの際問題ではないのです。
 
 伝統は物語です
 それは決して科学的に分析できるモノではありません。
 例えば「創業160年の味」なんて言われたら、なんだかとても美味しそうな気がします。
 しかし果たして本当に160年前の味を100%伝承しているのかは分かりませんし、科学的に見てもその味や成分には160年前と何ら一致する情報が無いかもしれません。
 もちろん160年間廃業せずに消費者から支持され続けてきたという点においてそれなりの保証があるとは言えるかもしれませんが、しかしそれは明日廃業しないコトを保証しているワケではありませんから、今現在の味を保証するモノでは無いと言えます。
 それでも人は「創業160年の味」という看板に伝統と権威を感じるのです。
 そこに科学的に根拠が無かったとしても、人がそう信じているという意味において、「160年の味」は確実に存在しつづけている物語なのです。
 
 いきつくところまでいってしまうと、「じゃあ天皇の遺伝子を調べてみよう」という話になってしまいます。
 しかし、天皇が2600年続いているというこの伝統は、そんなモノ関係なく、物語として人々に信じられ受け継がれている事実なのです。
 この事実こそが最も大切なのであり、そして唯一の真実であって、決して遺伝子的にどうだとかY染色体がどうだとかいうのは、なんら関わり合いのない話なのです。
 科学的根拠など無くても、人は伝統という目に見えない力に何らかの影響を受けています。
 大切なのは人々が信じる力です。
 「お父さんのお父さんのお父さんの…のお父さんは神武天皇」という2600年をかけた壮大なロマンを、これからの日本人がどう次世代に継承していくのか、これが一番大切な問題であるのです。
 やえは、この世界に類を見ない子供の作り話かと思えてしまうぐらいのスケールの大きな悠久の物語を、これからも大切にして、次の世代にも受け継いでもらいたいと思っているだけなのです。
 
 2600年前に日本人がどんなコトを考えてどんな生活をしていたか想像できるだけでも、こんな素敵な話はないじゃないですか。
 

平成17年11月28日

 出鱈目有識者会議

 民主党の西村代議士が逮捕されました。
 まぁこれについていろいろとマスコミや有識者やネットなどで言われるとは思うのですが、やえとしましては一言「陰謀論はしょせん陰謀論。何も生まれはしませんよ」と言っておきます。
 あと、こちらのリンク先もお読みください
 おもしろいですよ。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 

 まず先にごめんなさい。
 今日の更新は、ニュース記事だけを読んでの更新です。
 文章を書き上げたはいいのですが、ふと調べたら、もっと詳しい資料が官邸にアップされていまして、本来ならそっちの方をよく読んでからにすべき文章なのですけど、ここ最近更新がままならない事情も併せて、今日ぐらいは更新しないとみなさまに申し訳ありませんので、とりあえずアップします。
 基本的にはその資料を受けてのニュース記事ですから、大筋では変わらないと思うのですが、もし資料を詳しく読んでから変更点などありましたら追って追記、または削除するかもしれません。
 とりあえず今日のところは、冒頭編ぐらいに思っていただければ幸いです。

 
 さて。
 今日も女系天皇問題についでです。
 
 例の、工学博士が座長という奇妙奇天烈な諮問会議が先日報告書を小泉総理に提出したとお伝えしましたが、その内容が先日報道されました。
 なんと言いましょうか、女系天皇を容認する意見の浅はかさが全て集約されているかのような内容になっていますので、今日はこれをひとつひとつ検証するコトにします。
 まずは記事をご覧ください。

 皇室典範 有識者会議が報告書 女性・女系天皇容認を柱に
 
 小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東京大学長)は24日、女性・女系天皇の容認を柱にした報告書をまとめ、首相に提出した。女性・女系容認は「社会の変化に対応しながら、多くの国民が支持する象徴天皇制の安定的継続を可能にするうえで大きな意義を有する」と結論づけた。
 男系維持派が主張する1947年に皇籍離脱した11の旧宮家の皇籍復帰は「国民の理解と支持、安定性、伝統のいずれの視点から見ても問題点がある」と退けた。そのうえで、女性・女系容認について「男系男子限定に比べ、格段に安定的制度」と指摘。さらに「女性の社会進出も進み、性別による固定的な役割分担意識が弱まる傾向にある。積極的に受け入れ、支持する素地が形成されている」と記した。男系維持派からの批判に応える形で「幅広い国民の支持が得られる制度である限り、正統性が揺らぐことはない」とも主張した。
 
