☆やえニュース☆

どうすれば皇室典範改正を阻止できるのか(上)どうすれば皇室典範改正を阻止できるのか(下)小泉メルマガレビュー食わず嫌いはよくない

平成17年12月19日

 どうすれば皇室典範改正を阻止できるのか(上)

 大雪ですね〜
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 総理大臣の私的諮問会議である「皇室典範に関する有識者会議」が提出した報告書ですが、当サイトでも4にも分けてメッタ斬りにさせていただきました。
 いかに内容の無いどうしようもない報告書だったというコトがお分かりになられたかと思います。
 このような理由無き理由だけで日本の伝統と歴史をメチャクチャにされてはかないません。
 ここは日本人としてどうにかして皇室典範の阻止を成し遂げなければなりません。
 
 というワケで、今日は、どうすれば皇室典範改正を阻止できるのか、具体的なお話をしたいと思います。
 
 まず大前提なのですが、皇室典範は法律です
 明治憲法下では法律以上の存在でしたが、戦後の憲法では普通の法律になっています。
 よってですね、皇室典範を改正するためには、他の法律と全く同じように、普通に国会にて改正案を提出し了承される必要があるのです。
 諮問会議が報告書を出してしまったのでこれで決まりかのように思っていらっしゃる方がいるようですが、省令などと違い法案は国会の採決が不可欠ですから、いくら総理の私的諮問会議と言えどもこれだけではなんら改正させる理屈にはビタ一文ならなりません。
 つまりですね、もっと細かく言えば、衆議院の委員会・本会議、参議院の委員会・本会議と、合計4つの関門が待ちかまえているワケで、逆に言えば4度も改正を阻止するチャンスがあると言えるワケなのです。
 
 与党や政府が法案を提出すれば必ず国会は通ると思っている方も多いかもしれませんが、実際のところはそうでもなかったりします。
 確かに与党は議会において過半数以上の議席を獲得していますから、やろうと思えば成立率100%も不可能ではありません。
 しかし、与党も野党を全く無視しているというワケではなく、また与党内にもいろいろな事情があって、もちろん政府と与党も完全に一体というワケでもありませんから、内閣提出法案の成立率はだいたい80〜95%ぐらいだったりしています。
 90%を越えれば“高打率”と言えるでしょう。
 ちなみに、選挙後の特別国会では87%ぐらい、その前の通常国会(郵政解散された国会)は85%ぐらいだったと記憶しています。
 このように廃案になる法案も数多くあるワケでして、言ってみれば10本に1本は廃案になっているワケですから、決して廃案に追い込むコトも現実不可能な数字とは言えないワケなのです。
 いくら内閣法案と言えども、決してチャンスは0ではないのです。
 
 また、まだまだ記憶に新しいと思いますが、郵政民営化法案は一度参議院で否決されたという事実もあります。
 あの時は衆議院の解散という日本憲政史上初めての行動に出て、しかも選挙に大勝ちして無理矢理法案を通してしまった小泉さんですが、さすがにあのような暴挙は2度も出来ません。
 まして今は勝ちすぎたと言ってもいいぐらいの選挙の後ですから、仮にもしまた法案否決解散をしたとしても、今度こそ自民党は負けてしまうでしょう。
 よって、小泉さんにとってもそこまでの政治生命をかける議題でもないでしょうし、そもそも自民党が負ければ法案も通らないワケですから、まず衆参どちらかでも否決されれば廃案、もしくは継続審議になるのは確実だと言えるのです。
 望みはまだまだあるのです。
 
