面白い記事があります。
ちょっと前の記事、まだ小泉さんが総理の時の記事です。
日中首相の握手写真、ASEMのHPに…中国の要望で
小泉首相が出席したヘルシンキでのアジア欧州会議(ASEM)首脳会議の公式ホームページに、首相と中国の温家宝首相が会場内で笑顔で握手した瞬間をとらえた写真が11日、掲載された。
両首相は、靖国神社参拝問題をめぐって関係が冷え切っているが、10、11両日の会議期間中は場内で非公式に何度か軽くあいさつした。各メディアは握手の瞬間を撮影していなかった。
ところが、11日は、中国政府の公式カメラマンが至近距離で両首相の握手の瞬間を撮影していたという。ASEM議長国のフィンランド政府によると、同日午後、中国政府から「日本の首相との握手の写真を撮ったので、ASEMホームページに掲載してほしい」と写真提供があり、掲載を決めた。
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いつも言ってますが、この記事からも明確のように、日中首脳会議が出来なくて困っているのは中国の方なんですね。
中国こそが、首脳会議やりたーい、やりたーいと熱望しているのです。
一方日本は、べーつにーとあしらっているだけなんですね。
しかし中国もやり方が姑息ですよね。
そりゃ横にいて握手を求められれば日本人なら受けますよ。
しかも小泉さん的には、別にこっちから首脳会議を拒否しているワケではないし、個人的に胡錦涛さんが嫌いというワケでもないんですから、手を差し出されたら握手します。
そしてそれを狙って始めから公式カメラマンをスタンバイさせておいたのですから、ここまで露骨なやらせもないでしょう。
さらに、それをちゃっかりASEMのサイトに載せてもらうと。
はじめから中国は握手する気マンマンだったワケで、姑息にもほどがありますね。
今後の日本の手は2つです。
ここでこっちが折れてあげて恩を売る形でなんらかの妥協をするのか。
それとも原理原則を貫いて相手が折れるのを待つか。
しかし今までの経験上中国に恩を売ったとしても、それを中国が本当に報いるかどうかは、かなり疑問ではあります。
また妥協するというコトになっても、では具体的には何をするのかと言えば、どうしても靖国神社参拝を自粛あたりになるのでしょうけど、しかしこれは国内問題であるのは言うまでもないので、政治のバーターとしていいのかという問題もあります。
それらを考えれば、妥協するというのはあまりワリの合う話ではないとは思います。
そのような意味合いから、安倍総理は「参拝するかどうかを公言するつもりはない」と、これを政治問題の俎上に上げないようしておられるのでしょう。
マスコミや野党こそが、これを政治・外交カードにしようしようと企んでいるだけで。
さらに言えば、日本は別に中国と首脳会議しなくても、実質的にはなんら問題がないワケですしね。
マスコミが騒いでいるのは所詮「日中首脳会議が出来ないのは異常」と言っているだけで、なにがどう「異常」なのか、具体的な不具合が指摘されるコトはないですからね。
まずは日本の国民の方が、こういう状況的事実を把握するコトが大切でしょう。
マスコミが言うほど日本は困ってない上に、困っているのは中国であるという事実をちゃんと把握してこそ、正しい外交の手法も見えてくると思います。
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