 ◆「皇室典範に関する有識者会議」の報告書骨子
 ・男系男子の皇位継承維持は極めて困難。
 ・旧皇族の皇籍復帰は国民の理解と支持、安定性、伝統の視点から問題。
 ・女性・女系天皇の容認は象徴天皇制度の安定的継続を可能にする。
 ・「長子優先」による皇位継承は制度として分かりやすく、優れている。
 ・天皇・皇族の子孫は世数を問わず皇族の身分を有する「永世皇族制」。
 ・女性皇族は婚姻後も皇族にとどまり、配偶者や子孫も皇族となる。
 ・女性天皇、女性皇族の配偶者の名称は今後の検討課題。

 まず、マスコミの一部にも女系と女性を混同して議論をミスリードしようと意図しているとしか思えないような報道があったりしますが、この有識者会議そのものがそのように悪意を持って結論を出したとしか思えなかったりしています。

 さらに「女性の社会進出も進み、性別による固定的な役割分担意識が弱まる傾向にある。積極的に受け入れ、支持する素地が形成されている」と記した。

 これは「女性天皇」の容認についての説得材料でしかありません
 女性天皇についてはごく一部の人を除いて、ほとんど反対している人なんていないと言ってもいいぐらいなのですから、これだけを今さらここまで言う必要はないのではないでしょうか。
 そして、全くもって「女系」容認の理由にはなっていません。
 もしこの文言だけで「女系」容認の材料になると強弁するのであれば、それは「女系」を「女性」と混同させてしまい、男系である神武天皇の歴史的な意義や、それを伴わない女系天皇に移行してしまう意味を全く無視しての、言ってみれば「男女平等、ともすれば過剰なフェミニズムに便乗した、女性をたてれば何でも許されてしまう風潮を利用して女系を押し進めてしまおう」という悪意ある意図があるのではないかと、この発言はそれを存在している証明ではないのかとも言えてしまうのではないかと思います。
 男系女系の説明をせずに、このような結論を出して、これをミスリードと呼ばずになんと呼ぶのでしょうか。
 
 これはマスコミに対しても同様です。
 現在の国民の中にも、男系と女系を明確に理解している人というのは少ないというのが現状ですから、むしろマスコミはそれを説明して国民的議論を促すコトが本来の使命のハズです。
 しかし一部マスコミは、その使命を怠り、いや怠るだけならまだしも、国民の無知を利用して女系天皇を女性天皇と混合させたまま国民をミスリードしようとしています。
 もし男系と女系の説明をしないまま、しかし女性天皇は認めるべきだというような主張をしているマスコミがあったら、これはもはや確信犯的に「女系=女性」とミスリードし天皇家の伝統を破壊しようと画策を企んでいると言わざるを得ません
 有識者会議も「多くの国民が支持する象徴天皇制の安定的継続を可能にするうえで大きな意義を有する」と主張するのであれば、まず今まで歴史の中で培われてきた天皇家というモノはずっと男系で続いてきている神武天皇家であるという意義を広く国民に示し歴史を鑑みて、その上で結論を出すべきでしょう。
 また、その上で女系でもかまわないと言うのであれば、もっと説得力のある主張をしなければならないハズです。
 それなのに「性別による固定的な役割分担意識が弱まる傾向にある」と言うだけの、女性天皇を認めるしか説得力のない主張しかしないのであれば、これはもはや意図して男系をつぶしている意志があるとしか読み取るコトはできないでしょう。
 