 さらに好条件はあります。
 おそらく改正案が提出されたら衆議院では通ってしまうと思われます。
 衆議院では自民党だけで過半数を確保してしまっていますし、小泉親衛隊のチルドレン達がいますので、衆議院では多少欠席が出たとしても、やはり通ってしまうでしょう。
 しかし参議院は違います。
 郵政解散によってチルドレンばかりが目立っていますが、実は参議院の方は議員のメンバーは全然変わっていないんですね。
 亀井郁夫さんなどの会派は多少変わっているかもしれませんが、議員構成は全く変わっていないワケですから、保守を自認する自民党の先生方なら、もしかしたら反対にまわっていただけるかもしれません。
 参議院議員の総数は242人、自民が113で公明が24人ですから、合計137人です。
 過半数は121人ですから、その差はたった16人、すなわち8人でも反対にまわれば参議院ではあっさり否決されてしまうのです。
 そう難しい数字ではないでしょう。
 参議院の次の選挙も再来年の話であり、この時はすでに小泉さんが自民党総裁ではありませんから、選挙を盾にするというのなかなか難しいと言えるでしょうし、郵政法案の時のコトを考えれば、決して不可能な話ではないと思います。
 
 よって、まずは衆参の所轄委員会の委員の議員さんに、要望のメールなりを送るのが一番手っ取り早い手段でしょう。
 人権法の時や郵政の時なども、それによって力づけられた先生達がたくさんおられたようですしね。
 
 で、肝心の委員会の方なのですが、実はこれ、皇室典範がどの委員会で取り扱われるのかよくわかんないんですよね。
 というのも、もちろん今まで一度も皇室典範は審議すらされたコトがないですし、モノも特殊ですから、ちょっとどこが所轄というコトになるのかよく分からないのです。
 一応宮内庁は内閣府の下ですから内閣委員会という可能性もありますが、やえが思いますに、多分特別委員会を設置するのではないかと思っています。
 「皇室問題に関する特別委員会」ぐらいの名前になるのではないでしょうか。
 ですから、委員の議員さんもまだ決まっていませんし、具体的に要望活動をするなら、これが決まった後の方がいいでしょう。
 決まりましたら当サイトでご報告したいと思います。
 
 
 しかし、これはどっちかと言えばあまりここまで行ってほしくないシナリオです。
 自民党の党議拘束を破れと言ってしまっているようなモノですからね。
 ですから本来は、自民党の段階において阻止できるのが一番良いシナリオと言えるでしょう。
 
 
 (つづく)
 

平成17年12月21日

 どうすれば皇室典範改正を阻止できるのか(下)

 しかし、これはどっちかと言えばあまりここまで行ってほしくないシナリオです。
 自民党の党議拘束を破れと言ってしまっているようなモノですからね。
 ですから本来は、自民党の段階において阻止できるのが一番良いシナリオと言えるでしょう。
 
 人権擁護法案の時を思い出してください。
 内閣法にしろ議員立法にしろ、法案が国会で可決させるためには自民党の賛成が不可欠ですから、つまり法案が成立するためには自民党の党内手続きにおいて党の総論として賛成の承認を取る必要があるワケなのです。
 そうです、自民党の部会と政務調査会・総務会の3つの関門です。
 
 政調と総務会はそれぞれ党内委員が定められていますので全ての議員に議決権があるワケではありません。
 しかし部会は自民党の議員ならだれでも出席できますし、発言権もありますし、議決権があります
 変な話、議論の日には全く出席せずに、決議する日だけに出席したとしても、それでも議決権があったりするという、かなりアバウトな会議が部会だったりします。
 この部会の段階で法案が通らなければ党内手続きも先に進すませんので、当然国会でも通らない、というか法案を国会に提出すらできないというコトになりますし、もしそれでも強行に内閣が提出したところでも、これでは党議拘束はかかりませんから、法案は否決される可能性が高いと言えます。
 ですから一人でも多くの自民党の議員さんに部会の出席をお願いし、そして反対の発言をしてもらうようお願いをするというのが、一番効果的な方法だと言えるのです。
 
 人権法の時、自民党のそれを所轄する法務部会において賛成反対の大議論が行われたというのは、手前みそながらネットにおいては当サイトが一番詳しくご紹介してきたと思います。
 その際、採決が行われた日の部会では、当時の部会長である平沢勝栄先生も認めていましたように賛成の議員さんの方が僅差でしたが多かったコトは多かったです。
 しかし、自民党の部会や政審総務は基本的には全会一致を旨としているという風習があって、確かに多数決でも問題はないのですが、しかし半分に割れた部会を無理矢理通してしまうというのは自民党の“普通”ではあり得ない話です。
 ですからこの時の平沢部会長は、部会として了承をしていないという部会長裁決を下しました。
 話はそれますが、永田町ではこの例からも、衆参議院の委員長よりも自民党の部会長の方が権限が大きくて政治家的にも“おいしい役”だというのが通説になっていたりしています。
 このように、郵政の時はアレは本当に例外中の例外ですからたとえ話としては無視してもらっても構わないぐらいの話ですから、皇室典範の改正案の際にはそれを所轄する部会において半分ぐらいの議員さんが反対の発言をしてもらえればここで阻止できるのです。
 ここが一番簡単且つ確実な手段でしょう。
 