 箇条書きにされたそれぞれの主張もかなり無茶苦茶です。
 
 まず『男系男子の皇位継承維持は極めて困難』ですが、どのように困難なのか論拠が全く不明確です。
 もしこの程度の根拠で許されるのであれば、「天皇制の維持は極めて困難であるから天皇制は廃止」という主張でも通ってしまうコトになります。
 しかしそうではなくて、本来なら「天皇系の維持は現状では極めて困難であるから、なんとか維持できるよう議論し、制度を改善しよう」という議論をするのがスジのハズです。
 そもそも「男系男子の皇位継承維持は極めて困難」というのは、はじめから分かっている、皇太子さまに男の子が生まれなかった時点で分かり切っていたコトなのですから、ここでの議論は「困難であるがこれをどうすれば乗り越えられるか」という議論をするのがまず第一にやるべきでしょう。
 そしてもしどう考えてもどの方法を用いても男系が維持できないと断言できるのであれば、“仕方ないから”今までとは違う方法を考えようという順番になるワケであり、しかし今の段階では「困難」であるのはその通りですが決して「男系が維持できない」と断言できない段階なのですから、議論が「仕方ない」レベルに飛ぶのは明らかに筋違いなのです。
 この視点から見ても、もはや有識者会議は「はじめから結論を持っている」と言わざるを得ないと見るしかないのです。
 
 『旧皇族の皇籍復帰は国民の理解と支持、安定性、伝統の視点から問題』というのも、何ら根拠が示されていません。
 男系女系の違いすら国民の大半は理解していないというのに、「旧皇族の皇籍復帰」は話題にすらほとんどなっていないのに、なぜ「旧皇族の皇籍復帰は国民の理解が得られない」と断言出来てしまうのでしょうか
 有識者会議はエスパー集団なのでしょうか。
 これほど国民をバカにした物言いはないのではないでしょうか。
 
 また、『安定性、伝統の視点から問題』というのも、明らかに歴史を無視しています。
 どのような伝統を振り返って「旧皇族の皇籍復帰は問題」と言っているのでしょうか。
 もしかして有識者会議が考えている日本の歴史とは、「敗戦から今日までのたった60年だけ」とでも思っているのでしょうか。
 それなら確かに「伝統の視点からは問題」でしょう、いままで皇族になったことのない家が皇族になるのですから、伝統を無視していると言えるかもしれません。
 しかし日本の歴史が60年しかないなんて、アメリカと日本が戦争したコトすらしらないおバカちゃんですらそこまでは思っていないでしょう。
 有識者会議がどんな意図を持って「伝統」という言葉を使ったのか分かりませんが、日本の歴史をバカにするのもいい加減にしてもらいたいところです。
 
 『安定性が問題』というのも、やはり歴史をバカにしてます。
 天皇家2600年は、その男系の方法で2600年続いてきたのですから、それをなぜ「安定しない」と言えてしまうのか、ハッキリと論拠を示してもらいたいモノです。
 それとも有識者会議は、「2600年程度続いただけでは安定しているとは言えない。1万年ぐらいつづけば認めてやる」とでも言いたいのでしょうか。
 よくここまで事実を無視できるとあきれ果ててしまいます。
 
 『女性・女系天皇の容認は象徴天皇制度の安定的継続を可能にする』は、安定しているコトと、神武天皇家が続くコトの意義とは、全く別問題です。
 お話になりません。
 
 『「長子優先」による皇位継承は制度として分かりやすく、優れている』も、同じく神武天皇家の意義とは何ら関わり合いのないお話です。
 そもそも「分かりやすい」というのは、所詮庶民の感覚でしかありません
 庶民の感覚で分かりやすいからと言って、それを天皇家に当てはめてよいという理屈には全くなりません。
 また「優れている」と断言するところもスゴイです。
 つまり、「神武天皇家2600年の伝統は劣っていた」と有識者会議は言っているワケです。
 いったい何様のつもりなのでしょうか。 
 
 どれもこれもメチャクチャな主張しかありません。
 やえからすれば、偉い先生達が頭そろえて、しかも総理大臣の私的諮問機関なのですからかなり真面目に議論がされていると信じたいところなのですが、しかしこれらの主張を聞いていると、もはや疑問や不信感しか生まれません。
 冷静に考えれば、むしろ有識者会議が女系天皇ありきという意図を持って結論が先にあって議論されていると考えた方が見方をした方が合理的と言えてしまいます。
 いったいこの諮問会議は何がしたいのか、日本国民として不安しか覚えません。
 
 
 長くなってしまいましたので、今回の有識者会議の見解の中でも最も的はずれで賞を獲得した、『男系維持派からの批判に応える形で「幅広い国民の支持が得られる制度である限り、正統性が揺らぐことはない」とも主張した』の部分について、次回じっくりと述べていきたいと思います。
 

平成17年11月29日

 「皇室典範に関する有識者会議」の報告書に異議を申し立てる 1

 皇室典範に関する有識者会議が報告書を小泉総理大臣に提出したというニュースは既に報道されているところですが、その全容が首相官邸のホームページに公開されていますので、今日はこれについて異議を申し立てたいと思います。
 この報告書、さすが偉い先生方が書かれているだけあって、読めばそれなりの説得力があるように感じてしまうのですが、しかしよくよく冷静に考えながら読んでみると、やっぱりとても納得できるような代物ではないコトが分かります。
 今日はそれをひとつずつ暴いていきたいと思います。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 いま皇室問題で何が問題なのかと言いますと、簡単に言えば「男系」を維持するのか、それとも「女系」を容認するのか、この一点だけと言えるでしょう。
 もはや女性天皇に関しては議論するまでもなく反対している人はいないと言ってもいいと思います。
 少なくとも、過去の歴史において女性天皇(もちろん男系)が存在しているという事実がある限り、女性天皇を否定する材料など存在しないと言っても過言ではないはずです。
 ので、女性天皇についてはもはや議論する必要もなく、あえて触れる必要もないコトとします。
 
 さて、けっこうな分量になるこの報告書ですが、全体的な方向付けとして、やえが読む限りこのような方向を意識して書いていると感じました。

 ○男系の維持はもはや不可能である
 ○よって女系天皇を認めるべきである

 報告書にも書いてあるように、この会議は17回ほど会議を開き議論が行われたとされているのですが、やえからすれば17回も会合を開いたワリには内容が薄っぺらいと言わざるを得ません。
 なぜかと言いますと、いま言った結論がすでにはじめから出されていたとしか思えないような内容しかこの報告書には書かれていないからです。
 この報告書には歴史を鑑みるという行為を全くしていません
 なぜいま後継者問題が起こってしまったのかと言えば、それは皇太子さまに男の子が生まれなかったからであり、また今上天皇のもう一人の子供である秋篠宮様にも男の子が生まれなかったというのもあるでしょう。
 しかしこの程度の危機というのは、今までの歴史の中でも何度も直面してきた危機でしかなく、つまりそれは何度もその危機を回避してきた歴史があるというコトの裏返しでもあります。
 よって、今回の事態も歴史に倣って回避する方策をとるというのが最も適切であり正道である方法と言えるワケですが、しかし今回のこの有識者会議の報告書は、それらの方法を全く取ろうとしない、どうすればその方策を具体的にとれるのかという議論が成されていないのです。
 このような報告書になっているから、結論ありきではないかと言われてしまう、思わざるを得ないところなのです。
 
 そもそも、この有識者会議は天皇家に対する認識がかなり間違っていると言わざるを得ません。
 報告書には天皇の継承方法として次のように記されています。

 上記の皇位継承資格者の要件のうち、1)「皇統に属すること」及び4)「皇族の身分を有すること」は、制度の趣旨から当然の要請であり、また、2)「嫡出であること」は、国民の意識等から今後とも維持することが適当であるため、皇位継承資格者の安定的な存在を確保するための方策を考えるに当たっては、3)の男系男子という要件が焦点となる。

 有識者会議が考える継承資格の優先順位はつまり
 
 1.皇統に属すること・皇族の身分を有すること
 2.嫡出であること
 3.男系男子であること
 
 すでにこの時点で間違っているのです。
 なぜ「嫡出であること」、つまり天皇と皇后の間に生まれた子供であるコトの方が「男系男子であること」より上位の条件であるのか、さっぱり分からないのです。
 歴史的に見ても、これは正しい認識ではありません。
 かなりの数の天皇は、親から子に受け継がれた天皇の位ではないのが史実であり事実です。
 申し訳程度に「国民の意識等から今後とも維持することが適当である」なんて理由を取って付けていますが、いつの間にこのような国民世論が形成されているのか、やえはとんと存じません。
 そもそも男系女系という区別すら多くの国民がついていない現在、「男系の方が大切か、もしくは嫡出の方が大切か」なんていう議論が巻き起こるワケもなく、話題にすらならないのですから、ここで嫡出を上位にするというのは、それは有識者会議の個人的な感想でしかないワケです。
 それなのに以下報告書はこれを前提に続けてられているのですから、もはや結論ありきの報告書であり、結論ありきの会議だった言わざるを得ないワケなのです。
 