 蛇足ですが、自民党の部会などの会議において「発言をする」という行為はとても重要な行為だとされています。
 というか、発言をしなければ、いてもいなくても同じですからね。
 もうだいぶ落ち着きました税制改正ですが、各業界団体などの要望書には、だいたい「○○会議に出席されまして□□の発言をよろしくお願いします」なんて書いてあったりします。
 ですから、メールなどで要望書を送る際に「発言をお願いします」と書けば、議員さんも「おっ」と思って効果があるかももしれません。
 思わないかもしれませんが(笑)
 蛇足でした。
 時期が来れば当サイトで要望書のフォーマットを作ろうとも思っています。
 
 ちなみに誤解されていた方がいらっしゃったのでちゃんと説明しようと思うのですが、自民党の法務部会は、法案を取り扱うから「法務」部会というワケではありません。
 これは役所や常任委員会と同じように、法務省関係の案件を扱う部会というコトで法務部会が所轄というコトになるのです。
 人権法は法務省管轄ですからね。
 つまりですね、委員会もどこが所轄が決まっていないこの皇室典範においては、同じように自民党の部会もいったいどこで取り扱われるのか、ちょっと今の段階では分からないんですよね。
 よって部会長も分かりません。
 それが分からないと要望活動も出来ませんから、分かり次第当サイトで報告をいたしたいと思っています。
 
 
 具体的にはこの2点が、おそらく唯一の改正阻止の道です。
 衆参の委員会か本会議で阻止するか、もしくは自民党の部会などで阻止するかです。
 技術的なコトを言えば、まず自民党のレベルで止める努力をして、もし突破されてしまった場合には、衆参の段階で最後の抵抗をするというコトになるでしょう。
 来年の通常国会は1月20日から開会する予定になっています。
 いつ皇室典範の改正案が提出されるかまだ分かりませんが、注意深く永田町を見守っていきましょう。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、女系を認める皇室典範改正を応援しません。
 

平成17年12月22日

 小泉メルマガレビュー

 なんだか防衛庁から萌え萌えなまんが版防衛白書を頂いたんですが、なんですかこれは。
 すごいですよ(笑)
 よく上の方々が許可を出したと呆れ感心してしまいます。
 今度レビューしてみましょうか
 
 
 小泉内閣メールマガジン 第216号 =============== 2005/12/22-2006/01/05
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 大変革の年を振り返って
 小泉純一郎です。
 今年も残すところ一週間あまり、年内最後のメルマガになりました。
 思い出してみると、今年はスマトラ沖地震と津波による大災害に日本はどうやって支援の手を差しのべるか、愛・地球博、クールビズ、そして思いがけない国会解散と総選挙、国民のみなさんの支持を受けての郵政民営化法の成立と、まさに激動の1年でした。
 
 今年はもう小泉イヤーだったと言ってもいいぐらいなのではないでしょうか。
 いろんな意味で白旗です。
 ところでおや、今日が今年最後のメルマガですか。
 というコトは、自動的にレビューも今日で最後ですね。
 
 外堀、内堀を埋めてまず本丸を攻め落とそうといって改革を進めてきましたが、「本丸」が落ちたことで、二の丸、三の丸でも改革への抵抗はなくなった。ここで一気に改革を加速しようと、三位一体の改革、政府系金融機関の改革、医療制度改革、公務員改革についても明確な改革の方針を決めることができました。また、「来年度予算では、国債発行を30兆円にできるだけ近づけるように」との指示を出しました。
 この結果、来年度予算には、改革の方針を具体的なかたちで盛り込むとともに、あらゆる分野の歳出を徹底的に見直し、一般会計歳出を8年ぶりに70兆円台に抑えることができました。税収は、経済の回復を反映して2年連続して増加する見込みとなり、私の指示したとおり来年度の新規国債発行額は30兆円以下に抑えることができました。
 