 さすがにそれだけではまずいと思ったのか、この報告書には、男系についての考察も一応してるコトはしています。
 しかし、やっぱり結論ありきの内容と言わざるを得ない内容なんですね。

 イ. 男系継承の意義についての考え方
 男系継承の意義等については、今日においても、
 ・  これが我が国の皇位継承における確立された原理であり、それ以上に実質的な意義を求めること自体が無意味であるとする見解
 ・  女系になった場合には皇統が配偶者の家系に移ったと観念されるため、これを避けてきたものであるとする見解〔参考13〕
 ・  律令や儒教など中国の影響により形成されたものであり、必ずしも我が国社会固有の観念とは合致せず、また現実に、女系の血統が皇位継承において相応の役割を果たしてきた事実もあるとする見解
 ・  武力等を背景とした伝統的な男性優位の観念の結果によるものであり、男系継承自体に固有の原理が存在するわけではないとする見解
 など、種々の議論があるが、これらは個人の歴史観や国家観に関わるものであり、それぞれの見解の当否を判断することから皇位継承資格の検討に取り組むことは適当ではない。したがって、ここでは、これまで男系継承が一貫してきたという事実を認識した上で、過去どのような条件の下に男系継承が維持されてきたのか、その条件が今後とも維持され得るのか、を考察することとする。

 特に次の一文はかなり悪意があるとしか思えない書き方になっています。

 これが我が国の皇位継承における確立された原理であり、それ以上に実質的な意義を求めること自体が無意味であるとする見解

 確かに、そう言われればその通りです。
 男系という伝統には、実質的な意義はありません。
 しかし男系という意義とは、伝統や歴史という目に見えない重みという点から見れば決して「無意味である」とは言えないハズです。
 そもそも歴史とはそういうモノですよね。
 歴史の積み重ねには実質的な意味はなく、2000年前にも日本人が存在したというコトだけでは実質的にはなんら現代人に利益を与えるモノはないでしょう。
 だけどそれがあるコトによって、歴史を感じ、日本としてのアイディンティティを感じるコトはできます。
 誇りを持つコトはできます。
 それと同じで、合理的な意味は特にありませんが、しかし「男系というルールによって2600年という長きにわたって積み重ねてきた歴史の体現者である天皇家」という意義をどうして「無意味」と言えるのか、やえには全く理解できません
 こんなコトを言い出したら、全ての歴史が無意味になってしまうワケで、いったい歴史をどのように見ているのか考えているのか、有識者会議に聞いてみたいところです。
 この辺が目に見えるモノしか信じられない工学博士という人が座長である弊害が出ているのかもしれません。

 律令や儒教など中国の影響により形成されたものであり、必ずしも我が国社会固有の観念とは合致せず、また現実に、女系の血統が皇位継承において相応の役割を果たしてきた事実もあるとする見解

 これも歴史を知らなさすぎです。
 日本の歴史を大きく分けると実は2つに分けられるのですが、どこで分けるのかと言えば、明治維新以前と以後です。
 なぜかと言えば、明治以後は明治憲法下の国家制度(今でも明治憲法時代の法律で生きてる法律は多数あります)であり、それ以前は律令制度という憲法の下での国家制度だったからです。
 これはあまり知られていない事実なのですが、西暦600年あたりにできた日本の律令制は、実は幕末まで生き続けていた、というか正式に廃止と公布されないままになっていたのです。
 徳川最後の将軍である徳川慶喜は、実質的には日本を動かす立場にはありましたが、しかし正式には天皇の家来という身分でありまして、となれば当然官位というモノがあるワケですが、その官位は「従一位内大臣」です。
 これは律令制で定められている官位なんですね。
 また、新選組のスポンサーであった松平容保は、会津藩の藩主であったのにも関わらず、官位は肥後守であり左近衛権中将でした。
 なぜ会津藩主なのに肥後守なのかと言えば、別に肥後という場所が問題なのではなく、肥後守という役職が存在していたから容保をその役所につけただけの話であってそれ以上の意味はないんですが、それはともかく、この左近衛権中将という官位もやっぱり律令制における官位なのです。
 もちろん実質的には律令制などあってないようなモノではありましたが、しかしここまで自然に空気のように定着していた律令制を「我が国社会固有の観念とは合致せず」と言ってしまうのは、あまりにも歴史的無知であるとしか言いようが無いワケです。
 
 そもそも、本場というか、中国の律令制には、当然ですが天皇という概念はありませんでした。
 もちろん、日本人が輸入物である律令制を日本風にアレンジして、日本の風土に合致するよう改造して、本場の律令制を日本のモノとしたワケです。
 この手の作業は日本人の最も得意な作業であって、古くは仏教や漢字・ひらがな、新しくは鉄砲や戦艦技術など、挙げればキリがないぐらい「日本のモノ」としたモノは数多くあります。
 果たしてそれらを「我が国社会固有の観念とは合致せず」と言えるのでしょうか。
 では「我が国社会固有の観念」とは一体なんなんでしょうか
 他国文化に影響されない文化など、韓国の中国丸ごとコピーは例外としても、それは中国などにおいてもあり得るのでしょうか。
 日本は、様々なところからの文化の影響を受けながら、その中で日本らしさというモノを形成してきた文化であり民族であります。
 またこのようなコトは、大なり小なり、どこの国の文化でも同様でしょう。
 それなのに、それを認めないというのは、もはや日本人・日本文化を認めないと言っているのと同義だと言えるでしょう。
 やえは、日本仏教や漢字やひらがななども立派な日本文化だと誇るコトができますし、多くの日本人もそう思うと想像していますが、しかし有識者会議はそれも日本固有の文化ではないと否定しているワケです
 これはあまりに歴史的無知ですし、国民感情からあまりにもかけ離れている存在なのではないのでしょうか。
 こんな無知者がなにをもって天皇の後継問題に口を出すというのでしょうか。
 
 そもそもここの項目は『(1) 男系継承の意義等』を受けての『ア. 皇室典範制定時における男系男子限定の論拠』と並列する形での『イ. 男系継承の意義についての考え方』なのですから、つまりは「今まで男系で続いてきたコトにおけるメリット」という部分について書く必要があるワケです。
 今まで2600年男系で続いてきたという事実はこれは何人たりとも否定できない事実なのですから、それを踏まえた上で、どうして続いてきたのか、続いてきたコトについてどのような意義があったのかをここでは問うているワケですよね。
 それなのに、『イ. 男系継承の意義についての考え方』に書かれている項目は、そのほとんどが否定的意見で占められてしまっています。
 こんなアンフェアな話はない上に、『ア. 皇室典範制定時における男系男子限定の論拠』『イ. 男系継承の意義についての考え方』と歴史的な客観的事実を列挙するかのようなタイトルを並べておきつつ、しかしその内容は有識者会議が今どう考えているかといったあまりに個人的な意見しか述べられていないという、巧妙なミスリードをしているワケです。
 つまり、有識者会議の個人的見解があたかも歴史的事実かのようにだましているワケです。
 これは、文章のサブリミナル効果と言えるような、あまりに卑怯な方法であるのです。
 
 だいたいにして、おおもとの問題として「男系継承の意義等」と項目を謳っているのであれば、少なくとも「天皇家2600年の歴史と伝統その重み」とか、あくまで科学的な歴史事実を重んじたとしても「崇神天皇から続く男系2100年の歴史と伝統」ぐらいは明記すべきなのではないでしょうか。
 誰がなんと言おうと、天皇家の世界に誇る価値の中には2000年近い同一のルールの下で続いている王家であり法王であるという事実には否定できないのですから、その大きな価値を明記しないでどうして天皇家の存続にかかる問題を議論できると言うのでしょうか
 男系存続論者とはここを最も重要視しているのですから、ここを無視して話を進めようとしているコト自体が、やはり結論ありきの会議であったのではないかと言わざるを得ないワケなのです。
 
 
 (つづく)
 

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