 あら懐かしいですね、国債発行30兆円。
 いつぞや、そんなコトはたいしたコトではない、と言って物議をかもしたアレですね。
 民主党は恒例のごとく選挙で掲げた公約を撤回していますが、小泉さんはその時は不可能でも、こうやっていつか必ず実行させると信念を持ってやっておられるんですよね。
 しかしまぁ、民主党のこの公約は酷いと各方面から言われまくってた高速道路の無料化公約ですが、あれだけ大口叩いていてこれはないですよねぇ。
 
 「改革なくして成長なし」という方針を堅持して改革を進めてきたことが、成果となって表れてきました。日本の社会全体に出てきた「やればできる」という気持ちをさらに力強いものにしていくように来年も努力していきたいと思います。
 
 株価もどんどんあがってるみたいですしね。
 結果責任を重んじるなら、これはもう評価しなければフェアではありません。
 来年ももっとがんばれる年になればいいですね。
 
 19日の月曜日、大学が中心になって企業と共同で開発した電気自動車に試乗しました。タイヤが8つ、その一つひとつに100馬力の電動モーターがついていて、合計800馬力、時速370キロも出るそうです。動力源は携帯電話の電池と同じリチウム電池。SF映画に出てきそうなスポーツカーにもかかわらず、1キロ1円で走るというから驚きです。早く実用化できるように政府もこれから支援していきます。
 
 なんかおもしろそうなコトしてますね、小泉さん。
 タイヤが8つというのもなんかアレですけど、370キロも出す必要はないのですからタイヤ4つでいいんじゃないんでしょうか?
 いや、物理学的にそういうモノでもないのかもしれませんが、でもどちらにしても、将来楽しみな話ではありますよね。
 
 小さな子供たちが被害者となった痛ましい事件が各地で相次いで起こりました。子供たちの安全と家族の安心を守るため、警察だけでなく、行政や地域の力を合わせていかなければなりません。午後2時から10時までは子供たちにとって「魔の8時間」と言うそうです。働いているなどの理由で親がいなくて、子供が犯罪に巻き込まれたり、犯罪に染まる危険がある時間帯。民間のボランティアの力なども活かして、犯罪防止のためにできる限りのことをしていくことを決めました。安全で安心な国をつくるために、国民のみなさんにも地域の安全を守るための活動に積極的に参加いただきたいと思います。
 
 他人まかせじゃダメなんですよね。
 警察に任せればいい、学校に任せればいい、行政にまかせればいい、これだけでは限界があります。
 日本が昔とても治安が良かったのは、それは地域の共同体のネットワークが存在したからです。
 例えば簡単なコトなんです。
 朝と夕方、子ども達が行き帰る時間帯に通学路やそのあたりの道を掃除でもしながら、通る人々に「おはようございます」「こんにちは」と挨拶すればいいんです。
 これだけで相当の犯罪を未然に防ぐコトができると思います。
 また、それだけでなく、地域の活性化にも繋がりますし、また防災や、いざ地震などになった時でも迅速に対応が出来るようになるのではないでしょうか。
 まずは出来るコトからこつこつとやっていくことが大切でしょう。
 
 みなさん良い年をお迎え下さい。
 
 小泉さんも良いお年を!!
 
 
 
 [特別寄稿]
 ● 「皇室典範に関する有識者会議」を終えて・後編
  (皇室典範に関する有識者会議座長 吉川弘之)
 世襲による象徴天皇の制度は、古来の伝統を基礎としながら、戦後、昭和天皇や今上陛下をはじめ、皇族の方々が、国民とともに、というお考えに立たれ、ご公務や各種のご活動にたいへんなご努力を重ねてこられたことの賜物である。
 これを、将来の世代に安定的に引き継いでいくことがなによりも大切だという考え方に立ったとき、資格の拡大が必要であり、また、望ましいという結論に達したものである。
 
 今年最後のレビューでこの人のを扱わなければならないというのはちょっとアレなんですが、やっぱり予想通り内容もアレです。
 資格の拡大は分かっているんです、分かり切ったコトです。
 それをどのように拡大するかが問題であって、今までの伝統に照らし合わせどう整合性をつけるかが問題なのです。
 ここから考えられるコトは、今まで一例もなかった前代未聞の女系にするというのではなく、過去のひとつでも例のあった今は皇族ではないけど昔は皇族であった男系の家の方に皇族に復帰していただくというのが、歴史から鑑みてスジであるハズなのです。
 この人のこの部分の言葉を普通に解釈すればこうなるハズですのに、なぜいきなり女系に吹っ飛んでしまうのか、論に無理があり過ぎなのです。
 
 その内容については報告書に詳述したが、私にとって、それがある意味では明治以来の長い検討の末に到達したものだと理解はしつつも、古来の歴史の変更であるという意味で、言葉には言い表せないほどの自問自答を繰り返した末の提案だった。他の委員も同じ思いであったと思う。
 歴史にできるだけ忠実という条件と、未来を含めて国民の広範な支持を得るという条件とを、同時に満たすという困難な条件を突きつけられた我々現代人にとっては、避けることのできない自問自答であった。
 
 つまり、2600年よりも、明治からの100年程度の方が重いと選択したというコトです。
 いくら自問自答したと、悩んだと贖罪しようとしたとしても、結果として出した責任はどうやっても拭えるモノではありません。
 本当に未来の日本人のコトを考えてのコトなのか、これで数十年後の日本人に本当に理解されるというのか、まして過去2600年日本を支えてきた先人達に本当にこれで顔向けが出来るというのか、やえは理解に苦しみます。
 
 しかも、私たちは、特定の思想を前提にしない、その意味で中立的な立場で検討するという条件を自らに課していたので、ときに重苦しささえ感じることもあった。
 
 苦しんでいると言えば全てが許されるとでも思っているのでしょうか。
 
 有識者会議の提案の方向が固まるにつれ、各方面から、様々な思想や歴史観を背景とするご意見をいただいた。それらに個別にお答えすることはできなかったが、このような検討の態度をとったことはぜひご理解をいただきたいと思う。
 
 出来ないから批判をしているんじゃないですか。
 なんですかこの人は、自分の都合勝手なことばかり言って。
 
 各会議の終了後には、毎回、原則として時間制限なしに記者会見を行った。率直に言って、これは、私にとっては大変疲れるものであったが、会議の様子をお伝えする上で必要なものであり、また、結果として非常に有意義なものであった。
 私としては、この記者会見の場で、皇位継承に関連する個別の問題を一つ一つ検討しつつ、それら相互の関連を究明することを通してのみ、中立的な提案を行うことができるということを繰り返し述べてきたつもりである。
 
 なんかもう自己弁護ばかりになってきましたね。
 見苦しいコトこの上ありません。
 なぜこの人はここまで自己弁護をするのか、それは自分でやましいコトをしていると自覚しているからでしょう。
 明治からの意見しか、しかも自分たちの都合のいい意見だけを報告書に書いておきながら、それのどこが中立的な提案なのか、もうどうしようもありません。
 
 有識者会議の結論は、すべて報告書に書かれていて、ここに繰り返すことはしない。私たちとしては、その結論が、象徴天皇の制度を安定的に将来に引き継ぐうえで最善のものと考えている。
 もとより、今後、国会等でもさらに多様な角度から議論が尽くされることとなろうが、できるだけ早期に安定的な皇位継承制度が定められること、そのために私たちの検討が役立つことを心から期待する。
 
 歴史のない天皇制なら確かに安定しますけどね。
 まずは天皇家の歴史と、日本において天皇はどのような役割を果たしてきたのか、勉強してきてください。
 はじめからお話にならないのです。
 
 
 
 [編集後記]
 今年もあと10日足らず。各地で記録的な大雪が続き、思いがけず師走の除雪や雪下ろしに追われている読者もおられると思います。私の地元富山も12月としては20年ぶりの大雪です。
 
 なんかビックリするぐらい降ってるみたいですね。
 平和なのは東京ぐらいで、今日も朝から各地で停電とか。
 
 官邸では24日、来年度予算の政府案が決定されます。来年度の新規の国債発行額は30兆円を下回る水準に抑えるなど、財政健全化に向けて土台を固めることができました。小泉総理の強いリーダーシップの下、来年も諸般の改革の推進に全力をあげて参ります。
 メルマガも今号が今年最後の配信となり、新年は1月12日に配信します。内閣改造後、メルマガ編集長として手さぐりで走り続けてきました。どうすれば改革をもっと身近に感じていただけるか、悩みは尽きません。来年も皆さんの忌憚のないご意見・ご要望をお待ちしています。年末は久々に富山で過ごします。読者の皆さんもよいお正月をお迎えください。(じんえん)
 
 来年は12日からですね。
 めもめも。
 じんえん先生もまさかこんなお仕事をされるとは夢にも思っていなかったでしょうけど、やえは毎週楽しみにしていますのでどうぞ頑張ってください。
 年末はゆっくり地元で過ごされて・・・ゆっくりも出来ないとは思いますが(笑)、また来年楽しいメルマガをよろしくお願いします。
 
 みまさまどうぞお年を!!
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。
 

平成17年12月23日

 食わず嫌いはよくない

 ある読者に、じっくりな内容を二日に一回か、それともぐだぐだ日記がまじってもいいから毎日更新か、どっちがいいかと聞いたら、毎日更新の方がいいって言われたので、今日はオレ様参上。
 といっても、毎日更新できるかどうか、正直自信はないので過剰な期待は(・A・)イクナイ
 まぁたまにはオレのぐだぐだ更新を楽しんでくれたまい。
 
 ところで、オレは食わず嫌いというのが嫌いである。
 これは食べ物に限らず、なんにしても頭ごなしに否定するという姿勢は嫌いなのである。
 昔からこういう性格なんで、おかげさまで苦手な食べ物もないし、長年オレを苦しめてきたわさびも食べれるようになったし、インターネットがまだ無い時代から少女漫画フリークだったし、思想だって一応はなんでも受け入れられるようになっている。
 
 韓国にも何度か行ったが、最初は周りから「なんで!?」「ケンカ売りに行くの!?」「乗っ取る気なんでしょ?」とか散々言われたモノである。
 しかし、いくら韓国といえども、実際に行ってみれば違う見方も出てくるだろうし、もしそれでもダメなら、その時に駄目だと、行っても駄目だったと言えばいいだけの話だろうとオレは思っていた。
 情報だけで全てを知ることなど出来ないのだからな。
 そして実際に韓国に行って、なるほどたまに観光に行くならまぁ悪くはない国だなと、そう思ったのである。
 はした金で王様気分になれるのはとてもよろしい。
 だからといって全面的に賛成するというのではなくてな、それはそれでこれはこれだと、いろいろな面を見て総合的に考える事こそが思想だと思うし、いい体験ではある。
 批判すべきは批判し、よい部分は楽しめばいいだけの話であろう。
 
 これと似たようなものに、ディズニーランドがある。
 どうも保守系の論者にはこれを頭ごなしに否定する輩が多い気がする。
 おそらくアメリカニズムの象徴化のように思っているのだろうな、ディズニーを。
 
 気持ちはわからなくもない。
 オレもアメリカは好きな国ではないので、否定したい気持ちもある。
 しかし全てを否定しきれるものではないだろう。
 そもそもガチガチの国粋主義というか、純国産信奉者というのは単に視野が狭くなるだけだから、所詮は自己満足にしかならない
 前置きが長くなったが、ある女がどうしてもディズニーランドに連れて行けとうるさかったもんで、オレも抵抗したんだが、結局行くハメになったという話である。
 
 でだ。
 やはり食わず嫌いはよくない。
 小林よしりんも最新の『ゴー宣』で、「おまえたち、伊勢神宮に行ったら、日本人になって戻って来いよ! すでに日本人なら、ディズニーランドより、おかげ横町に行きたまえよ!」と、さしも勇ましいセリフをおしゃっておられるが、つまり「アメリカ文化なんてありがたがってへこへこと行くんじゃない、日本人なら日本のお祭りに行け」と言っている訳である。
 しかしこれは大きな食わず嫌いであろう。
 視野が狭すぎる。
 
 決して日本の消費者はアメリカ文化だからという理由だけでありがたがって毎年毎年毎日毎日行列を作っているのではない。
 そこまで日本の消費者は馬鹿ではないだろう。
 あそこはプロ意識が違っていた
 何をするにも妥協を許さず、とことんディズニーワールドというものを作り込んでいた。
 例えば、乗り物に乗ってゆっくりと場内を一周するようなアトラクションでも、まず人形やクリーチャーの数が違う。
 もうこれでもかというぐらい、その数で圧倒して無理矢理世界に引き込ませてやると言わんばかりにまで徹底的に作ってある。
 そしてその人形ひとつひとつも丁寧に細かい仕掛けをしているものが多い。
 またランドの中もそれが徹底されていて、最初足を踏み入れた時にはなんじゃここはと思っていたんだが、最後にはむしろここまでしないと世界に入れなかっただろうし、中途半端だとおそらく感想も中途半端になってダメダメだったろうなと思ったぐらいだ。
 もちろん店員も丁寧でよろしい。
 ここまで妥協を許さず、どのアトラクションに乗っても一所懸命世界を創り出そうとしている情熱には、正直感心するしかなかったのである。
 
 ここでふと思った。
 果たしてこれはアメリカニズムなのだろうかと。
 もちろんコンテンツはアメリカ文化のモノである。
 ディズニーだから当然だ。
 しかしアメリカ人がここまでサービスを徹底させられるだろうか。
 
 いや、日本のディズニーランドというのは、実は世界一らしいのである。
 というかテーマパークとしても東京ディズニーランドは世界一だというのだ。
 もちろんこれは本家アメリカのディズニーランドを凌いでいるという事になる。
 これはどういう事なのかと考えたとき、やはりこれは日本的な世界一のおもてなしの作法や、妥協を許さない仕事ぶりがあるからなのではないだろうかと思い至ったのだ。
 最近日本人そのものが忘れかけているそういう心をディズニーランドは持っていたのだ。
 だからこそ、今でもテーマパーク世界一を誇っているのではないだろうか。
 
 これはむしろ日本人は見習うべきだと思う。
 どうして日本の遊園地等がディズニーランドを越せないのかという話題になったとき、必ずコンテンツが云々とか、ウォルトディズニーの映画などが世界的だからとか、しかし日本の方がコンテンツ力はあるはずなのにとか、そういう話になるのだが、だが実際にはそんなところに理由はないのだろう。
 もちろんコンテンツは重要だが、しかしオレが実際にディズニーランドに行った感想からすれば、これはやはり的はずれな意見であろうと思う。
 東京ディズニーランドは、いかにお客様に楽しんで頂くか、ここの追求が他のテーマパークとは一線も二線も違っていたのだ
 だからこそお客は安心して何度も足を運ぶのだろう。
 並んでもいいから数あるテーマパークからディズニーランドを選ぶのだろう。
 アメリカ文化がどうだこうだというのは、問題の本質からは全く違う話であろう。
 
 結局、国粋信奉のような狭い視野しか持てなければ、このような本質も見えなくなってしまうのである。
 日本がいい日本だけがいい日本が絶対正義と言ってても、やっぱり自己満足にしかならない。
 外国にもいいところはあるし、むしろそこから学び、日本的に仕立て上げてさらに昇華するというのが日本のよいところなのである
 その一例が東京ディズニーランドだったわけで、これは日本人は知っておかなければならないのではないだろうか。
 東京ディズニーランドから学ぶところは多い。
 頭ごなしに否定していては、いつまでたっても東京ディズニーランドを超えるテーマパークは作れないことだろう。
 
 なるだけ食わず嫌いはせずに、まずは体験してみるというのは大切なことだとオレは思っている。
 

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